JPH031217B2 - - Google Patents
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- JPH031217B2 JPH031217B2 JP17449383A JP17449383A JPH031217B2 JP H031217 B2 JPH031217 B2 JP H031217B2 JP 17449383 A JP17449383 A JP 17449383A JP 17449383 A JP17449383 A JP 17449383A JP H031217 B2 JPH031217 B2 JP H031217B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F27—FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
- F27B—FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
- F27B9/00—Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity
- F27B9/14—Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity characterised by the path of the charge during treatment; characterised by the means by which the charge is moved during treatment
- F27B9/16—Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity characterised by the path of the charge during treatment; characterised by the means by which the charge is moved during treatment the charge moving in a circular or arcuate path
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F27—FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
- F27B—FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
- F27B9/00—Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity
- F27B9/30—Details, accessories, or equipment peculiar to furnaces of these types
- F27B9/40—Arrangements of controlling or monitoring devices
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F27—FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
- F27D—DETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
- F27D21/00—Arrangements of monitoring devices; Arrangements of safety devices
-
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- F27—FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
- F27D—DETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
- F27D3/00—Charging; Discharging; Manipulation of charge
- F27D2003/0001—Positioning the charge
- F27D2003/0002—Positioning the charge involving positioning devices, e.g. buffers or buffer zones
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Conveyors (AREA)
- Screw Conveyors (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は通常サーキユラーグレートと称される
環状の回転炉で代表されるような環状の回転体の
改良、殊にその旋回装置の改良に関する。
環状の回転炉で代表されるような環状の回転体の
改良、殊にその旋回装置の改良に関する。
鉄鉱石の焼結、オイルシエールの乾留あるいは
赤熱コークスの消火などのための連続式処理装置
として、通常サーキユラーグレートと呼ばれる環
状の回転炉が利用されるが、 従来、この種環状の回転体の旋回装置は、第1
図に示すようなセンターベアリング方式の旋回方
式が採用されている。すなわち同図aは旋回装置
の部分平面図、同図bはaのA−A線断面図であ
り、符号1は中心に位置するセンターベアリング
2に同ベアリングから放射状に延びる複数本のフ
レーム3を介して連結されている環状の回転炉本
体であり、この回転炉本体1はその下面側に等ピ
ツチで複数個設けられた支持ローラ4を介して水
平に敷設されている環状のレール5上に旋回自在
に支承されている。斯かる方式の旋回装置では、
上記フレーム3を有するため、設備が大型化した
場合において、環状の回転炉本体1の内側の空間
を旋回する当該フレーム3によつて占有され、こ
れを有効利用することに支障があり、また当該フ
レームの重量も増大するなどの問題があつた。
赤熱コークスの消火などのための連続式処理装置
として、通常サーキユラーグレートと呼ばれる環
状の回転炉が利用されるが、 従来、この種環状の回転体の旋回装置は、第1
図に示すようなセンターベアリング方式の旋回方
式が採用されている。すなわち同図aは旋回装置
の部分平面図、同図bはaのA−A線断面図であ
り、符号1は中心に位置するセンターベアリング
2に同ベアリングから放射状に延びる複数本のフ
レーム3を介して連結されている環状の回転炉本
体であり、この回転炉本体1はその下面側に等ピ
ツチで複数個設けられた支持ローラ4を介して水
平に敷設されている環状のレール5上に旋回自在
に支承されている。斯かる方式の旋回装置では、
上記フレーム3を有するため、設備が大型化した
場合において、環状の回転炉本体1の内側の空間
を旋回する当該フレーム3によつて占有され、こ
れを有効利用することに支障があり、また当該フ
レームの重量も増大するなどの問題があつた。
そこで、第2図に示すような回転中心部なベア
リングのない所謂芯なし方式の旋回装置が考えら
れるに至つた訳であるが、この旋回装置の構成は
第1図に示したものと同様に環状の回転炉本体1
がその下面に等ピツチで復数設けられる支持ロー
ラ4を介して環状のレール5上に旋回自在に支承
されているが、センターベアリング方式における
ようなセンターベアリング2およびフレーム3は
なく、これに代つて、環状の回転炉本体1の内周
側にはセンタリングレール用の頑丈な支柱6が多
数等ピツチで配置されており、これら支柱6の外
側面には同じく頑丈な環状のセンタリングレール
7が支持されている。一方、環状の回転炉本体1
の内周部には等ピツチにて多数のセンタリングロ
ーラ8が上記センタリングレール7に対向して設
けられており、これらのローラ8とセンタリング
レール7とが接触し、該レール7に案内されなが
ら上記環状の回転炉本体1が円運動するのである
が、上記レール7の取付精度(真円度)の確保の
困難性、上記ローラ8の上記本体1への取付精度
の不均一あるいは上記本体1の製作寸法誤差精
度、変形等を許容してなお円滑な旋回を確保する
ためには、上記レール7と上記ローラ8との間に
かなり大きなクリアランスCを与えなければなら
ない。ところが、このクリアランスCが存在する
ために、上記本体1は完全な円軌跡では旋回せ
ず、上記レール7の円周を軸としてその回りをフ
ラフープの如き蛇行運動を行うこととなる。この
際、上記レール7には本体1の如き重量物に固定
された上記ローラ8との接触により大きな推力を
受けるので、この推力に耐えるべく極めて頑丈な
レール7とその支柱6を必要とするのみならず、
上記本体1の蛇行運動により、これを支える支持
ローラ4にはその転動方向とは異なる方向に大き
な推力が作用して、該支持ローラ4と環状のレー
ル5との間に横滑りが生じ、重量物を支持する両
者に異常魔耗が発生する惧れがあつた。この傾向
は、上記本体1のフラフープ運動に基づく変形
(長円化)が加わつて前記クリアランスCが部分
的に増大することによつて更に増張される。ま
た、これらによる摩擦の増大により、上記本体1
の旋回駆動に要する動力も必然的に増大する不都
合もあつた。
リングのない所謂芯なし方式の旋回装置が考えら
れるに至つた訳であるが、この旋回装置の構成は
第1図に示したものと同様に環状の回転炉本体1
がその下面に等ピツチで復数設けられる支持ロー
ラ4を介して環状のレール5上に旋回自在に支承
されているが、センターベアリング方式における
ようなセンターベアリング2およびフレーム3は
なく、これに代つて、環状の回転炉本体1の内周
側にはセンタリングレール用の頑丈な支柱6が多
数等ピツチで配置されており、これら支柱6の外
側面には同じく頑丈な環状のセンタリングレール
7が支持されている。一方、環状の回転炉本体1
の内周部には等ピツチにて多数のセンタリングロ
ーラ8が上記センタリングレール7に対向して設
けられており、これらのローラ8とセンタリング
レール7とが接触し、該レール7に案内されなが
ら上記環状の回転炉本体1が円運動するのである
が、上記レール7の取付精度(真円度)の確保の
困難性、上記ローラ8の上記本体1への取付精度
の不均一あるいは上記本体1の製作寸法誤差精
度、変形等を許容してなお円滑な旋回を確保する
ためには、上記レール7と上記ローラ8との間に
かなり大きなクリアランスCを与えなければなら
ない。ところが、このクリアランスCが存在する
ために、上記本体1は完全な円軌跡では旋回せ
ず、上記レール7の円周を軸としてその回りをフ
ラフープの如き蛇行運動を行うこととなる。この
際、上記レール7には本体1の如き重量物に固定
された上記ローラ8との接触により大きな推力を
受けるので、この推力に耐えるべく極めて頑丈な
レール7とその支柱6を必要とするのみならず、
上記本体1の蛇行運動により、これを支える支持
ローラ4にはその転動方向とは異なる方向に大き
な推力が作用して、該支持ローラ4と環状のレー
ル5との間に横滑りが生じ、重量物を支持する両
者に異常魔耗が発生する惧れがあつた。この傾向
は、上記本体1のフラフープ運動に基づく変形
(長円化)が加わつて前記クリアランスCが部分
的に増大することによつて更に増張される。ま
た、これらによる摩擦の増大により、上記本体1
の旋回駆動に要する動力も必然的に増大する不都
合もあつた。
本発明は叙上の従来装置の欠陥に鑑みて提案す
るもので、上記環状の回転炉本体の旋回装置に自
動求心制御機能を付与せしめて、前記従来装置に
おける上記本体の蛇行運動(フラフープ運動)を
排除し極力、円軌跡の旋回を与えるようにしたの
で、前述の如き該本体を支持する支持ローラへの
異常かつ強大な推力が作用せず、従つて上記本体
の旋回に要する動力も減少し併せて該支持ローラ
4およびレール5の摩耗も大幅に減少し、且又、
頑丈な支柱6および上記センタリングレール7と
これに当接する多数のセンタリングローラ8も必
要とせず、構造の簡単化に加えて設備費、運転
費、保修費の低減化にも大きく資することが可能
になつたものである。而して、本発明の構成の要
旨とするところは、水平に敷設した環状のレール
上に複数の支持ローラにより支持されて旋回駆動
される環状の回転体と、上記環状のレールと同芯
に設置された基準環状レールとを備えてなり、か
つ上記支持ローラの適数個には該ローラの転動方
向を任意に変更し得る回動機構を設け、そして上
記環状の回転体の少くとも3個処以上の均等分割
円周部位で、旋回中の該環状の回転体と上記基準
環状レールとの間の距離の変化を検知する検知手
段を設け、該検知手段により検知した前記距離の
増加もしくは減少の傾向を打ち消す方向に、上記
回動機構を作動させて上記支持ローラの転動方向
を修正して、上記環状の回転体の旋回軌道が上記
基準環状レールと同芯の仮想円周上に近似せしめ
られるようにした自動求心制御装置を設けたこと
を特徴とする芯なし環状回転体にある。
るもので、上記環状の回転炉本体の旋回装置に自
動求心制御機能を付与せしめて、前記従来装置に
おける上記本体の蛇行運動(フラフープ運動)を
排除し極力、円軌跡の旋回を与えるようにしたの
で、前述の如き該本体を支持する支持ローラへの
異常かつ強大な推力が作用せず、従つて上記本体
の旋回に要する動力も減少し併せて該支持ローラ
4およびレール5の摩耗も大幅に減少し、且又、
頑丈な支柱6および上記センタリングレール7と
これに当接する多数のセンタリングローラ8も必
要とせず、構造の簡単化に加えて設備費、運転
費、保修費の低減化にも大きく資することが可能
になつたものである。而して、本発明の構成の要
旨とするところは、水平に敷設した環状のレール
上に複数の支持ローラにより支持されて旋回駆動
される環状の回転体と、上記環状のレールと同芯
に設置された基準環状レールとを備えてなり、か
つ上記支持ローラの適数個には該ローラの転動方
向を任意に変更し得る回動機構を設け、そして上
記環状の回転体の少くとも3個処以上の均等分割
円周部位で、旋回中の該環状の回転体と上記基準
環状レールとの間の距離の変化を検知する検知手
段を設け、該検知手段により検知した前記距離の
増加もしくは減少の傾向を打ち消す方向に、上記
回動機構を作動させて上記支持ローラの転動方向
を修正して、上記環状の回転体の旋回軌道が上記
基準環状レールと同芯の仮想円周上に近似せしめ
られるようにした自動求心制御装置を設けたこと
を特徴とする芯なし環状回転体にある。
以下、本発明をその好ましい実施例に基づいて
詳細に説明する。第3〜5図において、11は芯
なしの環状の回転炉本体、該本体11の下面には
複数個の支持ローラ4が設けられており環状のレ
ール5の上に転動して、上記本体11を旋回自在
に支承する。而して該支持ローラ4の支持部構造
は第4,5図にその詳細を示すように該ローラ4
自体の車軸12を回転自在に支承する軸受13
と、該軸受13が支承するローラ4の車軸12を
水平向に回動自在に支承する推力軸受14からな
り、該軸受14の上部摺動部材14aは上記本体
11の下面に所定位置に固定されており、また、
この推力軸受14の下部摺動部材14bには軸方
向に伸縮可能な槓杆15がほぼ支持ローラ4の転
動方向に沿つて延びており、この槓杆15を上記
推力軸承14の中心軸14cを支点として水平方
向に角変位することによつて、支持ローラ4の転
動方向を変更せしめる回動機構を構成している。
またその先端には上記本体11の旋回中心O方向
(半径方向)に延びる別の腕桿16がピンXをも
つて回動自在に連結され、そして該腕桿16は摺
動案内片17,17により上記本体11の半径方
向に摺動可能に支持されており、更に上記本体1
1よりその内周側に突出せしめた端部には、該本
体11の旋回の基準となるべき基準環状レール1
8の外周面に常時当接せしめられるローラ19が
装着されている。更に該腕桿16を上記ローラ1
9を介して上記基準環状レール18側面に常時当
接するよう付勢するバネ20が上記本体11と上
記ローラ19との間に弾装されている。而して、
この腕桿16の作用は、上記本体11と、上記基
準環状レール18との間の距離の変動を検出する
作用を行うもので、第4図に示すように本体11
が上記レール18から遠ざかる方向(矢示Q)に
移動した場合ピンXの位置は破線Yで示す位置か
ら実線Zで示す位置まで本体11に関して移動す
るので、前記腕桿16と上記本体11との関係位
置は破線21で示す位置から実線で示す位置まで
相対的に移動し、従つてこの腕桿16とピンXに
よりリンク結合されている回動機構の槓杆15は
破線22の位置から実線で示す位置まで回動せし
められるので、この槓杆15に連結されている支
持ローラ4の転動方向が図面右廻りに修正され、
本体11の旋回位置が基準環状レール18に近づ
くべく修正される。また、上記本体11が基準環
状レール18に接近しようとする場合は、上記と
逆の動きにより支持ローラ4の転動方向が適正に
修正される。かくて、これら本体11と基準環状
レール18との間の距離の変動を検知すべき手段
は、本体11の内円周等分割(3個所以上)に配
分しており、また支持ローラ4の転動方向を変換
する上記回動機構も上記手段と同数関連せしめて
いるので、これらの装置は協動して前記本体11
を基準環状レール18に做つて自動的に求心せし
め上記レール18の中心と同芯の仮想円周23
(例えば、環状レール5の円周)に近似した円軌
跡をもつて旋回することとなる。第6図は上述の
自動求心制御作用を模式的に図示したもので、仮
に上記本体11が旋回の途次、その或る部分Pが
P′に偏移して、該本体11の旋回中心が基準環状
レール18の中心OからO′の位置に偏芯した場
合を想定すると、該本体11の全体位置は破線1
1′に示す位置に来るが、その際、上記本体11
の回動によつて支持ローラ4のAはA′へ、Bは
B′へ、CはC′へ、DはD′へ夫々移動し、前述の
説明の如く、支持ローラ4のA′位置での転動方
向は図示の如く外向きに修正されて、本体11を
その旋回中心がO′からOへ移行させる方向の力
FAが作用し、また図面で点対称的位置にある支
持ローラ4のCはC′に移行する過程でその転動方
向が内側向きに修正され、上記同様に本体11を
その旋回中心がO′からOへ移行させる方向の力
FCが作用する。また、支持ローラ4のBおよび
D′の位置では、基準環状レール18と本体11
との間の距離の変化は殆んど生じないので、上記
支持ローラ4のBがB′へ、DがD′へそれぞれ転
動しても、その転動方向の修正作動は生ぜず、
ほヾ基準環状レール18と同芯の仮想円周23上
を転動する。かくて上述の如く、本体11に作用
するFA、FCなる力により、該本体11は上記仮
想円周23に次第に接近し、その円周と同芯の関
係を維持すべく自動的に求心制御作用を受けなが
ら旋回しようとする。
詳細に説明する。第3〜5図において、11は芯
なしの環状の回転炉本体、該本体11の下面には
複数個の支持ローラ4が設けられており環状のレ
ール5の上に転動して、上記本体11を旋回自在
に支承する。而して該支持ローラ4の支持部構造
は第4,5図にその詳細を示すように該ローラ4
自体の車軸12を回転自在に支承する軸受13
と、該軸受13が支承するローラ4の車軸12を
水平向に回動自在に支承する推力軸受14からな
り、該軸受14の上部摺動部材14aは上記本体
11の下面に所定位置に固定されており、また、
この推力軸受14の下部摺動部材14bには軸方
向に伸縮可能な槓杆15がほぼ支持ローラ4の転
動方向に沿つて延びており、この槓杆15を上記
推力軸承14の中心軸14cを支点として水平方
向に角変位することによつて、支持ローラ4の転
動方向を変更せしめる回動機構を構成している。
またその先端には上記本体11の旋回中心O方向
(半径方向)に延びる別の腕桿16がピンXをも
つて回動自在に連結され、そして該腕桿16は摺
動案内片17,17により上記本体11の半径方
向に摺動可能に支持されており、更に上記本体1
1よりその内周側に突出せしめた端部には、該本
体11の旋回の基準となるべき基準環状レール1
8の外周面に常時当接せしめられるローラ19が
装着されている。更に該腕桿16を上記ローラ1
9を介して上記基準環状レール18側面に常時当
接するよう付勢するバネ20が上記本体11と上
記ローラ19との間に弾装されている。而して、
この腕桿16の作用は、上記本体11と、上記基
準環状レール18との間の距離の変動を検出する
作用を行うもので、第4図に示すように本体11
が上記レール18から遠ざかる方向(矢示Q)に
移動した場合ピンXの位置は破線Yで示す位置か
ら実線Zで示す位置まで本体11に関して移動す
るので、前記腕桿16と上記本体11との関係位
置は破線21で示す位置から実線で示す位置まで
相対的に移動し、従つてこの腕桿16とピンXに
よりリンク結合されている回動機構の槓杆15は
破線22の位置から実線で示す位置まで回動せし
められるので、この槓杆15に連結されている支
持ローラ4の転動方向が図面右廻りに修正され、
本体11の旋回位置が基準環状レール18に近づ
くべく修正される。また、上記本体11が基準環
状レール18に接近しようとする場合は、上記と
逆の動きにより支持ローラ4の転動方向が適正に
修正される。かくて、これら本体11と基準環状
レール18との間の距離の変動を検知すべき手段
は、本体11の内円周等分割(3個所以上)に配
分しており、また支持ローラ4の転動方向を変換
する上記回動機構も上記手段と同数関連せしめて
いるので、これらの装置は協動して前記本体11
を基準環状レール18に做つて自動的に求心せし
め上記レール18の中心と同芯の仮想円周23
(例えば、環状レール5の円周)に近似した円軌
跡をもつて旋回することとなる。第6図は上述の
自動求心制御作用を模式的に図示したもので、仮
に上記本体11が旋回の途次、その或る部分Pが
P′に偏移して、該本体11の旋回中心が基準環状
レール18の中心OからO′の位置に偏芯した場
合を想定すると、該本体11の全体位置は破線1
1′に示す位置に来るが、その際、上記本体11
の回動によつて支持ローラ4のAはA′へ、Bは
B′へ、CはC′へ、DはD′へ夫々移動し、前述の
説明の如く、支持ローラ4のA′位置での転動方
向は図示の如く外向きに修正されて、本体11を
その旋回中心がO′からOへ移行させる方向の力
FAが作用し、また図面で点対称的位置にある支
持ローラ4のCはC′に移行する過程でその転動方
向が内側向きに修正され、上記同様に本体11を
その旋回中心がO′からOへ移行させる方向の力
FCが作用する。また、支持ローラ4のBおよび
D′の位置では、基準環状レール18と本体11
との間の距離の変化は殆んど生じないので、上記
支持ローラ4のBがB′へ、DがD′へそれぞれ転
動しても、その転動方向の修正作動は生ぜず、
ほヾ基準環状レール18と同芯の仮想円周23上
を転動する。かくて上述の如く、本体11に作用
するFA、FCなる力により、該本体11は上記仮
想円周23に次第に接近し、その円周と同芯の関
係を維持すべく自動的に求心制御作用を受けなが
ら旋回しようとする。
本実施例における自動求心装置は、環状の回転
炉本体11の旋回軌跡の基準となるべき基準環状
レール18と、これに常時当接されるローラ19
を設けた腕桿16よりなる上記回転炉本体11と
基準環状レール18との間の距離の変化を上記本
体11の円周等分8個処において検知するための
検知手段と、上記本体11を支持する支持ローラ
4の転動方向を任意に変更し得る槓杆15と、該
槓杆15とピンXにより連結されリンク機構を構
成して腕桿16と、その進退移動が槓杆15の回
動運動に変換されるようにした上記支持ローラ4
の回動構造からなるが、上記検知手段の個数は、
本体11の直径の大小および本体11の剛性に応
じて3個処以上適宜選定すればよい。また、回動
機構の槓杆15を回動させる、即ち支持ローラ4
の転動方向を変えるための力は、本実施例の場
合、該ローラ4の内向きへの修正については、バ
ネ20の弾力を利用し、該ローラ4の外向きへの
修正については、ローラ19が基準環状レール1
8へ当接する反力を利用して槓杆15とリンク機
構を構成する腕桿16を介して作用せしめている
が、油圧シリンダー、電動機等の補助動力を利用
するようにしても良く、また上記検知手段も、本
実施例における腕桿16等による機械的手段に限
定せず、電子制御器と組合わせた超音波、電気的
あるいは光学的の測距センサを用いた検知手段に
よつてもよく、これら手段による測距信号に基づ
いて距離の変化傾向を検出し、前記回動機構の作
動を制御させるようにしてもよい。
炉本体11の旋回軌跡の基準となるべき基準環状
レール18と、これに常時当接されるローラ19
を設けた腕桿16よりなる上記回転炉本体11と
基準環状レール18との間の距離の変化を上記本
体11の円周等分8個処において検知するための
検知手段と、上記本体11を支持する支持ローラ
4の転動方向を任意に変更し得る槓杆15と、該
槓杆15とピンXにより連結されリンク機構を構
成して腕桿16と、その進退移動が槓杆15の回
動運動に変換されるようにした上記支持ローラ4
の回動構造からなるが、上記検知手段の個数は、
本体11の直径の大小および本体11の剛性に応
じて3個処以上適宜選定すればよい。また、回動
機構の槓杆15を回動させる、即ち支持ローラ4
の転動方向を変えるための力は、本実施例の場
合、該ローラ4の内向きへの修正については、バ
ネ20の弾力を利用し、該ローラ4の外向きへの
修正については、ローラ19が基準環状レール1
8へ当接する反力を利用して槓杆15とリンク機
構を構成する腕桿16を介して作用せしめている
が、油圧シリンダー、電動機等の補助動力を利用
するようにしても良く、また上記検知手段も、本
実施例における腕桿16等による機械的手段に限
定せず、電子制御器と組合わせた超音波、電気的
あるいは光学的の測距センサを用いた検知手段に
よつてもよく、これら手段による測距信号に基づ
いて距離の変化傾向を検出し、前記回動機構の作
動を制御させるようにしてもよい。
第7図は他の実施例装置を示すもので、この例
においては、本体11を支持する支持ローラ4が
2列に構成されている。尚、本体11を支持する
ための支持ローラ4は全数、前述の本発明により
構成に依る必要はなく、本体11の自動求心制御
作用に供するローラを除いて、自身の転動方向を
本体11の移動方向に従つて自動的に修正する、
所謂キヤスター方式の構造としてもよく、またそ
の他の構造の採用を妨げるものではない。
においては、本体11を支持する支持ローラ4が
2列に構成されている。尚、本体11を支持する
ための支持ローラ4は全数、前述の本発明により
構成に依る必要はなく、本体11の自動求心制御
作用に供するローラを除いて、自身の転動方向を
本体11の移動方向に従つて自動的に修正する、
所謂キヤスター方式の構造としてもよく、またそ
の他の構造の採用を妨げるものではない。
要するに、本発明に依れば、芯なし環状回転体
の旋回装置において、該装置に自動求心制御機能
を付与して上記環状回転体を従来の如き蛇行運動
をさせることなく、円軌跡に近い旋回運動をさせ
るようにしたので、上記環状回転体を支持する支
持ローラおよび関連部材の摩耗を大巾に減少する
ことができ、また運転動力費の節減、設備費、保
修費の低減等をも達成することができたものであ
る。尚、本発明装置は、単に環状の回転炉のみな
らず、長大な直径を有する環状の芯なし回転体の
旋回装置に採用しても勿論上記と同様の効果を奏
し得ることは自明であり、この種産業機器に採用
して極めて有効有益である。
の旋回装置において、該装置に自動求心制御機能
を付与して上記環状回転体を従来の如き蛇行運動
をさせることなく、円軌跡に近い旋回運動をさせ
るようにしたので、上記環状回転体を支持する支
持ローラおよび関連部材の摩耗を大巾に減少する
ことができ、また運転動力費の節減、設備費、保
修費の低減等をも達成することができたものであ
る。尚、本発明装置は、単に環状の回転炉のみな
らず、長大な直径を有する環状の芯なし回転体の
旋回装置に採用しても勿論上記と同様の効果を奏
し得ることは自明であり、この種産業機器に採用
して極めて有効有益である。
第1図は従来の中心軸受のある環状回転炉の構
造を示すもので、同図aは一部平面図、同図bは
前図aのA−A線に沿う断面図である。第2図は
従来装置の改良例で芯なし環状回転炉の構造を示
すものであつて、同図aは一部平面図、同図bは
前図aのB−B線に沿う断面図である。第3図乃
至第5図は本発明による実施例装置の1例であつ
て、第3図は概略平面図、第4図は要部の拡大
図、第5図は第4図のI−I線に沿う断面図であ
る。第6図は本発明装置による自動求心制御機能
の説明図、第7図は本発明装置の他の実施例図で
ある。 11……環状の回転炉本体、4……支持ロー
ラ、5……環状レール、15……槓杆、16……
腕桿、18……基準環状レール。
造を示すもので、同図aは一部平面図、同図bは
前図aのA−A線に沿う断面図である。第2図は
従来装置の改良例で芯なし環状回転炉の構造を示
すものであつて、同図aは一部平面図、同図bは
前図aのB−B線に沿う断面図である。第3図乃
至第5図は本発明による実施例装置の1例であつ
て、第3図は概略平面図、第4図は要部の拡大
図、第5図は第4図のI−I線に沿う断面図であ
る。第6図は本発明装置による自動求心制御機能
の説明図、第7図は本発明装置の他の実施例図で
ある。 11……環状の回転炉本体、4……支持ロー
ラ、5……環状レール、15……槓杆、16……
腕桿、18……基準環状レール。
Claims (1)
- 1 水平に敷設した環状のレール上に、複数の支
持ローラにより支持されて旋回駆動される環状回
転体と、上記環状のレールと同芯に設置された基
準環状レールとを備えてなり、かつ上記支持ロー
ラの適数個には該ローラの回転軸を水平方向回り
に回動して該ローラの転動方向を任意に変更し得
る回動機構が設けられ、そして上記環状回転体の
少くとも3個処以上の均等分割円周部位で、旋回
中の該環状回転体と上記基準環状レールとの間の
距離の変化を検知する検知手段が設けられ、該検
知手段により検知した前記距離の増加もしくは減
少の傾向を打ち消す方向に、上記回動機構を作動
させて上記支持ローラの転動方向を修正して、上
記環状回転体の旋回軌跡が上記基準環状レールと
同芯の仮想円周上に近似せしめられるようにした
ことを特徴とする自動求芯制御機能を有する環状
回転体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17449383A JPS6067315A (ja) | 1983-09-21 | 1983-09-21 | 自動求芯制御機能を有する芯なし環状回転体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17449383A JPS6067315A (ja) | 1983-09-21 | 1983-09-21 | 自動求芯制御機能を有する芯なし環状回転体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6067315A JPS6067315A (ja) | 1985-04-17 |
JPH031217B2 true JPH031217B2 (ja) | 1991-01-10 |
Family
ID=15979449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17449383A Granted JPS6067315A (ja) | 1983-09-21 | 1983-09-21 | 自動求芯制御機能を有する芯なし環状回転体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6067315A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014167916A1 (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-16 | 中外炉工業株式会社 | 回転炉床炉 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61183943U (ja) * | 1985-05-09 | 1986-11-17 | ||
DE102008023776A1 (de) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Khs Ag | Behandlungsmaschine für Flaschen oder dergleichen Behälter |
JP7194205B2 (ja) * | 2021-02-08 | 2022-12-21 | 中外炉工業株式会社 | 回転炉床炉の炉床構造 |
-
1983
- 1983-09-21 JP JP17449383A patent/JPS6067315A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014167916A1 (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-16 | 中外炉工業株式会社 | 回転炉床炉 |
JP5841296B2 (ja) * | 2013-04-12 | 2016-01-13 | 中外炉工業株式会社 | 回転炉床炉 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6067315A (ja) | 1985-04-17 |
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