JPH0578710B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0578710B2 JPH0578710B2 JP61118749A JP11874986A JPH0578710B2 JP H0578710 B2 JPH0578710 B2 JP H0578710B2 JP 61118749 A JP61118749 A JP 61118749A JP 11874986 A JP11874986 A JP 11874986A JP H0578710 B2 JPH0578710 B2 JP H0578710B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lip
- pressure receiving
- shape
- receiving part
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 14
- 230000003993 interaction Effects 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
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- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Joints With Pressure Members (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、流体また気体の配管の嵌合部、ま
たは、軸方向に相対運動をするロツドの間に装着
される密封用シール装置に関する。
たは、軸方向に相対運動をするロツドの間に装着
される密封用シール装置に関する。
(従来の技術)
従来はUパツキング、Xリング、Oリングが広
く使用されている。
く使用されている。
(発明により解決しようとする問題点)
従来のシール装置は、いづれも組込性、摺動抵
抗、回転抵抗などの点で難点がある。
抗、回転抵抗などの点で難点がある。
この発明は従来のシール装置の上記欠点を解決
すべく、組込性を容易にしながら密封性を高め、
かつ、寿命の長いシール装置を提供することを目
的とする。
すべく、組込性を容易にしながら密封性を高め、
かつ、寿命の長いシール装置を提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段)
二部材の嵌合部において、どちらか一方の嵌合
部材に設けられた環状凹部に装着されるゴム状弾
性体で形成されたシール装置において、その断面
形状は中心垂直線に対して左右対称形になし、摺
動面あるいは反シール装着部材面に対してV字形
に開いた2枚のリツプを設け、シール装着用環状
凹部内側壁間において高圧負荷時の受圧部を設
け、装着面には中央に円弧突起形状のリツプ兼受
圧部を設け、上記高圧負荷時の受圧部と円弧突起
形状のリツプ兼受圧部との相互作用によつてV字
型リツプに応力が集中する構造とし、かつ、V字
型リツプが、二部材間のわずかな隙間に噛込まれ
るのを防ぐべく、断面形状において、2つのリツ
プの外面最長幅をシール両側最長幅よりも短く設
定する。
部材に設けられた環状凹部に装着されるゴム状弾
性体で形成されたシール装置において、その断面
形状は中心垂直線に対して左右対称形になし、摺
動面あるいは反シール装着部材面に対してV字形
に開いた2枚のリツプを設け、シール装着用環状
凹部内側壁間において高圧負荷時の受圧部を設
け、装着面には中央に円弧突起形状のリツプ兼受
圧部を設け、上記高圧負荷時の受圧部と円弧突起
形状のリツプ兼受圧部との相互作用によつてV字
型リツプに応力が集中する構造とし、かつ、V字
型リツプが、二部材間のわずかな隙間に噛込まれ
るのを防ぐべく、断面形状において、2つのリツ
プの外面最長幅をシール両側最長幅よりも短く設
定する。
(実施例)
この発明の詳細を図面に基づき説明する。
第1図の実線はこの発明によるシール装置の自
由状態を示し、二点鎖線はシール装着用環状凹部
および摺動部材、または反シール装着部材を示
す。
由状態を示し、二点鎖線はシール装着用環状凹部
および摺動部材、または反シール装着部材を示
す。
11はシールであつて、断面形状を示し、断面
対称軸Oに対して左右対称形をなし、V字型に開
いた2枚のリツプ12を有する。ただし、第1図
においては逆V字形に表示されている。このリツ
プ12は全体的に先端に向かう程幅が狭くなるよ
うに、第1図においてリツプ12の内方傾斜面に
角度a、外方傾斜面に角度bを設定し、角度aお
よびbは理想的な実施例としては10゜〜25゜に設定
する。(第2図参照) リツプ12の先端部の形状は第2図に示すとお
り、1a,F,1b,1c,1dからなり、図に
おいて1aは略水平の接触面、Fは曲率Rの曲
面、1bは曲面Fより立ち上がつた垂直面、1c
は垂直面1bの上端に連続する水平面、1dは水
平面1c端部よりの立ち上がり垂直面であつて、
垂直面1dの上端は外方傾斜面に連続している。
対称軸Oに対して左右対称形をなし、V字型に開
いた2枚のリツプ12を有する。ただし、第1図
においては逆V字形に表示されている。このリツ
プ12は全体的に先端に向かう程幅が狭くなるよ
うに、第1図においてリツプ12の内方傾斜面に
角度a、外方傾斜面に角度bを設定し、角度aお
よびbは理想的な実施例としては10゜〜25゜に設定
する。(第2図参照) リツプ12の先端部の形状は第2図に示すとお
り、1a,F,1b,1c,1dからなり、図に
おいて1aは略水平の接触面、Fは曲率Rの曲
面、1bは曲面Fより立ち上がつた垂直面、1c
は垂直面1bの上端に連続する水平面、1dは水
平面1c端部よりの立ち上がり垂直面であつて、
垂直面1dの上端は外方傾斜面に連続している。
リツプ12の先端F部のRは0.1〜0.15Rが好ま
しく、接触面1aは0.4〜0.5mmが好ましい。
しく、接触面1aは0.4〜0.5mmが好ましい。
シールの両側の、リツプ12の上方の、端部に
垂直平面の受圧部Waを設ける。これは流体また
は気体の圧力受圧部である。
垂直平面の受圧部Waを設ける。これは流体また
は気体の圧力受圧部である。
第1図において、シール11の上面はシール装
着面であつて、略水平面の受圧部Wbと断面円弧
突起形状のリツプ兼受圧部13が形成されてい
る。しかして、リツプ兼受圧部13は受圧部Wb
よりもHの高さだけ高くする。
着面であつて、略水平面の受圧部Wbと断面円弧
突起形状のリツプ兼受圧部13が形成されてい
る。しかして、リツプ兼受圧部13は受圧部Wb
よりもHの高さだけ高くする。
シール両側端の平面の受圧部Waとシール装着
面の上記形状とは、その相互作用によつて、第1
図中の矢印のようにシール本体に加わる圧縮力を
V字形に開いたリツプ12に集中させる機能を有
する。
面の上記形状とは、その相互作用によつて、第1
図中の矢印のようにシール本体に加わる圧縮力を
V字形に開いたリツプ12に集中させる機能を有
する。
2つのリツプ12,12の外面間の最長間隔A
と2つの平面の受圧部Wa,Waの間隔BとはA
<Bとする。
と2つの平面の受圧部Wa,Waの間隔BとはA
<Bとする。
第4図に示す実施例は、相対運動をするロツド
21,22にリツプ12を半径方向外向きに装着
したものを示す。
21,22にリツプ12を半径方向外向きに装着
したものを示す。
14は嵌合部材に設けられた凹部である。
(作用および効果)
リツプ先端の形状は、成形金型の合わせ部を1
cと1dの交差部P部に設けると、P部に発生す
るバリによる密封作用への悪影響を防ぐととも
に、嵌合部材の挿入時にリツプのまくれあがりが
発生しようとする場合にP部によつてリツプ全体
のまくれを防止する。
cと1dの交差部P部に設けると、P部に発生す
るバリによる密封作用への悪影響を防ぐととも
に、嵌合部材の挿入時にリツプのまくれあがりが
発生しようとする場合にP部によつてリツプ全体
のまくれを防止する。
リツプ先端のRと接触面1aは、金型の表面荒
さを良くし、かつ、圧力分布状態を第3図に示す
とおり反シール対象物側に裾を引き、F部近辺に
集中させる。
さを良くし、かつ、圧力分布状態を第3図に示す
とおり反シール対象物側に裾を引き、F部近辺に
集中させる。
シール両側端の平面部Waとシール装着面の上
記形状とは、その相互作用によつて、第1図中の
矢印のようにシール本体に加わる圧縮力をV字形
に開いたリツプ12に集中させる。
記形状とは、その相互作用によつて、第1図中の
矢印のようにシール本体に加わる圧縮力をV字形
に開いたリツプ12に集中させる。
2つのリツプ12,12の間隔Aと2つの平面
部Wa,Waの間隔BとはA<Bとし、リツプ1
2の先端部が二部材間のずかな隙間Ca,Cbに噛
み込まれることを防ぐ。
部Wa,Waの間隔BとはA<Bとし、リツプ1
2の先端部が二部材間のずかな隙間Ca,Cbに噛
み込まれることを防ぐ。
また、リツプ12の上記先端形状によつて、リ
ツプ先端の摩耗が進行しても前記の圧力分布状態
を保つことが可能であり、かつ、その背圧によつ
てシール対象物の浸入、漏れ等を防ぐとともに、
リツプ先端の接触面に小さなゴミ、異物等が浸入
するのを防ぎ、シール寿命を著しく向上させる。
ツプ先端の摩耗が進行しても前記の圧力分布状態
を保つことが可能であり、かつ、その背圧によつ
てシール対象物の浸入、漏れ等を防ぐとともに、
リツプ先端の接触面に小さなゴミ、異物等が浸入
するのを防ぎ、シール寿命を著しく向上させる。
すなはち、この発明にかかるシール装置は組込
みが容易で、密封機能が高く、かつ、寿命も長い
等優れた効果を有する。
みが容易で、密封機能が高く、かつ、寿命も長い
等優れた効果を有する。
図面に示すものは、この発明の実施例を示すも
ので、第1図および第4図は要部断面図、第2図
はリツプ先端部の要部断面詳細図、第3図はリツ
プ先端部の圧力分布図である。 11……シール、12……リツプ、13……リ
ツプ兼受圧部、14……凹部、Wa……受圧部、
Wb……受圧部、Ca,Cb……隙間、H……高さ、
1a……接触面、1b……垂直面、1c……水平
面、1d……垂直面、F……曲面。
ので、第1図および第4図は要部断面図、第2図
はリツプ先端部の要部断面詳細図、第3図はリツ
プ先端部の圧力分布図である。 11……シール、12……リツプ、13……リ
ツプ兼受圧部、14……凹部、Wa……受圧部、
Wb……受圧部、Ca,Cb……隙間、H……高さ、
1a……接触面、1b……垂直面、1c……水平
面、1d……垂直面、F……曲面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 二部材の嵌合部において、どちらか一方の嵌
合部材に設けられた環状凹部に装着されるゴム状
弾性体で形成されたシール装置であつて、その断
面形状は中心垂直線に対して左右対称形をなし、
摺動面あるいは反シール装着部材面に対してV字
形に開いた2枚のリツプを有し、シール装着用環
状凹部内側壁間において高圧負荷時の受圧部が設
けられ、装着面には中央に円弧突起形状のリツプ
兼受圧部が設けられてなり、上記高圧負荷時の受
圧部と円弧突起形状のリツプ兼受圧部との相互作
用によつてV字型リツプに応力が集中することを
特徴とするシール装置。 2 V字型リツプが、二部材間のわずかな隙間に
噛込まれるのを防ぐべく、断面形状における二つ
のリツプの外面最長幅をシールの最長幅よりも短
く設定したことを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61118749A JPS62274164A (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | シ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61118749A JPS62274164A (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | シ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62274164A JPS62274164A (ja) | 1987-11-28 |
JPH0578710B2 true JPH0578710B2 (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=14744098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61118749A Granted JPS62274164A (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | シ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62274164A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6489496B2 (ja) * | 2014-11-17 | 2019-03-27 | Nok株式会社 | 密封装置 |
JP6994746B2 (ja) * | 2017-02-13 | 2022-01-14 | 内山工業株式会社 | ガスケット及び密封構造 |
-
1986
- 1986-05-23 JP JP61118749A patent/JPS62274164A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62274164A (ja) | 1987-11-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |