JP2000009404A - 異径材検出装置 - Google Patents

異径材検出装置

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JP2000009404A
JP2000009404A JP10180159A JP18015998A JP2000009404A JP 2000009404 A JP2000009404 A JP 2000009404A JP 10180159 A JP10180159 A JP 10180159A JP 18015998 A JP18015998 A JP 18015998A JP 2000009404 A JP2000009404 A JP 2000009404A
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fixed
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gear
conveyed
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JP10180159A
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Katsuro Chiba
勝郎 千葉
Takaki Endo
隆紀 遠藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料2の外径範囲が広い搬送ラインでは、直
進搬送される材料2の中心に向かって配置される押えロ
ーラー3の径と幅に構造上限界があり、全周を所定の外
径範囲内で確実に包絡できず、小径では検出率が高いも
のの、大径になると検出率を大幅に低下させていた。 【解決手段】 フラッパ19の外側に固着する第1の軸
20の両端に取付く軸受21を固定するスライド部22
と、スライド部22に固着する第3の検出器23と、フ
ラッパ19に固着する検出板24とを一構成とした検出
部を複数構成もち、スライド部22を支持する第1の支
持枠26を昇降する昇降装置28を、搬送される材料2
の径から昇降量に変換する第1の制御装置29を備えた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、円形断面をもつ
管や丸棒等の材料を直進搬送する搬送ラインに設置さ
れ、ばりやかえり等の突起、円形不整形、所定の外径を
越える異径材の、搬送ライン下流への侵入を未然に防止
する異径材検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は特開平2−253101号に示
された従来の異径材検出装置を示す材料の搬送方向下流
側から見た正面図であり、図12は材料の搬送方向にお
ける側面図である。図において、1は搬送ラインを構成
する搬送ローラー、2は搬送ローラー1上を矢印A方向
に回転せずに直進搬送される円形断面をもつ管や丸棒等
の材料、3は材料2の中心に向かい配置された押えロー
ラー、4は押えローラー3を一端にて支持する支持アー
ム、5は支持アーム4の中間部を回転支持する第1の回
転支持部、6は第1の回転支持部5を取付けている支持
部、7は支持部6に固定された滑り環、8は滑り環7の
周りを回転する回転部、9は回転部8に支持された第2
の回転支持部、10は第2の回転支持部9に回転支持さ
れた連結アーム、11は連結アーム10と支持アーム4
を回転結合するピン、12は回転部8を滑り環7の周り
を回転させるアクチュエータ、13はアクチュエータ1
2を支持部6に対して回転支持するブラケット、14は
支持部6にて支持する弾性床である。15は回転部8の
回転角を検出する第1の検出器、16は第1の検出器1
5を平行に移動せしめるスライド機構部、17はスライ
ド機構部16に取付けられた第1のばね、18はスライ
ド機構部16に取付けられた第2の検出器である。
【0003】次に、動作について説明する。上記のよう
に構成された異径材検出装置においては、搬送可能な材
料2の最大外径よりさらに小なる外径の材料2が搬送さ
れてくると、最大外径に達する角度まで回転部8が矢印
B方向に回転し、まず第1の検出器15が第1のばね1
7の反力により接点切換する。この状態のままスライド
機構部16により、第1のばね17を圧縮しながら矢印
C方向へ移動する。最大外径より所定の外径範囲におい
て、小なる外径に達する角度まで回転部8が回転する
と、第2の検出器18の接点が切換り、これにより搬送
停止信号を出すとともにアクチュエータ12が動作し、
矢印D方向へ回転部8が逆に回転し、第1の検出器15
に過渡の負荷がかかる以前に、元の待機状態に戻るの
で、第1の検出器15の破損に対する余裕を設けること
になると共に、所定の外径範囲外の材料2が搬送ライン
下流へ混入することを防止することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の異径材検出装置
は以上のように構成されているので、次のような課題が
あった。押えローラー3の径と幅には構造上限界があ
り、搬送可能な材料2の全周を所定の外径範囲で確実に
包絡できず、検出が不十分であった。特に、材料2の外
径範囲が広い搬送ラインでは、小径では検出率が高いも
のの、大径になると検出率を大幅に低下させていた。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、搬送可能な材料の所定の外径範囲
内にて、最大径においても最小径においても、材料全周
の外径の検出が行え、検出精度の高い異径材検出装置を
得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明による異径材
検出装置は、直進搬送される材料の外側に配置されるフ
ラッパと、このフラッパの外側に搬送される材料の径方
向と直交方向に固着する第1の軸と、この第1の軸の両
端に取付く軸受と、この軸受を固定してスライド長穴を
有するスライド部と、スライド部に固着する第3の検出
器と、フラッパに固着する検出板と、フラッパとスライ
ド部を固定端とする第2のばねとを一構成とした検出部
を複数構成もち、スライド部を支持する第1の支持枠
と、この第1の支持枠に固着するスケール板と、一端が
上記第1の支持枠に固着され、多端が床等の剛体に取付
き、モーター、ジャッキ、回転量検知手段からなり昇降
する昇降装置と、搬送される材料の所定の径を、この昇
降装置中の回転量に変換する第1の制御装置を備えたも
のである。
【0007】また、第2の発明による異径材検出装置
は、スライド部外端を固定端として自由端側外面に螺子
部を有する第2の軸と、第2の軸の螺子部と嵌合可能な
螺子部を内面に有するナットと、このナットが挿入可能
な内径を有し、ナットを保持するハウジングと、このハ
ウジングを固定すると共に、第1の支持枠に固着する円
筒体と、ナット上に取付く第1の歯車と、この第1の歯
車に回転を与える第2の歯車と、この第2の歯車に一端
が固着する第3の軸と、この第3の軸を回動自由に支持
し、円筒体に取付く第1の金具と、第1の歯車の回転を
受ける第3の歯車と、この第3の歯車に一端が固着する
第4の軸と、この第4の軸の多端に固着自在継手と、第
4の軸に固着する自在継手を一端に連結し、多端には他
の第4の軸に固着する自在継手を連結する連結棒と、第
4の軸を回動自由に支持し、円筒体に取付く第2の金具
を備えたものである。
【0008】また、第3の発明による異径材検出装置
は、第2の歯車が先端に取付く第1の回転機と、この第
1の回転機を脱着可能にし、上記円筒体に固着する第3
の金具を備えたもである。
【0009】また、第4の発明による異径材検出装置
は、搬送される材料の所定の径を入力することにより、
上記第1の回転機に回転量の信号を出力する第2の制御
装置を備えたものである。
【0010】また、第5の発明による異径材検出装置
は、信号送受信軸が搬送される材料の中心に向かって配
置する距離センサと、この距離センサを支持してスライ
ド部に固着する第4の金具と、スライド部を支持する第
2の支持枠と、この第2の支持枠に一端が固着し、第1
の支持枠内径を摺動する滑り環と、この滑り環の多端側
に固着する第1のスプロケットと、第1の支持枠に搭載
される第2の回転機と、この第2の回転機の軸先端に固
着する第2のスプロケットと、第2の回転機の回転力を
第2のスプロケットから第1のスプロケットへ伝達する
チェーンを備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1を示す材料2の搬送方向下流側から見た
正面図、図2は材料2の搬送方向における断面図、図3
は材料2の径を搬送ローラー1上で変更した場合に生じ
る高さ方向変位量を示す式を含めた図、図4は材料2の
径を変向した場合に生じる径方向変位量を示す式を含め
た図であり、図11及び図12と同一または相当部分は
同一符号を付し、その説明は省略する。19は直進搬送
される材料2の外側に配置されるフラッパ、20はフラ
ッパ19の外側に搬送される材料2の径方向と直交方向
に固着する第1の軸、21は第1の軸20の両端に取付
く軸受、22は軸受21を固定して搬送可能な材料2の
最大外径から最小外径までを包絡できるスライド長穴を
有するスライド部、23は検出方向が第1の軸20と同
一軸方向でかつフラッパ19側に位置し、スライド部2
2に固着する近接センサ等の第3の検出器、24は第3
の検出器23の検出方向に垂直な検出面を有し、フラッ
パ19に固着する検出板、25はフラッパ19とスライ
ド部22を固定端とし、フラッパ19の回動後フラッパ
19を所定の位置に復元する第2のばねであり、以上の
構成からなる検出部を4連構成している。26はスライ
ド部22を支持し、搬送される材料2が通過可能な内径
を有する第1の支持枠、27は第1の支持枠26に固着
され、スライド部22の移動方向に目盛りを有するスケ
ール板、28は一端が第1の支持枠26に固着され、多
端が床等の剛体に取付き、モーター、ジャッキ、回転量
検知手段からなり昇降する昇降装置、29は搬送される
材料2の所定の径を、この昇降装置27中の回転量に変
換する第1の制御装置、30はスライド部22のスライ
ド長穴を介してスライド部22を第1の支持枠26へ固
定する螺子等の締結部品である。隣合うフラッパ19
は、搬送される材料2の搬送方向に対して板厚分以上の
差で位置しており、スライド部22が材料2の径方向へ
移動した場合でも互いの干渉が避けられるようになって
いる。尚、本実施の形態の場合、上述した構成は90゜
ピッチの4連構成となっているが、何連あっても差し支
えない。また、スケール板27の構造は、板に限定しな
い。第3の検出器23の構造は、非接触式で説明した
が、接触式であってもかまわない。
【0012】次に、動作について説明する。図1は、搬
送される材料2の所定の外径が最大外径で設定された状
態である。図2のように材料2は、搬送ローラー1上を
矢印A方向から搬送され、材料2が所定の外径よりも小
さければ、フラッパ19の内側を通過し、搬送ライン下
流へと進行する。尚、材料2とフラッパ19の間には、
検出される材料2の所定の外径に対して許容される隙間
がある。しかし、材料2が図2に示す2点鎖線のよう
に、ばりやかえり等の突起、円形不整形、所定の外径を
越える異径材であれば、フラッパ19は2点鎖線で示す
ように矢印E方向に回動されると共に、検出板24も同
一方向に回動し、第3の検出器23の接点が切換り、搬
送停止信号を出し、搬送ライン下流への進行を防止す
る。材料2の外径が変わった場合、図3に示すように、
先に搬送された材料2の外径d1と後に搬送される2点
鎖線で示した材料2の外径d2からなる高さ方向変位量
δHを第1の制御装置29が、昇降装置28中の回転量
に変換し、昇降装置28を昇降させ、第1の支持枠26
の中心を材料2の中心と同一軸線上に設定することがで
きる。次に、締結部品30を緩め、スライド部22を図
4に示すように、先に搬送された材料2の外径d1と後
に搬送される2点鎖線で示した材料2の外径d2からな
る径方向変位量δSだけスケール板27を用いて昇降
し、再度締結部品30を締め込むことにより検出可能と
なる。
【0013】実施の形態2.図5は、この発明の実施の
形態2を示す材料2の搬送方向下流側から見た正面図で
あり、図1から図4及び図11、12と同一または相当
部分は同一符号を付し、その説明は省略する。31はス
ライド部22外端を固定端としてスライド部22のスラ
イド方向に可動軸をもち、自由端側外面に螺子部を有す
る第2の軸、32は第2の軸31の螺子部と嵌合可能な
螺子部を内面に有し、回動することにより第2の軸31
をスライド可能とするナット、33はナット32が挿入
可能な内径を有し、ナット32を保持するハウジング、
34はハウジング33を固定すると共に、第1の支持枠
26に固着する円筒体、35はナット32上に取付き、
ナット32と同一に回転する第1の歯車、36は第1の
歯車35に回転を与える第2の歯車、37は第2の歯車
36に一端が固着し、多端にスパナ等の工具が嵌合可能
な形状を有する第3の軸、38は第3の軸37を回動自
由に支持し、円筒体34に取付く第1の金具、39は第
1の歯車35の回転を受ける第3の歯車、40は第3の
歯車39に一端が固着する第4の軸、41は第4の軸4
0の多端に固着し、回転軸の角度を変向する自在継手、
42は第4の軸40に固着する自在継手41を一端に連
結し、多端には他の第4の軸40に固着する自在継手4
1を連結しており、第4の軸40の回転を他の第4の軸
40に伝達する連結棒、43は第4の軸40を回動自由
に支持し、円筒体34に取付く第2の金具である。本実
施の形態の場合、上述した構成は90゜ピッチの2連構
成間で説明したが、何連あっても差し支えない。尚、上
述した自在継手41は、他の変向機構としても問題無
い。
【0014】次に、動作について説明する。材料2の外
径が変わった場合、スパナ等の工具によって第3の軸3
7を回転させ、その回転力を第2の歯車36から第1の
歯車35へと伝達し、ナット32を回転させる。回転し
たナット32は、螺子部によって嵌合する第2の軸31
を昇降されると共に、固定されるスライド部22が昇降
できる。この時の昇降量は、スライド部22を図4に示
すように、先に搬送された材料2の外径d1と後に搬送
される2点鎖線で示した材料2の外径d2からなる径方
向変位量δSだけスケール板27を用いて行えば良い。
さらに他のスライド部22の昇降は、第1の歯車35の
回転を受ける第3の歯車39を一端に固着する第4の軸
40の回転を、第4の軸40の他端に有する自在継手4
1が回転軸の角度を変向させ、連結棒42へと伝達す
る。そして、連結棒42の回転は、他の第4の軸40の
他端に有する自在継手42が回転軸の角度を変向させ、
その回転を他の第4の軸40、他の第3の歯車39から
他の第1の歯車35へと伝達し、他のナット32が回転
して、上述した昇降と同様に、スライド部22の昇降
を、同期をとりながら設定できる。
【0015】実施の形態3.図6は、この発明の実施の
形態3を示す材料2の搬送方向下流側から見た正面図で
あり、図1から図5及び図11、12と同一または相当
部分は同一符号を付し、その説明は省略する。44は第
2の歯車36が先端に取付く第1の回転機、45は第1
の回転機44を脱着可能にし、円筒体34に固着する第
3の金具である。本実施の形態の場合、上述した構成は
90゜ピッチの2連構成間で説明したが、何連あっても
差し支えない。
【0016】次に、動作について説明する。材料2の外
径が変わった場合、第1の回転機44を回転させ、その
回転力を第2の歯車36から第1の歯車35へと伝達
し、ナット32を回転させる。後の動作は実施の形態2
と同様に行え、スライド部22の昇降を自動化でき、同
期をとりながら設定できる。
【0017】実施の形態4.図7は、この発明の実施の
形態4を示す材料2の搬送方向下流側から見た正面図で
あり、図1から図6及び図11、12と同一または相当
部分は同一符号を付し、その説明は省略する。46は搬
送される材料2の所定の外径を入力することにより、第
1の回転機44の回転量の信号を出力する第2の制御装
置である。本実施の形態の場合、上述した構成は90゜
ピッチの2連構成間で説明したが、何連あっても差し支
えない。
【0018】次に、動作について説明する。材料2の外
径が変わった場合、搬送される材料2の所定の外径を入
力することにより、第2の制御装置46から第1の回転
機44へ回転量の信号を出力し、第1の回転機44を回
転させ、その回転力を第2の歯車36から第1の歯車3
5へと伝達し、ナット32を回転させる。後の動作は実
施の形態2と同様に行え、スライド部22の昇降を精度
よく自動化でき、同期をとりながら設定できる。
【0019】実施の形態5.図8は、この発明の実施の
形態5を示す材料2の搬送方向下流側から見た正面図、
図9は材料2の搬送方向における断面図であり、図1か
ら図7及び図11、12と同一または相当部分は同一符
号を付し、その説明は省略する。47は信号送受信軸が
搬送される材料2の中心に向かって配置する距離セン
サ、48は距離センサ47を支持してスライド部22に
固着する第4の金具、49はスライド部22を支持し、
搬送される材料2が通過可能な内径を有する第2の支持
枠、7は第2の支持枠49に一端が固着し、第1の支持
枠26内径を摺動する滑り環、50は滑り環7の多端側
に固着し、搬送される材料2が通過可能な内径を有する
第1のスプロケット、51は第1の支持枠26に搭載さ
れる第2の回転機、52は第2の回転機51の軸先端に
固着する第2のスプロケット、53は第2の回転機51
の回転力を第2のスプロケット52から第1のスプロケ
ット50へ伝達するチェーンである。尚、上述した第1
のスプロケット50と第2のスプロケット52とチェー
ン53は、その構造に限定せず、例えば第1のスプロケ
ット50は第1のプーリーであったり、第2のスプロケ
ット52は第2のプーリーであったり、チェーン53は
ベルトであったりしても差し支えない。
【0020】次に、動作について説明する。第2の回転
機51の回転力は、第2のスプロケット52、チェーン
53、第1のスプロケット50へと伝達し、第1のスプ
ロケット50を他端に固着する滑り環7を介して、滑り
環7の一端に固着する第2の支持枠49を回転させ、第
2の支持枠49上のスライド部22と距離センサ47を
共に回転させる。回転する距離センサ47は、搬送され
る材料2の外径の全周を検出し、材料2が所定の外径よ
りも大きければ、材料2との距離の検出量によって、搬
送停止信号を出し、搬送ライン下流への進行を防止す
る。この時の、第2の回転機51の回転数は、搬送され
る材料2との搬送速度の応じて、距離センサ47が材料
2の外径の全周を検出できる回転数に設定されている。
図8において距離センサ47の位置は、検出される材料
2までの距離を一定間隔で設定し、材料2の外径が変わ
った場合、スライド部22を図4に示すように、先に搬
送された材料2の外径d1と後に搬送される2点鎖線で
示した材料2の外径d2からなる径方向変位量δSだけ
スケール板27を用いて昇降するようになっているが、
スライド部22とスケール板27を省略し、距離センサ
47を支持する第4の金具48を第2の支持枠49上に
固着させ、距離センサ47から検出される材料2までの
距離を、所定の外径ごとに設定することでも、同様な検
出が可能である。図8において、距離センサ47の一設
定は、スライド部22の手動設定としているが、実際こ
の操作は、実施の形態4との協働により、作業効率が上
げられることは言うまでもない。
【0021】実施の形態6.図10は、この発明の実施
の形態6を示す材料2の搬送方向下流側から見た正面図
であり、図1から図9及び図11、12と同一または相
当部分は同一符号を付し、その説明は省略する。ここで
述べる実施の形態は、実施の形態5において、スライド
部22と距離センサ47と第4の金具48を一構成とし
た検出部を4連構成としている。尚、本実施の形態の場
合、上述した構成は90゜ピッチの4連構成となってい
るが、何連あっても差し支えない。
【0022】次に、動作について説明する。第2の回転
機51の回転力は、実施の形態5と同様に伝達される
が、その回転は、隣接する距離センサ47同士の設定角
度での揺動回転であり、この場合は、90゜ピッチの揺
動回転である。この時の、第2の回転機51の回転数
は、搬送される材料2との搬送速度の応じて、距離セン
サ47が材料2の径の全周を検出できる回転数に設定さ
れている。距離センサ47の検出は、実施の形態5と同
様に行われ、材料2が所定の外径よりも大きければ、材
料2と距離の検出量によって、搬送停止信号を出し、搬
送ライン下流への進行を防止する。図10において、距
離センサ47の一設定は、スライド部22の手動設定と
しているが、実際この操作は、実施の形態2ないし実施
の形態4との協働により、作業効率が上げられることは
言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】第1の発明によれば、直進搬送される材
料の外径を検出するフラッパ、第3の検出器、検出板を
搭載したスライド部を支持する支持枠と、第1の制御装
置と、昇降装置との協働により、搬送される所定の材料
全周のばりやかえり等の突起、円形不整形、異径材の検
出が行えるという効果がある。
【0024】第2の発明によれば、スライド部外端に固
着する第2の軸を昇降させるナット上に取付く第1の歯
車と、第1の歯車に回転力を伝達する第2の歯車、第3
の軸と、第1の歯車の回転力を他の第1の歯車に伝達す
る第3の歯車、第4の軸、自在継手、連結棒との協働に
より、搬送される材料外径からフラッパまでの距離設定
が短時間で容易に行え、昇降の同期がとれるという効果
がある。
【0025】第3の発明によれば、第2の歯車に回転を
与える第1の回転機との協働により、搬送される材料外
径からフラッパまでの距離設定が自動化でき、昇降の同
期がとれ、さらに短時間で容易に行えるという効果があ
る。
【0026】第4の発明によれば、第1の回転機の回転
量を制御する第2の制御装置との協働により、搬送され
る材料外径からフラッパまでの距離設定が精度良く自動
化でき、さらに短時間で容易に行えるという効果があ
る。
【0027】第5の発明によれば、距離センサを搭載し
たスライド部を支持する第2の支持枠と、第2の支持枠
を回動させる滑り環、第1のスプロケット、第2のスプ
ロケット、チェーン、第2の回転機との協働により、搬
送される所定の材料全周の異径材検出が精度良く行える
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す正面図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す断面図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1において、材料の径
替え時に生じる高さ方向変位量を示す式を含めた図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態1において、材料の径
替え時に生じる径方向変位量を示す式を含めた図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す正面図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す正面図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態4を示す正面図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態5を示す正面図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態5を示す断面図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態6を示す正面図であ
る。
【図11】 従来の異径材検出装置を示す正面図であ
る。
【図12】 従来の異径材検出装置を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
7 滑り環、19 フラッパ、20 第1の軸、21
軸受、22 スライド部、23 第3の検出器、24
検出板、25 第2のばね、26 第1の支持枠、27
スケール板、28 昇降装置、29 第1の制御装
置、31 第2の軸、32 ナット、33 ハウジン
グ、34 円筒体、35 第1の歯車、36第2の歯
車、37 第3の軸、38 第1の金具、39 第3の
歯車、40第4の軸、41 自在継手、42 連結棒、
43 第2の金具、44 第1の回転機、45 第3の
金具、46 第2の制御装置、47 距離センサ、48
第4の金具、49 第2の支持枠、50 第1のスプ
ロケット、51 第2の回転機、52 第2のスプロケ
ット、53 チェーン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F062 AA32 BB03 BB04 CC22 EE12 EE22 EE64 EE65 GG02 GG51 HH32 MM13 2F069 AA39 CC02 CC05 DD20 DD25 GG06 GG52 GG58 GG65 GG71 HH02 HH07 JJ13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ローラー上を直進搬送され、円形断
    面をもつ管や丸棒等の材料のばりやかえり等の突起、円
    形不整形、所定の外径を越える異径材の混入により、下
    流の装置の破損を未然に防止するため、搬送ラインに搬
    送停止等の信号を出す異径材検出装置において、搬送さ
    れる材料の外側に配置されるフラッパと、このフラッパ
    の外側に搬送される材料の径方向と直交方向に固着する
    第1の軸と、この第1の軸の両端に取付く軸受と、この
    軸受を固定して搬送可能な材料の最大径から最小径まで
    を包絡できるスライド長穴を有するスライド部と、検出
    方向が上記フラッパ側に位置し、スライド部に固着する
    第3の検出器と、この第3の検出器の検出方向に検出面
    を有し、上記フラッパに固着する検出板と、上記フラッ
    パとスライド部を固定端とし、フラッパの回動後フラッ
    パを所定の位置に復元する第2のばねとを一構成とした
    検出部を複数構成もち、上記スライド部を支持し、搬送
    される材料が通過可能な内径を有する第1の支持枠と、
    この第1の支持枠に固着され、スライド部の移動方向に
    目盛りを有するスケール板と、一端が上記第1の支持枠
    に固着され、多端が床等の剛体に取付き、モーター、ジ
    ャッキ、回転量検知手段からなり昇降する昇降装置と、
    搬送される材料の所定の径を、この昇降装置中の回転量
    に変換する第1の制御装置とで構成したことを特徴とす
    る異径材検出装置。
  2. 【請求項2】 上記スライド部外端を固定端としてスラ
    イド部のスライド方向に可動軸をもち、自由端側外面に
    螺子部を有する第2の軸と、上記第2の軸の螺子部と嵌
    合可能な螺子部を内面に有し、回動することにより第2
    の軸をスライド可能とするナットと、このナットが挿入
    可能な内径を有し、ナットを保持するハウジングと、こ
    のハウジングを固定すると共に、第1の支持枠に固着す
    る円筒体と、上記ナット上に取付き、ナットと同一に回
    動する第1の歯車と、この第1の歯車に回転を与える第
    2の歯車と、この第2の歯車に一端が固着し、多端にス
    パナ等の工具が嵌合可能な形状を有する第3の軸と、こ
    の第3の軸を回動自由に支持し、上記円筒体に取付く第
    1の金具と、上記第1の歯車の回転を受ける第3の歯車
    と、この第3の歯車に一端が固着する第4の軸と、この
    第4の軸の多端に固着し、回転軸の角度を変向する自在
    継手と、上記第4の軸に固着する自在継手を一端に連結
    し、多端には他の第4の軸に固着する自在継手を連結し
    ており、第4の軸の回転を他の第4の軸に伝達する連結
    棒と、上記第4の軸を回動自由に支持し、上記円筒体に
    取付く第2の金具とで構成したことを特徴とする請求項
    1記載の異径材検出装置。
  3. 【請求項3】 上記第2の歯車が先端に取付き、上記第
    1の歯車を介して上記ナットを回動する第1の回転機
    と、この第1の回転機を脱着可能にし、上記円筒体に固
    着する第3の金具とで構成したことを特徴とする請求項
    2記載の異径材検出装置。
  4. 【請求項4】 搬送される材料の所定の径を入力するこ
    とにより、上記第1の回転機に回転量の信号を出力する
    第2の制御装置とで構成したことを特徴とする請求項3
    記載の異径材検出装置。
  5. 【請求項5】 信号送受信軸が搬送される材料の中心に
    向かって配置された超音波センサなどの距離センサと、
    この距離センサを支持して上記スライド部に固着する第
    4の金具と、上記スライド部を支持し、搬送される材料
    が通過可能な内径を有する第2の支持枠と、この第2の
    支持枠に一端が固着し、上記第1の支持枠内径を摺動す
    る滑り環と、この滑り環の多端側に固着し、搬送される
    材料が通過可能な内径を有する第1のスプロケットと、
    上記第1の支持枠に搭載される第2の回転機と、この第
    2の回転機の軸先端に固着する第2のスプロケットと、
    上記第2の回転機の回転力を第2のスプロケットから第
    1のスプロケットへ伝達するチェーンとで構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の異径材検出装置。
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