JPH0577438U - ユニット物入れの構造 - Google Patents

ユニット物入れの構造

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JPH0577438U
JPH0577438U JP2419092U JP2419092U JPH0577438U JP H0577438 U JPH0577438 U JP H0577438U JP 2419092 U JP2419092 U JP 2419092U JP 2419092 U JP2419092 U JP 2419092U JP H0577438 U JPH0577438 U JP H0577438U
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JP
Japan
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wall plate
box
box body
heat insulating
insulating material
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Pending
Application number
JP2419092U
Other languages
English (en)
Inventor
憲一 竹内
堅治 土江
孝 上野
和美 坂野
佐津男 梛木
Original Assignee
株式会社長谷工コーポレーション
株式会社ブリヂストン
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Publication date
Application filed by 株式会社長谷工コーポレーション, 株式会社ブリヂストン filed Critical 株式会社長谷工コーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 かびの発生を抑制でき、施工に手間がかから
ず、熟練を要しないようにする。 【構成】 ユニット化された箱体1は断面Eの字形に形
成され、一側に開口部2を設け、この開口部をふすま3
が開閉可能のものである。上記箱体は内側に内壁板4を
外側に断熱材5をそれぞれ配置して構成したもので、上
記断熱材は内壁板の外面を被覆する状態で上記外面に取
り付けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、押入れ等に適用できるユニット物入れの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、住宅などの物入れ例えば押入れは、角材で骨組みを作り、骨組みに ベニヤ板を貼り付けて箱体を形成し、開口端部の上下に木枠を取り付けてふすま を組込むものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来例によると、押入れの内壁部が建物の外壁に接したり、押入れ内の収納物 が断熱材の役目をしたりすることで、押入れ内壁部に冷たい場所ができ、押入れ 内の空気が動きづらいことも悪く働き、ふすまを通じて室内から浸入した水蒸気 が次々と上記内壁面に結露し、内壁部にかびを生えさせる原因となっていた。ま た建築現場での骨組みの組立て、ベニヤ板を貼り付ける押入れの施工は手間と熟 練を要するものであった。
【0004】 この考案の目的は、物入れ内の結露及びかびの発生を抑制でき、物入れの施工 に手間がかからず、熟練を要さなくても施工できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案のユニット物入れの構造は、ユニット化された箱体と、この箱体の一 側に設けてある開口部を開閉する扉とから構成されている。上記箱体は、内側に 内壁板を外側に断熱材をそれぞれ配置されている。上記断熱材は、内壁板の外面 を被覆する状態で上記内壁板外面に取り付けられている。箱体内は、必要に応じ て棚部を設ける。内壁板は、その表面が滑らかに形成されかつ非透湿性を備える ものとすれば、内壁表面からの湿気の壁内への浸入を防止でき、内部結露の防止 が図れる。「滑らか」とは、表面がいわゆるつるつるの状態を言うものである。 また扉は、箱体内の密閉度を高くすれば、箱体内の結露の発生をより良く抑制で きる。内壁板の表面を平坦で滑らかに形成すれば、壁面の清浄を容易にでき、ま た結露が出やすいと思われる場合は、多少の凹凸をつけた表面形状により結露を 防止するようにしてもよい。物入れには、押入れ、倉庫等含まれる。
【0006】
【作用】
物入れを例えば集合住宅用建物に設置した場合は、透湿抵抗の極めて高い内壁 板と断熱材とにより、物入れ内部に発生する結露やそれに起因するかびを防止す る。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例として押入れに適用した例について図面を参照して説 明する。 第1実施例を示す図1において、押入れは、本体を構成するユニット化された 箱体1と、この箱体の一側部に設けてある開口部2を開閉する扉であるふすま3 とからなる。
【0008】 箱体1は、内側に内壁板4を外側に断熱材5を位置するように、内壁板の外面 に断熱材を貼り付けたパネルを組立たものである。箱体1は、図示の例では底部 1a,中間の棚部1b,天井部1c及び上下の背部1d,1eに区分した6ピー スからなる断面逆Eの字状に形成されたもので、各部の境界はシーリングされて いる。棚部1bが箱体1の内部を上下に2分している。内壁板4は金属パネルに 表面を樹脂コーティングを施して、表面を滑らかな平坦面として非透湿性及び非 透水性を備えるように構成されている。非透湿性及び非透水性とは、それぞれ透 湿抵抗,透水抵抗の極めて高い材質性能を表わしている。材料として、繊維補強 プラスチック,化粧鋼板等があげられる。箱体1の開口部2の端部外周に木枠6 を取り付けてある。木枠6内に断熱機能を備えたふすま3を組込んである。
【0009】 押入れの設置は、箱体1をスラブS上に脚台Dを介して置き、ふすま3を取り 付ける。また脚台Dは底部1aと一体となっていてもよい。
【0010】 この例におけるパネルの組立は、工場で予め完成させておいてから現場へ搬入 しても、また現場で組立てもいずれでもよい。また断熱材は、工場にて又は現場 にて内壁板と一体化する。
【0011】 第2実施例を図2を参照して説明する。 この例は、乾燥機を設けているところに第1実施例とは異なる。その他の構成 は、上例と実質的に同一であり、そのために対応する部分の符号を上例と一致さ せている。 乾燥機7は、箱体1の棚部1b及び天井部1cの下面に取り付けられている。 各乾燥機7は、箱体1内の温度の加熱を防止するためにセンサ(図示せず。)が 内蔵されている。
【0012】 乾燥機7を用いることにより、箱体1内の結露防止がより一層強制的に保たれ て、かびの発生を防止できる。また箱体1内に収納したふとん等の収納物の乾燥 や日干し効果が期待でき、加熱温度を高めることによりダニ殺傷も可能となる。
【0013】 第3実施例を図3に基づいて説明する。 この例は、箱体11の各部11a〜11eがピースごとに分割されておらず、 一部材で構成されているところにおいて、上記各例と相違している。その他の構 成は、第1実施例と実質的に同一であり、そのために対応する部分の符号を上例 と一致させている。 内壁板14は繊維補強プラスチック板(FRP)等の合成樹脂板で、逆Eの字 形に一体に成形され、内壁板の外面に断熱材15が貼り付けられている。棚部1 1bの内部はアングル8で補強されている。 また箱体の設置場所への搬入を考慮して、図4に示すように箱体11を分割面 11fを中心として上下2つ割り可能の構成としてもよい。
【0014】 またふすま3により箱体1内を密閉するために、図5に示すように木枠6の戸 当り部6aにゴム等の弾性体9を嵌込むと共に、ふすまの重合部分にも中空弾性 体9aを配設する構成としてもよい。
【0015】 乾燥機は、図2に示すように棚部1bや天井部1cの下面に取付けるのではな く、図6に示すように乾燥機7の吹出口7aを内壁板24の外面に配している。 内壁板24は、内部を中空部24aとして、表面部分は吹出し孔24b1を形成 した有孔板24bを取り付けているものである。 乾燥機7からの吹出し空気は、内壁板24の中空部24aから吹出し孔24b 1を経て箱体1内へ放出される。
【0016】 また図7に示す例では、箱体21の背部に乾燥機27を取付け、背部21d、 中段の棚部21b及び底部21a内をダクト機能を発揮させるために空隙部とし て、さらに棚部の中央部及び底部中央部に吹出し口21a1,21b1をそれぞ れ設け、背部21d上部にフィルターを備えた吸込み口21d1を設けて、乾燥 機からの温風が箱体内を循環可能としている。
【0017】 図8に示す例では、箱体31の棚部31bを本体から独立させて、側部31f の内面にリブ31f1,31f1を対向的に複数段設け、棚部の取付け位置を上 下方向に調整できるようにしている。
【0018】 図9に示すように、箱体41の背部41dに突起部41d1,41d1を設け ることにより、棚部41bと背部との間に隙間40を開けて、この隙間を通じて 空気の移動ができるようにしてもよい。
【0019】 図5に示した例のように、乾燥機から箱体内に乾燥空気を送風する場合、例え ば図10に示すように箱体51の棚部51b後端面から背部51aの突起部51 a1を差込み、乾燥空気を棚部内に送風し、この棚部を介して上下に乾燥空気を 箱体内へ吹出す構成としてもよい。50は、突起部51a1と棚部51bとの連 結部分の密封用ゴムである。なお、乾燥機7,71は、物入れ内の空気を単に循 環させるための換気扇等の送風器であっても良い。
【0020】
【考案の効果】
この考案によれば、断熱材を用いて物入れの内壁部分に冷たい場所ができにく くしているので、物入れ内の結露及びかびの発生を抑制できる。本体はユニット 化された箱体としているので、施工の手間を省略でき、施工に熟練を要しない。 また内壁板を透湿性の高い材料とすれば、内壁板の表面へのかびの発生を抑制で きる。清掃が容易となる。さらに、扉を密閉可能とすれば、室内からの水蒸気の 内部への浸入を抑えることができるから、結露の増大を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】この考案の第2実施例を示す縦断面図である。
【図3】この考案の第3実施例を示す縦断面図である。
【図4】この考案の第3実施例において、箱体を2分割
した例を示す縦断面図である。
【図5】箱体の密閉方法の他の実施例を示す拡大平断面
図である。
【図6】内壁板の他の実施例の拡大断面図である。
【図7】この考案のさらに他の実施例を示す一部断面斜
視図である。
【図8】棚部の取付け方法の他の実施例を示す拡大断面
図である。
【図9】この考案の他の実施例を示す概略図である。
【図10】この考案の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 箱体 2 開口部 3 扉(ふすま) 4 内壁板 5 断熱材 7 乾燥機 9 弾性体 9a 中空弾性体 11 箱体 14 内壁板 15 断熱材 21 箱体 27 乾燥機 31 箱体 41 箱体 51 箱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 上野 孝 神奈川県川崎市麻生区片平5−10−11− 202 (72)考案者 坂野 和美 神奈川県厚木市中町3−9−10 中町武井 ビル601 (72)考案者 梛木 佐津男 神奈川県鎌倉市玉縄2−18−5

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側に開口部があるユニット化された箱
    体と、上記開口部を開閉する扉とからなり、上記箱体は
    内側に内壁板を外側に断熱材をそれぞれ配置して構成し
    たもので、上記断熱材は内壁板の外面を被覆する状態で
    上記外面に取り付けてあることを特徴とするユニット物
    入れの構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、内壁板は非透湿性を
    備えていることを特徴とするユニット物入れの構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、扉は、箱体内
    を密閉していることを特徴とするユニット物入れの構
    造。
JP2419092U 1992-03-24 1992-03-24 ユニット物入れの構造 Pending JPH0577438U (ja)

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JP2419092U JPH0577438U (ja) 1992-03-24 1992-03-24 ユニット物入れの構造

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JP2419092U JPH0577438U (ja) 1992-03-24 1992-03-24 ユニット物入れの構造

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JPH0577438U true JPH0577438U (ja) 1993-10-22

Family

ID=12131412

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JP2419092U Pending JPH0577438U (ja) 1992-03-24 1992-03-24 ユニット物入れの構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015085164A (ja) * 2013-09-26 2015-05-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 収納構造及びこれに用いられる送風装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015085164A (ja) * 2013-09-26 2015-05-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 収納構造及びこれに用いられる送風装置

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