JPH0219642Y2 - - Google Patents

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JPH0219642Y2
JPH0219642Y2 JP8269587U JP8269587U JPH0219642Y2 JP H0219642 Y2 JPH0219642 Y2 JP H0219642Y2 JP 8269587 U JP8269587 U JP 8269587U JP 8269587 U JP8269587 U JP 8269587U JP H0219642 Y2 JPH0219642 Y2 JP H0219642Y2
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JP
Japan
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annular groove
bearing
cylinder
annular
slope
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JP8269587U
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JPS6320541U (ja
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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、シリンダの端面処理を容易にした
ステイダンパに関する。
(従来の技術) 第1図に示した従来のステイダンパは、ベアリ
ング1の先端に段部を形成し、この段部にシリン
ダの先端かしめ部3を没入させるようにしてい
る。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記のようにした従来のステイダンパでは、上
記かしめ部3のかしめ力が弱いと、ベアリング1
とシリンダ2との密着力も弱くなる。
このように両者の密着力が弱いと、その密着部
分から水分が侵入し、そこに錆ができてしまう。
しかも、その水分の量が多くなると、それがダン
パ内の油に混入することになるので、当該ダンパ
の機能にも悪影響を及ぼすことになる。
この考案の目的は、ベアリングとシリンダとが
強く密着するようにし、その密着部分からの水分
の侵入等を防止することである。
(問題点を解決する手段) 上記の目的を達成するために、この考案は、次
のように構成している。
すなわち、ピストンを支持するベアリングに、
その先端側から順に第1環状溝と第2環状溝とを
形成するとともに、この第1環状溝とベアリング
先端との間には、第1環状溝に隣接してベアリン
グのシリンダ嵌合部の外径よりもわずかに大きな
外径の環状突部を形成し、かつ、上記第1環状溝
の底部には、その先端側から第2環状溝側に向か
つて徐々に深さを深くした斜面を形成し、上記第
1環状溝外周に位置するシリンダ先端部と上記ベ
アリングの環状突部とを同一成形ロールにて一体
的にかしめ変形させるとこにより当該環状突部と
シリンダ先端との外周面を同一外径寸法にすると
ともに、環状溝底部の斜面を平坦に成形するよう
にしている。
(本考案の作用) この考案は、上記のように構成したので、環状
突部のかしめ変形と、第1環状溝のかしめ変形と
が相まつて、ベアリングとシリンダとの密着力が
非常に強くなる。
(本考案の効果) この考案のステイダンパによれば、ベアリング
に形成した第1環状溝底部の斜面及び環状突部を
同一成形ロールにより一体的に潰して、当該環状
突部とシリンダ先端との両外周面を同一外径寸法
にかしめたので、上記環状溝に没入させたシリン
ダ先端部に加えられる内部応力が非常に大きなも
のになり、したがつて、その密着力も大きくな
る。このように密着力が大きくなるので、かしめ
部分から水等が侵入しなくなり、シリンダ端面の
錆等、侵入水分による悪影響を完全に防止でき
る。
(本考案の実施例) 第2,3図に示したこの考案の実施例は、シリ
ンダ11の先端に、アルミニユームあるいは合成
樹脂からなるベアリング12が嵌着され、このベ
アリング12でピストンロツド13を支持してい
る。
なお、図中符号14はパツキン、15はストツ
パである。
そして、上記ベアリング12の先端やや後方に
は第1環状溝16を形成するとともに、この第1
環状溝1の後方に第2環状溝19を形成してい
る。そして、この第1環状溝16の底部には、第
3図からも明らかなように、その先端側から第2
環状溝19側に向かつて徐々に深さを深くして斜
面16aを形成している。
さらに、上記第1環状溝16の前側に隣接する
ベアリング12先端に環状突部17を形成してい
るが、この環状突部の外径Lは、シリンダ11の
嵌合部の内径lよりもわずかに大きくしている。
上記のようにしたベアリング12をシリンダ1
1に嵌着するには、シリンダ11をその先端がベ
アリング12の環状突部17に当るまで差し込
む。このようにしてから、第1環状溝16及び第
2環状溝19に対向するシリンダのかしめ部18
をかしめると同時に、上記環状突部17もかし
め、これら環状突部17とシリンダ11先端との
外周面を同一外径寸法にしている。
上記のようにシリンダ11をかしめると、第1
環状溝16の斜面16aが潰され、第2図に示す
ように平坦になる。第1環状溝16の斜面16a
が平坦になれば、その斜面部分の肉が環状突部1
7側に押し寄せられる。しかも、このとき環状突
部17を同時にかしめているので、この環状突部
側の肉も第1環状溝側に押し寄せられる。
したがつて、シリンダ11先端と第1環状溝1
6内との密着力が強いものとなる。
しかも、第1環状溝16の後方に形成した第2
環状溝19部分もかしめられるので、その結合力
が一層大きくなる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は従来の一部断面図、第2,3図は
この考案の実施例を示すもので、第2図はベアリ
ングをシリンダに装着した状態の要部断面図、第
3図はシリンダ及びベアリングをかしめる前の要
部断面図である。 11……シリンダ、12……ベアリング、13
……ピストンロツド、16……第1環状溝、16
a……斜面、17……環状突部、18……かしめ
部、19……第2環状溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンを支持するベアリングに、その先端側
    から順に第1環状溝と第2環状溝とを形成すると
    ともに、この第1環状溝とベアリング先端との間
    には、第1環状溝に隣接してベアリングのシリン
    ダ嵌合部の外径よりもわずかに大きな外径の環状
    突部を形成し、かつ、上記第1環状溝の底部に
    は、その先端側から第2環状溝側に向かつて徐々
    に深さを深くした斜面を形成し、上記第1環状溝
    外周に位置するシリンダ先端部と上記ベアリング
    の環状突部とを同一成形ロールにて一体的にかし
    め変形させることにより当該環状突部とシリンダ
    先端との外周面を同一外径寸法にするとともに、
    環状溝底部の斜面を平坦に成形してなることを特
    徴とするステイダンパ。
JP8269587U 1987-05-29 1987-05-29 Expired JPH0219642Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8269587U JPH0219642Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JP8269587U JPH0219642Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6320541U JPS6320541U (ja) 1988-02-10
JPH0219642Y2 true JPH0219642Y2 (ja) 1990-05-30

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ID=30935582

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JP8269587U Expired JPH0219642Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JPS6320541U (ja) 1988-02-10

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