JPH057936A - プレスブレーキ用金型 - Google Patents

プレスブレーキ用金型

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Publication number
JPH057936A
JPH057936A JP25695991A JP25695991A JPH057936A JP H057936 A JPH057936 A JP H057936A JP 25695991 A JP25695991 A JP 25695991A JP 25695991 A JP25695991 A JP 25695991A JP H057936 A JPH057936 A JP H057936A
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JP
Japan
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mold
die
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Application number
JP25695991A
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English (en)
Inventor
Naotomi Miyagawa
直臣 宮川
Kazuyuki Toda
一幸 戸田
Chiyoaki Yoshida
千代秋 吉田
Yukiyasu Nakamura
幸保 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Mazak Corp
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Publication date
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Publication of JPH057936A publication Critical patent/JPH057936A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/04Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on brakes making use of clamping means on one side of the work
    • B21D5/047Length adjustment of the clamping means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】プレスブレーキにおいて、人手を介さず自動的
に金型を任意の長さに組合せて用いることにより、多様
な加工に対応する 【構成】分割上金型50のホルダ部510に、該金型5
0の側面保持用係合部として保持部50aを設け、該保
持部50aにあり溝状に形成された係合溝50b、50
bを図中左右一対に形成して設ける。また、ホルダ部5
10に、嵌合部12mと嵌合し合う形の嵌合溝50fが
形成された装着部50cを設ける。金型50は分割金型
支持装置46からスライドブロック55hに円滑に受け
渡されて、さらに、サブホルダ12cに脱落することな
く確実に受け渡される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動的に組合せて用い
るに好適なプレスブレーキ用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレスブレーキにおいては、定尺
定寸の金型しか用いられておらず、分割金型が自動的に
組合せられて、多様に用いられることはなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし最近、折曲げ作
業の多様化、無人化に伴い、多種多様な金型の交換作業
を人手を介することなく自動的且つ短時間で行うことが
出来るようなプレスブレーキ用工具交換装置が開発され
つつある。このような装置においては、金型を任意の長
さに組合せて用いる必要があり、そうしたことの可能な
金型の開発が切に望まれていた。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、人手を介する
ことなく自動的に組合せることが可能な、プレスブレー
キ用金型を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ホルダ
部(510)と、歯先(50g)がワーク(86)に当
接し得る形の本体部(500)からなる金型(50)に
おいて、前記ホルダ部(510)に、側面保持用係合部
(50a)を設けたことを特徴として構成される。ま
た、前記側面保持用係合部(50a)には、前記金型
(50)の前後の面から奥拡がりに形成された係合溝
(50b)、(50b)が形成されることもある。さら
に、前記ホルダ部(510)には金型保持用支持部(5
0c)が、前記側面保持用係合部(50a)と別個に設
けられる場合もある。なお、( )内の番号等は、図面
における対応する要素を示す、便宜的なものであり、従
って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものでは
ない。以下の
【作用】の欄についても同様である。
【0006】
【作用】上記した構成により、本発明は、金型(50)
が、側面保持用係合部(50a)における該金型(5
0)のそれぞれの側面を介して係合保持されるように作
用する。また、金型(50)は係合溝(50b)、(5
0b)に係合部材が嵌入係合される形で係合保持される
ように作用することもある。さらに、側面保持用係合部
(50a)が保持されていると同時に金型保持用支持部
(50c)が支持されるように作用することもある。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の実施例を説明
する。図1は本発明によるプレスブレーキ用金型の1実
施例が適用されたプレスブレーキの1例を示す斜視図、
図2はプレスブレーキ用金型の1実施例が適用されたプ
レスブレ−キの一例を示す側面図、図3は図2における
金型収納装置のIII矢視図、図4は上金型交換装置の1
例を示す平面図、図5は金型選択ステーションを示す側
面図、図6は図5に示す金型選択ステーションの正面
図、図7及び図8は分割金型ホルダに装着された分割金
型の一例を示す図、図9は定尺金型の一例を示す正面
図、図10は図9の側面図、図11は分割金型が編集さ
れた状態の一例を示す正面図、図12は金型移載装置の
要部を示す図、図13はシフトシリンダを示す図、図1
4はシフトシリンダの側面図、図15はロック装置を示
す図、図16は移載フック装置の平面図、図17は移載
フック装置の正面図、図18はチェ−ン駆動機構の詳細
を示す正面図、図19は図18の側面図、図20はプレ
スブレーキの金型支持装置部分の断面図、図21は金型
ホルダと金型交換装置の係合状態を示す図、図22は図
21のA矢視図、図23は金型交換装置の動作を示す
図、図24は金型交換制御プログラムの一例を示すフロ
ーチャート及び各ステップにおける金型交換装置の状態
を示す図、図25乃至図27は金型移動時のチェーンの
シフト状態を示す図、図28は金型選択プログラムの一
例を示すフローチャート、図29は金型返却プログラム
の一例を示すフローチャート、図30は第1金型移載プ
ログラムの一例を示すフローチャート、図31は第2金
型移載プログラムの一例を示すフローチャート、図32
は金型供給プログラムの一例を示すフローチャート、図
33はプレスブレーキの制御系の一例を示す制御ブロッ
ク図、図34は加工すべきワークを示す斜視図、図35
は図34に示すワークを加工するための上金型の組合せ
例を示す図、図36は図34に示すワークの加工状態を
示す図である。
【0008】プレスブレーキ1は、図1に示すように、
機体2を有しており、機体2は、図1中下方に設けられ
た下部機体3と該下部機体3の上方に設けられた上部機
体5を有している。下部機体3には、図20に示すよう
に、下金型保持装置6が設けられており、下金型保持装
置6はベース6aを有している。ベース6a上には下金
型ホルダ7が図中矢印B、C方向に着脱自在に設けられ
ており、更にベース6aにはホルダクランプシリンダ6
bが、図中紙面と直角方向に所定の間隔で設けられてお
り、該クランプシリンダ6bを矢印E方向に突出駆動さ
せることにより下金型ホルダ7を下金型保持装置6に保
持することができる。下金型ホルダ7は、図1に示すよ
うに、下部機体3の全長に亙り形成されたメインホルダ
7aを有しており、メインホルダ7aの図中上面にはサ
ブホルダ7bがクランプシリンダ7cによりメインホル
ダ7a上に保持された形で設けられている。サブホルダ
7bは、図21に示すように、所定長さL1で形成され
ており、各サブホルダ7b上には、下金型11が装着さ
れている。
【0009】一方、上部機体5には、図20に示すよう
に、ラム5aが矢印B、C方向に移動駆動自在に設けら
れており、ラム5aの図中下部には、上金型支持装置9
が設けられている。上金型支持装置9は、ラム5aに装
着された本体9aを有している。本体9aには保持溝9
bが紙面と直角方向に形成されており、本体9aの図中
右方には、クランパ9cが本体9aに設けられた駆動シ
リンダ9dを介して矢印F、G方向に回動自在に支持さ
れている。保持溝9bには、上金型ホルダ12が矢印
B、C方向に着脱自在に設けられており、上金型ホルダ
12はメインホルダ12aを有している。メインホルダ
12aは、図1に示すように、上部機体5の略全長に渡
り形成されており、メインホルダ12aの図中下部には
保持溝12bが、図20中紙面と直角方向に形成され、
保持溝12bには所定長さに形成されたサブホルダ12
cが複数個、図21中矢印H、I方向に装着されてい
る。サブホルダ12cの、図20中下方には、上金型1
3がサブホルダ12cに設けられた保持ピン12dによ
り着脱自在に設けられている。また、下金型ホルダ7及
び上金型ホルダ12の両側には、図21に示すように、
ホルダ保持器7d、12eが設けられており、ホルダ保
持器7d、12eには、図21及び図22に示すよう
に、2個の保持穴7e、12fが設けられている。
【0010】ところで、プレスブレーキ1の機体2の、
図1中後方には、自動金型交換装置15が設けられてお
り、交換装置15は上金型ホルダ12の交換用に、上部
機体5の後方に配置された上金型交換装置16、下金型
ホルダ7の交換用に、下部機体3の後方に配置された下
金型交換装置17を有している。また、自動金型交換装
置15は、図4に示すように、フレーム19を有してお
り、フレーム19には軸受19a、19aが設けられて
いる。なお、以下の構成は上金型交換装置16及び下金
型交換装置17について全く同一なので、上金型交換装
置16についてのみ説明し、下金型交換装置17につい
ての説明は省略する。軸受19a、19aには駆動軸2
0が矢印A9、A10方向に回転駆動自在に設けられて
おり、駆動軸20は2重軸中空構造を有している。駆動
軸20は、駆動軸20の外形を形成し、軸受19a、1
9aに回転自在に支持される第1中空軸20aを有して
おり、第1中空軸20aの内部には第2中空軸20bが
第1中空軸20aに対して回転自在に支持されている。
第1中空軸20aの、図4中両端部には、アーム21、
22が設けられており、アーム21の、図中上端には駆
動シリンダ23が、ラム23aを介して、図2に示すよ
うに枢着されている。アーム21、22の先端は、図4
中下方に伸延しており、その先端部には軸25、25が
その回転中心を水平にした形で回転自在に装着されてい
る。各軸25の内側、即ちアーム21、22の内側に
は、スリーブ26が回転軸25に固着された形で設けら
れており、スリーブ26にはサブアーム26a、26a
がスリーブ26を中心にて直線状、即ち180°ピッチ
で対称的に設けられている。サブアーム26a、26a
の先端には、保持器29、29がそれぞれ設けられてお
り、各保持器29には、回転筒29dが回転のみ自在に
支持されている。回転筒29dには2個の保持ピン29
aが矢印H、I方向に突出駆動自在に設けられている。
また、回転筒29dにはプーリ29bが装着されてお
り、プーリ29bにはタイミングベルト29cを介して
アーム21、22の先端のボス部に嵌着されたプーリ2
4が係合している。また、軸25の、図4中外側にはプ
ーリ25aが嵌着されており、プーリ25aにはタイミ
ングベルト29eを介して第2中空軸20bに固着され
たプーリ20cが係合している。プーリ20cには駆動
モータ30の出力軸30aが係合している。
【0011】ところで、プレスブレーキ1の図1中右方
には、金型収納装置31が設けられており、金型収納装
置31には、上金型を収納する上金型収納装置33及び
下金型を収納する下金型収納装置35が設けられてい
る。上金型収納装置33は、図1に示すように、幅がL
2に設定されたチェーン搬送装置36を有しており、チ
ェーン搬送装置36の図中右方には幅がL3に形成され
たチェーン搬送装置37が設けられている。チェーン搬
送装置36の幅L2は、搬送装置37の幅L3の略倍で
あり、チェーン搬送装置36は、図3に示すように、図
中左方に2本のチェーン39、40を、図中右方に1本
のチェーン41を有している。各チェーン39、40、
41は、図2に示すように、複数のスプロケット42に
より無端状に巻き掛けられており、その内、図3中左方
に設けられたチェーン39、40は、スプロケット42
が、図18及び図19に示すように、図中上下方向に所
定距離L9だけその回転中心CT1、CT2がシフトし
た形で設けられている。チェーン39と40の間にはブ
ラケット43が設けられており、ブラケット43は前記
したチェーン39、40の作用により、その金型装着面
43aが常に水平状態に維持されるように作用する。な
お、チェーン39、40を所定距離シフトさせてチェー
ンに保持された物体の姿勢を保持させる構成は、所謂ダ
ブルチェーンとして公知であるので、ここではその詳細
な説明は省略する。チェーン41の、前記チェーン3
9、40のブラケット43装着位置と対向した位置に
は、図示しない同様のブラケットが装着されており、該
ブラケット43等を介してチェーン39、40、41間
には金型支持装置45が、ダブルチェーンによりその装
着部45aを常に下方に向けた形で装着されている。金
型支持装置45は、チェーン搬送装置36の搬送方向で
ある矢印J、K方向に所定の間隔L4で複数個設けられ
ており、各金型支持装置45には、各種の形状を有する
定尺上金型49がサブホルダ12cを介して吊下されて
いる。チェーン搬送装置36側に保持される定尺上金型
49は、例えば、図9及び図10に示すように、歯幅L
5が835mmの定尺に形成されており、各支持装置45
には該定尺上金型49が1個づつ保持されている。
【0012】また、チェーン搬送装置37は、チェーン
搬送装置36と略同様の構成であり、同一の部分には同
一の符号を付してその部分の説明を省略する。チェ−ン
搬送装置37は、図5に示すように、その金型支持装置
には2種類のものがあり、一つは分割金型支持装置46
であり、もう一つは組合せ金型支持装置47である。組
合せ金型支持装置47及び分割金型支持装置46は、チ
ェーン搬送装置37の搬送方向である矢印J、K方向に
所定の間隔L4で交互に対をなす形で装着されており、
分割金型支持装置46には、図7及び図8に示すように
各種の歯幅L5を有する分割上金型50が1個以上装着
されている。分割金型支持装置46に保持される歯幅の
狭い金型50については、その支持装置46内における
支持態様は、常に一定であり、例えば、図7に示すよう
に、図中左方から、端部装着金型501、歯幅L5の大
きい順に6個の分割上金型502、503、504、5
5、506、507が装着されている。装着態様をより
詳細に説明すると、分割金型支持装置46は、図5に示
すように、逆L字型に形成された本体46aを有してお
り、本体46aにはクランパ46bが設けられている。
クランパ46bは、図中右方に突出した形で設けられた
ブラケット46cを有しており、ブラケット46cの先
端には嵌合部46dが形成されている。ブラケット46
cの下方には、支持装置46により支持される各分割金
型50に対応した形で穴46hが穿設されており、各穴
46hにはスライダ46eがコイルバネ46fの弾性に
より常時矢印M方向に付勢された形で設けられている。
なお、図8に示すような歯幅の広い分割金型50につい
ては、該金型50を保持するスライダ46eはその歯幅
方向に2個以上設けられている。スライダ46eの先端
には係合部46gが、図5中下部側があり状に拡幅する
形、即ち図中左方括れ部分に対して右方先端部分下側が
拡張する形に形成されて設けられており、係合部46g
には、支持装置46に支持される分割金型50が嵌装さ
れている。各分割上金型50は、図5乃至図6に示すよ
うに、図中上側に示すホルダ部510と図中下側に示す
本体部500から構成されており、本体部500の図中
下端に示される先端部分には歯先50gが、プレスブレ
ーキ1により加工されるワークと当接し得る形で、図6
中矢印S、T方向全長に亙って形成されている。ホルダ
部510には、図5中斜線部分で示す部分に、分割金型
支持装置46に保持される為の保持部50aが設けられ
ており、保持部50aの図5中左右側面部分には、一対
の係合溝50b、50bが、該係合溝50bの下部があ
り溝状、即ち該分割金型50の矢印J、K方向で示す前
後の面からそれぞれ溝底側に向かって奥拡がりに形成さ
れた形で、設けられている。そして、各分割金型50
は、係合溝50bの一方側、即ち図5中左側の係合溝5
0bに前記係合部46gと嵌合部46dとが嵌入係合さ
れて、該係合溝50b内において係合部46gがコイル
バネ46fの弾性により矢印M方向に付勢されることに
より嵌合部46dに対して矢印L、M方向に離反する形
で、分割金型支持装置46に支持されている。従って、
分割金型50は、あり溝状に形成されている係合溝50
bにあり状に形成されて矢印M方向に付勢されている係
合部46gが嵌入係合することにより、スライダ46e
から脱落する恐れなく分割金型支持装置46に確実に支
持された状態になっている。また、ホルダ部510に
は、保持部50aのさらに上部に、組合せ金型支持装置
47のサブホルダ12cに保持される為の装着部50c
が設けられており、装着部50cの図5中矢印J、K方
向で示す前後面部分には、一対の嵌合溝50f、50f
が、サブホルダ12cの保持溝12g部分にキー状に設
けられた嵌合部12mと係合し合う形で形成されて、設
けられている。そして、嵌合溝50f、50fと前記係
合溝50b、50bとは、図6中矢印S、T方向全長に
亙って形成されている。なお、分割金型支持装置46に
は、図7に示す金型50の組合せの他に、図8に示す、
より歯幅の広い金型509と端部装着金型500の組合
せ、更に、通常の定尺上金型49の半幅に形成された金
型50が支持されているものもあり、これらの歯幅の異
なる各分割上金型50は、例えば図11に示すように編
集される。
【0013】また、組合せ金型支持装置47は、C字形
に形成された本体47aを有しており、本体47aには
溝47bが、図5中紙面と直角方向に形成されており、
溝47bにはサブホルダ12cが紙面と直角方向に着脱
自在に設けられている。本体47aの上部には、図15
に示すように、ロック装置47cがサブホルダ12cを
溝47b内に固定保持し得る形で設けられており、ロッ
ク装置47cは矢印N、P方向に移動自在に設けられた
ロックピン47dを有している。ロックピン47dは該
ロックピン47dの周囲を被覆する形で設けられたコイ
ルバネ47eにより常時矢印P方向に付勢されており、
更に、ロックピン47dの先端にはロック解除レバ47
f先端が係合している。ロック解除レバ47fはピン4
7gを介して矢印Q、R方向に回動自在に支持されてい
る。
【0014】一方、チェーン搬送装置37の、図2中右
下の位置、即ちプレスブレーキ1の後方には、分割金型
選択ステーション51が設けられており、分割金型選択
ステーション51は、図6に示すように、チェーン走行
方向に対して直角な方向にガイドレール52aの形成さ
れたフレーム52を有している。フレーム52上には移
動ステーション53がガイドレール52aを介して矢印
S、T方向に移動自在に設けられており、移動ステーシ
ョン53は、図5に示すように、下面にガイドレール5
2aと係合する直線軸受55aの設けられた台車55を
有している。また、フレーム52には、移動ステーショ
ン53の移動方向である、図6中矢印S、T方向にタイ
ミングベルト55cがフレーム52に回転自在に装着さ
れたプーリ52b、52bを介して無端状に張設されて
おり、タイミングベルト55cは、その途中で、台車5
5の図5中左方に設けられたクリッパ55eにより固定
保持されている。また、一方のプーリ52bには、駆動
モータ55bが正逆方向に回転駆動自在に接続してお
り、駆動モータ55bを正逆方向に回転駆動させること
により、プーリ52b、タイミングベルト55cを介し
て台車55をガイドレール52aに沿って、図6中矢印
S、T方向に適宜移動駆動することが出来る。また、台
車55上には、ブラケット55fが設けられており、ブ
ラケット55f上には、駆動シリンダ55gが複数個、
図5中紙面と直角方向に適宜な間隔で配置されている。
また、台車55上のブラケット55fの反対側には、ス
ライドブロック55hが矢印J、K方向に移動自在に支
持されており、スライドブロック55hと台車55間に
は駆動シリンダ55iがスライドブロック55hを矢印
J、K方向に移動駆動自在に設けられている。スライド
ブロック55hには、クランパ55jが設けられてい
る。クランパ55jは、図中左方に突出した形で設けら
れたブラケット55kを有しており、ブラケット55k
の先端には嵌合部55mが形成されている。ブラケット
55kの下方には、支持装置46により支持される各分
割金型50に対応した形で穴55nが穿設されており、
各穴55nにはスライダ55pがコイルバネ55qの弾
性により常時矢印M方向に付勢された形で設けられてい
る。また、スライダ55qの先端には係合部55rが設
けられている。また、スライドブロック55hの、各ス
ライダ55pに対応した位置には、駆動シリンダ55s
が設けられている。
【0015】次に、下金型収納装置35は、図2に示す
ように、上金型収納装置33の図中下方に設けられてお
り、下金型搬送装置35はチェーン搬送装置56を有し
ている。チェーン搬送装置56の構成は、上金型搬送装
置33のチェーン搬送装置36と略同様であるので、チ
ェーン搬送装置36と同一の部分には同一の符号を付し
てその部分の説明を省略する。チェーン搬送装置56に
は、金型支持装置57が公知のダブルチェーンにより所
定の間隔L4で、その装着部57aを常時上方に向けた
形で支持されており、各金型支持装置57には、図21
に示すように、歯幅がL6に形成された単位下金型59
が所定数組合されて一定の長さにしたものが保持されて
いる。
【0016】また、金型収納装置31と自動金型交換装
置15の間には、金型移載装置60が設けられており、
金型移載装置60は、上金型13を上金型収納装置33
と上金型交換装置16との間で移送動作を行なう、上金
型移載装置61と、下金型11を下金型収納装置35と
下金型交換装置17との間で移載動作を行なう、下金型
移載装置62とを有している。上金型移載装置61は、
図2に示すように、プレスブレーキ1の上部機体5に設
けられたフレーム63を有しており、フレーム63の図
12中左端部、従ってプレスブレーキ1の、図1中左端
部と上金型収納装置33のチェーン搬送装置37の、図
3中右端部との間には、プレスブレーキ1及び金型収納
装置31を、図1中矢印H、I方向に横断する形で移載
チェーン65がスプロケット65a、65aを介して無
端状に張設されている。チェーン65には、図16及び
図17に示すように、移載フック装置69が所定の間隔
で設けられており、各移載フック装置69は、チェーン
65に固着される本体69aを有している。本体69a
には軸69bを介してフック69cが矢印U、V方向に
回動自在に設けられており、フック69cと軸69bと
の間にはねじりコイルバネ69dが設けられ、フック6
9cを常時、図17中矢印V方向に付勢している。移載
チェーン25の、図3中上側には、シフトシリンダ69
eが多数、所定の間隔で矢印H、I方向に設けられてい
る。シフトシリンダ69eは、図13及び図14に示す
ように、フレーム63に固着された本体69gを有して
おり、本体69gにはシリンダ69hがロッド69fを
矢印W、X方向に突出駆動自在にした形で設けられてい
る。ロッド69fの先端には、本体69gにピン69i
を介して矢印Y、Z方向に回動自在に設けられたアーム
69jが枢着しており、アーム69jの先端にはシフト
ローラ69kが回転自在に支持されている。シフトシリ
ンダ69eは、図13に示すように、移載チェーン65
を挾んで通常両側に1個づつ対になる形で設けられてい
る。
【0017】また、下金型移載装置62は、図2に示す
ように、プレスブレーキ1の下部機体3に設けられたフ
レーム70を有しており、フレーム70の図12中左端
部、従ってプレスブレーキ1の、図1中左端部と下金型
収納装置35のチェーン搬送装置56の、第3図右端部
との間には、プレスブレーキ1及び金型収納装置31
を、図1中矢印H、I方向に横断する形で移載チェーン
71が、スプロケット71a、71aを介して無端状に
張設されている。チェーン71にはチェーン65と同様
に、図16及び図17に示す、移載フック装置69が所
定の間隔で設けられており、更にソフトシリンダ69e
が移載チェーン71を挾んで通常両側に1個づつ対にな
る形で設けられている。
【0018】ところで、プレスブレーキ1の制御系は、
図33に示すように、主制御部72を有しており、主制
御部72にはバス線73を介してキーボード等の入力部
76、加工プログラムメモリ77、ラム制御部79、金
型選択ステーション制御部80、金型交換装置制御部8
1、金型移載装置制御部82、金型収納装置制御部8
3、システムプログラムメモリ85、プログラム解析演
算部87等が接続している。
【0019】プレスブレーキ1は、以上のような構成を
有するので、プレスブレーキ1を用いて、図34に示す
ようなワーク86を線X1−X1で折り曲げ加工を行な
う場合には、図33に示す、入力部76を介してオペレ
ータは主制御部72に、ワーク86の折り曲げ加工の実
行を指令する。すると、主制御部72は、システムプロ
グラムメモリ85から金型供給プログラムMSPを読み
出し、該供給プログラムMSPに基づいてワーク86の
加工に使用する金型を組合せ供給する。
【0020】即ち、主制御部72は、図32に示す供給
プログラムMSPのステップS1で、プログラム解析演
算部87に、ワーク86の加工に使用する金型の種類及
び歯幅に応じた組合せを演算するように指令する。これ
を受けて、プログラム解析演算部87は加工プログラム
メモリ77からワーク86に対応する加工プログラムP
ROを読み出して、当該加工プログラムPRO中で指示
された直剣形、グースネック形等の金型の種類、金型の
歯幅L7(図1参照)等を判定する。図34に示すワー
クの場合、加工に使用する上金型は、ワーク86の端部
86aと金型の、折り曲げ時の干渉を防止するために、
図5中左方に示すような、断面が鉤形に屈曲した所謂グ
ースネック形の金型が加工プログラムPRO中で指定さ
れている。また、プログラムPRO中で指定された金型
の歯幅L7から、加工に使用する上金型の組合せを演算
する。即ち、上金型には、既に述べたように、歯幅L5
が例えば835mmの定尺に形成された図9に示すような
定尺上金型49と、該定尺金型よりも小さな歯幅L5に
形成された、図7及び図8等に示す分割上金型50があ
り、加工プログラムPROで指定された金型歯幅L7と
一致するように分割金型50及び定尺金型49の組合せ
を決定する。ここでは、プログラム解析演算部87は、
図35に示すように、図7に示す分割上金型50の内、
端部装着金型501、分割上金型503、505、図9に
示す定尺上金型49及び図8に示す端部装着金型500
を選択して、それ等の金型を第36のように組合せた際
の上金型13の歯幅がL7となるようにする。こうし
て、プログラム解析演算部87により、使用する金型の
種類がグースネック形で、上金型13を構成する分割上
金型50等の組合せも決定したところで、主制御部72
は金型供給プログラムMSPのステップS2に入り、金
型選択ステーション制御部80と金型収納装置制御部8
3に対して、ステップS1で演算決定されたグースネッ
ク形の分割上金型50を適宜組合せて、図35に示す、
歯幅がL71とL72の部分上金型13a、13bを組み
立てるように指令する。
【0021】これを受けて、金型収納装置制御部83
は、システムプログラムメモリ85から、図28に示す
金型選択プログラムSE1を読み出し、そのステップS
3で、上金型収納装置33のチェーン搬送装置37を、
駆動モータ34によりスプロケット42を介して図1中
矢印J、K方向に適宜回転駆動して、ワークの加工に使
用する形式(即ち、グースネック形)の分割上金型50
を支持する分割金型支持装置46を、図5に示す分割金
型選択ステーション51の、金型供給位置P1に位置決
めするように駆動制御する。なお、この際、分割金型選
択ステーション51の台車55は、図6中左方の待機位
置に位置決めされているので、チェーン搬送装置37に
よる分割金型支持装置46の移動動作は台車55と分割
金型支持装置46等が干渉を生じること無く円滑に行な
われる。
【0022】こうして分割金型支持装置46が所定の金
型供給位置P1に位置決めされたところで、ステップS
4に入り、金型収納装置制御部83は、図6に示す金型
供給位置P1に設けられた位置決めピン装置89を金型
支持装置46に打ち込み、該金型支持装置46を、金型
供給位置P1に正確に位置決め保持する。次に、ステッ
プS5に入り、金型選択ステーション制御部80は、図
5に示す、金型選択ステーション51の駆動モータ55
bを回転駆動してタイミングベルト55c等を介して台
車55をガイドレール52a上を、図6中右方に移動駆
動し、図5に示すように、台車55上のスライドブロッ
ク55hを金型供給位置P1に位置決めされた金型支持
装置46と対向した位置に位置決めする。スライドブロ
ック55hが金型支持装置46と対向したところで、ス
テップS6に入り、台車50のスライドブロック55h
側の全ての駆動シリンダ55sを駆動する。すると、駆
動された駆動シリンダ55sのロッド55uは図5中矢
印L方向に突出駆動され、その先端がスライドブロック
55hのスライダ55pとそれぞれ当接し、該スライダ
55pをコイルバネ55qに抗して矢印L方向に上昇さ
せる。すると、上昇したスライダ55pはその係合部5
5rとブラケット55kの嵌合部55mとの間隔が狭ま
った状態、即ちアンクランプ状態となる。
【0023】そこで、金型選択プログラムSE1は、ス
テップS7に入り、駆動シリンダ55iを駆動して、ス
ライドブロック55hを矢印J方向、即ち金型供給位置
P1に位置決めされた分割金型支持装置46側に移動さ
せる。すると、アンクランプ状態の嵌合部55mと係合
部55rが、分割金型支持装置46に支持された各分割
金型50の保持部50aの図5中右側面に形成された係
合溝50b内に嵌入する。次に、ステップS8で駆動状
態にした全ての駆動シリンダ55sのうち、金型の選択
が指示された端部装着金型501、分割上金型503、5
5に対応する駆動シリンダ55sのみを駆動解除する
と共に、台車55の、分割金型支持装置46側に設けら
れた駆動シリンダ55gの内、金型の選択が指示された
端部装着金型501、分割上金型503、505に対応す
る駆動シリンダ55gのみを駆動する。すると、該駆動
シリンダ55gのロッド55tが矢印L方向に選択的に
駆動され、図7に示す分割金型のうち、端部装着金型5
1、分割上金型503、505の係合が解除され、それ
らの金型は、図5中矢印K方向に取り出し得る状態とな
る。即ち、この状態では、分割金型支持装置46の内、
端部装着金型501、分割上金型503、505は、支持
装置46側の係合が解除され、スライドブロック55h
側で係合保持されることとなり、上記以外の分割金型5
0は、依然として、支持装置46側で支持された状態を
維持することとなる。
【0024】次に、金型選択プログラムSE1は、ステ
ップS9に入り、駆動シリンダ55iを矢印K方向に駆
動して、スライドブロック55hを矢印K方向に移動さ
せる。すると、前記支持装置46側の係合が解除された
端部装着金型501、分割上金型503、505のみが、
支持装置46側から離れて、スライドブロック55hに
より矢印K方向に移載される。即ち、図7に示す分割金
型50のうち、端部装着金型501、分割上金型503
505は、それぞれの保持部50aにおいて、図5中左
方側の係合溝50bが係合部46g及び嵌合部46dと
分離することにより支持装置46との係合状態が解除さ
れて、図5中右方側の係合溝50bに嵌合部55m部分
のブラケット55kと係合部55r部分のスライダ55
pが嵌合して、これ等嵌合部55mと係合部55rが駆
動シリンダ55sを介して楔状にクランプされることに
より、スライドブロック55hから脱落し得ない形に支
持され、即ち支持装置46からスライドブロック55h
に受け渡しされる。なお、こうして端部装着金型5
1、分割上金型503、505等の選択された分割上金
型50が、支持装置46からスライドブロック55hに
受け渡しされる際には、各分割上金型50の両側面に係
合溝50b、50bが一対に形成されていることから、
単に、台車55を支持装置46と対向する位置、即ち金
型供給位置P1に位置決めして、これ等の選択された各
分割金型50に対応する駆動シリンダ55gと、スライ
ドブロック55hの駆動シリンダ55iを順次駆動する
だけで、円滑に受け渡し動作を行うことが出来る。
【0025】こうして、部分上金型13aを構成する分
割金型50が選択されたところで、ステップS10に入
り、台車55を図6中矢印S方向に移動駆動して図中左
方の所定の待機位置WPに戻す。次に、ステップS11
に入り、金型収納装置制御部83はチェーン搬送装置3
7を駆動して、それまで金型供給位置P1に位置決めさ
れていた分割金型支持装置46を、図5中矢印J方向に
距離L4だけ移動駆動し、該支持装置46に対応して設
けられた隣接する組合せ金型支持装置47を金型供給位
置P1に位置決めし、ステップS12で同様に位置決め
ピン装置89により固定保持する。次に、ステップS1
3に入り、駆動シリンダ55iを駆動して、スライドブ
ロック55hを矢印J方向に前進させ、スライドブロッ
ク55h上の選択された端部装着金型501、分割上金
型503、505の保持部50a上部に形成された装着部
50cと位置決めされた組合せ金型支持装置47に支持
されるサブホルダ12cの保持溝12gを整合させる。
次に、金型供給位置P1に設けられたアンクランプシリ
ンダ90を駆動してサブホルダ12cの保持ピン12d
を矢印J方向に押圧し、サブホルダ12cをアンクラン
プ状態とする。
【0026】この状態で、ステップS14に入り、台車
55を図6中矢印T方向に低速で移動させる。すると、
スライドブロック55h上の選択された分割上金型50
の装着部50cがサブホルダ12cの保持溝12g内
に、図5中紙面と直角方向に挿入されて行く。スライド
ブロック55h上に保持された分割上金型50が組合せ
金型支持装置46に支持されたサブホルダ12cの保持
溝12g中を、図6中右方向に移動してゆく過程におい
て、スライドブロック55h上に保持された端部装着金
型501、分割上金型503、505の内、図6中最右方
に装着された金型505の図35における右側面とサブ
ホルダ12cの最右方位置、即ち、図35におけるホル
ダ端面12hとが一致した時点で、当該分割上金型50
5に対応する位置、即ち図5中下方に設けられた駆動シ
リンダ55sを駆動してロッド55uを矢印L方向に突
出駆動させる。すると、ロッド55uと分割上金型50
5を支持するスライダ55pが当接してスライダ55p
を矢印L方向に移動させ、スライダ55pの係合部55
rと分割上金型505の係合溝50bとの係合状態が解
除され、分割上金型505は、サブホルダ12c内に、
その右端面をホルダ端面12hに一致させた形で留置さ
れる。分割上金型505をサブホルダ12c内に留置し
た台車55は、なおも図6中矢印T方向に移動駆動され
続ける。すると、分割上金型505のサブホルダ12c
への移載に伴い、今度は、スライドブロック55hの図
6中最右方に支持された状態となった分割上金型503
がサブホルダ12cに移載された分割上金型505の、
図35中左側面50eに接近する。金型選択ステーショ
ン制御部80は、分割上金型503の図35中右側面5
0dが分割上金型505の、図35中左側面50eに当
接したところで、当該分割上金型503に対応する位
置、即ち図5中下方に設けられた駆動シリンダ55sを
駆動してロッド55uを矢印L方向に突出駆動させる。
すると、ロッド55uと分割上金型503を支持するス
ライダ55pが当接してスライダ55pを矢印L方向に
移動させ、スライダ55pの係合部55rと分割上金型
503の係合溝50bとの係合状態が解除され、分割上
金型503は、サブホルダ12c内に、その右端面50
dを分割上金型505の左側面50eに当接させた形で
留置される。分割上金型505、503をサブホルダ12
c内に留置した台車55は、なおも図6中矢印T方向に
移動駆動され続ける。すると、分割上金型505、503
のサブホルダ12cへの移載に伴い、今度は、スライド
ブロック55hの図6中最右方に支持された状態となっ
た端部装着金型501がサブホルダ12cに移載された
分割上金型503の、図35中左側面50eに接近す
る。金型選択ステーション制御部80は、端部装着金型
501の図35中右側面50dが分割上金型503の、図
35中左側面50eに当接したところで当該端部装着金
型501に対応する位置に設けられた駆動シリンダ55
sを駆動してロッド55uを矢印L方向に突出駆動さ
せ、スライダ55pの係合部55rと端部装着金型50
1の係合溝50bとの係合状態を解除し、端部装着金型
501を、サブホルダ12c内に、その右端面を分割上
金型503の左側面50eに当接させた形で留置する。
分割上金型505、503及び端部装着金型501をサブ
ホルダ12c内に留置した台車55は、なおも図6中矢
印T方向に移動駆動され続け、図6中右方の退避位置E
Pに達するまで駆動される。従って、分割上金型5
5、503及び端部装着金型501は、係合溝50bと
嵌合部55m及び係合部55rとが嵌合し合うことによ
りスライドブロック55hにより確実に支持された状態
の侭、各装着部50cが保持溝12gに嵌装され、即ち
各嵌合溝50fが嵌合部12mと嵌合し合うので、これ
により、分割上金型505、503及び端部装着金型50
1等の選択されて組み合わされた金型は、スライドブロ
ック55hから脱落することなくサブホルダ12cに確
実に移載されることが出来る。そして、分割上金型50
5、503及び端部装着金型501がサブホルダ12cに
確実に移載されてから、それぞれの金型50に対応する
駆動シリンダ55sを駆動するだけで、嵌合部55m及
び係合部55rと係合溝50bとの係合状態が解除され
て、これ等の金型50をサブホルダ12cにより支持さ
せることが出来るので、円滑に金型受け渡し動作を行う
ことが出来る。
【0027】こうして、台車55が退避位置EPに到達
したところで、金型選択プログラムSE1のステップS
16に入りアンクランプシリンダ90の駆動を解除して
サブホルダ12cにより、移載の完了した分割上金型5
5、503及び端部装着金型501を保持する。する
と、サブホルダ12cには、図35に示すように、分割
上金型505、503及び端部装着金型501が相互に密
着した形で設けられ、歯幅がL71なる部分上金型13
aが形成される。この状態で、分割金型選択ステーショ
ン51の台車55の駆動シリンダ55iを駆動し、スラ
イドブロック55hを、図5中矢印K方向に後退させ、
金型供給位置P1に位置決めされた組合せ金型支持装置
47に対して、第5図左方に所定距離だけ離れた位置に
位置決めする。この状態で、ステップS17に入り、再
度台車55を図6中矢印S方向に移動駆動さて、退避位
置EPから図中左方の待機位置WPに戻す。
【0028】こうして、上金型13の図35における左
端部を構成する部分上金型13aが組み合わされたとこ
ろで、同様の手順で、今度は図35に示す上金型13の
右端部を構成する部分上金型13bを組み立てる。この
組み立て動作は、分割金型選択ステーション51で、部
分上金型13aの場合と同様におこなわれ、図8に示
す、端部装着金型500を保持する分割金型支持装置4
6を分割金型選択ステーション51の金型供給位置P1
に位置決めし、その状態で、台車55のスライドブロッ
ク55hに端部装着金型500を移載し、更に、該分割
金型支持装置46に対応する隣接する組合せ金型支持装
置47に当該移載された端部装着金型500を、図35
に示すように、サブホルダ12cの右端面12hと端部
装着金型500の左側面50eが一致する形で装着し
て、図35に示す部分上金型13bを組み上げる。
【0029】こうして、図35示す、上金型13を構成
する部分上金型13a、13bが組合せ金型支持装置4
7、47中に組み立てられたところで、主制御部72
は、図32に示す、金型供給プログラムMSPのステッ
プS18に入り、金型収納装置制御部83及び金型移載
装置制御部82に対して、部分上金型13a、13b、
定尺上金型49を自動金型交換装置15の上金型交換装
置16に、単位下金型59を下金型交換装置17に供給
する動作を行なうように指令する。なお、加工に使用す
る下金型11は、加工プログラムPROで指示された金
型の歯幅L7から、図1に示すように、当該歯幅L7よ
り短くない歯幅L8に下金型11がなるように、単位下
金型59の装着数がプログラム解析演算部87により演
算され求められる。なお、下金型11はワーク86の加
工時に単にワーク86を受ける役目を果たすだけなの
で、その歯幅L8は、上金型13の歯幅L7に比して、
加工上の重要度が低く、上金型13の歯幅L7よりも広
ければよい。
【0030】金型収納装置31の上金型収納装置33か
ら自動金型交換装置15の上金型交換装置16への上金
型13の移載動作は、図30に示す、第1金型移載プロ
グラムFMT(システムプログラムメモリ85に格納さ
れている)に基づいて行なわれるが、該移載動作に先だ
って主制御部72は金型交換装置制御部81に対して、
自動金型交換装置15の上金型交換装置16を駆動して
アーム21、22を所定の待機位置に位置決めしておく
ように指令する。上金型交換装置16は、図23に示す
ように、駆動シリンダ23により、待機位置(1)、金型
交換位置(2)及び金型反転位置(3)の3位置で位置決めさ
れ、待機位置(1)では上金型13を金型収納装置33と
の間で移載動作を行ない、金型交換位置(2)では、プレ
スブレーキ1の上金型支持装置9との間で上金型の交換
動作を行ない、更に金型反転位置(3)では、サブアーム
26aの180°反転動作を行なう。従って、上金型交
換装置16は、待機位置(1)に位置決めされる。
【0031】次に、金型収納装置制御部83は、第1金
型移載プログラムFMTのステップS19で定尺上金型
49を格納するチェーン搬送装置36の、図1に示す駆
動モータ38を駆動して、定尺上金型49の搭載されて
いない空の金型支持装置45を矢印K、L方向に移動駆
動し、前記した上金型交換装置16の待機位置(1)に対
応する、図2に示す金型移載位置P2に位置決めする。
次に、ステップS20に入り、チェーン搬送装置37側
の、先程組み立てられた部分上金型13aを保持する組
合せ金型支持装置47を、同様に金型移載位置P2に位
置決めする。すると、チェーン搬送装置36側の空の金
型支持装置45とチェーン搬送装置37側の、部分上金
型13aを保持する組合せ金型支持装置47、更に上金
型交換装置16の保持器29、29間に保持された未だ
上金型が挿入セットされていない上金型ホルダ12が、
図3に示すように、移載位置P2で図中矢印H、I方向
に整合した形となる。
【0032】この状態で、ステップS21に入り、金型
移載装置制御部82は上金型移載装置61の複数のシフ
トシリンダ69eの内、組合せ金型支持装置47の、図
3中最右方に存在する1対のシフトシリンダ69e、6
9eを駆動すると共に、上金型ホルダ12の部分上金型
13aを装着すべき位置に対応した位置に設けられたシ
フトシリンダ69eを駆動する。組合せ金型支持装置4
7側のシフトシリンダ69e、69eのロッド69f
を、図13に示すように、図中矢印W方向に突出させる
と共に、上金型交換装置16側の移載チェーン65上方
に位置するシフトシリンダ69eのロッド69fもW方
向に突出させる。すると、移載チェーン65はシフトロ
ーラ69kにより、図13中左方、即ち上金型交換装置
16側が図中下方に距離L7だけシフトし、全体とし
て、図25に示すように、組合せ金型支持装置47から
交換装置16に支持された上金型ホルダ12の部分上金
型13aを装着すべき位置までの間が、図25に示すよ
うに、距離L7だけ下方にシフトした形となる。
【0033】この状態で、第1金型移載プログラムFM
Tは、ステップS22に入り、移載チェーン65を、図
25中A1方向、即ち正方向に回転させる。すると、移
載チェーン65に装着された移載フック装置69のフッ
ク69cが、移載チェーン65と共にA1方向に移動す
る。フック69cは、移載チェーン65が下方にシフト
されていない通常の状態では、フック69cと金型支持
装置45及び組合せ金型支持装置47との間は、図17
に示すように、上下方向に位相がずれているので、チェ
−ン65が回転しても両者が当接係合することは無い
が、移載チェーン65が下方にシフトした状態では、フ
ック69cと金型支持装置45、47に支持されたサブ
ホルダ12cに植設された係合突起12iが当接係合す
る。従って、移載チェーン65が、図25に示すように
シフトされた状態では、移載フック装置69のフック6
9cは、チェーン搬送装置37の、図3中右方でチェ−
ン65と共に下方にシフトされる。すると、搬送装置3
7の金型移載位置P2に位置決めされた組合せ金型支持
装置47に保持された、部分上金型13aを保持するサ
ブホルダ12cの係合突起12iと移載フック装置69
のフック69cが当接係合し、チェーン65と共にA1
方向に移動するフック69cによりサブホルダ12c
は、組合せ金型支持装置47に対して、図3中矢印A1
方向に移動を開始する。なお、金型移載位置P2では組
合せ金型支持装置47のロック装置47cが解除されて
いるので、サブホルダ12cの支持装置47に対する矢
印A1方向の移動は円滑に行われる。
【0034】フック69cにより移動を開始したサブホ
ルダ12cは、チェーン搬送装置36の金型移載位置P
2に位置決めされた空の金型支持装置45中を通過し、
更に、上金型交換装置16に支持された上金型ホルダ1
2の保持溝12b中に挿入される。上金型ホルダ12中
に挿入されたサブホルダ12cは、フック69cにより
更に、図25中左方に移動されてゆくが、フック69c
の位置、従ってサブホルダ12cの上金型ホルダ12中
の位置は、金型移載装置制御部82によりチェーン65
の移動量として常時演算検出されており、金型移載装置
制御部82はサブホルダ12cをセットすべき位置にフ
ック69cが到達したものと判断した場合には、第1金
型移載プログラムFMTのステップS23に入り、移載
チェーン65を駆動する駆動モータを停止する。する
と、部分上金型13aを装着したサブホルダ12cは、
図25に示すように、上金型ホルダ12中の所定位置に
位置決めされる。この状態で、それまで駆動状態にあっ
たシフトシリンダ69eの駆動解除する。すると、移載
チェーン65は、それまでの距離L7の、図25中下方
へのシフト状態が解除され、チェーン65は、図17中
上方に距離L7だけ戻る形で移動し、それに伴い、移載
フック装置69のフック69cも図中上方に移動して、
それまで当接係合状態にあったフック69cとサブホル
ダ12cの係合状態が解除される。なお、上金型ホルダ
12には、図20に示すように、保持溝12b中に移載
ローラ12jが紙面と直角方向に複数個、転動自在に設
けられており、更にサブホルダ12cの挿入時には、ク
ランプシリンダ12kがクランプ解除されているので、
サブホルダ12cの上金型ホルダ12への挿入セット動
作は円滑に行なわれる。
【0035】こうして、部分上金型13aの上金型ホル
ダ12へのセットが終了すると、第1金型移載プログラ
ムFMTのステップS24に入り、金型収納装置制御部
83は、チェーン搬送装置36を駆動して、加工に使用
する定尺上金型49の装着された金型支持装置45を所
定の金型移載位置P2に位置決めする。定尺上金型49
が金型移載位置P2に位置決めされたところで、ステッ
プS25に入り、部分上金型13aの場合と同様に、チ
ェーン搬送装置36及び定尺上金型49をセットすべき
位置に対応したシフトシリンダ69eを駆動して、図2
6に示すように、シフトシリンダ69eにより挾まれた
区間の移載チェーン65を、図中下方に距離L7だけシ
フトし、移載チェーン65を矢印A1方向に再度駆動す
る。すると、移載フック装置69のフック69cは、組
合せ金型支持装置47が設けられたチェーン搬送装置3
7の金型移載位置P2を通過するときは、チェーン65
が支持装置47に支持された上金型ホルダ12の係合突
起12iの、図17中上方に位置しているので、フック
69cと金型移載位置P2に位置決めされた組合せ金型
支持装置47のサブホルダ12cの係合突起12iと当
接係合することは無く、そのまま通過し、チェーン搬送
装置36の図3中下方に達したところで、シフトシリン
ダ69eによりチェーン65と共に下方にシフトされ
る。すると、チェーン搬送装置37の金型移載位置P2
に位置決めされた定尺上金型49のサブホルダ12cの
係合突起12iとフック69cが当接係合し、前述の場
合と同様に、定尺上金型49の装着されたサブホルダ1
2cを上金型交換装置16のメインホルダ12a側に移
送する。定尺上金型49を支持するサブホルダ12c
が、上金型交換装置16に支持されたメインホルダ12
aに既に挿入セットされた部分上金型13aを支持する
サブホルダ12cの、図26中右端面に当接したところ
で、移載チェーン65の駆動を停止すると共に、シフト
シリンダ69eの駆動を停止して、チェーン65を図中
上方に移動させ、メインホルダ12a中に移載された定
尺上金型49を支持するサブホルダ12cの係合突起1
2iとフック69cとの係合状態を解除する。すると、
上金型交換装置16のメインホルダ12a中には、図2
6に示すように、分割上金型13aと定尺上金型49が
連続した形でセットされる。
【0036】こうして、メインホルダ12a中に分割上
金型13aと定尺上金型49とがセットされたところ
で、第1金型移載プログラムFMTのステップS26に
入り、チェーン搬送装置37側の、先程組み立てられた
部分上金型13bを保持する組合せ金型支持装置47
を、同様に金型移載位置P2に位置決めする。すると、
チェーン搬送装置36側の定尺上金型49が移載されて
空となった金型支持装置45とチェーン搬送装置37側
の、部分上金型13bを保持する組合せ金型支持装置4
7、更に部分上金型13a、定尺上金型49が挿入セッ
トされたメインホルダ12aが、図3に示すように、移
載位置P2で図中矢印H、I方向に整合した形となる。
この状態で、シフトシリンダ69eの内、組合せ金型支
持装置47の、図3中最右方に存在する1対のシフトシ
リンダ69e、69eを駆動すると共に、メインホルダ
12aの部分上金型13bを装着すべき位置に対応した
位置に設けられたシフトシリンダ69eを駆動し、移載
チェーン65を全体として、図27に示すように、組合
せ金型支持装置47から上金型ホルダ12の部分上金型
13aを装着すべき位置までの間が距離L7だけ下方に
シフトした形とする。この状態で、移載チェーン65
を、図27中A1方向、即ち正方向に回転させる。する
と、移載チェーン65に装着された移載フック装置69
のフック69cが、移載チェーン65と共にA1方向に
移動し、搬送装置37の金型移載位置P2に位置決めさ
れた組合せ金型支持装置47に保持された、部分上金型
13bを保持するサブホルダ12cの係合突起12iと
当接係合し、部分上金型13bを交換装置16に保持さ
れたメインホルダ12a中の定尺上金型49と接続する
位置まで移動させる。部分上金型13bが定尺上金型4
9に接続したところで、移載チェーン65による移動動
作を停止して、チェーン65のシフト状態を解除して、
図30に示すステップS27で、移載動作が完了する。
【0037】また、自動金型交換装置15の下金型交換
装置17についても、上金型交換装置16と同様の手順
で、単位下金型59の装着された金型支持装置57を、
チェーン搬送装置56の、図2に示す所定の金型交換位
置P3に位置決めし、移載チェーン71とシフトシリン
ダ69eにより所定数の単位下金型59をサブホルダ7
bと共に、下金型交換装置17の空のメインホルダ7a
中に挿入セットして行く。なお、下金型交換装置17
は、図23に示す上金型交換装置16とは、待機位置と
反転位置とが上下逆なだけであとは同様である。従っ
て、メインホルダ7a中への単位下金型59の挿入セッ
トは下金型交換装置17の駆動シリンダ23を、図2中
矢印A2方向に突出駆動させてアーム21、22を、図
23の(3)に示す状態にし、その状態で、垂直状態に保
持されたサブアーム26a、26aの内の空のメインホ
ルダ7aが装着された保持器29、29を金型交換位置
P3に位置決めし、交換動作を行なう。
【0038】こうして、上金型交換装置16に、図27
に示すように、加工に使用する上金型13がセットさ
れ、下金型交換装置17に加工に使用する下金型11が
セットされたところで、交換装置16、17に保持され
た各メインホルダ12a、7aのクランプシリンダ12
k、7cを駆動して、各金型13、11をメインホルダ
12a、7aに対して固定保持する。次に、主制御部7
2は、図32に示す金型供給プログラムMSPのステッ
プS28に入り、金型交換動作により各交換装置16、
17に保持された金型のセットの完了した上金型ホルダ
12及び下金型ホルダ7と、プレスブレーキ1に装着さ
れた交換すべき上金型13及び下金型11が装着された
上金型ホルダ12及び下金型ホルダ7を、以下の手順で
交換する。
【0039】即ち、主制御部72は、システムプログラ
ムメモリ85から、金型交換制御プログラムMCPを読
み出して、該プログラムMCPに基づいてプレスブレー
キ1側との金型交換動作を行なうように金型交換装置制
御部81に対して指令する。金型交換装置制御部81
は、金型交換制御プログラムMCPの、図24に示すス
テップS29において、金型交換装置16、17に保持
された各メインホルダ12a、7aに対する金型13、
11の移載が完了しているか否かを判定して、移載が完
了しているものと判定された場合には、ステップS30
に入り、各交換装置16、17の駆動シリンダ23を駆
動し、上金型交換装置16の場合には、ラム23aを、
図2中矢印A3方向に突出駆動させ、下金型交換装置1
7の場合には、ラム23aを、図2中矢印A4方向に後
退駆動させて、図4に示すアーム21、22を水平状態
にし、工具交換位置に位置決めする。以下、上金型交換
装置16についてのみ説明するが、各交換装置16、1
7の状態は、図24中左方に、図23の(1)から(3)まで
の数字に対応させた形で示し、重複した説明を省略す
る。
【0040】金型交換制御プログラムMCPのステップ
S30でアーム21、22が工具交換位置に位置決めさ
れたところで、ステップS31に入り、サブアーム26
aを90°旋回させて、上金型ホルダ12を保持してい
ない保持器29、29が装着された側のサブアーム26
aを(図24では、説明の便宜上、2対の保持器29を
それぞれAとBで表示し、その内、上金型ホルダ12を
保持している保持器29の方を○で囲んで表してい
る。)プレスブレーキ1の上部金型支持装置9に保持さ
れている交換すべき上金型ホルダ12の側面のホルダ保
持器12eと対向した位置に、図21に示すように位置
決めする。そのためには、図4に示す駆動モータ30を
所定の方向に所定角度だけ回転させる。すると、該モー
タ30の回転は出力軸30aを介してプーリ20c、タ
イミングベルト29eにより図4中左方のアーム21に
支持された軸25に伝達され、また同様に、出力軸30
aから第2中空軸20bを介してプーリ20c、タイミ
ングベルト29eにより図4中右方のアーム22に支持
された軸25に伝達され、各軸25を同じ角度だけ矢印
A5方向に90°回転させる。すると、軸25、25の
回転によりスリーブ26に固着されたサブアーム26も
矢印A5方向に回転し、図24中上方の、上金型ホルダ
12を保持していない側の保持器29を、図21に示す
プレスブレーキ1側の上金型ホルダ12の側面に位置決
めする。
【0041】こうして、サブアーム26が水平状態に位
置決めされたところで、プレスブレーキ1側の保持器2
9の保持ピン29aを図21及び図22に示すようにホ
ルダ12側に突出させ、保持ピン29aとホルダ保持器
12eとを係合させ、上金型保持ホルダ12を両側の保
持器29、29で、図4に示すように保持する。この状
態で、図24に示すステップS32に入り、プレスブレ
ーキ1側の上金型支持装置9の駆動シリンダ9dを駆動
してクランパ9cを、図20中矢印G方向に回動させ、
クランパ9cによる上金型ホルダ12の保持を解除す
る。すると、上金型ホルダ12は、矢印C方向に抜き出
し得る状態となるので、その状態で、上金型交換装置1
6の駆動シリンダ23を駆動して、アーム21、22を
駆動軸20を中心にして、図2中矢印A6方向に回動さ
せ、所定の反転位置に位置決めする。なお、保持器2
9、29に保持されたホルダ12は保持ピン29aの設
けられた回転筒29dが保持器本体29fに対して回転
自在に設けられ、かつタイミングベルト29cにより、
常にその姿勢が一定となるように保持されることから、
ホルダ12はサブア−ム26aが回転しても常に金型が
図4中下方に向くように支持される。
【0042】次に、ステップS33に入り、駆動モータ
30を介してサブアーム26aを180°回転させ、先
程上金型のセットされた上金型ホルダ12を、プレスブ
レーキ1の上金型支持装置9の下方に位置決めし、取外
した方の金型ホルダ12を機体2の後方に位置決めす
る。この状態で、ステップS34に入り、駆動シリンダ
23を再度駆動してアーム21、22を水平状態に戻
す。すると、サブアーム26aの反転により上金型支持
装置9の下方に位置決めされた上金型ホルダ12は、ア
ンクランプ状態の保持溝9b中に、図20に示すように
図中下方からメインホルダ12aの上部を嵌入させる形
で係合する。そこで、図24に示すステップS35に入
り、駆動シリンダ9dを駆動してクランパ9cを矢印F
方向に回動させ、上金型ホルダ12を保持溝9b中に確
実に保持する。その状態で、ステップS36に入り、上
金型ホルダ12を保持していた保持器29の保持ピン2
9aを、図21中矢印I方向に後退させ、保持器29に
よる上金型ホルダ12の保持状態を解除する。こうし
て、新たにセットされた上金型13がプレスブレーキ1
にセットされたところで、ステップS37に入り、駆動
モータ30を駆動して、先程プレスブレーキ1側から取
外した上金型ホルダ12をアーム21、22下方に位置
決めし、更にその状態で、ステップS38に示すよう
に、駆動シリンダ23を駆動してアーム21、22を、
図2中矢印A7方向に回動させ、所定の待機位置に位置
決めする。この状態では、交換済みの上金型ホルダ12
は、上金型収納装置33と、図3に示すように、矢印
H、I方向に整合した移載位置P2に位置決めされた状
態となり、次の、金型の収納装置33への返却動作に備
える。なお、上記した金型交換動作は、既に述べたよう
に、下金型交換装置17についても同様に行なわれる
が、下金型ホルダ7を下金型支持装置6から取り外す場
合には、クランプシリンダ6bを駆動して、ベース6a
とメインホルダ7aとの係合を解除し、その状態でホル
ダ7を矢印B方向に交換装置17により移動させて行な
い、装着はその逆の手順で行なう。
【0043】こうして、プレスブレーキ1に、図34に
示すワーク86を加工するための金型が装着されたとこ
ろで、加工プログラムメモリ87から対応する加工プロ
グラムPROを読み出して、該加工プログラムPROに
基づいてラム制御部79を介してラム5aを図20中矢
印B、C方向に移動駆動して、ワーク86に対して所定
の加工を実行する。一方、プレスブレーキ1から取り外
された上金型ホルダ12及び下金型ホルダ7に装着され
た定尺上金型49、分割上金型50、単位下金型59
は、各上金型収納装置33及び下金型収納装置35に返
却収納される必要があるが、この動作は、図32に示す
金型供給プログラムMSPのステップS39で行なわれ
る。ステップS39の実行に際しては、図31に示す第
2金型移載プログラムSMTがシステムプログラムメモ
リ85から読み出されて金型移載装置制御部82及び金
型収納装置制御部83により実行される。第2金型移載
プログラムSMTは、基本的には図30に示す第1金型
移載プログラムFMTの逆の手順であり、ステップS3
9で、上金型収納装置33に収納すべき金型を保持した
上金型ホルダ12を保持した保持器29、29を所定の
移載位置P2に位置決めする。次に、チェーン搬送装置
37を駆動して上金型ホルダ12に保持された上金型1
3の、例えば図36中右端部に装着される部分上金型1
3bを収納する組合せ金型支持装置47を所定の移載位
置P2に位置決めすると共に、搬送装置36を駆動し
て、部分上金型を搬送装置37側に通過させるための空
の金型支持装置45を移載位置P2に位置決めする。こ
の状態で、ステップS41及び42に入り、上金型移載
装置61のシフトシリンダ69eを適宜駆動して、図2
7に示すように、移載位置P2に位置決めされた上金型
ホルダ12の部分上金型13bと搬送装置37の間の移
載チェ−ン65を、図中下方に距離L1だけシフトし、
その状態で、移載チェーン65を矢印A8方向に回転駆
動して移載フック装置69により部分上金型13bをメ
インホルダ12a側から搬送装置36の空の金型支持装
置45を経由して、搬送装置37の所定の組合せ金型支
持装置47の溝47b内に収納する。搬送装置37の所
定の組合せ金型支持装置47の溝47b内に部分上金型
13bが収納されたところで、ステップS100に入
り、図15に示す、ロック装置47cを駆動して当該部
分上金型13bをサブホルダ12cと共に溝47b内に
固定保持する。なお、移載位置P2のメインホルダ12
a、搬送装置36、37の間には、図3に示すように、
補助レール91が設けられているので、サブホルダ12
cの上金型交換装置16、搬送装置36、37間の移動
は、サブホルダ12cが脱落すること無く円滑に行なわ
れる。部分上金型13bがチェーン搬送装置37に収納
されたところで、ステップS43乃至ステップS46に
入り、メインホルダ12a内の定尺上金型49の収納動
作に入る。これには、搬送装置36を駆動して、当該定
尺上金型49を収納する金型支持装置45を所の移載位
置P2に位置決めし、ステップS44で、第26図に示
すように、メインホルダ12a内の移載すべき定尺上金
型49と搬送装置36の移載位置P2の金型支持装置4
5の間の移載チェーン65を図中下方に距離L7だけシ
フトし、その状態でチェーン65を矢印A8方向に駆動
して、移載フック装置69によりメインホルダ12a内
の定尺上金型49を搬送装置36の金型支持装置45内
に移載し、該支持装置45により固定保持する。金型支
持装置45にも、図15に示すものと同様なサブホルダ
12cのロック装置が設けられているので、金型支持装
置45による定尺上金型49の保持は円滑に行なわれ
る。
【0044】次に、第2金型移載プログラムSMTは、
図31に示す、ステップS47に入り、チェーン搬送装
置37を駆動して上金型ホルダ12に残された上金型1
3の、例えば図36中右端部に装着される部分上金型1
3aを収納する組合せ金型支持装置46を所定の移載位
置P2に位置決めすると共に、搬送装置36を駆動し
て、部分上金型を搬送装置37側に通過させるための空
の金型支持装置45を移載位置P2に位置決めする。こ
の状態で、ステップS48及び49に入り、上金型移載
装置61のシフトシリンダ69eを適宜駆動して、図2
5に示すように、移載位置P2に位置決めされた上金型
ホルダ12の部分上金型13aと搬送装置37の間のチ
ェ−ン65を、図中下方に距離L7だけシフトし、その
状態で、移載チェーン65を矢印A8方向に回転駆動し
て移載フック装置69により部分上金型13aをメイン
ホルダ12a側から搬送装置36の空の金型支持装置4
5を経由して、搬送装置37の所定の組合せ金型支持装
置47の溝47b内に収納する。搬送装置37の所定の
組合せ金型支持装置47の溝47b内に部分上金型13
aが収納されたところで、ステップS50に入り、図1
5に示す、ロック装置47cを駆動して当該部分上金型
13aをサブホルダ12cと共に溝47b内に固定保持
する。こうして、自動金型交換装置15の上金型交換装
置16のメインホルダ12a中に保持された上金型13
は上金型収納装置33内に収納されるが、同時に、下金
型交換装置17に保持された交換済みの下金型ホルダ7
に保持された下金型11も同様の手順で下金型移載装置
62により下金型収納装置35内の所定の金型支持装置
59に収納される。下金型11は全て同一寸法の単位下
金型から形成されているので、その移載動作は、上金型
の定尺上金型49の場合と略同様なのでここではその説
明を省略する。
【0045】プレスブレーキ1から交換され、上金型収
納装置33のチェーン搬送装置37側に収納された各部
分上金型13a、13bは、図32に示す、金型供給プ
ログラムMSPのステップS40で、各部分上金型13
a、13bを構成する分割上金型50として、組合せ金
型支持装置47から分割金型支持装置46へ、金型選択
ステーション51で返却され、金型供給プログラムMS
Pの実行は終了する。即ち、主制御部72は、ステップ
S40の実行に際してシステムプログラムメモリ85か
ら金型返却プログラムMRPを読み出し、該プログラム
MRPに基づいて金型選択ステーション制御部80に対
して、分割上金型50の各分割金型支持装置46への返
却を制御する。即ち、金型返却プログラムMRPは、図
29に示すように、ステップS51で、チェーン搬送装
置37を駆動して返却すべき部分上金型13aが支持さ
れている組合せ金型支持装置47を、図5に示すよう
に、金型供給位置P1に位置決めし、ステップS52
で、図6に示す、位置決めピン装置89により固定保持
する。次に、ステップS53に入り、図5に示すアンク
ランプシリンダ90を駆動して、支持装置47内の各分
割金型50の保持状態を解除する。次いで、ステップS
54に入り、駆動シリンダ55iを駆動して、スライド
ブロック55hを矢印J方向に前進させ、スライドブロ
ック55hの係合部55r及び嵌合部55mと金型支持
装置47内に有る部分上金型13aを構成する端部装着
金型501、分割上金型503、505の保持部50aに
形成された係合溝50bを整合させる。次に、スライド
ブロック55hの駆動シリンダ55sを駆動して全ての
スライダ55pを矢印L方向に上昇させて、アンクラン
プ状態にする。
【0046】この状態で、台車55を、図6における矢
印T方向に低速で移動させる。すると、スライドブロッ
ク55hの先端のアンクランプ状態の係合部55r及び
嵌合部55mは、サブホルダ12に保持された分割金型
50の係合溝50b内を、図5中紙面と直角方向に挿入
されて行く。次に、図29に示すステップSP51に入
り、サブホルダ12に保持された分割上金型50の係合
溝50b中を、スライドブロック55hの係合部55r
が図6中右方向に移動してゆく過程において、サブホル
ダ12c内の端部装着金型501、分割上金型503、5
5を保持すべきスライダ55pが対応する分割上金型
50の係合溝50b内を通過したところで、駆動シリン
ダ55sを選択的に駆動してロッド55uを矢印M方向
に後退させる。するとロッド55uの後退したスライダ
55pは、コイルバネ55qの弾性により矢印M方向に
移動し、スライダ55pの係合部55rと対応する分割
上金型50の係合溝50bが係合し、当該分割上金型5
0は当該スライドブロック55h上に保持される。な
お、各分割上金型50は、こうしてスライドブロック5
5h側に受け渡される迄の間、それぞれの嵌合溝50f
に、サブホルダ12cの嵌合部12mが嵌合されている
ので、常に支持状態が解除される瞬間なく確実に支持さ
れた状態の侭、それぞれの分割上金型50がスライドブ
ロック55hに脱落することなく保持されて、金型選択
プログラムSE1における金型選択動作時(即ち端部装
着金型501、分割上金型503、505等の選択組合せ
された金型がスライドブロック55hからサブホルダ1
2cへ移載される動作時)と同様に、金型返却動作が円
滑に行われることが出来る。そして、スライドブロック
55hは、分割上金型50を、分割金型支持装置46に
分割上金型50を支持する場合と同様の順番と間隔で
(但し、図5に示すように、互いにミラーイメージで対
照的に)、図7に示すような状態で保持する様に制御さ
れるので、スライドブロック55h上には、端部装着金
型501、分割上金型503、505が、分割金型支持装
置46に装着収納される場合と対称的な配置で、保持さ
れることになる。分割上金型505、503及び端部装着
金型501を保持した台車55は、図29に示すステッ
プSP52により、図6中矢印T方向に移動駆動され続
け、図6に示す組合せ金型支持装置47の、図中右方の
退避位置EPに達するまで駆動される。なお、サブホル
ダ12cの端部装着金型501、分割上金型503、50
5は既に述べたように、アンランプシリンダ90により
アンクランプ状態となっているので、スライドブロック
55hに保持された分割上金型505、503及び端部装
着金型501はサブホルダ12c内を円滑に図6中矢印
T方向に移動することが出来る。なお、部分上金型13
aにおける各分割上金型50の配列順序と、スライドブ
ロック55hにより保持される分割上金型50の配列順
序は変わることが無く、しかも、分割上金型50はサブ
ホルダ12c内では互いに接する形で配置され、スライ
ドブロック55h上では、互いに離れた形で配置される
ので、スライドブロック55hによる分割上金型50の
移載動作は、図35に示す部分上金型13aを構成する
分割上金型505、分割上金型503、次いで端部装着金
型501の順にスライドブロック55h上に保持移載さ
れる。
【0047】こうして、台車55が退避位置EPに到達
したところで、図29に示すステップSP53に入り、
図6に示す位置決めピン89を解除して、上金型収納装
置33のチェーン搬送装置37を、駆動モータ34によ
りスプロケット42を介して図5中矢印J、K方向に適
宜回転駆動して、組合せ金型支持装置47に隣接する形
で配置された、スライドブロック55hに保持された分
割上金型505、503及び端部装着金型501を収納す
る分割金型支持装置46(即ち、図32に示す金型供給
プログラムMSPのステップS2において、分割上金型
50を選択した分割金型支持装置46)を、図5に示す
分割金型選択ステーション51の、金型供給位置P1に
位置決めする。なお、この際、分割金型選択ステーショ
ン51の台車55は、図6中右方の退避位置EPに位置
決めされているので、チェーン搬送装置37による分割
金型支持装置46の移動動作は台車55と分割金型支持
装置46等が干渉を生じること無く円滑に行なわれる。
【0048】こうして分割金型支持装置46が所定の金
型供給位置P1に位置決めされたところで、ステップS
P55に入り、金型収納装置制御部83は、図6に示す
金型供給位置P1に設けられた位置決めピン装置89を
金型支持装置46に打ち込み、該金型支持装置46を、
金型供給位置P1に正確に位置決め保持する。次に、ス
テップSP56に入り、金型選択ステーション制御部8
0は、図5に示す、駆動シリンダ55iを駆動してスラ
イドブロック55hを矢印K方向に、移載された分割上
金型50と共に後退させる共に、金型選択ステーション
51の駆動モータ55bを回転駆動してタイミングベル
ト55c等を介して台車55をガイドレール52a上
を、図6中左方に移動駆動し、図5に示すように、台車
55上のスライドブロック55hを金型供給位置P1に
位置決めされた金型支持装置46と対向した位置に位置
決めする。スライドブロック55hが金型支持装置46
と対向したところで、ステップSP57に入り、分割金
型支持装置46の分割上金型50が装着されていない部
位、従って、スライドブロック55h上の分割上金型5
0を収納すべき場所に対向する台車50上の駆動シリン
ダ55gを選択的に駆動して、ロッド55tを矢印L方
向に突出させる。すると、金型支持装置46の現在金型
が保持されていない場所のスライダ46eと突出された
ロッド55tが当接係合して、当該部位の係合部46g
と嵌合部46dからなる金型保持手段が選択的にアンク
ランプされる。
【0049】そこで、金型返却プログラムMRPは、ス
テップSP58に入り、駆動シリンダ55iを駆動し
て、スライドブロック55hを矢印J方向、即ち金型供
給位置P1に位置決めされた分割金型支持装置46側に
移動させる。すると、スライドブロック55h上に保持
された分割上金型50は、分割金型支持装置46のアン
クランプ状態の嵌合部46dと係合部46gに、各分割
金型50の保持部50aの側面に形成された係合溝50
bが嵌入する。既に述べたように、分割金型支持装置4
6とスライドブロック55h上の分割上金型50の配列
は、対称的に設定されているので、スライドブロック5
5h上の分割上金型50は、分割金型支持装置46の空
席となっている分割上金型50の装着部位に円滑に挿入
される。次に、ステップSP59で駆動シリンダ55g
の駆動を解除し、端部装着金型501、分割上金型5
3、505に対応するスライダ46eを、図6中矢印M
方向に駆動してそれ等分割上金型50を分割金型支持装
置46側で支持すると共に、それまで上金型50を保持
していたスライドブロック55h側の駆動シリンダ55
sのロッド55uを矢印L方向に突出させてスライダ5
5pを矢印L方向に移動させ、スライダ55pによる分
割上金型50の支持状態を解除する。これにより、端部
装着金型501、分割上金型503、505は、それぞれ
の係合溝50bの一方に係合部46gと嵌合部46dが
嵌装されて、そして、スライダ46eがコイルバネ46
fを介して図5中矢印M方向に付勢されることにより、
あり状に形成された係合部46gが係合溝50bのあり
溝状に形成された下部部分に押し付けられる形で、分割
金型支持装置46により確実に支持された状態が復元さ
れて、即ちこれ等の金型50は、上金型収納装置33の
所定の位置に返却される。次に、図29に示すステップ
SP60に入り、駆動シリンダ55iを駆動してスライ
ドブロック55hを矢印K方向に移動させて、分割上金
型50を分割金型支持装置46に保持させ、台車55を
図6中矢印S方向に移動駆動して図中左方の所定の待機
位置WPに戻し、金型供給プログラムMSPの実行を終
了する。
【0050】また、上述した実施例においては分割上金
型50において、ホルダ部510に該金型50の側面保
持用係合部として保持部50aを形成した例を述べた
が、本発明はプレスブレーキ1の金型組合せ自動化を達
成する為に、新たな金型の保持形態を提案するものであ
り、既に説明したように、金型50のホルダ部510に
側面保持用係合部を設ける限り、その形状及び配置等の
構成は任意である。従って、実施例において金型50の
側面保持用係合部である保持部50aの前後の面(即ち
図5中左右側面)に形成されている係合溝50b、50
bは、該金型50の保持形態に対応して、該係合溝50
b、50bのそれぞれの上下がテーパをなす形のあり溝
状に形成されていても良いし、その他の形態であっても
良い。また、上述した実施例においては、単位下金型5
9を上金型13に対応させた形で単に複数組合せて、下
金型11が構成される例を述べたが、各単位下金型59
にも、保持部50aや装着部50c等の係合部が形成さ
れて何等差し支えなく、これにより、下金型11も上金
型13と同様に、形状や歯幅の異なる各種の単位下金型
を組合せ、交換して用いるようにプレスブレーキ1を構
成することも可能となる。また、上述した実施例におい
ては、プレスブレーキ1において、チェーン搬送装置3
6側の金型支持装置45に支持されている各定尺上金型
49と、チェーン搬送装置36側の分割金型支持装置4
6に支持されている各分割上金型50とを組合せてメイ
ンホルダ12aに挿入セットすることにより上金型13
を構成する例を述べたが、上金型13の組合せ構成は必
ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、各定尺
上金型49のみで、又は各分割上金型50が組み合わさ
れるか又は単一に用いられて、上金型13が構成されて
も良く、下金型11についても同様に、その構成は任意
に変更されて何等差し支えない。なお、分割上金型50
等の本発明によるプレスブレーキ用金型が適用されるプ
レスブレーキ1は、当然上述した実施例に限定されるも
のではない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホルダ部510と、歯先50gがワーク86等のワーク
に当接し得る形の本体部500からなる分割上金型50
等の金型において、前記ホルダ部510に、保持部50
a等の側面保持用係合部を設けて構成したので、金型
が、側面保持用係合部における該金型のそれぞれの側面
を介して係合保持されることが出来る。従って、金型を
プレスブレーキ1等のプレスブレーキに装着して用いる
と、分割金型支持装置46等の第1の金型支持装置と、
スライドブロック55h等の第2の金型支持装置とに、
該金型のそれぞれの側面を介して支持され得るので、該
第1の支持装置と第2の支持装置との間で自在に係合着
脱されることが出来る。従って、金型を第1の支持装置
に支持させた状態から、第2の支持装置に受け渡し支持
させて複数選択的に組合せることにより、金型を任意の
長さに自由に組合せて用いることが出来る。この際、金
型は第1と第2の金型支持装置間で直線移動するだけ
で、迅速且つ確実にやりとりされるので、該金型を組合
せるために人手を介して第1及び第2の支持装置にいち
いち着脱する必要はなく、自動的且つ短時間に金型の組
合せを行うことが出来、従って、プレスブレーキにおい
て金型の組合せ交換作業を無人で行うことにより、多種
多様なワークの連続加工を効率的に行うことが可能とな
る。また、前記側面保持用係合部には、前記金型の前後
の面から奥拡がりに形成された係合溝50b、50bが
形成されることもあり、すると、金型は係合溝50b、
50bに係合部材が嵌入係合される形で係合保持される
ことが出来る。従って、一方例えば後側の係合溝50b
に嵌合部46d及び係合部46g等の第1の係合部材が
嵌入係合して、また、他方例えば前側の係合溝50bに
係合部55r及び嵌合部55m等の第2の係合部材が嵌
入係合することが出来る。従って、第1の係合部材と第
2の係合部材とを先端拡がりに形成しておけば、金型は
その前後の側面を介して、第1の係合部材と第2の係合
部材との間から脱落することなくやりとりされることが
出来るので、第1の係合部材を前記第1の金型支持装置
に配置して、第2の係合部材を前記第2の金型支持装置
に配置しておけば、それぞれの支持装置間で金型が、尚
一層確実にやり取りされることが出来る。さらに、前記
ホルダ部510には装着部50c等の金型保持用支持部
が、前記側面保持用係合部と別個に設けられる場合もあ
り、すると、金型は側面保持用係合部が保持されている
と同時に金型保持用支持部が支持されることが出来る。
すると、側面保持用係合部が前記第1の金型支持装置や
第2の金型支持装置に保持されていると同時に、プレス
ブレーキにおけるさらに別の金型編集用支持装置に支持
されることが出来るので、金型の編集、即ち組合せ交換
作業が一層円滑且つ多様に行われることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプレスブレーキ用金型の1実施例
が適用されたプレスブレーキの1例を示す斜視図であ
る。
【図2】プレスブレーキ用金型の1実施例が適用された
プレスブレ−キの一例を示す側面図である。
【図3】図2における金型収納装置のIII矢視図であ
る。
【図4】上金型交換装置の1例を示す平面図である。
【図5】金型選択ステーションを示す側面図である。
【図6】図5の金型選択ステーションの正面図である。
【図7】分割金型ホルダに装着された分割金型の一例を
示す図である。
【図8】分割金型ホルダに装着された分割金型の一例を
示す図である。
【図9】定尺金型の一例を示す正面図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】分割金型が編集された状態の一例を示す正面
図である。
【図12】金型移載装置の要部を示す図である。
【図13】シフトシリンダを示す図である。
【図14】シフトシリンダの側面図である。
【図15】ロック装置を示す図である。
【図16】移載フック装置の平面図である。
【図17】移載フック装置の正面図である。
【図18】チェ−ン駆動機構の詳細を示す正面図であ
る。
【図19】図18の側面図である。
【図20】プレスブレーキの金型支持装置部分の断面図
である。
【図21】金型ホルダと金型交換装置の係合状態を示す
図である。
【図22】図21のA矢視図である。
【図23】金型交換装置の動作を示す図である。
【図24】金型交換制御プログラムの一例を示すフロー
チャート及び各ステップにおける金型交換装置の状態を
示す図である。
【図25】金型移動時のチェーンのシフト状態を示す図
である。
【図26】金型移動時のチェーンのシフト状態を示す図
である。
【図27】金型移動時のチェーンのシフト状態を示す図
である。
【図28】金型選択プログラムの一例を示すフローチャ
ートである。
【図29】金型返却プログラムの一例を示すフローチャ
ートである。
【図30】第1金型移載プログラムの一例を示すフロー
チャートである。
【図31】第2金型移載プログラムの一例を示すフロー
チャートである。
【図32】金型供給プログラムの一例を示すフローチャ
ートである。
【図33】プレスブレーキの制御系の一例を示す制御ブ
ロック図である。
【図34】加工すべきワークを示す斜視図である。
【図35】図34に示すワークを加工するための上金型
の組合せ例を示す図である。
【図36】図34に示すワークの加工状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
50……分割上金型(プレスブレーキ用金型) 500……本体部 510……ホルダ部 50a……保持部(側面保持用係合部) 50b……係合溝 50c……装着部(金型保持用支持部) 50g……歯先
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 幸保 愛知県丹羽郡大口町大字小口字乗船1番地 ヤマザキマザツク株式会社本社工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホルダ部と、歯先がワークに当接し得る形
    の本体部からなる金型において、 前記ホルダ部に側面保持用係合部を設けたことを特徴と
    する、プレスブレーキ用金型。
  2. 【請求項2】前記側面保持用係合部には、前記金型の前
    後の面から奥拡がりに形成された係合溝が形成された請
    求項1記載のプレスブレーキ用金型。
  3. 【請求項3】前記ホルダ部には金型保持用支持部が、前
    記側面保持用係合部と別個に設けられた請求項1記載の
    プレスブレーキ用金型。
JP25695991A 1991-09-09 1991-09-09 プレスブレーキ用金型 Pending JPH057936A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000041824A1 (fr) * 1999-01-13 2000-07-20 Amada Company, Limited Systeme de presse a cintrer

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