JPH0578880U - 玄関ドアユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 気密性、断熱性および施工性の良好な玄関ド
アユニットを提供する。 【構成】 ドア１は、集成材に化粧材が帖着され構造の
木製ドアであり、蝶番３によってドア枠２に取付らてい
る。ドア枠２は、金属製であり躯体のドア枠取付部４の
躯体柱にネジによって取り付けられている。ドア枠２の
戸当たり面には気密パッキン２１が取り付けられてい
る。ドア枠２を取り付けた後に外壁材を躯体に取り付け
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、玄関に使用される玄関ドアユニットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、玄関ドアユニットには、木製ドアと木製ドア枠を組合わせた玄関ドア ユニット、または金属製ドアと金属製ドア枠を組合わせた玄関ドアユニットが用 いられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが木製ドアと木製ドア枠を組合わせた玄関ドアユニットにあっては、気 密性が劣り、反りや曲がりを調整しながらの施工が困難であるという欠点を有し ており、また、金属製ドアと金属製ドア枠を組合わせた玄関ドアユニットにあっ ては、断熱性能が木製玄関ドアユニットの２０００分の１〜３０００分の１程度 であり、外気にさらされる玄関用の玄関ドアユニットとしては、好ましくないと いう欠点があった。 この考案は、前記欠点に鑑みてなされたものであり、気密性、断熱性および施 工性の良好な玄関ドアユニットを提供する事を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、この考案の玄関ドアユニットは、木製ドアと金 属製ドア枠の組合わせからなる玄関ドアユニットとし、かつ該木製ドアを集成材 に化粧材を貼着した構造としたことを特徴とする。

【０００５】 この明細書でいう金属には、アルミニウム、アルミニウム合金、銅合金、ステ ンレス等が好適に用いられる。

【０００６】

【作用】 この考案の玄関ドアユニットにおいては、ドアを木製としたので断熱性が良好 であり、ドア枠を金属製としたので気密性および施工性が良好となる。

【０００７】 しかしながら、単に無垢材からなる木製ドアと金属製ドア枠を組合わせただけ の玄関ドアユニットにおいては、施工後に外気温の変化や、日射によってドアに 反りや歪が生じて気密性や断熱性が低下し、かつドアの開閉がスムースに行えな くなってしまうが、本考案では、木製ドアを集成材に化粧材を貼着した構造とし たので、外気温が変化しても、ドアに反りや歪が生じないので良好な気密性およ び断熱性を保持でき、かつドア開閉がスムースに行える。

【０００８】

【実施例】

図１乃至図３は、この考案の玄関ドアユニットの実施例を示すものである。

【０００９】 図１は、この考案の玄関ドアユニットの１実施例の正面図である。 木製ドア１は、蝶番３で金属製ドア枠２に取付らている。金属製ドア枠２は、 躯体のドア枠取付部４に取り付けられている。

【００１０】 図２は、図１におけるＡ部拡大断面図である。金属製ドア枠２がドア枠取付部 ４の躯体柱４１に図示しないネジによって取り付けられている。金属製ドア枠２ の戸当たり部には、気密パッキン２１が取り付けられている。金属製ドア枠２を 取り付けた後に外壁材４２を躯体に取り付ける。

【００１１】 図３は、本実施例におけるドアの断面斜視図である。集成材１１に化粧材１２ が貼着されている。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の玄関ドアユニットによれば、木製ドアと金属製 ドア枠を組合わせて、該木製ドアを集成材に化粧材を貼着した構造としたので気 密性、断熱性および施工性が良好であるという効果がある。 さらに、施工後の使用に伴いドアの開閉がスムースに行えなくなることがない という効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の玄関ドアユニットの１実施例の正面
図である。

【図２】 図１におけるＡ部拡断面図である。

【図３】 本実施例におけるドアの断面斜視図である。

【符号の説明】

１…木製ドア、１１…集成材、１２…化粧材、２…金属
製ドア枠、２１…気密パッキン、３…蝶番 ４…ドア枠取付部、４１…躯体柱、４２…外壁材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】木製ドアと金属製ドア枠からなる玄関ドア
   ユニットであって、 前記木製ドアが集成材に化粧材を貼着した構造であるこ
   とを特徴とする玄関ドアユニット。