JPH0578550U - サーマルヘッド装置 - Google Patents

サーマルヘッド装置

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JPH0578550U
JPH0578550U JP2812992U JP2812992U JPH0578550U JP H0578550 U JPH0578550 U JP H0578550U JP 2812992 U JP2812992 U JP 2812992U JP 2812992 U JP2812992 U JP 2812992U JP H0578550 U JPH0578550 U JP H0578550U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal head
temperature
line direction
heaters
head device
Prior art date
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Pending
Application number
JP2812992U
Other languages
English (en)
Inventor
修三 花岡
進一 勝野
守 水野倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Nagano Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Nagano Japan Radio Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nagano Japan Radio Co Ltd, Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Nagano Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドの温度を常に一定に維持する
とともに、ライン方向における温度分布を常に均一に維
持して記録品質を飛躍的に高める。 【構成】 サーマルヘッド2のライン方向に所定間隔置
きに配設した複数の加熱器3…、冷却器4…及び温度セ
ンサ5…と、各温度センサ5…の検出結果によりサーマ
ルヘッド2のライン方向における温度分布が均一となる
ように各加熱器3…又は各冷却器4…を制御する温度制
御部6を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は記録濃度が多階調のプリンタ等に用いて好適なサーマルヘッド装置に 関する。
【0002】
【従来技術及び課題】
従来、プリンタに用いるラインタイプのサーマルヘッドは知られているが、こ の種のサーマルヘッドはライン方向に多数の記録素子を備え、各記録素子に供給 する電力(電流)を制御することにより記録を行っていた。
【0003】 このため、サーマルヘッドの全体温度は連続使用による蓄熱等により使用経過 とともに次第に高くなり、経時的に記録濃度が変化する(濃くなる)難点があっ た。
【0004】 また、図2に示すように、サーマルヘッド20は放熱板21に取付けられるた め、サーマルヘッド20の放熱性は中心側が悪く、かつ左右端側が良くなる。し たがって、サーマルヘッド20を長時間使用した場合には、左右端側の温度が中 心側の温度よりも低い山形の温度分布特性Po(図2点線参照)となる。即ち、 記録濃度は中心側が濃く、かつ左右端側が薄くなり、サーマルヘッド20のライ ン方向に濃度ムラを生ずる難点があった。なお、このような濃度ムラは濃度階調 が16階調や256階調等の比較的低い場合にはさほど目立たないが、1000 階調を超える多階調の場合には僅かな温度変化によっても濃度ムラが発生し、無 視できない重要な問題となる。
【0005】 本考案はこのような従来技術に存在する課題を解決したものであり、サーマル ヘッドの全体温度を常に一定に維持するとともに、ライン方向の温度分布を常に 均一に維持して記録品質を飛躍的に高めることができるサーマルヘッド装置の提 供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るサーマルヘッド装置1は、サーマルヘッド2のライン方向に所定 間隔置きに配設してサーマルヘッド2を加熱する複数の加熱器3…と、サーマル ヘッド2のライン方向に所定間隔置きに配設してサーマルヘッド2を冷却する複 数の冷却器4…と、サーマルヘッド2のライン方向に所定間隔置きに配設してサ ーマルヘッド2の温度を検出する複数の温度センサ5…と、各温度センサ5…の 検出結果によりサーマルヘッド2のライン方向における温度分布が均一となるよ うに各加熱器3…又は各冷却器4…を制御する温度制御部6を備えることを特徴 とする。この場合、加熱器3…はパネルヒータを、また、冷却器4…は送風機を 用いることができる。
【0007】
【作用】
本考案に係るサーマルヘッド装置1によれば、複数の温度センサ5…によりサ ーマルヘッド2におけるライン方向の温度分布が検出される。各温度センサ5… の検出結果は温度制御部6に付与され、これにより、温度制御部6はサーマルヘ ッド2の全体的温度及びライン方向における温度分布が均一となるように、各加 熱器3…又は各冷却器4…を個別にフィードバック制御する。
【0008】 よって、サーマルヘッド2の使用時間やサーマルヘッド2のライン方向におけ る位置に拘わりなく、サーマルヘッド2の全体温度が一定(設定温度)かつ均一 に維持される。
【0009】
【実施例】
次に、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0010】 まず、本考案に係るサーマルヘッド装置1の構成について、図1を参照して説 明する。
【0011】 図1に示すサーマルヘッド装置1において、2はラインタイプのサーマルヘッ ドである。サーマルヘッド2はライン方向(図面左右方向)に多数の記録素子( 抵抗素子)を備える。サーマルヘッド2は各記録素子に電流を流して発熱させる とともに、電流を流す時間間隔を制御して電力、即ち、発熱量を可変する。これ により、発熱量に対応して記録濃度が変化する。このサーマルヘッド2は放熱板 10に取付けられている。
【0012】 また、サーマルヘッド2には本考案に従って温度制御手段Mを付設する。温度 制御手段Mは、パネルヒータを用いた九つの加熱器3…、送風機を用いた五つの 冷却器4…、サーミスタ等を利用した五つの温度センサ5…、さらに、温度制御 部6を備える。
【0013】 各加熱器3…はサーマルヘッド2の対応する部位を加熱できるように、サーマ ルヘッド2のライン方向に一定間隔置きに配設するとともに、各冷却器4…はサ ーマルヘッド2の対応する部位を冷却できるように、サーマルヘッド2のライン 方向に一定間隔置きに配設する。また、各温度センサ5…はサーマルヘッド2の 温度、特に、ライン方向の温度分布を検出できるように、サーマルヘッド2の近 傍であって、そのライン方向に一定間隔置きに配設する。
【0014】 そして、各温度センサ5…はコンピュータ機能を備える温度制御部6の入力側 に接続するとともに、各加熱器3…及び各冷却器4…は温度制御部6の出力側に 接続する。
【0015】 次に、サーマルヘッド装置1の機能について、図1及び図2を参照して説明す る。
【0016】 サーマルヘッド2による記録時には各記録素子に電流が流れ、記録紙には供給 される電力量に比例した濃度で記録が行われる。
【0017】 この際、サーマルヘッド2は連続使用による蓄熱等により使用経過とともに全 体温度が次第に高くなるとともに、放熱性の相違により、ライン方向に温度ムラ を生ずるが、サーマルヘッド2のライン方向における温度分布は各温度センサ5 …により検出され、この検出結果は温度制御部6に付与される。この結果、温度 制御部6はサーマルヘッド2の全体的温度が一定(設定温度)となり、かつライ ン方向の温度分布が均一となるように、各加熱器3…又は各冷却器4…を個別に フィードバック制御する。
【0018】 即ち、任意の部位における温度が設定温度よりも高い場合には対応する一又は 二以上の冷却器4…を作動させ、温度を低下させるとともに、設定温度よりも低 い場合には対応する一又は二以上の加熱器3…を作動させ、温度を上昇させる。 この場合、温度センサ5…の位置と各加熱器3…の位置は数量の相違から個々に は対応しないが、温度制御部6は所定のアルゴリズムによって制御対象の選定及 び制御条件の演算を行う。したがって、温度センサ5…は実施例のように五個所 の設置でも十分精度の高い制御が可能になるとともに、加熱器3…は必要により 数量を増やすことができる。
【0019】 これにより、サーマルヘッド2の全体温度及びライン方向における温度分布は 図2に実線で示す温度分布特性Pのようになり、使用時間やサーマルヘッド2の ライン方向の位置に拘わりなく、サーマルヘッド2の温度が一定(設定温度)か つ均一に維持され、特に、1000階調を超える多階調の場合にも濃度ムラが解 消され、記録品質を飛躍的に高めることができる。
【0020】 以上、実施例について詳細に説明したが本考案はこのような実施例に限定され るものではない。例えば、加熱器及び冷却器はペルチェ素子を用いた温度制御素 子を利用するなど、他の原理に基づく任意の部品を利用できる。また、温度セン サはライン方向へ一定間隔置きに配設したが、温度変化の大きい部位は間隔を狭 くするなど、任意の間隔で配設できる。さらにまた、温度制御部はライン方向の 温度分布を均一になるように制御したが、原稿や紙質等に応じて任意の温度分布 パターンに制御できる。その他、細部の構成、数量等において、本考案の要旨を 逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【0021】
【考案の効果】
このように、本考案に係るサーマルヘッド装置は、サーマルヘッドのライン方 向に所定間隔置きに配設した複数の加熱器、冷却器及び温度センサと、各温度セ ンサの検出結果によりサーマルヘッドのライン方向における温度分布が均一とな るように各加熱器又は各冷却器を制御する温度制御部を備えるため、サーマルヘ ッドの全体温度を常に一定(設定温度)に維持できるとともに、ライン方向の温 度分布を常に均一となるように維持できる。したがって、濃度階調が1000階 調を超える多階調であっても濃度ムラが解消され、記録品質を飛躍的に高めるこ とができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るサーマルヘッド装置のブロック構
成図、
【図2】同サーマルヘッド装置におけるサーマルヘッド
の温度分布特性図、
【符号の説明】
1 サーマルヘッド装置 2 サーマルヘッド 3 加熱器 4 冷却器 5 温度センサ 6 温度制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 水野倉 守 長野県長野市大字鶴賀西鶴賀町1463番地 長野日本無線株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドのライン方向に所定間隔
    置きに配設してサーマルヘッドを加熱する複数の加熱器
    と、サーマルヘッドのライン方向に所定間隔置きに配設
    してサーマルヘッドを冷却する複数の冷却器と、サーマ
    ルヘッドのライン方向に所定間隔置きに配設してサーマ
    ルヘッドの温度を検出する複数の温度センサと、各温度
    センサの検出結果によりサーマルヘッドのライン方向に
    おける温度分布が均一となるように各加熱器又は各冷却
    器を制御する温度制御部を備えることを特徴とするサー
    マルヘッド装置。
  2. 【請求項2】 加熱器はパネルヒータを用いることを特
    徴とする請求項1記載のサーマルヘッド装置。
  3. 【請求項3】 冷却器は送風機を用いることを特徴とす
    る請求項1記載のサーマルヘッド装置。
JP2812992U 1992-03-31 1992-03-31 サーマルヘッド装置 Pending JPH0578550U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2812992U JPH0578550U (ja) 1992-03-31 1992-03-31 サーマルヘッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2812992U JPH0578550U (ja) 1992-03-31 1992-03-31 サーマルヘッド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0578550U true JPH0578550U (ja) 1993-10-26

Family

ID=12240175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2812992U Pending JPH0578550U (ja) 1992-03-31 1992-03-31 サーマルヘッド装置

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