JPH0579492A - 横流フアン - Google Patents
横流フアンInfo
- Publication number
- JPH0579492A JPH0579492A JP24092891A JP24092891A JPH0579492A JP H0579492 A JPH0579492 A JP H0579492A JP 24092891 A JP24092891 A JP 24092891A JP 24092891 A JP24092891 A JP 24092891A JP H0579492 A JPH0579492 A JP H0579492A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- air
- vanes
- flow
- peripheral side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 騒音レベルが低い横流ファンを提供する。
【構成】 羽根車の外周側の空気流の方向(矢印Z1の
方向)と垂直方向の翼間寸法L1と、上記羽根車の内周
側の空気流の方向(矢印Z2の方向)と垂直方向の翼間寸
法L2とが等しくなるように、上記羽根車の外周側程、
上記翼1を薄肉にしている。翼1と翼1との間の空気流
を整流でき、空気流同士の衝突を防ぐことができ、上記
空気流が翼1から剥離することを防ぐことができる。
方向)と垂直方向の翼間寸法L1と、上記羽根車の内周
側の空気流の方向(矢印Z2の方向)と垂直方向の翼間寸
法L2とが等しくなるように、上記羽根車の外周側程、
上記翼1を薄肉にしている。翼1と翼1との間の空気流
を整流でき、空気流同士の衝突を防ぐことができ、上記
空気流が翼1から剥離することを防ぐことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、騒音レベルを低減で
きる横流ファンに関する。
きる横流ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、横流ファンは、図3(a)に示すよ
うに、複数の前向きに(矢印X方向)に湾曲した円弧翼5
1,51…を有する羽根車Hを備えている。上記羽根車
Hの翼51は、図3(b)に示すように、前側と後側とに
同じ曲率を有する円弧面によって形成されている。した
がって、この翼51は略全体にわたって同じ厚さを有し
ている。
うに、複数の前向きに(矢印X方向)に湾曲した円弧翼5
1,51…を有する羽根車Hを備えている。上記羽根車
Hの翼51は、図3(b)に示すように、前側と後側とに
同じ曲率を有する円弧面によって形成されている。した
がって、この翼51は略全体にわたって同じ厚さを有し
ている。
【0003】そして、図3(a)において、羽根車Hが矢
印Xに示す方向に回転すると、図3(b)に示すように、
空気は矢印Z10から矢印Z20の方向へ流れて、翼5
1と翼51との間を通過する。
印Xに示す方向に回転すると、図3(b)に示すように、
空気は矢印Z10から矢印Z20の方向へ流れて、翼5
1と翼51との間を通過する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
横流ファンは、円弧翼51の厚みが羽根車Hの外周側と
内周側において同じ厚さを有するため、上記羽根車Hの
外周側(入口20側)の空気流の方向(矢印Z10の方向)
と垂直方向の翼間寸法L10が、羽根車Hの内周側(出
口30側)の空気流の方向(矢印Z20の方向)と垂直方
向の翼間寸法L20よりも小さくなっている。このよう
に、入口20側の翼間寸法L10と、出口30側の翼間
寸法L20とが等しくないので、上記翼51間の空気流
同士が衝突して、上記翼間の空気流が翼51から剥離
し、騒音が大きくなるという問題がある。すなわち、図
4に示す騒音の実験データに矢印Aで示すように、上記
羽根車Hの1秒当りの回転数Nと羽根車Hの羽根数Zと
の積の2倍の音周波数2NZ(Hz)付近における音圧レ
ベルが突出して騒音が大きくなるのである。
横流ファンは、円弧翼51の厚みが羽根車Hの外周側と
内周側において同じ厚さを有するため、上記羽根車Hの
外周側(入口20側)の空気流の方向(矢印Z10の方向)
と垂直方向の翼間寸法L10が、羽根車Hの内周側(出
口30側)の空気流の方向(矢印Z20の方向)と垂直方
向の翼間寸法L20よりも小さくなっている。このよう
に、入口20側の翼間寸法L10と、出口30側の翼間
寸法L20とが等しくないので、上記翼51間の空気流
同士が衝突して、上記翼間の空気流が翼51から剥離
し、騒音が大きくなるという問題がある。すなわち、図
4に示す騒音の実験データに矢印Aで示すように、上記
羽根車Hの1秒当りの回転数Nと羽根車Hの羽根数Zと
の積の2倍の音周波数2NZ(Hz)付近における音圧レ
ベルが突出して騒音が大きくなるのである。
【0005】そこで、この発明の目的は、騒音レベルを
低減できる横流ファンを提供することにある。
低減できる横流ファンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、複数の前向きに湾曲した円弧翼を有す
る羽根車を備える横流ファンにおいて、上記翼と翼の間
の空気流の方向に対して垂直方向の翼間寸法が、上記羽
根車の外周側と内周側とで略等しくなるように、上記羽
根車の外周側程上記翼を薄肉にしたことを特徴としてい
る。
め、この発明は、複数の前向きに湾曲した円弧翼を有す
る羽根車を備える横流ファンにおいて、上記翼と翼の間
の空気流の方向に対して垂直方向の翼間寸法が、上記羽
根車の外周側と内周側とで略等しくなるように、上記羽
根車の外周側程上記翼を薄肉にしたことを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】上記羽根車の外周側程上記翼を薄肉にして、上
記翼間寸法を上記羽根車の外周側と内周側とで略等しく
なるようにしているから、上記翼間の空気流が整流さ
れ、上記翼間の空気流同士の衝突が防がれ、上記翼間の
空気流が上記翼から剥離することが防がれ、騒音レベル
が低下する。
記翼間寸法を上記羽根車の外周側と内周側とで略等しく
なるようにしているから、上記翼間の空気流が整流さ
れ、上記翼間の空気流同士の衝突が防がれ、上記翼間の
空気流が上記翼から剥離することが防がれ、騒音レベル
が低下する。
【0008】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
説明する。
【0009】この実施例の横流ファンは、羽根車の翼形
状のみが図3に示す従来例と異なるものである。そのた
め、図1に示すこの実施例の羽根車の翼1について重点
的に説明する。
状のみが図3に示す従来例と異なるものである。そのた
め、図1に示すこの実施例の羽根車の翼1について重点
的に説明する。
【0010】図1に示すように、この実施例は、上記羽
根車の外周側(空気流の入口2側)の空気流の方向(矢印
Z1の方向)と垂直方向の翼間寸法L1と、上記羽根車
の内周側(空気流の出口3側)の空気流の方向(矢印Z2
の方向)と垂直方向の翼間寸法L2とが等しくなるよう
に、上記羽根車の外周側(入口2側)程、上記翼1を薄肉
にしている。そして、翼1の入口2側の端部1aの曲率
半径R1を、翼1の出口3側の端部1bの曲率半径R2
よりも小さくしている。
根車の外周側(空気流の入口2側)の空気流の方向(矢印
Z1の方向)と垂直方向の翼間寸法L1と、上記羽根車
の内周側(空気流の出口3側)の空気流の方向(矢印Z2
の方向)と垂直方向の翼間寸法L2とが等しくなるよう
に、上記羽根車の外周側(入口2側)程、上記翼1を薄肉
にしている。そして、翼1の入口2側の端部1aの曲率
半径R1を、翼1の出口3側の端部1bの曲率半径R2
よりも小さくしている。
【0011】上記構成によれば、空気流の入口2側の翼
間寸法L1と空気流の出口3側の翼間寸法L2とを等し
くしているので、上記翼1と翼1との間の空気流を整流
でき、上記翼1間の空気流同士の衝突を防ぐことがで
き、上記翼1と翼1の間の空気流が翼1から剥離するこ
とを防ぐことができる。したがって、図2に示す本実施
例の騒音の実験データに矢印Bで示すように、従来例で
発生した音周波数2NZ(Hz)における音圧レベルの突
出(図4に矢印Aで示す)が抑えられ、騒音を低減できる
のである。
間寸法L1と空気流の出口3側の翼間寸法L2とを等し
くしているので、上記翼1と翼1との間の空気流を整流
でき、上記翼1間の空気流同士の衝突を防ぐことがで
き、上記翼1と翼1の間の空気流が翼1から剥離するこ
とを防ぐことができる。したがって、図2に示す本実施
例の騒音の実験データに矢印Bで示すように、従来例で
発生した音周波数2NZ(Hz)における音圧レベルの突
出(図4に矢印Aで示す)が抑えられ、騒音を低減できる
のである。
【0012】また、今1つの騒音実験によれば、送風量
10.5m3/分において、従来例の騒音の音圧レベルが
42.8dBであるのに対し、本実施例の騒音の音圧レベ
ルが41.3dBであった。すなわち、本実施例によれ
ば、従来例に比べて騒音の音圧レベルを1.5dB低減で
きた。
10.5m3/分において、従来例の騒音の音圧レベルが
42.8dBであるのに対し、本実施例の騒音の音圧レベ
ルが41.3dBであった。すなわち、本実施例によれ
ば、従来例に比べて騒音の音圧レベルを1.5dB低減で
きた。
【0013】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の横
流ファンは、羽根車の円弧翼の翼間寸法が、上記羽根車
の外周側と内周側とで略等しくなるように、上記翼を上
記羽根車の外周側程薄肉にしたので、上記翼間の空気流
を整流でき、上記空気流が翼から剥離することを防ぐこ
とができて、騒音レベルを低減できる。
流ファンは、羽根車の円弧翼の翼間寸法が、上記羽根車
の外周側と内周側とで略等しくなるように、上記翼を上
記羽根車の外周側程薄肉にしたので、上記翼間の空気流
を整流でき、上記空気流が翼から剥離することを防ぐこ
とができて、騒音レベルを低減できる。
【図1】 この発明の一実施例の横流ファンの翼を示す
図である。
図である。
【図2】 上記実施例の騒音の周波数特性図である。
【図3】 従来の横流ファンを示す図である。
【図4】 従来の横流ファンの騒音の周波数特性図であ
る。
る。
1,51 翼 2,20 入口 3,30 出口 L1,L2,L10,L20
翼間寸法 H 羽根車
翼間寸法 H 羽根車
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の前向きに湾曲した円弧翼を有する
羽根車を備える横流ファンにおいて、 上記翼と翼の間の空気流の方向に対して垂直方向の翼間
寸法が、上記羽根車の外周側と内周側とで略等しくなる
ように、上記羽根車の外周側程上記翼を薄肉にしたこと
を特徴とする横流ファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24092891A JPH0579492A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 横流フアン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24092891A JPH0579492A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 横流フアン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579492A true JPH0579492A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17066732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24092891A Pending JPH0579492A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 横流フアン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0579492A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006037839A (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-09 | Toshiba Kyaria Kk | クロスフローファン |
WO2013150673A1 (ja) | 2012-04-06 | 2013-10-10 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置の室内機 |
WO2015098689A1 (ja) | 2013-12-27 | 2015-07-02 | ダイキン工業株式会社 | クロスフローファンの翼 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02277996A (ja) * | 1989-04-20 | 1990-11-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 貫流送風機 |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP24092891A patent/JPH0579492A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02277996A (ja) * | 1989-04-20 | 1990-11-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 貫流送風機 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006037839A (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-09 | Toshiba Kyaria Kk | クロスフローファン |
JP4583095B2 (ja) * | 2004-07-27 | 2010-11-17 | 東芝キヤリア株式会社 | クロスフローファン |
WO2013150673A1 (ja) | 2012-04-06 | 2013-10-10 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置の室内機 |
US10436496B2 (en) | 2012-04-06 | 2019-10-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Indoor unit for air-conditioning apparatus |
WO2015098689A1 (ja) | 2013-12-27 | 2015-07-02 | ダイキン工業株式会社 | クロスフローファンの翼 |
US10690142B2 (en) | 2013-12-27 | 2020-06-23 | Daikin Industries, Ltd. | Blade of cross-flow fan |
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