JPH057767A - 二重壁マイクロカプセル及びその製造法 - Google Patents

二重壁マイクロカプセル及びその製造法

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JPH057767A
JPH057767A JP28606591A JP28606591A JPH057767A JP H057767 A JPH057767 A JP H057767A JP 28606591 A JP28606591 A JP 28606591A JP 28606591 A JP28606591 A JP 28606591A JP H057767 A JPH057767 A JP H057767A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】疎水性物質を芯材とし、該芯材を第一次壁及び
第二次壁からなる二重壁で覆ったマイクロカプセルであ
って、第一次壁が (1)尿素及びホルムアルデヒド (2)単量体メチロール尿素又はその低分子量重合体、
及び (3)単量体メチル化メチロール尿素又はその低分子量
重合体 から選ばれる一種又は二種以上の重縮合反応により形成
されるアミノ樹脂よりなり、第二次壁が構造単位中にウ
レア結合を有するカチオン性ポリアミド−エピハロヒド
リン樹脂とポリスチレンスルホン酸及び(又は)その塩
とのポリイオンコンプレックスよりなることを特徴とす
る二重壁マイクロカプセル。 【効果】第一次壁と第二次壁の形成を連続的に行うこと
ができ、製造が簡便であり、耐熱性及び耐湿性に優れて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二重壁マイクロカプセ
ル及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】マイクロカプセル化とは、
微小な粒子又は液滴を壁膜で包んで種々有用な性質をも
ったカプセルとすることをいう。しばしば不安定な物質
は、マイクロカプセルとされ、その特性を保持して各種
用途に使用される。
【0003】従来、記録・表示材料、香料、接着剤等の
分野では、相分離(コアセルベーション)法によるマイ
クロカプセル化が中心に行われていた。しかしながら近
年になって、in situ 重合法を用いてアミノ樹脂を壁膜
とするマイクロカプセルの製法が提案されてからは、原
材料が安価で製造工程が簡便容易であり、しかも得られ
るマイクロカプセルのカプセル強度が良好であるために
この方法が主流となった。上記方法において、特定の水
溶性高分子(系変性剤)を用いることによりアミノ樹脂
の壁膜化を円滑に行うことができ、以後系変性剤の選択
を中心とした改良が盛んに行われている。例えば、特開
昭54−25277号、特開昭54−107881号、
特開昭56−51238号等の各公報に記載の方法が開
示されている。
【0004】しかしながら、これら従来のアミノ樹脂壁
は、それ自体硬くて脆い性質のためにクラックを生じ易
い。また上記クラックの発生は、熱や水分等により促進
される。従って、従来のアミノ樹脂を壁膜として有する
マイクロカプセルは、耐熱性及び耐湿性に劣り、保存中
に内包物の滲み出しを生じ易い欠点がある。
【0005】また、特開昭59−170857号公報に
は、ホルムアルデヒドとの付加および/または縮合反応
の結果得られる樹脂の第一外殻層と、該第一外殻層の上
に有機溶液中からの相分離により析出した第二のポリマ
ー外殻層を有するマイクロカプセルトナーが開示されて
いるが、該公報の記載に従いカプセル化を行なうにおい
て、第一外殻層の形成と第二外殻層の形成とをバッチ式
に行う必要があるために操作が煩わしく、第二外殻層を
有機溶媒中で形成するために内包物がカプセル化時に有
機溶媒中に一部抽出されたり、内包物の特性が損なわれ
る恐れがある。また得られるマイクロカプセルの耐熱性
及び耐湿性は十分でない等の問題がある。
【0006】本発明の目的は、耐熱性及び耐湿性に優れ
たマイクロカプセルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、疎水性物質を
芯材とし、該芯材を第一次壁及び第二次壁からなる二重
壁で覆ったマイクロカプセルであって、第一次壁が (1)尿素及びホルムアルデヒド (2)単量体メチロール尿素又はその低分子量重合体及
び (3)単量体メチル化メチロール尿素又はその低分子量
重合体 から選ばれる一種又は二種以上の重縮合反応により形成
されるアミノ樹脂よりなり、第二次壁が構造単位中にウ
レア結合を有するカチオン性ポリアミド−エピハロヒド
リン樹脂とポリスチレンスルホン酸及び(又は)その塩
とのポリイオンコンプレックスよりなることを特徴とす
る二重壁マイクロカプセル、並びにポリスチレンスルホ
ン酸及びその塩から選ばれる少なくとも一種を乳化剤と
して疎水性物質を水中に乳化分散させた後、該疎水性物
質の表面に (1)尿素及びホルムアルデヒド (2)単量体メチロール尿素又はその低分子量重合体、
及び (3)単量体メチル化メチロール尿素又はその低分子量
重合体 から選ばれる一種又は二種以上を重縮合反応させて第一
次壁膜を形成させ、次いで構造単位中にウレア結合を有
するカチオン性ポリアミド−エピハロヒドリン樹脂を添
加して上記乳化剤とのポリイオンコンプレックスを上記
第一次壁膜上に堆積させた後に熱硬化反応させて第二次
壁膜を形成させることを特徴とする二重壁マイクロカプ
セルの製造法を提供するものである。
【0008】本発明者の研究によれば、第一次壁として
アミノ樹脂をin situ 重合法により形成し、更に上記第
一次壁上にポリスチレンスルホン酸及びその塩から選ば
れる少なくとも一種と構造単位中にウレア結合を有する
カチオン性ポリアミド−エピハロヒドリン樹脂とのポリ
イオンコンプレックスからなる第二次壁をコアセルベー
ション法により形成した二重壁マイクロカプセルが、著
しく耐熱性及び耐湿性に優れていることが見出された。
【0009】本発明において芯材となる疎水性物質とし
ては、本発明のマイクロカプセルの特性に重大な悪影響
を与えないものであれば何でもよく、常温で液体乃至固
体で実質的に水に不溶な公知のマイクロカプセル芯材等
を広く使用できる。例えばオリーブ油、植物油、トルエ
ン、キシレン、シクロヘキサノン、ステアリ酸メチル、
塩素化ビフェニル等の水不溶性液体、ナフタレン、ラウ
リン酸、ミリスチルアルコール等の融解性のある固体か
らなる水不溶性物質、水不溶性金属酸化物、活性炭素、
顔料、水不溶性合成重合体物質、ガラス、鉱物等の水不
溶性固体、香料、殺菌性組成物、肥料、熱変色性組成物
等のそれ自体が機能を有する水不溶性物質等を例示でき
る。
【0010】本発明の二重壁マイクロカプセルの第一次
壁であるアミノ樹脂壁は、下記(1)〜(3)から選ば
れる一種又は二種以上を重縮合反応することにより形成
される。
【0011】(1)尿素及びホルムアルデヒド (2)単量体メチロール尿素又はその低分子量重合体 (3)単量体メチル化メチロール尿素又はその低分子量
重合体 上記において、(1)の尿素及びホルムアルデヒドを用
いる場合の尿素とホルムアルデヒドとの使用比として
は、後者を前者に対してモル比で1.0〜4.0程度、
より好ましくは1.4〜3.0程度とするのがよい。
【0012】単量体メチロール尿素としては、具体的に
は、モノメチロール尿素、ジメチロール尿素等を用いる
ことができる。単量体メチル化メチロール尿素として
は、メチル化モノメチロール尿素、メチル化ジメチロー
ル尿素等を用いることができる。これらの低分子量重合
体としては、水溶性を示すものであれば、特に限定なく
使用できる。低分子量重合体の具体例としては、「Be
etle60」「Beetle65」(いずれも商標
名、アメリカンサイアナミド社製)等を挙げることがで
きる。
【0013】本発明において第一次壁は、芯材100重
量部に対して0.1〜20重量部程度、より好ましくは
0.2〜15重量部程度となるように形成される。第一
次壁が芯材に対し0.1重量部未満の場合は、芯材の被
覆が不十分となり、後に第二次壁を形成させても所望の
効果が得られない。一方、20重量部を上回る場合は、
カプセル化の際、系の増粘及びゲル化並びにカプセル同
士の凝集を引き起こすために好ましくない。
【0014】本発明において第二次壁は、ポリスチレン
スルホン酸及びその塩から選ばれる少なくとも一種と構
造単位中にウレア結合を有するカチオン性ポリアミド−
エピハロヒドリン樹脂とのポリイオンコンプレックスを
熱硬化反応することにより形成される。
【0015】第二次壁材料となる上記ポリスチレンスル
ホン酸(又はその塩)は、第一次壁の形成時は疎水性物
質を水中で乳化分散させる乳化剤として作用することが
できる。該ポリスチレンスルホン酸としては、数平均分
子量10万〜600万程度、より好ましくは20万〜2
00万程度のものを用いるのがよい。また、ポリスチレ
ンスルホン酸の塩としては、ナトリウム、カリウム塩等
のアルカリ金属塩が挙げられる。
【0016】構造単位中にウレア結合を有するカチオン
性ポリアミド−エピハロヒドリン樹脂は、ポリアルキレ
ンポリアミンと尿素との縮合物をジアミン成分として、
これをジカルボン酸類と脱水縮合させ、得られるポリア
ミンポリ尿素ポリアミド樹脂に、水溶液中で更にエピハ
ロヒドリンを反応させることによって得ることができ、
例えば、特公昭44−19872号、米国特許第337
2085号等に記載の条件にしたがって製造できる。好
ましい製造方法の一例として、例えば次の方法を挙げる
ことができる。
【0017】まず、尿素とポリアルキレンポリアミンを
窒素気流下、160〜200℃で2〜4時間脱アンモニ
ア反応させ、ついで二塩基酸を加えて160〜200℃
で2〜4時間脱水反応(ポリアミド化)させる。徐々に
冷却し、50℃程度でエピハロヒドリンを添加して、ハ
ロヒドリン化反応を行った後、水を加えて樹脂分20〜
40%程度の水溶液として、pHを4.5〜5.0程度
に調整し、反応を停止させることによって、目的とする
カチオン性ポリアミド−エピハロヒドリン樹脂が得られ
る。
【0018】該カチオン性ポリアミド−エピハロヒドリ
ン樹脂におけるポリアルキレンポリアミンと尿素との比
率は、前者対後者のモル比が2:0.5〜2.0程度が
よい。ジカルボン酸類の使用量は、ポリアルキレンポリ
アミンと尿素の合計モル数に対して、0.95〜1.3
倍モル程度が適当である。エピハロヒドリンの使用量
は、ポリアミド樹脂中のアミノ基1モルに対して、0.
5〜1.5モルの範囲が好ましい。
【0019】該カチオン性ポリアミド−エピハロヒドリ
ン樹脂の分子量は特に限定的ではなく、水溶性を呈する
ものであれば使用できる。該樹脂の好適な重合度は3〜
20程度である。
【0020】該カチオン性ポリアミド−エピハロヒドリ
ン樹脂の好適な例は、ポリアルキレンポリアミンとして
ジエチレントリアミン、二塩基酸としてテレフタル酸、
エピハロヒドリンとしてエピクロルヒドリンを用いたも
のであり、具体的には、特公昭44−19872号の実
施例1に記載された樹脂を挙げることができる。また、
市販の樹脂として、「ユーラミンP5600」「ユーラ
ミンT1200」(いずれも商標名、三井東圧化学
(株)製)等も好適に用いることができる。
【0021】上記ポリスチレンスルホン酸及び(又は)
その塩とカチオン性ポリアミド−エピハロヒドリン樹脂
との使用比としては、後者を前者100重量部に対して
10〜1000重量部程度、より好ましくは20〜50
0重量部程度とするのがよい。上記使用比が10重量部
未満の場合は、相分離が起こらずカプセル化できない。
一方、1000重量部を超える場合は、相分離が激しく
起こり過ぎるために系の増粘及びゲル化並びにカプセル
の凝集を引き起こす。
【0022】本発明において第二次壁は、第一次壁上
に、芯材100重量部に対して0.01〜200重量部
程度、より好ましくは0.1〜100重量部程度となる
ように形成される。0.01重量部未満の場合は、壁形
成が不十分となり所望の効果を得ることができず、20
0重量部を超える場合は、大量のイオンコンプレックス
が必要となり、結果的に系の増粘及びゲル化を引き起こ
し好ましくない。
【0023】本発明の二重壁カプセルの大きさは、特に
限定的ではなく、目的に応じて適宜調整すればよく、通
常1〜200μm程度のものを得ることができる。
【0024】本発明二重壁マイクロカプセルは、疎水性
物質の表面に (1)尿素及びホルムアルデヒド (2)単量体メチロール尿素又はその低分子量重合体、
及び (3)単量体メチル化メチロール尿素又はその低分子量
重合体 から選ばれる一種又は二種以上を重縮合反応させて第一
次壁膜を形成させた後、ポリスチレンスルホン酸及びそ
の塩から選ばれる少なくとも一種と構造単位中にウレア
結合を有するカチオン性ポリアミド−エピハロヒドリン
樹脂とのポリイオンコンプレックスを熱硬化反応するこ
とによって得ることができる。
【0025】第一次壁の形成方法は、特に限定的ではな
く、公知のin situ 重合法の条件に従えばよく、例え
ば、特開昭53−84883号に記載の方法にしたがっ
て得ることができる。乳化剤としては、上記したポリス
チレンスルホン酸及び(又は)その塩を使用することが
できるが、その他の各種の公知の乳化剤を使用してもよ
い。
【0026】第一次壁を形成した後、第一次壁を形成し
た溶液中で、または第一次壁を形成した溶液から分離し
た後新たな溶液中で、第一次壁を形成した疎水性物質に
第二次壁を形成する。第二次壁を形成するには、ポリス
チレンスルホン酸及び(又は)その塩を0.1〜30重
量%程度、好ましくは1〜10重量%程度含有する水溶
液中に、第一次壁を形成した疎水性物質を分散させ、こ
の分散液に撹拌下カチオン性ポリアミド−エピハロヒド
リン樹脂を添加し、系中のアニオン性電荷をもつポリス
チレンスルホン酸及び(又は)その塩とのポリイオンコ
ンプレックスを微滴状で相分離させて第一次壁上に堆積
させ、60〜80℃程度の温度で2〜6時間程度熱硬化
反応させればよい。第一次壁を形成した疎水性物質の分
散量は、特に限定的ではないが、水溶液100重量部に
対して、疎水性物質の量として5〜150重量部程度、
好ましくは、30〜100重量部程度とすればよい。
【0027】また、本発明では、以下に示す方法によっ
て、第一次壁と第二次壁の形成を連続的に行うことがで
き、二重壁マイクロカプセルを簡便に製造することがで
きる。
【0028】まず、ポリスチレンスルホン酸及び(又
は)その塩を0.1〜30重量%程度、好ましくは1〜
10重量%程度含有する水溶液中に、芯材となる疎水性
物質を添加し、平均粒径1〜50μm程度、好ましくは
2〜20μm程度となるように撹拌乳化させる。この場
合、ポリスチレンスルホン酸及び(又は)その塩の添加
量が少なすぎると乳化状態が悪くなって、粗大粒径で強
度の低いカプセルとなり易く、一方添加量が多すぎると
系の増粘、ゲル化を引き起こすので好ましくない。疎水
性物質の添加量は、該水溶液100重量部に対して、5
〜150重量部程度、好ましくは、30〜100重量部
程度とする。疎水性物質の添加量が少なすぎるとカプセ
ル固形分濃度の低い分散液となって、生産性が悪く、ま
た、カプセル同士の凝集を引き起こし易く、一方添加量
が多すぎると系の増粘、ゲル化を引き起こすので好まし
くない。
【0029】次いで、撹拌を続けながら第一次壁材料
(前記(1)〜(3)の少なくとも一種)を添加し、溶
液のpHを2.0〜5.0程度に調整し、その後50〜
90℃程度に加熱し、1〜6時間程度重縮合反応を行い
アミノ樹脂の第一次壁を形成させる。該水溶液への第一
次壁材料の添加量は、疎水性物質の重量100重量部に
対して、2〜100重量部程度の範囲とすることがで
き、使用する材料の種類に応じて、上記した所定の量の
第一次壁が形成されるように適宜添加量を調整すればよ
い。第一次壁材料の使用量が少なすぎると、壁形成が不
十分となり、強度の低いカプセルしか出来ず、使用量が
多くなり過ぎると系の増粘、ゲル化を引き起こすので好
ましくない。第一次壁材料として、尿素及びホルムアル
デヒドを用いる場合には、芯材100重量部に対する尿
素の量を2〜30重量部程度とすることが好ましく、5
〜15重量部程度とすることがより好ましい。また、第
一次壁材料として、単量体メチロール尿素、単量体メチ
ル化メチロール尿素、これらの低分子量重合体等を用い
る場合には、芯材100重量部に対する第一次壁材料の
量を3〜50重量部程度とすることが好ましく、6〜3
0重量部程度とすることがより好ましい。尚、第一次壁
材料は乳化前に添加することもできる。また、上記pH
の調整は、例えば水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、
酢酸、塩酸、硫酸等を用いて行うことができる。
【0030】次に、上記のようにしてなるマイクロカプ
セル分散液に撹拌下カチオン性ポリアミド−エピハロヒ
ドリン樹脂を添加し、系中のアニオン性電荷をもつポリ
スチレンスルホン酸及び(又は)その塩とのポリイオン
コンプレックスを微滴状で相分離させて第一次壁上に堆
積させ、60〜80℃程度の温度で2〜6時間程度熱硬
化反応させて第二次壁を形成する。
【0031】本発明では、第二次壁を形成した後、冷却
し、例えば遠心分離、濾過、噴霧乾燥等の常法により得
られた二重壁マイクロカプセルを回収する。かくして平
均粒径1〜200μm程度の本発明二重壁マイクロカプ
セルが得られる。
【0032】
【発明の効果】本発明の二重壁カプセルでは、第二次壁
材料のカチオン性ポリアミド−エピハロヒドリン樹脂の
構造単位中にウレア結合が存在するために第一次壁の尿
素系アミノ樹脂との親和性が非常に強く、従って、得ら
れるマイクロカプセルの第一次壁と第二次壁は、均一且
つシームレスで強固に密着した状態で形成される。
【0033】また、ポリスチレンスルホン酸及び(又
は)その塩を乳化剤として用いる場合は、第一次壁を容
易に形成することができ、しかも第二次壁形成時に良好
なカプセルの分散状態を保持することができると共にカ
チオン性ポリアミド−エピハロヒドリン樹脂とのポリイ
オンコンプレックスが極めて円滑に相分離し、第一次壁
上に凝集を引き起こすことなく堆積する。
【0034】更に本発明では、第一次壁と第二次壁の形
成を連続的に行うことができ二重壁マイクロカプセルの
製造を簡便に行うことができる。
【0035】本発明二重壁マイクロカプセルは、従来の
アミノ樹脂壁のみのものに比して耐熱性及び耐湿性に極
めて優れたものであり、しかもその特性は、アミノ樹脂
壁のみのときのまま保持され、損じることはない。
【0036】本発明は、特に記録・表示材料、香料、接
着剤等の分野で有用である。
【0037】
【実施例】以下実施例及び比較例を示すことにより、本
発明の特徴とするところをより一層明確なものとする。
【0038】
【実施例1】水97gにポリスチレンスルホン酸(数平
均分子量 50万)3gと尿素6gを添加して60℃で
加熱溶解後、ステアリン酸メチル90gを添加し、液滴
粒径が5μm程度になるまで撹拌乳化した。液のpH
は、2.0であった。次いでこの乳化液に20%水酸化
ナトリウム水溶液1gを添加してpHを3.2に調整
し、37%ホルムアルデヒド水溶液15.6gを加えて
60℃で3時間重縮合反応を行い、ステアリン酸メチル
の乳化滴表面に尿素−ホルムアルデヒド樹脂により第一
次壁を形成した。
【0039】次に水50gを加え、ウレア結合を有する
カチオン性ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂(特公
昭44−19872号に記された実施例1の製法で得ら
れた樹脂、固形分30%)12gを滴下してポリスチレ
ンスルホン酸とのポリイオンコンプレックスを相分離さ
せて第一次壁上に堆積させ、60℃で3時間硬化反応を
行なって第二次壁を形成した。その後、常温まで冷却
し、水希釈、遠心分離してマイクロカプセルを取り出し
た。得られた二重壁マイクロカプセルの平均粒径は、6
μmであった。
【0040】
【実施例2】水97gにポリスチレンスルホン酸(数平
均分子量 50万)3gを添加し、60℃で加熱溶解
後、ステアリン酸メチル90gを添加し、液滴粒径が5
μm程度になるまで撹拌乳化した。この乳化液を20%
水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH3.2に調整し、
更にジメチロール尿素10gを水90gに溶解したもの
を加えて60℃で3時間重縮合反応を行い、ステアリン
酸メチルの乳化滴表面に第一次壁を形成した。以下実施
例1と同様にして第二次壁を形成し、二重壁マイクロカ
プセルを得た。この二重壁マイクロカプセルの平均粒径
は、6μmであった。
【0041】
【実施例3】水97gにポリスチレンスルホン酸(数平
均分子量 50万)3gを添加し、70℃で加熱溶解
後、更にステアリン酸メチル90gを添加し、液滴粒径
が5μm程度になるまで撹拌乳化した。この乳化液を2
0%水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH3.0に調整
し、“Beetle65”(アメリカンサイアナミド社
製、メチル化メチロール尿素初期縮合物)20gを添加
して70℃で4時間重縮合反応を行い、ステアリン酸メ
チルの乳化滴表面に第一次壁を形成した。以下実施例1
と同様にして第二次壁を形成し、二重壁マイクロカプセ
ルを得た。この二重壁マイクロカプセルの平均粒径は、
7μmであった。
【0042】
【実施例4】実施例1と同様にして第一次壁を形成した
後、水50gを加え、“ユーラミンP5600”(三井
東圧化学(株)製、カチオン性ポリアミドポリウレア−
エピクロルヒドリン樹脂、固形分25%)12gを滴下
してポリスチレンスルホン酸とのポリイオンコンプレッ
クスを相分離させて第一次壁上に堆積させ、70℃で4
時間硬化反応を行なって第二次壁を形成した。その後、
常温まで冷却し、水希釈、遠心分離して取り出した二重
壁マイクロカプセルの平均粒径は、6μmであった。
【0043】
【実施例5】実施例4において、“ユーラミンP560
0”に代えて“ユーラミンT1200”(三井東圧化学
(株)製、カチオン性ポリアミドポリウレア−エピクロ
ルヒドリン樹脂、固形分30%)を用いた以外は同様に
して二重壁マイクロカプセルを得た。この二重壁マイク
ロカプセルの平均粒径は、6μmであった。
【0044】
【実施例6】水97gにポリスチレンスルホン酸(数平
均分子量 50万)3gと尿素6gを添加して60℃で
加熱溶解後、ステアリン酸メチル90gを添加し、液滴
粒径が5μm程度になるまで撹拌乳化した。次いでこの
乳化液を20%水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH
3.2に調整し、37%ホルムアルデヒド水溶液15.
6g及び“Beetle65”10gを加えて70℃で
4時間重縮合反応を行い、ステアリン酸メチルの乳化滴
表面に第一次壁を形成した。
【0045】次に水50gを加え、“ユーラミンT12
00”12gを滴下してポリスチレンスルホン酸とのポ
リイオンコンプレックスを相分離させて第一次壁上に堆
積させ、70℃で4時間硬化反応を行なって第二次壁を
形成した。その後、常温まで冷却し、水希釈、遠心分離
してマイクロカプセルを取り出した。得られた二重壁マ
イクロカプセルの平均粒径は、8μmであった。
【0046】
【比較例1】実施例1において、第一次壁のみのマイク
ロカプセル(平均粒径5μm)を製造した。
【0047】
【比較例2】37%ホルマリン480gと尿素240g
とを混合し、トリエタノールアミンでpH8.0にした
ものを70℃で1時間加熱した後、イオン交換水1リッ
トルを加えて尿素−ホルムアルデヒド初期縮合物水溶液
を得た。この初期縮合物水溶液100mlをイオン交換水
で3リットルに希釈したものに、10%のクエン酸を加
えてpHを5.0にした。この中にステアリン酸メチル
1kgを平均粒径8μmになるまで撹拌、分散した。次い
で撹拌を続けながら10%のクエン酸を加えてpHを
3.5にし、40〜45℃で4時間反応したものを5℃
まで急冷し、第一次壁のカプセル化を終了した。この水
分散液を真空濾過機で濾過したものを50℃の乾燥機に
24時間放置して、第一次壁が尿素−ホルムアルデヒド
樹脂で被覆されたカプセルを得た。得られたカプセル1
kgをホモミキサーを用いてスチレン−ジメチルアミノエ
チルメタクリレート(重合比90:10)50g及びD
MF4リットルからなる溶液中に分散させた。ホモミキ
サーの撹拌を続けながらイオン交換水を10ml/秒の速
度で1リットル滴下し、スチレン−ジメチルアミノエチ
ルメタクリレートを相分離させて第一次壁上に第二次壁
として析出させた。この分散液を真空濾過機で濾過した
ものを50℃の乾燥機で24時間乾燥し、二重壁マイク
ロカプセルを得た。
【0048】
【比較例3】実施例1において、尿素とホルムアルデヒ
ドに代えて“スミレッズレジン613”(住友化学社
製、メチル化メチロールメラミン初期縮合物)25gを
用いた以外は同様にして二重壁マイクロカプセルを得
た。
【0049】
【比較例4及び5】実施例1において、ポリスチレンス
ルホン酸に代えてエチレン無水マレイン酸共重合体5g
(比較例4)又はカルボキシメチルセルロース5g(比
較例5)を用いた以外は同様にして二重壁マイクロカプ
セルを得た。しかし、いずれの場合も第二次壁の形成の
際にポリイオンコンプレックスの相分離が円滑に進まず
析出が激しすぎてカプセル同志の凝集も大きいために、
得られたカプセルは第二次壁がシームレス且つ均一なも
のではなかった。
【0050】
【比較例6】実施例1において、ポリスチレンスルホン
酸に代えてアラビアゴム7gを用いた以外は同様にして
二重壁マイクロカプセルを製造しようとしたが、第二次
壁形成の際、系のゲル化が生じて製造不可能であった。
【0051】
【比較例7】実施例1において、ポリスチレンスルホン
酸に代えてポリビニルアルコール4gを用いた以外は同
様にして二重壁マイクロカプセルを製造しようとした
が、第一次壁がほとんど形成されず、第二次壁も相分離
が起こらないために形成できなかった。
【0052】[耐久性試験]実施例1〜6及び比較例1
〜5で得られたマイクロカプセルの耐熱性及び耐湿度性
を下記のようにして評価した。結果を第1表に示す。
【0053】耐熱性:温度160℃のオーブン中、20
分間放置前後のマイクロカプセルの重量保持率(%)で
表した。
【0054】耐湿度性:温度70℃、湿度90℃の雰囲
気中、48時間放置前後のマイクロカプセルの重量保持
率(%)で表した。
【0055】尚、重量保持率が大きいほど芯材の滲み出
しによる損失が少なく、マイクロカプセルの耐久性が優
れていることを表す。
【0056】 また、上記耐熱性及び耐湿度性試験後のマイクロカプ
セルを走査型電子顕微鏡により観察したところ、実施例
1〜6の本発明のものは試験前後で何等変形や異常が見
られないのに比し、比較例1〜5のものはカプセルの破
壊、亀裂等が目立ち、また芯材の滲み出しによるカプセ
ルの収縮や変形も見られた。
【0057】
【実施例7】実施例1において、ステアリン酸メチルに
代えて下記組成からなる熱変色材料を用い、同様にして
二重壁マイクロカプセルを得た。
【0058】(熱変色材料) クリスタルバイオレットラクトン 2g ビスフェノールA 4g ラウリル酸 45g ミリスチン酸 20g パルミチン酸 25g 得られたマイクロカプセルは、耐久性に優れ、30℃を
境に青色と無色との変色を可逆的に繰り返す良好な熱変
色材料であった。
【0059】
【実施例8】実施例1において、ステアリン酸メチルに
代えて下記組成からなる香料を用い、同様にして二重壁
マイクロカプセルを得た。
【0060】(香 料) バラの香料エッセンス 20g アルキルナフタレン 70g 得られたマイクロカプセルは、熱及び湿度に対して著し
く安定で、長期間香気を保持できるものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8317−4G B01J 13/02 L

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】疎水性物質を芯材とし、該芯材を第一次壁
    及び第二次壁からなる二重壁で覆ったマイクロカプセル
    であって、第一次壁が (1)尿素及びホルムアルデヒド (2)単量体メチロール尿素又はその低分子量重合体、
    及び (3)単量体メチル化メチロール尿素又はその低分子量
    重合体 から選ばれる一種又は二種以上の重縮合反応により形成
    されるアミノ樹脂よりなり、第二次壁が構造単位中にウ
    レア結合を有するカチオン性ポリアミド−エピハロヒド
    リン樹脂とポリスチレンスルホン酸及び(又は)その塩
    とのポリイオンコンプレックスよりなることを特徴とす
    る二重壁マイクロカプセル。
  2. 【請求項2】第一次壁及び第二次壁が、芯材100重量
    部に対してそれぞれ0.1〜20重量部及び0.01〜
    200重量部である請求項1に記載の二重壁マイクロカ
    プセル。
  3. 【請求項3】ポリスチレンスルホン酸及びその塩から選
    ばれる少なくとも一種を乳化剤として疎水性物質を水中
    に乳化分散させた後、該疎水性物質の表面に (1)尿素及びホルムアルデヒド (2)単量体メチロール尿素又はその低分子量重合体、
    及び (3)単量体メチル化メチロール尿素又はその低分子量
    重合体 から選ばれる一種又は二種以上を重縮合反応させて第一
    次壁を形成させ、次いで構造単位中にウレア結合を有す
    るカチオン性ポリアミド−エピハロヒドリン樹脂を添加
    して上記乳化剤とのポリイオンコンプレックスを上記第
    一次壁上に堆積させた後に熱硬化反応させて第二次壁を
    形成させることを特徴とする二重壁マイクロカプセルの
    製造法。
  4. 【請求項4】カチオン性ポリアミド−エピハロヒドリン
    樹脂が乳化剤100重量部に対して10〜1000重量
    部添加される請求項3に記載の二重壁マイクロカプセル
    の製造法。
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