JPH03126776A

JPH03126776A - 建築物内壁面等への吹付剤

Info

Publication number: JPH03126776A
Application number: JP26563589A
Authority: JP
Inventors: Noriyuki Sugawara; 則行菅原
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-10-12
Filing date: 1989-10-12
Publication date: 1991-05-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は建築物の天井や内壁面に直接吹付は所定の目的
を達成する吹付剤て、従来のアスベストの代替となると
共１ζ、アスベスト層の表面にも直接施工できる吹付剤
に関するものである。

（従来の技術）アスベスト（石綿）は防音、耐熱効果を有する繊維状の
鉱物で、建材や自動車部品等に広く使用されてきたが、
空気中を漂うアスベスｌ−繊維を吸い続けると肺が７し
になる恐れがあることが解ったためその使用が中止され
ｔこ。

しかしアスベストを吹き付けた建材（吹き付は材）を壁
や天井に使用している個所は、吹き付けたアスベスト層
からアスベスト繊Ｈ：が離脱し室内汚染を引き起こす虞
れが強く、何等かの処置が必要となった。

そこて現在のアスベス１−汚染対策としてはアスベスト
層の表面に特殊な塗料を塗布し、アスベスｌ−繊維の飛
散を防止する封し込み法、アスベスト層の表面をシート
、板等で覆う囲い込み法、アスベストそのものを除去し
てしまう除去法等が知られている。

特に封し込み手段は除去法に比して作業の簡易性と云う
利点があり、また囲い込み法に比してアスベスト災害防
止の完全性と云う点て優れているのて、広く採用されて
し）る。その具体的手段どしては表面に難燃性塗料を塗
布する手段や、アスベスト繊維内に樹脂材を浸透せしめ
るアスベストを一体化せしる手段等が知られている。

またアスベストの使用が禁止さｉｌでいる現在、防音、
防火、結露防止等の目的として種々のものが知られてい
る。例えば天井壁面等に難燃性繊維を植毛したり、また
は無数の空隙を持つ焼成軽石と接着したりしている。し
かしこれ等の従来技術では、直接アスベストの表面に施
工することができない。即ちアスベスト層の表面の植毛
に際してば−見アスベスト層の表面（こ密閉層を形成す
る必要があり、二重手間となる。次に焼成軽石とセメン
トの庇合物である所謂軽石コンクリートはアスベスト繊
維が飛散しないようにするには軽石コノクリ−１・を所
定の厚さ形成しなければならないが、被覆層自体のＴｆ
、量が重くなってアスベスト層が剥落してしまう。

（ｉ！！！！題を解決ずろための手段）本発明は前記し
た課題を鑑み、アスベストと同様の防音２＃４火、結露
防止の効果を有し、通常の壁面にもよたアスベスト繊維
の表面にも直接吹付形成可能な吹付剤を提案したもので
ある。

本発明に係る吹付剤ば、無機質多孔黄体粒状物と、発泡
性ケイ酸塩を水性エポキン樹脂に混入してなることを特
徴とするものである。

（作　用）前記の吹付剤の吹付けによって形成される被膜は、発泡
性ゲイ酸塩が内在し、被膜が高）晶加熱を受けるとツノ
ーイ酸塩の発泡が生し、それ自体が燃えずに被膜裏面へ
の熱を遮断するので、耐火性に優れた防火層となり、ま
た被膜に無機質多孔黄体粒状物が内ｉ＋’−１／ている
ため、多孔部分での結露吸収を行い結露防止になると共
に吸音効果も有する。

勿論前記の無機質多孔置体粒状物自体も燃えない。

更に前記の発泡性ケイ酸塩や無機質多孔黄体粒状物の接
着ベースとなる水性エポキン樹脂は、アスベスト繊維に
適度に浸透するので、アスベスト層に確実に接着すると
井にその表面を密閉し、月つ前記物質をアスベスト層の
表面に付着せしめるものである。

またアスベス）・層以外の金属表面、コンクリ−■・壁
面にも容易に接着硬化するものである。

（実施例）次に本発明の実施例について次に説明ずろ。

本発明を構成する材料として次のものを用いた。

無機質多孔黄体粒状体　　焼成軽石（粒度０．４〜１　
ｍ／ｍ）発泡ゲイ酸塩　　ダイソー株式会社製ＥＰＳコート（粉
末）　１００ｇ水性エポキシ樹脂　　旭電化工業株式会社アｙカレンジ
ＥＰＦ　　０４５０００ｇ水　　　　　　　　９００　ｃｃを用い、とｉｌを混合して吹付剤を形成した。

前記吹付剤をアスベスト繊維の表面及び金属板表面にス
プレーガンを以て１〜３　ｍｍ厚さとなるように吹き付
けたところ、よく付着し、特にアスベスト層は］ＯＸ］
Ｏｃｍ切り取りテンッロン万能試験機ＵＴ　Ｍ　−ＩＱ
Ｔを用いて、接着強度の試験を行ったら、３．５ｋｇ重
の引張力でアスベスト層自体の接着が破壊した。即ち吹
付剤によるアスベスト層表面の保護被覆はアスベスト自
体の接合よりも強くアスベスト繊維に接着しているもの
である。

更に前記吹付剤を厚さ０．８５ｍ＋ｎのグラスクロスの
表面に厚さ１．３ｍｍで塗布しｔコ試験片に１０００℃
程度のプロバシガスバーナの火炎を吹き付けたところ、
炎がグラスクロスを貫通ずるのに２時間以上を要した。

また同吹付面に露吹きを以て水滴を吹き付けたところ、
直ちに吹付面（こ吸収されｔこ。

以上のように吹付剤による保護被覆はアスベスト層に堅
固に接着し、且つ防火層、結露防止層となるものである
。

尚無機質多孔黄体粒状物及び発泡ケイ酸塩、水性エポキ
シ樹脂及び水野混合比率は樹脂を１００とした場合、粒
状物を３０〜７０２発泡ケイ酸塩３〜２０、水は５０〜
１２０程度が適切で、粒状物が少ないと吸湿性に欠け、
発泡ケイ酸塩が少ないと耐火性に劣ることになり、また
樹脂が少ないと接着が良好に行わないので、前記比率が
好ましい範囲である。

また使用する材料として（よ、前記実施例に限定される
同様の性質を発揮する物質であれば他のものも採用でき
る。

（発明の効果）本発明は以」二の如くであるから、アスベスト層やアス
ベスト層に関係なく、その表面に防音、防火、結露防止
の壁面構成が可能であると共に、特にアスベスト層の押
さえ込みも同時に達成できるものである。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）無機質多孔質体粒状物と、発泡性ケイ酸塩を水性
エポキシ樹脂に混入してなることを特徴とする建築物内
壁面への吹付剤。