JP2018528223A - ハイドロフルオロオレフィン流を精製および乾燥する方法 - Google Patents

ハイドロフルオロオレフィン流を精製および乾燥する方法 Download PDF

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    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C17/389Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by adsorption on solids

Abstract

本発明は、ハイドロフルオロオレフィン、水と、ハロゲン化炭素化合物をベースにした不純物とを含むハイドロフルオロオレフィンの流れを乾燥し、精製する方法に関し、上記の流れを吸着剤と接触させ、乾燥と精製を単一の処理で同時に行い、上記のハイドロフルオロオレフィンが式(I):CX12=CX3CX4CX5CX6(ここで、Xi(iは1〜6の数)は各々が互いに独立して水素原子または塩素またはフッ素原子を表し、Xiの少なくとも1つはフッ素原子を表す)であることを特徴とする。

Description

本発明は、吸着剤を用いてハイドロフルオロオレフィン流を精製および乾燥する方法に関するものである。
本発明はさらに、ハイドロフルオロオレフィン流の精製と乾燥を同時に行うための吸着剤の使用にも関するものである。
オゾン層を保護するためにモントリオール議定書によってクロロフルオロカーボン(CFC)の使用は禁止された。また、ハイドロフルオロカーボン(HFC)等のオゾン層に対する作用がより少ない化合物もクロロフルオロカーボンに代替された。しかし、これらの化合物は地球温室効果がかなり大きい。従って、ODP(オゾン破壊)係数が低く且つGWP(地球温暖化)係数が低いという両方の特性を有する効果的な置換化合物が求められている。ハイドロフルオロオレフィン(HFO)はODP値とGWP値の両方が低い望ましい選択肢とされている。
ハイドロフルオロカーボン(HFC)、特にハイドロフルオロオレフィン(HFO)、例えば2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(HFO−1234yf)はその特性から冷媒および熱伝達流体、消火剤、噴射剤、フォーミング剤、発泡剤、気体誘電体、重合媒体またはモノマー、キャリヤー流体、研磨剤、乾燥剤およびエネルギー生産設備用流体として知られた化合物である。HFOは塩素を含まないので、オゾン層に対して潜在的に有害であるCFCやHCFCとは異なって、その使用によるオゾン層破壊の問題はない。
ハイドロフルオロオレフィンおよびハイドロフルオロカーボンをハイドロクロロフルオロカーボン、特にハイドロクロロオレフィンのフッ素化によって製造することは公知である。このフッ素化は一般にフッ素化剤としてフッ酸を用いる触媒フッ素化である。
このタイプの製造プロセスでは、一般に望ましくない特定の生成物(特に残留HF)を除去するために、カラム中での(水または塩基性水溶液を用いた)洗浄工程を必要とする。この洗浄工程によってハイドロフルオロオレフィンは水および/または水分を含む組成物になる。
そのため、ハイドロフルオロオレフィン組成物の製造プロセスでは一般に、後の工程で処理される流れが無水または実質的に無水になるようにするために、一回以上の乾燥工程を洗浄工程の後に含んでいる。この乾燥で使用される従来方法は脱水特性を有する化合物、例えば塩化カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、水酸化カリウムまたは酸化カルシウムを使用するものである。その他の公知方法はモレキュラーシーブ、シリカゲルまたは活性炭を使用するものである。
さらに、ハイドロフルオロオレフィン組成物の製造プロセスでは一般に炭化水素系化合物タイプの副生成物(不純物)が生じるので、これらを精製する精製工程も必要になる。
[特許文献1](特開2013−241390号公報)には熱分解によって得られた2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(1234yf)を含む流れを精製する方法が開示されている。
[特許文献2](国際公開第WO2013/115048号公報)にはゼオライトを使用して1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(1233zd)の流れを精製する方法が開示されている。この特許では精製工程を行う前に洗浄工程と乾燥工程を別々の工程で行う。
特開JP2013241390号公報 国際公開第WO2013/115048号公報
従って、十分な収率を有する効果的な方法を維持したまま、特に、工業的用途に適するように、ハイドロフルオロオレフィン組成物の製造工程を簡単にする、例えばステップ数を減らすというニーズがある。
本発明の目的は、ハイドロフルオロオレフィン組成物の乾燥と、炭化水素不純物、特に飽和ハロゲン化炭化水素を除去するための精製との両方を同時に行うことができる新規な方法を提供することにある。すなわち、本発明方法では乾燥と精製を単一工程で同時に行う。
本発明は、ハイドロフルオロオレフィンと、水と、ハロゲン化炭素化合物をベースにした不純物とを含む流れを乾燥し、精製する方法に関し、上記の流れを吸着剤と接触させ、精製と乾燥を単一の工程で実施し、ハイドロフルオロオレフィンが下記式(I)の化合物であることを特徴とする:
CX12=CX3CX4CX5CX6
(ここで、各Xi(iは1〜6の数)は互いに独立して水素原子または塩素またはフッ素原子を表し、Xiの少なくとも1つはフッ素原子を表す)
本発明の一つの実施形態では、ハイドロフルオロオレフィンの流れはハイドロフルオロオレフィンと、水と、不純物とを含み、この不純物は、ハイドロフルオロオレフィンと、水と、不純物とを含む流れの総重量に対して、少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも70重量%、好ましくは少なくとも90重量%、好ましくは少なくとも95質量%、好ましくは少なくとも98重量で%、好ましくは少なくとも99重量%の少なくとも1種の同一のハイドロフルオロオレフィンを含む。
本発明の一つの実施形態では、吸着剤はメンブレン(膜)および/またはモレキュラーシーブ(分子篩)、好ましくはモレキュラーシーブである。好ましくは、モレキュラーシーブは3〜15Å、好ましくは5〜10Åの平均細孔径を有する。好ましくは、モレキュラーシーブはゼオライトXまたはAである。
本発明の一つの実施形態では、ハロゲン化炭素化合物をベースにした不純物はクロロメタン(F40)、フルオロメタン(F41)、ジフルオロメタン(F32)、テトラフルオロメタン(F14)、トリフルオロメタン(F23)、1、1、1−トリフルオロエタン(F143a)、1,1−ジフルオロエタン(F152a)、ペンタフルオロエタン(F125)、クロロペンタフルオロエタン(F115)、1、1、1、2−テトラフルオロエタン(F134a)、ペンタフルオロプロパン(F245)、モノクロロテトラフルオロプロペン(F244)、1、3,3,3−テトラフルオロプロペン(F1234ze)のEまたはZ異性体、3,3,3−トリフルオロプロペン(1243zf)、1、2、3,3、3−ペンタフルオロプロペン(F1225ye)、3,3,3−トリフルオロ−1,3−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン(F1232zd)、1,1−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン(F1232za)、1,1−ジクロロ−1,3,3−トリフルオロプロペン(F243fc)、1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(Z−1233zd)のシス異性体の中から選択される少なくとも一つの化合物を含む。
本発明の一つの実施形態では、ハイドロフルオロオレフィンの流れは、吸着剤と接触させる前に、重量で10ppm〜10,000ppmの水を含み、および/または、ハイドロフルオロオレフィンの流れは、吸着剤と接触させる前に、重量で500ppm〜8,000ppmの不純物を含む。
本発明の特定の実施形態では、ハイドロフルオロオレフィンの流れは1234yfの流れである。この実施形態では吸着剤は3〜6Åの細孔径を有するタイプのゼオライトであるのが好ましい。この実施形態では不純物はクロロメタン(F40)、テトラフルオロメタン(F14)、トリフルオロメタン(F23)、1,1−ジフルオロエタン(F152a)の単独でまたは混合物から選択されるのが好ましい。
本発明の別の特定の実施形態では、ハイドロフルオロオレフィンの流れは1233zd、好ましくは1233zdのE体の流れである。この実施形態では、吸着体は8Å〜12Åの細孔径を有するゼオライトXであるのが好ましい。この実施形態では、不純物はペンタフルオロプロパン(F245)、1、3,3,3−テトラフルオロプロペン(F1234ze)、1,3−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン(F1232zd)、1,1−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン(F1232za)、1,1−ジクロロ−1,3,3−トリフルオロプロパン(F243fc)、1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(Z−1233zd)のZ体の単独または混合物から好ましく選択される。
本発明はさらに、ハイドロフルオロオレフィンと、水と、ハロゲン化炭素化合物をベースにした不純物とを含むハイドロフルオロオレフィン流の乾燥と精製とを同時に実施するための吸着剤の使用であって、ハイドロフルオロオレフィンが下記式の化合物であることを特徴する使用にも関するものである:
CX12=CX3CX4CX5CX6
(ここで、各Xi(iは1〜6の数)は互いに独立して水素原子または塩素またはフッ素原子を表し、Xiの少なくとも一つはフッ素原子を表す)
本発明方法は実施が簡単であり、特に工業的規模で簡単に実施できる。本発明方法を使用することによって簡単な工程で純度の高いハイドロフルオロオレフィン組成物を得ることができる。
本発明方法は単一の工程でハイドロフルオロオレフィン流の乾燥と精製を実施することができる。
本発明方法は、ハイドロフルオロオレフィン流を吸着剤を使用して単一の工程で乾燥と精製ができる、という驚くべき発見に基づいている。これまでは乾燥と精製は2つの別個の工程で行われてきた。これは、一般に水または湿気の存在下では吸着剤が水や湿気で飽和され、精製には使用できないと当業者は考えていたためである。
以下、本発明をより詳細に説明するが、本発明が以下の説明に限定されるものではない。
本発明は、ハイドロフルオロオレフィン(目的化合物)と、水と、ハロゲン化化合物をベースにした不純物とを含む流れを吸着剤と接触させてハイドロフルオロオレフィンを乾燥および精製するための方法を提供する。
本発明で「ハイドロフルオロオレフィン」とは、少なくとも一つの不飽和結合と少なくとも1つのフッ素原子とを含む炭化水素化合物を意味する。
本発明の一つの実施形態では、ハイドロフルオロオレフィンは少なくとも3つのフッ素原子を含む。
本発明のハイドロフルオロオレフィンは下記の式(I)の化合物である:
CX12=CX3CX4CX5CX6
(ここで、各Xi(iは1〜6の数)は互いに独立して水素原子または塩素またはフッ素原子を表し、Xiの少なくとも1つはフッ素原子を表す)
本発明の一つの実施形態では、ハイドロフルオロオレフィンは1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(1233zd)または2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(1234yf)から選択され、好ましくは、ハイドロフルオロオレフィンは1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(1233zd)である。
本発明の一つの実施形態では、ハイドロフルオロオレフィン(目的化合物)と、水と、不純物とを含む流れは、吸着剤と接触させる前の状態で、ハイドロフルオロオレフィンと、水と、不純物とを含む流れの総重量に対して、少なくとも50重量%の少なくとも一種のハイドロフルオロオレフィン、好ましくは少なくとも70重量%の少なくとも一種のハイドロフルオロオレフィン、より好ましくは少なくとも90重量%の少なくとも一種のハイドロフルオロオレフィン、より好ましくは少なくとも95重量%の少なくとも一種のハイドロフルオロオレフィン、より好ましくは少なくとも98重量%の少なくとも一種のハイドロフルオロオレフィン、より好ましくは少なくとも99重量%の少なくとも一種のハイドロフルオロオレフィンを含む。
「不純物」とは、ハイドロフルオロオレフィンと、水と、不純物とを含む上記の流れ中に少量、好ましくは上記の流れの重量に対して5重量%以下の量で存在する化学種を意味する。この不純物は上記の目的化学種としてのハイドロフルオロオレフィンとは異なるものである。
ハイドロフルオロオレフィンを含む流れは当業者に公知の方法、例えば下記の特許文献3、特許文献4に記載の方法によって得ることができる。
米国特許第US2014/0296585号明細書 国際公開第WO2015/104517号公報
ハイドロフルオロオレフィンの製造プロセスでは、多くの場合、洗浄工程が必要であり、それが、洗浄後のハイドロフルオロオレフィン流中に水または湿気が入る原因になる。さらに、所望のハイドロフルオロオレフィンを得るための反応中に副生成物(不純物)も生成する。
本発明の一つの実施形態では、ハイドロフルオロオレフィン、水と、ハロゲン化合物をベースにした不純物とを含む流れは、上記流れの総重量に対して、水およびハロゲン化化合物をベースにした不純物を5重量%以下含み、好ましくは水およびハロゲン化化合物をベースにした不純物を3重量%以下含み、好ましくは水およびハロゲン化化合物をベースにした不純物を2重量%以下含み、好ましくは水およびハロゲン化化合物をベースにした不純物を1重量%以下含む。
一般に不純物は飽和または不飽和のハロゲン化化合物をベースにした化合物で、このハロゲン化化合物をベースにした化合物は例えば1個、2個または3個の炭素原子を含む。
1個または2個の炭素原子を含むハロゲン化化合物の不純物の中では、クロロメタン(F40)、フルオロメタン(F41)、ジフルオロメタン(F32)、テトラフルオロメタン(F14)、トリフルオロメタン(F23)、ペンタフルオロエタン(F125)、クロロペンタフルオロエタン(F115)、1、1、1、2−テトラフルオロエタン(F134a)、1、1、1−トリフルオロエタン(F143a)および1,1ジフルオロエタン(F152a)を挙げることができる。
生成する他の3個の炭素原子を含むハロゲン化化合物の不純物としてはペンタフルオロプロパン(F245)、モノクロロテトラフルオロプロペン(F244)、1、3,3,3−テトラフルオロプロペン(F1234ze)、3,3,3−テトラフルオロプロペン(1243zf)、1、2,3,3、3−ペンタフルオロプロペン(F1225ye)、3,3,3−トリフルオプロピン、1,3−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン(F1232zd)、1、1−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン(F1232za)および1,1−ジクロロ−1,3,3−トリフルオロプロパン(F243fc)がある。
2つの異性体が存在する場合には、異性体の一方の異性体はたの異性体に対して不純物とみなすことができる。その例としては特に、トランス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを主として含む流の中の1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンのシス異性体、または、トランス−1,3,3,3−トリフルオロプロペンを主として含む流の中の1,3,3,3−トリフルオロプロペンのシス異性体を挙げることができる。
本発明方法を使用することによって、ハイドロフルオロオレフィンに富む流れ、すなわち、精製および乾燥前の最初の流れ中のハイドロフルオロオレフィン(目的化合物)のモル比が精製後の流れ中のハイドロフルオロオレフィンのモル比より小さく、且つ、不純物を含まない、という両方の効果を達成することができる。
本発明方法において精製前に使用できるハイドロフルオロオレフィンと、水と、ハロゲン化化合物をベースにした不純物とを含む流れは、ハイドロフルオロオレフィン流の全重量に対して、例えば下記を含むことができる:
(1)重量で10〜10,000ppm、好ましくは50〜8000ppmの量の水、および
(2)重量で500〜8,000ppm、好ましくは1000〜6000ppmのハロゲン化化合物をベースにした不純物、
精製および乾燥後の流れは、5〜100質量ppmの水と、5〜3000重量ppmの不純物を含むのが好ましい。この水は例えば、ハイドロフルオロオレフィン流を洗浄する前工程に由来するものにすることができる。
本発明の精製方法ではハイドロフルオロオレフィンと、水と、不純物とを含む流れを吸着剤と接触させる。
吸着剤は膜および/またはモレキュラーシーブから選択するのが好ましい。吸着剤はモレキュラーシーブから選択するのが好ましい。
モレキュラーシーブは合成ゼオライトともよばれる化合物で、気体または液体を乾燥させるのに吸着剤として業界で広く使用されている。モレキュラーシーブは四面体組立体からなる3次元結晶構造を有する金属アルミノケイ酸塩で、この四面体は頂点に位置した4個の酸素原子で形成され、この酸素原子は中心の珪素原子またはおけるアルミニウム原子のいずれかを取り囲んでいる。一般に、この構造は電気的中性系を作るための陽イオン、例えばナトリウム、カリウムまたはカルシウムの陽イオンを含む。
本発明の一つの実施形態では、吸着剤は3〜15Å、好ましくは5〜10Åの細孔径を有するモレキュラーシーブである。
適したモレキュラーシーブはタイプAおよびXであるのが好ましい。
タイプAとよばれるモレキュラーシーブでは、裁頭八面体を形成するように上記四面体が組み立てられ、八面体自体は単純な立方晶構造に配置されて約11.5Åの直径を有する空洞のネットワークを形成する。空洞にはカチオンによって部分的にブロックされた開口または細孔を介してアクセスできる。ナトリウムカチオンの場合、空洞の開口径は4Åで、「4A」モレキュラーシーブといわれる。このモレキュラーシーブの結晶構造は以下の化学式で表すことができまる:
Na12[(AlO212(SiO212].XH2
(ここで、Xはこの構造に属する水分子(結晶水)の数を表し、無水ゼオライトの28.5重量%を表す27にまですることができる)
開口(または気孔)の寸法はモレキュラーシーブの各タイプに応じて変化する。例えば、4Aモレキュラーシーブのナトリウムイオンの大部分をカリウムイオンで交換することによって気孔直径が約3Åの3Aモレキュラーシーブが得られる。ナトリウムイオンをカルシウムイオンで置換することによって有効細孔径が5Å程度の5Aモレキュラーシーブが得られる。ゼオライトXの単位セルは四面体で、その頂点はゼオライトAに含まれるものと同じタイプの多面体が占め、その各々は8個の酸素原子を含む二重リングによって形成される八面体の下位構造を介して4つの他の多面体に接続される。各辺の中央は常に酸素原子が占め、珪素原子とアルミニウムは多面体の異なる頂点を占める。実験式は下記の構造である:Na88Al88Si1o4384.220H2O。
本発明の一つの実施形態では、ハイドロフルオロオレフィン流は2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(1234yf)で、吸着剤はタイプ3Å〜6Åの細孔径を有するゼオライトである。
本発明の一つの実施形態では、本発明では、初期の流れの中に含まれる水分または水と有機不純物、例えばクロロメタン(F40)、テトラフルオロメタン(F14)、トリフルオロメタン(F23)または1,1−ジフルオロエタン(F152a)とを単一の工程で除去することができる。
この実施形態では、初期のハイドロフルオロオレフィン流は、ハイドロフルオロオレフィン流の全重量に対して、90重量%〜99重量%の1,2,3,3,3テトラフルオロプロペン(1234yf)と、0.05〜3重量%の水と、0.05重量%〜3重量%のクロロメタン(F40)と、0.05重量%〜3重量%のテトラフルオロメタン(F14)と、0.05重量%〜3重量%のトリフルオロメタン(F23)と、0.05重量%〜3重量%の1,1−ジフルオロ−エタン(F152a)とを含むことができる。
本発明の別の実施形態では、ハイドロフルオロオレフィン流は1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(1233zd)流であり、吸着剤は細孔径が8Å〜12ÅのX型ゼオライトである。
この実施形態では、本発明によって水分または水と有機不純物、例えばペンタフルオロプロパン(F245)、1、3,3,3−テトラフルオロプロペン(F1234ze)、1,3−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン(F1232zd)、1,1−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン(F1232za)または1,1−ジクロロ1,3,3−トリフルオロプロパン(F243fc)とを単一工程で除去することができる。
1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン流は1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンのE体(E−1233zd)流であるのが好ましい。この場合、Z体の1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(Z−1233zd)は上記不純物リストに加えられる不純物とみなすことができる。
この実施形態では、(精製および乾燥工程前の)初期ハイドロフルオロオレフィン流は、ハイドロフルオロオレフィン流の総重量に対して、90重量%〜99重量%の1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンのE体(E−1233zd)と0.05〜3重量%の水と、1〜6重量%の1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンのZ体(Z−1233zd)と、0.1〜2重量%の1,3−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロパン(F1232zd)と、0.05〜2重量%のペンタフルオロプロパン(F245)と、0.05〜2重量%の1,1−ジクロロ−3,3−ジフルオロ1,1ジクロロ−3,3−ジフルオロ(F1232za)(F1232za)とを含むことができる。
本発明の一つの実施形態では、接触工程は100〜2200kPaの圧力、好ましくは大気圧下で−20℃〜+80℃、好ましくは+10℃〜+40℃の範囲の温度で行われる。
本発明の一つの実施形態では、本発明方法は気相で行われる。
本発明はさらに、ハイドロフルオロオレフィン流の乾燥と精製を同時に行うための上記定義の吸着剤の使用にも関するものである。
本発明方法に関する上記の詳細な特性は本発明の使用にも適用される。
実施例1
1234vf流の精製
長さが70cmで内径が1,6cmの反応器に20gのCECA社から入手可能なゼオライトNK20(登録商標)(気孔の直径が5ÅのタイプA)を充填した。20gのゼオライトで反応器の高さの16cmまでが覆われた。ゼオライトは20リットル/時の流量の不活性ガス下で120℃で10時、予め乾燥させた。
次いで、精製試験を室温(25℃)、大気圧下で約100秒の接触時間と0.3cm/秒の空間速度で実施した。
下記の複数のガス流をテストし、比較した。
(1)流れ1:蒸留した1234yf(純度98.64%)に重量で6000ppmのF40を添加した。
(2)流れ2:94.42重量%の1234yfおよび245cbと、重量で8300ppmのF40とを含む粗生成物。
(3)流れ3:94.55重量%の1234yfおよび245cbと、重量で5700ppmのF40とを含む粗生成物にさらに18℃の水中でのバブリング工程を行って水で飽和されたガス流(飽和蒸気圧から算出した水の質量は約5000ppm)にした。
(4)流れ4:94.55重量%の1234yfおよび245cbと、重量で4700ppmのF40とを含む粗生成物にさらに25℃の水中でのバブリング工程を行って水で飽和されたガス流(飽和蒸気圧から算出した水の質量は約8000ppm)にした。
各テストではゼオライトが飽和するまで接触時間を維持した。
不純物のF40はガス流から直ちに除去され、その含有量は質量で20ppm以下に達した。しかし、ゼオライトが飽和するとF40を除去できなくなり、F40流の含有量は再び増加した。
この試験では反応器に充填した100gのゼオライト当たりのゼオライトのF40吸着能力(gで表示)を評価することができる。
結果は下記の[表1]に示す。
Figure 2018528223
[表1]の結果は、所定量の水分を含む流れ3および流れ4を、検出可能な水分を含まない流れ1および流れ2と同様に精製できるということを示している。吸着能力はそれぞれ4.0%および3.3%で、有機不純物を十分かつ効果的に精製できるということを示している。
実施例2
1233zd(E−体)流の精製
この試験は50gのモレキュラーシーブを使用して実施した。
1233zdのE体の粗生成流を0.5バールの圧力下に周囲温度(25℃)で1時間、ゼオライトと接触させた。流れの入口と出口の組成を比較した。各成分のモル比は当業者に周知のガスクロマトグラフィー分析によって決定した。
以下の[表2]はCECA社から入手可能なゼオライトG5(細孔直径が10ÅのXタイプ)で得られた結果を示す。この試験では25℃の水を通してバブリングしたE−1233zd流を用いた試験も行った。
Figure 2018528223
[表2]は、1233zd流がゼオライトのタイプXの吸着剤を使用して精製できることを示している。
驚くべきことに、ゼオライトG5を用いたテストでは水(または水分)を含むE−1233zd流を精製することができ、得られたE−1233zd流の純度が改善されるという、ということを本発明者は発見した。
[表2]はさらに、本発明方法を使用することによって2つの異性体、例えばE−F1233zdとZ−F1233zdとを分離できることも示している。
[表2]はさらに、本発明方法を使用することによって、出口のF1233zd流中に含まれるE−F1234zeの量に影響を与えずに、Z−F1234zeを除去することができることを示している。

Claims (15)

  1. ハイドロフルオロオレフィンと、水と、ハロゲン化炭素化合物をベースにした不純物とを含む流れを乾燥および精製するための方法であって、上記の流れを吸着剤と接触させ、乾燥と精製とを同じ単一の工程で実施し、上記のハイドロフルオロオレフィンが下記の式(I)の化合物であることを特徴とする方法:
    CX12=CX3CX4CX5CX6
    (ここで、Xi(iは1〜6の数)は各々が互いに独立して水素原子または塩素またはフッ素原子を表し、Xiの少なくとも1つはフッ素原子を表す)
  2. ハイドロフルオロオレフィンと、水と、不純物とを含むハイドロフルオロオレフィンの流れが、ハイドロフルオロオレフィン、水および不純物を含む流れの総重量に対して、少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも70重量%、より好ましくは少なくとも90重量%の、より好ましくは少なくとも95重量、より好ましくは少なくとも98重量%、より好ましくは少なくとも99重量%の少なくとも一つの同じハイドロフルオロオレフィンを含む請求項1に記載の方法。
  3. 吸着剤がメンブレンおよび/またはモレキュラーシーブ、好ましくはモレキュラーシーブである請求項1または2に記載の方法。
  4. モレキュラーシーブの平均細孔の直径が3〜15Å、好ましくは5〜10Åである請求項3に記載の方法。
  5. モレキュラーシーブがX型またはA型のゼオライトである請求項3または4に記載の方法。
  6. ハロゲン化炭素化合物をベースにした不純物がクロロメタン(F40)、フルオロメタン(F41)、ジフルオロメタン(F32)、テトラフルオロメタン(F14)、トリフルオロメタン(F23)、1、1、1−トリフルオロエタン(F143a)、1、1ジフルオロエタン(F152a)、ペンタフルオロエタン(F125)、クロロペンタフルオロエタン(F115)、1、1、1、2−テトラフルオロエタン(F134a)、ペンタフルオロプロパン(F245)、モノクロロテトラフルオロプロペン(F244)、1、3,3,3−トリフルオロプロペン(F1234ze)EまたはZ異性体、3,3,3−トリフルオロプロペン(1243zf)、1、2,3,3,3−ペンタフルオロプロペン(F1225ye)、3,3,3−トリフルオプロピン、1,3−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン(F1232zd)、1,1ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン(F1232za)、1,1−ジクロロ−1,3,3−トリフルオロプロパン(F243fc)、1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンのシス異性体(Z−1233zd)の中から選択される少なくとも一つの化合物を含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. ハイドロフルオロオレフィンを含む流れがフロー1234yfの流れをある請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 吸着剤が3〜6Åの細孔径を有するゼオライトである請求項7に記載の方法。
  9. 不純物がクロロメタン(F40)、テトラフルオロメタン(F14)、トリフルオロメタン(F23)、1,1−ジフルオロエタン(F152a)の単独でまたは混合物から選択される請求項7または8に記載の方法。
  10. ハイドロフルオロオレフィンを含む流れが1233zd、好ましくは1233zdのE体である請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  11. 吸着剤が8〜12Åの細孔径を有するX型ゼオライトである請求項10に記載の方法。
  12. 不純物がペンタフルオロプロパン(F245)、1、3,3,3−テトラフルオロプロペン(F1234ze)、1,3−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン(F1232zd)、1,1−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン(F1232za)、1,1−ジクロロ−1,3,3−トリフルオロプロパン(F243fc)の単独でまたは混合物、好ましくはペンタフルオロプロパン(F245)、1、3,3,3−テトラフルオロプロペン(F1234ze)、1,3−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン(F1232zd)、1,1−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン(F1232za)、1,1−ジクロロ−1,3,3−トリフルオロプロパン(F243fc)、1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンのZ体(Z−1233zd)の単独でまたは混合物の中から選択される請求項10または11に記載の方法。
  13. 吸着剤と接触させる前のハイドロフルオロオレフィンを含む流れが10〜10,000質量ppmの水を含む請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 吸着剤と接触させる前のハイドロフルオロオレフィンを含む流れが500〜8,000質量ppmの不純物を含む請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. ハイドロフルオロオレフィン、水と、ハロゲン化炭素化合物をベースにした不純物とを含むハイドロフルオロオレフィンの流れの乾燥と精製を同時に行うための吸着剤の使用であって、
    上記ハイドロフルオロオレフィンが下記の式(I)の化合物であることを特徴とする使用:
    CX12=CX3CX4CX5CX6
    (ここで、Xi(iは1〜6の数)は各々が互いに独立して水素原子または塩素またはフッ素原子を表し、Xiの少なくとも1つはフッ素原子を表す)
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