JPH0579278B2 - - Google Patents

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JPH0579278B2
JPH0579278B2 JP63197826A JP19782688A JPH0579278B2 JP H0579278 B2 JPH0579278 B2 JP H0579278B2 JP 63197826 A JP63197826 A JP 63197826A JP 19782688 A JP19782688 A JP 19782688A JP H0579278 B2 JPH0579278 B2 JP H0579278B2
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water emulsion
water
emulsifier
emulsion
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Ee Reiritsuse Aaru Igunashio
Rodorigesu Horanko Domingo
Ribasu Herushirio
Jimene Iuraa
Kuintero Ririo
Sarazaaru Jose
Ribero Meiera
Karudenasu Antonio
Ruiza Chirinosu Maria
Rojaasu Deijii
Mar Funberuto
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  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、粘性炭化水素材料の再生方法及び/
又は処理方法、若しくは次の処理工程のために炭
化水素/水乳濁液といつた形態に調整する調整方
法に関する。
[従来の技術] 可燃性燃料として使用する粘性炭化水素から水
中に分散した炭化水素の乳濁液(hydrocarbon−
in−water emulsions、以下、炭化水素/水乳濁
液のように記載する)を生成する方法に関する最
適従来技術が英国特許第974042号、及び米国特許
第4618348号に開示されている。また、油/水乳
濁液及び水/油乳濁液の燃焼に関する従来技術が
米国特許第3958915号、第4273611号、第4382802
号、第3352109号、第3490237号、及び第4084940
号に開示されている。
更に、炭化水素/水乳濁液の生成方法及び輸送
方法に関する従来技術が米国特許第3380531号、
第3487844号、第3006354号、第3425429号、第
3467195号、第4239052号、及び第4249554号に開
示されている。
更に、油/水乳濁液及び/又は水/油乳濁液の
形態での炭化水素の乳濁液に関する公知技術は、
以下の如く開示されている。
バレツト(R.E.Barrett)他著「燃料オイル/
水乳濁液の残余を評価する掘削装置の設計、構
造、及び予備燃焼試験」に関する“Design,
Construction and Preliminary Combustion
Trials of a Rig to Evaluate Residual Fuel
−Oil/Water Emulsions”,Battelle M.I.,
Columbus,Ohio,PB−214260,July 15,
1970。
ヘリオン(R.Helion)他著「燃料オイル/水
乳濁液の燃焼による排煙放出量の減少」に関する
“Reduction of Flue Gas Emissions by
Burning Fuel−Oil−Water Emulsions”,VGB
Kraftwerks−technik 1975,55(2),88−93,
[59−Air Pollution,Ind.Hyg.vol.84,1976,
p.335,No.84:78995g]。
森山(N.Moriyama)他により開示された
「油/水乳濁液燃料の乳化剤」“Emulsifying
Agents for Oil−In−Water Type Emulsion
Fuels”(特開昭第77−151305号,1977年,12月15
日発行,特許出願第76/68530号,出願日1976年,
6月11日,[51−Fossil Fuels,vol.80,1978,
p.145,No.89:8710q])。
岩間(A.Iwama)著「乳化された炭化水素燃
料の単一液滴燃焼、油/水及び水/油乳濁液
間の燃焼特性の比較」に関する“Single Droplet
Combustion of Emulsified Hydrocarbon
Fuels..Comparisons of Combustion
Characteristics Between O/W and W/O
Emulsions”燃料協会誌,1979年,58(632):
1041−54,(日本)[Chem.Abstr.vol.93,1980,
p.204,No.93:50075u]。
ローゼンベルグ(Rosenberg)他により発表さ
れた「炭化水素の乳濁液」に関する1980年,7月
20日〜7月25日,ロンドン,カナダで開催の第6
回国際発酵シンポジウムでの議事録
“Interaction of Acinetobacter RAG−1,
Emulsan with Hydro−carbons”(Advances
in Biotechnology,vol.,Fermentation
Products,pp.461−466,M.Moo−Young,Ed.,
1981)。
村上(Y.Murakami)他著「乳化廃油の燃焼」
“Burning of Emulsified Oil Waste”,大阪工業
技術試験省,1972,23(3),184−8[Chem.
Abstr.vol.78,1973,p.222,No.61800t]。
ルードヴイツヒ(H.Ludewig)により開示さ
れた「炭化水素/乳化剤/水乳濁液」
“Hydrocarbon−Emulsifier−Water
Emulsion”,東ドイツ特許第93398号,特許出願
第148658号,[Chem.Abstr.vol.80,1974,p.150,
No.85531y]。
エンツマン(K.Enzmann)他著「燃料オイ
ル/水乳濁液の生成」に関する“Preparation of
Fuel Oil−In−Water Emulsion for
Combustion”,Universal'n Dezintegratorn
Aktivatsiya Tallin 1980,82−6,(Russ.)
from Ref.Zh.Khim 1980,Abstr.No.14P334[51−
Fossil Fuels vol.93,1980,p.147,No.93:
170678q]。
ノイマイスター(O.Neumeister)他により開
示された「燃料/水乳濁液を生成する方法とその
装置「“Method and apparatus for Preparing
Fuel−Water Emulsions”,東ドイツ特許第
DD216863号,1985年,1月2日特許登録,特許
出願第253527号,出願日1983年,7月29日。
バレツト(R.E.Barrett)他著「残余燃料オイ
ル/水乳濁液」に関する“Residual Fuel Oil−
Water Emulsions”,Battelle M.I.,Columbus,
Ohio,PB−189076,Jan.12,1970。
[発明が解決しようとする課題] カナダ、ソビエト連邦、アメリカ、中国、及び
ベネズエラで発見された軽質粘性炭化水素は、通
常、大気温度で100000〜500000cP(centipoise)
の粘度、12未満のAPI比重を有する液体である。
本明細書中において使用する「粘性炭化水素」
の語は、華氏122〓の温度で、100cPの粘度、16
未満のAPI比重(American Petroleum
Institutegravities)の高金属含有量、高硫黄含有
量、高アスフアルテン含有量、及び/又は高流動
点の天然産原油又は瀝青(bitumens)を意味す
る。天然産原油又は瀝青の生産中、最終的な乳濁
液生産工程では好ましくない成分を含有する地層
水が副生成物として発生する。
近年、これらの粘性炭化水素は、その特性上、
その使用が現在の市場において限定されるので、
その製造方法は、蒸気噴射及び機械式ポンピング
の組合せ、機械式ポンピング、又は採掘技術によ
る。しかしながら、これらの粘性炭化水素資源を
大量に提供するために、粘性炭化水素を様々な生
産物及び/又は様々な用途に適する原材料となる
ように、粘性炭化水素の再生方法、処理方法、及
び輸送方法を提供することが望まれている。
従つて、本発明の主な目的は、炭化水素/水乳
濁液の生成方法、処理方法、輸送方法、及びその
最終用途を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、乳化剤を使用し天然産粘性炭化水素
材料からなる第一の炭化水素/水乳濁液(以下、
第一乳濁液と称す)の生成工程を含む天然産粘性
炭化水素材料の生成方法に関する。特に、この炭
化水素/水乳濁液においては、少なくとも含水率
15重量%、粘度5000cP以下(温度122〓)、及び
油滴粒径300μm以下であり、生成工程において、
必要ならば、第一乳濁液の1バレルにつき、
5std.cubic ft.未満、好ましくは、2std.cubic ft.
未満のガス含有量である脱泡処理済の炭化水素/
水乳濁液を生成するため、90%以上の炭化水素/
水乳濁液の脱泡効率を得る如く、圧力少なくとも
20psig、温度最低でも95〓での第一炭化水素/水
乳濁液の脱泡工程と、炭化水素/水の二液相間の
濃度差が温度T(温度Tは、第一の炭化水素/水
乳濁液の生成に使用する乳化剤の15℃以上で曇り
点未満の温度)にて2×10-3g/cm3以上となるよ
うに、脱泡後の炭化水素/水乳濁液の炭化水素/
水の二液相の濃度差を調整する調整工程と、温度
Tで分離装置により二液相間の濃度調整済の炭化
水素/水乳濁液を分離することにより分離された
天然産炭化水素材料を再生する分離工程と、乳化
剤を用いて分離済の天然産炭化水素材料を再乳化
し、輸送に適した安定性の高い第二の炭化水素/
水乳濁液(以下、商標登録名にちなんで
“ORIMUSION”又は市販乳濁液又は第二乳濁液
と称す)を生成するための再乳化工程、及び第二
乳濁液の輸送工程とから構成されたことを特徴と
する。本発明においては、第一乳濁液の分離工程
と市販の“ORIMULSION”生成物の再生が重
要な特徴である。上記したように、地層水が天然
産瀝青及び/又は原油と共に副生成物として生ず
るので十分に乳濁液特性を制御するのは難しい。
第一乳濁液を分離した後、第二乳濁液である
“ORIMULSION”生成物が生成され、この第二
乳濁液の最終用途に応じて更に調整される。前記
の分離工程によつて、再生された水と乳化剤は、
十分に第一乳濁液の生成に再利用されるか、或は
その一部が再生成工程に利用される。また、市販
乳濁液の調整工程には、硫黄酸化物の低放出量を
維持して燃焼される燃料を生成するための調整工
程、又は余剰生成物として精製するための調節工
程が含まれる。
更に、本発明は、乳化剤を使用して天然産粘性
炭化水素材料から第一の炭化水素/水乳濁液を生
成する生成工程を含むために、天然産粘性炭化水
素を再生する処理工程を含む。前記の炭化水素/
水乳濁液は、少なくとも含水率15重量%、粘度
5000cP以下(温度122〓)、及び油滴粒径300μm
以下であり、生成工程において、必要ならば、第
一乳濁液の1バレルにつき、5 std.cubic ft.未
満、好ましくは、2 std.cubic ft.未満のガス含
有量の脱泡処理済の炭化水素/水乳濁液を得るた
めに、90%以上の炭化水素/水乳濁液の脱泡効率
を獲得する如く、圧力少なくとも20psig、温度最
低でも95〓での第一炭化水素/水乳濁液の脱泡工
程を特徴とする。
また、本発明による炭化水素/水乳濁液の生成
方法は、炭化水素/水の二液相間の濃度差が温度
T(温度Tは、第一炭化水素/水乳濁液の生成に
使用する乳化剤の15℃以上で曇り点未満の温度)
で2×10-3g/cm3以上となるように、脱泡後の炭
化水素/水乳濁液の炭化水素/水の二液相間の濃
度差を調整する調整工程、前記温度Tで分離装置
により前記二液相間の濃度調整済の炭化水素/水
乳濁液を分離する天然産炭化水素材料の分離工
程、乳化剤を使用した分離済の天然産炭化水素材
料を再乳化し、輸送に適した安定性の高い第二乳
濁液を生成するための再乳化工程からなる炭化水
素/水乳濁液の分離工程とから構成される。
[作用] 本発明による乳濁液の処理方法によると、界面
活性剤を用いて天然産粘性炭化水素を乳化して複
数の油井からフローステーシヨンへ集めた後に、
この様々な特性を有する第一乳濁液を静的ミキサ
ーにより適当な粒径の乳濁液として、脱泡装置に
供給され、効率的に脱泡処理される。脱泡後の乳
濁液は、分離工程に送り込まれ、塩、界面活性剤
を有する水と界面活性剤を有する炭化水素とに分
離される。このとき、分離された界面活性剤を有
する水は、第一乳濁液の生成のために再循環され
る。また、除去された塩は、第一乳濁液の濃度を
調整するために再循環される。他方、界面活性剤
を有する再生された炭化水素は、その最終用途に
応じて再乳化及び再調整され、特性の安定した第
二乳濁液となつて、輸送装置を介して、燃焼器又
は精製装置に供給される。
第一乳濁液の生成工程において、界面活性剤を
用いるときに、塩、生体ポリマー、又はアルカリ
等の前述した添加剤を適当量添加することによ
り、界面活性剤の濃度を減少し、所望の特性を有
する第一乳濁液を生成できる。特に水酸化アンモ
ニウムのようなアルカリを添加することにより乳
濁液の水素イオン指数PHを10〜12、好ましくは11
〜11.5に調整し、所望の第一乳濁液を生成でき
る。
脱泡工程前に、静的ミキサーにより乳濁液の粒
径を小さく調整し、脱泡効率を改善する。
原油を希釈したものより乳濁液の方が脱泡効率
が良いので、乳濁液の形態からの脱泡がより好ま
しい。
また、脱泡効率を更に改善するために、作用圧
力を高くしたり、機械式及び静電式を組み合わせ
た分離器を使用するのが好ましい。更に、非イオ
ン界面活性剤を第一乳濁液生成のための乳化剤と
して用いたときは、脱乳化剤を随意に加え、イオ
ン界面活性剤を第一乳濁液生成のための乳化剤と
して用いたときは、脱乳化剤を水素イオン指数の
調整のために添加することにより脱泡効率を改善
するものとする。
第二乳濁液生成工程においては、次の処理工程
を考慮して、例えば燃焼用途に第二乳濁液が使用
されるのか、或は精製用途に第二乳濁液が使用さ
れるのかにより、その用途に合わせて第二乳濁液
の特性を調整する。燃焼用途の場合は、燃焼効率
の改善すると共に、燃焼中に発生する硫黄酸化物
の放出量を減少するために、乳濁液中に水に可溶
な塩であるNa+,K+,Li+,Ca++,Ba++
Mg++,Fe+++、及びこれらの混合物を添加剤/
硫黄モル比で0.050以上、好ましくは0.100以上存
在するように添加するものとする。更に燃焼効率
を改善するために、添加剤として高い融点を有す
る多価の金属を用いると効果的である。精製用途
の場合は、第二乳濁液の生成に非イオン界面活性
剤を用いると共に、アンモニアのようなアルカリ
を合わせて用いることにより、乳濁液中の塩を除
去し、塩による腐食を防止するように作用する。
[実施例] 本発明は、天然鉱床から採掘される天然産粘性
炭化水素材料の再生方法及び/又は処理方法、若
しくは次の処理工程のために炭化水素/水乳濁液
の如く調整する調整方法に関する。
事実上、油田は、地面から粘性炭化水素を採掘
する複数の油井からなる。油タンクの性質に応じ
て、様々な採油機械が粘性炭化水素を採掘するた
めに用いられている。例えば、ある油井に対して
は、機械式ポンピングによる粘性材料の再生及び
採油を助けるために油タンクを均熱(soaking)
するように蒸気が噴射され、また他の油井に対し
ては、粘性材料を採油するために他の油タンクが
ダウンホールの炭化水素/水乳濁液の生成に適す
るように、深井戸ポンプを使用している。どの油
井に対しても前記した蒸気噴射及び機械式ポンピ
ングの組み合わせて用いるのが望ましい。本発明
によると、炭化水素/水乳濁液の粘性を考慮し
て、出来る限り油井に近接するようにして、この
乳濁液を生成するのが望ましい。
第1図は、油井から最終ユーザーへ至るまでの
本発明による炭化水素/水乳濁液の生産設備の概
略フローチヤートを示す。生産設備10は、地面
から天然産粘性炭化水素を採掘するための深井戸
ポンプ14を有する複数の動作油井(operating
wells)12を有する。本発明の対象となる粘性
材料は、次の化学的及び物理的性質を有する。
C:78.2〜85.5重量%、H:9.0〜10.8重量%、
O:0.26〜1.1重量%、N:0.50〜0.70重量%、
S:2.00〜4.50重量%、灰分:0.05〜0.33重量%、
V:50〜1000ppm、Ni:20〜500ppm、鉄:5〜
100ppm、Na:10〜500ppm API比重:−5.0〜16.0、粘度:100〜
5000000cSt(122〓)、粘度:10〜16000cSt(210
〓)、1ポンド当たりの熱エネルギーLHV:
15000〜19000BTU/LB、アスフアルテン:5.0
〜25.0重量% 油井から再生された粘性炭化水素材料は、全て
の油井からの粘性炭化水素材料が集まるフロース
テーシヨン16に供給され、次の処理のために脱
泡装置20の中に通される。
均質な組成の炭化水素/水乳濁液を脱泡装置へ供
給するために、脱泡装置の上流側に静的ミキサー
(static mixer)18を具える。本発明によると、
脱泡後の第一乳濁液は、分離装置22により分離
され、更に再生装置24により再生され、特定用
途のために調整される。再生時に用いる乳化剤2
6及び添加剤28は、以下に記述する乳濁液の特
定最終用途によつて決定される。この安定性の高
い再生乳濁液は、輸送装置30により燃焼器32
又は精製装置34へと送り込まれる。上記の如
く、第一乳濁液の分離と市販“ORIMULSION”
生成物の再生とが本発明の最も特徴とするところ
である。また、上述の如く、地層水が天然産瀝青
及び/又は原油と共に副生成物として生ずるの
で、油井にて乳濁液特性を制御するのは困難であ
る。しかしながら、第一乳濁液の分離後に、
“ORIMULSION”生成物を生成し、最終用途に
応じて調節することができる。分離工程により再
生された水と乳化剤は、油井にて第一乳濁液を生
成するために、ライン36を介して再使用された
り、又はその一部が再生工程にて使用される。
本発明の脱泡装置20へ供給される粘性炭化水
素材料は、次の特性を有する炭化水素/水乳濁液
でなければならない。
少なくとも含水率15%重量、粘度5000cP以下
(温度122〓)、及び油滴粒径300μm以下。
前記の特性を有する炭化水素/水乳濁液が効率
的に脱泡され得ることが解つた。仮に、乳濁液の
粘度が5000cP(122〓)を越える場合においては、
ガスは効率的に抜けないし、また油滴粒径が
300μmを越える場合においては、ガスは脱泡装置
内に閉じこもり脱泡効率が減少してしまう。
本発明による乳濁液処理方法は、次の処理工程
のために、脱泡装置へ供給するのに適した炭化水
素/水乳濁液を生成するように設計されている。
本発明に従うと、乳濁液が油井の性質に応じ
て、多数の箇所で生成され得ると共に、粘性炭化
水素が生産される。乳濁液の最初の生成は、ダウ
ンホール、油井上部、フローステーシヨン、又は
そのいずれかを組み合わせた所に生ずる。例え
ば、仮に蒸気が油井の油タンクに噴き付けられた
ならば、蒸気均熱サイクル直後の揮発成分が蒸発
した後のデツドオイルの温度は、ダウンホールに
て乳濁液を効率的に形成することができない程、
高温となつている。原油の比較的低い粘性の場合
においては、蒸気噴射又は乳濁液の生成を必要と
しないで、フローステーシヨンへポンピングする
ことができる。また、個々の油井からの生成物
は、油成分とガス成分、地層水の量と塩濃度に関
して様々である。そこで、上記した特性の均質な
乳濁液生成物が脱泡装置内に供給される如く、
様々な組成の乳濁液を制御しなければならない。
この為、粘性変化を利用して、できる限り油井に
近接して乳濁液を生成するのが好ましい。
本発明による炭化水素/水乳濁液は、粘性炭化
水素と共に乳化剤と水の混合物をミキシングする
ことにより生成される。上記の如く、油田の生産
設備においては、乳濁液の生成がダウンホール、
油井上部、フローステーシヨン、或はそのどれか
を組み合わせた場所から運び出されている。ま
た、好ましい乳化剤としての機能を有する添加剤
は、非イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤と
ポリマー及び/又は生体界面活性剤
(biosurfactants)の混合物、及び非イオン界面
活性剤と陰イオン及び陽イオンやアルカリ
(alkalies)と化合する非イオンからなるイオン
との混合物から選択される。非イオン界面活性剤
としては、エトキシル化したアルキルフエノール
(エトキシレートアルキルフエノール
ethoxylated alkyl phenols)、エトキシル化した
アルコール(エトキシレートアルコール
ethoxylated alcohols)、及びエトキシル化した
ソルビタンエステル(エトキシレートソルビタン
エステル ethoxylated sorbitan esteras)から
なる。非イオン界面活性剤と共に用いるのに適し
たポリマーには、ポリサツカリド
(polysaccharides)、ポリアクリルアミド
(polyacrylamides)、及びセルロース誘導体
(cellulose derivatives)がある。また、適当な
生体界面活性剤又は生体ポリマーには、ラムノリ
ツプゴム)rhamnolip gum)及びキサンタンゴ
ム(xanthan gum)がある。陽イオン界面活性
剤は、第四アンモニウム化合物、エトキシ化され
たアミン(エトキシレートアミンethoxylated
amines)、アミドアミン(amido−amines)、及
びこれらの混合物から選択される。陰イオン界面
活性剤は、長鎖カルボン酸、長鎖スルフオン酸、
硫酸塩、及びこれらの混合物から選択される。ア
ンモニア、一価の水酸化物、及びこれらの混合物
からなるアルカリ(alkalies)は、非イオン界面
活性剤と化合して用いられるのが好ましい。本発
明によると、好ましい非イオン界面活性剤は、70
%以上のEO成分を有するアルキルフエノールエ
トキシレート(alkyl phenol ethoxylate)であ
る。仮にEO成分が70%未満の場合は、水/炭化
水素乳濁液が生成される。上記した内容を実証す
るために、各々78%、74%、及び66%のEO成分
を有するアルキルフエノールエトキシレートから
なる3つの異なる非イオン界面活性剤を用いて、
API比重8.4を有するペルーのセロネグロ原油
(Cerro Negro Crude)から6つの乳濁液を用意
した。この乳濁液の組成及び物理的性質を表に
示す。
表から、乳化剤である界面活性剤のEO濃度
が減少するにつれて、油滴粒径が増加するのが解
る。同様に、乳濁液の生成温度及び油成分の割合
が増加するにつれて、油滴粒径が増加している。
また、低EO濃度により、乳濁液#6が炭化水
素/水乳濁液の形態とはならず、逆に水/炭化水
素乳濁液の形態となる。
塩の添加により、所要の乳濁液特性を維持しな
がら、界面活性剤の濃度を減少できることが解つ
た。上記した内容を実証するために、本発明の好
ましい非イオン界面活性剤である78%のEO成分
を有するアルキルフエノールエトキシレートを用
いて、API比重10.5を有するハマカ原油
(Hamaka Crude)から6つの乳濁液を用意し
た。また、NaClの形態の塩を3種類の界面活性
剤濃度の各々の液相に添加した。これらの乳濁液
の組成及び物理的性質を表に示す。
表から、塩の添加が乳濁液の生成及び油滴粒
径の減少に効果があることが解る。
更に、本発明の非イオン界面活性剤と化合する
生体ポリマーを用いる時、所望の乳濁液を生成す
るために必要な界面活性剤の量を減少できること
が解つた。このことは、生体ポリマーとしてキサ
ンタンガムを用いた場合を示した表から実証さ
れる。
表から、生体ポリマーが乳濁液の生成を促進
していることが解る。表に示す乳濁液#3は、
フリー原油(free crude oil)を有しているの
で、本発明の目的には適していない。
表は、API比重8.4を有するセレネグロ原油
(Cero Negro Crude)を用いて乳濁液を生成す
るために塩を添加の場合と塩を添加しない場合で
のアルカリ(alkalies)を用いて得られる諸特性
を示す。
表から、水酸化アンモニウム(NH4OH)の
添加量が所望の乳濁液生成に重要であることが解
る。所望の乳濁液を生成するため、この乳濁液の
水素イオン指数(PH)を10〜12、好ましくは11〜
11.5に調整するために十分な量の水酸化アンモニ
ウム(NH4OH)を必要とする。更に、高濃度の
塩が乳濁液生成に逆効果であることが解る。
水酸化アンモニウムと共に用いる適当な非イオ
ン界面活性剤の比較的低い濃度が所望の乳濁液を
生成する水素イオン濃度(PH)の改善に有用であ
ることが解つた。
表は、表のセレネグロ原油を用いて生成し
た乳濁液の界面活性剤濃度を変化させた場合を示
す。
前記の如く、アルカリが非イオン界面活性剤と
共に用いられる場合は、所望の乳濁液が生成され
得るが、前記の具体例は、乳濁液生成における
様々な添加物の効果を実証している。界面活性剤
は高価なため、その添加濃度を制限することは極
めて有益である。
本発明によると、油井で生成されるときは、乳
濁液は、第2図〜第5図に示すように、多数の方
法で生成される。例えば、第2図に示すように、
乳化剤を添加した水が水中ポンプ46により、ラ
イン42を介して油井ケーシング44の中に送り
込まれ、ダウンホールに噴射され、生成チユーブ
48を介して乳濁液が吸い上げられる。この乳濁
液を均質化するために、静的ミキサー50が配送
ライン52に設けられている。
表は、第2図に示した生成方法に従つて、静
的ミキサー50を使用した場合及び使用しない場
合でのダウンホールにて得られる乳濁液の生成結
果を示す。ここに使用した乳化剤は、本発明の非
イオン界面活性剤であるアルキルフエノールエト
キシレート(alkyl phenol ethoxylate)である。
この原油のAPI比重は、16未満であつた。
表より明らかなように、静的ミキサーを用い
ることによつて、小さな粒度の乳濁液が得られ
る。本発明に用いた静的ミキサーは、このような
目的のために、登録商標“SULZER”として市
販されている“Sulzer Bros.”製のものを使用し
た。
第3図には、ダウンホールで乳濁液を生成する
他の方法を示す。第3図において、乳化剤の添加
された水溶液は、水中ポンプ46′により、ライ
ン42′から油井ケーシング44′の中に噴射され
る。更に、この乳濁液は、生成チユーブ48′を
介して吸い出され、静的ミキサー50′を具えた
配線ライン52′に送り込まれる。
表は、第2図にて記述したものと同様な原油
と界面活性剤を用いて第3図の生成方法に従つて
得られた乳濁液の生成結果を示す。
第3図からも、静的ミキサーの使用により、油
滴粒径を改善できることが解る。また、第3図の
生成方法の場合は、第2図の生成方法と同様な小
さな粒径の乳濁液でないことが解る。同様に、第
3図の生成方法の場合、ポンピング効率が第2図
の生成方法よりも悪いことが解る。
更に、ダウンホールでの乳濁液の他の生成方法
を第4図に示す。第4図においては、界面活性剤
を有する水溶液が固定バルブと移動バルブとの間
のポンプケーシングの中に噴出される。この生成
方法の内容に関しては、特許係属中の米国特許出
願第095569号を開示の一部として援用するものと
する。第4図において、乳化剤水溶液は、ライン
42″を介して油井ケーシング44″の中に噴出さ
れ、その後、乳濁液を生成するために、原油と乳
化剤水溶液を混合するポンプケーシング56の中
に逆止弁54を介して送り込まれる。更に、この
乳濁液は、生成チユーブ48″に吸い上げられた
後、油井上部近傍に具えられた静的ミキサー5
0″で混合され、配送ライン52″に送り込まれ
る。
表は、第4図の生成方法を用いて得られた乳
濁液を示す。
この場合、静的ミキサーは、乳濁液の粒径には
影響していないが、この生成方法におけるポンピ
ング効率は、優れたものである。
第3図及び第4図に示した生成方法のいずれに
おいても、乳濁液は、ダウンホールでの蒸気噴射
によりも、むしろ静的ミキサーの上流域にてライ
ン28を介して乳化剤を添加した水溶液を噴射す
ることにより油井上部で生成されている。
表は、乳濁液が静的ミキサーを用いて油井
上部にて生成される生成方法による結果を示す。
表から、乳濁液の粒径の割に、他の生成方
法に比して油井効率が悪いのが解る。
上記から明らかなように、乳濁液の生成方法と
して、第4図の生成方法が好ましいことが解る。
炭化水素/水乳濁液又はその他の形態の油井で
の生成物は、生成ラインを介してフローステーシ
ヨンに集められる。油井から吸い上げられる原油
の容量は、公知の計算方法で算出され得る。実際
に、油田において、個々の油井に添加される乳化
剤及び水の量は、フローステーシヨン内での適当
な油/水の重量比及び乳化剤の濃度を得る如く制
御され、これにより、上記した脱泡に適した乳濁
液特性としている。この生成物を第一乳濁液と呼
んでいる。
本発明によると、フローステーシヨンからの第
一乳濁液を静的ミキサーを介して脱泡装置に供給
している。このミキサーは、均質な炭化水素/水
乳濁液を脱泡装置に供給する機能を有する。上記
の如く、脱泡装置に供給された乳濁液の諸特性及
び性質は、少なくとも15重量%の含水率、粘度
5000cP以下(温度122〓)、油滴粒径300μm以下
である。炭化水素/水乳濁液の脱泡により、従来
技術よりも高い脱泡効率が比較的低い脱泡温度で
実現される。脱泡効率は、90%以上が望ましい。
上記の内容を実証するために、一般的な方法で
API比重8.4を有するセロネグロ原油に対し希釈
剤を用いて脱泡した場合とセロネグロ原油の炭化
水素/水乳濁液に対し脱泡した場合の結果を表
に示す。
表から、油/水乳濁液は希釈された原油より
も低い温度で効率的に脱泡され得ることが解る。
希釈剤の使用及び高い温度での脱泡工程は、高い
費用を要するので、乳濁液からの比較的低い温度
での脱泡が好ましい。
本発明によると、脱泡装置からの脱泡された第
一乳濁液は、分離され、その後、原油又は瀝青の
燃焼又は精製等の最終用途に応じて、再生され、
再調整されメインステーシヨン又はターミナルへ
送り込まれる。
第5図は、本発明による炭化水素/水乳濁液を
分離する工程の概略説明図であるが、第一乳濁液
の生成に用いられる界面活性剤のタイプに応じ
て、乳濁液の分離工程が異なる。炭化水素/水乳
濁液は、ライン110を介して、ヒーター112
へ配送され、この後、分離器114へ送り込まれ
る。この分離器114は、機械式分離器、静電式
分離器、又は好ましくは機械式と静電式分離器を
組み合わせた形態を取つている。原油と水の効率
的な分離のために、ヒーター112へ送り込まれ
る乳濁液を形成する原油と水との二液相間の比重
差を付ける必要があることが解つた。この原油と
水との比重差は、分離器の作用温度T、即ち乳濁
液の生成に使用する界面活性剤の曇り点に基づい
て15℃以上に規定された作用温度において、2×
10-3g/cm3以上でなければならない、仮に、界面
活性剤の曇り点が212〓であるならば、この作用
温度Tは、185〓以上でなければならない。この
比重は、乳濁液に塩の添加、乳濁液に希釈剤の添
加、又は乳濁液に塩及び希釈剤を添加することに
より制御される。加えて、非イオン界面活性剤が
第一乳濁液を生成するのに使用される場合は、脱
乳化剤が随意に加えられる。イオン界面活性剤の
場合、脱乳化剤は乳濁液の水素イオン指数PHを調
整するために必要である。これに適した脱乳化剤
は、Ca++,Mg++,Al+++のような陽イオンや
SO4 2-,HPO3 2-のような陰イオンからなる塩で
ある。第5図によると、塩水がライン118を介
して添加され、一方、希釈剤がライン120を介
して添加される。また、脱乳化剤は、ヒーター1
12の上流域のライン122に添加される。この
ようにして調整された乳濁液がヒーター112に
供給され、乳濁液を分離する分離器114へ供給
される。この界面活性剤を含む水は、ライン11
6を介して再使用され、他方、界面活性剤を含む
油は、最終生成物の“ORIMULSION”を生成
する第1図に示したステーシヨンへ送り込まれ
る。
第6図乃至第12図のグラフにおいて、API比
重8.40のセロネグロ原油から生成される炭化水
素/水乳濁液の分離時の塩濃度、温度、及び脱乳
化剤の使用に対する効果を示す。ここで使用した
界面活性剤は、74%のEO成分と210〓の曇り点を
有するアルキルフエノールエトキシレート
(alkylphenol ethoxylate)である。この油/水
の体積比を100μm未満の油滴粒径にて55/45〜
65/35とした。第6図乃至第12図において、特
に第6図より明らかなように、塩濃度の増加によ
り分離効率が増加することが解る。同様に、分離
工程での温度が分離効率に影響することが解る。
第6図及び第10図を比較することにより、より
高い分離器内の作用温度Tが分離効率を改善する
ことが実証された。特に、このことは、第7図乃
至第9図を第11図及び第12図と比較すること
により明らかである。また、脱乳化剤の使用によ
り、より高い作用温度Tで塩を合わせて用いた時
に、僅かに分離効率を改善している。
表Xより明らかなように、作用圧力が増加する
につれて、分離効率が増加する。上記したよう
に、イオン界面活性剤が単独で或は非イオン界面
活性剤との組み合わせで用いられる時、同様な分
離効率を得るためには、第一乳濁液の水素イオン
指数PHを変える目的で脱乳化剤を使用することが
必要であるが、脱乳化剤は、Ca++,Mg++
Al+++,SO4 2-,HPO3 2-からなる塩、又はこれら
の化合物といつた形態である。上記の如く、第一
乳濁液を分離する分離器は、機械式分離器、静電
式分離器、又はこれらの組み合わせの中から選ば
れる。上記の内容を実証するため、塩化ナトリウ
ム(sodium chloride)の塩濃度20000mg/lで
油/水の重量に65/35を有する乳濁液に対し、ナ
ルコ(Nalco)社製の登録商標名称VISCO E−
17で市販されている脱乳化剤を用い、圧力100psi
で分離器内で処理した。
表Xに4つの試験を実施した結果を示す。こ
こにおいて、試験1及び3は、機械式且つ静電式
分離器を用いた場合、試験2及び4は、機械式分
離器のみを用いた場合である。
表から、分離効率は、機械式且つ静電式分離
器が機械式のみの分離器よりも極めて優れてい
た。
前述したように、乳濁液の分離及び再生の主な
理由は、次の処理工程に有用な適切に調整された
乳濁液を確実なものとすることにある。この工程
は、粘性炭化水素の生成における副生成物として
生ずる地層水、塩、及び他の要素のために、無く
てはならない。第一乳濁液が分離されると、すぐ
分離された水及び界面活性剤が第一乳濁液生成の
ため、油井上部又はその他の位置に第1図のライ
ン36を介して再循環される。同様に、除去され
た塩は、分離前に、第一乳濁液の濃度を調整する
ため再循環される。このような本発明の処理方法
は、高価な界面活性剤の再使用を可能とする半閉
じ系(semi−closed system)である。
第一乳濁液の分離後、すぐに分離された原油
は、再生処理工程に進む。この工程において、原
油は、次の用途のために、再乳化及び再調整され
る。例えば、燃焼のために発電所へ配送された
り、或は、次の処理のために、製油所へ配送され
たりする。
再生区域で生成された乳濁液を前記したように
“ORIMULSION”と呼ぶ。この
“ORIMULSION”は、約15〜40%、好ましくは
24〜32%の水成分と約60〜76%、好ましくは68〜
76%の油成分であることを特徴とする。この
“ORIMULSION”は、5000cP(122〓)以下の粘
度、5〜50μm、好ましくは、10〜20μmの平均粒
径である。この市販用乳濁液“ORIMULSION”
は、パイプライン輸送のみならず貯蔵及びタンカ
ー輸送のために、安定性を有さねばならないが、
その安定性は、以下の如く実証される。仮に、こ
の“ORIMULSION”が直接、燃焼設備に輸送
される場合は、再生ステーシヨンで添加する乳化
剤を前述の非イオン界面活性剤から選択すべきで
ある。直接燃焼されるべき乳濁液の生成に用いら
れる界面活性剤が塩に影響されない非イオン界面
活性剤であることは極めて重油なことである。本
発明に従つて、炭化水素/水乳濁液中への添加剤
の添加によつて、“ORIMULSION”の燃焼中に
発生する硫黄酸化物の生成を防ぐことができる。
この好ましい添加剤は、水に可溶な塩である
Na+,K+,Li+,Ca++,Ba++,Mg++,Fe+++
及びこれらの混合物の中から選択される。最も好
ましい添加剤は、燃焼時にスラグを生成しない高
い融点を有する多価の金属である。これらの添加
剤が乳濁液の中にて活性的であるように、非イオ
ン界面活性剤を要求される。炭化水素/水乳濁液
“ORIMULSION”の生成に用いられる界面活性
剤の量は、上記した第一乳濁液の生成において実
証されている。水に可溶な添加剤は、1.5LB/
MMBTU以下の炭化水素/水乳濁液
“ORIMULSION”の燃焼に基づいて、SO2放出
物を得るため、炭化水素中の硫黄に対する添加剤
のモル比といつた形態で乳濁液に加えられる。所
望の放出量を得るために、添加剤が
“ORIMULSION”中に添加剤/硫黄モル比で
0.050以上、好ましくは0.100以上で存在しなけれ
ばならない。所望のSO2を得るための添加剤の量
は、特定の添加剤又は用いられる添加剤の組み合
わせによつて異なるが、添加剤/硫黄モル比は、
少なくとも0.050が要求されることが解つた。
上記の如く、添加する乳化剤としては、非イオ
ン界面活性剤が好ましく、この添加剤をエトキシ
化したアルキルフエノール(エトキシレートアル
キルフエノール ethoxylated alkyl phenols)、
エトキシ化したアルコール(エトキシレートアル
コール ethoxylated alcohols)、エトキシ化し
たソルビタンエスエル(エトキシレートソルビタ
ンエステル ethoxylated sorbitan esters)及
びこれらの混合物からなるグループの中から選択
する。
炭化水素/水乳濁液中の添加剤を捕獲する硫黄
成分が燃焼特性、特に硫黄酸化物の放出に対して
大きな効果を有することが解つた。高い体積比の
瀝青/水の界面により、添加剤が硫化ナトリウ
ム、硫化カリウム、硫化マグネシウム、硫化カル
シウム等の硫化物を生成するために燃料中に存在
する硫黄化合物と反応する。燃焼中、これらの硫
化物は、硫酸塩に酸化され、硫黄を燃焼灰分に固
定して、硫黄が大気中に排煙の一部となつて放出
されるのを防ぐ。所要の添加剤の量は、(1)炭化水
素中の硫黄の量、及び(2)用いられる特定の添加剤
によつて異なる。
本発明の炭化水素/水乳濁液は、調整後、すぐ
に輸送及び燃焼ができるようになつている。一般
的なオイルガン式バーナー、例えば密閉式混合バ
ーナー(internal mixing burner)、又はその他
の双流式流体噴霧器(twin fluid atomizers)を
使用することができる。蒸気又は空気を使用する
噴霧化(atomiastion)は、燃料温度60〜176
(〓)、好ましくは60140(〓)、蒸気/燃料比0.05
〜0.5(wt/wt)、好ましくは0.05〜0.4(wt/wt)、
空気/燃料比0.05〜0.4(wt/wt)、好ましくは
0.05〜0.3(wt/wt)、蒸気圧1.5〜6(Bar)、好ま
しくは2〜4(Bar)、空気圧2〜7(Bar)、好ま
しくは2〜4(Bar)の操作条件で行うのが好ま
しい。これらの条件の下で、効率的な燃焼が得ら
れ、噴霧化及び火炎の安定性にも優れていた。
本発明による炭化水素/水乳濁液
“ORIMULSION”の燃焼から得られた優れた結
果は、次の具体例により実証される。
具体例 本発明の市販炭化水素/水乳濁液の安定性及び
本発明の炭化水素/水乳濁液の燃焼特性での本発
明の添加剤の効果を実証するために、表Xにそ
の組成特性を示す7つの瀝青/水乳濁液を用意し
た。
燃焼試験は、表Xに示した操作条件の下で実
施された。
燃焼特性を表Xに示す。
表Xにより、添加剤/硫黄モル比が増加する
につれて、乳化された炭化水素燃料の燃焼効率が
99.9%に改善されることが解る。また、表Xの
比較データは、添加剤/硫黄モル比が増加するに
つれて、SO2及びSO3の放出量が改善されること
を示している。乳濁液#5から明らかなように、
SO2の減少率が添加剤/硫黄モル比0.097におい
て、90%を越えている。また、乳濁液#5からな
る燃料オイルの燃焼時に得られる硫黄酸化物の放
出量は、乳濁液#6からなる燃料オイルの燃焼時
に得られる放出量(LB/MMBTU値)よりも遥
かに小さい。更に、最適な炭化水素/水乳濁液の
燃焼により、三酸化イオウSO3が実質的に減少に
より、硫酸凝縮による熱伝達表面の腐食、即ち低
温腐食を防ぐ。
同様な添加剤/硫黄モル比で燃焼された乳濁液
#4及び#6の比較により、水溶液相の瀝青の希
釈割合(77.3対70.0体積%)が等価なSO2減少率
(53.7対52.3%)の時、燃焼特性に影響していな
いことを示している。
更に、輸送安定性試験を乳濁液#5を用いて実
施した。乳濁液#5が16088バレルオイルタンカ
ーのスロツプタンク(slop tank)に積み込まれ
た。スロツプタンクの容積は、19000バレルであ
る。乳濁液特性試験は、12日間、タンカーを海上
に放置して実施された。この結果を表Xに示
す。
表Xより明らかなように、乳濁液の平均粒径
及び含水率は、ほとんど変化しておらず、乳濁液
の安定性を実証している。
具体例 更に、6つの炭化水素/水乳濁液が具体例と
同様な瀝青を用いて用意された。これらの乳濁液
の組成特性を表Xに示す。
これらの乳濁液を表Xに示す操作状態の下で
燃焼した。
この燃焼特性を表Xに示す。
表Xから、添加剤/硫黄モル比の増加によ
り、燃焼効率が改善され、また硫黄酸化物の放出
特性にも優れている。この場合、ナトリウム
(sodium)が添加剤としての主な要素であつた。
また、同一熱入力(0.82MMBTU/H)の条
件の下で燃焼された前記具体例の乳濁液#11と
#6を比較すると、平均粒径32μmと14μmの粒度
差により、同一の添加剤/硫黄モル比で燃焼され
た時、ほぼ等価なSO2の捕獲割合の51.7%と52.3
%である場合において、燃焼効率に影響しないこ
とが解る。
更に、乳濁液#9と#11との比較により、
SO2の捕獲が熱入力に依存しないことが解る。
具体例 更に、7つの炭化水素/水乳濁液を用意した。
これらの乳濁液の組成特性を表XXに示す。
燃焼試験を表XXに示す操作条件の下で実施
した。
燃焼特性を表XXに示す。
表XXは、前記の表X及びXにおいて示
したように、塩化剤/硫黄モル比が増加するにつ
れて、乳化された炭化水素燃料の燃焼効率が改善
されることを示す。また、表XXは、添加剤/
硫黄モル比が増加するにつれて、硫黄酸化物の放
出量が減少することを示す。更に、乳濁液#16
おび#17を燃焼する時の方が乳濁液#6を燃焼
する時よりも硫黄酸化物の放出量が少ないことが
解る。表Xの時は、添加剤としてナトリウム
(sodium)を主に添加したが、この時は、添加剤
としてナトリウムよりも高い融点を有する多価の
マグネシウム(magnesium)を主に添加した。
具体例 乳濁液#15,#16、及び#17のような乳
化された燃料を燃焼するとき生成される灰分の主
な成分は、融点が2174〓のマグネシウムオルトバ
ナジン酸塩(3 MgO・V2O5 magnesium
orthovanadate)として報告された。マグネシウ
ムオイルバナジン酸塩は、燃焼装置においてバナ
ジウムの腐食抑制剤として公知である。そこで、
Mg++が主要な要素である灰分において、Ca++
Ba++,Mg++,及びFe+++又はこれらの混合物か
ら選択された要素からなる添加剤を用いて燃焼し
た乳濁液から発生する灰分と、Na+,K+,Li+
Mg++から選択された要素からなる添加剤を用い
て燃焼した灰分が高温腐食を生ずる自由燃焼を促
進する。このような高温腐食は、通常、液体炭化
水素燃焼時にバナジウム低融点化合物により生ず
る。
万一、再生された乳濁液が次の処理工程として
精製所へ輸送される場合においては、塩により腐
食問題を生ずる塩濃縮を避けるため、乳濁液が調
整される。本発明によると、精製所へ輸送する炭
化水素/水乳濁液“ORIMULSION”の生成に
用いる好ましい界面活性剤は、アンモニアのよう
なアルカリ(alkali)と非イオン界面活性剤の化
合物からなる。このアンモニアを有する好ましい
非イオン界面活性剤を用いた乳濁液の生成につい
ては既に、表に示した如くである。上記のよう
に、この乳濁液が次の処理工程に進む場合は、精
製所へ輸送される前に、この乳濁液から塩を除去
するのが望まれる。乳濁液生成において、界面活
性剤としてアンモニアを添加することにより、乳
濁液の次の処理工程において所望しない塩の除去
を助けている。また更に、腐食抑制剤、逆チキソ
トロピー剤(anti−thixotropic agents)等のよ
うな添加要素を乳濁液に添加することもできる。
[発明の効果] 上述したように、本発明による天然産粘性炭化
水素材料の処理方法においては、第一乳濁液の分
離工程の後、第二乳濁液が生成され、最終用途に
応じて更に調整されるが、この分離工程により再
生された水と乳化剤を十分に第一乳濁液の生成に
再利用するか、或はその一部を再生成工程に利用
することができるので経済的である。また、第二
乳濁液の調整工程には、硫黄酸化物の低放出量を
維持して燃焼可能な燃料を生成する調整工程又は
余剰生成物として精製するための調整工程を含む
ために、安定性の高い炭化水素/水乳濁液として
次の処理工程へ輸送することが可能である。
更に、本発明は、乳化剤を用いて天然産粘性炭
化水素材料から第一炭化水素/水乳濁液を生成す
る生成工程を含むが、炭化水素/水乳濁液の特性
を少なくとも含水率15重量%、粘度5000cP以下
(温度122〓)、及び油滴粒径300μm以下とするこ
とにより90%以上の脱泡効率を得ることができ
る。また生成工程において、必要ならば、第一乳
濁液の1バレルにつき、5 std.cubic ft.未満、
好ましくは、2 std.cubic ft.未満のガス含有量
の脱泡処理済の炭化水素/水乳濁液としたので、
所要のポンピング効率及び所望する90%以上の炭
化水素/水乳濁液の脱泡効率を得ることができる
如く、圧力少なくとも20psig、温度最低でも95〓
での第一炭化水素/水乳濁液の脱泡工程を特徴と
する。
また、本発明による炭化水素/水乳濁液の生成
方法は、炭化水素/水の二液相間の濃度差が温度
T(温度Tは、第一炭化水素/水乳濁液の生成に
使用する乳化剤の15℃以上で曇り点未満の温度)
で2×10-3g/cm3以上となるように、脱泡後の炭
化水素/水乳濁液の炭化水素/水の二液相間の濃
度差を調整する調整工程、前記温度Tで分離装置
により前記二液相間の濃度調整済の炭化水素/水
乳濁液を分離する天然産炭化水素材料の分離工
程、乳化剤を使用した分離済の天然産炭化水素材
料を再乳化し、輸送に適した安定性の高い第二炭
化水素/水乳濁液を生成するための再乳化工程か
らなる炭化水素/水乳濁液の分離工程とから構成
されているので、この分離済の乳濁液によつて、
地層水の再利用及び炭化水素からなる液相と再利
用された地層水とからなる二液相間の乳化剤の分
離ができる。再生済の地層水及び分離済のオイル
中に界面活性界剤が残つていることにより、追加
の乳濁液を生成するときは、仕上げ用の界面活性
剤のみで済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による炭化水素/水乳濁液生産
工程の全体を示す概略フローチヤート、第2図は
炭化水素/水乳濁液を生成する第1実施例の平面
図、第3図は炭化水素/水乳濁液を生成する第2
実施例の平面図、第4図は炭化水素/水乳濁液を
生成する第3実施例の平面図、第5図は本発明に
よる炭化水素/水乳濁液の分離工程を示す概略
図、第6図乃至第12図は本発明による炭化水
素/水乳濁液の分離に関する塩濃度、温度、及び
脱乳化剤の効果を示すグラフである。 参照符号の説明、10……生産設備、12……
動作油井、14……深井戸ポンプ、16……フロ
ーステーシヨン、18,50,50′,50″……
静的ミキサー、20……脱泡装置、22……分離
装置、24……再生装置、26……乳化剤、28
……添加剤、30……輸送装置、32……燃焼
器、34……精製装置、36,42,42′,4
2″,110,116,118,120,122
……ライン、44,44′,44″……油井ケーシ
ング、46,46′,46″……水中ポンプ、4
8,48′,48″……生成チユーブ、52,5
2′,52″……配送ライン、54……逆止弁、5
6……ポンプケーシング、112……ヒーター、
114……分離器。
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】
【化】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 天然産粘性炭化水素材料の処理方法におい
    て、乳化剤を用いて、少なくとも含水率15%、温
    度122〓にて粘度5000cP以下、油滴粒径300μm以
    下の特性を有する第一の炭化水素/水乳濁液(水
    中に分散した炭化水素の乳濁液)を生成する生成
    工程と、この第一の炭化水素/水乳濁液の1バレ
    ル当たり5std.cubic ft.未満のガス含有量である
    脱泡処理された炭化水素/水乳濁液を製造するた
    め、炭化水素/水乳濁液の90%以上の脱泡効率を
    得る如く、圧力少なくとも20psig、温度最低でも
    95〓での第一の炭化水素/水乳濁液の脱泡工程
    と、炭化水素/水の二液相間の濃度差が第一の炭
    化水素/水乳濁液の生成に使用する乳化剤の15℃
    以上、曇り点未満の温度Tにて2×10-3g/cm3
    上となるように、脱泡後の炭化水素/水乳濁液の
    炭化水素/水の二液相の濃度差を調整する調整工
    程と、温度Tで分離装置により二液相間の濃度調
    整済の炭化水素/水乳濁液を分離することにより
    分離された天然産炭化水素材料を再生する分離工
    程と、乳化剤を用いて分離済の天然産炭化水素材
    料を再乳化し、輸送に適した安定性の高い第二の
    炭化水素/水乳濁液を生成するための再乳化工程
    と、第二の炭化水素/水乳濁液を輸送する輸送工
    程とからなる天然産粘性炭化水素材料の処理方
    法。 2 天然燃料として燃焼するために、再乳化され
    た天然産炭化水素材料の調整工程を有する請求項
    1記載の天然産粘性炭化水素材料の処理方法。 3 ダウンホールにて第一の炭化水素/水乳濁液
    の一部を生成する生成工程を有する請求項2記載
    の天然産粘性炭化水素材料の処理方法。 4 油井上部にて第一の炭化水素/水乳濁液の一
    部を生成する請求項2記載の天然産粘性炭化水素
    材料の処理方法。 5 均質な炭化水素/水乳濁液を生成するために
    油井の上部に静的ミキサーを具えた請求項4記載
    の天然産粘性炭化水素材料の処理方法。 6 炭化水素/水乳濁液の脱泡前に均質な炭化水
    素/水乳濁液を生成するために、この乳濁液を集
    めた後、静的ミキサーに供給するようにした請求
    項1記載の天然産粘性炭化水素材料の処理方法。 7 第一の炭化水素/水乳濁液を生成するために
    乳化剤を用い、この乳化剤を非イオン界面活性
    剤、ポリマー、生体界面活性剤、陽イオン界面活
    性剤、陰イオン界面活性剤、アルカリ、及びこれ
    らの混合物からなるグループから選択した請求項
    1記載の天然産粘性炭化水素材料の処理方法。 8 第一の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に、乳化剤を用い、この乳化剤をエトキシ化した
    アルキルフエノール(エトキシレートアルキルフ
    エノール ethoxylated alkyl phenols)、エトキ
    シ化したアルコール(エトキシレートアルコール
    ethoxylated alcohols)、エトキシ化したソル
    ビタンエステル(エトキシレートソルビタンエス
    テル ethoxylated sorbitan esters)、及びこれ
    らの混合物からなるグループから選択した請求項
    7記載の天然産粘性炭化水素材料の処理方法。 9 第二の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に、乳化剤を用い、この乳化剤を非イオン界面活
    性剤及びアルカリからなるグループから選択した
    請求項1記載の天然産粘性炭化水素材料の処理方
    法。 10 第二の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に乳化剤を用い、この乳化剤を非イオン界面活性
    剤と、Na+,K+,Li+,Ca++,Ba++,Mg++
    Fe+++及びこれらの混合物からなる添加剤とから
    なるグループから選択した請求項1記載の天然産
    粘性炭化水素材料の処理方法。 11 70%以上のEO成分を有する非イオン界面
    活性剤を用いた請求項7又は8記載の天然産粘性
    炭化水素材料の処理方法。 12 70%以上のEO成分を有する非イオン界面
    活性剤を用いた請求項9又は10記載の天然産粘
    性炭化水素材料の処理方法。 13 乳化剤と水の混合物を噴射することにより
    ダウンホールにて第一の炭化水素/水乳濁液の一
    部を生成する請求項3記載の天然産粘性炭化水素
    材料の処理方法。 14 第一の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に乳化剤を用い、この乳化剤を非イオン界面活性
    剤、ポリマー、生体界面活性剤、陽イオン界面活
    性剤、陰イオン界面活性剤、アルカリ、及びこれ
    らの混合物からなるグループから選択した請求項
    13記載の天然産粘性炭化水素材料の処理方法。 15 第一の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に乳化剤を用い、この乳化剤をエトキシ化したア
    ルキルフエノール(エトキシレートアルキルフエ
    ノール ethoxylated alkyl phenols)、エトキシ
    化したアルコール(エトキシレートアルコール
    ethoxylated alcohols)、エトキシ化したソルビ
    タンエステル(エトキシレートソルビタンエステ
    ル ethoxylated sorbitan esters)、及びこれら
    の混合物からなるグループから選択した請求項1
    3記載の天然産粘性炭化水素材料の処理方法。 16 第二の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に乳化剤を用い、この乳化剤を非イオン界面活性
    剤とアルカリからなるグループから選択した請求
    項13記載の天然産粘性炭化水素材料の処理方
    法。 17 第一の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に水中ポンプより下に乳化剤及び水を噴射する請
    求項13記載の天然産粘性炭化水素材料の処理方
    法。 18 第一の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に水中ポンプより上に乳化剤及び水を噴射する請
    求項17記載の天然産粘性炭化水素材料の処理方
    法。 19 第一の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に水中ポンプより下の固定バルブと移動バルブの
    間のポンプケーシングの中に乳化剤及び水を噴射
    する請求項17記載の天然産粘性炭化水素材料の
    処理方法。 20 天然燃料として精製するために再乳化され
    た天然産炭化水素材料を調整する調整工程と有す
    る請求項1記載の天然産粘性炭化水素材料の処理
    方法。 21 ダウンホールでの第一の炭化水素/水乳濁
    液の一部を生成する請求項20記載の天然産粘性
    炭化水素材料の処理方法。 22 油井上部にて第一の炭化水素/水乳濁液の
    一部を生成する請求項20記載の天然産粘性炭化
    水素材料の処理方法。 23 均質な炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に油井上部に静的ミキサーを具えた請求項20記
    載の天然産粘性炭化水素材料の処理方法。 24 第二の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に乳化剤を用い、この乳化剤をアルカリと化合し
    た非イオン界面活性剤とした請求項20記載の天
    然産粘性炭化水素材料の処理方法。 25 乳化剤が70%以上のEO成分を有するアル
    キルフエノールエトキシレート(alkyl phenol
    ethoxylate)と、アンモニア、一価の水酸化物、
    及びこれらの混合物からなるアルカリとからなる
    請求項24記載の天然産粘性炭化水素材料の処理
    方法。 26 第一の炭化水素/水乳濁液のガス含有量が
    乳濁液の1バレル当たり2std.cubic ft.未満であ
    る請求項1記載の天然産粘性炭化水素材料の処理
    方法。 27 天然産粘性炭化水素の再生処理方法におい
    て、乳化剤を用いて、少なくとも含水率15%、温
    度122〓にて粘度5000cP以下、油滴粒径300μm以
    下の特性を有する第一の炭化水素/水乳濁液を生
    成する生成工程と、この第一の炭化水素/水乳濁
    液の1バレル当たり5std.cubic ft.未満のガス含
    有量である脱泡処理された炭化水素/水乳濁液を
    製造するため、炭化水素/水乳濁液の90%以上の
    脱泡効率を得る如く、圧力少なくとも30psig、温
    度最低でも95〓での第一の炭化水素/水乳濁液の
    脱泡工程とからなる天然産粘性炭化水素材料の再
    生処理方法。 28 ダウンホールにて第一の炭化水素/水乳濁
    液の一部を生成する請求項27記載の天然産粘性
    炭化水素材料の再生処理方法。 29 油井上部にて第一の炭化水素/水乳濁液の
    一部を生成する請求項27記載の天然産粘性炭化
    水素材料の再生処理方法。 30 均質な炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に油井上部に静的ミキサーを具えた請求項29記
    載の天然産粘性炭化水素材料の再生処理方法。 31 第一の炭化水素/水乳濁液の脱泡前に均質
    な炭化水素/水乳濁液を生成するために、この乳
    濁液を集積し、静的ミキサーへ供給するする請求
    項27記載の天然産粘性炭化水素材料の再生処理
    方法。 32 第一の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に乳化剤を用い、この乳化剤を非イオン界面活性
    剤、ポリマー、生体界面活性剤、陽イオン界面活
    性剤、陰イオン界面活性剤、アルカリ、及びこれ
    らの混合物からなるグループから選択した請求項
    27記載の天然産粘性炭化水素材料の再生処理方
    法。 33 第一の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に乳化剤を用い、この乳化剤をエトキシ化したア
    ルキルフエノール(エトキシレートアルキルフエ
    ノール ethoxylated alkyl phenols)、エトキシ
    化したアルコール(エトキシレートアルコール
    ethoxylated alcohols)、エトキシ化したソルビ
    タンエステル(エトキシレートソルビタンエステ
    ル ethoxylated sorbitan esters)及びこれら
    の混合物からなるグループから選択した請求項3
    2記載の天然産粘性炭化水素材料の再生処理方
    法。 34 第一の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に、水中ポンプより下に乳化剤及び水を噴射する
    請求項27記載の天然産粘性炭化水素材料の再生
    処理方法。 35 第一の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に、水中ポンプより上に乳化剤及び水を噴射する
    請求項34記載の天然産粘性炭化水素材料の再生
    処理方法。 36 第一の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に、水中ポンプより下の固定バルブと移動バルブ
    との間のポンプケーシングの中に乳化剤及び水を
    噴射する請求項34記載の天然産粘性炭化水素材
    料の再生処理方法。 37 炭化水素/水乳濁液の分離処理方法におい
    て、炭化水素/水の二液相間の濃度差が第一の炭
    化水素/水乳濁液の生成に使用する乳化剤の15℃
    以上、曇り点未満の温度Tにて2×10-3g/cm3
    上となるように、炭化水素/水乳濁液の炭化水
    素/水の二液相間の濃度差を調整する調整工程
    と、温度Tで分離装置により二液相間の濃度調整
    済の炭化水素/水乳濁液を分離することにより分
    離された天然産炭化水素材料を再生する分離工程
    と、乳化剤を用いて分離済の天然産炭化水素材料
    を再乳化し、輸送に適した安定性の高い第二の炭
    化水素/水乳濁液を生成するための再乳化工程と
    からなる炭化水素/水乳濁液の分離処理方法。 38 第一の炭化水素/水乳濁液に塩を添加する
    ことにより濃度差を調整する請求項37記載の炭
    化水素/水乳濁液の分離処理方法。 39 第一の炭化水素/水乳濁液の希釈剤を添加
    することにより濃度差を調整す請求項37記載の
    炭化水素/水乳濁液の分離処理方法。 40 第一の炭化水素/水乳濁液に塩及び希釈剤
    の混合物を添加することにより濃度差を調整する
    請求項37記載の炭化水素/水乳濁液の分離処理
    方法。 41 第一の炭化水素/水乳濁液に脱乳化剤を添
    加することにより濃度差を調整する請求項37記
    載の炭化水素/水乳濁液の分離処理工程。 42 脱乳化剤がイオン界面活性剤である請求項
    41記載の炭化水素/水乳濁液の分離処理方法。 43 第二の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に乳化剤を用い、この乳化剤がアルカリと化合す
    る非イオン界面活性剤である請求項37記載の炭
    化水素/水乳濁液の分離処理方法。 44 第二の炭化水素/水乳濁液を生成するため
    に乳化剤を用い、この乳化剤がNa+,K+,Li+
    Ca++,Ba++,Mg++,Fe+++、及びこれらの混合
    物からなるグループから選択する添加剤と化合す
    るイオン界面活性剤である請求項37記載の炭化
    水素/水乳濁液の分離処理方法。 45 添加剤を炭化水素中の硫黄に対する添加剤
    のモル比0.050以上で添加する請求項44記載の
    炭化水素/水乳濁液の分離処理方法。 46 炭化水素/水乳濁液を生成するための界面
    活性剤のパツケージにおいて、70%以上のEO成
    分を有するアルキルフエノールエトキシレート
    (alkyl phenol ethoxylate)である非イオン界面
    活性剤と、アンモニアからなる炭化水素/水乳濁
    液を生成するための界面活性剤のパツケージ。 47 炭化水素/水乳濁液を生成するための界面
    活性剤のパツケージであつて、本質的にエトシキ
    化したアルキルフエノール(エトキシレートアル
    キルフエノール ethoxylated alkyl phenols)、
    エトキシ化したアルコール(エトキシレートアル
    コール ethoxylated alcohols)、エトキシ化し
    たソルビタンエステル(エトキシレートソルビタ
    ンエステル ethoxylated sorbitan esters)、及
    びこれらの混合物からなるグループから選択した
    非イオン界面活性剤と、アンモニア、一価の水酸
    化物、及びこれらの混合物からなるグループから
    選択するアルカリからなる炭化水素/水乳濁液を
    生成するための界面活性剤のパツケージを用い
    て、炭化水素に基づいて重量比1:99〜0.05:
    99.95にて炭化水素を乳化することにより生成さ
    れる炭化水素/水乳濁液において、この炭化水
    素/水乳濁液が少なくとも含水率15%、温度122
    〓にて粘度5000cP以下、油滴粒径300μm以下の
    特性を有することを特徴とする炭化水素/水乳濁
    液。 48 炭化水素/水乳濁液を生成するための界面
    活性剤のパツケージであつて、本質的にエトキシ
    化したアルキルフエノール(エトキシレートアル
    キルフエノール ethoxylated alkyl phenols)、
    エトキシ化したアルコール(エトキシレートアル
    コール ethoxylated alcohols)、エトキシ化し
    たソルビタンエステル(エトキシレートソルビタ
    ンエステル ethoxylated sorbitan esters)、及
    びこれらの混合物からなるグループから選択した
    非イオン界面活性剤と、ポリマー、アルコール、
    及びこれらの混合物からなるグループから選択す
    るアルカリからなる炭化水素/水乳濁液を生成す
    るための界面活性剤のパツケージを用いて、炭化
    水素に基づいて重量比1:99〜0.05:99.95にて
    炭化水素を乳化することにより生成された炭化水
    素/水乳濁液において、この炭化水素/水乳濁液
    が少なくとも含水率15%、温度122〓にて粘度
    5000cP以下、油滴粒径300μm以下の特性を有す
    ることを特徴とする炭化水素/水乳濁液。 49 炭化水素/水乳濁液を生成するための界面
    活性剤のパツケージであつて、本質的にエトキシ
    化したアルキルフエノール(エトキシレートアル
    キルフエノール ethoxylated alkyl phenols)、
    エトキシ化したアルコール(エトキシレートアル
    コール ethoxylated alcohols)、エトキシ化し
    たソルビタンエステル(エトキシレートソルビタ
    ンエステル ethoxylated sorbitan esters)、及
    びこれらの混合物からなるグループから選択した
    非イオン界面活性剤と、Na+,K+,Li+,Ca++
    Ba++,Mg++,Fe+++、及びこれらの混合物から
    なるグループから選択され、炭化水素中の硫黄に
    対するモル比0.050で添加する添加剤とからなる
    炭化水素/水乳濁液を生成するための界面活性剤
    のパツケージを用いて、炭化水素に基づいて重量
    比1:99〜0.05:99.95にて炭化水素を乳化する
    ことにより生成される炭化水素/水乳濁液におい
    て、この炭化水素/水乳濁液が少なくとも含水率
    15%、温度122〓にて粘度5000cP以下、油滴粒径
    300μm以下の特性を有することを特徴とする炭化
    水素/水乳濁液。
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