JPH057900Y2 - - Google Patents

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JPH057900Y2
JPH057900Y2 JP1985183676U JP18367685U JPH057900Y2 JP H057900 Y2 JPH057900 Y2 JP H057900Y2 JP 1985183676 U JP1985183676 U JP 1985183676U JP 18367685 U JP18367685 U JP 18367685U JP H057900 Y2 JPH057900 Y2 JP H057900Y2
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JP
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central switch
steering wheel
switch case
engagement
steering column
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のステアリングホイールから
手を離さずに各スイツチを操作可能とした集中ス
イツチ装置に関するものであり、更に詳細には、
衝突などの衝撃時に運転者の手を保護する装置を
備えた自動車の集中スイツチ装置に関するもので
ある。
〔従来技術〕
近年自動車の操作性及び安全性を図るために、
そのステアリングホイールに近接した位置に、タ
ーンシグナルスイツチ、ワイパ及びウオツシヤス
イツチ、各種照明灯用スイツチ等をある程度集中
化して配置した、所謂コンビネーシヨンスイツチ
(又はサテライトスイツチ)と呼ばれる集中スイ
ツチを設け、走行時にステアリングホイールから
手を離さずに各種スイツチの操作を可能にしたも
のが使用されている。
ところで、上記集中スイツチは、ステアリング
ホイール外周とスイツチ面が一致しており、かつ
両者のクリアランスが手をステアリングホイール
から離さずに指を伸ばしてスイツチ操作するのに
適度なものとした場合に最も好ましい操作性が得
られる。
さて、近年ステアリングホイールには、追突等
の不測の事態に備えてアツパステアリングシヤフ
トに衝撃吸収装置が設けられるようになつた。即
ち、この衝撃吸収装置は、自動車が衝突するとそ
の衝撃によりアツパステアリングシヤフトが前方
に押し込まれ前のめりになつた乗員がステアリン
グホイールで胸を強打することを防ぐように構成
されたものである。ところが、集中スイツチは車
体に固定されているために、この装置が作動する
事態が生じるとステアリングホイールはステアリ
ングシヤフトと共に前方に移動し、しかもその移
動が瞬間的であることから、ドライバーがステア
リングホイールから手を離す余裕がなく、集中ス
イツチとの間に指を挟まれるという2次的な危険
がある。
そのため従来の集中スイツチは、スイツチ面を
ステアリングホイール外周よりかなり外側に設定
したり、ステアリングホイールとのクリアランス
を大きくとることによつて指の挟まりを防止して
いるため、運転操作中常に影響のある操作性が犠
牲になつているのが実情である。
〔考案の目的〕
本考案は、このような従来の実情を考慮して案
出されたもので、衝撃吸収時における指の挟まり
を防止し、しかも操作性を向上させた自動車の集
中スイツチ装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
上記目的を達成するため、本考案に係る自動車
の集中スイツチ装置の構成は、インストルメント
パネルに設けられたメータークラスターの係合部
に集中スイツチケースが離脱可能に嵌合部材を介
して弾性的に嵌合され、衝撃吸収装置を備え、そ
の衝撃吸収装置の作動時に車両前方へ移動するス
テアリングホイールと一体化されたステアリング
コラムに、一端で回動自在に取付けられかつ前記
ステアリングコラムと前記嵌合部材との間隔より
も大なる長さを有するプツシユロツドの自由端を
前記集中スイツチの前記嵌合部材より手前に設け
た係合部材に斜め前方に向かつた状態で離脱可能
に連結せしめてなることを特徴とするものであ
る。
本考案において弾性係合とは、溝にピン等の係
合用の部材を弾性力により押し当て所定の力以上
の力が作用しないと係合が解除されないような手
段による係合を指している。
〔考案の実施例〕
本実施例は、前記集中スイツチのケース側に設
けた溝にメータークラスター側に設けた係合ピン
を圧接係合することにより着脱自在に取付け、追
突等の際に前記衝撃吸収装置の作動で、ステアリ
ングホイールと一体化したステアリングコラムの
移動により前記プツシユロツドが集中スイツチケ
ースをステアリングホイールの前面から押し出す
ように構成したものであり、以下添付図面に基づ
き順次詳細に説明する。
第1図において、1は衝撃吸収装置を備えたス
テアリングホイール、2はインストルメントパネ
ルに設けられたメータークラスター、3は集中ス
イツチケースであり、ステアリングホイール1の
前方に近接してスイツチSを配置し、メーターク
ラスター2に着脱自在に取付けられている。
第2図〜第7図は、本実施例による集中スイツ
チ装置を取り付ける構成を説明するためのもので
あり、第2図は第1図の水平方向の部分断面図で
あり、第3図はメータークラスター2に集中スイ
ツチケース3を取り付ける係合部の説明図であ
り、第4図は第3図のA−A線断面図により集中
スイツチケース3と係合ピン7との係合状態を示
す図であり、第5図〜第7図はプツシユロツド1
1と係合部材6との関係を示す説明図である。
本実施例の集中スイツチケース3をメーターク
ラスター2に取付ける手段は、第2図に示すよう
に、一端がフツク(嵌合部材)4を介してメータ
ークラスター2に開けた孔部15に水平方向へ回
動自在に引つ掛け、他端が、集中スイツチケース
3に設けられた係合部材6に設けた一対の係合溝
5と、メータークラスター2に開けた窓部8に取
り付けられた一対の係合ピン7とが係合すること
によつて行われる。この係合手段について以下に
更に説明する。
即ち、第4図からも理解されるように、メータ
ークラスター2に開けられた前記窓部8には、前
記係合部材6が矢印の方向から挿入され、その内
側、即ち、第4図には図示されていないステアリ
ングコラム側に取付けられた台9上には一対の係
合ピン7が立設されている。この係合ピン7は、
図示されていない弾性部材で互いに中央に向かつ
て付勢されている。
集中スイツチケース3は、メータークラスター
2に取り付けられるに際し、前記係合部材6が窓
部8から入り、一旦係合ピン7を押し開き溝5が
係合ピン7と弾性係合することにより取り付けら
れている。前記弾性係合は、通常作用する力や振
動等では容易に外れない弾性力により行われるよ
うに設計されている。
一方、ステアリングホイール1の図示されてい
ないアツパーシヤフトと一体化されたステアリン
グコラム10には、第5図の矢印が示すように、
プツシユロツド11の一方の端部が回動自在にピ
ン12に取付けられており、もう一方の端部であ
る自由端にはピン14が取付けられて、第6図に
示すように前記係合部材6の先端に設けられた溝
13に当接している。
ステアリングコラム10と溝13との間隔は、
第2図に示すようにプツシユロツド11の長さよ
りも短く作られている。つまり、プツシユロツド
11はピン12から斜め前方に向かつた状態で、
係合部材6に当接された配置状態となつている。
したがつて、ステアリングコラム10が前方に移
動しピン12と溝13との相対距離が縮小すると
プツシユロツド11は、集中スイツチケース3を
ステアリングホイール1から側方に押し出すよう
に作用することとなる。
さて、次に本実施例の集中スイツチケース3の
衝突等による衝撃が作用したときの動作について
説明する。
第8図及び第9図は、車両が衝突し図示されて
いない衝撃吸収装置が作動したときの様子を示し
ている。即ち、衝突等の衝撃が作用すると、ステ
アリングコラム10は、第9図に示すようにメー
タークラスター2に対し矢印Aの方向、つまり自
動車の前方に移動する。
これにより、ピン12とピン14との相対距離
が短くなるので、ステアリングコラム10に取付
けられたプツシユロツド11がピン14を軸とし
て回動しながら集中スイツチケース3の係合部材
6を矢印Bの方向へ押し、係合ピン7から係合溝
5を外して集中スイツチケース3をステアリング
ホイール1の前面から外方に押し出すに至る。こ
の結果、集中スイツチケース3のフツク4もメー
タークラスター2の窓部8から外れ、やがて集中
スイツチケース3は自重で脱落する。
以上に説明した集中スイツチケース3の脱落
は、図示されていない衝撃吸収装置が作動する間
の僅かな間に起るものであり、その脱落するまで
の間に手がステアリングホイール1と集中スイツ
チケース3とに挟まれないだけのクリアランスが
有ればよいので、従来より集中スイツチをステア
リングホイール1に近付けて配置できるのでより
操作が容易となり、しかも、ドライバーの指がス
テアリングホイール1と集中スイツチ3との間に
挟まれるという不測の事態を未然に回避すること
ができるものである。又、設計によつては集中ス
イツチの点検整備の際に集中スイツチの取り外し
用として利用することも可能である。
〔考案の効果〕
本考案の自動車の集中スイツチ装置は、インス
トルメントパネルに設けられたメータークラスタ
ーの係合部に集中スイツチケースが離脱可能に嵌
合部材を介して弾性的に嵌合され、衝撃吸収装置
を備え、その衝撃吸収装置の作動時に車両前方へ
移動するステアリングホイールと一体化されたス
テアリングコラムに、一端で回動自在に取付けら
れかつ前記ステアリングコラムと前記嵌合部材と
の間隔よりも大なる長さを有するプツシユロツド
の自由端を前記集中スイツチの前記嵌合部材より
手前に設けた係合部材に斜め前方に向かつた状態
で離脱可能に連結せしめてなるので、以下の効果
を奏することができる。
車両の追突時等に衝撃吸収装置が作動すると、
ステアリングコラムに取付けられたプツシユロツ
ドが集中スイツチケースを自動的にメータークラ
スターから離脱させるように作動するので、ドラ
イバーの指がステアリングホイールと集中スイツ
チとの間に挟まれるという事故を未然に防止する
ことができる。
また、上記した事故防止機能を有しているの
で、集中スイツチケースをステアリングホイール
外周と一致させることができると共に、集中スイ
ツチ面とステアリングホイールとの間隔を、ドラ
イバーが集中スイツチを操作し易いような適切な
距離に設定することができるので、その操作性を
一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す要部斜視
図、第2図は同じく要部横断面図、第3図は集中
スイツチとメータークラスターとの関係を示す斜
視図、第4図は第3図のA−A線断面図、第5図
はステアリングコラムとプツシユロツドとの関係
を示す斜視図、第6図は集中スイツチ、メーター
クラスター及びプツシユロツドの各々の関係を示
す斜視図、第7図は同じく組付状態の縦断面図、
第8図及び第9図は各々第1図及び第2図の作用
状態を示す要部斜視図及び要部横断面図である。 1……ステアリングホイール、2……メーター
クラスター、3……集中スイツチケース、5……
係合溝、7……係合ピン、10……ステアリング
コラム、11……プツシユロツド、13……溝、
14……ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インストルメントパネルに設けられたメーター
    クラスターの係合部に集中スイツチケースが離脱
    可能に嵌合部材を介して弾性的に嵌合され、衝撃
    吸収装置を備え、その衝撃吸収装置の作動時に車
    両前方へ移動するステアリングホイールと一体化
    されたステアリングコラムに、一端で回動自在に
    取付けられかつ前記ステアリングコラムと前記嵌
    合部材との間隔よりも大なる長さを有するプツシ
    ユロツドの自由端を前記集中スイツチの前記嵌合
    部材より手前に設けた係合部材に斜め前方に向か
    つた状態で離脱可能に連結せしめてなる自動車の
    集中スイツチ装置。
JP1985183676U 1985-11-30 1985-11-30 Expired - Lifetime JPH057900Y2 (ja)

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JPS5424429U (ja) * 1977-07-18 1979-02-17
JPS5635450B2 (ja) * 1976-07-13 1981-08-17

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