JPH10119116A - 材料替え性の良いブレーカープレート - Google Patents
材料替え性の良いブレーカープレートInfo
- Publication number
- JPH10119116A JPH10119116A JP8283760A JP28376096A JPH10119116A JP H10119116 A JPH10119116 A JP H10119116A JP 8283760 A JP8283760 A JP 8283760A JP 28376096 A JP28376096 A JP 28376096A JP H10119116 A JPH10119116 A JP H10119116A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- breaker plate
- outlet side
- holes
- outer peripheral
- projection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】材料替え時のコンパウンドロスを低減すること
ができ、且つまた材料通過出口側ネック部での材料の停
滞を防止することのできる、材料替え性の良いブレーカ
ープレートを提供すること。 【解決手段】材料を通過させる穴を入口から出口へかけ
て外周側へ放射状に傾斜させ、出口側の中心部に突起を
有せしめてなるものである。このブレーカプレートによ
ると、材料の流れが穴の入口；内側から出口；外側へ向
かうようになって、材料の流速が穴の出口側外周部で速
くなり、また、出口側中心部の突起により、材料が外周
側へ流れるようになり、材料の停滞がなくなる。材料通
過のための穴は、ストレートにして角度を付けてなると
良いが、それ以外に形状の変化を付けても良い。
ができ、且つまた材料通過出口側ネック部での材料の停
滞を防止することのできる、材料替え性の良いブレーカ
ープレートを提供すること。 【解決手段】材料を通過させる穴を入口から出口へかけ
て外周側へ放射状に傾斜させ、出口側の中心部に突起を
有せしめてなるものである。このブレーカプレートによ
ると、材料の流れが穴の入口；内側から出口；外側へ向
かうようになって、材料の流速が穴の出口側外周部で速
くなり、また、出口側中心部の突起により、材料が外周
側へ流れるようになり、材料の停滞がなくなる。材料通
過のための穴は、ストレートにして角度を付けてなると
良いが、それ以外に形状の変化を付けても良い。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、材料；樹脂の押出
技術に関し、とりわけ、押出装置においてスクリーンを
取り付け使用されるブレーカープレートに関する。
技術に関し、とりわけ、押出装置においてスクリーンを
取り付け使用されるブレーカープレートに関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は一般的な押出装置を示すもので、
材料の流れから見ると、ホッパー３、シリンダー４、ス
クリュー８、ブレーカープレート５、ネック６、ヘッド
７より構成されており、ホッパー３に供給された材料；
樹脂は、スクリュー８で練られた後にブレーカープレー
ト５を通過してヘッド内に送り込まれ電線上に押出被覆
される。
材料の流れから見ると、ホッパー３、シリンダー４、ス
クリュー８、ブレーカープレート５、ネック６、ヘッド
７より構成されており、ホッパー３に供給された材料；
樹脂は、スクリュー８で練られた後にブレーカープレー
ト５を通過してヘッド内に送り込まれ電線上に押出被覆
される。
【０００３】さて、ブレーカープレート５は、スクリー
ンを取り付けることにより、材料のイブ等を取り除く役
割をしているが、ブレーカープレート自体の形状は、図
３に示すように、円形の平面板に材料を通すための多数
の穴１を穿っており、これら穴１は平面板の平面に対し
て垂直となるようにしていた。
ンを取り付けることにより、材料のイブ等を取り除く役
割をしているが、ブレーカープレート自体の形状は、図
３に示すように、円形の平面板に材料を通すための多数
の穴１を穿っており、これら穴１は平面板の平面に対し
て垂直となるようにしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
るブレーカープレート（図３）では、ブレーカープレー
トを出口側のネック部（図２の６）の外周部で材料の停
滞を起こし易く、材料替え時のコンパウンドロスや不良
線の増大及び炭化による品質上のトラブルを発生する傾
向があった。
るブレーカープレート（図３）では、ブレーカープレー
トを出口側のネック部（図２の６）の外周部で材料の停
滞を起こし易く、材料替え時のコンパウンドロスや不良
線の増大及び炭化による品質上のトラブルを発生する傾
向があった。
【０００５】そこで、本発明の解決すべき課題（目的）
は、材料替え時のコンパウンドロスを低減することがで
き、且つまた材料通過出口側ネック部での材料の停滞を
防止することのできる、材料替え性の良いブレーカープ
レートを提供することにある。
は、材料替え時のコンパウンドロスを低減することがで
き、且つまた材料通過出口側ネック部での材料の停滞を
防止することのできる、材料替え性の良いブレーカープ
レートを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明により提供するブ
レーカープレートは、材料を通過させる穴を入口から出
口へかけて外周側へ放射状に傾斜させ、出口側の中心部
に突起を有せしめてなるものである。
レーカープレートは、材料を通過させる穴を入口から出
口へかけて外周側へ放射状に傾斜させ、出口側の中心部
に突起を有せしめてなるものである。
【０００７】材料通過のための穴は、ストレートにして
角度を付けてなると良いが、それ以外に形状の変化を付
けても良い。
角度を付けてなると良いが、それ以外に形状の変化を付
けても良い。
【０００８】上記のブレーカープレートによると、材料
の流れが穴の入口；内側から出口；外側へ向かうように
なって、材料の流速が穴の出口側外周部で速くなり、ま
た、出口側中心部の突起により、材料が外周側へ流れる
ようになり、材料の停滞がなくなる。
の流れが穴の入口；内側から出口；外側へ向かうように
なって、材料の流速が穴の出口側外周部で速くなり、ま
た、出口側中心部の突起により、材料が外周側へ流れる
ようになり、材料の停滞がなくなる。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は、本発明に係るブレーカー
プレートの実施例にして、ブレーカープレートの本体を
なす平面板５′に穿つ材料通過のための穴を１′を、入
口から出口（図面上右から左）へかけて外周側へ放射状
に傾斜させ、出口側の中心部に突起２を有せしめてなる
ものである。
プレートの実施例にして、ブレーカープレートの本体を
なす平面板５′に穿つ材料通過のための穴を１′を、入
口から出口（図面上右から左）へかけて外周側へ放射状
に傾斜させ、出口側の中心部に突起２を有せしめてなる
ものである。
【００１０】上記の実施例によるブレーカープレートを
図３の押出装置のブレーカープレート５に置き換えて、
材料；ＰＶＣの材料替えをテストした結果、従来（図
３）のブレーカープレートによる場合の約半分の材料で
替えることが可能であった。
図３の押出装置のブレーカープレート５に置き換えて、
材料；ＰＶＣの材料替えをテストした結果、従来（図
３）のブレーカープレートによる場合の約半分の材料で
替えることが可能であった。
【００１１】尚、穴１′は、図１のようにストレートに
して角度を持たせたが、これ以外に、穴の大きさを変化
させても良く、また、穴の角度も変化させても良い。突
起の形状はテーパやＲを付けると良い。
して角度を持たせたが、これ以外に、穴の大きさを変化
させても良く、また、穴の角度も変化させても良い。突
起の形状はテーパやＲを付けると良い。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、材
料替え時のコンパウンドロスを低減することができ、且
つまた材料通過出口側ネック部での材料の停滞を防止す
ることのできる、材料替え性の良いブレーカープレート
を提供するという所期の課題（目的）を達成することが
できる。また、材料替えが早くできるため、材料が混じ
り合っている部分が少なくなり、ロスが少なくなる。ま
た、段取り時間の短縮も図れる。さらには、材料に停滞
が少なくなるので、炭化によるトラブル防止にも役立
つ。
料替え時のコンパウンドロスを低減することができ、且
つまた材料通過出口側ネック部での材料の停滞を防止す
ることのできる、材料替え性の良いブレーカープレート
を提供するという所期の課題（目的）を達成することが
できる。また、材料替えが早くできるため、材料が混じ
り合っている部分が少なくなり、ロスが少なくなる。ま
た、段取り時間の短縮も図れる。さらには、材料に停滞
が少なくなるので、炭化によるトラブル防止にも役立
つ。
【図１】本発明に係るブレーカープレートの実施例を示
す正面及び横断面図。
す正面及び横断面図。
【図２】一般的な押出装置の例を示す断面図。
【図３】従来のブレーカープレートの例を示す正面及び
横断面図。
横断面図。
１′材料通過のための穴 ２ 突起 ５′ ブレーカープレートの本体をなす平面板
Claims (2)
- 【請求項１】材料を通過させる穴を入口から出口へかけ
て外周側へ放射状に傾斜させ、出口側の中心部に突起を
有せしめてなる、材料替え性の良いブレーカープレー
ト。 - 【請求項２】材料通過のための穴は、ストレートにして
角度を付けてなる、請求項１記載のブレーカープレー
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8283760A JPH10119116A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 材料替え性の良いブレーカープレート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8283760A JPH10119116A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 材料替え性の良いブレーカープレート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10119116A true JPH10119116A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17669769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8283760A Pending JPH10119116A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 材料替え性の良いブレーカープレート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10119116A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007007831A1 (ja) * | 2005-07-14 | 2007-01-18 | Mitsui Chemicals, Inc. | ブレーカープレートおよびこれを用いた熱可塑性樹脂組成物の造粒方法 |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP8283760A patent/JPH10119116A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007007831A1 (ja) * | 2005-07-14 | 2007-01-18 | Mitsui Chemicals, Inc. | ブレーカープレートおよびこれを用いた熱可塑性樹脂組成物の造粒方法 |
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