JPH0578688U - 自転車用発電装置 - Google Patents
自転車用発電装置Info
- Publication number
- JPH0578688U JPH0578688U JP2827792U JP2827792U JPH0578688U JP H0578688 U JPH0578688 U JP H0578688U JP 2827792 U JP2827792 U JP 2827792U JP 2827792 U JP2827792 U JP 2827792U JP H0578688 U JPH0578688 U JP H0578688U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- hub
- bracket
- stator
- bicycle
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- Pending
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 自転車の車軸2側にステータ22を固定し
て、車軸2に回転自在に枢止された車輪のハブ4の径方
向フランジ部6を、固定用ブラケット9と補助用ブラケ
ット13とで狭持する。そして、補助用ブラケット13
外周にロータ19を圧入嵌合して、ロータ19をハブ4
側に固定する。 【効果】 ロータ19が、補助用ブラケット13とロー
タ19との圧入荷重をもってハブ4に保持されることか
ら、ロータ19とステータ22との間に異物が混入して
も、ロータ19がハブ4の回転に対して滑ることができ
るため、車輪がロックしない。
て、車軸2に回転自在に枢止された車輪のハブ4の径方
向フランジ部6を、固定用ブラケット9と補助用ブラケ
ット13とで狭持する。そして、補助用ブラケット13
外周にロータ19を圧入嵌合して、ロータ19をハブ4
側に固定する。 【効果】 ロータ19が、補助用ブラケット13とロー
タ19との圧入荷重をもってハブ4に保持されることか
ら、ロータ19とステータ22との間に異物が混入して
も、ロータ19がハブ4の回転に対して滑ることができ
るため、車輪がロックしない。
Description
【0001】
本考案は自転車用発電装置に関し、特に、自転車の車輪のスポークと、フロン ト若しくはリヤホークとの間に装着される形式の自転車用発電装置に関するもの である。
【0002】
従来、この種の自転車用発電装置には種々なものがあり、車輪軸にステータを 固定して、ロータをハブにおいて固定するようにした発電装置がある。
【0003】 しかしながら、前記構成の自転車用発電装置にあっては、例えば、ロータとス テータとの間に、内・外側からの異物が混入した場合には、車輪の回転が重くな ったり、ロータとステータとがロックして車輪を急停止させる虞がある。
【0004】
このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的は、ロータとステータ との間に異物が混入した場合であっても、車輪の急停止を防止できる自転車用発 電装置を提供することにある。
【0005】
上述した目的は本考案によれば、自転車の車軸と、該車軸に回転自在に枢止さ れた車輪のハブとの間に設けられる発電装置であって、前記車軸側に固定される ステータと、前記ハブ側に固定されるロータとを備え、前記ロータが、前記ハブ 側に所定の摩擦力をもって保持されていることを特徴とする自転車用発電装置を 提供することにより達成される。
【0006】
このようにすれば、ロータが所定の摩擦力をもってハブに保持されていること から、通常はハブとロータとが相対的に回転し、一方、所定の摩擦力を超える回 転トルクがロータとハブとの保持部分に作用した場合には、ロータがハブに対し て滑るようになる。
【0007】
以下、本考案の好適実施例を添付の図面について詳しく説明する。 図1は、本考案が適用された自転車用発電装置を、例えば自転車の前輪側に装 着した状態を一部を破断して示す断面図であり、図示しない自転車のフロントホ ーク1の先端部にてロックナット3により固定される車輪軸2には、ハブ4がベ アリング5を介して回動自在に枢止されている。ハブ4は、その軸線方向両端に 形成された径方向フランジ部6と、両径方向フランジ部6を連結する円筒部7と から形成されていて、各径方向フランジ部6には、径方向外側に延在する複数の スポーク8が周方向に渡って係合している。
【0008】 ハブ4の図1の右側に位置する径方向フランジ部6の外周面には、円盤状をな す固定用ブラケット9がハブ4と同心的に配設されており、その固定用ブラケッ ト9の外周縁には、図の右側に向けて突出し、かつ周方向に所定の長さを有する 軸線方向フランジ10が、図2に示されるように、概ね120度の間隔をもって 形成されていると共に、それら各軸線方向フランジ10と軸心とを結ぶ線上の任 意の位置にそれぞれ貫通孔11が形成されている。また、固定用ブラケット9の 内周側には、ハブ4のフランジ部6に向けて凸設された環状ボス部12が形成さ れている。
【0009】 ハブ4の径方向フランジ部6を介して固定用ブラケット9と同心的に、かつ対 向するように配設された補助用ブラケット13の内周縁には、フランジ部6に向 けて凸設された環状ボス部14が形成されていると共に、その補助用ブラケット 13の外周縁には、径方向外側に向けて環状に延出する径方向フランジ15が形 成されている。そして、第1のブラケット9の各貫通孔11と対向位置にそれぞ れ形成された貫通孔16に、ボルト17及びナット18によって、対向位置にあ る各貫通孔を互いに挟着することで、固定用及び補助用ブラケット9、13に形 成された各環状ボス部12、14により径方向フランジ部6を挟持している。
【0010】 補助用ブラケット13の外周面には、一側が開口された中空ドラム状をなすロ ータ19が同心的に嵌合しており、そのロータ19の外周内面には、S極とN極 とが分極着磁された複数の永久磁石片20が、隣接する永久磁石片との極性が互 いに異なるように環状に固着されている。また、ロータ19の内周縁には、図1 の右側に向けて凸設された環状ボス部21が形成されていて、その環状ボス部2 1の内周面を補助用ブラケット13の外周面に圧入して、ロータ19を補助用ブ ラケット13に嵌合している。即ち、ロータ19が、補助用ブラケット13の外 周面とロータ19の内周面との圧入荷重(所定の摩擦力)をもってハブ4に保持 されることとなる。
【0011】 車輪軸2に同心的に枢止され、かつ一側が開口された中空ドラム状をなすステ ータ22の外周内側には、ロータ19外周内側に固着された永久磁石片20と微 小間隙を介してコイル23が対向配設されている。そして、ロータ19の外周面 とステータ22の図1の右側片面とが、一側が開口された中空ドラム状をなすカ バー24により覆われている。
【0012】 次に、上記構成の自転車用発電装置の作動について説明する。ハブ4は、固定 用ブラケット9と補助用ブラケット13とで挟持されているため、ハブ4の回転 トルクは、これら各ブラケット9、13に伝達される。そして、補助用ブラケッ ト13の外周面に沿ってロータ19が圧入されて嵌合していることから、前記し た回転トルクがロータ19に伝達される。したがって通常は、ハブ4とロータ1 9が相対的に回転することとなる。
【0013】 一方、ロータ19が回転状態で、ロータ19とステータ22との間隙に異物が 購入した場合にあって、ロータ19と補助用ブラケット13との圧入荷重を超え る回転トルクがロータ19に作用すると、ロータ19と補助用ブラケット13と の嵌合部分に滑りが発生する。したがって、ロータ19とステータ22とがロッ ク状態となっても、ハブ4とロータ19とがロックしないため、例えば、自転車 走行時における急停止を防止することができる。
【0014】 尚、固定用及び補助用ブラケット9、13の各環状ボス部12、14は本実施 例に採用された位置に限定されるものではなく、ハブ4の径方向フランジ部6を 挟持し得る位置であれば任意の位置に形成しても良い。
【0015】
以上の説明により明らかなように、本考案による自転車用発電装置によれば、 過大な回転トルクがロータに作用した場合には、ロータがハブの回転に対して滑 るため、ロータとハブとがロックすることを回避できることから、発電装置を異 物混入による破損から保護することができると共に、自転車の走行安全性を向上 することができる。
【図1】本考案が適用された自転車用発電装置の装着状
態を一部を破断して示す断面図である。
態を一部を破断して示す断面図である。
【図2】図1の自転車用発電装置の要部を分解して示す
要部拡大斜視図である。
要部拡大斜視図である。
1 フロントホーク 2 車軸 3 ロックナット 4 ハブ 5 ベアリング 6 径方向フランジ部 7 円筒部 8 スポーク 9 固定用ブラケット 10 軸線方向フランジ 11、16 貫通孔 12、14、21 環状ボス部 13 補助用ブラケット 15 径方向フランジ 17 ボルト 18 ナット 19 ロータ 20 永久磁石片 22 ステータ 23 コイル 24 カバー
Claims (1)
- 【請求項1】 自転車の車軸と、該車軸に回転自在に枢
止された車輪のハブとの間に設けられる発電装置であっ
て、 前記車軸側に固定されるステータと、 前記ハブ側に固定されるロータとを備え、 前記ロータが、前記ハブ側に所定の摩擦力をもって保持
されていることを特徴とする自転車用発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2827792U JPH0578688U (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 自転車用発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2827792U JPH0578688U (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 自転車用発電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578688U true JPH0578688U (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=12244099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2827792U Pending JPH0578688U (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 自転車用発電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0578688U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010147333A2 (ko) * | 2009-06-17 | 2010-12-23 | Kim Jin Sup | 자가발전이 가능한 이동기구 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS523089A (en) * | 1975-06-23 | 1977-01-11 | Upjohn Co | Synthesized compound and method |
JPH0349112U (ja) * | 1989-09-22 | 1991-05-13 | ||
JPH03139479A (ja) * | 1989-10-25 | 1991-06-13 | Bridgestone Cycle Co | 自転車用ハブ発電装置 |
-
1992
- 1992-04-01 JP JP2827792U patent/JPH0578688U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS523089A (en) * | 1975-06-23 | 1977-01-11 | Upjohn Co | Synthesized compound and method |
JPH0349112U (ja) * | 1989-09-22 | 1991-05-13 | ||
JPH03139479A (ja) * | 1989-10-25 | 1991-06-13 | Bridgestone Cycle Co | 自転車用ハブ発電装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010147333A2 (ko) * | 2009-06-17 | 2010-12-23 | Kim Jin Sup | 자가발전이 가능한 이동기구 |
WO2010147333A3 (ko) * | 2009-06-17 | 2011-03-31 | Kim Jin Sup | 자가발전이 가능한 이동기구 |
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