JPH057996A - 連続鋳造設備におけるモールド交換装置 - Google Patents
連続鋳造設備におけるモールド交換装置Info
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- JPH057996A JPH057996A JP15723791A JP15723791A JPH057996A JP H057996 A JPH057996 A JP H057996A JP 15723791 A JP15723791 A JP 15723791A JP 15723791 A JP15723791 A JP 15723791A JP H057996 A JPH057996 A JP H057996A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋳片の厚み変更のためのモールド交換作業を
迅速かつ正確に行う。 【構成】 互いに平行に配置された一対の長片3と、こ
の長片3間に配置される一対の短片5(5A,5B) とを有す
るモールド1を具備した連続鋳造設備において、モール
ド1の上方近傍の一定位置まで走行可能でダミーバー26
をモールド1内に挿入するダミーバー保持搬入装置28を
具備したダミーバーカー24に、一対の短片5(5A,5B) を
保持開放可能な短片保持装置35A,35B と、この短片保持
装置35A,35B を昇降自在に支持する短片挿抜装置34A34B
とを設けた。 【効果】 従来のモールド全体を交換するのに比べて短
片のみの交換となるので、作業が迅速におこなえ、交換
装置をダミーバーカーに設けることにより、正確な位置
決めが迅速かつ正確に行なえる。
迅速かつ正確に行う。 【構成】 互いに平行に配置された一対の長片3と、こ
の長片3間に配置される一対の短片5(5A,5B) とを有す
るモールド1を具備した連続鋳造設備において、モール
ド1の上方近傍の一定位置まで走行可能でダミーバー26
をモールド1内に挿入するダミーバー保持搬入装置28を
具備したダミーバーカー24に、一対の短片5(5A,5B) を
保持開放可能な短片保持装置35A,35B と、この短片保持
装置35A,35B を昇降自在に支持する短片挿抜装置34A34B
とを設けた。 【効果】 従来のモールド全体を交換するのに比べて短
片のみの交換となるので、作業が迅速におこなえ、交換
装置をダミーバーカーに設けることにより、正確な位置
決めが迅速かつ正確に行なえる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直式および垂直湾曲
式等のスラブ連続鋳造設備において、互いに平行に配置
された一対の長片と、この長片間に配置される一対の短
片とを具備するモールドの、鋳片の厚さ変更時に使用す
るモールド交換装置に関する。
式等のスラブ連続鋳造設備において、互いに平行に配置
された一対の長片と、この長片間に配置される一対の短
片とを具備するモールドの、鋳片の厚さ変更時に使用す
るモールド交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スラブ連続鋳造設備のモールドは、互い
に平行に配置された一対の長片と、この長片間に配置さ
れる一対の短片とで構成され、鋳片の幅を変更する場合
には、幅調整装置により短片を接近離間させることによ
り行なっている。また、鋳片の厚さを変更する場合は、
使用していたモールド全体を、オフラインで次の鋳片厚
さに合う短片を組み込んで準備された1組のモールドと
交換していた。
に平行に配置された一対の長片と、この長片間に配置さ
れる一対の短片とで構成され、鋳片の幅を変更する場合
には、幅調整装置により短片を接近離間させることによ
り行なっている。また、鋳片の厚さを変更する場合は、
使用していたモールド全体を、オフラインで次の鋳片厚
さに合う短片を組み込んで準備された1組のモールドと
交換していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のモール
ド交換作業は、極めて大がかりになるとともに、交換の
際にモールド、特に長片側に接続される電磁攪拌装置や
電磁ブレーキ等のケーブル接続に時間がかかり、連続鋳
造設備の稼働率を低下させる要因となっていた。
ド交換作業は、極めて大がかりになるとともに、交換の
際にモールド、特に長片側に接続される電磁攪拌装置や
電磁ブレーキ等のケーブル接続に時間がかかり、連続鋳
造設備の稼働率を低下させる要因となっていた。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、鋳片厚
変更のためのモールド交換作業を迅速かつ正確に行なえ
る連続鋳造設備におけるモールド交換装置を提供するこ
とを目的とする。
変更のためのモールド交換作業を迅速かつ正確に行なえ
る連続鋳造設備におけるモールド交換装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、互いに平行に配置された一対の長片と、
この長片間に配置される一対の短片とを有するモールド
を具備した連続鋳造設備において、モールド上方近傍の
一定位置まで走行可能でかつダミーバーをモールド内に
挿入するダミーバー保持搬入装置を装備したダミーバー
カーに、一対の短片を保持開放可能な短片保持装置と、
この短片保持装置を昇降自在に支持する短片挿抜装置と
を設けたものである。
めに本発明は、互いに平行に配置された一対の長片と、
この長片間に配置される一対の短片とを有するモールド
を具備した連続鋳造設備において、モールド上方近傍の
一定位置まで走行可能でかつダミーバーをモールド内に
挿入するダミーバー保持搬入装置を装備したダミーバー
カーに、一対の短片を保持開放可能な短片保持装置と、
この短片保持装置を昇降自在に支持する短片挿抜装置と
を設けたものである。
【0006】
【作用】上記構成において、鋳片の厚さを変更する場合
は、まず使用した短片の冷却水用などの配管を取外し、
長片を離間移動させる。そして、ダミーバーカーをモー
ルド近傍に移動させてモールド上方に短片保持装置を位
置させ、短片挿抜装置により短片保持装置を下降してモ
ールド内に挿入し、短片をモールドの幅調整装置から短
片保持装置に受渡して保持させ、さらに短片保持装置を
上昇させて長片間から抜き出す。つぎに、新たな短片を
保持した短片保持装置をモールド上方に位置させ、短片
挿抜装置により短片保持装置を下降してモールド内に挿
入する。そして、短片を短片保持装置を開放してモール
ドの短片幅調整装置に支持させ、配管を取り付けるとと
もに、長片を接近させて鋳造準備を行なう。
は、まず使用した短片の冷却水用などの配管を取外し、
長片を離間移動させる。そして、ダミーバーカーをモー
ルド近傍に移動させてモールド上方に短片保持装置を位
置させ、短片挿抜装置により短片保持装置を下降してモ
ールド内に挿入し、短片をモールドの幅調整装置から短
片保持装置に受渡して保持させ、さらに短片保持装置を
上昇させて長片間から抜き出す。つぎに、新たな短片を
保持した短片保持装置をモールド上方に位置させ、短片
挿抜装置により短片保持装置を下降してモールド内に挿
入する。そして、短片を短片保持装置を開放してモール
ドの短片幅調整装置に支持させ、配管を取り付けるとと
もに、長片を接近させて鋳造準備を行なう。
【0007】したがって、鋳片の厚さ変更に際して、短
片のみを交換するだけで済むので、長片の交換に必要な
配管の分離接続作業や取付作業が不要になり、交換作業
に必要な時間や労力を大幅に減少させることができる。
しかも、短片保持装置および短片挿抜装置をダミーバー
カーに設けたので、クレーンなどを使用するのに比べて
迅速かつ正確に短片の位置決めおよび挿入作業を行なう
ことができ、また既設のダミーバーカーを利用するの
で、設備コストを増大させることもなく、さらに既設の
連続鋳造設備にも容易に増設することができる。
片のみを交換するだけで済むので、長片の交換に必要な
配管の分離接続作業や取付作業が不要になり、交換作業
に必要な時間や労力を大幅に減少させることができる。
しかも、短片保持装置および短片挿抜装置をダミーバー
カーに設けたので、クレーンなどを使用するのに比べて
迅速かつ正確に短片の位置決めおよび挿入作業を行なう
ことができ、また既設のダミーバーカーを利用するの
で、設備コストを増大させることもなく、さらに既設の
連続鋳造設備にも容易に増設することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る連続鋳造設備におけるモ
ールド交換装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
ールド交換装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】図5に示すように、この連続鋳造設備にお
けるモールド1は、平面視矩形の支持枠2に互いに平行
で厚さ調整装置(図示せず)により接近離間自在に配置
された一対の長片3と、この長片3間に配置されて幅調
整装置4により互いに接近離間自在に配置された一対の
短片5(5A,5B)とを具備している。この長片3お
よび短片5(5A,5B)は銅板製で冷却箱を備え、詳
細には図示しないが、長片2には冷却水配管や電磁攪拌
装置,電磁ブレーキ等の配管およびケーブルが接続さ
れ、また短片5(5A,5B)には冷却水配管などが接
続されている。
けるモールド1は、平面視矩形の支持枠2に互いに平行
で厚さ調整装置(図示せず)により接近離間自在に配置
された一対の長片3と、この長片3間に配置されて幅調
整装置4により互いに接近離間自在に配置された一対の
短片5(5A,5B)とを具備している。この長片3お
よび短片5(5A,5B)は銅板製で冷却箱を備え、詳
細には図示しないが、長片2には冷却水配管や電磁攪拌
装置,電磁ブレーキ等の配管およびケーブルが接続さ
れ、また短片5(5A,5B)には冷却水配管などが接
続されている。
【0010】前記短片5(5A,5B)には、図6,図
7に示すように、背面の上下位置に突設された取付ブロ
ック6,7に上下トラニオン軸8,9がそれぞれ短片幅
方向に突出され、この上下トラニオン軸8,9は、幅調
整装置4の幅調整ジャッキ装置10,11の出退軸10
a,11aにそれぞれトラニオン受部12,13を介し
て着脱可能に取り付けられている。前記上下取付ブロッ
ク6,7は、上取付ブロック6の突出量が下取付ブロッ
ク7より長く形成されて、トラニオン軸8,9の取付位
置がLだけずれて配置され、短片5(5A,5B)の上
下方向の挿抜時に下トラニオン軸9が上トラニオン受部
12に干渉しないように構成されている。また、前記ト
ラニオン受部12,13は、取付ブロック6,7が嵌合
可能な平面視コの字形に形成されて、両アーム部12
a,13aにそれぞれ上下トラニオン軸8,9が嵌合可
能なU字形の受溝12b,13bが形成されている。さ
らにトラニオン受部12,13の上面には、トラニオン
軸8,9の抜け出しを防止するための規制板14,15
がボルトを介して取外し可能に装着されている。
7に示すように、背面の上下位置に突設された取付ブロ
ック6,7に上下トラニオン軸8,9がそれぞれ短片幅
方向に突出され、この上下トラニオン軸8,9は、幅調
整装置4の幅調整ジャッキ装置10,11の出退軸10
a,11aにそれぞれトラニオン受部12,13を介し
て着脱可能に取り付けられている。前記上下取付ブロッ
ク6,7は、上取付ブロック6の突出量が下取付ブロッ
ク7より長く形成されて、トラニオン軸8,9の取付位
置がLだけずれて配置され、短片5(5A,5B)の上
下方向の挿抜時に下トラニオン軸9が上トラニオン受部
12に干渉しないように構成されている。また、前記ト
ラニオン受部12,13は、取付ブロック6,7が嵌合
可能な平面視コの字形に形成されて、両アーム部12
a,13aにそれぞれ上下トラニオン軸8,9が嵌合可
能なU字形の受溝12b,13bが形成されている。さ
らにトラニオン受部12,13の上面には、トラニオン
軸8,9の抜け出しを防止するための規制板14,15
がボルトを介して取外し可能に装着されている。
【0011】図1,図2に示すように、作業床21には
ガイドレール22に走行車輪23が案内されてモールド
1の近傍まで走行自在なダミーバーカー24が配置さ
れ、このダミーバーカー24には、コンベヤ装置25に
よりダミーバー26を保持して前部挿入口27からモー
ルド1内に挿入可能なダミーバー保持搬入装置28が配
設されている。
ガイドレール22に走行車輪23が案内されてモールド
1の近傍まで走行自在なダミーバーカー24が配置さ
れ、このダミーバーカー24には、コンベヤ装置25に
よりダミーバー26を保持して前部挿入口27からモー
ルド1内に挿入可能なダミーバー保持搬入装置28が配
設されている。
【0012】また、このダミーバーカー24の前部に
は、鋳片の厚みを変更するときに短片5(5A,5B)
を交換するモールド短片交換装置31が配設されてい
る。このモールド短片交換装置31は、図3,図4に示
すように、ダミーバーカー24の両側から前方に延びる
支持フレーム32に下面開放の箱体状補強枠33が取り
付けられ、この補強枠33に第1および第2短片挿抜装
置34A,34Bを介して昇降自在に支持された第1お
よび第2短片保持装置35A,35Bが、それぞれダミ
ーバーカー24の走行方向に沿う前後位置に2組配設さ
れている。
は、鋳片の厚みを変更するときに短片5(5A,5B)
を交換するモールド短片交換装置31が配設されてい
る。このモールド短片交換装置31は、図3,図4に示
すように、ダミーバーカー24の両側から前方に延びる
支持フレーム32に下面開放の箱体状補強枠33が取り
付けられ、この補強枠33に第1および第2短片挿抜装
置34A,34Bを介して昇降自在に支持された第1お
よび第2短片保持装置35A,35Bが、それぞれダミ
ーバーカー24の走行方向に沿う前後位置に2組配設さ
れている。
【0013】すなわち、第1および第2短片挿抜装置3
4A,34Bは、補強枠33の天板33aに2台の昇降
シリンダー装置36A,36Bが垂設され、ピストンロ
ッド36aが天板33aを貫通して補強枠33内を下方
に出退するように構成される。前記第1および第2短片
保持装置35A,35Bは、ピストンロッド36a下端
に保持ブロック37A,37Bが取り付けられ、保持ブ
ロック37A,37Bの左右両側下端部には、短片5
(5A,5B)を下方から支持する短片支持部37aが
それぞれ形成されている。そして、保持ブロック37
A,37Bの上部には、それぞれクランプシリンダー装
置38A,38Bにより支持ピン39A,39Bを中心
に上下方向に揺動される左右一対のクランプレバー40
A,40Bが配設され、クランプレバー39の先端保持
部40aで、短片支持部37aに支持された短片5(5
A,5B)の上端外コーナー部をクランプして短片5
(5A,5B)を保持ブロック37A,37Bに確実に
保持することができる。また、この保持ブロック37
A,37Bには、補強枠33の前後側板33b,33c
に取り付けられた昇降レール41A,41Bにそれぞれ
昇降を案内される被ガイド部材42A,42Bが設けら
れている。
4A,34Bは、補強枠33の天板33aに2台の昇降
シリンダー装置36A,36Bが垂設され、ピストンロ
ッド36aが天板33aを貫通して補強枠33内を下方
に出退するように構成される。前記第1および第2短片
保持装置35A,35Bは、ピストンロッド36a下端
に保持ブロック37A,37Bが取り付けられ、保持ブ
ロック37A,37Bの左右両側下端部には、短片5
(5A,5B)を下方から支持する短片支持部37aが
それぞれ形成されている。そして、保持ブロック37
A,37Bの上部には、それぞれクランプシリンダー装
置38A,38Bにより支持ピン39A,39Bを中心
に上下方向に揺動される左右一対のクランプレバー40
A,40Bが配設され、クランプレバー39の先端保持
部40aで、短片支持部37aに支持された短片5(5
A,5B)の上端外コーナー部をクランプして短片5
(5A,5B)を保持ブロック37A,37Bに確実に
保持することができる。また、この保持ブロック37
A,37Bには、補強枠33の前後側板33b,33c
に取り付けられた昇降レール41A,41Bにそれぞれ
昇降を案内される被ガイド部材42A,42Bが設けら
れている。
【0014】次に、鋳片の厚みを変更する時のモールド
の交換作業を説明する。ここで使用済みの短片を5A、
これから使用する短片を5Bとする。 (1)ダミーバーカー24の第1および第2短片保持装
置35A,35Bのうち、一方のたとえば第1短片保持
装置35Aを空荷状態とし、第2短片保持装置35B
に、次に使用する厚みの短片5Bを一対保持させてお
く。
の交換作業を説明する。ここで使用済みの短片を5A、
これから使用する短片を5Bとする。 (1)ダミーバーカー24の第1および第2短片保持装
置35A,35Bのうち、一方のたとえば第1短片保持
装置35Aを空荷状態とし、第2短片保持装置35B
に、次に使用する厚みの短片5Bを一対保持させてお
く。
【0015】(2)短片5Aに接続された配管およびケ
ーブル類を外し、トラニオン受部12,13の上面に取
り付けられた規制板14を外す。そして、長片3を厚み
調整装置により離間移動させて、短片5A,5Bを挿脱
可能な空間を確保する。
ーブル類を外し、トラニオン受部12,13の上面に取
り付けられた規制板14を外す。そして、長片3を厚み
調整装置により離間移動させて、短片5A,5Bを挿脱
可能な空間を確保する。
【0016】(3)ダミーバーカー24を接近移動し
て、短片5Bを保持していない空荷の第1モールド短片
交換装置31Aがモールド1の上方位置になるように停
止させる。
て、短片5Bを保持していない空荷の第1モールド短片
交換装置31Aがモールド1の上方位置になるように停
止させる。
【0017】(4)第1短片挿抜装置34Aの昇降シリ
ンダー装置35Aを進展して保持ブロック37Aを下降
させ、モールド1内に挿入する。そして、幅調整装置4
の幅調整ジャッキ10,11を駆動して短片5Aを保持
ブロック37A側に移動させ、短片5Aを短片支持部3
7aに支持させるとともに、クランプシリンダー装置3
8Aを収縮して開放状態のクランプレバー40Aを閉動
させ、短片5Aの上部をクランプして短片5Aを保持ブ
ロック37Aに保持させる。さらに昇降シリンダー装置
35Aを収縮して保持ブロック37Aを上昇させ、トラ
ニオン軸8,9をトラニオン受部12,13の受溝12
bから抜き出して幅調整装置4から外し、短片5Aをモ
ールド1内から抜き出す。
ンダー装置35Aを進展して保持ブロック37Aを下降
させ、モールド1内に挿入する。そして、幅調整装置4
の幅調整ジャッキ10,11を駆動して短片5Aを保持
ブロック37A側に移動させ、短片5Aを短片支持部3
7aに支持させるとともに、クランプシリンダー装置3
8Aを収縮して開放状態のクランプレバー40Aを閉動
させ、短片5Aの上部をクランプして短片5Aを保持ブ
ロック37Aに保持させる。さらに昇降シリンダー装置
35Aを収縮して保持ブロック37Aを上昇させ、トラ
ニオン軸8,9をトラニオン受部12,13の受溝12
bから抜き出して幅調整装置4から外し、短片5Aをモ
ールド1内から抜き出す。
【0018】(5)ダミーバーカー24を移動して、短
片5Bを保持している第2モールド短片交換装置31B
がモールド1の上方位置になるように停止させる。
片5Bを保持している第2モールド短片交換装置31B
がモールド1の上方位置になるように停止させる。
【0019】(6)第2短片挿抜装置34Bの昇降シリ
ンダー装置35Bを進展し保持ブロック37Bを下降さ
せてモールド1内に挿入させ、短片5Bのトラニオン軸
8,9をトラニオン受部12,13の受溝12bにそれ
ぞれ嵌合して幅調整装置4に保持させる。そして、トラ
ニオン受部12,13に規制板14を取り付けるととも
に、クランプシリンダー装置38Bを進展してクランプ
レバー40Bを開放する。さらに幅調整ジャッキ10,
11を駆動して短片5Bを離間させた後、昇降シリンダ
ー装置35Bを収縮して保持ブロック37Bを上昇さ
せ、保持ブロック37Bをモールド1内から抜き出す。
ンダー装置35Bを進展し保持ブロック37Bを下降さ
せてモールド1内に挿入させ、短片5Bのトラニオン軸
8,9をトラニオン受部12,13の受溝12bにそれ
ぞれ嵌合して幅調整装置4に保持させる。そして、トラ
ニオン受部12,13に規制板14を取り付けるととも
に、クランプシリンダー装置38Bを進展してクランプ
レバー40Bを開放する。さらに幅調整ジャッキ10,
11を駆動して短片5Bを離間させた後、昇降シリンダ
ー装置35Bを収縮して保持ブロック37Bを上昇さ
せ、保持ブロック37Bをモールド1内から抜き出す。
【0020】(7)短片5Bに配管およびケーブル類を
接続し、厚み調整装置により長片3を接近移動して次の
鋳造に備える。
接続し、厚み調整装置により長片3を接近移動して次の
鋳造に備える。
【0021】上記実施例によれば、鋳片の厚さ変更に際
して、短片5Aを5Bに交換するだけなので、交換作業
が短片5A,5Bの配管・配線の分離接続作業や短片5
A,5Bの取外・取付作業だけとなり、長片3の交換に
必要な配管・配線の分離接続作業や取外・取付作業が不
要になるので、交換作業に必要な時間や労力を大幅に少
なくすることができる。しかも、第1および第2短片保
持装置35A,35Bと第1および第2短片挿抜装置3
4A,34Bとを2組備えたモールド短片交換装置31
を、ダミーバーカー24に設けたので、1組は取外用
に、もう1台は取付用に使用でき、連続した動作で迅速
かつ正確に短片5A,5Bの位置決め作業を行なうこと
ができる。また、既設のダミーバーカー24を利用する
ので、設備コストを増大させることもなく、既設の連続
鋳造設備にも容易に増設することができる。
して、短片5Aを5Bに交換するだけなので、交換作業
が短片5A,5Bの配管・配線の分離接続作業や短片5
A,5Bの取外・取付作業だけとなり、長片3の交換に
必要な配管・配線の分離接続作業や取外・取付作業が不
要になるので、交換作業に必要な時間や労力を大幅に少
なくすることができる。しかも、第1および第2短片保
持装置35A,35Bと第1および第2短片挿抜装置3
4A,34Bとを2組備えたモールド短片交換装置31
を、ダミーバーカー24に設けたので、1組は取外用
に、もう1台は取付用に使用でき、連続した動作で迅速
かつ正確に短片5A,5Bの位置決め作業を行なうこと
ができる。また、既設のダミーバーカー24を利用する
ので、設備コストを増大させることもなく、既設の連続
鋳造設備にも容易に増設することができる。
【0022】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明のモールド交
換装置によれば、鋳片の厚さ変更に際して、短片のみを
交換するだけで済むので、長片の交換に必要な配管の分
離接続作業や取付作業が不要になり、交換作業に必要な
時間や労力を大幅に減少させて、連続鋳造設備の稼働率
を大幅に向上させることができる。しかも、短片保持装
置および短片挿抜装置をダミーバーカーに設けたので、
クレーンなどを使用するのに比べ迅速かつ正確に短片を
位置決めして交換作業を行なうことができ、また、既設
のダミーバーカーを利用するので、設備コストを増大さ
せることもなく、既設の連続鋳造設備にも容易に増設す
ることができる。
換装置によれば、鋳片の厚さ変更に際して、短片のみを
交換するだけで済むので、長片の交換に必要な配管の分
離接続作業や取付作業が不要になり、交換作業に必要な
時間や労力を大幅に減少させて、連続鋳造設備の稼働率
を大幅に向上させることができる。しかも、短片保持装
置および短片挿抜装置をダミーバーカーに設けたので、
クレーンなどを使用するのに比べ迅速かつ正確に短片を
位置決めして交換作業を行なうことができ、また、既設
のダミーバーカーを利用するので、設備コストを増大さ
せることもなく、既設の連続鋳造設備にも容易に増設す
ることができる。
【図1】本発明に係るモールド短片交換装置を備えたダ
ミーバーカーの概略側面図である。
ミーバーカーの概略側面図である。
【図2】同ダミーバーカーの概略平面図である。
【図3】同ダミーバーカーのモールド短片交換装置を示
す正面断面図である。
す正面断面図である。
【図4】図3に示すA−A断面図である。
【図5】同連続鋳造設備のモールドを示す概略平面図で
ある。
ある。
【図6】同短片の側面図である。
【図7】同短片の平面図である。
1 モールド 3 長片 4 幅調整装置 5(5A,5B) 短片 8,9 トラニオン軸 10,11 幅調整ジャッキ 12,13 トラニオン受部 14,15 規制板 22 ガイドレール 24 ダミーバーカー 26 ダミーバー 28 ダミーバー保持搬入装置 31 モールド短片交換装置 34A 第1短片挿抜装置 34B 第2短片挿抜装置 35A 第1短片保持装置 35B 第2短片保持装置 36A,36B 昇降シリンダー装置 37A,37B 保持ブロック 37a 短片保持部 38A,38B クランプシリンダー装置 40A,40B クランプレバー
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 互いに平行に配置された一対の長片と、
この長片間に配置される一対の短片とを有するモールド
を具備した連続鋳造設備において、モールド上方近傍の
一定位置まで走行可能でかつダミーバーをモールド内に
挿入するダミーバー保持搬入装置を装備したダミーバー
カーに、一対の短片を保持開放可能な短片保持装置と、
この短片保持装置を昇降自在に支持する短片挿抜装置と
を設けたことを特徴とする連続鋳造設備におけるモール
ド交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15723791A JP2575239B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 連続鋳造設備におけるモールド交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15723791A JP2575239B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 連続鋳造設備におけるモールド交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057996A true JPH057996A (ja) | 1993-01-19 |
JP2575239B2 JP2575239B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=15645249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15723791A Expired - Lifetime JP2575239B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 連続鋳造設備におけるモールド交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575239B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH065743U (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-25 | 日本鋼管株式会社 | 連続鋳造用モールドの短辺フレーム交換装置 |
WO2003053611A1 (fr) * | 2001-12-20 | 2003-07-03 | Jfe Steel Corporation | Moule de coulee en continu, cadre a petit cote de ce moule, et procede de remplacement de ce cadre a petit cote |
DE102013213650A1 (de) * | 2013-07-12 | 2015-01-15 | Siemens Vai Metals Technologies Gmbh | Automatische Kaltstrangzentrierung auf einem Kaltstrangwagen |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP15723791A patent/JP2575239B2/ja not_active Expired - Lifetime
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DE102013213650A1 (de) * | 2013-07-12 | 2015-01-15 | Siemens Vai Metals Technologies Gmbh | Automatische Kaltstrangzentrierung auf einem Kaltstrangwagen |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2575239B2 (ja) | 1997-01-22 |
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