JPH057768Y2 - - Google Patents

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JPH057768Y2
JPH057768Y2 JP857385U JP857385U JPH057768Y2 JP H057768 Y2 JPH057768 Y2 JP H057768Y2 JP 857385 U JP857385 U JP 857385U JP 857385 U JP857385 U JP 857385U JP H057768 Y2 JPH057768 Y2 JP H057768Y2
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JP
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amplifier
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variable gain
feedback
gain amplifier
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JP857385U
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JPS61124115U (ja
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、音響信号の周波数特性を可変可能
にしてなる音響付加装置に関するものである。
【従来の技術】
従来、この種の装置としては、第4図に示すよ
うなラウドネス回路と称されるものが知られてい
る。図において符号10は中間タツプ付のボリユ
ームであり、ボリユーム10の中間タツプと入力
e1との間にコンデンサ11が接続されていると共
に、上記ボリユーム10の中間タツプとアース間
に、抵抗12とコンデンサ13からなる直列回路
が並列に接続されている。 しかるに、上述したように構成されているラウ
ドネス回路において、低周波域ではコンデンサ1
3が支配的で、ボリユーム10のアースと中間タ
ツプ間のインピーダンスを上げて、出力の低域を
増強させており、高周波域ではコンデンサ11が
支配的で、ボリユーム10の入力と中間タツプ間
のインピーダンスを下げて、出力の高域を増強さ
せている。 すなわち各々の効果は、ボリユーム10の回転
角によつて異なり、第5図に示すように、ボリユ
ーム10の回転角に応じて周波数特性が得られ
る。これは、小音量時に高低域が不足するように
聴こえるという人の聴感上の特性を補正するため
のものである。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、上述したように構成されている
ラウドネス回路において、小音量時の補正を行な
う場合は、厳密にはボリユームの回転角の大・小
に対応するだけで、実際に入力される音響信号に
対して行なわれるものではない、したがつて、入
力される音響信号のレベルが変化して、一層補正
が必要になる事態が生じても、対応できないとい
う問題点がある。 この考案は、上述した問題点を改善するために
なされたもので、入力される音響信号レベルに対
応して周波数特性を変化させることにより、聴感
上の特性を一層効果的に補正し得るようにしてな
る音響付加装置を提供することを目的としてい
る。
【問題点を解決するための手段】
この考案に係る音響付加装置は、入力される音
響信号レベルに応じた周波数特性を有する可変利
得アンプ、帯域阻止フイルタおよび帰還素子を構
成要素とする帰還アンプと、上記帰還アンプへの
入力信号レベルを検出する検波手段とからなり、
上記検波手段の出力信号により、上記可変利得ア
ンプの利得を可変できるようにしたことを特徴と
する。
【実施例】
以下、この考案による実施例を第1図ないし第
3図に基づいて詳細に説明する。第1図はこの考
案の一実施例を示す音響付加装置の構成図、第2
図は第1図の一部分の特性図、第3図はこの考案
による音響付加装置の特性図である。 図において符号1は加算器、2は可変利得アン
プ、3は帯域阻止フイルタ、4は帰還素子、5は
検波器であり、入力信号eiは加算器1と、入力信
号eiの入力信号レベルを検出する手段の検波器5
とにそれぞれ印加されている。上記加算器1の出
力は、可変利得アンプ2を通つて帯域阻止フイル
タ3に接続されており、上記帯域阻止フイルタの
出力は、一部が帰還素子4を通つて加算器1に印
加される。また上記検波器5の出力は、可変利得
アンプ2に接続されており、可変利得アンプ2の
利得が可変できるようになつている。 したがつて、上記加算器1、可変利得アンプ
2、帯域阻止フイルタ、帰還素子4により、1つ
の帰還アンプ6が構成されている。すなわち上記
帰還素子4が無ければ、通常アンプとしての機能
を有するだけであり、特に帯域阻止フイルタ3が
第2図に示すような特性を有するものであれば、
可変利得アンプ2と帯域阻止フイルタ3は、帯域
阻止フイルタ3で決まる周波数特性を有する通常
アンプとして動作することになる。 そこで、上記可変利得アンプ2、帯域阻止フイ
ルタ3のアンプに、加算器1および帰還素子4か
らなる帰還を施すことにより帰還アンプ6として
動作するものであり、一般に、可変利得アンプ
2、帯域阻止フイルタ3のアンプが十分に大きな
利得を有するときは、帰還アンプ6が、帰還素子
4によつて決まる周波数特性を持つように動作し
て、帯域阻止フイルタ3の周波数特性は現われな
くなる。 しかるに、上記可変利得アンプ2の利得を制御
することにより、帰還アンプ6は、帰還素子4で
決まる周波数特性と、帯域阻止フイルタ3で決ま
る周波数特性の中間の特性を、任意に得ることが
できる。 すなわち上記可変利得アンプ2の制御を、印加
される入力信号のレベルにしたがつて行なうこと
により、第3図に示すように、大入力時には帰還
素子4の特性が得られ、小入力時には帯域阻止フ
イルタ3の特性が得られることになるので、特に
帰還素子4を帯域一様な特性に選定し、帯域阻止
フイルタ3を帯域阻止可能な特性に選定すること
により得られるものであるから、良好な周波数特
性を持つように構成される。 しかもこのことは、入力信号レベルそのものに
対応して変化するために、より一層大きな効果が
得られる。 なお、上述したこの考案の実施例において、帯
域阻止フイルタ3の帯域阻止特性は一定であると
したが、ここに可変素子を用いて任意に可変でき
るようにすることも可能であり、従来のラウドネ
ス回路では得られなかつた増強周波数域の可変特
性も得るこができる。 また、上述した検波器5の入力に、周波数特性
を有するフイルタを挿入することにより、第3図
の特性を所望する帯域の入力信号で変化させるこ
とが可能になる。
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、この考案の音響付
加装置によれば、入力信号レベルが弱い場合に
は、一層ダイナミツクレンジを拡げて聴感上のノ
イズを下げる効果があると共に、不足がちに聴こ
える低音、高音を補充することができる。したが
つて従来のラウドネス回路では不充分であつた小
音量時における微弱入力での補正効果が一層大き
なものになり、しかも大入力時には徐々にフラツ
トな特性に変えることにより、従来のラウドネス
回路の不自然な低、高音の強調が無くなる等の効
果を奏するものであつて、入力信号の弱入力から
大入力までの間で、その時々の周波数特性に応じ
た最適な効果が得られる音響付加装置が構成され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す音響付加装
置の構成図、第2図は第1図の一部分の特性図、
第3図はこの考案による音響付加装置の特性図、
第4図は従来の実施例を示すラウドネス回路、第
5図は従来の実施例を示すラウドネス回路の特性
図である。 1……加算器、2……可変利得アンプ、3……
帯域阻止フイルタ、4……帰還素子、5……検波
器、6……帰還アンプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 入力信号が、加算器と上記入力信号の信号レ
    ベルを検出する検波器等の検出手段にそれぞれ
    印加されており、上記加算器の出力が周波数特
    性を有する可変利得アンプを通つて帯域阻止フ
    イルタに接続され、上記帯域阻止フイルタの出
    力の一部が帰還素子を通つて加算器に印加され
    てなる帰還アンプが構成され、上記入力信号レ
    ベルの検出手段の出力で、帰還アンプを構成す
    る可変利得アンプの利得を可変できるようにし
    たことを特徴とする音響付加装置。 (2) 上記帰還アンプの周波数特性が、上記帰還ア
    ンプの帰還素子で決定される周波数特性と、上
    記可変利得アンプの周波数特性とにより決ま
    り、かつ、両者の比重を可変すべく上記可変利
    得アンプの利得が、上記入力信号のレベル検出
    手段で可変できるようにしたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の音響付加
    装置。 (3) 上記帰還アンプの帰還素子で決定される周波
    数特性が、一定であることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第2項記載の音響付加装置。 (4) 上記可変利得アンプの周波数特性が、検出手
    段の入力に挿入されたフイルタを介して任意に
    可変できるようにしたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第3項記載の音響付加装置。 (5) 上記可変利得アンプの周波数は、増強帯域の
    入力信号により可変できるようにしたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第4項記載の
    音響付加装置。
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JPS61124115U JPS61124115U (ja) 1986-08-05
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