JPH0578440A - 微孔質のポリウレタンエラストマー製品の製造方法、独立気泡状の微孔質のポリウレタンエラストマー及びイソシアネート反応性組成物 - Google Patents

微孔質のポリウレタンエラストマー製品の製造方法、独立気泡状の微孔質のポリウレタンエラストマー及びイソシアネート反応性組成物

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JPH0578440A
JPH0578440A JP4013933A JP1393392A JPH0578440A JP H0578440 A JPH0578440 A JP H0578440A JP 4013933 A JP4013933 A JP 4013933A JP 1393392 A JP1393392 A JP 1393392A JP H0578440 A JPH0578440 A JP H0578440A
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ウエン リン ナイ
Roland G Jaber
ジー. ジヤバー ローランド
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フオグ ブライアン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリイソシアネート、ポリオール及び連鎖延
長剤並びに発泡剤を反応させることにより、0.1〜
1.1gm/cm3の密度範囲を有しかつ剥離離不能な
スキンを有する微孔質のポリウレタンフォームエラスト
マーを製造する新規方法を提供する。 【構成】 該反応を、粒子状の、水不溶性の、水和不能
な無機塩と混合して実施する。 【効果】 H2O/−NOC反応から発生する二酸化炭
素を発泡剤の単一源として使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、履物及び自動車工業に
おいて広範に使用される微孔質のポリウレタンエラスト
マーの製造方法に関する。特に、本発明は、改良された
独立気泡構造及び実質的に非孔質表面を有するエラスト
マーフォームに関する。特に、本発明は、粒子状の無機
塩の存在下での水/イソシアネートの反応から発生する
二酸化炭素を発泡剤の単一源として使用する改良された
製造方法に関する。本発明は、また、前記粒子状塩を含
有する反応体を形成するポリウレタンを包含する。
【0002】
【従来の技術】スキン層付フォームを製造するための伝
統的方法は、フォーム45.3kg(100lbs)当
たりクロロフルオロカーボン発泡剤約4.53kg(1
0lbs)を使用することよりなる。発泡剤として使用
されたクロロフルオロカーボンの殆ど全ては、大気中に
逃散する。成層圏のオゾン層の破壊に対する懸念及びモ
ントリオール議定書により指令されたクロロフルオロカ
ーボン(CFC)の使用の段階的排除に基づき、CO2
を発生させるための水/イソシアネート反応の使用が、
この大気汚染の解決手段として興味深くなった。
【0003】しかし目下二酸化炭素発泡ガスを発生する
ために−NOC/H2O反応を使用することは、形成さ
れたエラストマー製品が、殆どの最終用途のために必要
とされる靭性及び摩耗特性を劣化する、僅かに多孔質の
スキン表面並びに好ましくない解放気泡コア構造を有し
ている点で満足されなかった。水で発生したCO2発泡
では、ひけもしくは収縮マーク及び目に見えるクリーム
ラインを有しない清浄に見える欠陥の無い表面を有する
製品を形成することは殆ど不可能である。更に、CFC
発泡フォームは、幾分か剥離し易いスキン表面を有す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
欠点を有しないフォーム製品を製造する新規方法を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】驚異的にも、密度範囲
0.1〜1.1gm/cm3及び剥離不能なスキン厚さ
範囲0.5〜3mmを有する改良されたスキン層付独立
気泡ポリウレタンフォームエラストマーを製造するため
の一次発泡剤としてH2O/−NOC反応を使用するこ
とができることが判明した。
【0006】従って、本発明の対象は、ポリイソシアネ
ート、ポリオール及び連鎖延長剤並びに発泡剤を反応さ
せることにより、0.1〜1.1gm/cm3の範囲内
の密度を有する微孔質のポリウレタンエラストマー製品
を製造する方法であって、該方法は、粒子状の、水不溶
性の、水和不能な無機塩と混合した水とイソシアネート
の反応から発生する二酸化炭素を発泡剤の単一源として
使用することを特徴とする。
【0007】本発明のフォームは、走査電子顕微鏡を使
用した横断面分析によれば、緻密な非孔質のスキン表面
を有する比較的均一な独立気泡孔寸法分布を有すること
により特徴付けられる。スキン領域(成形型表面から1
〜2mm)の孔直径は、横断面で15〜50μmの孔も
しくは気泡寸法を有し、一方成形品の中央部分(コア領
域)で横断面で30〜80μmの孔もしくは気泡寸法を
有する。孔寸法部分は、急激な分布又は密度変化を伴う
ことなくコアからスキンに向かって漸進的に変化する。
40〜400の倍率範囲を有する電子顕微鏡写真は、コ
アでは約4個より多くの隣接した気泡1個の気泡もしく
は孔は連続されておらず、一方スキン領域ではこれらは
2個より多くない気泡と連続していることを示す。該連
続は、直径が約5μm未満である。この独立気泡構造
は、発泡剤としてクロルフルオロカーボンをそれだけで
又は水と組み合わせて一般に使用して製造される製品と
本質的に区別し、かつ非剥離性スキンの原因となること
である。本発明は、特に0.25〜0.95gm/cm
3の範囲内の密度を有する改良された微孔質のポリウレ
タンエラストマーを提供し、該ポリウレタンエラストマ
ーはコア領域の気泡の横断面寸法が解放横断面で30〜
80μmの範囲内ありかつスキン領域において解放横断
面で15〜50μmの範囲内にあり、それによって得ら
れた硬度(ショア−A)がスキン領域で50〜60及び
コア領域で22〜25であることを特徴とする。ROS
Sフレックス、BATAフレックス及びTABORフレ
ックス摩耗損失における改良が、前記の微孔質形状及び
横断面分布を有する製品によって実現される。
【0008】本発明に基づくエラストマー製品、例えば
スキン層付製品、例えばユニット靴ソール、自動車部
品、例えばステアリングホイールパッド、クラッシュパ
ッド及び座席部品、例えばアームチェアーカバー及び同
種のもの、HO2/−NCO反応から発生する発泡剤の
単一源として二酸化炭素を使用して通常使用される反応
体から成形することができる。本発明で使用するために
意図される無機金属塩は、元素の周期表のII,III
−A,IV−B,V−B,VI−B,VII−B及びV
III−B族、但し錫、鉛、アンチモン及びビスマスを
含む金属から選択され、このようなカチオンは、無機成
分、例えばハロゲンイオン、硫酸イオン、燐酸イオン、
重燐酸イオン、炭酸イオン、オキシドイオン、クロム酸
イオン、珪酸イオン、モリブデンン酸イオン及び同種の
ものと組み合わせることができる。これらの成分と周期
表のI族との復塩を使用することもできる。取り扱い易
い塩は、BaSO4;BaCO3;BaCrO4;Ba
3(PO42;BaMoO4;CaF2;CaC24;P
bCrO4;NiCO3;Ag2CO3;AgCN;SrS
4;Ca3(PO42;CaSiO3;Ca2SiO4
MgSiO3;Ca2SiO4;Mg2SiO3;SrC
3;Sr2SiO4;KAl2(AlSi310)(O
H)2及び雲母を包含する。25℃で水100部当たり
0.01未満の水溶性を有する塩が、取り扱い易い。
【0009】これらの塩は水和物を形成することができ
ずかつ水中で極端に不溶性であるにもかかわらず、これ
らは表面ヒドロキシル基が水分子の表面吸着により得ら
れる場合に有利に使用することができる。例えば硫酸バ
リウムを水と組み合わせて使用すると、水は水素原子結
合相互作用を介してさらされた硫酸イオン中の酸素原子
で吸着されて、利用できるヒドロキシル基を形成するも
のと見なされる。この吸着は、気泡寸法及び品質性及び
気泡連続を変更するものと考えられる。また、発生した
二酸化炭素の幾分かは炭酸イオンの形の塩の表面に吸着
され、従って更に吸着連続が減少せしめられると思われ
る。粒子状塩は、0.5〜1000μmの粒子寸法範囲
を有することができる。
【0010】本発明の実施態様においては、前記金属塩
は、微孔質フォームを形成するために十分な量のガスを
発生させるために適当な量の水中に分散させることがで
きる。無水塩の全水に対する重量比は、1〜100の範
囲にあってよい。ポリウレタン形成コンパウンド中の−
NCO/HO2のモル比は、2〜60の範囲にあってよ
い。樹脂混合物中の塩の量は、全樹脂100部当たり
0.5〜20部の範囲、特に有利には3〜8部の範囲に
ある。
【0011】本発明によるフォームを製造するには、イ
ソシアネート基を末端とするポリエーテルプレポリマー
からなる標準状態で液状の“A”成分に、ポリエーテル
ポリオール、連鎖延長剤、触媒及び水、及び場合により
着色剤、表面活性剤、離型剤、染料、充填剤及び可塑剤
からなる“B”成分を配合する。金属塩はA又はBのい
ずれかもしくは両者と一緒に加えることができる。
【0012】標準状態で液状の準ポリエーテルプレポリ
マーの製造で使用されるポリイソシアネートは、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート(MDI)、特に室温で固
体である4,4′−及び/又は2,4′−ジフェニルメ
タンジイソシアネートと、少量のMDIのカルボジイミ
ド又はそれらの混合物及び/又は相応するMDIのウレ
トニミントリイソシアネートの反応により製造される。
該プレポリマーに加えて、付加的に通常の芳香族ポリイ
ソシアネートが含まれていてもよい。
【0013】約13℃未満、好ましくは10℃未満、有
利には5℃未満、但し−20℃より低くない結晶点を有
する、標準状態で液状のポリイソシアネートを末端基と
するプレポリマーは、前記のポリイソシアネートとエチ
レンオキシドでキャップされたポリオール、例えばポリ
(オキシエチレンオキシプロピレン)ポリオール及びポ
リマーのポリ(オキシエチレンオキシプロピレン)ポリ
オール又はそれらの混合物と反応させることににより得
られる。これらのポリエーテルポリオールは、ヒドロキ
シ等量750〜3000、有利には850〜2500及
びヒドロキシ官能価2〜3、好ましくは2〜2.6、有
利には約2.3を有する。これらの材料は、プロピレン
オキシドと2〜3個のヒドロキシ基を有するポリオール
と反応させて、ポリエーテルポリオールを製造し、かつ
その後エチレンオキシドと反応させて、完全に反応した
場合には、全ポリオール10〜30重量%を表すポリオ
キシエチレンキャップを形成させる。
【0014】プレポリマーは、MDIとポリエーテルポ
リオールを通常の方法でイソシアネートとヒドロキシ基
の反応を促進する周知の存在下に加熱及び撹拌下に混合
させることにより製造される。過剰のポリイソシアネー
トを反応混合物中に装入し、233.8〜168.4の
範囲内の−NCO等量に相当する18〜25%の未反応
NCO含量が生じる。
【0015】“B”成分中の共反応体として使用される
液状エチレンオキシドでキャップされたポリオールは、
ヒドロキシ等量750〜3000、有利には850〜2
500、一般に1000〜2250の範囲内、及びヒド
ロキシ官能価2〜3、有利には2.1〜2.3を有する
ことを特徴とする。類似したヒドロキシ等量を有するポ
リエステルポリオールも使用可能である。
【0016】B成分で使用される連鎖延長剤は、有利に
は分子量500未満及びヒドロキシ基及び/又は水素原
子含有アミノ基を有する。このような連鎖延長剤の例
は、式: HO(CH2nOH [式中、nは2〜10である]を有するもの、例えばエ
チレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4
−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール及び同
種のものである。好適である別のグリコールは、ジエチ
レングリコール、チオジグリコール、トリエチレングリ
コール、テトラエチレングリコール及びパラキシレンジ
オール、キニトール、ネオペンタレンエチレングリコー
ル、ジヒドロキシエチルヒドロキノン及びそれらの混合
物である。アミン及びヒドロキシル上に活性水素を含有
する連鎖延長剤、例えばN−メチルジエタノールアミ
ン、N−t−ブチルジエタノールアミン、ジ−β−ヒド
ロキシエチルアニリン、トリイソプロパノールアミン、
2−ブテン−1,6−ジオール、2,3−ジブロモ−
1,4−ブタンジオール、ジ−β−ヒドロキシエチル尿
素及びジ−β−ヒドロキシエチルウレタンを使用するこ
ともできる。少量の三官能価化合物のような高い官能価
化合物は、二官能価連鎖延長剤と混合することができ、
かつグリセリン、トリメタノールプロパン、トリメタノ
ールエタン、1,2,6−ヘキサン−トリオール及びそ
の他の当業者に周知のものである。
【0017】微孔質のエラストマーの製造中の化学反応
速度を促進する目的のために使用することができる触媒
は、例としては、以下のものを包含する: (a)第三アミン、例えばビス(ジメチルアミノエチ
ル)エーテル; (b)第三ホスフィン、例えばトリアルキルホスフィ
ン、ジアルキルベンジルホスフィン、及び同種のもの; (c)強塩基、例えばアルカリ金属及びアルカリ土類金
属水酸化物、アルキシド及びフェノキシド; (d)強酸の酸性金属塩、例えば塩化第二鉄、塩化第二
錫、塩化第一錫、三塩化アンチモン、硝酸ビスマス及び
塩化ビスマス、及び同種のもの; (e)種々の金属キレート、例えばアセチルアセトン、
ベンゾイルアセトン、トリフルオロアセチルアセトン、
エチルアセトアセテート、サリチルアルデヒド、シクロ
ペンタノン−2−カルボキシレート、アセチルアセトン
−イミン、ビス−アセチルアセトンアルキレンジイミ
ン、サリチルアルデヒドイミン、及び同種のものと、種
々の金属、例えばBe,Mg,Zn,Cd,Pd,T
i,Zr,Sn,As,Bi,Cr,Mo,Mn,F
e,Co,Ni,又はMoO2 ++,UO2 ++及び同種のも
のとから得ることができるもの; (f)種々の金属のアルコラート及びフェノラート、例
えばTi(OR)4,Sn(OR)4,Sn(OR)2
Al(OR)3,及び同種のもの(該式中、Rはアルキ
ル又はアリールを表す)、及びアルコラートと、カルボ
ン酸、β−ジケトン、及び2−(N,N−ジアルキルア
ミノ)−アルカノールとの反応生成物、例えば前記又は
同等の方法で得られた周知のキレート、 (g)種々の酸と種々の金属、例えばアルカリ金属、ア
ルカリ土類金属、Al,Sn,Pb,Mn,Co,N
i,及びCuとの塩、例えば酢酸ナトリウム、ラウリン
酸カリウム、ヘキサン酸カルシウム、酢酸第一錫、オク
タン酸第一錫、油酸第一錫、オクタン酸鉛、金属製乾燥
剤、例えばナフテン酸マンガン及びナフテン酸マンガ
ン、及び同種の同種のものを含む; (h)四価の錫、三価及び五価のAs,Sb,及びBi
の有機金属誘導体、及び鉄及びコバルトの金属カルボニ
ル。
【0018】特に列挙すべき有機錫化合物のうちでは、
カルボン酸のジアルキル錫塩、例えば二酢酸ジブチル
錫、ジラウリン酸ジブチル錫、マレイン酸ジブチル錫、
二酢酸ジラウリル錫、二酢酸ジオクチル錫、ジブチル錫
−ビス−(4−メチルアミノベンゾエート)、ジブチル
錫−ビス(6−メチルアミノカプロエート)、及び同種
のが挙げられる。ジアルキル錫メルカプチドを使用する
こともできる。類似して、トリアルキル錫ヒドロキシ
ド、ジアルキル錫オキシド、ジアルキル錫ジアルコキシ
ド、又はジアルキル錫ジクロリドを使用することもでき
る。これらの化合物の例は、トリメチル錫ヒドロキシ
ド、トリブチル錫ヒドロキシド、トリオクチル錫ヒドロ
キシド、ジブチル錫オキシド、ジオクチル錫オキシド、
ジラウリル錫オキシド、ジブチル錫−ビス(イソプロポ
キシド)、ジブチル錫−ビス(2−ジメチルアミノペン
チレート)、ジブチル錫クロリド、ジオクチル錫ジクロ
リド、及び同種のものを使用することができる。
【0019】第三アミンは、反応性水素/イソシアネー
ト反応を促進するための一次触媒として又は前記の金属
触媒の1種以上と組み合わせた二次触媒として使用する
ことができる。金属触媒、又は金属触媒の組み合わせ物
は、アミンを使用しないで、促進剤として使用すること
ができる。該触媒は、触媒として重要な量で、例えば反
応混合物の重量を基準として約0.001%〜約2%の
量で使用する。
【0020】使用することができる別の添加物は、表面
活性剤、気泡調節剤、染料、及び同種のものを包含す
る。
【0021】適当な乳化剤の例は、ヒマシ油スルホネー
トのナトリウム塩又は脂肪酸とアミンとの塩、例えば油
酸ジエチルアミン又はステアリン酸ジエタノールを包含
する。スルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸又はジ
ナフチルメタン−ジスルホン酸、又は脂肪酸のアルキル
金属塩又はアンモニウム塩も、表面活性添加物として使
用することもできる。
【0022】適当なフォーム安定剤は、ポリエーテルシ
ロキサン、特に水溶性であるものを包含する。これらの
化合物は、一般に、エチレンオキシドとプロピレンオキ
シドのコポリマーをポリジメチルシロキサン基に結合す
る形式で合成する。このタイプのフォーム安定剤は、例
えば米国特許第2834748号明細書、米国特許第2
917480号明細書及び米国特許第2629380号
明細書に記載されている。
【0023】有用である気泡調節剤は、25℃で約2〜
約1000センチストークの粘度を有するポリジメチル
シロキサン;米国特許第4042537号明細書に記載
された生成物に類似したポリフェニルメチルシロキサ
ン;鉱物油、エチレン及びプロピレンオキシドからなる
コポリマー及びブロックコポリマーからなるポリエーテ
ルポリオール;及び同種のものを包含する。このような
ポリエーテルポリオールは、例えば1000又はそれ以
下から6000又はそれ以上までの分子量を有する線状
又は枝分れ鎖状コポリマー及びブロックコポリマーであ
ってよい。有利なポリエーテルポリオールは、約200
0〜約3500の分子量を有する線状コポリマー及びブ
ロックコポリマーである。これらはポリオール100部
当たり1〜高々20部の割合で使用することができる。
有利な気泡調節剤は、25℃で約5〜約20センチスト
ークの粘度を有するポリジメチルシロキサンである。こ
れらの物質の例は、25℃で約5〜約100センチスト
ークの粘度を有する、DC200液(Dow Corning Co.
から市販)、及びまた25℃で約3.5センチストーク
の粘度を有する、Dow Corning Fluid DCF-1-1630を包含
する。該粘度は、これらのシリコーン液体の分子量のイ
ンジケータである。DC 200 Fluid 5 csは、680の分
子量を有し、10cs油は1000MW、20csは160
0MW、50csは3200MW及び100csは5000
分子量(MW)に相当する。
【0024】スキン層付微孔質ポリウレタンエラストマ
ー製品、例えば、極めて有利である1つの態様である靴
底を製造するために本発明を使用する際には、2種類の
一般に使用されるソールメーキング法のいずれかで十分
である。1つの方法では、左側と右側のソールを、ユニ
ットソールとしてキャストし、型から取り出し、かつ次
いで適当な接着剤を用いて靴の上部に取り付ける。もう
1つの方法では、靴の上部、即ち左側及び右側が1つの
型表面として存在し、かつコンパウンドを靴上部と型壁
によって形成された型キャビティ中に注入する。いずれ
の場合も、型をソール形状を形成する型が得られるよう
に壁型を閉じる。このソール形状は平滑である必要はな
くかつ例えばレジリレンス、クッション性、滑り抵抗の
ためのラグ等のためのビルド−イン成形リッジを有する
ことができる。
【0025】いずれの方法においても、ソールを上部に
接着する(セメンティングとも称される)ための典型的
な接着剤(セメントとも称される)は周知である。第2
の方法、即ち直接的結合においては、接着剤は、硬化す
る際にキャストフォームと一緒に硬化される、発泡剤を
除いたキャストポリウレタンであってもよく、又は異な
ったポリウレタン接着剤であってもよい。
【0026】スキン層付微孔質のエラストマー物品、例
えば靴底を製造する際には、典型的には多成分コンパウ
ンドを使用する。成分“A”は、標準状態で液状の準ポ
リエーテルポリイソシアネートプレポリマーを含有しか
つ成分“B”はポリエーテルポリオール、連鎖延長剤、
金属塩及びその他の添加物からなる相溶性のブレンドを
含有する。もう1つの成分“C”は、顔料、気泡調節
剤、可塑剤等のような添加物を、3成分コンパウンドに
おけるように含有する。靴製造業者が材料の正確な調
合、混合及び計量分配を前提とするが、製造業者の要求
に合うように調整された多成分コンパウンドが、しばし
ば製造業者によって購入されるか、又はコンパウンド供
給元からユニットソール及び/又は靴に仕上げられる。
【0027】微孔質のエラストマー製品は、以下の特性
を有する:密度0.25〜0.9gm/cc;ASTM
−2230によって決定したショア−A硬度、スキン領
域少なくとも50、コア領域少なくとも10;100M
サイクルでの切傷成長率(−20℃)0%(ASTM−
1052);6インチ×8インチ×0.25インチの成
形プラックの形の前記スキン層付微孔質製品で特徴付け
られる、2.5分間の離型時間での優れた生強度は、1
80°の曲げに耐えることができ、しかも前記プラック
の屈曲部に目に見える表面亀裂の成長も生じない;50
00サイクルでのターボア(Tabor)摩耗損失500mg
未満、有利には100mg未満(ASTM−D338
9);実質的に均一な密度の弾性の微孔質コア、及び剥
離困難な連続表面スキンを有する前記スキン構造と一体
成形された強力な独立気泡構造、該コア及びスキン領域
は、密度の漸進的な変化によって特徴付けられる、かつ
前記スキン領域は0.5〜3mm、有利には約1〜2m
mの平均厚さを有する。
【0028】試験法の記載 物理的性質を測定するために次の試験法を使用した。適
当なASTMマニュアル中に見出される記載を下記のも
のを除いて適用する。
【0029】引裂き強さ:ASTM D−624 D
ie C 引張り強さおよび伸び:ASTM D−412 A法 フレックス試験:ASTM D−1052 TABOR摩耗減量:ASTM−D−3389により測
定した。タボールインストルメント社(Tabor I
nstrument Co.;ニューヨーク州ノースノ
ナワンダ在)の試験装置。円板(直径約11.4cm
(4 1/2″)および厚さ約1.27cm(1/
2″)形の新規一体表皮層微孔性エラストマーの試験体
を、まず摩耗輪H−18を使用して室温で1000サイ
クルの間状態調節(予備摩耗)する。次に、試験体を摩
耗した粒子を除去し、秤量し、再び摩耗輪H18を使用
して室温で5000サイクルの間摩耗させる。摩耗ずみ
の材料を秤量し、摩耗作業による試験体の減量をミリグ
ラム(mg)で表わす。摩耗輪のサイクル速度は70+
1r.p.m.である。摩耗試験機(abrader)
のアーム上には1000gの垂直な力または重量を加え
る。
【0030】硬さ:ASTM D−2240、ジュロメ
ーター ショアAフォームの製造 要求されるようなポリオール成分のすべての成分(たと
えばポリオール、増量剤、界面活性剤、触媒、発泡剤
等)をポリエチレン引き紙カップ中へ秤量することによ
ってハンドフォームを製造する。次に、これらの成分を
良く混合する。それから、ポリオール成分中へ必要量の
セミプレポリマーを加え、高い速度で8〜10秒間混合
する。次いで、混合物を要求されるようなきれいなカッ
プまたは型中へ流し込む。
【0031】表中に使用される次の技術用語は次のとお
り定義される: クリーム時間 :混合開始と混合物がクリーム状に変る
かまたは曇り、膨脹し始める点との間の時間間隔 立上り時間 :混合開始と発泡材料の膨脹完了との間
の時間間隔 不粘着時間 :液状混合物の注入とフォームの表面が
指で粘着なしに触れることのできる時間との間の時間間
隔 スナップタイム:反応したポリマーが、2本の指の間で
はさんで引張ったときにもはや分離することができない
場合 フリーブローイング密度:開放カップ中で起泡させ、フ
ォームの頭部をカップの頂部と同じ高さにカットし、次
式を用いて測定したフォームの密度(g/cm3): (フォームおよびカップの重量 グラム)
【0032】
【数1】
【0033】成形密度 :成形密度は、成形品につ
き液体での置換容積により測定された、1立方センチメ
ートルあたりのグラム数(g/cc)で表わされる。
【0034】本発明の実施において使用される多数の成
分が、便利なため、その商標または商品名によって識別
されている限りにおいて、これらは次表にその化学構造
または特性で詳述されているので、任意のこれら成分は
容易に入手できるかまたは当業者によって製造すること
ができる。
【0035】 成分の名称 供給者および化学的特徴 ポリオール NIAX E474 ユニオンカーバイド(Union Carbi de):ポリエーテルトリオール ヒドロキシル価 28 POLY G55−28 オリンケミカルズ(Olin Chem.): ポリエステルジオール ヒドロキシル価 28 DALTOREZ 2360 ICIアメリカ(ICI Americas) :ポリエーテルポリオールイソシアネート VMO 22 ICIアメリカ:MDIを基礎とするポリウレ タンポリエーテルプレポリマー 23%−NC O: 官能価=2 XI−192 ICIアメリカ:MDIを基礎とするポリウレ タンポリエーテルプレポリマー 27.5%− NCO: 官能価=2.2 ES−12 ICIアメリカ:MDIを基礎とするポリウレ タンポリエステルプレポリマー 18.7%− NCO: 官能価=2.02 ES−76 ICIアメリカ:MDIを基礎とするポリウレ タンポリエーテルプレポリマー 21.9%− NCO: 官能価=2.04 VM−30 ICIアメリカ:MDIを基礎とするポリウレ タンポリエーテルプレポリマー 28.5%− NCO: 官能価=2.3 E−2150 ICIアメリカ:MDIを基礎とするプレポリ マー 24.2%−NCO: 官能価=2.2 LF−179 ICIアメリカ:MDIを基礎とするポリウレ タンポリエーテルプレポリマー 23%−NC O: 官能価=2 E−IMR 離 型 剤 ゴールドシュミット(Gold Schmid t)社の離型剤 充填剤および顔料 PDI−4803 カーボンブラック(トリオール中)触媒 FORMREZ UL−1 エアプロダクツ(Air Products) :ジブチルスズメルカプチド DABCO−S−25 エアプロダクツ:トリエチレンジアミン界面活性剤 A−1100 ユニオンカーバイド:γ−アミノプロピルトリ エトキシシラン DC−190 エアプロダクツ:シリコーン界面活性剤 ポリウレタンは、一般に注型機の使用を包含する、当業
界に周知の注型方法によって配合し、成形品に成形する
ことができる。低圧注型機の例は、DS30/30およ
びPSA91を包含する、クロックナーフェロマティッ
クデスマ社(Klockner Ferromatik
Desma,Inc.;ケンタッキー州エルランダー
在)により市販されているものを包含し、高圧モデルは
キャノン社(Cannon Corp)により製造さ
れ、本発明の実施例においても使用することのできる機
械を包含する。
【0036】注型法においては、ポリイソシアネートは
“A”成分と呼ばれ、活性水素含有化合物は“B”成分
と呼ばれる。添加剤を使用する場合、これらは一般に
“B”成分中へ混入されるが、イソシアネート非反応性
である限り“A”成分に添加することもできる。添加剤
を含有する“B”成分混合物は、適当な容器または供給
タンク中で、約75℃までの温度を使用することもでき
るが、一般に外界温度で混合または撹拌することができ
る。撹拌は、せいぜい数百r.p.m.の通常のプロペ
ラ型撹拌機(一般に注型機メーカーによって供給され
る)を使用して実施することができる。
【0037】“A”および“B”成分は、一般に撹拌機
を備えている注型機の別個の容器に入れられ、この中で
各成分の温度は70℃までである。成形されたポリウレ
タン生成物は、各成分を適当な計量ポンプを経て混合ヘ
ッドに案内し、ここで低い圧力、一般に30バールより
も小さく、望ましくは20バールよりも小さい圧力下に
混合することによって製造される。次いで、混合された
成分は、型中へ注入するかまたは射出することができ
る。
【0038】いったん所望の型の形状が充填されたら、
型を閉じ、硬化を行なう。一般に約30℃〜約60℃の
硬化時間を使用することができる。硬化(成形品の取出
し時間によって表わされる)は約1〜30分、通常約3
〜10分を必要とする。この硬化時間は混合、必要に応
じ発泡および型充填を行なうのに十分であり、高い生産
速度を許容するのに十分に迅速である。
【0039】ポリウレタン成形品を製造するため“A”
成分と“B”成分の反応は、約0.90〜約1.15の
間、望ましくは約0.95〜約1.10の間のイソシア
ネート指数で実施される。最も望ましくは、反応は、水
生成反応に利用しうる全活性水素を基準として、実質的
に1に等しいイソシアネート指数で実施される。
【0040】本発明の実施は、次の非制限的実施例を参
照することにより良好に理解することができ、例中のす
べての部は、別記しない限り、重量で表わされる:
【0041】
【実施例】
例1〜3 異なるイソシアネートを硫酸バリウムおよびCO2発生
剤としての水と共に使用する微孔性フォームの製造を説
明するために、次の一般的方法を実施した:例1、3お
よびA、Bは低圧機械(Klockner Ferro
matikDesma社のDS30/30)で行なわ
れ、例2は高圧機械(Cannon社のFPL10)で
行なわれた。
【0042】硫酸バリウム塩なしで水の使用および水お
よび塩なしで単独の発泡剤源としてクロロフルオロカー
ボン“CFC−11”の使用により得られる性質を説明
するため、比較の目的で例3と類似の反応割合および条
件を使用する例AおよびBを実施した。
【0043】反応物の性質および得られる物理的性質は
第1表に示す。
【0044】第1表 “A”成分 成分(重量部) VMO 22 47.5 LF 179 ES 76 61.8 58 57.8 51“B”成分 NIAX E474 8.4 100 100 100 100 ポリオールG-55-28 64.0 1,4ブタンジオール 7.26 8.0 8.0 8.0 8.0 DABCO−S−25 1.2 1.2 1.2 1.2 1.5 FORMREZ UL-1 0.15 0.1 0.05 0.05 0.05 DC−190 0.10 E−IMR 1.00 顔 料 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 BaSO4 4.0 4.0 4.0 水 0.25 0.43 0.43 0.43 (8CFC-11) A−100 0.1 0.1 0.1 0.1 A/B(重量比) 0.44 0.536 0.5 0.52 0.428物理的性質 密度,g/cc 全 体 0.55 0.55 0.48 0.48 0.48 表皮層 0.81 0.65 0.80 心 部 0.45 0.45 0.45 表皮層/心部の密度の比 1.80 1.59 1.70 硬さ,ショアA 表皮層 55 59 59 50 55 心 部 22〜25 28 28 28 12 表皮層/心部の硬さの比 2.11 1.79 4.58 引張り(psi) 表皮層 519 310 626 390 394 心 部 210 301 204 216 表皮層/心部の引張りの比 2.08 1.91 1.82 伸び,/%(総合) 462 表皮層 − 290 213 188 173 心 部 − 200 199 180 159 表皮層/心部の伸びの比 1.07 1.04 1.09 引裂き,(Die C) PLI 表皮層 48 95.6 75.9 62.2 心 部 28 37.1 34 33.7 表皮層/心部の引裂きの比 2.58 2.23 1.84 ROSS フレックス 室 温 50 0 ℃ 50 BATA フレックス,KCS 50 TABOR 摩耗減量 200 100 (mg/KCS) 例4 高圧混合装置を使用する本発明の作業を説明するため
に、次の方法を実施した:AおよびB成分の流れは、個
々の計量ポンプを、100〜150バールにわたる代表
的混合圧にセットすることにより予選択された混合比で
衝突混合ヘッドに供給される。次いで、混合ヘッド流出
液は直接に閉じた型中へ射出され、2.5分間硬化さ
せ、その後成形品を取出し、トリミングする。
【0045】成分の作業条件および割合は第2表に掲げ
る。
【0046】第2表 例 4 (重量部)“A”成分 ES 73 44.5 − ES 76 − 50“B”成分 100 100 NIAX−E474 28.4 80 Poly G−55−28 64.0 20 1,4−ブタンジオール 7.26 7.35 DABCO−35 1.2 1.40 FORMREZ UL−1 0.15 0.03 PDI 4803 4.00 1.50 水 0.25 0.50 BaSO4 4.00 添 加作業条件 ピストンポンプ 計量ポンプ 出力(g/sec) 500 230 A/B重量比 0.445 0.5 混合圧A/B(psi) 1800/1800 2200/2200 温 度A/B(℃) 45/45 45/45 型温度(℃) 50 50 成形品取出し時間(sec) 210 180 オリフィス孔A/B(mm) 1/2 2.5/3 例5 微孔性の一体表皮層フォームの形成に対する水/硫酸バ
リウム濃度の効果を説明するために、第3表に記載した
“B”成分中の水濃度および硫酸バリウムの濃度を変え
た。これらの例はa〜hと表示される。表皮層の形成
は、厚さ約0.5mmである非多孔質のち密な表面層が
約15〜20μの外側表面に結合されているので良好と
表示された。BaSO4/H2Oの重量比が0.01〜
1.0であり、全塩濃度が5〜20重量部である場合
に、良好な表皮層特徴を有する生成物が形成されるもの
と思われる。
【0047】第3表 例5a〜5h (重量部)“A”成分 (a〜h) ES−73 100“B”成分 NIAX E474 28.4 Poly G−55−28 64.0 1,4−ブタンジオール 7.26 DABCO S−25 1.2 FORMREZ UL−1 0.15 PDI 4803 2.0 水/BaSO4 0/0 5/5 5/10 5/20 1/5 1/10 2/5 2/20 表皮層形成 N G G G P N N N N=なし G=良好 P=不十分 例6 ヒドロキシ成端ポリエステルを、微孔性フォーム製造に
おいて連鎖延長剤と組合せて使用することができる。次
の方法により、すぐれた表皮層密度および特性を有する
微孔性フォームが製造された。
【0048】第4表のA/B混合物製造のために手混合
を使用した。この混合物を全型中へ流し込んだ。表皮層
の性質は、上記に述べた例5で測定した場合に良好であ
った。第4表 (重量部) “A”成分 ES−12 109 “B”成分 DALTOREZ 2360 100 エチレングリコール 9 BaSO4 4 水 0.5 DABCO−EG 1.2 顔料 PDI−4803 1.5 A/Bの比 0.94 例7 靴の底皮を、Desma社により製造された通常の注型
装置DS30/30またはPSA91を使用し低圧で成
形した。使用した成分、組成および作業条件は第5表に
掲載する。
【0049】第5表 成分( 重量部) “A”成分 ES 73(A) 47.3“B”成分 NIAX E−474 34.57 Poly G 55−28 51.40 1,4ブタンジオール 6.9 DABCO S−25 1.2 KAl2(AlSi310)(OH)2 4.0 FORMREZ UL−1 0.05 水 0.38 顔料 1.5 A/Bの比 0.473 作業条件 配合物温度(℃) “A”および“B” 35℃ 再循環圧(バール) “A”成分 7 “B”成分 12 型温度(℃) 50° 処理量(g/sec) 65 成形品取出し時間(min) 3
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08G 18/32 101:00) C08L 75:04 (72)発明者 ローランド ジー. ジヤバー アメリカ合衆国 ミシガン スターリング ハイツ アツトウオーター 14847 (72)発明者 ブライアン フオグ アメリカ合衆国 ミシガン ロチエスター ヒルズ ラインベリー ロード 2766

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイソシアネート、ポリオール及び連
    鎖延長剤並びに発泡剤を反応させることにより、0.1
    〜1.1gm/cm3の範囲内の密度を有する微孔質の
    ポリウレタンエラストマー製品を製造する方法におい
    て、粒子状の、水不溶性の、水和不能な無機塩と混合し
    た水とイソシアネートの反応から発生する二酸化炭素を
    発泡剤の単一源として使用することを特徴とする、微孔
    質のポリウレタンエラストマー製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記無機塩が、元素の周期表のII,I
    II−A,IV−B,V−B,VI−B,VII−B及
    びVIII−B族、但し錫、鉛、アンチモン及びビスマ
    スを含む金属、並びに25℃で水100部当たり0.0
    1未満の水溶性を有する、前記金属、但し周期表のI族
    の金属含む、の復塩からなる群から選択されたものであ
    る、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記粒子状の塩が0.5〜1000μm
    の範囲内の粒子寸法を有する、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記塩が、BaSO4;BaCO3;Ba
    CrO4;Ba3(PO42;BaMoO4;CaF2;C
    aC24;PbCrO4;NiCO3;Ag2CO3;Ag
    CN;SrSO4;Ca3(PO42;CaSiO3;C
    2SiO4;MgSiO4;MgSiO4;Mg2Si
    3;SrCO3;Sr2SiO4;KAl2(AlSi3
    10)(OH)2及び雲母からなる群から選択されたもの
    である、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記塩が、全樹脂形成成分に対して、
    0.5〜20重量部の範囲内の濃度で存在する、請求項
    1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記塩が、硫酸バリウム、炭酸バリウ
    ム、珪酸カルシウム及び(SiO2)雲母から選択され
    たものである、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 水全部に対する無水塩の重量比が1〜1
    00である、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 ポリイソシアネートが過剰のジフェニル
    メタンジイソシアネートポリオールとの反応により得ら
    れた−NCOを末端基とするポリエーテル又はポリエス
    テルプレポリマーであり、かつ前記ポリオールが750
    〜3000のヒドロキシ価及び2〜3の官能価を有し、
    かつ前記連鎖延長剤が500未満の分子量及びヒドロキ
    シ基及び/又は水素原子含有アミノ基を有する、請求項
    1記載の方法。
  9. 【請求項9】 微孔質のフォームコアに結合された0.
    5〜3mmの範囲内の緻密な微孔質フォーム外側表面に
    非孔質の、剥離不能な皮膜が結合されており、前記外側
    領域の孔直径が15〜50μmの範囲内にありかつ前記
    コア領域の孔直径が30〜80μmの範囲内にあること
    を特徴とする、独立気泡状の微孔質のポリウレタンエラ
    ストマー。
  10. 【請求項10】 BaSO4;BaCO3;BaCr
    4;Ba3(PO42;BaMoO4;CaF2;CaC
    24;PbCrO4;NiCO3;Ag2CO3;AgC
    N;SrSO4;Ca3(PO42;CaSiO3;Ca2
    SiO4;MgSiO4;Mg2SiO3;SrCO3;S
    2SiO4;KAl2(AlSi310)(OH)2及び
    雲母からなる群から選択された無機塩及び水からなり、
    上記塩と水全部との比が1〜100の範囲内にあること
    を特徴とする、イソシアネート反応性組成物。
JP4013933A 1991-01-29 1992-01-29 微孔質のポリウレタンエラストマー製品の製造方法、独立気泡状の微孔質のポリウレタンエラストマー及びイソシアネート反応性組成物 Pending JPH0578440A (ja)

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