JPH0577545U - 機械式過給機 - Google Patents

機械式過給機

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JPH0577545U
JPH0577545U JP1534792U JP1534792U JPH0577545U JP H0577545 U JPH0577545 U JP H0577545U JP 1534792 U JP1534792 U JP 1534792U JP 1534792 U JP1534792 U JP 1534792U JP H0577545 U JPH0577545 U JP H0577545U
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JP
Japan
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supercharger
speed increasing
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gears
internal
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Application number
JP1534792U
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English (en)
Inventor
昇 日向野
Original Assignee
栃木富士産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過給機を大径化せずに、又過給機関に複雑な
連動機構を用いずに、大きな容量が得られ、小型軽量で
配置勝手がよく、駆動力が小さくてすむ機械式過給機の
提供を目的とする。 【構成】 この考案の機械式過給機は、各インターナル
ギヤ43,45の外周に設けられた歯車49,51の噛
合いにより互いに連動回転する複数組のプラネタリーギ
ヤ型増速機構5,7と、それぞれの増速機構5,7を介
して駆動される過給機1,3と、インターナルギヤ4
3,45のいずれかにエンジンからの駆動力を入力する
駆動軸17とを備えたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両などに用いられる機械式過給機に関する。
【0002】
【従来の技術】
特表平3−500319号公報に「内燃機関の過給機の機械式駆動装置」が記 載されている。これは、図3のように増速機構201を介してエンジンに回転駆 動される遠心コンプレッサ型の過給機203からなる機械式過給機205である 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来、過給機の容量を増すには、過給機を大径にする方法と、複数個の過給機 を連動歯車機構を介して駆動する方法とがある。
【0004】 ところが、前者は径をわずかに大きくしても配置スペースや重量あるいは必要 な駆動力が急激に増加し、後者は連動歯車機構により構造が複雑になり大型で重 くなる。
【0005】 そこで、この考案は比較的小型軽量で大きな容量の割には駆動力が小さくてす むと共に配置し易い機械式過給機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の機械式過給機は、各インターナルギヤの外周に設けられた歯車の噛 合いにより互いに連動回転する複数組のプラネタリーギヤ型増速機構と、それぞ れの増速機構を介して駆動される過給機と、前記インターナルギヤのいずれかに エンジンからの駆動力を入力する駆動軸とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】 エンジンの駆動力は駆動軸に連結されたインターナルギヤから、各インターナ ルギヤ外周に設けられた歯車の噛合いによりインターナルギヤに伝達され、各プ ラネタリーギヤ型増速機構を介してそれぞれの過給機を回転駆動する。
【0008】 プラネタリーギヤ型増速機構のインターナルギヤの部材を連動歯車に利用した ことにより複雑な連動歯車機構を用いずに複数個の過給機を容易に連動構成する ことが可能になり小型軽量で大きな容量が得られる。又、過給機を大径化する場 合と異なって、大容量の割に駆動力が小さくてすむと共に配置スペースの形に合 わせて各過給機の例えば円弧状配列も可能であり配置勝手がよい。
【0009】
【実施例】
図1と図2とにより一実施例の説明をする。以下、左右の方向は図1での左右 の方向であり、図2の右方は重力方向上方である。又、符号を付していない部材 等は図示されていない。
【0010】 図1に示すように、この実施例は2個の遠心コンプレッサ型過給機1,3(以 下、過給機1,3という)と2組のプラネタリーギヤ型増速機構5,7(以下、 増速機構5,7という)を並列配置したものであり、これらはベルト式無段変速 機9(図2に示す)を介してエンジンにより回転駆動される。
【0011】 このベルト式無段変速機9はドライブプーリ11とドリブンプーリ13とこれ らを連結するベルト15とを備え、ドライブプーリ11はベルト伝動機構を介し てエンジンのクランクシャフトにより回転駆動される。
【0012】 図1に示すように、ドリブンプーリ13は、増速機構5の入力軸17(駆動軸 )に対してそれぞれ圧入されナット19で脱落防止された中空軸21及びカム部 材23と、中空軸21と一体の固定フランジ25と、カム部材23に噛合い部2 7を介して軸方向移動自在に連結された可動フランジ29とを備えている。各フ ランジ25,29間にはベルト15が装着されている。中空軸21の右端部は増 速機構5,7を収納するケーシング31にベアリング33を介して回転方向に支 承され、入力軸17はベアリング35,37を介してケーシング31に支承され ている。
【0013】 カム部材23と可動フランジ29にはそれぞれカム面39,39が形成され、 これらの間にはフライウェート41が配置されている。ドリブンプーリ13が回 転するとフライウェート41の遠心力がカム面39,39に掛り、カムスラスト 力が生じて可動フランジ29が固定フランジ25側に押圧される。一方ドライブ プーリ11にはそのフランジ間隔を狭めてベルト15に張力を与えるばねが装着 されており、エンジン回転数の上昇に伴ってカムスラスト力がこのばね力より大 きくなると、ドリブンプーリ13のフランジ間隔が狭まってプーリピッチ径Rが 大きくなり、ベルト式無段変速機の増速率が下がる。又、エンジン回転数が低下 しカムスラスト力が小さくなるとベルト張力によりプーリピッチ径Rが小さくな って増速率が上がる。こうして、ドリブンプーリ13側の回転数変動幅はエンジ ン回転数の変動幅より小さく抑えられると共に、エンジン回転数の上昇に伴って ドリブンプーリ13の回転数はほぼ一定に保たれる。
【0014】 図1に示すように、増速機構5のインターナルギヤ43は入力軸17の右端に 一体形成されており、増速機構7のインターナルギヤ45はベアリング47を介 してその左端部をケーシング31に支承されている。インターナルギヤ43,4 5は各外周に形成された歯車49,51の噛合いにより連結されている。こうし て、入力軸17に入力したエンジンの駆動力により各インターナルギヤ43,4 5は連動して回転駆動される。
【0015】 各増速機構5,7のピニオンギヤ53,55はベアリング57,59を介して ピニオンシャフト61,63上に支承されており、各ピニオンシャフト61,6 3はケーシング31のフランジ部65に支持され、ねじとボールとからなる脱落 防止手段67,69が施されている。又、各サンギヤ71,73は過給機1,3 のインペラシャフト75,77の左端部に形成され、各インペラシャフト75, 77はユニットベアリング79,81とオイルフィルムダンパ83,85とを介 してフランジ部65に支承されている。図2に示すように、ケーシング31には 上部に取付けられたオイルプラグ87からオイルが供給され、オイルフィルムダ ンパ83,85にオイルを供給すると共に内部を潤滑し下部の排出口89から外 部に排出される。入力軸17とケーシング31との間にはシール91が配置され 、各ユニットベアリング79,81とインペラシャフト75,77との間にはそ れぞれシール93,95が配置されオイル洩れを防止している。
【0016】 各過給機1,3のコンプレッサハウジング97,99は一体に形成され、ディ フューザ部101を共用するように構成されている。コンプレッサハウジング9 7,99はケーシング31の溝103に係合した連結部材105とボルト107 とを介してケーシング31に取付けられている。インペラシャフト75,77の 右端にはインペラ109,111が圧入され、これらの脱落防止部材113,1 15が加締められている。なお、ユニットベアリング79,81の左端部には止 め輪117,119が装着され、右端部にはフランジ部65との間にストッパ部 121,123が形成され、コンプレッサハウジング97,99に対するインペ ラ109,111の位置決めをしている。
【0017】 ベルト式無段変速機9を介して入力軸17に入力するエンジンの駆動力は上記 のようにインターナルギヤ43,45を連動回転し、それぞれピニオンギヤ53 ,55からサンギヤ71,73を介して増速されてインペラ109,111を回 転駆動する。過給機1,3は吸気を加圧し、ディフューザ部101を介してエン ジンを過給する。
【0018】 2台の過給機1,3により充分な吸気量が得られると共に、1台の過給機を大 径にする場合と異なって駆動力が比較的小さくてすむ。又、増速機構5,7のイ ンターナルギヤ43,45の部材を連動歯車に利用したことにより特別な連動歯 車機構が不要になり、過給機1,3の連動構成が容易に実施可能になると共に、 小型軽量になる。
【0019】 なお、小径の過給機を複数個並列配置する構成によってこれらの円弧状あるい は配置スペースに合わせた配列が可能であり、エンジン回りなどへの配置勝手が よい。
【0020】
【考案の効果】
この考案の機械式過給機は、エンジンの駆動力によりそれぞれの過給機を駆動 する複数個のプラネタリーギヤ型増速機構の各インターナルギヤの外周に設けた 歯車を噛合わせることによって複雑な連動機構を用いずに小径の過給機を連動構 成した。従って、小型軽量で大きな容量が得られると共に、大径の過給機に較べ て配置勝手がよく、駆動力が小さくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1,3 過給機 5,7 プラネタリーギヤ型増速機構 17 入力軸(駆動軸) 43,45 インターナルギヤ 49,51 歯車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各インターナルギヤの外周に設けられた
    歯車の噛合いにより互いに連動回転する複数組のプラネ
    タリーギヤ型増速機構と、それぞれの増速機構を介して
    駆動される過給機と、前記インターナルギヤのいずれか
    にエンジンからの駆動力を入力する駆動軸とを備えたこ
    とを特徴とする機械式過給機。
JP1534792U 1992-03-24 1992-03-24 機械式過給機 Pending JPH0577545U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1534792U JPH0577545U (ja) 1992-03-24 1992-03-24 機械式過給機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1534792U JPH0577545U (ja) 1992-03-24 1992-03-24 機械式過給機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0577545U true JPH0577545U (ja) 1993-10-22

Family

ID=11886268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1534792U Pending JPH0577545U (ja) 1992-03-24 1992-03-24 機械式過給機

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