JPH0579570A - 制御器 - Google Patents
制御器Info
- Publication number
- JPH0579570A JPH0579570A JP26894991A JP26894991A JPH0579570A JP H0579570 A JPH0579570 A JP H0579570A JP 26894991 A JP26894991 A JP 26894991A JP 26894991 A JP26894991 A JP 26894991A JP H0579570 A JPH0579570 A JP H0579570A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stem
- diaphragm
- bonnet
- controller
- valve seat
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- Mechanically-Actuated Valves (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダイヤフラム型の制御器に於いて、ステムの
下降量を規制して締め過ぎによるダイヤフラムの損傷や
破損を防止する。 【構成】 凹状の弁室16の底面に弁座17を設けたボ
ディ1と、弁座17の上方に配設され、弁室16の気密
を保持すると共に、その中央部が上下動して直接弁座1
7へ当離座するか若しくはディスク6を介して間接的に
弁座17へ当離座するダイヤフラム2と、下端部が弁室
16に挿入され、ダイヤフラム2の周縁部をボディ1と
の間で気密状に挾持する筒状のボンネット4と、上部が
ボンネット4から突出すべくボンネット4に昇降自在に
螺挿され、下降時にダイヤフラム2の中央部を下降させ
るステム9等から構成したダイヤフラム型の制御器に於
いて、前記ステム9のボンネット4から突出する部分
に、制御器の全閉時にボンネット4の上端部に直接若し
くは間接的に当接してステム9の下降を規制するストッ
パー13を設けた。
下降量を規制して締め過ぎによるダイヤフラムの損傷や
破損を防止する。 【構成】 凹状の弁室16の底面に弁座17を設けたボ
ディ1と、弁座17の上方に配設され、弁室16の気密
を保持すると共に、その中央部が上下動して直接弁座1
7へ当離座するか若しくはディスク6を介して間接的に
弁座17へ当離座するダイヤフラム2と、下端部が弁室
16に挿入され、ダイヤフラム2の周縁部をボディ1と
の間で気密状に挾持する筒状のボンネット4と、上部が
ボンネット4から突出すべくボンネット4に昇降自在に
螺挿され、下降時にダイヤフラム2の中央部を下降させ
るステム9等から構成したダイヤフラム型の制御器に於
いて、前記ステム9のボンネット4から突出する部分
に、制御器の全閉時にボンネット4の上端部に直接若し
くは間接的に当接してステム9の下降を規制するストッ
パー13を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に半導体製造装置や
原子力発電プラント等の流体管路に於いて使用されるダ
イヤフラム型の制御器の改良に関する。
原子力発電プラント等の流体管路に於いて使用されるダ
イヤフラム型の制御器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製造装置等に於いて使用
される高純度ガス用の制御器は、所謂パーティクルフリ
ーやデッドスペースフリーと云う特性が厳しく要求され
る。その為、半導体製造の分野では、前記パーティクル
フリーやデッドスペースフリーの要求を構造的に充足し
易いダイヤフラム型の制御器(特にダイレクトダイヤフ
ラム弁)が多く使用されている。ところで、ダイヤフラ
ム型の制御器は、一般にダイヤフラムの作動ストローク
が極めて小さい為、本質的に流量等の調整には適さない
と云う難点がある。特に手動操作によって流量の微調整
を行うのは極めて困難である。一方、本件出願人は、前
述のような問題を解決すべく手動操作による正確な微流
量調整を可能としたダイヤフラム型の制御器を開発した
(実願平3−3854号)。即ち、前記制御器は、図3
に示す如く、弁室25及び弁座26を有するボディ27
と、弁座26に当離座するダイヤフラム28と、下端部
が弁室25に挿入され、ダイヤフラム28の周縁部を押
えアダプター29を介して気密状に押さえると共に、上
部内周面に雌ねじ部30aを形成した筒状のボンネット
30と、ボンネット30をボディ27に固定するボンネ
ットナット31と、ボンネット30の下端部内方に収容
されたディスク32と、ディスク32に設けられ、ダイ
ヤフラム28の上面に当接するダイヤフラム押え33
と、ディスク32の上方でボンネット30内に廻り止め
した状態で昇降自在に挿入され、内周面にボンネット3
0の雌ねじ部30aのねじピッチよりも小さいねじピッ
チの雌ねじ部34aを形成した筒状のスライドステム3
4と、内側にスライドステム34の雌ねじ部34aに螺
合する第1雄ねじ部35aを、外側にボンネット30の
雌ねじ部30aに螺合する第2雄ねじ部35bを夫々同
心状に備え、回転によりスライドステム34を昇降動さ
せる回動ステム35等から構成されて居り、回動ステム
35の一回転毎に第2雄ねじ部35bのねじピッチと第
1雄ねじ部35aのねじピッチとの差に相当する微小距
離だけスライドステム34が昇降動するようになってい
る。尚、図3に於いて、36はスプリング、37はパネ
ル止めナット、38は廻り止めねじ、39はインジケー
タ、40はハンドルである。而して、ハンドル40の回
転操作によって回動ステム35を回転させると、回動ス
テム35はボンネット30の雌ねじ部30aへ螺合した
外側の第2雄ねじ部35bにより、回転しつつ昇降動す
る。回動ステム35が回転しつつ昇降動すると、スライ
ドステム34の雌ねじ部34aと螺合する内側の第1雄
ねじ部35aの回転により、廻り止めされたスライドス
テム34が昇降動する。即ち、回動ステム35が1回転
すると、スライドステム34は第2雄ねじ部35bのね
じピッチと第1雄ねじ部35aのねじピッチとの差だけ
昇降動する。スライドステム34が上昇すると、ダイヤ
フラム28はスプリング36若しくはダイヤフラム28
自体の弾性力によって上昇し、又、スライドステム34
が下降すると、ダイヤフラム34はディスク32及びダ
イヤフラム押え33によって押圧されて下降する。これ
により、流体通路はダイヤフラム28によってその有効
流通面積が調整され、流体の流量制御が行われる。前記
制御器は、第1雄ねじ部35aと第2雄ねじ部35bと
のねじピッチ差を適宜に設定することにより、回動ステ
ム35の回転に対するスライドステム34の昇降量即ち
ダイヤフラム28のストロークを極めて微細に調整する
とができる。その結果、手動操作によっても高精度な微
流量調整が行える等、優れた実用的効用を奏するもので
ある。
される高純度ガス用の制御器は、所謂パーティクルフリ
ーやデッドスペースフリーと云う特性が厳しく要求され
る。その為、半導体製造の分野では、前記パーティクル
フリーやデッドスペースフリーの要求を構造的に充足し
易いダイヤフラム型の制御器(特にダイレクトダイヤフ
ラム弁)が多く使用されている。ところで、ダイヤフラ
ム型の制御器は、一般にダイヤフラムの作動ストローク
が極めて小さい為、本質的に流量等の調整には適さない
と云う難点がある。特に手動操作によって流量の微調整
を行うのは極めて困難である。一方、本件出願人は、前
述のような問題を解決すべく手動操作による正確な微流
量調整を可能としたダイヤフラム型の制御器を開発した
(実願平3−3854号)。即ち、前記制御器は、図3
に示す如く、弁室25及び弁座26を有するボディ27
と、弁座26に当離座するダイヤフラム28と、下端部
が弁室25に挿入され、ダイヤフラム28の周縁部を押
えアダプター29を介して気密状に押さえると共に、上
部内周面に雌ねじ部30aを形成した筒状のボンネット
30と、ボンネット30をボディ27に固定するボンネ
ットナット31と、ボンネット30の下端部内方に収容
されたディスク32と、ディスク32に設けられ、ダイ
ヤフラム28の上面に当接するダイヤフラム押え33
と、ディスク32の上方でボンネット30内に廻り止め
した状態で昇降自在に挿入され、内周面にボンネット3
0の雌ねじ部30aのねじピッチよりも小さいねじピッ
チの雌ねじ部34aを形成した筒状のスライドステム3
4と、内側にスライドステム34の雌ねじ部34aに螺
合する第1雄ねじ部35aを、外側にボンネット30の
雌ねじ部30aに螺合する第2雄ねじ部35bを夫々同
心状に備え、回転によりスライドステム34を昇降動さ
せる回動ステム35等から構成されて居り、回動ステム
35の一回転毎に第2雄ねじ部35bのねじピッチと第
1雄ねじ部35aのねじピッチとの差に相当する微小距
離だけスライドステム34が昇降動するようになってい
る。尚、図3に於いて、36はスプリング、37はパネ
ル止めナット、38は廻り止めねじ、39はインジケー
タ、40はハンドルである。而して、ハンドル40の回
転操作によって回動ステム35を回転させると、回動ス
テム35はボンネット30の雌ねじ部30aへ螺合した
外側の第2雄ねじ部35bにより、回転しつつ昇降動す
る。回動ステム35が回転しつつ昇降動すると、スライ
ドステム34の雌ねじ部34aと螺合する内側の第1雄
ねじ部35aの回転により、廻り止めされたスライドス
テム34が昇降動する。即ち、回動ステム35が1回転
すると、スライドステム34は第2雄ねじ部35bのね
じピッチと第1雄ねじ部35aのねじピッチとの差だけ
昇降動する。スライドステム34が上昇すると、ダイヤ
フラム28はスプリング36若しくはダイヤフラム28
自体の弾性力によって上昇し、又、スライドステム34
が下降すると、ダイヤフラム34はディスク32及びダ
イヤフラム押え33によって押圧されて下降する。これ
により、流体通路はダイヤフラム28によってその有効
流通面積が調整され、流体の流量制御が行われる。前記
制御器は、第1雄ねじ部35aと第2雄ねじ部35bと
のねじピッチ差を適宜に設定することにより、回動ステ
ム35の回転に対するスライドステム34の昇降量即ち
ダイヤフラム28のストロークを極めて微細に調整する
とができる。その結果、手動操作によっても高精度な微
流量調整が行える等、優れた実用的効用を奏するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のダイ
ヤフラム型の制御器にも改良すべき問題点が残されてい
る。即ち、前記制御器は、スライドステム34及び回動
ステム35が螺子作動方式であるうえ、ダイヤフラム2
8を弁座26に当接させることによってスライドステム
34の下降を規制する構成としている為、閉弁時に回動
ステム35を締め過ぎると、スライドステム34が必要
以上に下降し、ダイヤフラム28が弁座26とダイヤフ
ラム押え33との間で強く挾持されることになる。その
結果、ダイヤフラム28が損傷したり、或いは破損した
りすることがあり、ダイヤフラム28の寿命が大幅に短
縮すると云う問題があった。特に、ダイヤフラム28
は、極めて薄肉に形成されている為、前記問題はより一
層顕著に現れることになる。
ヤフラム型の制御器にも改良すべき問題点が残されてい
る。即ち、前記制御器は、スライドステム34及び回動
ステム35が螺子作動方式であるうえ、ダイヤフラム2
8を弁座26に当接させることによってスライドステム
34の下降を規制する構成としている為、閉弁時に回動
ステム35を締め過ぎると、スライドステム34が必要
以上に下降し、ダイヤフラム28が弁座26とダイヤフ
ラム押え33との間で強く挾持されることになる。その
結果、ダイヤフラム28が損傷したり、或いは破損した
りすることがあり、ダイヤフラム28の寿命が大幅に短
縮すると云う問題があった。特に、ダイヤフラム28
は、極めて薄肉に形成されている為、前記問題はより一
層顕著に現れることになる。
【0004】本発明は、上記の問題点を解消する為に創
案されたものであり、その目的はステムの下降量を規制
して締め過ぎによるダイヤフラムの損傷や破損を防止で
きるようにしたダイヤフラム型の制御器を提供するにあ
る。
案されたものであり、その目的はステムの下降量を規制
して締め過ぎによるダイヤフラムの損傷や破損を防止で
きるようにしたダイヤフラム型の制御器を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の制御器は、流体入口及び流体出口に連通す
る凹状の弁室の底面に弁座を設けたボディと、弁座の上
方に配設され、弁室の気密を保持すると共に、その中央
部が上下動して直接弁座へ当離座するか若しくはディス
クを介して間接的に弁座へ当離座するダイヤフラムと、
下端部が弁室に挿入され、ダイヤフラムの周縁部をボデ
ィとの間で気密状に挾持する筒状のボンネットと、上部
がボンネットから突出すべくボンネットに昇降自在に螺
挿され、下降時にダイヤフラムの中央部を下降させるス
テム等から構成したダイヤフラム型の制御器に於いて、
前記ステムのボンネットから突出する部分に、制御器の
全閉時にボンネットの上端部に直接若しくは間接的に当
接してステムの下降を規制するストッパーを設けたもの
である。
に、本発明の制御器は、流体入口及び流体出口に連通す
る凹状の弁室の底面に弁座を設けたボディと、弁座の上
方に配設され、弁室の気密を保持すると共に、その中央
部が上下動して直接弁座へ当離座するか若しくはディス
クを介して間接的に弁座へ当離座するダイヤフラムと、
下端部が弁室に挿入され、ダイヤフラムの周縁部をボデ
ィとの間で気密状に挾持する筒状のボンネットと、上部
がボンネットから突出すべくボンネットに昇降自在に螺
挿され、下降時にダイヤフラムの中央部を下降させるス
テム等から構成したダイヤフラム型の制御器に於いて、
前記ステムのボンネットから突出する部分に、制御器の
全閉時にボンネットの上端部に直接若しくは間接的に当
接してステムの下降を規制するストッパーを設けたもの
である。
【0006】
【作用】ステムを下降させると、ダイヤフラムの中央部
が下方へ押し下げられて直接弁座に当座するか若しくは
ダイヤフラムがディスクを押圧してこれを弁座へ当座せ
しめる。これによって、制御器は、閉弁状態になる。
尚、この制御器は、ダイヤフラム若しくはディスクが弁
座に当接したときにはステムに設けたストッパーがボン
ネットの上端部に直接若しくは間接的に当接してステム
の下降が規制される為、閉弁時に締め過ぎると云うこと
がなく、締め過ぎによるダイヤフラムの損傷や破損を防
止できる。又、ステムを上昇させると、ダイヤフラムが
その弾性力及び流体圧により上方へ変位して弁座から離
座するか若しくはディスクがスプリングの弾性力により
上昇して弁座から離座する。これによって、制御器は、
開弁状態になる。
が下方へ押し下げられて直接弁座に当座するか若しくは
ダイヤフラムがディスクを押圧してこれを弁座へ当座せ
しめる。これによって、制御器は、閉弁状態になる。
尚、この制御器は、ダイヤフラム若しくはディスクが弁
座に当接したときにはステムに設けたストッパーがボン
ネットの上端部に直接若しくは間接的に当接してステム
の下降が規制される為、閉弁時に締め過ぎると云うこと
がなく、締め過ぎによるダイヤフラムの損傷や破損を防
止できる。又、ステムを上昇させると、ダイヤフラムが
その弾性力及び流体圧により上方へ変位して弁座から離
座するか若しくはディスクがスプリングの弾性力により
上昇して弁座から離座する。これによって、制御器は、
開弁状態になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の実施例に係るダイヤフラム
型の制御器の縦断面図であって、左半分は制御器の全閉
時を、又、右半分は制御器の全開時を示すものである。
当該制御器は、手動操作によって高精度の微流量制御を
行えると共に、ダイヤフラム2を直接弁座17に当離座
させて開閉を行うようにしたものであり、1はボディ、
2はダイヤフラム、3は押えアダプター、4はボンネッ
ト、5はボンネットナット、6はディスク、7はスプリ
ング、8はダイヤフラム押え、9はスライドステム10
及び回動ステム11から成るステム、12はハンドル、
13はストッパーである。
に説明する。図1は本発明の実施例に係るダイヤフラム
型の制御器の縦断面図であって、左半分は制御器の全閉
時を、又、右半分は制御器の全開時を示すものである。
当該制御器は、手動操作によって高精度の微流量制御を
行えると共に、ダイヤフラム2を直接弁座17に当離座
させて開閉を行うようにしたものであり、1はボディ、
2はダイヤフラム、3は押えアダプター、4はボンネッ
ト、5はボンネットナット、6はディスク、7はスプリ
ング、8はダイヤフラム押え、9はスライドステム10
及び回動ステム11から成るステム、12はハンドル、
13はストッパーである。
【0008】前記ボディ1は、ステンレス鋼等の金属材
により略十字状に形成されて居り、両側には流体入口1
4及び流体出口15が、上部には流体入口14及び流体
出口15に連通する上方が開放された凹状の弁室16が
夫々形成されている。又、弁室16の底面には弁座17
がボディ1と一体的に形成されていると共に、弁室16
の内周面下側には段部18が形成されている。
により略十字状に形成されて居り、両側には流体入口1
4及び流体出口15が、上部には流体入口14及び流体
出口15に連通する上方が開放された凹状の弁室16が
夫々形成されている。又、弁室16の底面には弁座17
がボディ1と一体的に形成されていると共に、弁室16
の内周面下側には段部18が形成されている。
【0009】前記ダイヤフラム2は、弁座17の上方に
配設されて居り、弁室16の気密を保持すると共に、そ
の中央部が上下動して弁座17に当離座するようになっ
ている。本実施例では、ダイヤフラム2は、ステンレス
鋼、インコネル(商標名)、形状記憶合金等の金属製薄
板により中央部を上方へ膨出せしめた皿状に形成されて
居り、その周縁部が弁室16内周面の段部18に載置さ
れている。又、ダイヤフラム2は、ボディ1に螺着した
ボンネットナット5を締め込むことによって、弁室16
内へ挿入した環状の押えアダプター3とボンネット4の
下端部とにより、段部18側へ押圧され、気密状態で保
持固定されている。
配設されて居り、弁室16の気密を保持すると共に、そ
の中央部が上下動して弁座17に当離座するようになっ
ている。本実施例では、ダイヤフラム2は、ステンレス
鋼、インコネル(商標名)、形状記憶合金等の金属製薄
板により中央部を上方へ膨出せしめた皿状に形成されて
居り、その周縁部が弁室16内周面の段部18に載置さ
れている。又、ダイヤフラム2は、ボディ1に螺着した
ボンネットナット5を締め込むことによって、弁室16
内へ挿入した環状の押えアダプター3とボンネット4の
下端部とにより、段部18側へ押圧され、気密状態で保
持固定されている。
【0010】前記ボンネット4は、筒状に形成されて居
り、ボディ1内へ挿入される下部の内径は太径に形成さ
れ、ディスク6の収容部4aとなっている。又、ボンネ
ット4の中央部の内径はやや細径に形成され、後述する
スライドステム10のガイド部4bとなっている。更
に、ボンネット4の上部の内径はやや太径に形成され、
その内周面には後述する回動ステム11が螺合する雌ね
じ部4cが形成されている。本実施例では、雌ねじ部4
cのねじピッチは、0.55mmに設定されている。そ
して、ボンネット4は、ボディ1の弁室17内に挿入さ
れ、ボンネットナット5を締め込むことにより、ボディ
1側へ押圧固定されている。尚、ボンネット4の上部外
周面には筒状のインジケータ19が嵌合され、ボンネッ
ト4の上部に螺着した袋ナット20により抜け止めされ
ている。
り、ボディ1内へ挿入される下部の内径は太径に形成さ
れ、ディスク6の収容部4aとなっている。又、ボンネ
ット4の中央部の内径はやや細径に形成され、後述する
スライドステム10のガイド部4bとなっている。更
に、ボンネット4の上部の内径はやや太径に形成され、
その内周面には後述する回動ステム11が螺合する雌ね
じ部4cが形成されている。本実施例では、雌ねじ部4
cのねじピッチは、0.55mmに設定されている。そ
して、ボンネット4は、ボディ1の弁室17内に挿入さ
れ、ボンネットナット5を締め込むことにより、ボディ
1側へ押圧固定されている。尚、ボンネット4の上部外
周面には筒状のインジケータ19が嵌合され、ボンネッ
ト4の上部に螺着した袋ナット20により抜け止めされ
ている。
【0011】前記ディスク6は、ボンネット4の収容部
4aに昇降自在に挿入されて居り、下端面にはダイヤフ
ラム2の中央部上面に常時当接する合成樹脂製のダイヤ
フラム押え8が嵌着されている。又、ディスク6は、こ
れと押えアダプター3との間に介装したスプリング7に
より上方へ附勢されて居り、後述するスライドステム1
0が下降すると、これに押されて下降してダイヤフラム
2の中央部を下方へ押し、スライドステム10が上昇す
ると、スプリング7の反力により上昇するようになって
いる。
4aに昇降自在に挿入されて居り、下端面にはダイヤフ
ラム2の中央部上面に常時当接する合成樹脂製のダイヤ
フラム押え8が嵌着されている。又、ディスク6は、こ
れと押えアダプター3との間に介装したスプリング7に
より上方へ附勢されて居り、後述するスライドステム1
0が下降すると、これに押されて下降してダイヤフラム
2の中央部を下方へ押し、スライドステム10が上昇す
ると、スプリング7の反力により上昇するようになって
いる。
【0012】前記ステム9は、下端面がディスク6に当
接すべくボンネット4内に昇降自在に挿入され、下降時
にディスク6を下方へ押圧してダイヤフラム押え8を介
してダイヤフラム2の中央部を弁座17に当座させるも
のであり、スライドステム10と回動ステム11とから
構成されている。即ち、前記スライドステム10は、中
空状に形成されて居り、ボンネット4のガイド部4bに
昇降且つ摺動自在に挿入され、その下端面がディスク6
に当接している。又、スライドステム10の内周面には
ボンネット4の雌ねじ部4cのねじピッチよりも小さい
ねじピッチの雌ねじ部10aが形成されている。本実施
例では、雌ねじ部10aのねじピッチは、0.5mmに
設定されている。更に、スライドステム10は、ボンネ
ット4内に廻り止めした状態で昇降自在に挿入されてい
る。本実施例では、スライドステム10の外周面に縦向
きのガイド溝10bを形成し、ボンネット4に螺着した
廻り止めねじ21の先端部をガイド溝10bに係合させ
ることにより、スライドステム10が廻り止めされてい
る。一方、前記回動ステム11は、内側の軸状の第1部
材11Aと外側の筒状の第2部材11Bとを一体的に連
結固定したものであり、第1部材11Aの下部外周面に
はスライドステム10の雌ねじ部10aへ螺合する第1
雄ねじ部11aが、第2部材11Bの下部外周面にはボ
ンネット4の雌ねじ部4cへ螺合する第2雄ねじ部11
bが夫々同心状に形成されている。この回動ステム11
は、スライドステム10の上方にこれと同軸芯状に配設
され、上部がボンネット4から上方へ突出すべくボンネ
ット4へ昇降自在に取り付けられている。具体的には、
第1部材11Aは、中間部にテーパ部11cを有する軸
状を呈し、下部外周面にスライドステム10の雌ねじ部
10aへ螺合する第1雄ねじ部11aが形成されて居
り、上方よりスライドステム10内へ螺挿され、その上
部はボンネット4から突出している。本実施例では、第
1雄ねじ部11aのねじピッチは、0.5mmに設定さ
れている。又、第2部材11Bは、筒状を呈し、下部外
周面にボンネット4の雌ねじ部4cへ螺合する第2雄ね
じ部11bが形成されて居り、上方よりボンネット内へ
螺挿され、その上部はボンネット4から突出している。
本実施例では、第2雄ねじ部11bのねじピッチは、
0.55mmに設定されている。そして、第1部材11
Aと第2部材11Bとは、第1部材11Aの上部を第2
部材11Bに挿通して第2部材11Bの上方へ突出せし
め、この部分を固定用ナット22で締め込むことによっ
て、一体的に連結固定されている。このとき、両部材1
1A,111Bはテーパ部11cによって芯出しが行わ
れ、第1雄ねじ部11aと第2雄ねじ部11bとは同心
状になる。尚、ボンネット4の雌ねじ部4c、スライド
ステム10の雌ねじ部10a、第1部材11Aの第1雄
ねじ部11a及び第2部材11Bの第2雄ねじ部11b
のねじの向きは、回動ステム11を回転して下降させた
ときにスライドステム10も下降するように設定されて
いる。
接すべくボンネット4内に昇降自在に挿入され、下降時
にディスク6を下方へ押圧してダイヤフラム押え8を介
してダイヤフラム2の中央部を弁座17に当座させるも
のであり、スライドステム10と回動ステム11とから
構成されている。即ち、前記スライドステム10は、中
空状に形成されて居り、ボンネット4のガイド部4bに
昇降且つ摺動自在に挿入され、その下端面がディスク6
に当接している。又、スライドステム10の内周面には
ボンネット4の雌ねじ部4cのねじピッチよりも小さい
ねじピッチの雌ねじ部10aが形成されている。本実施
例では、雌ねじ部10aのねじピッチは、0.5mmに
設定されている。更に、スライドステム10は、ボンネ
ット4内に廻り止めした状態で昇降自在に挿入されてい
る。本実施例では、スライドステム10の外周面に縦向
きのガイド溝10bを形成し、ボンネット4に螺着した
廻り止めねじ21の先端部をガイド溝10bに係合させ
ることにより、スライドステム10が廻り止めされてい
る。一方、前記回動ステム11は、内側の軸状の第1部
材11Aと外側の筒状の第2部材11Bとを一体的に連
結固定したものであり、第1部材11Aの下部外周面に
はスライドステム10の雌ねじ部10aへ螺合する第1
雄ねじ部11aが、第2部材11Bの下部外周面にはボ
ンネット4の雌ねじ部4cへ螺合する第2雄ねじ部11
bが夫々同心状に形成されている。この回動ステム11
は、スライドステム10の上方にこれと同軸芯状に配設
され、上部がボンネット4から上方へ突出すべくボンネ
ット4へ昇降自在に取り付けられている。具体的には、
第1部材11Aは、中間部にテーパ部11cを有する軸
状を呈し、下部外周面にスライドステム10の雌ねじ部
10aへ螺合する第1雄ねじ部11aが形成されて居
り、上方よりスライドステム10内へ螺挿され、その上
部はボンネット4から突出している。本実施例では、第
1雄ねじ部11aのねじピッチは、0.5mmに設定さ
れている。又、第2部材11Bは、筒状を呈し、下部外
周面にボンネット4の雌ねじ部4cへ螺合する第2雄ね
じ部11bが形成されて居り、上方よりボンネット内へ
螺挿され、その上部はボンネット4から突出している。
本実施例では、第2雄ねじ部11bのねじピッチは、
0.55mmに設定されている。そして、第1部材11
Aと第2部材11Bとは、第1部材11Aの上部を第2
部材11Bに挿通して第2部材11Bの上方へ突出せし
め、この部分を固定用ナット22で締め込むことによっ
て、一体的に連結固定されている。このとき、両部材1
1A,111Bはテーパ部11cによって芯出しが行わ
れ、第1雄ねじ部11aと第2雄ねじ部11bとは同心
状になる。尚、ボンネット4の雌ねじ部4c、スライド
ステム10の雌ねじ部10a、第1部材11Aの第1雄
ねじ部11a及び第2部材11Bの第2雄ねじ部11b
のねじの向きは、回動ステム11を回転して下降させた
ときにスライドステム10も下降するように設定されて
いる。
【0013】前記ハンドル12は、筒状を呈し、回動ス
テム11の上部にハンドル固定用ねじ23により固定さ
れて居り、下端部がインジケータ19の外周面に沿って
回転且つ昇降動するようになっている。これにより、制
御器の開度や流量調整度が直読される。
テム11の上部にハンドル固定用ねじ23により固定さ
れて居り、下端部がインジケータ19の外周面に沿って
回転且つ昇降動するようになっている。これにより、制
御器の開度や流量調整度が直読される。
【0014】前記ストッパー13は、ステム9のボンネ
ット4から突出する部分に設けられて居り、制御器の全
閉時(ダイヤフラム2の中央部が弁座17に当座したと
き)にボンネット4の上端部に直接若しくは間接的に当
接してステム9の下降を規制するものである。本実施例
では、ストッパー13は、環状を呈し、回動ステム11
の第2部材11Bの上部外周面に嵌合され、固定用ねじ
24により第2部材11Bへ固定されて居り、回動ステ
ム11が下降したときに袋ナット20の上面に当接する
ようになっている。尚、ストッパー13の固定位置は、
回動ステム11、スライドステム10及びディスク6が
下降してダイヤフラム2を弁座17に当座させたときに
ストッパー13と袋ナット6とが当接するように設定さ
れている。
ット4から突出する部分に設けられて居り、制御器の全
閉時(ダイヤフラム2の中央部が弁座17に当座したと
き)にボンネット4の上端部に直接若しくは間接的に当
接してステム9の下降を規制するものである。本実施例
では、ストッパー13は、環状を呈し、回動ステム11
の第2部材11Bの上部外周面に嵌合され、固定用ねじ
24により第2部材11Bへ固定されて居り、回動ステ
ム11が下降したときに袋ナット20の上面に当接する
ようになっている。尚、ストッパー13の固定位置は、
回動ステム11、スライドステム10及びディスク6が
下降してダイヤフラム2を弁座17に当座させたときに
ストッパー13と袋ナット6とが当接するように設定さ
れている。
【0015】次に、前記制御器の作動について説明す
る。ハンドル12を制御器が閉弁する方向へ回すと、ボ
ンネット4に螺合する回動ステム11の第2部材11B
が回転しつつ下降する。回動ステム11の第2部材11
Bが回転すると、第1部材11Aも当然に回転しつつ下
降することになり、第1部材11Aに螺合するスライド
ステム10も廻り止めねじ21及びガイド溝10bによ
って廻り止めされた状態で下降する。このとき、スライ
ドステム10は、ハンドル12が1回転につき第2雄ね
じ部11bのねじピッチと第1雄ねじ部11aのねじピ
ッチとの差だけ下降することになる。本実施例では、ハ
ンドル12が1回転につき0.05mm下降する。スラ
イドステム10が下降すると、ディスク6及びダイヤフ
ラム押え8が下降してダイヤフラム2の中央部を下方へ
押し下げ、これによって、ダイヤフラム2が弾性変形
し、弁座17に当座して閉弁状態になる。このとき、第
2部材11Bに設けたストッパー13が袋ナット20の
上面に当接して回動ステム11の下降を規制する為、ハ
ンドル12を締め過ぎると云うことがなく、締め過ぎに
よるダイヤフラム2の損傷や破損を防止することができ
る。一方、ハンドル12を制御器が開弁する方向へ回す
と、回動ステム11が回転しつつ上昇し、これに伴って
スライドステム10が廻り止めされた状態で上昇する。
このとき、スライドステム10は、ハンドル12の1回
転につき第2雄ねじ部11bのねじピッチと第1雄ねじ
部11aのねじピッチとの差だけ上昇することになる。
本実施例では、ハンドル12が1回転につき0.05m
m上昇する。スライドステム10が上昇すると、ディス
ク6がスプリング7の反力により上昇すると共に、ダイ
ヤフラム2がその弾性力や流体圧により元の形状に復元
し、弁座17から離座して開弁状態になる。尚、スライ
ドステム10の昇降量等はインジケータ19上のハンド
ル12の下端部の位置から直読される。この制御器は、
第1雄ねじ部11aと第2雄ねじ部11bとのねじピッ
チ差でもってスライドステム10を昇降動させている
為、回動ステム11の回転に対するスライドステム10
の昇降量即ちダイヤフラム2のストロークを極めて微細
に調整するとができ、手動操作でも高精度の微流量調整
が行える。又、ディスク6と押えアダプター8との間に
ディスク6を上方へ附勢するスプリング7を介装してい
る為、ねじ部のガタツキが防止され、ステム9のストロ
ークを正確に調整できる。
る。ハンドル12を制御器が閉弁する方向へ回すと、ボ
ンネット4に螺合する回動ステム11の第2部材11B
が回転しつつ下降する。回動ステム11の第2部材11
Bが回転すると、第1部材11Aも当然に回転しつつ下
降することになり、第1部材11Aに螺合するスライド
ステム10も廻り止めねじ21及びガイド溝10bによ
って廻り止めされた状態で下降する。このとき、スライ
ドステム10は、ハンドル12が1回転につき第2雄ね
じ部11bのねじピッチと第1雄ねじ部11aのねじピ
ッチとの差だけ下降することになる。本実施例では、ハ
ンドル12が1回転につき0.05mm下降する。スラ
イドステム10が下降すると、ディスク6及びダイヤフ
ラム押え8が下降してダイヤフラム2の中央部を下方へ
押し下げ、これによって、ダイヤフラム2が弾性変形
し、弁座17に当座して閉弁状態になる。このとき、第
2部材11Bに設けたストッパー13が袋ナット20の
上面に当接して回動ステム11の下降を規制する為、ハ
ンドル12を締め過ぎると云うことがなく、締め過ぎに
よるダイヤフラム2の損傷や破損を防止することができ
る。一方、ハンドル12を制御器が開弁する方向へ回す
と、回動ステム11が回転しつつ上昇し、これに伴って
スライドステム10が廻り止めされた状態で上昇する。
このとき、スライドステム10は、ハンドル12の1回
転につき第2雄ねじ部11bのねじピッチと第1雄ねじ
部11aのねじピッチとの差だけ上昇することになる。
本実施例では、ハンドル12が1回転につき0.05m
m上昇する。スライドステム10が上昇すると、ディス
ク6がスプリング7の反力により上昇すると共に、ダイ
ヤフラム2がその弾性力や流体圧により元の形状に復元
し、弁座17から離座して開弁状態になる。尚、スライ
ドステム10の昇降量等はインジケータ19上のハンド
ル12の下端部の位置から直読される。この制御器は、
第1雄ねじ部11aと第2雄ねじ部11bとのねじピッ
チ差でもってスライドステム10を昇降動させている
為、回動ステム11の回転に対するスライドステム10
の昇降量即ちダイヤフラム2のストロークを極めて微細
に調整するとができ、手動操作でも高精度の微流量調整
が行える。又、ディスク6と押えアダプター8との間に
ディスク6を上方へ附勢するスプリング7を介装してい
る為、ねじ部のガタツキが防止され、ステム9のストロ
ークを正確に調整できる。
【0016】上記実施例に於いては、ダイヤフラム2を
直接弁座17へ当離座させる構成としているが、ダイヤ
フラム2の下方にディスク6を配設し、これを弁座17
へ当離座させるようにしても良い。上記実施例に於いて
は、第1部材11Aと第2部材11Bとを別体とし、両
者を固定用ナット22で連結固定するようにしている
が、両者を一体的に形成するようにしても良い。上記実
施例に於いては、回動ステム11を手動で回転させるよ
うにしたが、回動ステム11をモータ等で回転駆動する
ようにしても良い。上記実施例に於いては、ストッパー
13を袋ナット20の上面に当接させて回動ステム11
の下降量を規制するようにしたが、袋ナット20がない
場合にはストッパー13をボンネット4の上面に当接さ
せて回動ステム11の下降量を規制するようにしても良
い。上記実施例に於いては、ストッパー13を環状に形
成したが、ストッパー13の形状はこれに限定されるも
のではなく、全閉時に回動ステム11の下降を規制でき
れば、如何なる形状のものであっても良い。例えばピン
形状のものであっても良い。上記実施例に於いては、ス
トッパー13を固定用ねじ24で第2部材11Bに固定
するようにしたが、他の手段を用いて固定するようにし
ても良い。例えばストッパー13を第2部材11Bに溶
着するようにしても良い。上記実施例に於いては、ステ
ム駆動部に差動ねじ機構を採用して回動ステム11の昇
降ストロークを大きくすると共に、スライドステム10
及びダイヤフラム2の移動ストロークを小さくした構造
の制御器にストッパー13を設けるようにしたが、ステ
ムの昇降ストロークとダイヤフラム2の昇降ストローク
とが同一になる構造の制御器にストッパー13を設ける
ようにしても良い。
直接弁座17へ当離座させる構成としているが、ダイヤ
フラム2の下方にディスク6を配設し、これを弁座17
へ当離座させるようにしても良い。上記実施例に於いて
は、第1部材11Aと第2部材11Bとを別体とし、両
者を固定用ナット22で連結固定するようにしている
が、両者を一体的に形成するようにしても良い。上記実
施例に於いては、回動ステム11を手動で回転させるよ
うにしたが、回動ステム11をモータ等で回転駆動する
ようにしても良い。上記実施例に於いては、ストッパー
13を袋ナット20の上面に当接させて回動ステム11
の下降量を規制するようにしたが、袋ナット20がない
場合にはストッパー13をボンネット4の上面に当接さ
せて回動ステム11の下降量を規制するようにしても良
い。上記実施例に於いては、ストッパー13を環状に形
成したが、ストッパー13の形状はこれに限定されるも
のではなく、全閉時に回動ステム11の下降を規制でき
れば、如何なる形状のものであっても良い。例えばピン
形状のものであっても良い。上記実施例に於いては、ス
トッパー13を固定用ねじ24で第2部材11Bに固定
するようにしたが、他の手段を用いて固定するようにし
ても良い。例えばストッパー13を第2部材11Bに溶
着するようにしても良い。上記実施例に於いては、ステ
ム駆動部に差動ねじ機構を採用して回動ステム11の昇
降ストロークを大きくすると共に、スライドステム10
及びダイヤフラム2の移動ストロークを小さくした構造
の制御器にストッパー13を設けるようにしたが、ステ
ムの昇降ストロークとダイヤフラム2の昇降ストローク
とが同一になる構造の制御器にストッパー13を設ける
ようにしても良い。
【0017】
【発明の効果】上述の通り、本発明のダイヤフラム型の
制御器は、ステムのボンネットから突出する部分に、制
御器の全閉時にボンネットの上端部に直接若しくは間接
的に当接してステムの下降を規制するストッパーを設け
る構成とした為、ステムが螺子作動方式であっても、閉
弁時に締め過ぎると云うことがなく、締め過ぎによるダ
イヤフラムの損傷や破損を防止することができる。その
結果、ダイヤフラムの寿命が大幅に延びることになる。
制御器は、ステムのボンネットから突出する部分に、制
御器の全閉時にボンネットの上端部に直接若しくは間接
的に当接してステムの下降を規制するストッパーを設け
る構成とした為、ステムが螺子作動方式であっても、閉
弁時に締め過ぎると云うことがなく、締め過ぎによるダ
イヤフラムの損傷や破損を防止することができる。その
結果、ダイヤフラムの寿命が大幅に延びることになる。
【図1】本発明の実施例に係るダイヤフラム型の制御器
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】従来のダイヤフラム型の制御器の縦断面図であ
る。
る。
1はボディ、2はダイヤフラム、4はボンネット、6は
ディスク、9はステム13はストッパー、14は流体入
口、15は流体出口、16は弁室、17は弁座
ディスク、9はステム13はストッパー、14は流体入
口、15は流体出口、16は弁室、17は弁座
Claims (1)
- 【請求項1】 流体入口及び流体出口に連通する凹状の
弁室の底面に弁座を設けたボディと、弁座の上方に配設
され、弁室の気密を保持すると共に、その中央部が上下
動して直接弁座へ当離座するか若しくはディスクを介し
て間接的に弁座へ当離座するダイヤフラムと、下端部が
弁室に挿入され、ダイヤフラムの周縁部をボディとの間
で気密状に挾持する筒状のボンネットと、上部がボンネ
ットから突出すべくボンネットに昇降自在に螺挿され、
下降時にダイヤフラムの中央部を下降させるステム等か
ら構成したダイヤフラム型の制御器に於いて、前記ステ
ムのボンネットから突出する部分に、制御器の全閉時に
ボンネットの上端部に直接若しくは間接的に当接してス
テムの下降を規制するストッパーを設けたことを特徴と
する制御器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3268949A JP3012047B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 制御器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3268949A JP3012047B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 制御器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579570A true JPH0579570A (ja) | 1993-03-30 |
JP3012047B2 JP3012047B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=17465534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3268949A Expired - Lifetime JP3012047B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 制御器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3012047B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5439197A (en) * | 1993-09-17 | 1995-08-08 | Masako Kiyohara | Flow rate control valve |
JPH10176763A (ja) * | 1996-12-17 | 1998-06-30 | Agency Of Ind Science & Technol | 薄膜製造装置用噴霧ノズル弁 |
WO2007063635A1 (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-07 | Ckd Corporation | 流量調整弁 |
JP2008157366A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Smc Corp | 流量調整弁 |
US8907037B2 (en) | 2010-03-26 | 2014-12-09 | Dow Corning Corporation | Preparation of lignocellulosic products |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP3268949A patent/JP3012047B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5439197A (en) * | 1993-09-17 | 1995-08-08 | Masako Kiyohara | Flow rate control valve |
JPH10176763A (ja) * | 1996-12-17 | 1998-06-30 | Agency Of Ind Science & Technol | 薄膜製造装置用噴霧ノズル弁 |
WO2007063635A1 (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-07 | Ckd Corporation | 流量調整弁 |
KR100980237B1 (ko) * | 2005-12-02 | 2010-09-09 | 씨케이디 가부시키 가이샤 | 유량조정밸브 |
US8104742B2 (en) | 2005-12-02 | 2012-01-31 | Ckd Corporation | Flow control valve |
JP2008157366A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Smc Corp | 流量調整弁 |
JP4517371B2 (ja) * | 2006-12-25 | 2010-08-04 | Smc株式会社 | 流量調整弁 |
US8141582B2 (en) | 2006-12-25 | 2012-03-27 | Smc Kabushiki Kaisha | Flow amount adjusting valve |
US8907037B2 (en) | 2010-03-26 | 2014-12-09 | Dow Corning Corporation | Preparation of lignocellulosic products |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3012047B2 (ja) | 2000-02-21 |
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