JPH0578160A - 耐火性接着被覆材 - Google Patents
耐火性接着被覆材Info
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- JPH0578160A JPH0578160A JP41878990A JP41878990A JPH0578160A JP H0578160 A JPH0578160 A JP H0578160A JP 41878990 A JP41878990 A JP 41878990A JP 41878990 A JP41878990 A JP 41878990A JP H0578160 A JPH0578160 A JP H0578160A
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- Japan
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- coating material
- fire
- adhesive coating
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- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/34—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing cold phosphate binders
- C04B28/344—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing cold phosphate binders the phosphate binder being present in the starting composition solely as one or more phosphates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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-
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- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
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- Fireproofing Substances (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐火性、耐炎性、接着性及び防錆性に優れた
鋼材の被覆材を得る。 【構成】 無機質繊維10〜20重量%、吸熱分解型無
機質充填剤10〜20重量%、シリカ系バルーン15〜
25重量%、アルカノールアミン錯体化第1リン酸アル
ミニウムを含有することを特徴としている。
鋼材の被覆材を得る。 【構成】 無機質繊維10〜20重量%、吸熱分解型無
機質充填剤10〜20重量%、シリカ系バルーン15〜
25重量%、アルカノールアミン錯体化第1リン酸アル
ミニウムを含有することを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄骨構造物の梁や柱など
を耐火のために施す耐火性接着被覆材に関する。
を耐火のために施す耐火性接着被覆材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄骨構造物を耐火被覆する材料に
は、アスベスト含有成形板の張り付け材や、ロックウー
ルセメント系の吹き付け材等がある。
は、アスベスト含有成形板の張り付け材や、ロックウー
ルセメント系の吹き付け材等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アスベスト含
有成形板を張り付ける場合ほとんどが大工仕事であり、
手間、暇がかかり、鉄骨構造物の各部位の寸法に合わせ
るための切断や切削加工時にアスベスト含有の粉塵が飛
散るので作業環境を悪化する課題がある。
有成形板を張り付ける場合ほとんどが大工仕事であり、
手間、暇がかかり、鉄骨構造物の各部位の寸法に合わせ
るための切断や切削加工時にアスベスト含有の粉塵が飛
散るので作業環境を悪化する課題がある。
【0004】ロックウールセメント系の吹き付け材の場
合、耐火性及び施工性に優れるものの、長年経過したロ
ックウールセメント系の吹き付け材で被覆された鉄骨構
造物の耐火被覆材を解体して鉄骨を調べると鉄骨の表面
に錆の発生が見られる。すなわちロックウールセメント
系の吹き付け材を吹き付けて形成した耐火被覆層は嵩比
重が0.35前後(ロックウール工業会の工法)乃至
0.55(日東紡績の工法)に指定されているので耐火
被覆層の内部には空気、すなわち酸素が十分に存在す
る。この中で濃アルカリ性のセメント水と接触する鉄骨
構造物は容易に錆びるものと考えられる。このため雨水
や上下水道からの漏水があると天井板などに鉄錆による
汚れが付いたりする課題がある。
合、耐火性及び施工性に優れるものの、長年経過したロ
ックウールセメント系の吹き付け材で被覆された鉄骨構
造物の耐火被覆材を解体して鉄骨を調べると鉄骨の表面
に錆の発生が見られる。すなわちロックウールセメント
系の吹き付け材を吹き付けて形成した耐火被覆層は嵩比
重が0.35前後(ロックウール工業会の工法)乃至
0.55(日東紡績の工法)に指定されているので耐火
被覆層の内部には空気、すなわち酸素が十分に存在す
る。この中で濃アルカリ性のセメント水と接触する鉄骨
構造物は容易に錆びるものと考えられる。このため雨水
や上下水道からの漏水があると天井板などに鉄錆による
汚れが付いたりする課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明の無機
質繊維10〜20重量%、吸熱分解型無機質充填材10
〜20重量%、シリカ系バルーン15〜25重量%、ア
ルカノールアミン錯体化第1リン酸アルミニウム40〜
60重量%からなる耐火性接着被覆材によって解決され
る。
質繊維10〜20重量%、吸熱分解型無機質充填材10
〜20重量%、シリカ系バルーン15〜25重量%、ア
ルカノールアミン錯体化第1リン酸アルミニウム40〜
60重量%からなる耐火性接着被覆材によって解決され
る。
【0006】本発明に使用される無機質繊維はアルミナ
繊維、アルミナーシリカ系セラミック繊維、カオリン繊
維、マグネシア繊維、炭化珪素繊維、炭素繊維、チタン
酸カリウム繊維、ロックウール、鉱滓綿及び硝子綿の中
から選ばれる1種以上の無機質繊維である。該無機質繊
維は組成成分中10〜20重量%使用される。10重量
%より少ないと気乾時や加熱時に吹き付けられた耐火性
接着被覆材にヒビが入る恐れがあり、20重量%を越え
ると添加量の割に補強等の効果が少なくなり効率的でな
い。
繊維、アルミナーシリカ系セラミック繊維、カオリン繊
維、マグネシア繊維、炭化珪素繊維、炭素繊維、チタン
酸カリウム繊維、ロックウール、鉱滓綿及び硝子綿の中
から選ばれる1種以上の無機質繊維である。該無機質繊
維は組成成分中10〜20重量%使用される。10重量
%より少ないと気乾時や加熱時に吹き付けられた耐火性
接着被覆材にヒビが入る恐れがあり、20重量%を越え
ると添加量の割に補強等の効果が少なくなり効率的でな
い。
【0007】本発明に使用される吸熱分解型無機質充填
材としては加熱すると300℃頃から結晶水を放出し吸
熱反応を起こす例えば水酸化アルミニウムや水酸化カル
シウム、あるいは凡そ800℃頃から炭酸ガスを発生し
吸熱反応を起こす例えば炭酸カルシウム等が使用され
る。該吸熱分解型無機質充填材は組成成分中10〜20
重量%使用される。10重量%未満では耐火性が不足す
る場合があり、20重量%を越えると全組成成分のバラ
ンスが崩れ施工性が低下する。
材としては加熱すると300℃頃から結晶水を放出し吸
熱反応を起こす例えば水酸化アルミニウムや水酸化カル
シウム、あるいは凡そ800℃頃から炭酸ガスを発生し
吸熱反応を起こす例えば炭酸カルシウム等が使用され
る。該吸熱分解型無機質充填材は組成成分中10〜20
重量%使用される。10重量%未満では耐火性が不足す
る場合があり、20重量%を越えると全組成成分のバラ
ンスが崩れ施工性が低下する。
【0008】本発明に使用されるシリカ系バルーンはア
ルミノシリケート系の不活性安定なフイラーで直径10
〜500ミクロン、融点1,200℃以上のマイクロス
フエアーである。該シリカ系バルーンは組成成分中15
〜25重量%使用される。15重量%未満では断熱効果
が不足する場合があり、25重量%を越えると全組成成
分とのバランスが崩れ施工性が低下する。
ルミノシリケート系の不活性安定なフイラーで直径10
〜500ミクロン、融点1,200℃以上のマイクロス
フエアーである。該シリカ系バルーンは組成成分中15
〜25重量%使用される。15重量%未満では断熱効果
が不足する場合があり、25重量%を越えると全組成成
分とのバランスが崩れ施工性が低下する。
【0009】本発明に使用されるアルカノールアミン錯
体化第1リン酸アルミニウムはエタノールアミン、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン、アミノプロピ
ルアルコール、アミノベンジルアルコール等のアルカノ
ールアミンを第1リン酸アルミニウムに添加して反応さ
せアミノアルコール錯体をつくり第1リン酸アルミニウ
ムの強酸性を中和したものである。アルカノールアミン
は耐火性接着被覆材のPHが6〜9.5となるように添
加する。特に第1リン酸アルミニウムを常温で速やかに
結合させる場合にはMgO、Mg(OH)2、CaO、
Ca(OH)2石綿、タルク、フライアッシュ等の塩基
性物質を添加することが望ましい。該アルカノールアミ
ン錯体化第1リン酸アルミニウムは組成成分中40〜6
0重量%使用される。40重量%未満では全組成成分の
均一混合が困難であり、厚塗りした場合に施工性が低下
する。60重量%を越えるとJIS A 5758のス
ランプ値が判定基準の3mmを越え不合格となる。以上
説明した通り、これら各成分の組成成分中の使用割合が
前記範囲を外れると耐火性、断熱性や施工性等に問題が
生じ好ましくない。またバインダーについてはこれら各
成分に必要に応じて撥水剤、着色剤、等を添加すること
ができる。
体化第1リン酸アルミニウムはエタノールアミン、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン、アミノプロピ
ルアルコール、アミノベンジルアルコール等のアルカノ
ールアミンを第1リン酸アルミニウムに添加して反応さ
せアミノアルコール錯体をつくり第1リン酸アルミニウ
ムの強酸性を中和したものである。アルカノールアミン
は耐火性接着被覆材のPHが6〜9.5となるように添
加する。特に第1リン酸アルミニウムを常温で速やかに
結合させる場合にはMgO、Mg(OH)2、CaO、
Ca(OH)2石綿、タルク、フライアッシュ等の塩基
性物質を添加することが望ましい。該アルカノールアミ
ン錯体化第1リン酸アルミニウムは組成成分中40〜6
0重量%使用される。40重量%未満では全組成成分の
均一混合が困難であり、厚塗りした場合に施工性が低下
する。60重量%を越えるとJIS A 5758のス
ランプ値が判定基準の3mmを越え不合格となる。以上
説明した通り、これら各成分の組成成分中の使用割合が
前記範囲を外れると耐火性、断熱性や施工性等に問題が
生じ好ましくない。またバインダーについてはこれら各
成分に必要に応じて撥水剤、着色剤、等を添加すること
ができる。
【0010】
【作用】本発明の耐火性接着被覆材はバインダーとして
アルカノールアミンで錯体化し、中和した第1リン酸ア
ルミニウムを用いるので鉄骨構造物への接着性に優れる
と共に鉄骨構造物の錆の発生を押さえ、シリカ系バルー
ンは融点が1200℃以上の直径10〜500ミクロン
の微細な中空球体であるので耐火性接着被覆材の耐火
性、断熱性、吸音性、保温性及び施工性を向上し、無機
質繊維は耐火性接着被覆材のひび割れや強度を向上し、
吸熱分解型無機質充填材は火災時に耐火性接着被覆材が
高温になることを防いで耐火性を向上する。すなわち本
発明の耐火性接着被覆材はこれら各く組成成分の相乗作
用によって優れた耐火性、接着性、防錆性等を有する。
アルカノールアミンで錯体化し、中和した第1リン酸ア
ルミニウムを用いるので鉄骨構造物への接着性に優れる
と共に鉄骨構造物の錆の発生を押さえ、シリカ系バルー
ンは融点が1200℃以上の直径10〜500ミクロン
の微細な中空球体であるので耐火性接着被覆材の耐火
性、断熱性、吸音性、保温性及び施工性を向上し、無機
質繊維は耐火性接着被覆材のひび割れや強度を向上し、
吸熱分解型無機質充填材は火災時に耐火性接着被覆材が
高温になることを防いで耐火性を向上する。すなわち本
発明の耐火性接着被覆材はこれら各く組成成分の相乗作
用によって優れた耐火性、接着性、防錆性等を有する。
【0011】
実施例1,2.比較例1,2.セラミックフアイバー
(東芝モノフラックス(株)社製、ミルドフアイバ
ー)、チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製、チモ
スD)、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、シリカ
系バルーン(日本フイライト(株)製、フイライト)、
アルカノールアミン錯体化第1リン酸アルミニウム(多
木化学(株)製、アコラーム)、MgO(電融マグネシ
ア:タテホ化学(株)製)及び水を表1に示す配合割合
で配合し、ミキサーを使用して均一に混合し、本発明の
耐火性接着被覆材及び比較用の耐火性接着被覆材を得
た。該耐火性接着被覆材についてフロー値、スランプ
値、耐火性を下記試験方法により測定し表1に示した。
(東芝モノフラックス(株)社製、ミルドフアイバ
ー)、チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製、チモ
スD)、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、シリカ
系バルーン(日本フイライト(株)製、フイライト)、
アルカノールアミン錯体化第1リン酸アルミニウム(多
木化学(株)製、アコラーム)、MgO(電融マグネシ
ア:タテホ化学(株)製)及び水を表1に示す配合割合
で配合し、ミキサーを使用して均一に混合し、本発明の
耐火性接着被覆材及び比較用の耐火性接着被覆材を得
た。該耐火性接着被覆材についてフロー値、スランプ
値、耐火性を下記試験方法により測定し表1に示した。
【0012】
【表1】
【0013】実施例3.錆のない鉄板(5mm×50m
m×100mm)3枚を実施例1の耐火性接着被覆材を
遠心分離機にかけて分離した分離液にそれぞれ5分間浸
し、110℃で7日間放置し、次いで湿度80%、40
℃で7日間放置した後鉄錆の発生を肉眼で観察し表2に
示した。
m×100mm)3枚を実施例1の耐火性接着被覆材を
遠心分離機にかけて分離した分離液にそれぞれ5分間浸
し、110℃で7日間放置し、次いで湿度80%、40
℃で7日間放置した後鉄錆の発生を肉眼で観察し表2に
示した。
【0014】比較例3・実施例3において実施例1の耐
火性接着被覆材を遠心分離機にかけて分離した分離液の
代わりにポルトランドセメントの10重量%分散液(ロ
液)に浸した以外は実施例3と同様にした。
火性接着被覆材を遠心分離機にかけて分離した分離液の
代わりにポルトランドセメントの10重量%分散液(ロ
液)に浸した以外は実施例3と同様にした。
【0015】
【表2】
【0016】試験方法 フロー値:「セメントの物理試験方法 JIS R 5
201」による。 スランプ値:「建築用シーリング材 JIS A 57
58」による。 耐火性(耐火試験):「建築構造部分の耐火試験方法
JIS A 1304」に準拠して作成した簡易小型床
板耐火試験炉1(内寸、1,000mm×1,000m
m×1,000mm)を用い昭和44年建設省告示第
2,999号に規定する梁耐火3時間試験を以下の通り
行った。予め熱電対2を上下フランジの下側両端及びウ
エブ中央の各々複数個所にセットしたH型鋼材3(H−
200mm×300mm×10tmm×15tmm×
1,000mm)を試験用梁として鉄筋コンクリート製
の床4(150tmm400mm×1,150mm)に
セットし、第3図に示す通り該H型鋼材の露出部に実施
例1,2比較例1,2で得た夫々の耐火性接着被覆材を
吹き付け次いでコテで厚さ50mmに調整し耐火性接着
被覆層5を得た。室温にて50日以上気乾した後前記簡
易小型床板耐火試験炉にセットし図1のように試験炉の
両壁のノズル6より火炎をもって建築基準法施行令第1
07条第1号の規定に基ずく加熱標準曲線に沿って、3
時間加熱し熱電対により梁の各部の温度を測定し、梁鋼
構造の規定温度である最高温度が450℃以下、平均温
度が350℃以下と比較し合格、不合格を表1に示し
た。
201」による。 スランプ値:「建築用シーリング材 JIS A 57
58」による。 耐火性(耐火試験):「建築構造部分の耐火試験方法
JIS A 1304」に準拠して作成した簡易小型床
板耐火試験炉1(内寸、1,000mm×1,000m
m×1,000mm)を用い昭和44年建設省告示第
2,999号に規定する梁耐火3時間試験を以下の通り
行った。予め熱電対2を上下フランジの下側両端及びウ
エブ中央の各々複数個所にセットしたH型鋼材3(H−
200mm×300mm×10tmm×15tmm×
1,000mm)を試験用梁として鉄筋コンクリート製
の床4(150tmm400mm×1,150mm)に
セットし、第3図に示す通り該H型鋼材の露出部に実施
例1,2比較例1,2で得た夫々の耐火性接着被覆材を
吹き付け次いでコテで厚さ50mmに調整し耐火性接着
被覆層5を得た。室温にて50日以上気乾した後前記簡
易小型床板耐火試験炉にセットし図1のように試験炉の
両壁のノズル6より火炎をもって建築基準法施行令第1
07条第1号の規定に基ずく加熱標準曲線に沿って、3
時間加熱し熱電対により梁の各部の温度を測定し、梁鋼
構造の規定温度である最高温度が450℃以下、平均温
度が350℃以下と比較し合格、不合格を表1に示し
た。
【0017】
【発明の効果】表1及び2の結果からも明らかな通り鉄
骨梁等の被覆に用いられた本発明の耐火性接着被覆材は
火災時の高温や炎あるいは地震等の振動に対して優れた
耐火性、耐炎性、接着性を発揮すると共に、防錆性にも
優れ天井板などの鉄錆による汚れを防ぐ。さらに組成成
分中のシリカ系バルーンはマイクロスフエアーを有して
いるので断熱性、保温性、軽量性、吸音性の効果もあ
る。
骨梁等の被覆に用いられた本発明の耐火性接着被覆材は
火災時の高温や炎あるいは地震等の振動に対して優れた
耐火性、耐炎性、接着性を発揮すると共に、防錆性にも
優れ天井板などの鉄錆による汚れを防ぐ。さらに組成成
分中のシリカ系バルーンはマイクロスフエアーを有して
いるので断熱性、保温性、軽量性、吸音性の効果もあ
る。
図1,図2は本発明の実施例及び比較例の耐火性接着被
覆材の耐火性の測定を説明するための説明図で
覆材の耐火性の測定を説明するための説明図で
【図1】簡易小型床板耐火試験炉に耐火性接着被覆材で
被覆したH型鋼材をセットし図。(A)は正面からの
図、(B)は側面からの図。
被覆したH型鋼材をセットし図。(A)は正面からの
図、(B)は側面からの図。
【図2】鉄筋コンクリート製の床に試験用梁としてセッ
トしたH型鋼材を耐火性接着被覆材で被覆した図
トしたH型鋼材を耐火性接着被覆材で被覆した図
1:簡易小型床板耐火試験炉。2:熱電対。3:H型鋼
材。4:鉄筋コンクリート製の床。5:耐火性接着被覆
層。6:ノズル。7:ボルト。
材。4:鉄筋コンクリート製の床。5:耐火性接着被覆
層。6:ノズル。7:ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 21/12 8318−4H //(C04B 28/34 14:38 Z 2102−4G 14:02 Z 2102−4G 14:04) A 2102−4G
Claims (1)
- 【請求項1】 無機質繊維10〜20重量%、吸熱分解
型無機質充填材10〜20重量%、シリカ系バルーン1
5〜25重量%、アルカノールアミン錯体化第1リン酸
アルミニウム40〜60重量%からなる耐火性接着被覆
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41878990A JPH0578160A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 耐火性接着被覆材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41878990A JPH0578160A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 耐火性接着被覆材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578160A true JPH0578160A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=18526574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41878990A Pending JPH0578160A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 耐火性接着被覆材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0578160A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008106469A (ja) * | 2006-10-24 | 2008-05-08 | E-Material:Kk | 耐火被覆材及びこの耐火被覆材の塗工方法 |
CN103539386A (zh) * | 2012-07-16 | 2014-01-29 | 北京中电联众电力技术有限公司 | 铸造碳化硅复合材料及其制备方法 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP41878990A patent/JPH0578160A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008106469A (ja) * | 2006-10-24 | 2008-05-08 | E-Material:Kk | 耐火被覆材及びこの耐火被覆材の塗工方法 |
CN103539386A (zh) * | 2012-07-16 | 2014-01-29 | 北京中电联众电力技术有限公司 | 铸造碳化硅复合材料及其制备方法 |
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