JPH0578467U - 定寸装置を備えた研削装置 - Google Patents
定寸装置を備えた研削装置Info
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- JPH0578467U JPH0578467U JP1867992U JP1867992U JPH0578467U JP H0578467 U JPH0578467 U JP H0578467U JP 1867992 U JP1867992 U JP 1867992U JP 1867992 U JP1867992 U JP 1867992U JP H0578467 U JPH0578467 U JP H0578467U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】研削によって発生する切屑がフィーラ21、2
2に引っ掛かったり、かみ込んだりすることによる工作
物Wの精度不良を防止する。 【構成】一対のフィーラ21、22を離間する方向に作
動させるリトラクト装置33、34を設け、このリトラ
クト装置33、34を、定寸装置20より発せられる定
寸信号の1つ手前の信号に応答して作動させるリトラク
ト作動装置35、36を備え、リトラクト時にフィーラ
21、22に引っ掛かっている切屑を洗い流すようにし
た。
2に引っ掛かったり、かみ込んだりすることによる工作
物Wの精度不良を防止する。 【構成】一対のフィーラ21、22を離間する方向に作
動させるリトラクト装置33、34を設け、このリトラ
クト装置33、34を、定寸装置20より発せられる定
寸信号の1つ手前の信号に応答して作動させるリトラク
ト作動装置35、36を備え、リトラクト時にフィーラ
21、22に引っ掛かっている切屑を洗い流すようにし
た。
Description
【0001】
本考案は、切屑等による工作物の精度不良を防止できるようにした定寸装置を 備えた研削装置に関するものである。
【0002】
工作物の外周に接触して工作物の径の変化に応じて変位する一対のフィーラと 、この一対のフィーラの相対変位に応じた信号を出力する変位検出器を備えた定 寸装置は、砥石台等の機械制御指令手段として利用され、工作物径が仕上寸法に 達した時点で砥石台送りを停止し、スパークアウト研削等を行わせている。
【0003】
この種の定寸装置のフィーラは、工作物径の計測を開始して以降、工作物径が 仕上寸法に達するまでの間、工作物の外周に接触し続け、工作物の研削によって 発生する切屑がフィーラに引っ掛かったり、かみ込んだりする場合がある。この ために工作物径が仕上寸法に達しても信号が発生せず、工作物の寸法精度が切屑 の厚み分だけマイナスとなることが発生し、寸法バラツキの原因になる。
【0004】
本考案は上記した従来の問題点を解消するためになされたもので、工作物の外 周に接触して工作物の径の変化に応じて変位する一対のフィーラと、この一対の フィーラの相対変位に応じた信号を出力する変位検出器と、前記一対のフィーラ を離間する方向に作動させるリトラクト装置とからなる定寸装置を備え、前記工 作物の研削時に工作物に流体を供給する流体供給手段と、前記定寸装置によって 発せられる定寸信号の1つ手前の信号に応答して前記リトラクト装置を作動して 一対のフィーラを所定時間離間させるリトラクト作動装置を備えたことを特徴と するものである。
【0005】
上記した構成により、定寸装置より定寸信号の1つ手前の信号が発せられると 、この信号に応答してリトラクト装置が作動されて一対のフィーラが工作物の外 周面より所定時間離間され、この間に工作物に供給されている流体によって工作 物の外周面あるいはフィーラに付着した切屑が洗い流される。その後一対のフィ ーラが再び工作物の外周に接触させ、工作物径の計測状態に戻す。
【0006】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1において、10は図略の研削盤のベッド上に摺動可能に載置されたテーブ ルを示し、このテーブル10上に主軸台11が設置されている。主軸台11には 主軸12が回転可能に軸承され、この主軸12によって工作物Wが回転駆動され るようになっている。13は前記テーブル10に対してモータ15により進退可 能に前記ベッド上に載置された砥石台を示し、この砥石台13に工作物Wを研削 する砥石車14が回転可能に支持されている。
【0007】 20は定寸装置を示し、この定寸装置20の本体20Aは前記ベッドにパイロ ットバー21を介して工作物軸線と直交する方向に進退可能に支持され、図略の 駆動装置によって進退されるようになっている。定寸装置本体20Aには、先端 に工作物Wの外周上下2か所に接触する一対のフィーラ21、22を取付けた一 対の揺動アーム23、24が枢支ピン25を支点にして揺動可能に枢着され、こ れら揺動アーム23、24はスプリング26のばね力により互いに閉止する方向 に付勢されている。
【0008】 また前記揺動アーム23、24の後端には変位検出器27、28を構成する差 動トランスの鉄心29、30が連結され、これら鉄心29、30は定寸装置本体 20Aに内設されたコイル31、32内に摺動可能に嵌挿され、前記変位検出器 27、28によって一対の揺動アーム23、24の揺動変位量、すなわち一対の フィーラ21、22の相対変位量に比例した出力信号が出力されるようになって いる。そして変位検出器27、28の出力は比較制御回路50に入力され、この 比較制御回路50より一対のフィーラ21、22の相対変位量に応じて、すなわ ち、工作物Wの径に応じて第1信号AS1、第2信号AS2および定寸信号AS 3が出力されるようになっている。
【0009】 前記定寸装置本体20Aには、揺動アーム23、24をスプリング26のばね 力に抗して開放させるシリンダからなるリトラクト装置33、34が設けられて いる。このリトラクト装置33、34は定寸装置20の信号に応答するリトラク ト作動装置35、36によって作動されるようになっている。 上記したフィーラ21、22、揺動アーム23、24、変位検出器27、28 リトラクト装置33、34および比較制御回路50等により前記定寸装置20を 構成している。
【0010】 なお、図1中、37は研削時に工作物Wに研削液を供給する供給ノズルであり 、この供給ノズル37は切替弁38を介して研削液供給源に接続されている。1 6は、前記比較制御回路50からの信号に応じて、モータ15を制御する数値制 御装置である。 上記した構成において、通常定寸装置20は後退端に保持され、一対の揺動ア ーム23、24はリトラクト装置33、34により開放状態に保持されている。
【0011】 しかる状態において、図2のサイクル線図に示すように、砥石台13が早送り で工作物Wに接触する直前まで前進され、しかる後、研削液供給源より切替弁3 8を介して供給ノズル37より研削液が工作物Wに向けて供給されるとともに、 砥石台13が粗研削送りにより前進され、砥石車14により工作物Wの研削を開 始する。この粗研削送り開始と同時に定寸装置20の本体20Aが図略の駆動装 置により所定量前進され、リトラクト装置33、34の解除により一対のフィー ラ21、22が工作物Wの外周上下2か所に接触され、工作物Wの径の計測を開 始する。そして定寸装置20からの第1信号AS1により砥石台13は精研削送 りに変換され、工作物Wを精研削する。
【0012】 工作物Wの精研削により工作物Wの径が所定の寸法に達し、定寸装置20より 第2信号AS2が出力されると、砥石台13が一定時間停止され、スパークアウ トが行われる。同時に前記定寸装置20からの第2信号AS2に応答してリトラ クト作動装置35、36がリトラクト装置33、34を一時的(1秒程度)に作 動させ、これにより一対の揺動アーム23、24が揺動変位されて一対のフィー ラ21、22が工作物Wの外周より離間される。これにより工作物Wに供給され ていた研削液が一対のフィーラ21、22と工作物Wの外周との間に供給され、 フィーラ21、22に引っ掛かっていた切屑が洗い流される。
【0013】 前記一定時間のスパークアウトが終了すると、砥石台13が微研送りにて再び 前進され、定寸装置から定寸信号AS3が出力されると、砥石台13が停止され 、一定時間スパークアウトの後、早送りで後退される。 上記実施例においては、一対のフィーラ21、22のリトラクト時に研削液を 利用して切屑を流すようにした例について述べたが、研削液とは別にクリーンな 流体を各フィーラ21、22に向けて供給することも可能である。
【0014】 また上記実施例においては、一対のフィーラ21、22の変位を2つの変位検 出器によって検出する例について述べたが、1つの変位検出器によって相対変位 量を検出することも可能である。
【0015】
以上述べたように本考案は、定寸装置より発せられる定寸信号の1つ手前の信 号に応答してリトラクト装置を作動して一対のフィーラを所定時間離間させ、粗 研削時等にフィーラに引っ掛かった切屑を流体によって排除するようにした構成 であるので、切屑による工作物の精度不良を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す定寸装置を備えた研削装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図2】図1のサイクル線図を示す図である。
13 砥石台 14 砥石車 21、22 フィーラ 23、24 揺動アーム 27、28 変位検出器 33、34 リトラクト装置 35、36 リトラクト作動装置
Claims (1)
- 【請求項1】 工作物の外周に接触して工作物の径の変
化に応じて変位する一対のフィーラと、この一対のフィ
ーラの相対変位に応じた信号を出力する変位検出器と、
前記一対のフィーラを離間する方向に作動させるリトラ
クト装置とからなる定寸装置を備え、前記工作物の研削
時に工作物に流体を供給する流体供給手段と、前記定寸
装置によって発せられる定寸信号の1つ手前の信号に応
答して前記リトラクト装置を作動して一対のフィーラを
所定時間離間させるリトラクト作動装置を備えたことを
特徴とする定寸装置を備えた研削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1867992U JP2543034Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 定寸装置を備えた研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1867992U JP2543034Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 定寸装置を備えた研削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578467U true JPH0578467U (ja) | 1993-10-26 |
JP2543034Y2 JP2543034Y2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=11978299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1867992U Expired - Lifetime JP2543034Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 定寸装置を備えた研削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543034Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010115749A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Nabtesco Corp | 球面加工機 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP1867992U patent/JP2543034Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010115749A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Nabtesco Corp | 球面加工機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2543034Y2 (ja) | 1997-08-06 |
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