JPH0579901B2 - - Google Patents

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JPH0579901B2
JPH0579901B2 JP87586A JP87586A JPH0579901B2 JP H0579901 B2 JPH0579901 B2 JP H0579901B2 JP 87586 A JP87586 A JP 87586A JP 87586 A JP87586 A JP 87586A JP H0579901 B2 JPH0579901 B2 JP H0579901B2
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JP
Japan
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compressor
defrosting
refrigerant
temperature
heat exchanger
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JP87586A
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Koji Murozono
Toshio Wakabayashi
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/52Heat recovery pumps, i.e. heat pump based systems or units able to transfer the thermal energy from one area of the premises or part of the facilities to a different one, improving the overall efficiency

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空気を熱源とするヒートポンプ式空
調機に関するもので、詳しくは低外気温時に室外
熱交換器に付着する霜を融解する除霜制御に関す
るものである。
従来の技術 従来、空気熱源ヒートポンプ式空調機の室外熱
交換器の除霜方式は、大半が四方弁を切り換えて
冷房サイクルとし、室外熱交換器を凝縮器、室内
熱交換器を蒸発器とする逆サイクル除霜方式で、
この時コールドドラフト防止のために室内フアン
を停止させるようにしていた。この方式では、基
本的に冷凍サイクル中の冷媒循環量が少なく、圧
縮機入力の増大がそれほど期待できないので、除
霜時間が長くなること、並びに除霜中の数分間は
室内フアンが停止するので暖房感が欠如し快適性
が損なわれること、さらには除霜運転終了後の四
方弁が切り換わつて暖房運転に復帰してからも室
内熱交換器の温度が上昇するまでに時間を要する
など、使用者からすれば満足できるものではなか
つた。
近年、このような欠点を有する逆サイクル除霜
方式にかわつて、着霜検知手段によつて室外熱交
換器の着霜を検知すると、膨張弁の絞りを強くし
て強制スーパーヒート運転を行ない、圧縮機本体
の温度を上昇させてこの圧縮機本体に蓄熱した後
に、四方弁は暖房運転時のままとし、圧縮機から
の吐出ガスの一部を室内熱交換器に流して若干の
暖房能力を継持しながら、吐出ガスの残りを室外
熱交換器の入口に導き除霜を行なうホツトガスバ
イパス除霜方式が提案されている(例えば「日本
冷凍協会学術講演会講演論文集」、昭和59年11月、
P53)。
以下図面を参照しながら上記従来のヒートポン
プ式空調機の一例について説明する。
第3図は、従来のヒートポンプ式空調機の冷凍
サイクル図を示すものである。同図において1は
容量制御可能な周波数可変圧縮機(以下単に圧縮
機と称す)、2は四方弁、3は室内熱交換器、4
は電磁力を駆動源として弁開度を可変できる電動
膨張弁、5は室外熱交換器、6はホツトガスバイ
パス回路、7は二方弁である。また、8は室外熱
交換器温度センサ、9は吐出管温度センサで、1
0はこのセンサ8,9からの信号を受けて圧縮機
1、電動膨張弁4、二方弁7、室内外フアン(図
示せず)等を制御して室外熱交換器5の除霜運転
を行なう除霜制御手段である除霜制御コントロー
ラである。ホツトガスバイパス回路6は、圧縮機
1の吐出側と室外熱交換器5の暖房運転時に入口
側となる配管とを連結し、途中に二方弁7を備え
て構成されている。
通常の暖房運転時には二方弁7は閉の状態で暖
房サイクルを形成するが、低外気温時に室外熱交
換器温度センサ8からの信号により室外熱交換器
5の着霜を検知すると、除霜制御コントローラ1
0より指令を発して、電動膨張弁4の弁開度を小
さくし、圧縮機1の周波数を最大にして強制スー
パーヒート運転を行ない、圧縮機1から吐出され
る吐出ガスの温度を高めて圧縮機1に蓄熱する。
そして、前記吐出ガスの温度が設定値に達する
と、吐出管温度センサ9からの信号により除霜制
御コントローラ10より指令を発して、二方弁7
を開とし、電動膨張弁4を全開とし、室外フアン
(図示せず)を停止させて除霜運転を開始する。
除霜運転時は、二方弁7を開いて高温の吐出ガ
スの大部分をホツトガスバイパス回路6を経て室
外熱交換器5の入口側へ導く。同時に高温の吐出
ガスの残りを暖房運転時と同様に四方弁2、室内
熱交換器3、電動膨張弁4と流し、若干の暖房運
転を継続して行ない、室外熱交換器5の入口側で
ある点Cにて高圧側で分岐した大部分の冷媒と合
流させる。この合流後の冷媒は自身の持つ凝縮熱
で室外熱交換器5を除霜した後、四方弁2を経て
圧縮機1に戻つて除霜サイクルを完結する。
第4図の実線は、圧縮機への蓄熱時および除霜
時の圧縮機から吐出された冷媒ガス温度(以下吐
出温度と称す)の変化を示す。時刻t1で室外熱交
換器5の着霜を検知して蓄熱運転を開始し、吐出
温度は次第に上昇して時刻t2で吐出温度が所定温
度に達して除霜運転を開始し、吐出温度は次第に
低下する。そして、時刻t3で室外熱交換器温度セ
ンサ8からの信号を受けて除霜制御コントローラ
10が除霜終了の指令を発して暖房運転に復帰す
る。時刻t2から時刻t3までの除霜運転中に吐出温
度はΔT1だけ低下するので、圧縮機1の本体温度
もほぼΔT1だけ低下し、圧縮機1の本体に蓄えら
れた熱エネルギーのうち、(圧縮機1の熱容量)×
ΔT1の熱エネルギーが冷媒に与えられて除霜に利
用される。一方、第4図の破線は前述の蓄熱運転
を行なわなかつた場合の吐出温度の変化を示す
が、この場合は(圧縮機1の熱容量)×ΔT2の熱
エネルギーしか除霜に利用できず、したがつて除
霜運転が時刻t4までかかる。このように、蓄熱運
転を行なうことで除霜時間の短縮を計ることが可
能である。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記構成では以下のような問題点
があつた。第5図は第3図に示す従来のヒートポ
ンプ式空調機の蓄熱運転を行なつた後の除霜運転
時における冷凍サイクルをモリエル線図上に示し
たものである。同図において、実線で示したもの
は除霜運転初期の冷凍サイクルを示し、破線で示
したものは除霜運転後期の冷凍サイクルを示した
もので、除霜運転中の冷凍サイクルは全体的に矢
印Aの方向に次第に移動している。また同図のa
〜eおよびa′〜e′は第3図に示すa〜eの位置に
おける冷媒の状態を示す。第5図より明らかなよ
うに、圧縮機1に吸入される直前の冷媒の状態は
除霜運転初期は点eの位置であるが、除霜運転後
期では点e′の位置となり、除霜運転初期よりも乾
き度が小さくなつており、圧縮機1が液圧縮を起
こす可能性が高くなり、圧縮機信頼性上好ましい
除霜ではなかつた。また、室外熱交換器5の着霜
量がさらに増加した状態で除霜運転を行なうと、
除霜運転時間も長くなり、除霜運転後期の冷凍サ
イクルも第5図の破線で示すサイクルよりもさら
に矢印Aの方向に進み、圧縮機1の吸入直前の冷
媒の乾き度は点e′の位置よりさらに小さくなるた
め、液圧縮を起こす恐れがさらに大きくなる。し
たがつて、上記従来のヒートポンプ式空調機で
は、着霜量が比較的少ない時期に除霜運転を行な
う必要があり、この除霜運転時にも液圧縮の恐れ
があるなど、除霜運転回数が多く圧縮機の信頼性
も低かつた。
本発明は上記問題点に鑑み、除霜運転直前の蓄
熱運転時にバイパス回路に設けた冷媒貯溜器に冷
媒液を貯溜して蓄熱し、この熱エネルギーも除霜
に利用することで除霜運転中の圧縮機信頼性を高
め、かつ除霜運転時間を短縮するヒートポンプ式
空調機を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のヒートポ
ンプ式空調機は、能力可変形圧縮機、四方弁、室
外熱交換器、第1の減圧器、室内熱交換器等を連
結し、前記第1の減圧器と並列に、この第1の減
圧器をバイパスするバイパス回路を設け、このバ
イパス回路に暖房運転時の上流側より順に、冷媒
貯留器、第2の減圧器を接続して冷媒回路を構成
し、前記室外熱交換器に着霜を検出する検知手段
を有し、暖房運転時に前記検知手段からの着霜の
検知信号を受けて、所定時間が経過した状態およ
び圧縮機の本体温度または吐出管温度が所定温度
に達した状態のいずれかの状態が発生するまで、
前記圧縮機を高能力運転させ、かつ前記第1の減
圧器の絞り量を増加させ、あるいは全閉させるこ
とにより、前記バイパス回路に流れる冷媒の流量
を少なくとも前記第1の減圧器に流れる冷媒の流
量より大きくするとともに、前記所定時間が経過
した状態および圧縮機の本体温度または吐出管温
度が所定温度に達した状態のいずれかの状態が発
生したことにより、前記第1の減圧器を全開とし
て除霜運転を開始させる除霜制御手段を設けるも
のである。
作 用 本発明は上記構成により、次のような作用を有
する。
すなわち、着霜を検知すると圧縮機を高能力運
転し、かつバイパス回路を流れる冷媒の流量を第
1の減圧器を流れる冷媒の流量より大とするか若
しくは全冷媒をバイパス回路に流すことで、圧縮
機を強制スーパーヒート運転させて圧縮機本体の
温度を高めて蓄熱すると共に、バイパス回路に設
けた冷媒貯溜器に高温の冷媒液を貯溜して蓄熱
し、この蓄熱された熱を除霜に利用して除霜運転
中の圧縮機信頼性を高め、かつ除霜運転時間を短
縮できる。
実施例 以下、本発明をその一実施例を示す添付図面の
第1図および第2図を参考に説明する。なお本実
施例を説明するに当り、第3図に示す従来のもの
と同一の機能をもつものには同一の番号を付して
説明を省略する。
同図において、11は電動膨張弁4と並列に設
けられたバイパス回路であり、このバイパス回路
11に冷媒貯溜器12およびキヤピラリ13が設
けられている。
通常の暖房運転時には圧縮機1より吐出された
冷媒は、四方弁2、室内熱交換器3へと流れ、一
部の冷媒は電動膨張弁4で減圧され、残りの冷媒
はバイパス回路11へと流れて冷媒貯溜器12を
通過し、キヤピラリ13で減圧された後、電動膨
張弁4で減圧された冷媒と合流して室外熱交換器
5、四方弁2へと流れ、圧縮機1へ戻る。この
時、冷媒貯溜器12内には多少冷媒液が貯溜され
る。
低外気温時に室外熱交換器温度センサ8からの
信号により室外熱交換器5の着霜を検知すると、
除霜制御コントローラ10より指令を発して電動
膨張弁4を全閉とし、圧縮機1の周波数を最大に
する。これにより、強制スーパーヒート運転をさ
せて圧縮機1から吐出される吐出ガスの温度を高
めて圧縮機1の本体の温度も高め、圧縮機1に蓄
熱すると共に、室内熱交換器3を出た冷媒は全部
がバイパス回路へ流入するため、冷媒貯溜器12
に多量の高温冷媒液を貯溜することができ、冷媒
貯溜器12も高温となるので冷媒自身が持つ熱エ
ネルギーと冷媒貯溜器12が持つ熱エネルギーと
が蓄熱される。そして、前記吐出ガスの温度が設
定値に達すると、吐出管温度センサ9からの信号
により除霜制御コントローラ10より指令を発し
て二方弁7を開とし、電動膨張弁4を全開とし、
室外フアン(図示せず)を停止させて除霜運転を
開始する。また吐出ガスの温度が設定値に達しな
くても、所定時間経過すると除霜制御コントロー
ラ10により除霜運転を開始する。
除霜運転時は、二方弁7を開いて高温の吐出ガ
スの大部分をホツトガスバイパス回路6を経て室
外熱交換器5の入口側へ導く。同時に高温の吐出
ガスの残りを暖房運転時と同様に四方弁2、室内
熱交換器3と流して若干の暖房運転を継続して行
なつた後、一部は電動膨張弁4へ流し、残りをバ
イパス回路11の冷媒貯溜器12、キヤピラリ1
3と流してふたたび合流させ、室外熱交換器5の
入口側で、ホツトガスバイパス回路6を流れた大
部分の冷媒と合流させる。この合流後の冷媒は自
身の持つ凝縮熱で室外熱交換器5を除霜した後、
四方弁2を経て圧縮機1に戻つて除霜サイクルを
完結する。
この除霜運転時は、従来の技術の項で説明し、
第4図に示したのと同様に圧縮機1の本体に蓄え
られた熱エネルギーを除霜に利用することがで
き、さらに冷媒貯溜器12に蓄えられた熱エネル
ギーも除霜に利用することができる。
第2図は蓄熱運転時および除霜運転時の冷媒貯
溜器12の温度変化を示す。同図に示すように、
時刻t2から時刻t3までの除霜運転中に冷媒貯溜器
12の温度はΔT3だけ低下するので、冷媒貯溜器
12およびその中に貯溜された冷媒に蓄えられた
熱エネルギーのうち、(冷媒貯溜器12の熱容量
+貯溜された冷媒の熱容量)×ΔT3の熱エネルギ
ーを除霜に利用することができる。このように、
圧縮機1に蓄えられた熱エネルギーに加えて、冷
媒貯溜器12およびこれに貯溜された冷媒に蓄え
られた熱エネルギーも除霜に利用することができ
るため、従来のヒートポンプ式空調機と同量の着
霜量である場合は除霜時間を短縮することができ
る。
本実施例の除霜運転時の冷凍サイクルを第5図
を用いて説明すると、除霜運転初期は実線で示し
た冷凍サイクルとなり、次第に矢印Aの方向に全
体的に移動するが除霜時間が従来より短縮される
ので、破線で示す冷凍サイクルまで移動する前に
除霜を完了する。したがつて除霜運転後期の圧縮
機1に吸入される直前の冷媒の状態は同図の点e
と点e′の間の位置となり、従来のヒートポンプ式
空調機の場合より乾き度が高く圧縮機信頼性を高
めることがきる。また、室外熱交換器5の着霜量
をさらに増加させて除霜運転時間が長くなつても
従来のヒートポンプ式空調機よりも圧縮機1に吸
入される直前の冷媒の乾き度は大きく、圧縮機信
頼性を高めることが可能となるので除霜回数を減
少させることができる。
さらに、冷媒貯溜器12の一部に蓄熱材を配設
し、除霜運転直前の蓄熱運転時に蓄熱する熱エネ
ルギーをさらに増加させると前記効果はさらに大
きなものとなる。
なお、本実施例では第1の減圧器として電磁力
を駆動源として弁開度を可変できる電動膨張弁を
用いて説明したが、弁開度を可変する手段として
バイメタル若しくは形状記憶合金等を用いてもよ
い。また第1の減圧器がキヤピラリ等の固定絞り
であつても室内熱交換器と第1の減圧器との間の
バイパス回路との分岐部と、第1の減圧器との間
に開閉弁を設け、蓄熱運転時にこの開閉弁を閉と
し、除霜運転時に開とすることで前記の本発明の
実施例と同様の効果を得ることができる。
また、本発明では圧縮機の吐出側と室外熱交換
器の入口側を結ぶホツトガスバイパス回路を用い
る除霜方式の場合について説明したが、これに限
定されるものでなく、他の除霜方式にも利用可能
である。例えば、除霜運転時により高い暖房能力
が要求される場合、除霜運転時には第1図におい
て、二方弁7は閉のままで電動膨張弁4を全開と
し、室外フアンを停止させることで、圧縮機1か
ら吐出された高温の吐出ガスの全部を暖房運転時
と同様に、四方弁2、室内熱交換器3と流して若
干の暖房運転を継続して行なつた後、一部は電動
膨張弁4へ流し、残りをバイパス回路11の冷媒
貯溜器12、キヤピラリ13と流してふたたび合
流させ、室外熱交換器5に流入させる。ここで、
冷媒は自身の持つ凝縮熱で室外熱交換器5を除霜
した後、四方弁2を経て圧縮機1に戻つて除霜サ
イクルを完結する。
この除霜運転時は、ホツトガスバイパス回路6
を利用しないため、本実施例の場合と比較して冷
媒の圧力は室内熱交換器3ではより高く、室外熱
交換器5ではより低くなる。したがつて、本実施
例の場合よりも除霜能力は低下して除霜時間は長
くなるが、暖房能力は増加する。この除霜方式
も、本実施例と同様に、(冷媒貯溜器12の熱容
量+貯溜された冷媒の熱容量)×ΔT3の熱エネル
ギーを除霜に利用することができるので、従来の
冷媒貯溜器12を用いない除霜方式よりも除霜時
間を短縮することができる。
除霜運転時に暖房を行なう必要がない場合は、
二方弁7は閉のままで電動膨張弁4を全開とし、
四方弁2を冷房サイクルに切換えて室外フアンを
停止させる逆サイクル除霜方式を行うことで、
(冷媒貯溜器12の熱容量+貯溜された冷媒の熱
容量)×ΔT3の熱容量を除霜に利用することがで
き、また暖房に熱エネルギを用いる必要がないた
め、本実施例よりもさらに短時間で除霜を終える
ことができる。
発明の効果 以上のように本発明のヒートポンプ式空調機
は、能力可変形圧縮機、四方弁、室外熱交換器、
第1の減圧器、室内熱交換器等を連結し、前記第
1の減圧器と並列に、この第1の減圧器をバイパ
スするバイパス回路を設け、このバイパス回路に
冷媒貯溜器、第2の減圧器等を設けた冷媒回路を
構成し、前記室外熱交換器の着霜を検知する検知
手段を用し、この検知手段により着霜を検知する
と、所定時間、若しくは圧縮機の本体温度または
圧縮機の吐出配管温度が所定温度に達するまで圧
縮機を高能力運転し、かつ前記バイパス回路に流
れる冷媒の流量を前記第1の減圧器を流れる冷媒
の流量より大とするか若しくは全冷媒を前記バイ
パス回路に流し、その後、前記室外熱交換器の除
霜を行なうもので、着霜を検知すると圧縮機を強
制スーパーヒート運転させて圧縮機本体の温度を
高めて蓄熱すると共に、バイパス回路に設けた冷
媒貯溜器に高温の冷媒液を貯溜して蓄熱し、これ
ら蓄熱された熱を除霜に利用して除霜運転中の圧
縮機信頼性を高め、かつ除霜運転時間を短縮でき
る等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるヒートポン
プ式空調機の冷凍サイクル図、第2図は同ヒート
ポンプ式空調機の蓄熱時および除霜時の冷媒貯溜
器の温度変化を示す図、第3図は従来のヒートポ
ンプ式空調機の冷凍サイクル図、第4図は同ヒー
トポンプ式空調機の蓄熱時および除霜時の吐出温
度の変化を示す図、第5図は同ヒートポンプ式空
調機の除霜運転時の冷凍サイクルをモリエル線図
上に示した図である。 1……圧縮機(能力可変形圧縮機)、2……四
方弁、3……室内熱交換器、4……電動膨張弁
(第1の減圧器)、5……室外熱交換器、8……室
外熱交換器温度センサ(着霜検知手段)、9……
吐出管温度センサ、10……除霜制御コントロー
ラ、11……バイパス回路、12……冷媒貯溜
器、13……キヤピラリ(第2の減圧器)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 能力可変形圧縮機、四方弁、室外熱交換器、
    第1の減圧器、室内熱交換器等を連結し、前記第
    1の減圧器と並列に、この第1の減圧器をバイパ
    スするバイパス回路を設け、このバイパス回路に
    暖房運転時の上流側より順に、冷媒貯留器、第2
    の減圧器を接続して冷媒回路を構成し、前記室外
    熱交換器に着霜を検出する検知手段を有し、暖房
    運転時に前記検知手段からの着霜の検知信号を受
    けて、所定時間が経過した状態および圧縮機の本
    体温度または吐出管温度が所定温度に達した状態
    のいずれかの状態が発生するまで、前記圧縮機を
    高能力運転させ、かつ前記第1の減圧器の絞り量
    を増加させ、あるいは全閉させることにより、前
    記バイパス回路に流れる冷媒の流量を少なくとも
    前記第1の減圧器に流れる冷媒の流量より大きく
    するとともに、前記所定時間が経過した状態およ
    び圧縮機の本体温度または吐出管温度が所定温度
    に達した状態のいずれかの状態が発生したことに
    より、前記第1の減圧器を全開として除霜運転を
    開始させる除霜制御手段を設けたヒートポンプ式
    空調機。 2 冷媒貯留器の一部に蓄熱材に配設した特許請
    求の範囲第1項記載のヒートポンプ式空調機。
JP87586A 1986-01-07 1986-01-07 ヒ−トポンプ式空調機 Granted JPS62158951A (ja)

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EP2535652B1 (en) * 2010-02-10 2023-08-16 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioner
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