JPH057775Y2 - - Google Patents

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JPH057775Y2
JPH057775Y2 JP2091489U JP2091489U JPH057775Y2 JP H057775 Y2 JPH057775 Y2 JP H057775Y2 JP 2091489 U JP2091489 U JP 2091489U JP 2091489 U JP2091489 U JP 2091489U JP H057775 Y2 JPH057775 Y2 JP H057775Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はプリセツト受信機能付ラジオに係
り、とくにカーラジオなどでプリセツト選局モー
ドの受信と、マニユアル選局モードや自動選局モ
ードなどの他の選局モードによる受信の両方が可
能なプリセツト受信機能付ラジオに関する。
〔従来の技術〕
カーラジオでは、プリセツト選局モードによる
受信と、マニユアル選局モードや自動選局モード
などのプリセツト選局モード以外の他の選局モー
ドによる受信の両方が可能になつている。
例えば、プリセツト選局モードとマニユアル選
局モードの切り換え受信が可能なカーラジオの場
合、チャンネル選択キーで例えば5チャンネルを
指定する操作を行うと、プリセツト受信モードに
設定されて、メモリから5チャンネルに係るチャ
ンネルデータ(周波数データ)が呼び出されて、
メモリに格納された現在受信周波数データが書き
換えられる。
そして、書き換え後の現在受信周波数データに
対応する同調制御データ(分周比データ)が計算
され、PLL周波数シンセサイザ式受信部に出力
されて同調制御がなされる。
また、5チャンネルのプリセツト選局モードに
よる受信状態において、マニユアル選局用のアツ
プキーを1回操作すると、マニユアル選局モード
に設定されて、メモリに格納された現在受信周波
数データが1単位分だけアツプされる。
そして、アツプ後の現在受信周波数データに対
応する同調制御データが計算され、この同調制御
データが、PLL周波数シンセサイザ式受信部に
出力されて同調制御がなされる。
アツプキーが更に1回操作されると、マニユア
ル選局モードが設定されたままで、メモリに格納
された現在受信周波数データが更に1単位分だけ
アツプされ、アツプ後の現在受信周波数データに
基づき同調制御がなされる。
このようにして、アツプキーの操作に従い同調
周波数が1単位ずつ上昇する。
逆に、マニユアル選局用のダウンキーを1回操
作すると、マニユアル選局モードに設定されたま
ま、メモリに格納された現在受信周波数データが
1単位分だけダウンされる。
そして、ダウン後の現在受信周波数データに対
応する同調制御データが計算され、この同調制御
データが、PLL周波数シンセサイザ式受信部に
出力されて同調制御がなされる。
ダウンキーが更に1回操作されると、メモリに
格納された現在受信周波数データが更に1単位分
だけダウンされ、ダウン後の現在受信周波数デー
タに基づき同調制御がなされる。
このようにして、ダウンキーの操作に従い同調
周波数が1単位ずつ下降する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の技術では、予
めチヤンネルデータとしてプリセツトされていな
い或る第1の局をユーザがアツプキーまたはダウ
ンキーの操作でマニユアル選局モードにて選局
し、放送を聴取したあと、チャンネルキーを操作
してプリセツト選局モードで他の第2の局を呼び
出してその放送を聴取し、その後、この第2の局
の放送内容と先に聴取していた第1の局の放送内
容を比較して好みの内容の局を選択したいと思つ
た場合、ユーザは、再度、アツプキーまたはダウ
ンキーを操作してマニユアル選局モードで第1の
局を選局しなければならず、手間が掛かつてい
た。
とくに、カーラジオで運転者が運転しながら操
作する場合、何度もマニユアル選局することは、
面倒な作業であつた。
この考案は、上記した従来技術の問題に鑑み、
プリセツト選局モードに切り替えたあとでも、プ
リセツト選局に切り替える前に他の選局モードに
て最後に聴取していた放送を簡単に聴取できるプ
リセツト受信機能付ラジオを提供することを、そ
の目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案のプリセツト受信機能付ラジオは、プ
リセツト選局モードと他の選局モードの切り換え
受信が可能で、現在の受信周波数データを格納す
る現在受信周波数データ記憶手段と、現在受信周
波数データ記憶手段に記憶された現在受信周波数
データに対応する同調制御データを周波数シンセ
サイザ式受信手段に出力し同調制御を行う同調制
御手段と、チヤンネル選択操作を行うチヤンネル
選択操作手段と、チヤンネル選択操作手段の操作
に従い形成されたチヤンネル呼び出し指令に基づ
き、対応するチヤンネルデータをチヤンネルデー
タ記憶手段から読み出して現在受信周波数データ
記憶手段のデータを変更するチヤンネル呼び出し
手段と、を含むプリセツト受信機能付ラジオにお
いて、他の選局モードからプリセツト選局モード
に切り換えられる直前の現在受信周波数データ記
憶手段に記憶されているデータを前選局モード受
信周波数データとして登録する前選局モード受信
周波数データ登録手段と、チヤンネル選択操作手
段に対する操作が、プリセツト選局モード中にな
され、かつ、前回と同じチャンネルに対する操作
か、それ以外の操作かを判別し、前者のとき前選
局モード状態復帰指令を発し、後者のとき操作さ
れたチャンネルに係るチヤンネル呼び出し指令を
発するチヤンネル選択操作内容判別手段と、チャ
ンネル操作操作内容判別手段から前選局モード状
態復帰指令が発せられたとき、登録手段に登録さ
れた前選局モード受信周波数データで現在受信周
波数データ記憶手段の内容を書き換えて前選局モ
ードでの最後の受信状態に復帰させる前選局モー
ド状態復帰手段と、を含むこと、を特徴としてい
る。
〔実施例〕
次にこの考案の1つの実施例を第1図を参照し
て説明する。
第1図にはこの考案に係るカーラジオのブロツ
ク図が示されている。
アンテナ10に周波数シンセサイザ式受信手段
としてのPLL周波数シンセサイザ式受信部12
が接続されており、マイクロコンピユータ20か
ら入力する同調制御データ(分周比データ)に対
応した同調周波数の放送を受信し、音声信号を復
調して外部のオーデイオアンプ(図示せず)へ出
力する。
音声信号は、オーデイオアンプで増幅や音量調
整がなされ、スピーカへ出力されて音響再生され
る。
マイクロコンピユータ20の入力側には操作部
30、出力側には表示部50が接続されている。
操作部30は、マニユアル選局用のアツプキー
32、ダウンキー34と、プリセツト選局操作手
段としての1チャンネルから6チャンネルに対応
する6つのチャンネルキー36〜46が設けられ
ており、ユーザのキーオン操作に応じたキー信号
をマイクロコンピユータ20へ出力する。
表示部50は、受信周波数表示器52とチャン
ネル表示器54が設けられており、マイクロコン
ピユータ20の表示制御に従い、受信周波数の表
示や、プリセツト選局モードにおける呼出しチャ
ンネルの表示、マニユアル選局モード表示を行
う。
マイクロコンピユータ20は、CPU22、
ROM24、RAM26がバス接続されて成り、
ROM24に格納された所定のプログラムに基づ
き、ユーザのキー操作に応じたマニユアル選局制
御、プリセツト選局制御、前選局モード復帰制
御、表示制御等の処理を実行する。
RAM26には、第2図に示す如く、現在の受
信周波数に係る現在受信周波数データFDを格納
するエリア、マニユアル選局モードからプリセツ
ト選局モードに切り換わる直前の受信周波数を示
す受信周波数データ(マニユアル選局モードでの
最後の受信周波数を示すデータ)である前選局モ
ード受信周波数データFDMANを格納するエリタ、
プリセツト選局モードでの呼び出しチヤンネルデ
ータCHを格納するエリア、ユーザが選択したチ
ャンネルキーに係るチヤンネル選択番号データ
CH′を格納するエリア、1チャンネルから6チャ
ンネルまでの6つのチヤンネルデータ(周波数デ
ータ)CD1〜CD6を格納するチヤンネルデータエ
リアが設けられている。
ここで、呼び出しチヤンネルデータCHは、プ
リセツト選局中は「1」乃至「6」のいずれかの
データであり、マニユアル選局中は、ハイフンデ
ータ「−」とされるものとする。
よつて、呼び出しチヤンネルデータCHを参照
することで現在の受信モードがマニユアル選局モ
ードか、プリセツト選局モードか分かることにな
る。
次に、この実施例の動作を第3図と第4図のフ
ローチヤートを参照して説明する。
なお、予め、カーラジオの電源スイツチがオフ
しており、RAM26に格納されたチヤンネル呼
び出しデータCHはハイフンデータ「−」であ
り、現在受信周波数データFDは前回電源スイツ
チオフ直前に聴取していた局に係る79.0MHzのデ
ータであるものとする。
また、チヤンネルデータエリアには全てチヤン
ネルデータCD1乃至CD6がプリセツト済みで、
CD1=78.0MHz、CD2=82.0MHz、CD3=83.0M
Hz、CD4=84.5MHz、CD5=86.0MHz、CD6
88.0MHzであるものとする。
そして、78.0MHz、79.0MHz、81.5MHz、
82.0MHz、83.0MHz、84.5MHz、86.0MHz、88.0M
Hzに放送局が存在するものとする。
ユーザがカーラジオの電源スイツチをオンする
と、マイクロコンピユータ20は所定の初期設定
処理を行い、現在受信周波数データFDに対応す
る同調制御データ(分周比データ)を計算して
PLL周波数シンセサイザ式受信部12へ出力し、
前回電源スイツチオフ直前に聴取していた局の周
波数に同調させ、かつ、現在受信周波数データ
FDに対応する受信周波数表示制御信号を形成し
て表示部50に出力し、受信周波数表示器52の
表示状態を<79.0MHz>とさせるとともに、チヤ
ンネル呼び出しデータCHがハイフンデータ
「−」であり、マニユアルー選局モードを示して
いるので、チヤンネル呼び出しデータCHに対応
するマニユアル選局モード表示制御信号を形成し
て表示部50に出力してチャンネル表示器54の
表示状態を<−CH>とする(第3図のステツプ
60)。
PLL周波数シンセサイザ式受信部12はマイ
クロコンピユータ20の同調制御を受けて、
79.0MHzに同調して放送信号の受信を行い、音声
信号を復調してオーデイオアンプへ出力する。
オーデイオアンプは音声信号の増幅と音量調整
を行いスピーカへ出力して音響再生させる。
このようにして、前回電源スイツチオフ直前の
受信状態(マニユアル選局モードによる79.0MHz
の受信)が再現される。
ユーザが、プリセツトされていない他の局の放
送を聴取したい場合、操作部30のマニユアル選
局用のアツプキー32またはダウンキー34を必
要な回数だけオン操作する。
例えば、81.5MHzの放送局に替えたい場合、ま
ず、ユーザが受信周波数を上昇させるためアツプ
キー32を1回オン操作すると、操作部30から
アツプキー32に係るキー信号がマイクロコンピ
ユータ20へ出力される。
マイクロコンピユータ20は、ステツプ60の初
期設定処理のあと、操作部30からの入力をチエ
ツクしてマニユアル選局操作がされたか否かの判
定と、プリセツト選局操作がされたか否かの判定
を繰り返しており(ステツプ62、第4図のステツ
プ80)、操作部30からアツプキー32に係るキ
ー信号を入力すると、マイクロコンピユータ20
はステツプ62の判定でマニユアル選局操作有りと
判断し、チヤンネル呼び出しデータCHは「−」
のままとし(ステツプ64)、続いて、アツプキー
32に係るキー信号であることからアツプ操作で
あると判断し(ステツプ66)、現在受信周波数デ
ータFDに所定の周波数単位データs(例えばs=
100kHz)を加算し(ステツプ68)、加算後の現在
受信周波数データFD(=79.1MHz)で前選局モー
ド受信周波数データFDMANを書き換えたあと(ス
テツプ70)、現在受信周波数データFDに対応する
同調制御データを計算してPLL周波数シンセサ
イザ式受信部12へ出力し、同調周波数を1単位
分だけ上昇させ、79.1MHzとさせる(ステツプ
72)。
続いて、現在受信周波数データFDに対応する
受信周波数表示制御信号を形成して表示部50へ
出力し、受信周波数表示器52での表示周波数を
1単位分上昇させて<79.1MHz>とし(ステツプ
74)、チヤンネル呼び出しデータCHに対応する
マニユアル選局モード表示制御信号を形成して表
示部50へ出力し、チャンネル表示器54の表示
状態を<−CH>のままとする(ステツプ76)。
ユーザがアツプキー32の2回目のオン操作を
行うと、操作部30から再びアツプキー32に係
るキー信号がマイクロコンピユータ20へ出力さ
れる。
マイクロコンピユータ20は、アツプキー32
に係るキー信号を入力すると、マニユアル選局操
作がなされたと判断し(ステツプ62)、チヤンネ
ル呼び出しデータCHは「−」のままとしたあ
と、アツプ操作であると判断し、現在受信周波数
データFDを再び1単位分増加させて79.2MHzと
し(ステツプ64〜68)、増加後の現在受信周波数
データFDで前選局モート受信周波数データ
FDMANを書き換える(ステツプ70)。
そして、現在受信周波数データFDに対応する
同調制御データを計算してPLL周波数シンセサ
イザ式受信部12へ出力し、同調周波数を1単位
分だけ上昇させ、79.2MHzとさせる(ステツプ
72)。
続いて、現在受信周波数データFDに対応する
受信周波数表示制御信号を表示部50へ出力し、
受信周波数表示器52での表示周波数を1単位分
上昇させて<79.2MHz>とし(ステツプ74)、チ
ャンネル表示器54の表示状態は<−CH>のま
まとする(ステツプ76)。
以下同様にしてユーザがアツプキー32をオン
操作する度に、マイクロコンピユータ20は、現
在受信周波数データFDの1単位分ずつの増加と
前選局モード受信周波数データFDMANの書き換
え、現在受信周波数データFDに基づく同調制御
と受信周波数の表示制御を行う(ステツプ62〜76
の繰り返し)。
この結果、ユーザが全部で25回アツプキー32
をオン操作したとき、現在受信周波数データFD
は81.5MHzとなり、PLL周波数シンセサイザ式受
信部12は81.5MHzの局の受信と復調を行うの
で、ユーザ所望の放送を聴取できる。
この際、表示部50の受信周波数表示器52に
は<81.5MHz>が表示される。
また、このとき、前選局モード受信周波数デー
タFDMANは、FDMAN=FD=81.5MHzとなつて
おり、マニユアル選局モードによる最後の受信周
波数のデータが登録された状態となつている。
その後、ユーザが、プリセツト選局モードに変
えて、例えば3チャンネルの局を聴取したい場
合、操作部30のチャンネルキー40を1回オン
操作する。
すると操作部30からチャンネルキー40に係
るキー信号がマイクロコンピユータ20へ出力さ
れる。
マイクロコンピユータ20は、チャンネルキー
40に係るキー信号を入力すると、第4図のステ
ツプ80のチヤンネル選択操作が有るか否かの判定
で、YESと判断し、まず、ユーザが選択したチ
ャンネル番号3をチャンネル選択番号データ
CH′として登録する(ステツプ82)。
次に、チヤンネル呼び出しデータCHを参照し
て、それまで「−」のマニユアル選局モードであ
つたか否かの判定を行い(ステツプ84)、今の場
合、チヤンネル呼び出しデータCHが「−」とな
つているのでYESと判断し、ユーザのチヤンネ
ル選択操作をチヤンネル呼び出し指令として、チ
ヤンネル呼び出しデータCHをチヤンネル選択番
号データCH′=3で書き換える(ステツプ86)。
そして、チヤンネルデータエリアから3チャン
ネルに係るチヤンネルデータCD3=83.0MHzを読
み出して現在受信周波数データFDを書き換え、
3チャンネルのチヤンネル呼び出しを行う(ステ
ツプ88)。
次に、マイクロコンピユータ20は、今回変更
した現在受信周波数データFDに対応する同調制
御データを計算してPLL周波数シンセサイザ式
受信部12へ出力し、受信周波数を83.0MHzに変
更させる(ステツプ90)。
これにより、3チャンネルの放送が受信され
る。
マイクロコンピユータ20はステツプ90の処理
のあと、現在受信周波数データFDに対応する受
信周波数表示制御信号を形成して表示部50へ出
力し、受信周波数表示器52の表示を<83.0MHz
>に変更させ(ステツプ92)、かつ、チヤンネル
呼び出しデータCHが「3」でありプリセツト選
局モードであることを示しているので、このチヤ
ンネル呼び出しデータCHに対応するチヤンネル
表示制御信号を形成して表示部50へ出力し、チ
ャンネル表示器54に<3CH>を表示させる
(ステツプ94)。
ユーザは、このチャンネル表示<3CH>を見
て、現在プリセツト選局モードで受信しており、
3チャンネルを呼び出し中であることが分かる。
その後、ユーザが3チャンネルの放送を聴取し
ているときに、先にマニユアル選局モードにて最
後に聴取していた81.5MHzの放送内容を少し聞
き、3チャンネルの放送とどちらが好ましいか比
較したいと思つた時、操作部30のチャンネルキ
ー40を再度1回オン操作すればよい。
ユーザがチャンネルキー40を再度オン操作す
ると操作部30から再びチャンネルキー40に係
るキー信号がマイクロコンピユータ20へ出力さ
れる。
マイクロコンピユータ20は、ステツプ94の処
理のあと、操作部30からの入力をチエツクして
マニユアル選局操作がなされたか否かの判定と、
チヤンネル選択操作がなされたか否かの判定とを
繰り返しており(第3図のステツプ62、第4図の
ステツプ80)、チャンネルキー40に係るキー信
号を入力するとステツプ80でYESと判断する。
そしてユーザが選択したチャンネル番号3をチ
ヤンネル選択番号データCH′として登録する(ス
テツプ82)。
次に、マイクロコンピユータ20はチヤンネル
呼び出しデータが「−」のマニユアル選局モード
であるか否か判定する(ステツプ84)。
今の場合、チヤンネル呼び出しデータCHは
「3」のプリセツト選局モードとなつているので、
マイクロコンピユータ20はステツプ84でNOと
判断し、続いて、チヤンネル選択番号データ
CH′がチヤンネル呼び出しデータCHと一致する
か否か判定する(ステツプ96)。
今の場合、両者とも「3」となつており、マイ
クロコンピユータ20はステツプ96でYESと判
断し、ユーザのチヤンネル選択操作が前選局モー
ド状態復帰指令として、チヤンネル呼び出しデー
タCHをマニユアル選局モードを示す「−」に書
き換えたあと(ステツプ98)、前選局モード受信
周波数データFDMAN=81.5MHzで現在受信周波数
データFDを書き換えて前選局モードの最後の受
信周波数データに復帰させる(ステツプ100)。
そしてマイクロコンピユータ20は、書き換え
後の現在受信周波数データFDに対応する同調制
御データを計算し、PLL周波数シンセサイザ式
受信部12へ出力し、同調周波数を81.5MHzに変
化させる(ステツプ102)。
マイクロコンピユータ20はステツプ102の処
理のあと、現在受信周波数データFDに対応する
受信周波数表示制御信号を形成して表示部50へ
出力し、受信周波数表示器52の表示を<81.5M
Hz>に変更させる(ステツプ104)。
また、チヤンネル呼び出しデータCHに対応す
るマニユアル選局モード表示制御信号を形成して
表示部50へ出力し、チャンネル表示器54の表
示を<−CH>とさせる(ステツプ106)。
このようにして、チャンネルキー40を再度オ
ン操作するだけでプリセツト選局モードに変更さ
れる直前にマニユアル選局モードで受信していた
放送が受信されるので、ユーザはその放送内容を
極めて簡単に確認することができる。
81.5MHzの放送内容を確認して、3チャンネル
の放送より好ましいと思つた場合、そのまま、マ
ニユアル選局モードでの受信を継続すればよい。
これと反対に、3チャンネルの放送の方が好ま
しいと思つた場合、操作部30のチャンネルキー
40をオン操作して、3チャンネルのプリセツト
選局モードに戻せばよい。
ユーザがチャンネルキー40をオン操作すると
操作部30からチャンネルキー40に係るキー信
号がマイクロコンピユータ20に出力される。
マイクロコンピユータ20は、このキー信号入
力に付勢されて、第4図のステツプ80でYESと
判断し、チヤンネル呼び出しデータCHを「3」
に変え(ステツプ82〜86)、チヤンネルデータ
CD3で現在受信周波数データFDを書き換えたあ
と(ステツプ88)、この現在受信周波数データFD
に基づき同調制御を行つて3チャンネルに係る
83.0MHzの放送を受信させる(ステツプ90)。
最後に、現在受信周波数データFDに基づき受
信周波数の表示制御を行い受信周波数表示器52
の表示を<83.0MHz>とさせ、チヤンネル呼び出
しデータCHに基づきチャンネル表示制御を行つ
てチャンネル表示器54の表示を<3CH>とさ
せる(ステツプ92,94)。
これにより、ユーザは簡単に3チャンネルの放
送受信状態に戻すことができる。
その後、3チャンネルの放送内容が好みでなく
なり、マニユアル選局モードで最後に聴取してい
た元の81.5MHzの放送受信に戻したい時、ユーザ
はチャンネルキー40を1回オン操作すれば、前
述と同様にしてマイクロコンピユータ20が、前
モード選局受信周波数データFDMANを使用して
81.5MHzの受信状態への復帰処理を行う(ステツ
プ80〜84,96〜106)。
これにより、極めて簡単な操作で、81.5MHzの
放送受信状態に戻すことができ、ユーザが所望す
る放送を聴取できる。
その後、マニユアル選局モード下で、ユーザが
受信周波数を下降させたいときは、ダウンキー3
4を必要回数だけオン操作すればよい。
例えば、ユーザがダウンキー34を1回オン操
作すると、操作部30からダウンキー34に係る
キー信号がマイクロコンピユータ20へ出力され
る。
マイクロコンピユータ20は、ダウンキー34
に係るキー信号の入力に付勢されてステツプ62で
YESと判断するとともに、ステツプ64でダウン
操作であると判断し、このとき現在受信周波数デ
ータFDを1単位分だけ減少させて81.4MHzとし
(ステツプ78)、減少後の現在受信周波数データ
FDで前選局モード受信周波数データFDMANを書
き換える(ステツプ70)。
そして、現在受信周波数データFDに対応する
同調制御データを計算し、PLL周波数シンセサ
イザ式受信部12へ出力して同調周波数を1単位
分だけ減少させる(ステツプ72)。
続いて、現在受信周波数データFDに対応する
受信周波数表示制御信号を表示部50へ出力し、
受信周波数表示器52の周波数表示を<81.4MHz
>に減少させる(ステツプ74)。
チャンネル表示器54の表示は<−CH>のま
まとする(ステツプ76)。
以下、同様にして、ユーザが全部で15回ダウン
キー34をオン操作したとき、現在受信周波数デ
ータFDは80.0MHzとなり、PLL周波数シンセサ
イザ式受信部12は80.0MHzの局の受信と復調を
行うので、ユーザ所望の放送を聴取できる。
この際、表示部50の受信周波数表示器52に
は<80.0MHz>が表示される。
また、このとき、前選局モード受信周波数デー
タFDMANは、FDMAN=FD=80.0MHzとなつてお
り、マニユアル選局モードによる最後の受信周波
数データが登録された状態となつている。
この状態から、プリセツト選局モードに変えて
1チャンネルの放送を聴取したいとき、チャンネ
ルキー36を1回オン操作すればよい。
ユーザがチャンネルキー36をオン操作すると
操作部30からチャンネルキー36に係るキー信
号がマイクロコンピユータ20へ出力される。
マイクロコンピユータ20は、チャンネルキー
36に係るキー信号を入力すると、第4図のステ
ツプ80のチヤンネル選択操作が有るか否かの判定
で、YESと判断し、まず、ユーザが選択したチ
ャンネル番号1をチヤンネル選択番号データ
CH′として登録する(ステツプ82)。
次に、チヤンネル呼び出しデータCHを参照し
て、それまで「−」のマニユアル選局モードであ
つたか否かの判定を行い(ステツプ84)、今の場
合、チヤンネル呼び出しデータCHが「−」とな
つているのでYESと判断し、ユーザのチヤンネ
ル選択操作をチヤンネル呼び出し指令として、チ
ヤンネル呼び出しデータCHをチヤンネル選択デ
ータCH′=1で書き換える(ステツプ86)。
そして、チヤンネルデータエリアから1チャン
ネルに係るチヤンネルデータCD1=78.0MHzを読
み出して現在受信周波数データFDを書き換え、
1チャンネルのチヤンネル呼び出しを行う(ステ
ツプ88)。
次に、マイクロコンピユータ20は、今回変更
した現在受信周波数データFDに対応する同調制
御データを計算してPLL周波数シンセサイザ式
受信部12へ出力し、受信周波数を78.0MHzに変
更させる(ステツプ90)。
これにより、1チャンネルの放送が受信され
る。
マイクロコンピユータ20はステツプ90の処理
のあと、現在受信周波数データFDに対応する受
信周波数表示制御信号を形成して表示部50へ出
力し、受信周波数表示器52の表示を<78.0MHz
>に変更させ(ステツプ92)、かつ、チヤンネル
呼び出しデータCHが「1」でありプリセツト選
局モードであることを示しているので、このチヤ
ンネル呼び出しデータCHに対応するチャンネル
表示制御信号を形成して表示部50へ出力し、チ
ャンネル表示器54に<1CH>を表示させる
(ステツプ94)。
ユーザは、このチャンネル表示<1CH>を見
て、現在プリセツト選局モードで受信しており、
1チャンネルを呼び出し中であることが分かる。
1チャンネルの放送が好みでなく、4チャンネ
ルの放送に変更したいとき、ユーザはチャンネル
キー42を1回オン操作すればよい。
すると、操作部30からチャンネルキー42に
係るキー信号がマイクロコンピユータ20へ出力
される。
マイクロコンピユータ20は、チャンネルキー
42に係るキー信号を入力すると、第4図のステ
ツプ80のチヤンネル選択操作が有るか否かの判定
で、YESと判断し、まず、ユーザが選択したチ
ャンネル番号4をチヤンネル選択番号データ
CH′として登録する(ステツプ82)。
次に、チヤンネル呼び出しデータCHを参照し
て、それまで「−」のマニユアル選局モードであ
つたか否かの判定を行い(ステツプ84)、今の場
合、チヤンネル呼び出しデータCHが「1」とな
つているのでNOと判断し、続いて、チヤンネル
選択番号データCH′がチヤンネル呼び出しデータ
CHと一致しているか否か判定する(ステツプ
96)。
今の場合、チヤンネル選択番号データCH′が
「4」であり、チヤンネル呼び出しデータCHが
「1」なので、マイクロコンピユータ20はステ
ツプ96でNOと判断し、このときユーザのチヤン
ネル選択操作がチヤンネル呼び出し指令であると
して、ステツプ86へ移行する。
そして、このステツプ86でチヤンネル呼び出し
データCHをチヤンネル選択番号データCH′=4
で書き換える(ステツプ86)。
これにより、プリセツト選局モードであること
が登録される。
そして、チヤンネルデータエリアから4チャン
ネルに係るチヤンネルデータCH4=84.5MHzを読
み出して現在受信周波数データFDを書き換え、
4チャンネルのチヤンネル呼び出しを行う(ステ
ツプ88)。
次に、マイクロコンピユータ20は、今回変更
した現在受信周波数データFDに対応する同調制
御データを計算してPLL周波数シンセサイザ式
受信部12へ出力し、受信周波数を84.5MHzに変
更させる(ステツプ90)。
これにより、4チャンネルの放送が受信され
る。
マイクロコンピユータ20はステツプ90の処理
のあと、現在受信周波数データFDに対応する受
信周波数表示制御信号を形成して表示部50へ出
力し、受信周波数表示器52の表示を<84.5MHz
>に変更させ(ステツプ92)、かつ、チヤンネル
呼び出しデータCHが「4」でありプリセツト選
局モードであることを示しているので、このチヤ
ンネル呼び出しデータCHに対応するチャンネル
表示制御信号を形成して表示部50へ出力し、チ
ャンネル表示器54に<4CH>を表示させる
(ステツプ94)。
ユーザは、このチャンネル表示<4CH>を見
て、現在プリセツト選局モードで受信しており、
4チャンネルを呼び出し中であることが分かる。
その後、ユーザが4チャンネルの放送を聴取し
ているときに、先にマニユアル選局モードにて最
後に聴取していた80.0MHzの放送内容を少し聞
き、4チャンネルの放送とどちらが好ましいか比
較したいと思つた時、操作部30のチャンネルキ
ー42を再度1回オン操作すればよい。
ユーザがチャンネルキー42を再度オン操作す
ると操作部30から再びチャンネルキー42に係
るキー信号がマイクロコンピユータ20へ出力さ
れる。
マイクロコンピユータ20は、ステツプ94の処
理のあと、操作部30からの入力をチエツクして
マニユアル選局操作がなされたか否かの判定と、
チヤンネル選択操作がなされたか否かの判定とを
繰り返しており(第3図のステツプ62、第4図の
ステツプ80)、チャンネルキー42に係るキー信
号を入力するとステツプ80でYESと判断する。
そしてユーザが選択したチャンネル番号4をチ
ヤンネル選択番号データCH′として登録する(ス
テツプ82)。
次に、マイクロコンピユータ20はチヤンネル
呼び出しデータが「−」のマニユアル選局モード
であるか否か判定する(ステツプ84)。
今の場合、チヤンネル呼び出しデータCHは
「4」のプリセツト選局モードとなつているので、
マイクロコンピユータ20はステツプ84でNOと
判断し、続いて、チヤンネル選択番号データ
CH′がチヤンネル呼び出しデータCHと一致する
か否か判定する(ステツプ96)。
今の場合、両者とも「4」となつており、マイ
クロコンピユータ20はステツプ96でYESと判
断し、ユーザのチヤンネル選択操作が、前選局モ
ード状態復帰指令として、チヤンネル呼び出しデ
ータCHをマニユアル選局モードを示す「−」に
書き換えたあと(ステツプ98)、前選局モード受
信周波数データFDMAN=80.0MHzで現在受信周波
数データFDを書き換えて前選局モードの最後の
受信周波数に係るデータに復帰させる(ステツプ
100)。
そしてマイクロコンピユータ20は、書き換え
後の現在受信周波数データFDに対応する同調制
御データを計算し、PLL周波数シンセサイザ式
受信部12へ出力し、同調周波数を80.0MHzに変
化させる(ステツプ102)。
マイクロコンピユータ20はステツプ102の処
理のあと、現在受信周波数データFDに対応する
受信周波数表示制御信号を形成して表示部50へ
出力し、受信周波数表示器52の表示を<80.0M
Hz>に変更させる(ステツプ104)。
また、チヤンネル呼び出しデータCHに対応す
るマニユアル選局モード表示制御信号を形成して
表示部50へ出力し、チャンネル表示器54の表
示を<−CH>とさせる(ステツプ106)。
このようにして、チャンネルキー42を再度オ
ン操作するだけでプリセツト選局モードに変更さ
れる直前にマニユアル選局モードで受信していた
放送が受信されるので、ユーザはその放送内容を
極めて簡単に確認することができる。
80.0MHzの放送内容を確認して、4チャンネル
の放送より好ましいと思つた場合、そのまま、マ
ニユアル選局モードでの受信を継続すればよい。
これと反対に、4チャンネルの放送の方が好ま
しいと思つた場合、操作部30のチャンネルキー
42をオン操作して、4チャンネルのプリセツト
選局モードに戻せばよい。
この実施例によれば、マニユアル選局モードで
選局操作がなされ、現在受信周波数データが変更
される度に、変更後の現在受信周波数データで前
選局モード受信周波数データを書き換えて、常に
マニユアル選局モードでの最後の受信周波数デー
タを登録しておき、マニユアル選局モードで受信
中にチヤンネル選択操作がなされたときと、既に
プリセツト選局モードで受信しているときに、そ
れまでの呼び出しチャンネルと異なるチヤンネル
選択操作がなされたときは、チヤンネル呼び出し
指令として、対応するチヤンネルデータで現在受
信周波数データを書き換えてチヤンネルデータの
呼び出しを行い、変更後の現在受信周波数データ
に基づき同調制御を行つてプリセツト選局を行
い、既にプリセツト選局モードで受信していると
きに、それまでの呼び出しチャンネルと同じチヤ
ンネル選択操作がなされたときは、前選局モード
状態への復帰指令として、前選局モード受信周波
数データで現在受信周波数データを書き換えて前
選局モード状態へ復帰させ、復帰後の現在受信周
波数データに基づき同調制御を行うようにしたこ
とにより、マニユアル選局モードで或る局を選局
したあとプリセツト選局モードで他の局を選局し
ても、極めて簡単な操作で素早く、先にマニユア
ル選局モードで最後に聴取していた放送を受信す
ることができ、2つの放送内容を比較したい場合
や、マニユアル選局モードでの最後の受信状態に
戻したい場合などの操作性が向上するとともに、
ユーザがセツトに対し操作できる選択の幅が広が
る。
とくに運転者が操作するときは、安全上も有利
となる。
また、前選局モード状態への復帰をチャンネル
キーの操作で行えるので、復帰操作用に特別な操
作キーを設けなくてよく、セツトの操作パネルに
対するスペース上の負担が増えない。
なお、上記した実施例では、カーラジオがマニ
ユアル選局モードとプリセツト選局モードの受信
ができる場合につき説明したが、この考案は何ら
これに限定されず、自動選局モードとプリセツト
選局モードの受信ができる場合でも、自動選局モ
ードからプリセツト選局モードへ切り換わる直前
の受信周波数データが前選局モード受信周波数デ
ータとして登録されるようにし、プリセツト選局
モード下でなされたチヤンネル選択操作が、それ
までの呼び出しチャンネルと同じとき、前選局モ
ード受信周波数データで現在受信周波数データを
書き換えて自動選局モードに復帰させ、この現在
受信周波数データに基づき同調制御させること
で、自動選局モードで最後に聴取していた放送の
受信状態に復帰させることができる。
同様に、プリセツト選局モードの他に、マニユ
アル選局モードと自動選局モードによる受信がで
きるセツトに対しても、プリセツト選局モードに
切り替えられる直前にマニユアル選局モードまた
は自動選局モードで聴取していた放送の受信周波
数データが前選局モード受信周波数データとして
登録されるようにし、プリセツト選局モード下で
なされたチヤンネル選択操作が、それまでの呼び
出しチャンネルと同じとき、前選局モード受信周
波数データで現在受信周波数データを書き換えて
マニユアル選局モードまたは自動選局モードに復
帰させ、この現在受信周波数データに基づき同調
制御させることで、プリセツト選局モードに切り
換わる直前に、マニユアル選局モードまたは自動
選局モードで最後に聴取していた放送の受信状態
に復帰させることができる。
更に、プリセツトチャンネルは、1〜6チャン
ネルの如く数字で区別される場合だけでなく、A
〜Hのアルフアベツトや、他の記号で区別される
ようになつていてもよく、また、プリセツト選局
モードから前選局モード状態に復帰させるとき、
一時的にシヨツク音防止用のミーテイングを掛け
るようにしてもよい。
また、カーラジオ以外のホームラジオ等にこの
考案を適用してもよい。
また、上記した実施例では、マニユアル選局モ
ードで選局操作をすると、現在受信周波数データ
が変化する度に前選局モード受信周波数データが
書き換えられるようにしたが、第3図と第4図の
フローチヤートを、各々、第5図と第6図の様に
変更することで、マニユアル選局モードからプリ
セツト選局モードに変更されるときのみ、マニユ
アル選局モードで最後に受信していた周波数デー
タが前選局モード受信周波数データとして登録さ
れるようにすることもできる。
この第5図と第6図の変形例を簡単に説明する
と、予め現在受信周波数データFDが79.0MHz、
チヤンネル呼び出しデータCHが「−」になつて
おり、チヤンネルデータCD2は82.0MHzであるも
のとして、電源スイツチオンによる所定の初期設
定処理のあと(第5図のステツプ200)、ユーザが
アツプキー32を1回オンすると、マイクロコン
ピユータ20は、ステツプ202でYESと判断し、
チヤンネル呼び出しデータCHは「−」のままに
して、現在受信周波数データFDを1単位分だけ
増加させ79.1MHzとする(ステツプ204〜208)。
このとき、前選局モード受信周波数データは書
き換えない。
そして増加後の現在受信周波数データFDによ
り、PLL周波数シンセサイザ式受信部12に対
し同調制御を行い(ステツプ210)、受信周波数の
表示制御とマニユアル選局モードの表示制御を行
い(ステツプ212,214)。
ユーザがアツプキー32を1回ずつオン操作す
るたびにマイクロコンピユータ20は、同様の処
理を繰り返す。
全部でユーザがアツプキー32を25回オン操作
したとき、現在受信周波数データFDは81.5MHz
となり、81.5MHzの放送が受信される。
ここで、ユーザが2チャンネルに係るチャンネ
ルキー38を1回オン操作すると、マイクロコン
ピユータ20は、第6図のステツプ300でYESと
判断し、続いて、選択チャンネルの番号をチヤン
ネル選択番号データCH′として登録したあと(ス
テツプ302)、チヤンネル呼び出しデータCHの内
容をチエツクしてそれまで「−」であり、マニユ
アル選局モードで有つたか否か判定する(ステツ
プ304)。
今の場合、YESとなるので、マイクロコンピ
ユータ20は、その時点での現在受信周波数デー
タFDで前選局モード受信周波数データFDMAN
書き換え、プリセツト選局モードに変更される直
前の受信周波数データを登録する(ステツプ
306)。
続いて、チヤンネル呼び出しデータCHをチヤ
ンネル選択番号データCH′で書き換えて「2」と
し(ステツプ308)、現在受信周波数データFDを
チヤンネルデータCH2で書き換えてチヤンネルデ
ータの呼び出しを行う(ステツプ310)。
そして、変更後の現在受信周波数データFDに
対応する同調制御データを計算し、PLL周波数
シンセサイザ式受信部12出力して、2チャンネ
ルの82.0MHzの放送を受信させ(ステツプ312)、
2チャンネルの受信周波数の表示とチャンネル番
号の表示を行わせる(ステツプ314,316)。
これにより、プリセツト選局モードによる2チ
ャンネルの放送の受信状態となり、しかも、マニ
ユアル選局モードでの最後の受信周波数データが
前選局モード受信周波数データFDMANとして登録
されたことになる。
ここで、2チャンネルの受信中に、ユーザが、
先にマニユアル選局モードで最後に聴取していた
放送内容を少し聴きたい場合、チャンネルキー3
8を再度1回オン操作すればよい。
すると、マイクロコンピユータ20は、第6図
のステツプ300でYESと判断し、操作チャンネル
の番号2をチヤンネル選択番号データCH′として
登録したあと、チヤンネル呼び出しデータCHを
チエツクしそれまでマニユアル選局モードか否か
判定する(ステツプ304)。
今の場合チヤンネル呼び出しデータCHは
「2」であり、プリセツト選局モードを示してい
るので、マイクロコンピユータ20はステツプ
304でNOと判断する。
このとき、チヤンネル呼び出しデータCHがチ
ヤンネル選択データCH′と一致するか否か判定し
(ステツプ318)、今の場合YESなので、マイクロ
コンピユータ20は、今回のチヤンネル選択操作
が前選局モード状態復帰指令であるとして、チヤ
ンネル呼び出しデータCHを「−」に変更したあ
と(ステツプ320)、現在受信周波数データFDを
前選局モード受信周波数データFDMANで書き換え
て前選局モード状態に復帰させ(ステツプ322)、
この書き換え後の現在受信周波数データFDに対
応する同調制御データを計算し、PLL周波数シ
ンセサイザ式受信部12へ出力して、81.5MHzの
放送を受信させ(ステツプ324)、この受信周波数
を表示させるとともに、マニユアル選局モードの
表示も行わせる(ステツプ326,328)。
このようにして、極めて簡単に、マニユアル選
局モードで最後に聴取していた放送の受信状態に
復帰させることができる。
〔考案の効果〕
この考案のプリセツト受信機能付ラジオでは、
他の選局モードからプリセツト選局モードに切り
換えられる直前の現在受信周波数データ記憶手段
に記憶されているデータを前選局モード受信周波
数データとして登録する前選局モード受信周波数
データ登録手段と、チヤンネル選択操作手段に対
する操作が、プリセツト選局モード中になされ、
かつ、前回と同じチャンネルに対する操作か、そ
れ以外の操作かを判別し、前者のとき前選局モー
ド状態復帰指令を発し、後者のとき操作されたチ
ャンネルに係るチヤンネル呼び出し指令を発する
チヤンネル選択操作内容判別手段と、チヤンネル
操作操作内容判別手段から前選局モード状態復帰
指令が発せられたとき、登録手段に登録された前
選局モード受信周波数データで現在受信周波数デ
ータ記憶手段の内容を書き換えて前選局モードで
の最後の受信状態に復帰させる前選局モード状態
復帰手段と、を設けたことにより、プリセツト選
局モードによる受信に切り替えたあとでも、極め
て簡単な操作で素早く、プリセツト選局モードに
切り替える直前に聴取していた放送を受信するこ
とができ、ユーザが操作できる幅が広がるととも
に、特別な操作部材を新たに設けなくて済むの
で、スペース上の負担が増大しない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一つの実施例に係るカーラ
ジオのブロツク図、第2図は第1図中のRAMの
メモリ配置を示す説明図、第3図と第4図は第1
図中のマイクロコンピユータの動作を説明するフ
ローチヤート、第5図と第6図は、各々、第3図
と第4図の変形例を示すフローチヤートである。 主な符号の説明、12……PLL周波数シンセ
サイザ式受信部、20……マイクロコンピユー
タ、30……操作部、32……アツプキー、34
……ダウンキー、36〜46……チャンネルキ
ー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プリセツト選局モードと他の選局モードとの切
    り換え受信が可能で、現在の受信周波数データを
    格納する現在受信周波数データ記憶手段と、現在
    受信周波数データ記憶手段に記憶された現在受信
    周波数データに対応する同調制御データを周波数
    シンセサイザ式受信手段に出力し同調制御を行う
    同調制御手段と、チヤンネル選択操作を行うチヤ
    ンネル選択操作手段と、チヤンネル選択操作手段
    の操作に従い形成されたチヤンネル呼び出し指令
    に基づき、対応するチヤンネルデータをチヤンネ
    ルデータ記憶手段から読み出して現在受信周波数
    データ記憶手段のデータを変更するチヤンネル呼
    び出し手段と、を含むプリセツト受信機能付ラジ
    オにおいて、 他の選局モードからプリセツト選局モードに切
    り換えられる直前の現在受信周波数データ記憶手
    段に記憶されているデータを前選局モード受信周
    波数データとして登録する前選局モード受信周波
    数データ登録手段と、 チヤンネル選択操作手段に対する操作が、プリ
    セツト選局モード中になされ、かつ、前回と同じ
    チャンネルに対する操作か、それ以外の操作かを
    判別し、前者のとき前選局モード状態復帰指令を
    発し、後者のとき操作されたチャンネルに係るチ
    ヤンネル呼び出し指令を発するチヤンネル選択操
    作内容判別手段と、 チヤンネル操作操作内容判別手段から前選局モ
    ード状態復帰指令が発せられたとき、登録手段に
    登録された前選局モード受信周波数データで現在
    受信周波数データ記憶手段の内容を書き換えて前
    選局モードでの最後の受信状態に復帰させる前選
    局モード状態復帰手段と、 を含むこと、を特徴とするプリセツト受信機能付
    ラジオ。
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