JPH0579394U - 傾斜回転窯のスラスト受け装置 - Google Patents

傾斜回転窯のスラスト受け装置

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Publication number
JPH0579394U
JPH0579394U JP2638592U JP2638592U JPH0579394U JP H0579394 U JPH0579394 U JP H0579394U JP 2638592 U JP2638592 U JP 2638592U JP 2638592 U JP2638592 U JP 2638592U JP H0579394 U JPH0579394 U JP H0579394U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
receiving surface
tire
thrust
rotary kiln
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Pending
Application number
JP2638592U
Other languages
English (en)
Inventor
和文 池田
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持タイヤの構成を簡単にして加工を容易に
すると共に、低コスト、軽量化を図れるようにする。 【構成】 斜めに設置されて回転する傾斜回転窯1のシ
ェル2の外周に、シェル2の回転軸線8と直交する方向
に沿う直角受け面19を有した支持タイヤ20を取付
け、且つ該支持タイヤ20の直角受け面19とシェル2
の回転軸線8との交点Tを頂点とする円錐の截頭形状を
有して前記支持タイヤ20の直角受け面19に当接する
傾斜スラストローラ21を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は傾斜回転窯のスラスト受け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
セメントの焼成や石灰石或いはアルミナ等の焼成を行うロータリキルン、或い はコークスカルサイナ等の窯業用、ごみ焼却用、更には乾燥用等として傾斜回転 窯が用いられている。
【0003】 傾斜回転窯は、斜めに設置されて回転するシェル内の上端側から原料を供給し 、シェルの回転により徐々に下端側に移動させながら連続的な焼成等の作業を行 うようにしている。このような傾斜回転窯は通常、内部に耐火材を張り巡らした 構成を有しており、而も焼成等の処理時間を確保するために長大な構造となって おり非常に大きな重量を有しているため、前記したようにシェルが傾斜している ことにより大きなスラスト力(軸方向の荷重)が発生しこのスラスト力を受ける ために図3に示すようなスラスト受け装置を備えるようにしている。
【0004】 即ち、図3に示すように、斜めに設置され図示しないラジアル荷重受けによっ て回転可能に支持されている傾斜回転窯1のシェル2の外周に、環状を有した金 属製の支持タイヤ3を座金4を介して取付け、前記支持タイヤ3の側面に当接し てシェル2のスラスト力Fを受けるようにしたスラストローラ5を設けている。
【0005】 従来のスラストローラ5は、該スラストローラ5の軸中心線6が垂直になるよ うにローラ支持装置7により支持されている。ローラ支持装置7は、シェル2の 回転軸線8と同方向に且つ水平に延びたロッド9にローラハウジング10を介し て前記スラストローラ5を支持するようにしており、前記ロッド9の一端はベッ ド11上に設けた一方のロッドサポート12に対して軸方向にスライド可能に支 持されており、また前記ロッド9の他端は他方のロッドサポート13に設けられ 且つ油圧パイプ14を介して油圧ポンプユニット15に接続された油圧シリンダ 16に接続されている。上記油圧シリンダ16により、スラストローラ5を支持 タイヤ3に押し付けるように当接させてシェル2のスラスト力Fを受けるように している。
【0006】 前記スラストローラ5は、支持タイヤ3との接触面における周速がスラストロ ーラ5の上下において一定になるようにする必要があり、このためにスラストロ ーラ5の外周をシェル2の回転軸線8を頂点Sとする截頭円錐形状(断面台形) の支持面17としており、また前記支持タイヤ3の側面にも図4に示すように前 記スラストローラ5の支持面17に合わせて傾斜受け面18を形成するようにし ている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記した従来の傾斜回転窯のスラスト受け装置においては、スラスト ローラ5の軸中心線6が垂直になるようにスラストローラ5を設置しているため に、スラストローラ5の周速を一定にするための傾斜受け面18を支持タイヤ3 に形成する必要があり、このために支持タイヤ3の加工が大変となり、しかも本 来強度的には図4の幅Mだけがあれば十分であるのに対して、前記傾斜受け面1 8の形成のために支持タイヤ3の幅寸法がmだけ増加してその分の製造コスト及 び重量が増加する問題を有していた。又、支持タイヤ3が摩耗した時、前記傾斜 受け面18の修理を現地で行おうとすると旋盤等による加工が困難であるといっ た問題を有していた。
【0008】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、支持タイヤの構成を簡単 にして加工を容易にすると共に、低コスト、軽量化を図れるようにした傾斜回転 窯のスラスト受け装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、斜めに設置されて回転する傾斜回転窯のシェルの外周に、シェルの 回転軸線と直交する方向に沿う直角受け面を有した支持タイヤを取付け、且つ該 支持タイヤの直角受け面とシェルの回転軸線との交点を頂点とする円錐の截頭形 状を有して前記支持タイヤの直角受け面に当接する傾斜スラストローラを設けた ことを特徴とする傾斜回転窯のスラスト受け装置、に係るものである。
【0010】
【作用】
本考案では、シェルの回転軸線と直交する方向に沿って形成された支持タイヤ の直角受け面に、傾斜スラストローラの支持面を当接させて、シェルのスラスト 力を傾斜スラストローラで受けるようにする。この時、傾斜スラストローラは、 支持タイヤの直角受け面とシェルの回転軸線との交点を頂点とする円錐の截頭形 状を有しているので、傾斜スラストローラの支持面の周速は支持タイヤの直角受 け面の速度と当接部で同一になる。
【0011】 更に、前記支持タイヤは、直角受け面を有した簡単な矩形断面形状とすること ができるので、加工が容易になると共に、幅寸法の削減、重量の軽減を図ること ができる。
【0012】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0013】 図1は本考案の一実施例を示すもので、前記図3に示したものと同一のものに は同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0014】 図1に示すごとく、斜めに設置されて回転する傾斜回転窯1のシェル2の外周 に、シェル2の回転軸線8と直交する方向に沿う直角受け面19を有した支持タ イヤ20を取付け、且つ該支持タイヤ20の直角受け面19とシェル2の回転軸 線8との交点Tを頂点とする円錐の截頭形状を有して前記支持タイヤ20の直角 受け面19に当接する傾斜スラストローラ21を設ける。傾斜スラストローラ2 1は、図3と同様の構成を有したローラ支持装置7のロッド9に対して、ローラ ハウジング10を傾斜させて取付けるようにしている。
【0015】 前記構成において、シェル2の回転軸線8と直交する方向に形成された支持タ イヤ20の直角受け面19に、傾斜スラストローラ21の支持面17を当接させ て、シェル2のスラスト力Fを傾斜スラストローラ21で受けるようにする。こ の時、傾斜スラストローラ21は、支持タイヤ20の直角受け面19とシェル2 の回転軸線8との交点Tを頂点とする円錐の截頭形状を有しているので、傾斜ス ラストローラ21の支持面17の周速は一定となる。
【0016】 前記傾斜スラストローラ21を備えたことにより、支持タイヤ20の形状を直 角受け面19を有し、強度上の必要幅Mによって形成した簡単な矩形断面形状と することができる。従って、支持タイヤ20の加工が容易になり、更に支持タイ ヤ20の幅寸法の削減、重量の軽減も図ることができる。
【0017】 尚、本考案は前記実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱 しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0018】
【考案の効果】
本考案の傾斜回転窯のスラスト受け装置によれば、シェルの回転軸線と直交す る方向に形成された支持タイヤの直角受け面に、傾斜スラストローラの支持面を 当接させて、シェルのスラスト力を傾斜スラストローラで受けるようにしたので 、支持タイヤの形状を直角受け面を有した簡単な矩形断面形状とすることができ 、よって支持タイヤの加工が容易になると共に、幅寸法の削減、重量の軽減を図 ることができる優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1のII部分の拡大断面図である。
【図3】従来の傾斜回転窯のスラスト受け装置の一例を
示す側面図である。
【図4】図3のIV部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 傾斜回転窯 2 シェル 8 回転軸線 19 直角受け面 20 支持タイヤ 21 傾斜スラストローラ T 交点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜めに設置されて回転する傾斜回転窯の
    シェルの外周に、シェルの回転軸線と直交する方向に沿
    う直角受け面を有した支持タイヤを取付け、且つ該支持
    タイヤの直角受け面とシェルの回転軸線との交点を頂点
    とする円錐の截頭形状を有して前記支持タイヤの直角受
    け面に当接する傾斜スラストローラを設けたことを特徴
    とする傾斜回転窯のスラスト受け装置。
JP2638592U 1992-03-30 1992-03-30 傾斜回転窯のスラスト受け装置 Pending JPH0579394U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2638592U JPH0579394U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 傾斜回転窯のスラスト受け装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP2638592U JPH0579394U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 傾斜回転窯のスラスト受け装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0579394U true JPH0579394U (ja) 1993-10-29

Family

ID=12192069

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2638592U Pending JPH0579394U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 傾斜回転窯のスラスト受け装置

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JP (1) JPH0579394U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010007979A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Ihi Corp ロータリーキルン
JP2014092354A (ja) * 2012-11-07 2014-05-19 Sugiyama Juko Kk ロータリーキルン
JP2015083919A (ja) * 2014-12-09 2015-04-30 杉山重工株式会社 ロータリーキルン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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