JPH0578553B2 - - Google Patents

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JPH0578553B2
JPH0578553B2 JP60502501A JP50250185A JPH0578553B2 JP H0578553 B2 JPH0578553 B2 JP H0578553B2 JP 60502501 A JP60502501 A JP 60502501A JP 50250185 A JP50250185 A JP 50250185A JP H0578553 B2 JPH0578553 B2 JP H0578553B2
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JP
Japan
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dioxin
reaction
group
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alkali metal
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JP60502501A
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Robaato Jei Kuremenzu
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D319/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D319/041,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes
    • C07D319/061,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes not condensed with other rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C205/00Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton
    • C07C205/39Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by esterified hydroxy groups
    • C07C205/42Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by esterified hydroxy groups having nitro groups or esterified hydroxy groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton
    • C07C205/43Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by esterified hydroxy groups having nitro groups or esterified hydroxy groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton to carbon atoms of the same non-condensed six-membered aromatic ring or to carbon atoms of six-membered aromatic rings being part of the same condensed ring system

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

請求の範囲 1 次式
【式】 (式中XはClまたはBrであり;R1およびR2は互
いに無関係に低級アルキル基であり;R3は水素
原子またはC1−C20のアルキル基である)を有す
る化合物。 2 XがClまたはBrであり;R1およびR2がそれ
ぞれメチル基であり;R3が水素原子である、請
求の範囲第1項に記載の化合物。 3 次式
【式】 (式中R1およびR2は互いに無関係に低級アルキ
ル基であり;R3は水素原子またはC1−C20のアル
キル基である) の化合物をX2またはSO2X2で処理し、これによ
り得られる5−ハロ生成物を回収することよりな
る、次式
【式】 (これらの式中XはClまたはBrであり;R1およ
びR2は互いに無関係に低級アルキル基であり;
R3は水素原子またはC1−C20のアルキル基であ
る)を有する化合物の製法。 4 X2またはSO2X2と化合物()のモル比が
約1.0〜約1.2である、請求の範囲第3項に記載の
方法。 5 化合物()を塩素または臭素で処理し、こ
れにより得られる5−ハロ生成物を回収すること
よりなる、請求の範囲第3項に記載の方法。 6 R1およびR2がそれぞれメチル基であり;R3
が水素原子である、請求の範囲第5項に記載の方
法。 発明の背景 本発明はハロゲン化された4H−1,3−ジオ
キシン−4−オン化合物およびそれらの製法、な
らびにこれらのハロゲン化された4H−1,3−
ジオキシン−4−オンをα−ハロアセト酢酸エス
テルの製造に使用することに関する。 アルコール類を酸触媒の存在下でジケテンと反
応させることによりアセト酢酸エステルを製造す
ることはエー・ビー・ベーゼによりインダ.エン
ジ.ケミ.(Ind.Eng.Chem.)32、16(1940)に記
載されている。アセト酢酸エチルのナトリウムエ
ノラート塩はチツクらにより〔ジヤーナル−オ
ブ・アメリカン・ケミカル・ソサエテイー93、
946(1908)および97、1978(1910)〕、ジケテンと
ナトリウムエトキシドを乾燥アルコール中で反応
させることにより製造されるものとして報告され
ている。目的とするα−ハロゲン化生成物はアセ
ト酢酸エステルを適切なハロゲン化剤、たとえば
SO2Cl2で処理することにより得られる〔ベーメ、
オルガ.シン.コレ.(Org.Syn.Coll.)、4巻、
590(1963)〕。 ブロムキストらがジヤーナル・オブ・アメリカ
ン・ケミカル・ソサエテイー、70巻、29頁
(1948)に報告したのは、まずクロロホルム溶液
中のケテン二量体をN−ブロムスクシンイミドで
処理し、次いでエチルアルコールと反応させるこ
とによる2−ブロムアセト酢酸エチルの製法であ
る。2−クロル誘導体は同様にケテン二量体を
N,2,4−トリクロルアセトアニリドで処理
し、次いでエチルアルコールと反応させることに
より製造された。報告された収率はそれぞれ43%
および35%であつた。 新規な中間化合物であるハロゲン化された4H
−1,3−ジオキシン−4−オンが今回見出さ
れ、これはα−ハロアセト酢酸エステルを製造す
るための他の方法を提供する。 ハロゲン化剤〔たとえばX2またはSO2X2(ここ
でXはClまたはBrである)〕を4H−1,3−ジ
オキシン−4−オン化合物と反応させることによ
りモノハロゲン化誘導体である5−ハロ−4H−
1,3−ジオキシン−4−オンが得られることが
見出された。 5−ハロ−4H−1,3−ジオキシン−4−オ
ンが比較的短かい反応時間および優れた収率で得
られる。多くの用途に関して、精製されていない
生成物をその後の反応に使用する前に精製する必
要はない。さらに、高価なハロゲン化剤を用いず
にハロゲン化が行われる。次いでこれらの5−ハ
ロ−4H−1,3−ジオキシン−4−オンをアル
カリ金属アルコキシドと反応させて、α−位にお
いてモノハロゲン化されたアセト酢酸エステルを
得ることができる。 発明の要約 本発明は5−ハロ−4H−1,3−ジオキシン
−4−オン化合物、これらの化合物から製造され
たα−ハロアセト酢酸エステル、およびこれらの
化合物の製法に関する。5−ハロ−4H−1,3
−ジオキシン−4−オン化合物は次式
【化】 を有し、次式
【化】 の化合物をX2またはSO2X2で処理し、これによ
り得られる生成物を採取することにより製造され
る。 これらの5−ハロ−4H−1,3−ジオキシン
−4−オンを次いで約−40〜約50℃の温度でアル
カリ金属アルコキシドと反応させ、α−ハロアセ
ト酢酸エステルを得る。この反応は下記の反応式
により表わすことができる。
【化】
【式】 この方法により得られるα−ハロアセト酢酸エ
ステルは多種多様な化合物を合成するために有用
な中間体である。これらの化合物にはたとえば米
国特許第3876647号明細書(1975年);ジエイ.ア
メ.ケミ.ソサ.(J.Am.Chem.Soc.)57、1876
(1935);ジエイ.オルガ.ケミ.43、3821
(1978);およびヘミ.ベリ.(Chem.Ber.)88、
130(1955)に記載された医薬および色素中間体が
含まれる。上式の各式においてXはClまたはBr
であり;R1およびR2は互いに無関係にアルキル
基、アリール基、置換アリール基または一緒にア
ルキレン基であり;R3は水素原子、Cl、Br、ア
ルキル基、アルコキシ基、アリール基、置換アリ
ール基または複素化合物部分である。R6はアル
キル基またはアルアルキル基であり;Mはアルカ
リ金属イオンである。
【発明の詳細な説明】
本発明は5−ハロ−4H−1,3−ジオキシン
−4−オン化合物、これらの化合物から製造され
るα−ハロアセト酢酸エステル、およびそれらの
製法に関する。 上記各式のR1およびR2は4H−1,3−ジオキ
シン−4−オン化合物が誘導される脂肪族または
脂環式ケトンの残基であり、互いに無関係にアル
キル基、アリール基、置換アリール基、または一
緒にアルキレン基である。R1およびR2のアルキ
ル置換基は一般に分枝鎖状または直鎖状の低級ア
ルキル基(すなわちC1〜C6)である。これらの
例にはメチル基、エチル基、プロピル基およびイ
ソブチル基が含まれる。アリール置換基は一般に
フエニル基であり、置換アリール基はハロゲン化
剤またはアルカリ金属アルコキシドと反応性でな
く、あるいは他の形で反応過程を妨害することの
ないいかなる置換基を含んでいてもよい。置換ア
リール基の例にはp−ニトロフエニル基およびo
−クロルフエニル基が含まれる。アルキレン基の
例はテトラメチレン基およびペンタメチレン基で
ある〔すなわち−CH2(CH22CH2−および−
CH2(CH23CH2−〕。最も一般的である好ましい
R1およびR2はそれぞれメチル基である。 前記各式のR3に関するアルキル置換基は炭素
原子約1〜20個の飽和または不飽和の、直鎖また
は分枝鎖アルキル基である。アルコキシ置換基は
一般に1〜4個の炭素原子を含有しうる。アルコ
キシ置換基の例にはメトキシ基およびエトキシ基
が含まれる。アリール置換基は一般にフエニル基
および置換アリール基を意味するものとし、たと
えばp−ニトロフエニル基が含まれる。複素置換
基にはフエニルチオ基、アニリノ基およびジエチ
ルホスホナト基〔すなわち(CH3CH22PO〕で
ある。 R4に関するアリール基およびアルアルキル基
のアルキル置換基は一般に低級アルキル基(すな
わちC1−C6)である。その例にはメチル基、エ
チル基、イソプロピル基、イソブチル基およびベ
ンジル基である。好ましくはR4はメチル基また
はエチル基である。 前記の式においてMで表わされるアルカリ金属
イオンはナトリウム、リチウムまたはカリウムで
あり、ナトリウムが経済的な理由から好ましい。 式()により示される出発物質は当技術分野
において既知であるか、あるいは当業者により容
易に得られる。〔たとえばベツクマン、ジヤーナ.
オルガ.ケミ(Journ.Org.Chem.)47、2823−
2824(1982);ブロムキスト、ジヤーナ.アメリ.
ケミ.ソサ.(Jour.Amer.Chem.Soc.)70、29−
30(1948)を参照されたい。〕 式の5−ハロ化合物は次式
【化】 の1.3−ジオキシン−4−オンをX2またはSO2X2
(式中XはClまたはBrである)で処理することに
より製造される。元素状の塩素または臭素が好ま
しいハロゲン化剤である。反応条件は、用いるハ
ロゲン化剤に応じて、また反応が気相で行われる
かまたは液相で行われるかにより、かなり異なる
であろう。たとえば元素状の塩素または臭素を用
いて液相で反応を行う場合、反応は塩素または臭
素を液状に保つのに十分な温度および圧力で行わ
れる。すなわち大気圧においては、温度は塩素に
関しては−35℃以下、臭素に関しては59℃以下で
あろう。もちろん高圧を用いて、これよりも高い
温度を採用してもよい。この様式のハロゲン化に
よりジオキシノン環の5位におけるモノハロゲン
化が得られることは予想外であつた。 反応を液相で行う際に溶剤は必要ではないが、
所望により用いてもよい。使用できる代表的な溶
剤は、たとえば脂肪族もしくは芳香族の炭化水
素、または塩素化された脂肪族もしくは芳香族の
炭化水素であり、たとえば塩化メチレン、クロロ
ホルム、クロルベンゼンなどが含まれる。溶剤の
量は一般に経済性および便宜性により指示される
であろう。ハロゲン化反応の副生物はハロゲン化
水素である。この副生物は一般に生成物混合物に
塩基、たとえばアミンまたは炭酸塩(たとえばピ
リジン、トリエチルアミンまたは炭酸ナトリウ
ム)を添加することにより除去できる。 ハロゲン化剤は一般に化学量論的量で、好まし
くは()のモル当たり約1.2モルまでのわずか
な過剰量で用いられるであろう。有利には()
のモノハロゲン化が速やかに達成され、5−ハロ
−4H−1,3−ジオキシン−4−オンが優れた
収率で、かつこれらを後続の反応に使用する前に
精製する必要がないほどの十分な純度で得られ
る。もちろん、R3がClまたはBrである場合、ジ
ハロゲン化された化合物が得られる生成物であろ
う。より高い純度の生成物が望まれる場合、粗製
の5−ハロ−4H−1,3−ジオキシン−4−オ
ンをたとえばカラムクロマトグラフイー、または
塗膜蒸発を伴う蒸留により精製できる。 5−ハロ−4H−1,3−ジオキシン−4−オ
ンは次いでα−ハロアセト酢酸エステルの製造に
使用できる。目的とするアセト酢酸エステルに応
じて、これらの化合物をフエノール系化合物また
はアルカリ金属アルコキシドと反応させて、次式
のα−ハロアセト酢酸エステルを得ることができ
る。
【化】 上記式においてXはClまたはBrであり、R4
フエノール系反応体またはアルカリ金属アルコキ
シド反応体の残基であり、R3は先きに定義され
たものである。 フエノール系反応体およびアルカリ金素アルコ
キシド反応体は式R4OM(式中R4はアルキル基、
アリール基またはアルアルキル基であり、R4
アルキル基である場合Mはアルカリ金属イオンで
あり、R4がアリール基である場合Mは水素原子
である)により表わされる。アルキル置換基は一
般に1〜6個の炭素原子を有する低級アルキル
基、たとえばメチル基、エチル基、イソプロピル
基、またはアリール基、たとえばベンジル基であ
り、メチル基またはエチル基が好ましい。先きに
述べたように前記式中のMにより表わされるアル
カリ金属イオンはナトリウム、リチウムまたはカ
リウムであり、経済的な理由からナトリウムが好
ましい。アルカリ金属アルコキシドとジオキセン
のモル比は一般に少なくとも1.0〜約2.0であり、
約1.0〜約1.2のモル比により最良の結果が得られ
る。 化合物()と化合物()のモル比は一般に
少なくとも約1.0〜約2.0であり、約1.0〜約1.2モ
ル比により最良の結果が得られる。 反応を行いうる温度は製造される個々のアセト
酢酸エステルに依存する。すなわち一部は化合物
()がフエノールまたはアルカリ金属アルコキ
シドのいずれであるかに依存する。アルカリ金属
アルコキシドに関しては約−40〜約50℃の温度、
好ましくは周囲温度、すなわち0〜25℃が一般に
用いられるであろう。フエノール化合物に関して
は、反応温度は約100〜約200℃、好ましくは約
120〜約145℃であろう。従つてα−ハロアセト酢
酸エステルを製造しうる温度範囲は約−40℃から
約200℃まで変動する可能性がある。 α−ハロアセト酢酸エステルの製造に際して所
望により溶剤を使用できる。アルカリ金属アルコ
キシドを用いる場合、溶剤は望ましくはアルコキ
シド反応体のものと同一数の炭素原を有するアル
カノールである。化合物()がフエノール系で
ある場合、溶剤はたとえばトルエン、キシレンな
どである。溶剤の量は反応に対して決定的ではな
く、一般に経済性および便宜性により指示され
る。 最初はエノレート塩として生成するα−ハロア
セト酢酸エステルをさらに反応させて他の誘導体
を製造するか、あるいは酸性化により遊離エステ
ルに変換する。 以下の実施例は本発明をさらに説明するために
示されるが、本発明はそこに記載する詳細によつ
ていかなる様式でも限定されないと解すべきであ
る。 実施例 1 ブロム−2,2,6−トリメチル−4H−1,
3−ジオキシン−4−オンの製造 臭素(0.105モル、5.38ml)をCH2Cl2100ml中の
2,2,6−トリメチル−4H−1,3−ジオキ
シン−4−オン(TKD、0.1モル、14.2g)の溶
液(20℃)に5分間にわたつて滴加した。反応液
は直ちに退色し、臭化水素が発生した。15分後に
溶剤を真空中で除去して淡黄色の油22g(99%、
NMRによれば>95%の純度)を得た。これは冷
蔵すると固化した。フラツシユクロマトグラフイ
ー(シリカ上10%エーテル/ヘキサン)により表
題の化合物16.5g(75%)を無色板状晶として得
た。 実施例 2 5−クロル−2,2,6−トリメチル−1,3
−ジオキシン−4−オンの製造 CH2Cl2100ml中の2,2,6−トリメチル1,
3−ジオキシン−4−オン(0.2モル、28.4g)
の溶液を−50℃に冷却し、液体塩素(0.25モル)
を5分間にわたつて滴加した。溶液を30分間にわ
たつて20℃に昇温させ、次いで真空中で溶剤を除
去すると、淡黄色の油35.8g(収率100%、純度
試験92%)が残された。この混合物の一部をフラ
ツシユクロマトグラフイー(シリカ上10%エチル
エーテル/ヘキサン)により精製して、表題の化
合物の白色結晶として得た。 実施例 3 2−クロルアセト酢酸4−ニトロフエニルの製
造 キシレン5ml中の5−クロル−2,2,6−ト
リメチル−4H−1,3−ジオキシン−4−オン
(8.8g、50ミリモル)および4−ニトロフエノー
ルの溶液を、窒素で連続的にパージしながら、
110℃に予熱された油浴に浸漬した。次いで反応
物を135℃に加熱したのちさらに15分間攪拌した。
淡褐色の反応物を20℃に冷却し、沈殿した生成物
をエーテル/ヘキサンで洗浄して、表題の化合物
10.9g(84%)をフレーク状の白色結晶として得
た。 実施例 4 α−クロルアセト酢酸メチルの製造 メタノール(5ml、21.6ミリモル)中の25%ナ
トリウムメトキシドの溶液をメタノール10ml中の
5−クロル−2,2,6−トリメチル−4H−1,
3−ジオキシン−4−オンの溶液に20℃で添加し
た。得られた黄色溶液を10分間攪拌し、10%HCl
で酸性化し、エーテルで抽出した。エーテルを蒸
発させると淡黄色の油2.35g(収率94%、NMR
純度試験約90%)が得られた。これを蒸留し純粋
な表題の化合物1.8g(66%)を無色の液体とし
て得た。 実施例 5 α−クロルアセト酢酸エチルの製造 金属ナトリウム(0.3g、12ミリモル)をエタ
ノール10mlに添加し、次いで5−クロル−2,
2,6−トリメチル−4H−1,3−ジオキシン
−4−オン(1.76g、10ミリモル)を添加した。
反応物を20℃で1時間攪拌した。その間にナトリ
ウムが溶解した。反応物をエーテルと飽和塩化ア
ンモニウム(HClでPH約2に酸性化したもの)の
間で分配した。エーテル層を蒸発させたのち蒸留
して、表題の化合物1.15g(70%)を無色の液体
として得た。 実施例 6 α−ブロムアセト酢酸エチルの製造 金属ナトリウム(13.7g、0.59モル)を無水エ
タノール500mlに溶解し、得られたエトキシド溶
液を0℃に冷却した。次いで粗製の5−ブロム−
2,2,6−トリメチル−4H−1,3−ジオキ
シン−4−オン(115.5g、0.5モル、純度95%)
を、冷却したエトキシド溶液に30分間にわたつて
滴加し、暗燈色の反応混合物を0℃でさらに30分
間攪拌した。反応物をエーテル500mlおよび1N・
HCl550ml中へ注入し、有機層を水(4×250ml)
で反復洗浄し、次いでNa2SO4上で乾燥させた。
真空中(30℃、2トル)で溶剤を除去したのち2
インチ(5.08cm)の塗膜分子蒸留器(ジヤケツト
120℃、0.2トル)で蒸留し、淡黄色の油68.7g
(71%、ガスクロマトグラフイーによれば98%の
純度)を得た。 本発明をその好ましい実施態様について詳述し
たが、本発明の精神および範囲内で変更および修
正を行いうることは理解されるであろう。
JP60502501A 1984-06-11 1985-05-30 5−ハロ−4H−1,3−ジオキシン−4−オン化合物、これらの化合物から製造されたα−ハロアセト酢酸エステル、およびそれらの製法 Granted JPS61502332A (ja)

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US619450 1984-06-11
US06/619,449 US4582913A (en) 1984-06-11 1984-06-11 5-halo-4H-1,3-dioxin-4-one compounds
US619449 1996-03-19

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