JP2890026B2 - 押し出し成形機 - Google Patents

押し出し成形機

Info

Publication number
JP2890026B2
JP2890026B2 JP8001762A JP176296A JP2890026B2 JP 2890026 B2 JP2890026 B2 JP 2890026B2 JP 8001762 A JP8001762 A JP 8001762A JP 176296 A JP176296 A JP 176296A JP 2890026 B2 JP2890026 B2 JP 2890026B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
tip
molding machine
extrusion molding
screw blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8001762A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09187857A (ja
Inventor
伸一 鬼頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HONDA TETSUKO KK
Original Assignee
HONDA TETSUKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=11510605&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2890026(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by HONDA TETSUKO KK filed Critical HONDA TETSUKO KK
Priority to JP8001762A priority Critical patent/JP2890026B2/ja
Publication of JPH09187857A publication Critical patent/JPH09187857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2890026B2 publication Critical patent/JP2890026B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先細りのバレル内
に押し出しスクリュー羽根を備え、スクリュー羽根の回
転によって、可塑性のある原料をバレルの先端から連続
して押し出す押し出し成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の押し出し成形機は、図7の(a)
に例示するように、先端部が裁頭砲弾状に形成された回
転軸3に取り付けられているスクリュー羽根2が、前記
回転軸3の先端から軸方向に直交した平面でカットされ
た形状になっており、そのスクリュー羽根2を、先細り
先端に押し出し口4を有したバレル1に内蔵し、スクリ
ュー羽根2の回転によってバレル1内を送り出された原
料を押し出し口4から連続して押し出す構想になってい
た。そして前記押し出し口4には、成形品の断面に相当
したダイが取り付けられていて、ダイを通過して押し出
された成形品は所定長さに切断され、製品とされる。尚
前記成形品は、ダイから押し出された断面形状のまま定
寸に切断して製品化される場合と、例えばダイに押し出
し方向と直交して張設されたピアノ線等によって、軸と
直交する方向に対して複数に分割して押し出す、即ち、
複数分を同時に押し出す場合とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スクリュー羽根にて前
方へ押し出された原料は、回転軸の先端際で回転軸の周
面に沿って中心側に集まるよう誘導され、先細りのバレ
ル先端部内に押し込まれるが、回転軸の先端部が軸に対
して直交した面であるため、図7の(b)に示すよう
に、回転軸3のすぐ前に押し込み圧が殆ど作用しない無
加圧部分Pが生じてしまい、原料5はその無加圧部分P
を過ぎた回転力の及ばない位置で押し付け圧のみによっ
て中心の空洞部分が埋められるため、中心部分の密度が
不足気味となり、押し出された製品の中央に緻密性に欠
ける部分が生じやすい。よって、押し出された成形品が
押し出し口で複数に分割されている場合は、中心部分を
含む製品と中心部分を含まない製品とを比べると、中心
部分を含む製品の品質が劣ることになり、よってその中
心部分を含む製品を排除しなくてはならないこともある
し、分割されない場合では、中心に緻密でない部分を有
した不良品の発生を招いてしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転軸から離
脱した原料を効率良く中心まで埋め尽くさせて中心に成
形不良部分を生じさせない押し出し成形機であって、そ
の構成は、回転軸の先端部分を先細り形状とし、スクリ
ュー羽根の先端を回転軸から前方へ突出させてその突出
部分を、前記回転軸の先端を頂点とした擦り鉢の内面形
状に沿って凹状にカットしたこと、及び、スクリュー羽
根を含む回転軸の先端面中央部に窪みを設けたことにあ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る押し出し成形機を、
図面に基づいて説明する。図1は、第1実施例の押し出
し成形機における先端部分の断面を示したもので、バレ
ル1内には、スクリュー羽根2が周設された回転軸3が
前記バレル1と同軸に配置され、前記バレル1は先細り
先端に押し出し口4が開口しており、後方の上面には投
入口(図示せず)が設けられている。又前記回転軸3
は、バレル1の後端部位で回転自在に片持ち支持され、
図示しないモータにより回転駆動される。
【0006】前記回転軸3の先端部分は先細り形状の砲
弾型になっており、一方スクリュー羽根2の先端は回転
軸3から前方へ僅かに突出して設けられ、その突出部分
が、前記回転軸3の尖端を頂点として付き合わせ状に配
置された扁平な円錐の周面形状に沿って凹状にカットさ
れている。尚、このカット面は湾曲していても差し支え
なく、本発明では擦り鉢状と表現し、又、前記回転軸の
先端は、先細りであれば砲弾型に限らず円錐形であって
も良い。
【0007】このように形成された押し出し成形機によ
れば、図2に示す如く、バレル1内をスクリュー羽根2
によって送り出された原料5が回転軸3を包み込んだ状
態で回転しながら押し出され、回転軸3の尖端を離れる
と同時に中心まで加圧される。従って押し出しされた成
形品は、回転軸の尖端を離れる際に回転しながら加圧さ
れることによって中心部まで均一な緻密構造に成形され
るのである。
【0008】前記実施例は、回転軸の先端を尖らせ、回
転力を伴った押し出し圧によって原料を中央に集中せし
め、中心部まで均一した緻密構造とするものであるが、
攪拌作用によっても可能である。次にその一例を第2実
施例として説明する。図3において、スクリュー羽根2
は、砲弾状に先が尖った回転軸3を想定し、その回転軸
3の尖端相当位置において軸と直交した面でカットさ
れ、更にそのスクリュー羽根2を含む回転軸3の先端面
中央部が、回転軸の略半分の径の円柱状に切り欠かれた
ものとなっている。即ち、回転軸3を回転させた場合、
軸と直交したスクリュー羽根2の回転軌跡面の中央に、
円柱状の窪み6が形成されるものとなっている。
【0009】このように形成された押し出し成形機によ
れば、図4に示すように、回転軸のすぐ前に押し込み圧
が殆ど作用しない無加圧部分が生ずるが、その部分は窪
み6内に相当し、スクリュー羽根2によって送り出され
た原料は窪み6の周囲にあるスクリュー羽根2によって
攪拌されながら加圧力を受ける。従って第2実施例の押
し出し成形機にあっても、第1実施例のものと同様に原
料を効率良く押し出して中心まで均一した緻密構造の成
形品を排出する。又、スクリュー羽根と回転軸とは、原
料がバレル内から送り出される際、摩擦の影響を受けて
摩耗し、僅かではあるがその摩耗によって生じた微粉が
原料内に混入するが、前記攪拌作用によって微粉が攪拌
によって分散されるから、微粉が中央部分に集中せず、
部分的に微粉の混入量が多いといったような微粉の混入
による中央部分の品質低下を抑えることにもなる。
【0010】更に前記第1及び第2の実施例を組み合わ
せると効果は倍加し、次にその一例を第3実施例として
説明する。図5に示すスクリュー羽根は2、砲弾状に先
が尖った回転軸3を想定しその回転軸の尖端より前方に
突出させ、その突出部分が、前記第1実施例と同様に、
回転軸3の尖端を頂点とした扁平な円錐の周面形状に沿
ってカットされた形状になっていて、そのスクリュー羽
根3を含む回転軸3の先端面中央部が、回転軸3の略半
分の径の円柱状に切り欠かれている。
【0011】このように形成された押し出し成形機も、
回転軸の先端前方に押し込み圧が殆ど作用しない無加圧
部分が生ずるが、その部分は少なく窪み6内のほんの一
部に相当するだけであるし、原料は回転軸3の前方で回
転されながら押し出し圧を受けると同時に、スクリュー
羽根2によって窪み6内で攪拌されるから、それらの相
乗作用によって中心まで効率良く加圧され、微粉の混入
による影響もなくなる。
【0012】前記実施例はいずれも円筒形のバレル内に
一本の回転軸を備えた押し出し成形専用タイプである
が、断面が繭型のバレル内に二本の回転軸を備えた構造
や、混練機と一体になったタイプにも適用できる。尚、
カット部分や窪みの大きさ、形状等は実施例に限定され
ず、バレルの先端部や回転軸の先端部の形状に応じて適
宜変更される。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、押し出し口より押し出
された成形品が中心部分まで均一な緻密構造となって不
良品の発生がなくなり、中心部分を含む製品だけを除外
することもなく高品質の製品を歩留り良く提供できる。
又先端に窪みを設けることで送り出された原料に攪拌作
用が加わるから、摩耗で生じた微粉が中央に集中せず、
中央部分の品質を極端に損なわしめることもなくなる。
而も従来のスクリュー羽根が周設された回転軸のみを改
造、或いは新規のものと交換するだけで簡単に対応でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る押し出し成形機の先
端部分を示す説明図である。
【図2】第1実施例における原料の送り出し過程での動
き示す説明図である。
【図3】第2実施例に係る押し出し成形機の先端部分を
示す説明図である。
【図4】第2実施例における原料の送り出し過程での動
き示す説明図である。
【図5】第3実施例に係る押し出し成形機の先端部分を
示す説明図である。
【図6】第3実施例における原料の送り出し過程での動
きを示す説明図である。
【図7】(a),(b)は従来例の説明図である。 1・・バレル、2・・スクリュー羽根、3・・回転軸、
4・・押し出し口、5・・原料、6・・窪み、P・・無
加圧部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 47/00 - 47/96 B29B 7/00 - 17/02 B29C 31/00 - 31/10 B28B 3/20 - 3/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バレル内に挿通された回転軸の先端部分
    を先細り形状とし、その回転軸に周設されたスクリュー
    羽根の先端を回転軸から前方へ突出せしめ、その突出部
    分を前記回転軸の先端を頂点とした擦り鉢の内面形状に
    沿って凹状にカットした押し出し成形機。
  2. 【請求項2】 回転軸の先端面中央部に窪みを設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の押し出し成形機。
JP8001762A 1996-01-09 1996-01-09 押し出し成形機 Expired - Fee Related JP2890026B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8001762A JP2890026B2 (ja) 1996-01-09 1996-01-09 押し出し成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8001762A JP2890026B2 (ja) 1996-01-09 1996-01-09 押し出し成形機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09187857A JPH09187857A (ja) 1997-07-22
JP2890026B2 true JP2890026B2 (ja) 1999-05-10

Family

ID=11510605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8001762A Expired - Fee Related JP2890026B2 (ja) 1996-01-09 1996-01-09 押し出し成形機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2890026B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104297103B (zh) * 2014-10-20 2017-01-18 上海利物宝建筑科技有限公司 3d打印建筑砂浆工作性测试装置及应用

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6248511A (ja) * 1985-08-28 1987-03-03 岩尾磁器工業株式会社 スクリユ−押出成形機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09187857A (ja) 1997-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4025058A (en) Continuous extruder for thermosetting resins
JP2726176B2 (ja) 押出機
JPH0244703B2 (ja)
JP4398457B2 (ja) リサイクル用の合成樹脂材料を処理する装置
JPS60202723A (ja) 連続式混合およびせん断ロ−ルミル
JP2890026B2 (ja) 押し出し成形機
JPH069821B2 (ja) ペレットの製造装置
US4867667A (en) Apparatus for producing screw feeders for a plastic injection-molding machine
JPH1052818A (ja) ポリマー連続混合方法及び装置
US3998439A (en) Apparatus for mixing materials in molding machines
EP1033217A2 (en) Rotor for a mixer and mixer having the same
US5383809A (en) Desinewing machine for producing coarse-textured meat
SE8704949L (sv) Anordning foer blandning, knaadning och extrudering av produkter framstaellda ur vaetska och pulver
JPH032512B2 (ja)
US3966177A (en) Feed device for plastics processing machines
JP7058542B2 (ja) 押出機及び混練押出方法
JP2002355879A (ja) コニカル形二軸押出機用スクリュおよびそれを用いた押出成形方法
JPH10100131A (ja) 土練機のスクリュー構造
JPH07329144A (ja) ゴム用フィーダー装置
JP2572911B2 (ja) ゴム混練機
JPS6228668B2 (ja)
JPH048789Y2 (ja)
JPS6124409A (ja) 窯業用素地における異種原料のコ−テイング方法および装置
JPS582424Y2 (ja) スクリユ−押出造粒機
JPH09314553A (ja) 熱硬化性樹脂成形材料の混練押出装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090226

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100226

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100226

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110226

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees