JPH0579056U - 等速ジョイントにおけるカバー装置 - Google Patents

等速ジョイントにおけるカバー装置

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Publication number
JPH0579056U
JPH0579056U JP1668092U JP1668092U JPH0579056U JP H0579056 U JPH0579056 U JP H0579056U JP 1668092 U JP1668092 U JP 1668092U JP 1668092 U JP1668092 U JP 1668092U JP H0579056 U JPH0579056 U JP H0579056U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
counterbore
end cover
claw
force
packing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1668092U
Other languages
English (en)
Inventor
吉人 宇野
誠 岡田
Original Assignee
豊田工機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 豊田工機株式会社 filed Critical 豊田工機株式会社
Priority to JP1668092U priority Critical patent/JPH0579056U/ja
Publication of JPH0579056U publication Critical patent/JPH0579056U/ja
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Abstract

(57)【要約】 [構成]アウタレース20の端面に円筒状のザグリ部4
0を形成し、このザグリ部40にパッキン43を介して
エンドカバー44を嵌め込む。エンドカバー44の外縁
には、ザグリ部40のテーパ面42に弾性的に当接する
第1の爪45を形成するとともにザグリ部40の底面4
1に当接する第2の爪46を形成する。 [効果]第1の爪45がザグリ部40のテーパ面42に
弾性的に当接することによって、エンドカバー44が底
面41に接近する力が発生し、エンドカバー44がザグ
リ部40から抜けにくくなる効果が得られる。また、エ
ンドカバー44が底面に接近する力は、第2の爪46で
受け止められるため、パッキン43の弾性劣化を防止で
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アウタレースの円筒状のザグリ部にパッキンとエンドカバーを嵌め 込んだ等速ジョイントにおけるカバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のVLジョイントは、図4に示すようにアウタレース1の端面に円筒状の ザグリ部2を形成し、このザグリ部2にパッキン3を嵌め込み、続いて外縁をザ グリ部2の底面側へ折り曲げた爪4を有するエンバカバー5を嵌め込み、かかる 状態で治具6によりエンドカバー5をザグリ部2の底面側へ押付けることにより 、前記爪4を開かせ、爪4の弾性力でもってエンドカバー5をザグリ部2の側面 7に保持させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
爪4の弾性力によってエンドカバー5をザグリ部2に保持する力が弱いため、 前記アウタレース1を図略の駆動軸に取り付ける前に、外力によってエンドカバ ー5がザグリ部2から抜けやすい問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述した問題点を解決するためになされたもので、円筒状のザグリ部 の側面にこのザグリ部の底面に向けてザグリ部の口径が大きくなるテーパ面を形 成し、エンドカバーにこの外縁をザグリ部の底面側に折り曲げて前記円筒状のザ グリ部のテーパ面に弾性的に当接する第1の爪並びに前記円筒状のザグリ部の底 面に当接する第2の爪を形成したものである。
【0005】
【作用】
第1の爪がザグリ部のテーパ面に当接することによって、エンドカバーがザグ リ部の底面に接近する方向の力が発生し、この力はエンドカバーがザグリ部の底 面から離れる方向に移動するにつれて大きくなる。従って、エンドカバーはザグ リ部から抜けにくい。前記エンドカバーがザグリ部の底面に接近する方向の力を 第2の爪で受け止めることにより、パッキンの弾性劣化を防止できる。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図2において、20はアウタ レースであり、21はアウタレース20内に設けられたケージであり、22はケ ージ21内に設けられたインナレースであり、23はケージ21のボール保持窓 24に保持されたボールであり、25はインナレース22にスプライン連結され た被駆動軸であり、26はアウタレース20の外周に固定された金属製のカバー であり、27は両端がそれぞれ金属製のカバー26と被駆動軸25に取付けられ たブーツである。アウタレース21の内周には前記ボール23が転動する第1案 内溝30がアウタレース21の軸線に対して傾斜した方向に形成され、インナレ ース22の外周も同様に前記ボール23が転動する第2案内溝31がインナレー ス22の軸線に対して傾斜した方向に形成されている。
【0007】 前記アウタレース21の端面には、図1にも示すような円筒状のザグリ部40 が形成され、このザグリ部40の側面にはザグリ部40の口径がザグリ部40の 底面41に向かって大径となるようにテーパ面42が形成されている。なお、ザ グリ部40の側面の断面形状は真っ直ぐなテーパに限らず、円弧状のテーパでも 良く、また、第1の爪45が当接する部分、即ち底面41に近い部分のみ真っ直 ぐなテーパを形成しても良い。
【0008】 前記ザグリ部40にはパッキン(ガスケット)43を介して金属製のエンドカ バー44が嵌め込まれている。エンドカバー44の外縁は、図3にも示すように 底面41側に折り曲げられて前記テーパ面42に当接可能な第1の爪45と、第 1の爪45より径方向に短く前記底面41側へ折り曲げられ底面41に当接可能 な第2の爪46と、第2の爪46間に形成された切欠き47とを有し、これらは 板状の材料をプレス加工することにより成形される。前記第1の爪45はエンド カバー44の外縁に円周等間隔に設けられ、前記第2の爪46は第1の爪45の 両側に設けられている。前記第1の爪45が弾性的に前記テーパ面42に当接す ることによって、エンドカバー44が前記底面41に接近する方向の力が発生し 、この力はエンドカバー44が底面41から離間する方向に移動するに従って増 大するため、エンドカバー44はザグリ部40から抜けにくい。ザグリ部40に エンドカバー44が嵌め込まれた状態において、第2の爪46が底面41から遠 ざかる方向に弾性変形し、エンドカバー44に底面41から遠ざかる方向の力が 発生する。これにより、第1の爪45によるエンドカバー44が底面41に接近 する方向の力は、前記第2の爪46によって受け止められるため、パッキン43 の弾性力が劣化するのを防止できる。エンドカバー44は、パッキン43の弾性 力、第2の爪46の弾性力及び第1の爪45の弾性力がバランスした位置に保持 される。パッキン43がザグリ部40に密接することにより、アウタレース20 内のグリースが外部へ漏れるのを防止できる。
【0009】 前記アウタレース20には円周複数箇所にボルト穴50が設けられ、これらの ボルト穴50に対応する位置で駆動軸51にねじ穴52が設けられている。前記 ボルト穴50を介してねじ穴52にボルト53をねじ込むことにより、アウタレ ース20が駆動軸51に取付けられる。 次に上述した構成に基づいて組付け動作を説明する。プレス加工によって、エ ンドカバー44に第1の爪45と第2の爪46と切欠き47が形成される。ケー ジ21にインナレース22が挿入され、ケージ21がアウタレース20に挿入さ れかつケージ21を傾けた状態でボール保持窓24にボール23が挿入される。 インナレース22に被駆動軸25を連結し、被駆動軸25並びにアウタレース2 0にカバー26とブーツ27を取付ける。続いて、ザグリ部40の底面41にパ ッキン43を載置し、第1の爪45をつぼませた状態でエンドカバー44をザグ リ部40に嵌め込む。第1の爪45がテーパ面42に弾性的に当接し、エンドカ バー44が底面41に接近する方向の力が発生し、この力を底面42に当接した 第2の爪46並びにパッキン43で受け止める。駆動軸51の端面とアウタレー ス20の端面を互いに当接させ、ボルト穴50を介してねじ穴52にボルト53 をねじ込むことにより、駆動軸51にアウタレース20が連結される。
【0010】
【考案の効果】
以上述べたように本考案は、円筒状のザグリ部の側面にこのザグリ部の底面に 向けてザグリ部の口径が大きくなるテーパ面を形成し、エンドカバーにこの外縁 をザグリ部の底面側に折り曲げて前記円筒状のザグリ部のテーパ面に弾性的に当 接する第1の爪を形成したことによって、エンドカバーがザグリ部の底面に接近 する方向の力が発生し、この力はエンドカバーがザグリ部の底面から離れる方向 に移動するにつれて大きくなる。従って、エンドカバーはザグリ部から抜けにく い。また、エンドカバーにこの外縁をザグリ部の底面側に折り曲げて前記円筒状 のザグリ部の底面に当接する第2の爪を形成したことによって、エンドカバーが ザグリ部の底面に接近する方向の力を第2の爪で受け止めることができ、パッキ ンの弾性劣化を防止できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の要部を示す拡大断面図。
【図2】本考案にかかる等速ジョイントの全体断面図。
【図3】図1においてA方向から見た図。
【図4】従来のエンドカバーの嵌め込み状態を示す断面
図。
【符号の説明】
20 アウタレース 40 ザグリ部 41 底面 42 テーパ面 43 パッキン 44 エンドカバー 45 第1の爪 46 第2の爪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタレースの端面に形成した円筒状の
    ザグリ部にパッキンとエンドカバーを嵌め込んだ等速ジ
    ョイントにおけるカバー装置において、前記円筒状のザ
    グリ部の側面にこのザグリ部の底面に向けてザグリ部の
    口径が大きくなるテーパ面を形成し、前記エンドカバー
    にこの外縁をザグリ部の底面側に折り曲げて前記円筒状
    のザグリ部のテーパ面に弾性的に当接する第1の爪並び
    に前記円筒状のザグリ部の底面に当接する第2の爪を形
    成したことを特徴とする等速ジョイントにおけるカバー
    装置。
JP1668092U 1992-03-27 1992-03-27 等速ジョイントにおけるカバー装置 Pending JPH0579056U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1668092U JPH0579056U (ja) 1992-03-27 1992-03-27 等速ジョイントにおけるカバー装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1668092U JPH0579056U (ja) 1992-03-27 1992-03-27 等速ジョイントにおけるカバー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0579056U true JPH0579056U (ja) 1993-10-26

Family

ID=11923033

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JP1668092U Pending JPH0579056U (ja) 1992-03-27 1992-03-27 等速ジョイントにおけるカバー装置

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JP (1) JPH0579056U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513824A (ja) * 2006-12-18 2010-04-30 ジーケーエヌ・ドライブライン・ノースアメリカ・インコーポレーテッド 成形グリースカバー保持機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513824A (ja) * 2006-12-18 2010-04-30 ジーケーエヌ・ドライブライン・ノースアメリカ・インコーポレーテッド 成形グリースカバー保持機構
KR101463383B1 (ko) * 2006-12-18 2014-11-19 지케이엔 드라이브라인 노쓰 아메리카, 인코포레이티드 형성된 그리스 커버 유지 형상

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