JPH0578266A - 1,1,1,2−テトラフルオロエタンの精製法 - Google Patents

1,1,1,2−テトラフルオロエタンの精製法

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JPH0578266A
JPH0578266A JP4054708A JP5470892A JPH0578266A JP H0578266 A JPH0578266 A JP H0578266A JP 4054708 A JP4054708 A JP 4054708A JP 5470892 A JP5470892 A JP 5470892A JP H0578266 A JPH0578266 A JP H0578266A
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JP
Japan
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zeolite
tetrafluoroethane
chloro
difluoroethylene
purification method
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JP4054708A
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Derek W Edwards
ウイリアム エドワーズ デレク
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Imperial Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Imperial Chemical Industries Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C17/389Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by adsorption on solids

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来提案されたゼオライトよりも大きな選択
度をもって、1,1,1,2−テトラフルオロエタン
(HFA134a)、1−クロロ−2,2−ジフルオロ
エチレン(HCFC1122)及び場合により別の炭化
水素副生成物の混合物から、ゼオライトを用いてHCF
C1122を除去することによりHFA134aを精製
する方法を提供する。 【構成】 該方法は、1−クロロ−2,2−ジフルオロ
エチレンを含有する1,1,1,2−テトラフルオロエ
タンをストロンチウムを含有するゼオライトと接触させ
ることによりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1,1,1,2−テト
ラフルオロエタンの精製法、特に1,1,1,2−テト
ラフルオロエタンから1−クロロ−2,2−ジフルオロ
エチレンを除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、世界中で大規模に使用される
クロロフルオロカーボン(CFCs)は、オゾン層に不
利な効果を有する及び/又は世界的温暖化に関与するこ
とが認められている。CFCsは、例えば冷媒、フォー
ム発泡剤、選択溶剤、及び適用態様は実質的に制限され
ないエーロゾルスプレーのための噴射剤として使用され
る。従って、CFCsが使用される多くの適用分野で、
前記のダメージ効果を有しない、満足に機能する適当な
代替え品を見出す努力がなされた。適当な代替え品は、
一般に、塩素を含有しないフルオロカーボンに集約され
た。ヒドロフルオロカーボン、1,1,2,2−テトラ
フルオロエタン(HFA134aとしても公知)は、こ
のような代替え品として、もちろん別の用途でも使用さ
れるが、特に冷媒用のジクロロジフルオロメタン(CF
C12)のための代替え品として特に重要視された。
【0003】HFA134aは、多種多様な方法で製造
することができる、これらのうちでもCFC又はHCF
Cの弗素化、例えば1−クロロ−2,2,2−トリフル
オロエタン(HCFC133a)の弗化水素またアルカ
リ金属弗化物での弗素化を挙げることができる。クロミ
ア、ハロゲン化クロミア又はオキシハロゲン化クロムの
ような触媒を、気相内での弗化水素での反応を促進する
ために使用することができる。
【0004】しかしながら、HFA134aの公知の製
造方法の特徴は、多くの副生成物が形成される傾向を有
することである。副生成物の若干のものは、蒸留により
容易に分離され、一方他のものは比較的無害である。そ
れというのも、これらは無毒でありかつこれらの存在は
134aの物理的特性を著しくは変化させないからであ
る。しかしながら、毒性であり、従って除去すかるか又
は少なくとも濃度を極めて低いレベル、例えば10pp
m未満に低下させねばならない副生成物は、1−クロロ
−2,2−ジフルオロエチレン(HCFC1122)で
ある。HCFD−1122はHFA134aの沸点に近
い沸点を有する、従ってHCFC−1122とHFA1
34aとを蒸留によって分離することは困難である。H
FA134aからHCFC1122を除去するための方
法は、既に記載された。従って、例えば米国特許第4,
129,603号明細書に、HFA134aからHCF
C1122を除去する方法が記載され、該方法は不純な
HFA134aを金属過マンガン酸塩の水溶液と接触さ
せることからなり、米国特許第4,158,675号明
細書には、不純なHFA134aを弗化水素とクロム触
媒の存在で100℃〜275℃で接触させる方法が記載
された。
【0005】HCFC1122をHFA134aから除
去するために特定のタイプの分子篩を使用することが既
に提案された。従って、米国特許第4,906,790
号明細書には、HFA134aからHCFC1122を
除去する方法が記載され、該方法は、HFA134a蒸
気を、3.8〜4.8オングストロームの孔寸法を有す
る分子篩上を通過させることよりなり、該篩は炭素、ゼ
オライト5A又はカルシウムチャバザイトであってもよ
い。しかしながら、前記米国特許明細書に記載されたゼ
オライトの使用は、ゼオライトの選択性、即ちHFA1
34aの成分としてゼオライトによって吸着されるHC
FC1122、及びゼオライトによって吸着される別の
炭化水素生成物の量が、該方法を実地に採用するには全
く不満足であるという欠点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
欠点を排除し、従来提案されたゼオライトよりも大きな
選択度をもって、1,1,1,2−テトラフルオロエタ
ン(HFA134a)、1−クロロ−2,2−ジフルオ
ロエチレン(HCFC1122)及び場合により別の炭
化水素副生成物の混合物から、ゼオライトを用いてHC
FC1122を除去することによりHFA134aを精
製する方法を提供することであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
り、1,1,1,2−テトラフルオロエタンから1−ク
ロロ−2,2−ジフルオロエチレンを除去することによ
り1,1,1,2−テトラフルオロエタンを精製する方
法において、1−クロロ−2,2−ジフルオロエチレン
を含有する1,1,1,2−テトラフルオロエタンをス
トロンチウムを含有するゼオライトと接触させることに
より解決される。
【0008】ゼオライトの構造内にストロンチウムカチ
オン(Sr++)の存在は、HCFC1122を吸着する
ためのゼオライトの選択性において著しい改良をもたら
す、即ちゼオライトの単位容量当たりに吸着される別の
HFC及びHCFCに比較したHCFC1122の割合
が増大せしめられる。
【0009】この選択性における改良は、ゼオライト構
造内の孔の有効な寸法及び形状にカチオン寸法が影響を
及ぼすことによりもたらされると見なされる。
【0010】ストロンチウムカチオンを含有するゼオラ
イトの平均孔寸法は、約3.5Å〜約4.8Åの範囲内
にあってよい。しかしながら、有利には、ストロンチウ
ムカチオンを含有するゼオライトの平均孔寸法は、約
3.5Å〜約4.8Å、より有利には約3.6Å〜約
4.2Åである。
【0011】電子的相互作用の変化及びゼオライト構造
内部の吸着部位の形状及び配置の変化は、また、ストロ
ンチウムカチオンを含有するゼオライトの改良された構
成に影響するものと思われる。
【0012】本発明の有利なゼオライトは、普通のゼオ
ライトのストロンチウムイオン交換した形であり、この
場合、ストロンチウムイオン交換形は約3.5Å〜約
4.8Åの範囲内の平均孔寸法を有する。即ち、これら
は市販の出発ゼオライトでストロンチウムイオン交換で
製造されたゼオライトである。出発ゼオライトは、例え
ば、A型ゼオライト、例えばゼオライト4A又はゼオラ
イト5Aであってもよい。選択的に、出発ゼオライト
は、チャバザイト、例えばAW−500として市販され
ているカルシウムチャバザイトであってよい。
【0013】ゼオライトのイオン交換形を製造するため
のイオン交換法は、例えばThe Journal of Physical Ch
emistry,66, 812-16 (1962) に記載された通常の技術で
ある。典型的には、出発ゼオライト、例えばゼオライト
5Aを、ストロンチウム塩の濃縮した水溶液中に浸漬す
る。ストロンチウムイオン塩のアニオンは、本発明の目
的のためには一般に重要ではないが、但し有利にはハロ
ゲン化物であり、かつ有利には塩化物、例えばSrCl
2・6H2Oである。それというのも、ストロンチウムハ
ロゲン化物は水溶性であるからである。該ゼオライトを
含有する溶液は、適当な期間、数時間、即ち2〜3時間
から、数日、即ち2〜3日、室温又は高めた温度で撹拌
し、次いで液体をデカンテーションしかつ固体のゼオラ
イトを水で洗浄しかつ乾燥する。
【0014】イオン交換率、即ちストロンチウムによっ
て置換された出発ゼオライト中の初期カチオンの%、例
えば出発ゼオライトA中のNa+イオンの%は、なかん
ずく出発ゼオライトをストロンチウム塩溶液中に浸漬す
る時間を変更することにより制御することができる。イ
オン交換率は、出発ゼオライトに依存して広い範囲内で
変化することができる、その際一般に交換率が増大する
と、HCFC1122を除去するためのゼオライトのイ
オン交換形の選択率が増大することが観察される。出発
ゼオライトがゼオライトAである場合には、最適な結果
にとっては、イオン交換率は30%以上、より有利には
50%以上であるのが好ましいが、一方出発ゼオライト
がカルシウムチャバザイトである場合には、イオン交換
率は10%以上、より有利には25%以上であるのが有
利である。しかしながら、イオン交換率は、前記範囲よ
りも著しく小さくてもよい。
【0015】総合的には、イオン交換率は、典型的には
10%以上、有利には25%以上、特に50%以上であ
る。
【0016】本発明の方法によれば、ストロンチウム交
換したゼオライトを使用する前に、ゼオライトを乾燥す
べきであり、該乾燥は、例えば、ゼオライトを約200
℃〜約400℃の温度で窒素雰囲気中で大気圧下に又は
低温で減圧下に加熱することにより達成することができ
る。
【0017】本発明による方法においては、HFA13
4aは、ゼオライト粒子の床の上で液相又は気相でHF
A134aの蒸気を通過させることによりストロンチウ
ムイオンを含有するゼオライトと接触させることができ
る。該床は固定床であってもよい。選択的に、従来公知
の種々の別の技術、例えば蒸気をゼオライト粒子の液化
した又は流動床と接触させるような技術を、HFA13
4aをゼオライトと接触させるために使用することがで
きる。粒子寸法及び床形状の選択は、広い範囲内で変動
することができ、かつ公知原理に基づき決定することが
できる。ゼオライト粒子寸法は少なくともある程度ま
で、気相接触又は液相接触のいずれを使用するか、及び
該プロセスの規模に依存するが、しかし総合的は、粒子
寸法は約1μm〜約5cm、有利には約50μm〜約1
0mmの範囲内にあるべきである。
【0018】ゼオライト上のHFA134aの毎時空間
速度は、広い範囲内で変動することができる。一般に、
HFA134a蒸気は、ゼオライト上を約130〜約3
600hr-1の範囲内のガス毎時空間速度で通過させる
ことができるが、但し特に低い温度では、上記範囲より
も著しく高くともよい。液相のための相応する液体毎時
空間速度は、1〜30hr-1である。
【0019】該精製法を実施する温度は、典型的には約
−10〜100℃の範囲内にあるべきである。該方法を
実施する圧力は、ある程度まで液相接触と気相接触のい
ずれが所望されるかに左右されるが、0.1〜9バール
であってよい。
【0020】通常の方法で製造されたHFA134a
は、著しく高いHCFC1122濃度を含有することが
あるが、典型的にはHCFC1122を10〜1000
0ppmを含有する。ストロンチウム交換ゼオライトの
使用は、著しく低いレベル、一般には5ppm未満、さ
らに2ppm未満への、HFA134aからHCFC1
122の除去を可能にする。
【0021】公知方法によって製造されたHFA134
aは、HCFC1122の他に別の汚染物質を含有する
ことがある。これらの汚染物質は、例えば水素、塩素及
び弗素を含有する単一炭素及び2炭素種、並びに未反応
の塩化水素及び副生成物の塩化水素(これは周知のHF
A134a製造法からの主な副生成物である)を含む。
弗化水素及び塩化水素は、公知技術で除去することがで
きる。有利には、弗化水素及び塩化水素は、本発明の方
法で使用されるゼオライトを腐食することがあるので、
弗化水素及び塩化水素の除去は、HFA134a蒸気を
ゼオライトと接触させる前に実施する。別の汚染物質
は、一般に極微量で存在しかつ多くを蒸留により除去す
ることができる。本発明のゼオライトは、これらの微量
の汚染物質の吸着のための能力は小さい、従ってHCF
C1122の吸着は、これらの汚染物質に対して高い選
択性を有する。
【0022】吸着性ゼオライト床は、そのHCFC11
22を吸収するための能力が満杯になると、再生又は再
活性化を必要とする。再生はHCFC1122を脱着す
るために、床をガス流、一般に窒素又は空気と一緒に加
熱することにより行うことができる。しかしながら、再
生すべき頻度は、従来使用されたゼオライトの床と比較
すると著しく減少することができる。床が加熱されかつ
HCFC1122が床から完全に除去されるか又は部分
的にも除去された後に、冷却しかつ使用するために再導
入することができる。吸着の最適な再生のために必要な
条件は、使用吸着剤及び利用できるユーティリティによ
り決まりかつ簡単な日常実験により容易に決定される。
典型的には、吸着剤の床を約150℃〜約400℃に窒
素ガス又は空気流内で加熱することにより、満足な再生
が達成される。
【0023】
【実施例】次に実施例により本発明を詳細に説明する。
【0024】例1.ゼオライトAのイオン交換形 (a)ゼオライトAのイオン交換形の製造 ゼオライトAのイオン交換形の3つの試料を製造するた
めに、以下に記載の方法を実施した。3つの場合のそれ
ぞれにおいて、手順は同じであったが、但し水溶液で使
用した金属塩はそれぞれ以下の通りであった: モラル濃度 (a)MgCl2・6H2O 0.00260 (b)ZnCl2 0.00156 (c)SrCl2・6H2O 0.000857。
【0025】平均粒子寸法2ミクロンを有するゼオライ
ト(BDHから入手)のナトリウム形200gを、濃縮
した金属塩水溶液中に浸漬し、かつ該混合物を室温で3
日間撹拌した。この時間の終了後に、該ゼオライトを沈
降させ、溶液をデカントした。次いで、固体のゼオライ
トを脱イオン化水で洗浄し、室温で24時間乾燥し、か
つ次いで更に重量損失が検出不能になるまで、80℃で
真空乾燥した。ゼオライトAのイオン交換形を、次いで
プレス加工し、かつ平均寸法1mmの粒子が得られるま
で、篩にかけた。
【0026】次いで、ストロンチウムカチオン交換した
ゼオライトを、そのナトリウム及びストロンチウム含
量、ひいてはイオン交換率を確認するために分析した。
ナトリウムとストロンチウムは、ゼオライト中にモル比
Sr1.7:Na1.0で存在することが確認された。
ゼオライトに導入されたそれぞれのストロンチウムは、
ストロンチウムはナトリウムイオンの2倍の原子価を有
することに基づき、2個のナトリウムと置換される、従
って置換されたナトリウムの割合は、3.4〜4.4又
は77%であった。
【0027】(b)HFA134aからのHCFC11
22の除去 前記の3つの試料のそれぞれ及び付加的に市販のゼオラ
イト5A(BDHから市販かつカルシムイオン含有)を
用いて、以下の方法を実施した:平均粒子寸法1mmを
有するゼオライトA試料のカチオン交換形1gを、1/
4″ステンレススチールチューブに充填しかつ該チュー
ブを窒素流内で250℃で加熱した。次いで、該チュー
ブを40℃に冷却しかつHCFC1122 80ppm
をドープしたHFA134aの流れを、該チューブを1
0〜20ml/minの流量で貫流させた。流出ガス中
のHCFC1122の濃度は、ガスクロマトグラフィの
決定した、該結果は図1にグラフの形で示す。該図1に
おいて、床容量は、ゼオライト床の容量で割ったゼオラ
イト床上を通過した134aの容量である。ゼオライト
の全吸着及び1122吸着は、以下の第1表に示す。
【0028】 第 1 表 ゼオライト 1122吸着 全吸着 mg/g mg/g Mg 0.5−1.0 238 Zn 0.5−1.0 214 Ca 2.5 114 Sr 4.0−8.0 90 前記結果は、HFA134aの流れ中に存在するHCF
Cを吸着するためのストロンチウム交換ゼオライトの選
択性は、マグネシウム又は亜鉛交換形又はカルシウム形
の選択性よりも著しく大きいことを示す。
【0029】例2.カルシウムチャバザイトのイオン交
換形 (a)チャバザイトのイオン交換形の製造 例(a)に記載の方法を、ストロンチウムで交換したカ
ルシウムチャバザイトの単一試料を製造するために繰り
返したが、但しカルシウムチャバザイト(AW−50
0)200gを金属塩水溶液中に浸漬し、かつ使用した
金属塩溶液は、 モラル濃度 (a)SrCl2・6H2O 0.000857 であった。
【0030】イオン交換したゼオライトの無機分析は、
イオン交換率は25%であることを示した。
【0031】(b)HFA134aからのHCFC11
22の除去 例1に記載(b)に記載の方法を、前記のようにして得
られた試料1gを使用しかつ比較のために、カルシウム
チャバザイト(AW−500)1gを使用して繰り返し
た。結果は、図2にグラフの形で示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】例1(b)に記載の方法に基づき実施した実験
結果をグラフの形で示す図である。
【図2】例2(b)に記載の方法に基づき実施した実験
結果をグラフの形で示す図である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,1,1,2−テトラフルオロエタン
    から1−クロロ−2,2−ジフルオロエチレンを除去す
    ることにより1,1,1,2−テトラフルオロエタンを
    精製する方法において、1−クロロ−2,2−ジフルオ
    ロエチレンを含有する1,1,1,2−テトラフルオロ
    エタンをストロンチウムカチオンを含有するゼオライト
    と接触させることを特徴とする1,1,1,2−テトラ
    フルオロエタンの精製法。
  2. 【請求項2】 ゼオライトが約3.5Å〜約4.8Åの
    範囲内の平均孔寸法を有する請求項1記載の精製法。
  3. 【請求項3】 ゼオライトが約3.6Å〜約4.5Åの
    範囲内の平均孔寸法を有する請求項1記載の精製法。
  4. 【請求項4】 ゼオライトが、A型ゼオライト又はチャ
    バザイトからなる群から選択される出発ゼオライトとの
    ストロンチウムカチオン交換により製造されたものであ
    る請求項1から3までのいずれか1項記載の精製法。
  5. 【請求項5】 出発ゼオライトがゼオライト5Aである
    請求項4項記載の精製法。
  6. 【請求項6】 イオン交換率が少なくとも10%である
    請求項4又は5記載の精製法。
  7. 【請求項7】 イオン交換率が少なくとも25%である
    請求項6記載の精製法。
  8. 【請求項8】 液相又は気相で1−クロロ−2,2−ジ
    フルオロエチレンを含有する1,1,1,2−テトラフ
    ルオロエタンをゼオライト粒子の床上を通過させる請求
    項1から7までのいずれか1項記載の精製法。
  9. 【請求項9】 温度が約10℃〜約100℃の範囲内で
    ある請求項1から8までのいずれか1項記載の精製法。
  10. 【請求項10】 気相で1−クロロ−2,2−ジフルオ
    ロエチレンを含有する1,1,1,2−テトラフルオロ
    エタンをゼオライト粒子の床上を、約130〜約360
    0hr-1の範囲内のガス毎時空間速度で通過させる請求
    項8項記載の精製法。
  11. 【請求項11】 ゼオライトと接触させるべき1,1,
    1,2−テトラフルオロエタンが1−クロロ−2,2−
    ジフルオロエチレン約10〜約10000ppmを含有
    し、その際1−クロロ−2,2−ジフルオロエチレン5
    ppm未満を含有する生成物1,1,1,2−テトラフ
    ルオロエタンを回収する請求項1から10までのいずれ
    か1項記載の精製法。
JP4054708A 1991-03-14 1992-03-13 1,1,1,2−テトラフルオロエタンの精製法 Pending JPH0578266A (ja)

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GB919105421A GB9105421D0 (en) 1991-03-14 1991-03-14 Purification of 1,1,1,2-tetrafluoroethane
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CA (1) CA2062450A1 (ja)
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