JPH0580664B2 - - Google Patents

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JPH0580664B2
JPH0580664B2 JP60002781A JP278185A JPH0580664B2 JP H0580664 B2 JPH0580664 B2 JP H0580664B2 JP 60002781 A JP60002781 A JP 60002781A JP 278185 A JP278185 A JP 278185A JP H0580664 B2 JPH0580664 B2 JP H0580664B2
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JP
Japan
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group
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carbon atoms
copolymer
image
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Nobuo Suzuki
Katsushi Kitatani
Masataka Murata
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0580664B2 publication Critical patent/JPH0580664B2/ja
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/12Developers with toner particles in liquid developer mixtures
    • G03G9/135Developers with toner particles in liquid developer mixtures characterised by stabiliser or charge-controlling agents
    • G03G9/1355Ionic, organic compounds
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/12Developers with toner particles in liquid developer mixtures
    • G03G9/13Developers with toner particles in liquid developer mixtures characterised by polymer components
    • G03G9/131Developers with toner particles in liquid developer mixtures characterised by polymer components obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 本発明は静電荷像を現像するために使用される
液体現像剤の荷電調節剤および添加剤に関するも
のである。 「従来の技術」 従来この目的に用いられる液体現像剤は高い電
気抵抗(109〜1015Ω・cm)を持つたキヤリヤー液
中に、カーボンブラツク、ニグロシン等で代表さ
れる着色剤とそれに吸着あるいは被覆してトナー
粒子の荷電の調節や分散の促進、さらに現像後の
画像の定着性の向上に寄与するトナー粒子形成用
樹脂、キヤリヤー液に溶解もしくは膨潤しトナー
粒子の分散安定性を増加させる物質とトナー粒子
の持つ荷電を強化安定化させる物質を分散させて
調製されている。 トナー粒子の持つ荷電は現像処理後の画像に大
きな影響を与えるため、それを安定に調節するこ
とに多大な努力が払われてきているが、現時点で
は大きく分けて2つの方法が知られている。第一
の方法はトナー粒子の表面を、イオン化あるいは
イオンの吸着を行い得る物質で被覆する方法であ
り、この目的に用いられる物質としてはアマニ
油、大豆油等の油脂、アルキド樹脂、ハロゲン化
重合体、特公昭51−5944に示される芳香族ポリカ
ルボン酸、特公昭56−12869に示される酸性基含
有水溶性染料、特開昭50−120629に示される芳香
族ポリアミンの酸化縮合物等が知られている。こ
の方法ではトナー粒子自体が極性基を持つことか
ら、キヤリヤー液に含まれるイオン成分を少くす
ることができ、現像特性の優れた現像剤をつくる
ことができるが、荷電量の微調整がやや難しいこ
とや、用いる物質によつては荷電量の経時劣化が
著しいこと等に問題があつた。また一般にこのよ
うな極性基を多く含む粒子は凝集力が大きいため
分散が難しく、特開昭54−31739に示されるよう
に特別な工夫が必要であつた。 第二の方法はキヤリヤー液に溶解しトナー粒子
とトオンの授受を行い得るような物質を共存させ
ることであり、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸
ニツケル、2−エチルヘキサン酸コバルト等の金
属石けん類、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシ
ウム、石油系スルホン酸金属塩、スルホコハク酸
エステルの金属塩等のスルホン酸金属塩類、レシ
チン、ポリビニルピロリドン樹脂、ポリアミド樹
脂、特公昭56−24944に記載されているスルホン
酸含有樹脂、特開昭57−139753に記載されている
ヒドロキシ安息香酸誘導体等が知られている。 第二の方法は荷電調節物質の添加方法が容易で
あり、荷電量を微調整することが可能なため汎用
されているが、一般にイオン化しやすいものを添
加するため現像剤の電気抵抗を下げてしまう傾向
があつた。その結果最適添加量は著しく制限を受
け、それを越えた場合、画像の流れやコピー濃度
の低下等の悪影響が発生した。また多数枚のコピ
ーを連続してとつた場合荷電調節剤の蓄積による
いわゆる現像剤の被労が起こり、画像濃度や解像
力が低下する欠点があつた。また、時として文字
や線画の周辺に像に生じ二重像となることがあつ
た。 また現像剤を調液してしばらく経時すると荷電
の大きさが変化して画像濃度が変化したり、トナ
ーの沈降が増えたりしたものがあつた。さらには
物質によつては保存中に酸化等によつて変質し、
荷電調節機能を失つてしまうものすらあつた。 「発明が解決しようとする問題点」 本発明の第一目的は画像流れおよび線画や文字
画の周辺に発生する二重像の少ない液体現像剤を
提供することにある。 本発明の第二の目的は経時安定性の良好な液体
現像剤を提供することにある。 本発明の第三の目的は許容添加範囲の広い荷電
調節物質を提供することにある。 さらに本発明の第四の目的はトナーの分散安定
性、定着性を損うことのない荷電調節物質を提供
することにある。 「問題点を解決するための手段」 本発明者らは第二の方法に着目し、キヤリヤー
液中では好ましくない解離をせず、また経時変化
の少ないイオン物質の開発を行ない、上記問題点
を改良した添加剤の組み合せを見い出した。 即ち本発明者らは鋭意研究の結果、下記の一般
式〔〕あるいは〔〕で示される化合物の金属
塩と〔〕で示される共重合体樹脂を組み合せて
用いることにより上記欠点をなくした静電荷像用
液体現像剤が得られることを見い出したものであ
る。
【化】
【化】
【化】 式中、R1、R2は水素原子、炭素数1〜22まで
のアルキル基、置換アルキル基(置換基として
は、ジアルキルアミノ基、アルキルオキシ基、ア
ルキルチオ基)、炭素数6〜24までのアリール基、
置換アリール基(置換基としてはジアルキルアミ
ノ基、アルキルオキシ基、アルキルチオ基、クロ
ル基、ブロム基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキ
シル基)、アラルキル基、炭素数1〜22までのア
シル基、アルキルスルホニル基又は炭素数6〜24
までのアリールスルホニル基を示す。R1、R2
それぞれ同じであつても異つていてもよく、R1
−R2で環を形成していてもよいが同時に水素原
子になることはない。 Aは炭素数1〜10までのアルキレン基又は置換
アルキレン基を示す。 R3、R4は水素原子又はメチル基をR5は炭素数
4〜22までのアルキル基又は置換アルキル基(置
換基として炭素数1〜10までのアルキル基)を示
す。 xとyの比はモル比で0.01:0.99〜0.8:0.2で
ある。 〔〕の共重合体樹脂は単独では何ら荷電を付
与することはないが、化合物〔〕又は〔〕の
化合物の金属塩と組み合せて用いるとトナー粒子
の荷電を、不都合なイオン成分を増加させること
なく大きくすることが出来た。その作用機構は不
明であるが、何らかの作用によりトナー粒子へ
〔〕又は〔〕の陰イオンの吸着を促進しさら
に吸着安定化させているものと考えられる。つま
り〔〕の共重合体は〔〕又は〔〕による荷
電を有効にトナー粒子に付与する荷電補強剤であ
る。荷電が大きくかつ安定化することにより画像
流れや二重像が少なくなり、経時安定性が良化す
るものと考えられる。 本発明に用いられる一般式〔〕あるいは
〔〕の化合物において一般式で示されるR1とR2
の炭素数の合計が8〜36の範囲内であることが好
ましく、またR1とR2のどちらかがアシル基であ
ることが好ましい。また金属塩としてはカルシウ
ム、バリウム、マンガン、銅、リチウム、チタ
ン、亜鉛、鉛、ジルコニウム、コバルト、ニツケ
ル、アルミニウム、セリウム、ランタン、クロ
ム、ストロンチウム、バナジウム、スズ、マグネ
シウム、鉄、カドミウムから選ばれる金属の金属
塩が好ましい。特に好ましいものはニツケル、チ
タン、ジルコニウム、コバルトより選ばれる金属
の金属塩である。またチタン塩としては一般式
〔〕または〔〕の化合物と有機チタン化合物
とを反応させて得られる反応混合物を使用するの
が好ましい。有機チタン化合物としては下記一般
式〔〕の化合物があげられる。 R6 oTiX(4-o) 〔〕 式中、R6はアルキル基、アラールキル基、ま
たはアリール基を示し、Xはハロゲン原子または
アルコキシ基であり、nは0〜3の整数を示す。
nが0の場合には、Xは少くとも1個はアルコキ
シ基であるものとする。 この具体例としてはチタンテトライソプロポキ
シド、チタンテトラブトキシド、チタンテトラス
テアリロキシド、ジイソプロポキシジクロリド、
トリイソプロポキシチタンモノクロリド、ジエチ
ルチタンジイソプロポキシド、ジエチルチタンジ
クロリド、ジオレイン酸チタンジイソプロポキシ
ド等を挙げることができる。 取り扱い易さの点でこれらの化合物のうちアル
コキシドが好ましいものであり、最も好ましいの
はチタンテトライソプロポキシドである。 これらの金属塩は特願昭58−128227号、特願昭
59−172955号に記載されている方法で合成するこ
とができる。 一般式〔〕又は〔〕の化合物の金属塩の具
体例を挙げるが、本発明はこれによつて限定され
るものではない。
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】 また、一般式〔〕で示される共重合体樹脂と
しては種々のものが用いられるが特に好ましいも
のにはアクリル酸あるいはメタクリル酸とラウリ
ルメタクリレートの共重合体で、共重合モル比が
0.05:0.95〜0.4:0.6のものが挙げられる。 また共重合体の分子量は数平均で1000から10万
のものが望ましい。 例としては以下のものが挙げられるが、本発明
はこれによつて限定されるものではない。
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】 本発明に用いる着色剤としては、従来、液体現
像剤用として使用されていた公知の顔料または染
料或いはこの両者を用いることができる。例え
ば、ハンザイエロ(C.I.11680)、ベンジジンイエ
ローG(C.I.21090)、ベンジジンオレンジ(C.
I.21110)、フアーストレツド(C.I.37085)、ブリ
リアントカーミン(C.I.16015−LaKe)、フタロ
シアニンブルー(C.I.74160)、フタロシアニング
リーン(C.I.74260)、ビクトリアブルー(C.
I.42595−Lake)、スピリツトブラツク(C.
I.50415)、オイルブルー(C.I.74350)、アルカリ
ブルー(C.I.42770A)、フアーストスカーレツト
(C.I.12315)、ローダミン6B(C.I.45160)、フアー
ストスカイブルー(C.I.74200−Lake)、ニグロシ
ン(C.I.50415)、カーボンブラツク等がある。表
面処理した顔料、例えばニグロシンで染色したカ
ーボンブラツク、ポリマーをグラフト重合させた
グラフトカーボン等も使用できる。その他として
特公昭57−195157に記載されている2,3−ナフ
タレンジオールのビスアリールアゾ誘導体、特公
昭47−4440に記載されているフオルマザン染色顔
料、特公昭51−1431、特公昭56−4912、特公昭56
−4911等に開示されているレーキ顔料等も有用で
ある。 本発明に用いるキヤリヤー液としては公知の多
種類のものが使用可能であるが、現像操作中静電
荷像を損わないようにする必要性から電気抵抗
109Ω・cm以上、誘電率3以下の非水溶媒を選ぶ
のが望ましい。例えば脂肪族炭化水素、脂環式炭
化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、
ポリシロキサン類等を用いることができるが一般
的には揮発性・安全性・毒性・臭気等の点からイ
ソパラフイン系石油溶剤が好適である。イソパラ
フイン系石油溶剤としてはエツソ社製アイソパー
G、アイソパーH、アイソパーL、アイソパー
K、シエル石油会社製シエルゾール71等を挙げる
ことができる。 本発明の現像剤にはトナー粒子形成用樹脂とし
てキヤリヤー液に不溶あるいは膨潤する樹脂を含
ませることができる。これらの樹脂は着色剤に附
着もしくはその周囲に塗膜を形成して着色剤の分
散を促進するような効果や、現像処理後に着色剤
のバインダーとして作用することにより現像剤の
定着性を向上させるような効果を持つものであ
る。該樹脂としては、公知の多種類のものが使用
可能であるが、例えば、ブタジエンゴム、スチレ
ン−ブタジエンゴム、環化ゴム、天然ゴム等のゴ
ム類、スチレン系樹脂、ビニルトルエン系樹脂、
アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、ポリカーボネート類、ポリ酢酸ビニル
類等の合成樹脂類、ロジン系樹脂、水素添加ロジ
ン系樹脂、アマニ油変性アルキド等変性アルキド
を含むアルキド樹脂類、ポリテルペン類等の天然
樹脂類等が挙げられる。その他フエノールホルマ
リン樹脂類のような変性フエノール樹脂類を含む
フエノール樹脂類、天然樹脂変性マレイン酸樹
脂、フタル酸ペンタエリトリツト、クロマン−イ
ンデン樹脂類、エステルガム樹脂類、植物油ポリ
アミド類等も有用である。 本発明の現像剤の分散性を高めるために公知の
分散剤を使用することができる。分散剤とは、本
発明の現像剤に使用する高電気抵抗の非水溶媒に
溶解または膨潤し、トナーの分散性を高める樹脂
類であり、例えば、スチレン−ブタジエンゴム、
ビニルトルエン−ブタジエン、ブタジエン−イソ
プレン等の合成ゴム類、2−エチルヘキシルメタ
クリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリ
ルメタクリレート、ラウリルアクリレート、オク
チルアクリレート等の長鎖アルキル基を持つアク
リル系単量体の重合体もしくはそれらと他の重合
性単量体との共重合体類(例えば、スチレン−ラ
ウリルメタクリレート共重合体、ビニールトルエ
ン−ラウリルメタクリレート共重合体等)、ポリ
エチレン等のポリオレフイン類、ポリテルペン類
等が使用できる。その他特公昭54−31739に開示
されている第4アンモニウム塩単量体を含む重合
体も有用である。 本発明の現像剤では必ずしも必要ではないが、
公知の荷電調節剤を併用することができる。適当
な例としてはナフテン酸、オクテン酸、オレイン
酸、ステアリン酸、イソステアリン酸あるいはラ
ウリン酸等の脂肪酸の金属塩、スルホコハク酸エ
ステル類の金属塩類、特公昭45−556、特開昭52
−37435、特開昭52−37049等に示されている油溶
性スルホン酸金属塩、特公昭45−9594に示されて
いるりん酸エステルの金属塩、特公昭48−25666
に示されているアビエチン酸もしくは水素添加ア
ビエチン酸の金属塩、特公昭55−2620に示されて
いるアルキルベンゼンスルホン酸Ca塩類、特開
昭52−107837、特開昭52−38937、特開昭57−
90643、特開昭57−139753等に示されている芳香
族カルボン酸あるいはスルホン酸の金属塩類、ポ
リオキシエチル化アルキルアミンのような非イオ
ン性界面活性剤、レシチン、アマニ油等の油脂
類、ポリビニルピロリドン、多価アルコールの有
機酸エステル、特公昭46−3716に示されている油
溶性フエノール樹脂、特開昭57−210345に示され
ているりん酸エステル系界面活性剤、特公昭56−
24944に示されているスルホン酸樹脂等がある。 本発明の現像剤は、従来公知の方法によつて製
造する事が出来る。以下にその製造法の例を示
す。 先ず顔料又は染料、或いはこの両者から成る着
色剤と前記のトナー粒子形成用樹脂を、該樹脂の
親溶媒中で、ボールミル、ロールミル、ペイント
シエーカー等の分散機を用いて分散・混練し、加
熱等により溶剤を除去して混和物を得る。 或いは、上記混練物を、該樹脂を溶解しない液
体中に注ぎ込み、再沈により混和物を得る。 或いは又、着色剤と該樹脂を、該樹脂の融点以
上の温度に加熱しながらニーダー三本ロールミル
等の混練機を用いて混練し、これを冷却する事に
より混和物を得る。 この様にして得られた混和物を乾式粉砕後もし
くはそのまま分散剤とともに湿式粉砕してトナー
濃厚液を得る。湿式粉砕時の溶媒はキヤリヤー液
そのものでもよく、それにトルエン、アセトン等
の上記樹脂の親溶媒を1〜20重量%加えたもので
もよい。 この様にして得られたトナー濃厚液を本発明の
荷電調節剤を含有した非水溶媒溶液中に分散させ
て静電荷像用液体現像剤とする。現像剤中のトナ
ー粒子の濃度は特に限定されないが、キヤリヤー
液1に対し、通常0.01g〜100g、好ましくは
0.1g〜10gである。なお本発明の荷電調節剤の
添加は上記方法以外の添加方法をとつてもよい。
即ち混練時あるいは湿式粉砕時に添加してもよ
く、それらを併用してもよい。本発明の荷電調節
剤の濃度は最終的な使用形態において現像剤1
に対し0.001g〜10g含まれるように調節するの
が望ましい。より好ましくは0.01g〜1gの範囲
である。また本発明の一般式〔〕あるいは
〔〕で示される化合物の金属塩はそれぞれ単独
で用いても併用して用いてもよい。 一般式〔〕で示される共重合体樹脂は荷電調
節剤と同様に添加することができる。 もし、キヤリヤー液に不溶な場合にはトルエン
等に溶解後滴下等によつて添加することも可能で
ある。 添加剤の濃度は現像剤1に対して0.0001〜3
g含まれることが望ましい。 より好ましくは0.001〜1gの範囲である。 本発明の現像剤は周知の有機光導電体、もしく
は無機光導電体を用いた感光体に対して用いるこ
とができる。また本発明の現像剤は感光以外の手
段即ち帯電針による誘電体の帯電等で生ぜしめた
静電潜像を現像するにも用いられる。 有機光導電体としては、周知の広範囲の有機光
導電体がある。具体例は「Research
Disclosure」誌#10938(1973年5月号61ページ以
降、「電子写真要素、材料およびプロセス」とい
う表題の論文)等に記載されている物質がある。 実用に供されているものとしては例えば、ポリ
−N−ビニルカルバゾールと2,4,7−トリニ
トロフルオレン−9−オンとからなる電子写真感
光体(米国特許第3484239)、ポリ−N−ビニルカ
ルバゾールをピリリウム塩系色素で増感したもの
(特公昭48−25658)、有機顔料を主成分とする電
子写真感光体(特開昭49−37543)、染料と樹脂と
からなる共晶錯体を主成分とする電子写真感光体
(特開昭47−10735)などがある。 本発明に用いられる無機光導電体としては
「Electrophotography」R.M.Schaffert著、Focal
Press(London)出版(1975年)260頁〜374頁な
どに開示されている各種の無機化合物が代表的で
ある。具体例としては酸化亜鉛、硫化亜鉛、硫化
カドミウム、セレン、セレン−テルル合金、セレ
ン硅素合金、セレン−テルル−硅素合金等が挙げ
られる。 次に実施例により本発明をさらに詳しく説明す
るがこれによつて限定されるものではない。 実施例 1 カーボンブラツク(三菱化成(株)製、#40
1重量部 ソルプレン303(旭化成(株)製、スチレン−ブタジ
エン共重合体) 2重量部 トルエン 20重量部 上記組成液をボールミルで一昼夜分散し、混合
物をアイソパーH(エツソ社製)中に流し出し、
沈澱物をロ別した。これをソルプレン1205(旭化
成(株)製、スチレン−ブタジエン共重合体)2重量
部をアイソパーH40重量部に溶解した溶液と混合
し、ボールミルで6昼夜分散しトナー濃厚液を得
た。平均粒子径をナノサイザー(コールター社
製)で測定した所0.35μであつた。 次に以下の濃度になるように希釈し使用液とし
た。 現像剤A トナー濃度(アイソパーH不溶解分)
1.0g/ 化合物−1 1×10-4mol/ 共重合体−1 0.1g/ アイソパーHで希釈 up to1 比較のため次の現像剤を作つた。 現像剤B 現像剤Aから共重合体−1を除いたもの 現像剤C 現像剤Aから化合物−1を除いたもの 現像剤AとBは負荷電性あつたが現像剤Cは明
僚な荷電性を与えなかつた。 荷電量を特開昭57−58176号記載の装置で測定
したところ 現像剤A 現像剤B 現像剤C 34mv/sec 30mv/sec 2mv/sec の値となつた。 つぎにポリ−N−ビニルカルバゾール
(PVCz)100重量部、塩化ビニリデン−アクリロ
ニトリル共重合体5重量部、スチレン−ブタジエ
ン共重合体3重量部、2,6−ジ−t−ブチル−
4−〔4−(N,N−ジクロルエチルアミノ)スチ
リル〕チアピリリウムテトラフルオロボレートを
1,2−ジクロロエタン2000mlに溶解した溶液を
厚さ60nmのIn2O3蒸着層を有する厚さ100μmのポ
リエチレンテレフタレート(PET)フイルム
(In2O3導電化PETフイルム)にコーテイングし
たのち、乾燥して溶剤を除去し、厚さ5μmの光
導電層を設け、電子写真フイルム作成した。 このフイルムの表面を+350mvに帯電し、ポジ
オリジナルを通して画像露光を与え、静電潜像を
生ぜしめた。 前記の現像剤を用いて、この静電潜像を現像し
たところ、現像剤Cでは画像流れ二重像が著しく
極めて不鮮明な画像しか得られず全く問題外であ
つた。 現像剤A,Bでは画像流れがほとんどなくハー
フトーン再現性も良好で鮮明な画像を与えたが、
現像剤Bでは二重像が生じていた。又50℃−1週
間の強制経時を行なつたあとでは現像剤Bでは画
像流れ、二重像が増加したが、現像剤Aではほと
んど画像性の変化はみられなかつた。 強制経時後荷電量は次の値であつた。 現像剤A 現像剤B 現像剤C 36mv/sec 18mv/sec 3mv/sec 共重合体−1の入らない現像剤Bでの荷電量低
下が著しかつた。化合物−1と共重合体−1の組
み合わせによる効果が明瞭に出ている。 実施例 2 実施例−1と同じ方法で、下記組成のトナー濃
厚溶液を得た。 カーボンブラツク(三菱化成製、#40)
1重量部 ステアリルメタクリレート・メチルメタクリレ
ート共重合体(モル比1:9) 2重量部 ソルプレン1204(旭化成製、スチレン−ブタジ
エン共重合体) 2重量部 アイソパーH 40重量部 次に上記トナー粒濃厚溶液を用いて、以下の濃
度になるように希釈し現像剤とした。 現像剤D トナー濃度(アイソパーH不溶解分)
1.0g/ 化合物−3共重合体−2 1×10-4mol/ アイソパーH(up to1) 0.03g/ 別に共重合体−2を除いた現像剤を比較のため
に作つた。(現像剤E) 実施例−1と同様に現像したところ、現像剤
D,E共に画像流れ、二重像のない良好な画像が
得られた。 50℃−1週間の強制経時後、現像剤Eでは二重
像、画像流れが増加したのに対し本発明の現像剤
Dでは画像流れ、二重像のない良好な画像を与え
た。 実施例 3 カーボンブラツク(#40) 2.8重量部 n−ブチルメタクリレート−ビニルトルエン共
重合体(モル比1:1) 3.5重量部 アルカリブルー顔料 0.7重量部 トルエン 50重量部 上記組成物をボールミルで1昼夜分散処理を行
つた後溶媒を留去し、顔料と樹脂より成る塊状物
を得た。 次にこれを粉砕した後ソルプレン1205、7重量
部をアイソパーH100重量部に溶解した溶液と混
合し、ボールミルで6昼夜分散処理を行つてトナ
ー濃厚溶液とした。現像剤は以下の濃度になるよ
うに調液した。 現像剤 トナー濃度(アイソパーG不溶解分)
1.0g/ 化合物−4共重合体−3 5×10-5mol/ アイソパーG up to1 0.20g/ この現像剤を用いて実施例−1に示す電子写真
感光性フイルムを同様にして現像処理を行つた所
鮮明で純黒調の画像が得られた。 この現像剤を室温で6ケ月放置後現像処理を行
つた。この結果画像流れ、解像力、ハーフトーン
再現性などの画像性の低下は認められず、またト
ナーが微量沈降していたが簡単に再分散が可能で
あり、経時性も良好であることが判明した。 一方、共重合体−3の入らない現像剤ではトナ
ー沈降が著しく、二重像、画像流れが増加してお
り、本発明の現像剤に比べ性能が劣化していた。 実施例 4 カーボンブラツク(三菱化成(株)製、#44)
1重量部 モノクロル銅フタロシアニンブルー(大日精化
製シアニンブルーSR5020) 0.3重量部 ステアリルメタクリレート/メチルメタクリレ
ート共重合体(モル比0.5/9.5) 2.5重量部 上記組成物をV型混合材で混合じた後、3本ロ
ールミルを用い140℃で溶融混練した。混練後ハ
ンマーミルで粗粉砕し、次にピンミルで微粉砕
し、粉末を得た。 次に、 上記混練粉末 1重量部 ソルプレン12045wt%アイソパーH(溶液)
40重量部 の組成物をペイントシエイカーで2時間分散し、
トナー濃厚液を作成した。トナー粒子サイズはナ
ノサイザーで0.5μであつた。現像剤は以下の濃度
となるように調液した。 トナー濃度(アイソパーG不溶解分)
1.5g/ 化合物−5共重合体−4 1×10-4mol/ アイソパーG up to1 0.1g/ この現像剤を用いて実施例−1と同様に現像し
たところ、画像流れの少ない良好な画像が得られ
た。 比較として。共重合体−4を含まないトナーを
作製したところ、フレツシユでは同様に画像流れ
が少ない画像を与えた。一方、50℃−1週間の強
制経時を行つたところ共重合体−4を含まないト
ナーでは荷電量が低下し、(31mv/secから
22mv/sec)画像流れ、二重像の多い画像を与え
た。一方、本トナーではフレツシユとほとんど同
じ荷電量を示し、(33mv/secから35mv/sec)
画像性の変化が見られなかつた。 実施例 5 実施例−4の現像剤を松下電器産業から発売さ
れているスライド作成器、パナコピーKV−3000
(フイルムはパナコピーフイルムKV−11FM)で
現像したところ鮮明な画像を与えた。実施例−4
と同じく、本発明の現像剤および本発明の現像剤
から、共重合体−4を除いた以外全く同じ組成の
現像剤を50℃−1週間の強制経時を行なつた後現
像したところ共重合体−4の入らない現像剤では
画像流れが生じていたが、本発明の現像剤では強
制経時にかけないものとほとんど変化がない鮮明
な画像が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式〔〕もしくは〔〕で示される
    化合物の金属塩を少なくとも一種以上含み、さら
    に一般式〔〕で示される共重合体樹脂を含むこ
    とを特徴とする静電荷像用液体現像剤。 【化】 【化】 【化】 式中、R1、R2は水素原子、炭素数1〜22まで
    のアルキル基、置換アルキル基(置換基として
    は、ジアルキルアミノ基、アルキルオキシ基、ア
    ルキルチオ基)、炭素数6〜24までのアリール基、
    置換アリール基(置換基としてはジアルキルアミ
    ノ基、アルキルオキシ基、アルキルチオ基、クロ
    ル基、ブロム基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキ
    シル基)、アラルキル基、炭素数1〜22までのア
    シル基、アルキルスルホニル基又は炭素数6〜24
    までのアリールスルホニル基を示す。R1、R2
    それぞれ同じであつても異つていてもよく、R1
    −R2で環を形成していてもよいが同時に水素原
    子になることはない。 Aは炭素数1〜10までのアルキレン基又は置換
    アルキレン基を示す。 R3R4は水素原子又はメチル基を、R5は炭素数
    4〜22までのアルキル基又は置換アルキル基(置
    換基として炭素数1〜10までのアルキル基)を示
    す。 xとyの比はモル比で0.01:0.99〜0.8:0.2で
    ある。
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