JPH0578011U - マイクロ波同軸導波管構体 - Google Patents

マイクロ波同軸導波管構体

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JPH0578011U
JPH0578011U JP1573792U JP1573792U JPH0578011U JP H0578011 U JPH0578011 U JP H0578011U JP 1573792 U JP1573792 U JP 1573792U JP 1573792 U JP1573792 U JP 1573792U JP H0578011 U JPH0578011 U JP H0578011U
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JP
Japan
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conductor
inner conductor
outer extension
outer conductor
extension portion
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JP1573792U
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収 森岡
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 内導体12と内導体外方延長部11間および外導
体外筒2と外導体外方延長部1間に設けた空隙6、16に
Oリング4、14と形状記憶合金製の押さえ材5、15とを
装着して、両部材を螺合して一体結合する。 【効果】 両部材を螺合して一体結合するため、組立作
業が簡単である。また、誘電体気密窓板の破損時等の場
合でも分解が簡単で、新しい気密窓構体を容易にセット
して再組立することができる。さらに、分解後の部材は
再使用することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子ビームの加速装置、高周波加速空洞用のマイクロ波同軸導波管 構体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マイクロ波同軸導波管構体について、図5により説明する。図中25はマイクロ 波同軸導波管構体で、この同軸導波管構体25は内導体26および外導体27を有し、 内導体26には冷却水管37で示すように、また外導体27にも図示しないが冷却水が 循環させられるようになっている。内、外導体はともにその途中から直径が拡大 されて内導体径大部28および外導体径大部29に変換され、これら径大部において 両導体間に誘電体気密窓板30が真空気密に接合されている。そしてこの誘電体気 密窓板30の位置と径大部に変換された位置との間の分割部31、32で両導体は軸方 向に部品上で分割されており、いずれもこの部分でアーク溶接などで電気的およ び真空気密的に一体結合されている。
【0003】 分割部31の結合については、内導体外方延長部33と内導体接合リング34とを焼 きばめまたは冷却ばめによって結合している。また、分割部32の結合については 、気密窓構体の外導体部の先端部35と外導体外方延長部の先端部36とをアーク溶 接で気密に結合している。これらの例は特開昭62-246229 号公報に見ることがで きる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の結合方法では、例えば分割部31の焼きばめの場合、組立時に焼 きばめ部昇温のために昇温ヒータと測温のための熱電対を設置する必要があり、 また、焼きばめ部分の結合強度は、はめ合管理によって左右されるため、接合部 の寸法公差、温度管理が重要となり、部品製作および組立作業が煩雑になるとい う問題がある。冷却ばめの場合も上記と同様な問題が生じる。
【0005】 分割部32の結合にアーク溶接を用いると、溶接作業が不可欠で、気密結合のた めの高度な溶接作業技能者が必要となる。また、誘電体気密窓板30(セラミック 窓板)は運転中の異常放電、高周波の不調による局部加熱によって破損すること があるが、この場合も、分解時には溶接部を切断するなどの作業手順が複雑とな る。さらに、切断部の部品は再使用ができなくなり、再製作しなければならない という問題もある。
【0006】 本考案は、上記の問題点を解決するためになされたもので、分割部の気密性を 保つために、分割部の両部材間にOリングと形状記憶合金製の押さえ材とを装着 して、両部材を螺合して一体結合したマイクロ波同軸導波管構体を提供すること を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、同軸線路を構成する内導体部および外導体部の間に誘電体気密窓板 が真空気密に封着されてなる気密窓構体と、この気密窓構体の内導体部および外 導体部に各々一体的に接合される内導体外方延長部および外導体外方延長部とを 備えるマイクロ波同軸導波管構体において、上記内導体部および外導体部と内導 体外方延長部および外導体外方延長部とを結合合体するに際して、内導体部と内 導体外方延長部間および外導体部と外導体外方延長部間に設けた空隙にOリング と形状記憶合金製の押さえ材とを装着して、両部材を螺合して一体結合したマイ クロ波同軸導波管構体である。
【0008】
【作用】
結合部にOリングを押さえる押さえ材を用いた理由は、真空部への大気の漏れ 防止、すなわち気密性を完全なものにすための手段である。押さえ材は形状記憶 合金製で、その成形は低温で行い室温で押しつけ力が発揮できるようにしている 。形状記憶合金としては、例えばTiNi系合金を用いる。
【0009】 両部材の結合をアーク溶接あるいは焼きばめ、冷却ばめに替えて螺合すること により組立、分解が容易になる。螺子部以外の両部材が直接接触する面は、Oリ ングと押さえ材の接触精度を高めるために、はめ合公差を厳しくする必要があり 、例えばはめ合公差H6などを採用する。
【0010】
【実施例】
本考案の実施例を図に基づいて説明する。 図1は図5に示した従来のマイクロ波同軸導波管構体の分割部31、32の結合を アーク溶接あるいは焼きばめ、冷却ばめに替えて螺合したマイクロ波同軸導波管 構体の一部を、図2は運転時の外導体の螺合状態を、図3は設置時のOリングと 押さえ材との関係を示す図である。
【0011】 図中1は外導体外方延長部で、外導体外方延長部1には螺子部3があり、ここ には雄螺子が切ってあり、これと螺合する外導体外筒2の螺子部3には雌螺子が 切ってある。外導体外方延長部1と外導体外筒2間にはOリング4と押さえ材5 が装着できる空隙6が設けてある。また、外導体外方延長部1と外導体外筒2間 には薄肉外筒7が装着されている。外導体外筒2には冷却空気入口9を設けた外 筒カバー8が螺子10で固着されたいる。
【0012】 図中11は内導体外方延長部で、内導体外方延長部11には螺子部13があり、ここ には雌螺子が切ってあり、これと螺合する内導体12の螺子部13には雄螺子が切っ てある。内導体外方延長部11と内導体12間には上記と同様にOリング14と押さえ 材15が装着できる空隙16が設けてある。また、内導体外方延長部11と内導体12間 には薄肉内筒17が装着されている。内導体12には冷却水管18がシール溶接19され ている。なお、20は誘電体気密窓板を示す。
【0013】 図2に示す外導体外方延長部1と外導体外筒2との接触面22のはめ合公差は、 Oリング4と押さえ材5との接触精度を高めるために、H6にした。
【0014】 押さえ材5、15は形状記憶合金TiNi合金で製作されており、断面形状は半円状 の押さえ材の一端に平板の押さえ材がついた形状をしている。設置時は、この平 板の面を空隙6内に面する外導体外筒2および内導体外方延長部11に接触させて 装着する。
【0015】 組立時は、外導体外方延長部1については、Oリング4と押さえ材5を空隙6 に装着して、外導体外方延長部1に外導体外筒2を螺合する。同様に内導体外方 延長部11については、Oリング14と押さえ材15を空隙16に装着して、内導体12に 内導体外方延長部11を螺合する。
【0016】 形状記憶合金製の押さえ材5、15は、低温では空隙6、16内のOリング4、14 と接触せず隙間ができるように成形しているため、図3に示すように設置時には Oリング4と押さえ材5との間には隙間が生じているが、図2に示すように運転 時には昇温し押さえ材5の半円状の部分が伸びOリング4を空隙6内に面する外 導体外筒2および薄肉外筒7に押しつける。これにより外導体外方延長部1と薄 肉外筒7とが密着し、真空部21への冷却空気の漏れはない。また、電気的には、 Oリング4が薄肉外筒7を外導体外方延長部1に押しつけるため、両者が面接触 して回路を形成する。これらの効果は、内導体外方延長部11と内導体12との螺合 一体結合においても同様に得られる。
【0017】 変形実施例を図4に示す。図4は形状記憶合金製の押さえ材に替えて、可撓性 を有する押さえ材を使用した例で、この押さえ材23とOリング4を空隙6に装着 して、外導体外方延長部1に外導体外筒2を螺合する。外導体外方延長部1と外 導体外筒2を螺合することによって、押さえ材23でOリング4を押しつけ結合部 の気密性と電気回路を確保する。
【0018】
【考案の効果】
本考案のマイクロ波同軸導波管構体は、内、外導体部と内、外導体外方延長部 との間にOリングと形状記憶合金製の押さえ材とを装着して、両部材を螺合して 一体結合するため、組立作業が簡単である。また、誘電体気密窓板の破損時等の 場合でも分解が簡単で、新しい気密窓構体を容易にセットして再組立することが できる。さらに、分解後の部材は再使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるマイクロ波同軸導波管構体の説明
図である。
【図2】運転時の外導体の螺合状態を示す図である。
【図3】設置時のOリングと押さえ材との関係を示す図
である。
【図4】変形実施例を示す図である。
【図5】従来のマイクロ波同軸導波管構体の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…外導体外方延長部、2…外導体外筒、3…螺子部、
4…Oリング、5…押さえ材、6…空隙、7…薄肉外
筒、8…外筒カバー、9…冷却空気入口、10…螺子、11
…内導体外方延長部、12…内導体、13…螺子部、14…O
リング、15…押さえ材、16…空隙、17…薄肉内筒、18…
冷却水管、19…シール溶接、20…誘電体気密窓板、21…
真空部、22…接触面、23…押さえ材、25…マイクロ波同
軸導波管構体、26…内導体、27…外導体、28…内導体径
大部、29…外導体径大部、30…誘電体気密窓板、31、32
…分割部。33…内導体外方延長部、34…内導体接合リン
グ、35…外導体の先端部、36…外導体外方延長部の先端
部、38…冷却水管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸線路を構成する内導体部および外導
    体部の間に誘電体気密窓板が真空気密に封着されてなる
    気密窓構体と、この気密窓構体の内導体部および外導体
    部に各々一体的に接合される内導体外方延長部および外
    導体外方延長部とを備えるマイクロ波同軸導波管構体に
    おいて、上記内導体部および外導体部と内導体外方延長
    部および外導体外方延長部とを結合合体するに際して、
    内導体部と内導体外方延長部間および外導体部と外導体
    外方延長部間に設けた空隙にOリングと形状記憶合金製
    の押さえ材とを装着して、両部材を螺合して一体結合し
    たことを特徴とするマイクロ波同軸導波管構体。
JP1573792U 1992-03-25 1992-03-25 マイクロ波同軸導波管構体 Withdrawn JPH0578011U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016159333A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 日立金属株式会社 ダイカスト用スリーブ
CN115103504A (zh) * 2022-08-24 2022-09-23 合肥中科离子医学技术装备有限公司 陶瓷窗、耦合器及加速器

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JP2016159333A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 日立金属株式会社 ダイカスト用スリーブ
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Effective date: 19960606