JPH0579873U - 電子部品の取付構造 - Google Patents

電子部品の取付構造

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JPH0579873U
JPH0579873U JP2715492U JP2715492U JPH0579873U JP H0579873 U JPH0579873 U JP H0579873U JP 2715492 U JP2715492 U JP 2715492U JP 2715492 U JP2715492 U JP 2715492U JP H0579873 U JPH0579873 U JP H0579873U
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JP
Japan
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electronic component
substrate
jack
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jack device
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JP2715492U
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章 根岸
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品に加わる外力により電子部品の引出
し電極と基板との半田付け部分に過大な応力が加わらな
いようにする。 【構成】 基板4上に接続される電子部品20の取付構
造において、内部に可動電極34A、34Bを収容した
電子部品本体22の下部にこれより突出させて突起部3
0を形成する。そして、この突起部30を基板4に形成
した挿通孔32に嵌装してこれらを係止する。そして、
電子部品本体22から引出し電極24A、24Bを基板
4の面に対して略平行に出して屈曲させると共に、それ
らの端部を基板4の銅箔パタンに略直角に接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばヘッドホンステレオやポータブルCDプレーヤ等に装備され るジャック装置等の電子部品の取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ベッドホンステレオやポータブルCD(コンパクトディスク)プレー ヤ等の音響セットには、ヘッドホン等に接続されたプラグを刺し込んでヘッドホ ンと音響セット本体とを電気的に接続するジャック装置が設けられている。 この種のジャック装置においては、これにプラグを刺したまま音響セットを落 として衝撃を与えたり、或いは刺したプラグをこじったりすると、音響セット内 部の基板のパタンとジャック装置の電極との接続部に応力が掛かり、基板の銅箔 パタンが基材から剥離したり、パタンが切断したりする不具合があった。このよ うなことは機器セットの外部につまみ類が露出するスイッチについても同様な問 題があった
【0003】 そのために、この不具合を防止するために従来のジャック装置には図3乃至図 5に示すような種々の工夫がなされている。すなわち、図3においては、箱状の キャビネット2内にはリジッド型の基板、例えばプリント基板4が収容して固定 され、このプリント基板4上であって、上記キャビネット2の一側には、プラグ 6を刺し込むためのジャック装置8が取り付けられる。このジャック装置8内に は、例えば2つのプレート状の可動電極8A、8Bが収容される。この場合、ジ ャック装置8の全体は、図4に示すように例えば箱状に成形されて、下部よりリ ード10が突設されている。そして、このリード10をプリント基板4のリード 孔に挿通させて半田付け12を施すことによりジャック装置8のプリント基板4 への取り付け固定を強固にし、銅箔パタンの剥離を防止している。
【0004】 また、上記固定方法に加え、或いは加えることなくジャック装置8の全体を被 うように補強ブラケット14が設けられており、上記ジャック装置8をプリント 基板4へ確実に固定するようになっている。 また、図5に示す従来装置においては、ジャック装置8のプラグ挿入口16の 周辺部をキャビネット2の開口端部で押さえるように固定し、更にリジッドなプ リント基板4とジャック装置8との間に例えばポリイミド樹脂よりなるプレキシ ブル基板18を介在させて、ジャック装置に加わった応力がリジッドなプリント 基板4まで伝わらないようにしている。尚、フレキシブル基板18を介在させる 場合には、半田付けされるジャック装置8としては面実装部品でもリード付き部 品でも構わない。そして、上記各方法は、全てが併用されるか、或いは適宜組み 合わされて、使用されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来装置において、ジャック装置8をリード付き部品とし て構成した場合には、他の図示しない電子部品に関してはプリント基板4の表面 に半田付けできる面実装部品であるに対してジャック装置がリード付き部品とな ってしまい、実装工法的に面実装工法に統一することができない。 すなわち、ジャック装置だけを手半田付けで取り付けなければならず、これを ジャック装置以外の面実装部品と同一のチップマウンタラインで実装することが できず、それだけ製造工程数が増加して生産費を上昇させるのみならず、手半田 付けの場合には品質的にも好ましくないという問題点があった。 また、ジャック装置8の固定のために補助ブラケット14を用いた場合には、 補助ブラケット14の部品代及びその取り付け工程が増加するので、製造コスト を上昇させるという問題点があった。
【0006】 更に、フレキシブル基板18を用いる場合には、この部分の価格が高いのみな らずジャック装置8とフレキシブル基板18との接続を手半田付けで行わなけれ ばならず、製造コストの上昇を余儀なくされるのみならず、手半田付け部分が品 質的にも好ましくないという問題点がある。 更には、フレキシブル基板18とリジッドなプリント基板4との接続を前述と 同様に手半田付けで行わなければならず、製造コスト及び品質上更に好ましくな いという問題点があった。 本考案は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案された ものである。本考案の目的は、電子部品本体に加わる外力が電子部品の引出し電 極と基板の半田付け部分に過大な応力として加わらないようにした電子部品の取 付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記問題点を解決するために、基板上に接続される電子部品の取付 構造において、前記基板に形成された挿通孔に嵌装される突起部を有する電子部 品本体と、前記電子部品本体から前記基板の面に略平行に引出されてその端部が 前記基板上に略垂直に接続される引出し電極とを備えるように構成したものであ る。
【0008】
【作用】
本考案は、以上のように構成されたので、電子部品本体に形成した突起部を、 基板に形成した挿通孔に嵌装することにより、電子部品本体に付与されるあらゆ る方向からの外力乃至応力は突起部を介して基板自体で受け止められる。従って 、電子部品本体から引出されてその端部が基板上に接続される引出し電極の接点 にはほとんど応力が加わることがなく、基板上の箱箔パタンの剥離等を防止する ことができる。
【0009】
【実施例】
以下に、本考案に係る電子部品の取付構造の一実施例をジャック装置に適用し た場合について添付図面に基づいて詳述する。 図1は本考案に係る電子部品の取付構造の一実施例をジャック装置に適用した 場合を示す側断面図、図2は図1に示す装置の背面図である。 図示するようにこの電子部品としてのジャック装置20は、図3及び図5に示 す場合と同様にキャビネット2内に設置される基板、例えばリジッド型のプリン ト基板4上に設置されて固定されることになる。 このジャック装置20は、例えばモールド成型により略箱形に成形された電子 部品本体としてのジャック本体22と、このジャック本体22から引出されたプ レート状の引出し電極24A、24Bとにより主に構成されている。
【0010】 具体的には、上記ジャック本体22のキャビネット2への取付部には、プラグ 6を挿入するためのプラグ挿入口26が形成されると共にこのジャック本体22 の後側天井部28(図1中において左側)は、この面実装部品としての高さを低 く押さえるために可能な限り斜めに傾斜されてテーパ面として構成されている。 また、このジャック本体22の底部には、図中下方向へ突出させた円柱状の突 起部30が形成されており、この突起部30をプリント基板4に穿設した挿通孔 32へ可能な限り密接させて挿通し得るようになっている。この場合、このジャ ック本体22は、チップマウンタ等によって自動的に装着されることから突起部 30の外周面と挿通孔32の内壁面との間にはある程度のクリアランスを設ける ことが必要であり、そのために例えば突起部30の直径L1は例えば約0.8m mに設定され、挿通孔32の内径L2は例えば0.9mmに設定されており、0 .1mm程度のクリアランスが設けられている。尚、上記突起部30の形状は円 柱状に限定されず、例えばチップマウンタによる装着を容易化するために、図中 下方向に向けてその断面積が縮径された円錐状に成形してもよい。
【0011】 一方、上記ジャック本体22内には、上記プラグ6と直接接触するための2つ のプレート状の可動電極34A、34Bが適宜屈曲させて弾性を持たせて収容さ れており、プラグ6の挿入時の押圧力に抗してこれと接触状態を維持するように 構成されている。上記各可動電極34A、34Bは、それぞれジャック本体22 の後側天井部28を水平方向に貫通して前記引出し電極24A及び引出し電極2 4Bへそれぞれ接続されている。尚、本実施例においては、可動電極34Aと引 出し電極24A及び可動電極34Bと引出し電極24Bとは一体物として構成さ れている。 そして、各引出し電極24A、24Bは、所定の長さZ1だけ水平方向に、す なわち基板4の面と平行になるように延びると共に途中で下方向へ略直角に屈曲 されて長さX1だけ下方向に延び、各端部は、プリント基板4上の銅箔パタン( 図示せず)に略垂直に半田付けされる。
【0012】 この場合、上記引出し電極24A、24Bは、ジャック本体22の外面より離 間されてフリー構造になされており、特に、引出し電極24A、24Bのプリン ト基板との接点とジャック本体22との間の長さZ2は突起部30のクリアラン スに起因する移動量よりも大きく設定してこれらが相互に接触しないように設定 しておく。 尚、上記実施例にあっては、ジャック本体22内に2つの可動電極34A、3 4Bを収容した場合について説明したが、電極の数及び種類はこれに限定されず 、例えば2つの可動電極と1つの固定電極を収容した場合にも適用し得るのは勿 論である。また、ジャック本体22の外側に沿って形成される引出し電極24A 、24Bは構造的に曲がり易いので必要があれば電極保護用カバー36を設けて もよい。
【0013】 次に、以上のように構成された本実施例の動作について説明する。 まず、プラグ6をジャック装置20へ装着する場合には、プラグ6をジャック 本体22のプラグ挿入口26から挿入する。すると、プラグ6の先端部は、ジャ ック本体22内に設けた可動電極34A、34Bと接触し、これら電極34A、 34Bの弾発力に抗しつつ内部に挿入されて装着される。 このようにプラグ6がジャック装置20に装着された状態で、これが取り付け られた音響セットを落下したり、或いはプラグ6自体をこじったりするとジャッ ク本体22に大きな応力が付与されることになるが、引出し電極24A、24B により応力が吸収されるので銅箔パタンの剥離や、切断の発生を抑制することが できる。
【0014】 すなわち、プラグ6を通してジャック本体22にZ方向及びこれに水平面内で 直交するY方向に応力が付与されると、ジャック本体22は、この底部の突起部 30とプリント基板4の挿通孔32との間に形成されるクリアランス分だけ移動 して停止し、これ以上付与された応力乃至外力はプリント基板4自体で受け止め られる。ジャック本体22のクリアランス分だけの僅かな移動は、まず、Z方向 に関しては、引出し電極24A、24Bがジャック本体側面より離間されてリー ド長さX1+Z1だけフリー構造になされているので、このフリー構造の引出し 電極24A、24Bが屈曲変形するにより吸収される。従って、引出し電極24 A、24Bの下端接続部のプリント基板4のパタンには大きな応力が付与される ことがない。
【0015】 また、Y方向へのジャック本体22のクリアランス分だけの移動は、上記した リード長さX1+Z1の引出し電極24A、24B自体が僅かに捻れることによ り吸収される。従って、同様に引出し電極24A、24Bの下端接続部のプリン ト基板4のパタンに大きな応力が加わることはない。 更に、図中上下方向、すなわちX方向に応力が付与されてジャック本体22が 上下動した場合には、その移動量は引出し電極24A、24Bの水平部分が上下 方向へ僅かに屈曲変形することにより吸収される。この移動量の吸収を可能とす るために、引出し電極24A、24Bとジャック本体22の後側天井部28の傾 斜端部との間の長さX2をある程度以上の長さに設定しておく。 このように、X、Y、Zのどの方向に応力が付与されてジャック本体22が移 動しても、その移動量はフリー構造になされた引出し電極24A、24Bの屈曲 変形により吸収してしまい、従って、この引出し電極24A、24Bの下端部の 銅箔パタンには大きな応力が加わることがなく、プリント基板4の銅箔パタンの 剥離や切断が発生することを阻止することができる。
【0016】 尚、Y方向に応力が発生した時に、引出し電極24A、24Bに加わる応力を できるだけ小さくするために突起部30の取り付け位置をジャック本体22の後 側(図1中左側)に設けるのがよい。 また、このジャック本体22にはリードが設けられておらず面実装部品として 構成されているので、他の面実装部品である電気素子等と同一のチップマウンタ により実装することができ、リード付きジャック装置と比較してその製造工程を 減少させることが可能となる。 尚、上記実施例にあっては、引出し電極24A、24Bを直角に成形している が、これに限定されず、例えば円弧状に屈曲させるようにしてもよいし、段階的 に角度をもって屈曲してもよい。 また、上記実施例にあっては、電子部品としてジャック装置を例にとって説明 したが、本考案はこれに限定されず、つまみ等を有する他の電子部品等にも適用 し得るのは勿論である。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の電子部品の取付構造によれば次のような優れた 作用効果を発揮することができる。 電子部品本体の下部に設けた突起部を基板の挿通孔に嵌装させて係止するよう にしたので、電子部品本体に加わる応力を基板で受け止めると共に電子部品の移 動を引出し電極自体の屈曲変形により吸収することができる。 従って、基板の銅箔パタンに応力が加わることを防止することができるので、 パタンの剥離や切断の発生を抑制することができる。 更に、製造時にも面実装工法に統一できるので、製造工程数を減少させて製造 コストの上昇も抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電子部品の取付構造の一実施例を
ジャック装置に適用した場合を示す側断面図である。
【図2】図1に示すジャック装置の背面図である。
【図3】従来の電子部品としてのジャック装置をキャビ
ネットに取り付けた取付構造を示す断面図である。
【図4】リード付きの電子部品としてのジャック装置を
示す斜視図である。
【図5】従来のジャック装置の他の例をキャビネットに
取り付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
4…プリント基板(基板)、6…プラグ、20…ジャッ
ク装置(電子部品)、22…ジャック本体(電子部品本
体)、24A,24B…引出し電極、30…突起部、3
2…挿通孔、34A,34B…可動電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に接続される電子部品の取付構造
    において、前記基板に形成された挿通孔に嵌装される突
    起部を有する電子部品本体と、前記電子部品本体から前
    記基板の面に略平行に引出されてその端部が前記基板上
    に略垂直に接続される引出し電極とを備えるように構成
    したことを特徴とする電子部品の取付構造。
JP2715492U 1992-03-31 1992-03-31 電子部品の取付構造 Pending JPH0579873U (ja)

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JP2715492U JPH0579873U (ja) 1992-03-31 1992-03-31 電子部品の取付構造

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ID=12213138

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020009547A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 端子台、および、これを備えた電気機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020009547A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 端子台、および、これを備えた電気機器

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