JPH05783A - 油圧エレベーターの制御装置 - Google Patents
油圧エレベーターの制御装置Info
- Publication number
- JPH05783A JPH05783A JP3179062A JP17906291A JPH05783A JP H05783 A JPH05783 A JP H05783A JP 3179062 A JP3179062 A JP 3179062A JP 17906291 A JP17906291 A JP 17906291A JP H05783 A JPH05783 A JP H05783A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- amount
- car
- hydraulic
- cage
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- Pending
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- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧エレベーターにおいて、かごの走行中油
量の減少によるかごの急停止及び油圧ポンプ等の機器の
故障を未然に防止する。 【構成】 油タンク11内に油量検出器17を設け、そ
の出力とかご1の位置により油量を判定する。油量が規
定値以下と判定すると、かご1を最寄り階に停止させる
と共に警報を出し、以後上昇運転を阻止する。
量の減少によるかごの急停止及び油圧ポンプ等の機器の
故障を未然に防止する。 【構成】 油タンク11内に油量検出器17を設け、そ
の出力とかご1の位置により油量を判定する。油量が規
定値以下と判定すると、かご1を最寄り階に停止させる
と共に警報を出し、以後上昇運転を阻止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は油圧エレベーターを制
御する装置、特にその安全対策に関するものである。
御する装置、特にその安全対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の油圧エレベーターの制御装
置を示す構成図である。図において、1はエレベーター
のかご、2はプランジャ3を昇降させる油圧ジャッキ、
4はプランジャ3の頭部に装着された綱車、5は綱車4
に巻き掛けられた主索で、その一端はかご1に結合さ
れ、他端は固定部6に結合されている。
置を示す構成図である。図において、1はエレベーター
のかご、2はプランジャ3を昇降させる油圧ジャッキ、
4はプランジャ3の頭部に装着された綱車、5は綱車4
に巻き掛けられた主索で、その一端はかご1に結合さ
れ、他端は固定部6に結合されている。
【0003】7は三相交流電源で、接点8を介して誘導
電動機9に接続されている。10は電動機9に結合され
た油圧ポンプ、11は油12を貯留する油タンク、13
は油圧ジャッキ2と油タンク11の間に配置された制御
弁、14はかご1の走行に応じて接点8に運転指令14
aを、制御弁13に開放指令14bを与える制御装置で
ある。
電動機9に接続されている。10は電動機9に結合され
た油圧ポンプ、11は油12を貯留する油タンク、13
は油圧ジャッキ2と油タンク11の間に配置された制御
弁、14はかご1の走行に応じて接点8に運転指令14
aを、制御弁13に開放指令14bを与える制御装置で
ある。
【0004】従来の油圧エレベーターの制御装置は上記
のように構成され、上昇運転時は制御装置14からの運
転指令14aによって接点8が閉成し、電動機9が回転
する。これで、油圧ポンプ10は回転し、油12が制御
弁13へ送出される。同時に、制御装置14から制御弁
13に開放指令14bが与えられ、制御弁13は開放す
るため、油圧ポンプ10から送出された油12は油圧ジ
ャッキ2に供給される。これで、プランジャ3が上昇
し、綱車4及び主索5を介してかご1は所定速度パター
ンに従って上昇する。なお、下降運転時は、油圧ジャッ
キ2から制御弁13を介して油12が油タンク11に戻
されることにより、かご1を下降させる。
のように構成され、上昇運転時は制御装置14からの運
転指令14aによって接点8が閉成し、電動機9が回転
する。これで、油圧ポンプ10は回転し、油12が制御
弁13へ送出される。同時に、制御装置14から制御弁
13に開放指令14bが与えられ、制御弁13は開放す
るため、油圧ポンプ10から送出された油12は油圧ジ
ャッキ2に供給される。これで、プランジャ3が上昇
し、綱車4及び主索5を介してかご1は所定速度パター
ンに従って上昇する。なお、下降運転時は、油圧ジャッ
キ2から制御弁13を介して油12が油タンク11に戻
されることにより、かご1を下降させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の油
圧エレベーターの制御装置では、油タンク11内の油1
2を油圧ジャッキ2に供給してかご1を上昇させるよう
にしているため、油タンク11内の油量が規定値以下に
なっても、油圧ポンプ10は回転し続ける。そのため、
油圧ジャッキ2に送る油12がなくなると、かご1が走
行中に急停止し、乗客に不安感を与え、ときには危害を
及ぼすことがあるという問題点がある。また、油圧ポン
プ10内の油12がなくなると、油圧ポンプ10自体の
故障を招くという問題点がある。
圧エレベーターの制御装置では、油タンク11内の油1
2を油圧ジャッキ2に供給してかご1を上昇させるよう
にしているため、油タンク11内の油量が規定値以下に
なっても、油圧ポンプ10は回転し続ける。そのため、
油圧ジャッキ2に送る油12がなくなると、かご1が走
行中に急停止し、乗客に不安感を与え、ときには危害を
及ぼすことがあるという問題点がある。また、油圧ポン
プ10内の油12がなくなると、油圧ポンプ10自体の
故障を招くという問題点がある。
【0006】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、走行中の急停止及び油圧ポンプの故障を
未然に防止できるようにした油圧エレベーターの制御装
置を提供することを目的とする。
されたもので、走行中の急停止及び油圧ポンプの故障を
未然に防止できるようにした油圧エレベーターの制御装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る油圧エレ
ベーターの制御装置は、油タンク内の油量を検出し、油
量が規定値以下になると、かごを最寄り階に停止させ、
上昇運転を阻止するようにしたものである。
ベーターの制御装置は、油タンク内の油量を検出し、油
量が規定値以下になると、かごを最寄り階に停止させ、
上昇運転を阻止するようにしたものである。
【0008】
【作用】この発明においては、油タンク内の油量が規定
値以下になると、かごを最寄り階に停止させ、上昇運転
を阻止するようにしたため、以後油圧ポンプは油の送出
をしない。
値以下になると、かごを最寄り階に停止させ、上昇運転
を阻止するようにしたため、以後油圧ポンプは油の送出
をしない。
【0009】
【実施例】図1及び図2はこの発明の一実施例を示す図
で、図1は構成図、図2は動作フローチャートであり、
従来装置と同様の部分は同一符号で示す。図1におい
て、17は油タンク11の上部に設けられた非接触で、
油12の量を検出する油量検出器であり、その出力は制
御装置14に入力される。
で、図1は構成図、図2は動作フローチャートであり、
従来装置と同様の部分は同一符号で示す。図1におい
て、17は油タンク11の上部に設けられた非接触で、
油12の量を検出する油量検出器であり、その出力は制
御装置14に入力される。
【0010】次に、この実施例の動作を図2を参照して
説明する。ステップ21で制御装置14はかご1の位置
を入力し、ステップ22で油量検出器17からの油タン
ク11内の油量Y1を入力する。ステップ23でかご位
置から適正油量Y2をデータテーブルから算出する。ス
テップ24で油タンク11内の油量Y1と、算出された
適正油量Y2とを比較する。
説明する。ステップ21で制御装置14はかご1の位置
を入力し、ステップ22で油量検出器17からの油タン
ク11内の油量Y1を入力する。ステップ23でかご位
置から適正油量Y2をデータテーブルから算出する。ス
テップ24で油タンク11内の油量Y1と、算出された
適正油量Y2とを比較する。
【0011】その結果、油量Y1が適正油量Y2以上の
ときは正常と判断し、図2の処理を終了し、通常運転を
実施する。油量Y1が適正油量Y2未満のときは異常と
判断し、ステップ25へ進む。ステップ25では、上昇
運転中の場合には、最寄り階停止指令を制御弁13に出
力し、制御弁13を閉塞してかご1を最寄り階に停止さ
せる。その後、上方階の呼びが登録されていれば、これ
を取り消し、上昇運転を阻止し、その旨を放送すると共
に、管理人等へ警報を発する。
ときは正常と判断し、図2の処理を終了し、通常運転を
実施する。油量Y1が適正油量Y2未満のときは異常と
判断し、ステップ25へ進む。ステップ25では、上昇
運転中の場合には、最寄り階停止指令を制御弁13に出
力し、制御弁13を閉塞してかご1を最寄り階に停止さ
せる。その後、上方階の呼びが登録されていれば、これ
を取り消し、上昇運転を阻止し、その旨を放送すると共
に、管理人等へ警報を発する。
【0012】下降運転中のときは、そのまま運転を継続
するが、上昇運転は実行しない。そして、上昇運転時と
同様に、放送を行ない、警報を発する。
するが、上昇運転は実行しない。そして、上昇運転時と
同様に、放送を行ない、警報を発する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明では、油タ
ンク内の油量を検出し、油量が規定値以下になると、か
ごを最寄り階に停止させ、上昇運転を阻止するようにし
たので、以後、油圧ポンプは油の送出をせず、かご走行
中の急停止及び油圧ポンプの故障を未然に防止できる効
果がある。
ンク内の油量を検出し、油量が規定値以下になると、か
ごを最寄り階に停止させ、上昇運転を阻止するようにし
たので、以後、油圧ポンプは油の送出をせず、かご走行
中の急停止及び油圧ポンプの故障を未然に防止できる効
果がある。
【図1】この発明の一実施例を示す構成図。
【図2】この発明の一実施例を示す動作フローチャー
ト。
ト。
【図3】従来の油圧エレベーターの制御装置を示す構成
図。
図。
1 かご 2 油圧ジャッキ 10 油圧ポンプ 11 油タンク 12 油 13 制御弁 14 上昇阻止手段(制御装置) 17 油量検出器
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 油タンク内の油を油圧ジャッキに供給し
てかごを上昇させるエレベーターにおいて、上記油タン
ク内の油量を検出する油量検出器を設け、上記検出され
た油量が規定値以下になると上記かごを最寄り階に停止
させ、上記上昇運転を阻止する上昇阻止手段を備えたこ
とを特徴とする油圧エレベーターの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3179062A JPH05783A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3179062A JPH05783A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05783A true JPH05783A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=16059447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3179062A Pending JPH05783A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05783A (ja) |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3179062A patent/JPH05783A/ja active Pending
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