JPH0577512B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0577512B2
JPH0577512B2 JP29084888A JP29084888A JPH0577512B2 JP H0577512 B2 JPH0577512 B2 JP H0577512B2 JP 29084888 A JP29084888 A JP 29084888A JP 29084888 A JP29084888 A JP 29084888A JP H0577512 B2 JPH0577512 B2 JP H0577512B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
paper
base paper
layer
flexibility
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP29084888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02136237A (ja
Inventor
Akimi Okuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP29084888A priority Critical patent/JPH02136237A/ja
Publication of JPH02136237A publication Critical patent/JPH02136237A/ja
Publication of JPH0577512B2 publication Critical patent/JPH0577512B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家具、壁面、天板等の各種用途にお
いて使用する、耐摩耗性、柔軟性等に優れた化粧
板及びその製造方法に関する。
〔従来技術〕
化粧板は、一般に表層がメラミン樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂等の熱硬化性樹脂とこの樹脂を
含浸する化粧紙からなり、また芯材層はフエノー
ル樹脂及びその他の熱硬化性樹脂等とこれらの樹
脂を含浸するコアー紙からなる。
また、化粧板は、家具、建築壁面等の垂直化粧
面に使用するものと、座卓、机表面等の水平化粧
面(天板)に使用するものに大別される。
ところで、上記垂直化粧面に使用する化粧板
は、家具、壁面等のコーナー曲面に使用すること
もあり、また上記水平化粧面に使用する場合には
端面等のエツジ曲面を使用することもある。かか
る曲面に使用する化粧板は、表層であるメラミン
樹脂、ジアリルフタレート樹脂の占有率が大きく
なる。
即ち、曲面に使用する化粧板は、一般に0.2〜
0.4mmの板厚さのものが使用される。それ故、化
粧板の板厚が薄くなると、かかる化粧板は表面層
には必ず0.2mm位の表層用の樹脂含浸化粧紙が使
用されるため、その占有割合は多くなる。しかし
て、表層であるメラミン樹脂等は一般に硬くて脆
い性質があるため曲面加工歪等により割れ又は亀
裂が生じ易い。
かかる化粧板の問題点に鑑みて、特公昭54−
6597号公報により、「化粧シート」が提案されて
いる。
この化粧シートは、第7図及び第8図に示すご
とく、熱硬化性樹脂を塗布含浸させた化粧紙60
を表層7とし、また熱可塑性樹脂若しくは合成ゴ
ムラテツクス等の混合樹脂を抄紙時に抄き込むか
含浸させた化粧紙を裏層8として、この両層を加
熱加圧することにより2層の積層成型したもので
ある。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら、上記化粧シートは、表層7を熱
硬化性樹脂とし、また裏層8は熱可塑性樹脂層で
あり、両層の境界層Aは一般に分離又は剥離し易
い。即ち、一般に、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂
とは相溶性が悪いため、両樹脂を直接に接合する
ことは困難である。それ故、上記化粧シートにお
いても表層7の熱硬化性樹脂層と裏層8の熱可塑
性樹脂層は接着が十分に行われないため、両層の
境界層Aにおいて分離又は剥離し易い。特に、上
記コーナー曲面はエツジ曲面等において曲面加工
する場合には曲げ歪により、両層の境界層Aで分
離又は剥離し易い傾向にある。
また、上記化粧シートは、表層と裏層8の2層
からなるためこれらを積層組み合わせする手間を
要する。しかも、これら両層の占有割合のアンバ
ランス及び伸縮差異等により該化粧シートは反り
を生じ易い。
本発明は、かかる従来の化粧シートの問題点に
鑑みてなされたもので、家具、建築壁面等におけ
る曲面及び平面等において使用する耐摩耗性、加
工性等に優れた化粧板を樹脂含有紙の積層組合わ
せの手間を要することなく生産性良く提供しよう
とするものである。
〔課題の解決手段〕
本発明は、一枚の樹脂含有紙からなる耐摩耗性
等にすぐれた化粧板であつて、化粧板用の原紙
は、表面層に耐摩耗性付与剤を抄紙時に混入して
扁在的に含有させてなり、また芯部、裏面層には
抄紙時の前後において熱可塑性樹脂等からなる柔
軟性付与樹脂を混入して扁在的に含有させてな
り、更にまた該原紙には熱硬化性樹脂を塗布、含
浸して該原紙の表裏部において該熱硬化性樹脂を
含有させてなり、かかる樹脂含有紙を加熱加圧し
て成形してなることを特徴とする耐摩耗性等に優
れた化粧板にある。
本発明において、上記樹脂含有紙とは、紙の抄
紙時において、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、こ
れら両樹脂の混合樹脂を抄紙原料に添加し又は抄
紙の直後のウエツトの状態でローラ等を介して紙
に塗布、含浸させたもの、或いはかかる紙に更に
熱硬化性樹脂を塗布させた又は含浸させたいずれ
かの紙をいう。
また、上記熱硬化性樹脂としては、例えばメラ
ミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ベンゾグア
ナミン樹脂、フエノール樹脂等がある。
また、上記熱可塑性樹脂としては、例えばポリ
ビニルアルコール、ポリアセタール等のポリビニ
ル樹脂、酢酸ビニル樹脂、スチレンブタジエン、
合成ゴムラテツクス等がある。
また、上記柔軟性付与樹脂とは上記熱硬化性樹
脂、熱可塑性樹脂のいずれか又はこれらの混合樹
脂のほかにこれらの変性樹脂を含む。
また、上記化粧板とは、家具、建築壁面等の垂
直面等にも使用する化粧シート、また座卓、机表
面等の天板等に使用する化粧板、カウンター、流
し台等の曲面加工部等に使用するポストホーム化
粧板のいずれかの化粧板をいう。
即ち、1枚の上記樹脂含有紙により構成した化
粧板であつて、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、こ
れら両樹脂の混合物等の合成樹脂からなる化粧シ
ート、化粧板、ポストホーム化粧板等の総称であ
る。
また、上記耐摩耗性付与剤とは、化粧板の表面
における耐摩耗性付与剤を向上させるために、硬
質のセラミツクス原料、例えば酸化アルミニウム
微粉、特にα−アルミナ焼結体の微粉又は該α−
アルミナ焼結体の微分とシリカ微粉との混合物等
がある。
また、上記耐摩耗性とは、化粧板の表面研摩試
験に関し、JIS−K−6902によるテーパー形アブ
レザー試験機を用いて測定した摩耗回数が略300
回以上のものをいう。
そして、本発明にかかる耐摩耗性等に優れた化
粧板の製造方法としては、次のものがある。
即ち、第2の発明は、一枚の樹脂含有紙からな
る耐摩耗性等に優れた化粧板の製造方法であつ
て、原紙の表面層に耐摩耗性付与剤を抄紙時に混
入し、また該原紙の芯部、裏面層に熱可塑性樹脂
等からなる柔軟性付与樹脂を混入して扁在的に含
有させる工程と、該原紙の表裏部に熱硬化性樹脂
を塗布、含浸して該熱硬化性樹脂を含有させて樹
脂含有紙を作成する工程と、該樹脂含有紙を加熱
加圧して成形する工程とよりなる耐摩耗性等にす
ぐれた化粧板の製造方法にある。
本製造方法において、樹脂含有紙、熱硬化性樹
脂、熱可塑性樹脂、柔軟性付与樹脂、化粧板、耐
摩耗性付与剤については、上記第1の発明で示し
たものと同様である。
つまり、上記第2の発明は、柔軟性付与樹脂を
抄紙直前に抄紙抄紙原料スラリー中に上記柔軟性
付与樹脂を混入する方法(以下、「内添法」とも
いう)に特徴がある。
更に、第3の発明は、一枚の樹脂含有紙からな
る耐摩耗性等にすぐれた化粧板の製造方法であつ
て、原紙の表面層に耐摩耗性付与剤を抄紙時に混
入し、また該原紙の芯部、裏面層には熱可塑性樹
脂等からなる柔軟性付与樹脂を混入して扁在的に
含有させる工程と、該原紙の表裏部には抄紙中に
おいてオンマシンにより上記柔軟性付与樹脂を塗
布、含浸し又は抄紙後においてオンマシンにより
上記柔軟性付与樹脂を塗布、含浸する工程と、該
原紙の表面層にセルロース微粉充填物質を混入し
た熱硬化性樹脂を塗布、含浸し、また該原紙の裏
面層にはフエノール樹脂等の熱硬化性樹脂からな
る柔軟性付与樹脂を塗布、含浸して樹脂含有紙を
作成する工程と、該樹脂含有紙を加熱加圧して成
形する工程とよりなる耐摩耗性等にすぐれた化粧
板の製造方法である。
即ち、第3の発明は、原料の表面層にのみ内添
法により耐摩耗性付与剤を扁在的に混入し、また
芯部及び裏面層には抄紙の前後において上記柔軟
性付与樹脂をオンマシン又は耐摩耗性付与剤によ
り原紙の浸潤又は乾燥状態で混入した樹脂含有紙
を用いる化粧板の製造方法に特徴がある。
上記柔軟性付与樹脂を抄紙後に紙に含有させる
方法としては、大別して抄紙直後のウエツト(湿
潤)時にオンマシン又はオフマシンを用いて柔軟
性付与樹脂を該原紙に塗布、含浸させる方法と、
抄紙後一定時間経過後の紙の半乾燥又は乾燥時し
た状態でオンマシン又はオフマシンを用いて柔軟
性付与樹脂を紙に塗布、含浸させる方法(以下、
「外添法」ともいう)がある。ここで、上記オン
マシンとは、抄紙中において用いるロールプレス
マシンをいう。また、オフマシンとは、抄紙後に
おいて用いるロールプレスマシンをいう。
また、上記柔軟性付与樹脂の抄紙時前後におけ
る含有量としては、紙100重量部に対し柔軟性付
与樹脂が15〜50重量%であることが好ましい。
また、本発明の化粧板の製造方法において、化
粧板用の原紙の表面層に耐摩耗性付与剤を扁在的
に混入する方法は、内添法とも称されるものであ
つて、第1の流送箱に天然パルプ繊維100重量部
に対し耐摩耗性付与剤を5〜50重量%混入した抄
紙原料スラリーを供給し、該原料スラリーにより
湿潤状態の原紙の表面層を形成することが好まし
い。
また、化粧板用の原紙の芯部に柔軟性付与樹脂
を扁在的に混入する方法は、第2及び第3の流送
箱に天然パルプ繊維100重量部に対し柔軟性付与
樹脂を5〜50重量%混入した抄紙原料スラリーを
供給し、該原料スラリーにより湿潤状態の原紙の
芯部を形成することが好ましい。
また、化粧板用の原紙の裏面層にフエノール樹
脂等の熱硬化性樹脂を天然パルプ繊維100重量部
に対しフエノール樹脂等の熱硬化性樹脂を5〜50
重量%混入した抄紙原料スラリーを供給し、該原
料スラリーにより湿潤状態の原紙の裏面層を形成
することが好ましい。
そして、上記湿潤状態の原紙の表面層と芯部と
裏面部とは、抄紙中において抄紙用網上で加圧さ
れ一体となる。
また、上記流送箱とは、抄紙原料スラリーを入
れる容器であつて、便宜上、原紙の表面層を形成
するための容器を第1の流送箱と称し、また原紙
の芯部を形成するための容器を第2及び第3の流
送箱称し、更に原紙の裏面層を形成する容器を第
4の流送箱と称する。そして、該流送箱にはサク
シヨンボツクス及びその付帯設備も含む。
また、上記熱硬化性樹脂と上記樹脂含有紙に含
浸する方法としては、例えば熱硬化性樹脂に樹脂
含有紙を浸漬(デイツプ)し、常温ないし加温状
態で常圧、加圧、減圧のいずれかの方法により上
記樹脂含有紙紙中に樹脂を強制浸透させる方法が
ある。
また、上記熱硬化性樹脂を上記樹脂含有紙に塗
布する方法としては、スプレー、ロールコータ
ー、カーテンフロコーター等の各種塗布機を用い
て熱硬化性樹脂を樹脂含有紙表面に塗布(コー
ト)し、その後該樹脂含有紙中に浸透させる方法
がある。
また、上記熱硬化性樹脂の上記樹脂含有紙への
含浸量としては、該原紙100重量部に対し熱硬化
性樹脂が15〜40重量%であることが好ましい。
また、上記熱硬化性樹脂の塗布量としては、上
記樹脂含有紙1m2当り10〜50gであることが好ま
しい。
また、上記原紙は、厚さが0.15〜1.00mmであ
り、また密度が0.45〜1.00g/cm3であることが好
ましい。
また、上記原紙は、抄紙中に柔軟性付与樹脂を
含有させた樹脂含有紙に印刷適性を向上させるた
め原紙表面を平滑にするカレンダー仕上げ処理を
した後、更にその表面に各種の化粧印刷を施すこ
とが好ましい。また、該化粧印刷を施さない場合
においては、抄紙に原料、填料等の着色剤を混抄
することができる。
また、上記樹脂含有紙を加熱加圧する方法とし
ては、例えば多段平板プレスマシン又は連続成形
プレスマシンを用いて上記樹脂含有紙1枚単位毎
にセツトして加熱加圧することが好ましい。
また、上記多段平板プレスマシンによる加熱加
圧条件は、温度が140〜200℃、圧力が10〜100
Kg/cm2、加熱時間が10〜60分、冷却時間が10〜30
分であることが好ましい。
また、上記連続成形プレスマシンによる加熱加
圧条件は、温度が140〜170℃、圧力が10〜50Kg/
cm2、加熱時間が30〜60秒であることが好ましい。
また、上記化粧板は、加熱加圧後の成形板厚さ
が0.10〜0.80mmであることが好ましい。
また、上記化粧板は、加工性として曲面加工が
2R〜30Rであることが好ましい。また、上記化
粧板は、従来の熱硬化性樹脂のみの化粧板に較
べ、柔軟性があることにより、切削が容易で、切
削時に亀裂、割れが生じない。また、基材が特に
柔軟であるため、家具等に貼り良く施工性に優れ
る。
〔作用及び効果〕
本発明にかかる化粧板は、1枚の樹脂含有紙に
より構成する。そのため、従来の化粧板またはシ
ートのごとく、表層として樹脂を含浸した化粧紙
(1枚)と、芯材層として樹脂含浸コアー紙(1
枚〜数枚)を積層し組合わせる必要がない。その
ため、かかる組合わせ工程を省略することがで
き、更にまた、2枚以上の樹脂含有紙を積層しな
いので、製品厚さを均一にすることができる。
また、上記樹脂含有紙は、表面層において耐摩
耗性を扁在的に含有する。そのため、従来の化粧
板のごとく、オーバーレイ保護層を用いない、所
謂ノンオーバーレイの化粧板であつても耐摩耗性
に優れる。
また、上記樹脂含有紙は、その抄紙時の前後に
おいて内添法又は外添法により熱硬化性樹脂、熱
可塑性樹脂、両樹脂の混合物、両樹脂の変性樹脂
のいずれか1種又は2種以上を1枚の原紙に含有
させたものである。そのため、上記従来の化粧シ
ートのごとく、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂の分
離又は剥離をすることがなく、耐摩耗性、柔軟性
に優れた化粧板を構成することができる。
また、上記樹脂含有紙は、熱可塑性樹脂等の柔
軟性に優れた樹脂を含有する。そのため、紙自体
も柔軟性に優れており、ロール巻き取りによるエ
ンドレス状態で貯蔵したり運搬して使用すること
ができる。それ故、該ロール巻き状態で連続成形
プレスに供給し、これを加熱加圧して長尺物を成
形したり、またロール巻きを所定寸法に切断し
て、多段平板プレスで1枚毎に成形することがで
きる。
また、上記長尺の成形物は、1枚の樹脂含有紙
を連続成形プレスマシンの成形用ベルト間に圧締
しつつ加熱加圧する。そのため、加熱加圧等の成
形条件及び紙厚さ、密度等の条件選定により使用
目的に適応した板厚の耐摩耗性、柔軟性に優れた
化粧板を構成することができる。
また、本発明の化粧板の製造方法は、1枚の樹
脂含有紙を直接加熱加圧成形することにより、連
続して長尺物の化粧板又は1枚毎(枚葉)の化粧
板を製造することができる。これにより、家具、
建築壁面等の曲面又は平面等における各種の使用
場所に適した各種の板厚の製品を均質に、しかも
生産性良く量産することができる。
したがつて、本発明によれば、家具、建築壁面
等の曲面又は平面等において各種の用途に使用す
る耐摩耗性、柔軟性に優れた化粧板及びその製造
方法を提供することができる。
〔実施例〕
第1実施例 本例にかかる化粧板につき、第1図〜第4図を
用いて説明する。
即ち、本例の化粧板は、第1図に示すごとく、
表面層において耐摩耗性付与剤含有層1と、芯材
層において柔軟性付与樹脂含有層2と、裏面層に
おいてフエノール樹脂含有層3とを有する。
上記耐摩耗性付与剤含有層1は、α−アルミナ
微粉からなる耐摩耗性付与剤10を原紙の抄紙時
に抄き込んで含有させたものである。
即ち、該耐摩耗性付与剤10は、平均粒径が25
mμのα−アルミナからなり、抄紙時に特定の流
送箱における抄紙原料スラリーにのみ該耐摩耗性
付与剤10を混入分散して原紙の表面層に扁在的
に含有させたものである。
また、上記耐摩耗性付与在含有層1は、ジアリ
ルフタレート樹脂(以下、DAPと称す)を表面
層に含有し、加熱加圧により熱硬化成形されてい
る。
即ち、DAPは、第3図に示すごとく、樹脂含
有紙の表面にフローコーターにより塗布、含浸し
て表面層に含有させることにより付与する。
また、上記耐摩耗性付与剤含有層1には、木目
模様等の化粧印刷6が施されている。
また、上記柔軟性付与樹脂含有層2は、ポリ塩
化ビニル(以下、PVCと称す)の微粉を原紙の
抄紙に抄き込んで含有させたものである。
即ち、PVCは水不溶性であるため、その微粉
を特定の流送箱における抄紙原料スラリーに分散
混入して原紙の芯部に抄き込んで含有させること
により付与する。
また、上記フエノール樹脂含有層3は、フエノ
ール樹脂を樹脂含有紙の表裏部に塗布、含浸して
含有させたものである。
即ち、フエノール樹脂は、第4図に示すごと
く、樹脂含有紙の裏面にロールコーターにより塗
布、含浸して原紙の裏面層に含有させることによ
り付与する。
また、化粧板は、上記耐摩耗性付与剤含有層1
と柔軟性付与樹脂含有層2との間に、ジアリルフ
タレート樹脂とPVCとの混合樹脂含有層4を有
する。
即ち、該混合樹脂含有層4は、第1図に示すご
とく、表面層にジアリルフタレート樹脂を、また
芯部にPVCを含有する樹脂含有紙を加熱加圧し
て熱硬化成形するときに成形される。つまり、該
混合樹脂含有層4はジアリルフタレート樹脂と
PVCが加熱溶融された状態において、両樹脂が
溶け合つてジアリルフタレート樹脂がPVCの反
応性可塑剤として働く。これにより、PVCは柔
軟性付与樹脂としての混合樹脂含有層4を形成す
る。
また、柔軟性付与樹脂含有層2とフエノール樹
脂含有層3との間に、PVCとフエノール樹脂と
の混合樹脂含有層5を有する。
即ち、該混合樹脂含有層5は、第1図に示すご
とく、芯部にPVCを含有しまた裏面層にフエノ
ール樹脂を含有する樹脂含有紙を加熱加圧して熱
硬化成形するときに形成される。つまり、該混合
樹脂含有層5は、PVCとフエノール樹脂とが加
熱溶融された状態において両樹脂が溶け合つて
PVCがフエノール樹脂の可塑剤として働く。
これにより、フエノール樹脂は柔軟性付与樹脂
として混合樹脂含有層5を形成する。
本例の化粧板は、上記のごとく構成されている
ので、次の作用効果を有する。
即ち、本例の化粧板は、表面層において耐摩耗
性付与剤含有層1を有する。しかして、化粧板は
表面においてオーバーレイ保護層を有していない
にも拘らず、化粧板の表面には耐摩耗性が付与さ
れる。
それ故、本例によれば、座卓、机等の天板とし
ても使用することができる。耐摩耗性、柔軟性等
に優れた化粧板を提供することができる。
また、本例の化粧板は、芯部及び裏面層におい
て柔軟性付与樹脂含有層2及びフエノール樹脂含
有層3等を有する。しかして、化粧板の基材層
は、柔軟性を有するため加工性、施工性等に優れ
た化粧板を構成することができる。
したがつて、本例によれば、座卓、机等の天板
のみならず、家具、壁面等の曲面及び平面等にお
いても使用することができる、加工性、施工性等
に優れた化粧板を提供することができる。
更にまた上記本例の化粧板は、つぎに示す製造
方法により生産性良く製造することができる。
即ち、本製造方法は、第1の流送箱に通常の原
料のほかに天然パルプ繊維100重量部に対しα−
アルミナからなる耐摩耗性付与剤10を35重量%
分散混入する原料スラリーを供給して湿潤状態の
原紙の表面層を形成する。
また、第2及び第3の流送箱に通常の原料のほ
かに天然パルプ繊維100重量部に対しPVCの微粉
を40重量%分散混入した原料スラリーを供給して
湿潤状態の原紙の芯部を形成する。
また、第4の流送箱に通常の原料スラリーを供
給して湿潤状態の原紙の裏面層を形成する。
これにより、上記湿潤状態の原紙の表面層と芯
部と裏面層を抄紙網上で一体化して原紙100重量
部に対し耐摩耗性付与剤を30重量%含有し、また
芯部にPVCを35重量%含有する樹脂含有紙を作
成することができる。
そして、該樹脂含有紙は、第2図に示すごと
く、表面層に木目模様の化粧印刷6を施す。
次に、かかる樹脂含有紙の表面側にはDAP溶
液をカーテンフローコーターに塗布し、その後乾
燥して、第3図に示すごとく、表面層にDAP1
2を含有する樹脂含有紙を作成する。
また、樹脂含有紙の表面側にはフエノール樹脂
溶液をロールコーターにより塗布、含浸し、その
後乾燥して、第4図に示すごとく、裏面層にフエ
ノール樹脂32を含有する樹脂含有紙を作成す
る。
しかして、該樹脂含有紙は、第4図に示すごと
く、表面層においてメラミン樹脂12を含有した
耐摩耗性付与剤含有層12と、芯部において柔軟
性付与樹脂含有層21と、裏面層においてフエノ
ール樹脂含有層32を有する。また、該樹脂含有
紙はその表面に木目模様等の化粧印刷6を有して
おり、また樹脂含有紙全体としては柔軟性を有す
る。それ故、該樹脂含有紙は、ロール巻きにして
貯蔵したり、運搬することができる。
次に、ロール巻きにした上記樹脂含有紙は、連
続成形プレスにより加熱加圧して成形する。
即ち、該樹脂含有紙は、連続成形機により加熱
温度160℃、圧力20Kg/cm2、成形処理時間50秒の
条件下で連続的に成形される。これにより、ロー
ル巻きで長尺の又は所定寸法に切断した耐摩耗
性、柔軟性等に優れたDAP化粧板を生産性良く
製造することができる。
したがつて、本例によれば、従来の化粧シート
のごとく、2層間で分離、剥離することがない、
耐摩耗性、柔軟性等に優れたDAP化粧板を生産
性良く製造することができる。
第2実施例 本例にかかる化粧板につき、第5図及び第6図
を用いて説明する。
本例の化粧板は、第5図に示すごとく、表面層
において耐摩耗性付与剤含有層14と、芯部にお
いて柔軟性付与樹脂含有層24と、裏面層におい
てフエノール樹脂含有層34を有する。
上記耐摩耗性付与剤含有層14は、表面層に耐
摩耗性付与剤を抄紙時に抄き込んで扁在的に含有
させたものである。
即ち、該耐摩耗性付与剤は、平均粒径が20μm
のα−アルミナ微粉とシリカ微粉(2:1)から
なり、抄紙時に特定の流送箱における抄紙原料ス
ラリーにのみ該耐摩耗性付与剤10を混入分散し
た原紙の表面層に扁在的に含有させる。
また、上記耐摩耗性付与剤含有層14は、エス
テル変性のメラミン樹脂を原紙の表面層に含有す
る(第6図参照)。
即ち、上記エステル変性のメラミン樹脂は、メ
チルアルコール等の有機溶媒の溶液であるため原
紙の表面層中に浸透し易く、また原紙の表面に塗
布、含浸後短時間で有機溶媒が揮散し乾燥し易い
性質を有する。
しかして、該メラミン樹脂は、原紙の表面層中
に大部分が含浸した状態で含有される。
また、該表面層にはクロームイエロー等の黄色
顔料及び白色の酸化チタン等の遮弊剤が原紙の抄
き込まれている。そして、該表面層には黄色のベ
タ印刷等が施され、黄色無地の化粧印刷63の層
を有する(第6図参照)。
また、上記柔軟性付与樹脂含有層24は、合成
ゴムラテツクスを原紙の抄紙時に抄き込んで含有
させたものである。
即ち、合成ゴムラテツクスは、水難溶性である
ためエマルジヨン溶液としたものを原料スラリー
中に分散混入し抄紙時に抄き込んで原紙の芯部に
扁在的に含有させたものである。
また、上記フエノール樹脂含有層34は、フエ
ノール樹脂を抄紙時に抄き込んで扁在的に含有す
る。
即ち、上記フエノール樹脂は、ノボラツク型の
微粉であつて水不溶性であるため、原料スラリー
中に分散混入し抄紙時に抄き込んで原紙の裏面層
に扁在的に含有させたものである。
しかして、本例の樹脂含有紙は、第6図に示す
ごとく、表面層においてメラミン樹脂を塗布、含
浸した耐摩耗性付与剤含有層13及び化粧印刷6
3の層を有し、また芯部において合成ラテツクス
を抄き込んだ柔軟性付与樹脂含有層23を有し、
更にまた裏面層において抄紙時に抄き込んだフエ
ノール樹脂含有層33を有する。
また、化粧板は、第5図に示すごとく、耐摩耗
性付与剤含有層14と柔軟性付与樹脂含有層24
との間にメラミン樹脂と合成ゴムラテツクスとの
混合樹脂44を有する。該混合樹脂44は、上記
樹脂含有紙を加熱加圧する時に両樹脂が溶け合つ
て形成されたものである。
また、化粧板は、柔軟性付与樹脂含有層24と
フエノール樹脂含有層33との間に合成ゴムラテ
ツクスとフエノール樹脂との混合樹脂54を有す
る。つまり、該混合樹脂54は、上記樹脂含有紙
を加熱加圧するときに両樹脂が溶け合つて、合成
ゴムラテツクスがフエノール樹脂の可塑剤として
働き柔軟性付与樹脂含有層を形成したものであ
る。
本例の化粧板は、上記のごとく構成されている
ので、次の作用効果を有する。
即ち、本例の化粧板は、表面層において耐摩耗
性付与剤含有層14を有する。
しかして、化粧板は表面においてオーバーレイ
保護層を有していないにも拘らず、化粧板の表面
に耐摩耗性が付与される。
したがつて、本例によれば、座卓、机等の天板
としても使用する。耐摩耗性、柔軟性等に優れた
化粧板を提供することができる。
また、本例の化粧板は、芯部及び裏面層におい
て柔軟性付与樹脂含有層24及びフエノール樹脂
含有層34等を有する。しかして、化粧板の基材
層は、柔軟性を有するため加工性、施工性に優れ
た化粧板を構成することができる。
したがつて、本例によれば、家具、壁面等にお
ける曲面及び平面等において使用することができ
る、加工性、施工性に優れた化粧板を提供するこ
とができる。
更にまた、上記本例の化粧板は、次に示す製造
方法により生産性良く製造することができる。
即ち、本製造方法は、第1の流送箱に通常の原
料のほかに天然パルプ繊維100重量部に対しα−
アルミナとシリカ微粉(2:1)からなる耐摩耗
性付与剤及び黄色顔料と酸化チタンを各35重量%
分散混入した原料スラリーを供給して湿潤状態の
原紙の表面層を形成する。
また、第2及び第3の流送箱に通常の原料のほ
かに天然パルプ繊維100重量部に対し合成ゴムラ
テツクスのエマルジヨン溶液を40重量%分散混入
した原料スラリーを供給して湿潤状態の原紙の芯
部を形成する。
また、第4の流送箱に通常の原料のほかに天然
パルプ繊維100重量部に対しノボラツクス型のフ
エノール樹脂を20重量%分散混入した原料スラリ
ーを供給して湿潤状態の原紙の裏面層を形成す
る。
これにより、上記湿潤状態の原紙の表面層と芯
部と裏面層を抄紙網上で一体化して原紙100重量
部に対し耐摩耗性付与剤及び黄色顔料と酸化チタ
ンを各30重量%含有し、また芯部に合成ゴムラテ
ツクスを35重量%含有し、更にまた裏面層にフエ
ノール樹脂を15重量%含有した樹脂含有紙を作成
することができる。
次に、該樹脂含有紙は、抄紙中においてオンマ
シンによりポリビニルアルコール(以下、PVA
と称す)の溶液を塗布、含浸し、また抄紙後にお
いて抄紙により同じくPVAの溶液を塗布、含浸
する。
これにより、原紙の表裏部にPVAを原紙100重
量部に対しそれぞれ10重量%含有した樹脂含有紙
を作成する。
そして、該樹脂含有紙は、第6図に示すごと
く、表面層に黄色無地の化粧印刷63の層を形成
するためのベタ印刷を施す。
次に、かかる樹脂含有紙の表面側にはセルロー
ス微粉充填物質(アビセル)を分散したエステル
変性のメラミン樹脂をカーテンフローコーターに
より塗布し、その後乾燥する。
これにより、樹脂含有紙の表面層にはメラミン
樹脂の大部分が含浸浸透した樹脂含有紙を迅速に
作成することができる。
また、該樹脂含有紙の裏面層にはフエノール樹
脂をロールコーターにより1m2当り200gのフエ
ノール樹脂を塗布、含浸し、その後乾燥して樹脂
含有紙を作成する。
しかして、上記樹脂含有紙は、第6図に示すご
とく、表面層においてメラミン樹脂を含有した耐
摩耗性付与剤含有層13と、芯部において柔軟性
付与樹脂含有層23と、裏面層においてフエノー
ル樹脂含有層33を有する。また、該樹脂含有紙
はその表面に黄色無地の化粧印刷63を有してお
り、また樹脂含有紙全体としては柔軟性を有す
る。
また、樹脂含有紙は、上記フエノール樹脂を塗
布、含浸し乾燥した後において、所定寸法に切断
する。
次に、所定寸法に切断した樹脂含有紙は、多段
平板プレスにより加熱加圧して成形する。
即ち、樹脂含有紙は、1枚単位でステンレス板
内で圧締した状態で30段セツトし、多段平板プレ
ス内で加熱温度165℃、圧力80Kg/cm2、成形時間
30分で1枚毎に枚葉形成する。これにより、1枚
の樹脂含有紙により所定寸法の耐摩耗性、柔軟性
に優れたメラミン樹脂化粧板を生産性良く製造す
ることができる。
つまり、本例によれば、従来の化粧板及び化粧
シートのごとく、2枚以上の樹脂含有紙を積層組
合わせる必要がなく、生産性良く化粧板を提供す
ることができる。
したがつて、本製造方法によれば、従来の化粧
シートのごとく、2層間で分離、剥離したりまた
反りを生じない、耐摩耗性柔軟性等に優れたメラ
ミン樹脂化粧板を生産性良く製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は第1実施例を示し、第1図は
化粧板の断面図、第2図〜第4図は樹脂含有紙の
断面図、第5図及び第6図は第2実施例を示し、
第5図は化粧板の断面図、第6図は樹脂含有紙の
断面図、第7図及び第8図は従来の化粧シートの
断面図である。 1,13,14……耐摩耗性付与剤含有層、1
0……耐摩耗性付与剤、2,23,24……柔軟
性付与樹脂含有層、3,33,34……フエノー
ル樹脂含有層、4,43,44,5,54……混
合樹脂。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一枚の樹脂含有紙からなる耐摩耗性化粧板で
    あつて、 化粧板用の原紙は、表面層に耐摩耗性付与剤を
    抄紙時に混入して扁在的に含有させてなり、また
    芯部、裏面層には抄紙時の前後において熱可塑性
    樹脂等からなる柔軟性付与樹脂を混入して扁在的
    に含有させてなり、更にまた該原紙には熱硬化性
    樹脂を塗布、含浸して該原紙の表裏部において該
    熱硬化性樹脂を含有させてなり、かかる樹脂含有
    紙を加熱加圧して成形してなることを特徴とする
    耐摩耗性化粧板。 2 一枚の樹脂含有紙からなる耐摩耗性化粧板の
    製造方法であつて、 原紙の表面層に耐摩耗性付与剤を抄紙時に混入
    し、また該原紙の芯部、裏面部に熱可塑性樹脂等
    からなる柔軟性付与樹脂を混入して扁在的に含有
    させる工程と、 該原紙の表裏部に熱硬化性樹脂を塗布、含浸し
    て該熱硬化性樹脂を含有させて樹脂含有紙を作成
    する工程と、 該樹脂含有紙を加熱加圧して成形する工程とよ
    りなる耐摩耗性化粧板の製造方法。 3 一枚の樹脂含有紙からなる耐摩耗性化粧板の
    製造方法であつて、 原紙の表面層に耐摩耗性付与剤を抄紙時に混入
    し、また該原紙の芯部、裏面部に熱可塑性樹脂等
    からなる柔軟性付与樹脂を混入して扁在的に含有
    させる工程と、 該原紙の表裏部には抄紙中においてオンマシン
    により上記柔軟性付与樹脂を塗布、含浸し又は抄
    紙後においてオンマシンにより上記柔軟性付与樹
    脂を塗布、含浸する工程と、 該原紙の表面層にセルロース微粉充填物質を混
    入した熱硬化性樹脂を塗布、含浸し、また該原紙
    の裏面層にはフエノール樹脂等の熱硬化性樹脂か
    らなる柔軟性付与樹脂を塗布、含浸して樹脂含有
    紙を作成する工程と、 該樹脂含有紙を加熱加圧して成形する工程とよ
    りなる耐摩耗性化粧板の製造方法。
JP29084888A 1988-11-17 1988-11-17 耐摩耗性化粧板及びその製造方法 Granted JPH02136237A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29084888A JPH02136237A (ja) 1988-11-17 1988-11-17 耐摩耗性化粧板及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29084888A JPH02136237A (ja) 1988-11-17 1988-11-17 耐摩耗性化粧板及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02136237A JPH02136237A (ja) 1990-05-24
JPH0577512B2 true JPH0577512B2 (ja) 1993-10-26

Family

ID=17761265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29084888A Granted JPH02136237A (ja) 1988-11-17 1988-11-17 耐摩耗性化粧板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02136237A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4489215B2 (ja) * 1999-07-16 2010-06-23 大日本印刷株式会社 耐摩耗性化粧材
JP6377492B2 (ja) * 2014-11-04 2018-08-22 アイカ工業株式会社 化粧板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02136237A (ja) 1990-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6805951B2 (en) Process for the production of a floor strip
TWI337132B (en) Wood veneer surfaced decorative laminate product and method of making same
KR100424875B1 (ko) 장식용열경화성플라스틱적층판의제조방법
US4940503A (en) Process for the production of an abrasion resistant decorative thermosetting laminate
US4689102A (en) Method for the production of abrasion-resistant decorative laminates
US4822440A (en) Crossband and crossbanding
CN1072560C (zh) 在层压纸上涂布三聚氰胺树脂的方法
JP2001519256A (ja) 耐摩耗性積層体およびその製造方法
JP2003529474A (ja) 耐摩耗性ラミネート
NO174336B (no) Dekorativt varmeherdende laminat
US20070287004A1 (en) Laminate and Method of Manufacture
US20120141749A1 (en) Process for the manufacture of a decorative laminate
EP0462586B1 (en) Woody board
US20090087643A1 (en) Laminate Surface Layer Without an Overlay and Method of Manufacture
JPH0577512B2 (ja)
KR19990088418A (ko) 마이크로베니어장식용적층물과그의제조방법,및그로부터제조된물품
CA2590102C (en) Abrasion resistant laminate and method of manufacture
JPH02217243A (ja) 易加工性化粧板及びその製造方法
KR102309939B1 (ko) 구리를 함유한 친환경 고항균성 lpm의 제조방법 및 그 방법에 의해 제조되는 lpm
JPH02123139A (ja) 合成樹脂化粧板及びその製造方法
JPH02155730A (ja) 耐摩耗性化粧ボード及びその製造方法
CN118679060A (zh) 用于生产稳定单板的方法和稳定单板
EP1187719A1 (en) Abrasion-resistant decor sheet
JPH0818284B2 (ja) 化粧板の製造方法
KR19980015659A (ko) 화장판의 제조방법