JPH0579029B2 - - Google Patents
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- JPH0579029B2 JPH0579029B2 JP19305385A JP19305385A JPH0579029B2 JP H0579029 B2 JPH0579029 B2 JP H0579029B2 JP 19305385 A JP19305385 A JP 19305385A JP 19305385 A JP19305385 A JP 19305385A JP H0579029 B2 JPH0579029 B2 JP H0579029B2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
〔発明の技術分野〕
本発明は、ゴムチユーブ層の表面に編組による
補強構造を設けたゴムホースに関する。更に詳し
くは、ゴムチユーブ層と編組補強層との接着に際
し、加硫工程を省略したゴムホースを提供するも
のである。 〔従来の技術〕 ゴムチユーブ層の上に繊維を編組した編組補強
層を設けたものが知られているが、確実な補強効
果を得るためには、この編組補強層をゴムチユー
ブ層と一体化する必要がある。 ゴムチユーブ層の表面に編組補強層を形成し、
この編組補強層をゴムチユーブ層上に固定する方
法としては、次の手段が採用されている。 (a) 未加硫ゴムチユーブ層の上に補強層を編組
し、これを加硫接着する方法。 (b) 加硫されたゴムチユーブ層と編組補強層間に
未加硫ゴムを介在させた後、加硫して接着する
方法。 (c) 加硫ゴムチユーブ層と編組補強層の間にゴム
系の接着剤を施し、加硫接着を行う方法。 前記(a)〜(c)の編組補強層を接着する手段におい
ては、ゴムチユーブ層の上に繊維からなる補強層
を編組した後、未加硫ゴムを硬化させるために必
然的に加硫工程が必要である。 この加硫工程においては、周知のように高温下
において加熱する必要があるが、この加熱工程に
おける高温の熱でゴムチユーブ層や、編組補強層
に寸法変動が起こり、ゴムホースの寸法精度を低
下させる。更に、加硫工程のための費用が必要で
あり、安価なゴムホースを製造することができな
いという問題がある。 この原因は、ゴムチユーブ層あるいは接着剤と
なるゴム層を高温で加硫処理することに基づくも
のである。 〔発明の目的〕 従来の編組補強層を有するゴムホースにおいて
は、編組補強層をゴムチユーブ層に固定するため
に加硫工程が必要であつた関係で、寸法変化等の
問題が生じたが、本発明は加硫工程を省略したゴ
ムホースを提供するものである。 〔発明の概要〕 本発明は、加硫されたゴムチユーブ層と、この
ゴムチユーブ層の上に少なくとも1層の編組補強
層を有するゴムホースにおいて、前記編組補強層
を塩化ビニリデン系樹脂の自然硬化型接着剤によ
つて前記ゴムチユーブ層に接着してなることを特
徴とする。 内層を構成するゴムチユーブ層は加硫したゴム
より構成され、その材質は、ジエン系、オレフイ
ン系の単味あるいはブレンドを問わず加硫ゴムで
あれば何れでも使用することができるが、好まし
くは、NBR系ゴムが良好である。 繊維を編組した編組補強層としては、天然繊
維、合成繊維あるいはガラス繊維等、いずれのも
のでもゴムチユーブ層を補強する効果を有するも
のであれば使用することが出来る。 自然硬化型の接着剤を構成する樹脂としては、
塩化ビニリデン系の樹脂を使用するのが良い。 この塩化ビニリデン系の樹脂は、汎用の溶剤に
容易に溶解し、編組補強層への処理後の補強糸条
の拘束性、保持性に優れ、かつ、耐油、耐熱、難
燃性である。 塩化ビニリデン系樹脂とは、塩化ビニリデンと
アクリロニトリルとの共重合体で、アクリロニト
リルを5〜50重量%含有するものである。アクリ
ロニトリルが5%以下では汎用の溶剤への溶解性
に乏しく、また、50%以上では溶解性が良好では
あるが、凝集力が低下するため、編組補強層を構
成する糸条の拘束性に劣り、目的とする補強効果
を得ることが困難である。 自然硬化型の接着剤を適用するにあたつて、塩
化ビニリデン系樹脂の濃度を調整する必要がある
が、この濃度は、5〜50%で、好ましくは、5〜
30%が適している。 この塩化ビニリデン系樹脂の濃度が5%未満で
は編組補強層を構成する糸条への付着量が著しく
少なく、従つて補強層の拘束力に乏しく、また、
51%以上では溶液の粘度が高すぎ、塗布作業が困
難となるからである。 〔実施例 1〕 次に、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。 第1図は本発明の第1の構造に係るゴムホース
Hの構造を示す説明図である。 まず、内層となるゴムチユーブ層1を準備す
る。このゴムチユーブ層1は、ジエン系、オレフ
イン系の単味、あるいはブレンドの何れでも良い
が、加硫されたゴムチユーブであることが必要で
ある。 この実施例においてはゴムチユーブ層1として
ジエン系の加硫されたゴムチユーブであつて、内
径が7.4mm、外径が12.0mmで、厚さが2.3mmのもの
を使用した。 次に、前記ゴムチユーブ層1の上に第1表の組
成の接着剤(本発明接着剤1〜5、比較接着剤1
〜3)を用いて接着剤層2を形成した。 そして、前記接着剤層2の上に単糸デニールが
1500のポリエステル系繊維を2本集束させたコー
ドを使用して編組して編組補強層3を形成した。 この編組補強層3が形成された後、10時間、温
度が20℃の室内に放置して接着剤層2を自然硬化
させ、ゴムチユーブ層1の上に編組補強層3を固
着させた。 更に、前記編組補強層3の上に第1表に示す組
成の接着剤(本発明接着剤1〜5、比較接着剤1
〜3)を用いて接着剤層4を形成し、前記と同様
に10時間、20℃の温度において放置し、接着材層
4を自然硬化させた。 前記のようにして製造されたゴムホースHは第
1表のような各種の特性を有しており、従来のゴ
ムホースの如き補強層施工後の加硫工程は全く不
要であつた。 本発明に係るゴムホースは、補強層施工後の加
硫工程が省略されているので、高温の加熱処理が
なく、従つてゴムチユーブ層や編組補強層の寸法
変化を来すことがなかつた。 なお、第1表に示される特性は下記のようにし
て評価した。ここで、「◎」は非常に良好を、
「○」は良好を、「△」は問題ありを、「×」は悪
く使用不可を表わす。 糸の拘束性: 編組したホースを金具に挿入したときの補強糸
のバラケた状態を黙視にて四段階にて評価した。 ホース寸法安定性: 編組したホースの外径を測定し、寸法の変化状
態を四段階にて評価した。 ホースの耐オゾン性: ホースの曲げ半径をホース外径の4倍として曲
げた状態にてオゾン濃度100pphm、温度40℃の
雰囲気中に168時間経過後、クラツクの発生状況
を四段階にて評価した。
補強構造を設けたゴムホースに関する。更に詳し
くは、ゴムチユーブ層と編組補強層との接着に際
し、加硫工程を省略したゴムホースを提供するも
のである。 〔従来の技術〕 ゴムチユーブ層の上に繊維を編組した編組補強
層を設けたものが知られているが、確実な補強効
果を得るためには、この編組補強層をゴムチユー
ブ層と一体化する必要がある。 ゴムチユーブ層の表面に編組補強層を形成し、
この編組補強層をゴムチユーブ層上に固定する方
法としては、次の手段が採用されている。 (a) 未加硫ゴムチユーブ層の上に補強層を編組
し、これを加硫接着する方法。 (b) 加硫されたゴムチユーブ層と編組補強層間に
未加硫ゴムを介在させた後、加硫して接着する
方法。 (c) 加硫ゴムチユーブ層と編組補強層の間にゴム
系の接着剤を施し、加硫接着を行う方法。 前記(a)〜(c)の編組補強層を接着する手段におい
ては、ゴムチユーブ層の上に繊維からなる補強層
を編組した後、未加硫ゴムを硬化させるために必
然的に加硫工程が必要である。 この加硫工程においては、周知のように高温下
において加熱する必要があるが、この加熱工程に
おける高温の熱でゴムチユーブ層や、編組補強層
に寸法変動が起こり、ゴムホースの寸法精度を低
下させる。更に、加硫工程のための費用が必要で
あり、安価なゴムホースを製造することができな
いという問題がある。 この原因は、ゴムチユーブ層あるいは接着剤と
なるゴム層を高温で加硫処理することに基づくも
のである。 〔発明の目的〕 従来の編組補強層を有するゴムホースにおいて
は、編組補強層をゴムチユーブ層に固定するため
に加硫工程が必要であつた関係で、寸法変化等の
問題が生じたが、本発明は加硫工程を省略したゴ
ムホースを提供するものである。 〔発明の概要〕 本発明は、加硫されたゴムチユーブ層と、この
ゴムチユーブ層の上に少なくとも1層の編組補強
層を有するゴムホースにおいて、前記編組補強層
を塩化ビニリデン系樹脂の自然硬化型接着剤によ
つて前記ゴムチユーブ層に接着してなることを特
徴とする。 内層を構成するゴムチユーブ層は加硫したゴム
より構成され、その材質は、ジエン系、オレフイ
ン系の単味あるいはブレンドを問わず加硫ゴムで
あれば何れでも使用することができるが、好まし
くは、NBR系ゴムが良好である。 繊維を編組した編組補強層としては、天然繊
維、合成繊維あるいはガラス繊維等、いずれのも
のでもゴムチユーブ層を補強する効果を有するも
のであれば使用することが出来る。 自然硬化型の接着剤を構成する樹脂としては、
塩化ビニリデン系の樹脂を使用するのが良い。 この塩化ビニリデン系の樹脂は、汎用の溶剤に
容易に溶解し、編組補強層への処理後の補強糸条
の拘束性、保持性に優れ、かつ、耐油、耐熱、難
燃性である。 塩化ビニリデン系樹脂とは、塩化ビニリデンと
アクリロニトリルとの共重合体で、アクリロニト
リルを5〜50重量%含有するものである。アクリ
ロニトリルが5%以下では汎用の溶剤への溶解性
に乏しく、また、50%以上では溶解性が良好では
あるが、凝集力が低下するため、編組補強層を構
成する糸条の拘束性に劣り、目的とする補強効果
を得ることが困難である。 自然硬化型の接着剤を適用するにあたつて、塩
化ビニリデン系樹脂の濃度を調整する必要がある
が、この濃度は、5〜50%で、好ましくは、5〜
30%が適している。 この塩化ビニリデン系樹脂の濃度が5%未満で
は編組補強層を構成する糸条への付着量が著しく
少なく、従つて補強層の拘束力に乏しく、また、
51%以上では溶液の粘度が高すぎ、塗布作業が困
難となるからである。 〔実施例 1〕 次に、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。 第1図は本発明の第1の構造に係るゴムホース
Hの構造を示す説明図である。 まず、内層となるゴムチユーブ層1を準備す
る。このゴムチユーブ層1は、ジエン系、オレフ
イン系の単味、あるいはブレンドの何れでも良い
が、加硫されたゴムチユーブであることが必要で
ある。 この実施例においてはゴムチユーブ層1として
ジエン系の加硫されたゴムチユーブであつて、内
径が7.4mm、外径が12.0mmで、厚さが2.3mmのもの
を使用した。 次に、前記ゴムチユーブ層1の上に第1表の組
成の接着剤(本発明接着剤1〜5、比較接着剤1
〜3)を用いて接着剤層2を形成した。 そして、前記接着剤層2の上に単糸デニールが
1500のポリエステル系繊維を2本集束させたコー
ドを使用して編組して編組補強層3を形成した。 この編組補強層3が形成された後、10時間、温
度が20℃の室内に放置して接着剤層2を自然硬化
させ、ゴムチユーブ層1の上に編組補強層3を固
着させた。 更に、前記編組補強層3の上に第1表に示す組
成の接着剤(本発明接着剤1〜5、比較接着剤1
〜3)を用いて接着剤層4を形成し、前記と同様
に10時間、20℃の温度において放置し、接着材層
4を自然硬化させた。 前記のようにして製造されたゴムホースHは第
1表のような各種の特性を有しており、従来のゴ
ムホースの如き補強層施工後の加硫工程は全く不
要であつた。 本発明に係るゴムホースは、補強層施工後の加
硫工程が省略されているので、高温の加熱処理が
なく、従つてゴムチユーブ層や編組補強層の寸法
変化を来すことがなかつた。 なお、第1表に示される特性は下記のようにし
て評価した。ここで、「◎」は非常に良好を、
「○」は良好を、「△」は問題ありを、「×」は悪
く使用不可を表わす。 糸の拘束性: 編組したホースを金具に挿入したときの補強糸
のバラケた状態を黙視にて四段階にて評価した。 ホース寸法安定性: 編組したホースの外径を測定し、寸法の変化状
態を四段階にて評価した。 ホースの耐オゾン性: ホースの曲げ半径をホース外径の4倍として曲
げた状態にてオゾン濃度100pphm、温度40℃の
雰囲気中に168時間経過後、クラツクの発生状況
を四段階にて評価した。
第2図は本発明の第2の構造ゴムホースを示す
ものであるが、前記実施例−1で得られたゴムホ
ースHの上に、前記と同様なポリエステル系繊維
からなるコードを使用して編組して編組補強層3
aを形成し、その上に接着剤層4aを形成し、10
時間、20℃の温度において放置し、接着剤層4a
を自然硬化させて二重編組補強層を有するゴムホ
ースHを製造した。 得られたゴムホースの特性は次の通りであつ
た。 従来の加硫ホースに比べ寸法は約2倍になつ
た。また、補強効率は熱履歴による物性低下がな
いため、ほぼ10%である。 〔発明の効果〕 本発明は、内面層を形成するゴムチユーブとし
て既に加硫処理されたものを使用し、特に、自然
硬化型の接着剤を使用して編組補強層をゴムチユ
ーブ層に接着しているので次の効果を奏すること
ができる。 イ 編組補強層を形成した後の加硫工程を省略す
ることができると共に、糸の拘束性、ホース寸
法安定性、ホースの耐オゾン性を向上させるこ
とが可能となる。このことは、重要な意味を持
ち、次の如き効果を奏することができるのであ
る。 ロ 編組補強層を構成する糸条の熱収縮、ゴムチ
ユーブ層の熱収縮等、編組後の加硫処理時に発
生する寸法変動を抑えることができ、寸法精度
の高いゴムホースを得ることができる。 ハ ゴムチユーブ層と編組補強層とを一体化する
ことにより、ホース本体の性能が向上し、寸法
精度が高いこととあいまつて金具の装着性も改
善される。 ニ 接着剤層を形成している塩化ビニリデン系の
皮膜がゴムチユーブ上に構成されるために、チ
ユーブ材の耐候性が向上する。即ち、本発明に
おいては、接着剤自体が編組補強層の保護層を
も兼ねているのである。
ものであるが、前記実施例−1で得られたゴムホ
ースHの上に、前記と同様なポリエステル系繊維
からなるコードを使用して編組して編組補強層3
aを形成し、その上に接着剤層4aを形成し、10
時間、20℃の温度において放置し、接着剤層4a
を自然硬化させて二重編組補強層を有するゴムホ
ースHを製造した。 得られたゴムホースの特性は次の通りであつ
た。 従来の加硫ホースに比べ寸法は約2倍になつ
た。また、補強効率は熱履歴による物性低下がな
いため、ほぼ10%である。 〔発明の効果〕 本発明は、内面層を形成するゴムチユーブとし
て既に加硫処理されたものを使用し、特に、自然
硬化型の接着剤を使用して編組補強層をゴムチユ
ーブ層に接着しているので次の効果を奏すること
ができる。 イ 編組補強層を形成した後の加硫工程を省略す
ることができると共に、糸の拘束性、ホース寸
法安定性、ホースの耐オゾン性を向上させるこ
とが可能となる。このことは、重要な意味を持
ち、次の如き効果を奏することができるのであ
る。 ロ 編組補強層を構成する糸条の熱収縮、ゴムチ
ユーブ層の熱収縮等、編組後の加硫処理時に発
生する寸法変動を抑えることができ、寸法精度
の高いゴムホースを得ることができる。 ハ ゴムチユーブ層と編組補強層とを一体化する
ことにより、ホース本体の性能が向上し、寸法
精度が高いこととあいまつて金具の装着性も改
善される。 ニ 接着剤層を形成している塩化ビニリデン系の
皮膜がゴムチユーブ上に構成されるために、チ
ユーブ材の耐候性が向上する。即ち、本発明に
おいては、接着剤自体が編組補強層の保護層を
も兼ねているのである。
第1図は本発明の実施例にかかる第1の構造の
ゴムホースの概略説明図、第2図は第2の構造の
ゴムホースの概略説明図である。 H……ゴムホース、1……ゴムチユーブ層、
2,4,4a……接着剤層、3,3a……編組補
強層。
ゴムホースの概略説明図、第2図は第2の構造の
ゴムホースの概略説明図である。 H……ゴムホース、1……ゴムチユーブ層、
2,4,4a……接着剤層、3,3a……編組補
強層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 加硫されたゴムチユーブ層と、このゴムチユ
ーブ層の上に少なくとも1層の編組補強層を有す
るゴムホースにおいて、 前記編組補強層を塩化ビニリデン系樹脂の自然
硬化型接着剤によつて前記ゴムチユーブ層に接着
してなるゴムホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19305385A JPS6253828A (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 | ゴムホ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19305385A JPS6253828A (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 | ゴムホ−ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6253828A JPS6253828A (ja) | 1987-03-09 |
JPH0579029B2 true JPH0579029B2 (ja) | 1993-11-01 |
Family
ID=16301398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19305385A Granted JPS6253828A (ja) | 1985-09-03 | 1985-09-03 | ゴムホ−ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6253828A (ja) |
-
1985
- 1985-09-03 JP JP19305385A patent/JPS6253828A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6253828A (ja) | 1987-03-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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