JPH0577320U - 垂直ドレーン材 - Google Patents

垂直ドレーン材

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JPH0577320U
JPH0577320U JP035569U JP3556991U JPH0577320U JP H0577320 U JPH0577320 U JP H0577320U JP 035569 U JP035569 U JP 035569U JP 3556991 U JP3556991 U JP 3556991U JP H0577320 U JPH0577320 U JP H0577320U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水効率を大幅に向上させた軟弱地盤改良用
垂直ドレーン材を提供することを目的とする。 【構成】 全体的として板状に形成した長尺の合成樹脂
製導水材に不織布を付帯し、長さ方向を垂直方向にして
土中に埋設することで、土中の水を吸い上げる垂直ドレ
ーン材であり、前記合成樹脂製導水材は、導水材の長さ
方向に平行な多数の縦桁と、それら縦桁を連結する横桁
とを有し、前記縦桁間の間隔lを0.5mm〜5mmと
してこの縦桁間を導水用空間とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は地盤、盛土等の土中に埋め込み、土中の水分を吸い上げて排水する垂 直ドレーン材に関する。更に詳しくは、軟弱地盤等の水分を多量に含んだ土中の 水分を地表に排水する地盤改良に好適な垂直ドレーン材に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、多数の不織布を軟弱地盤に打設し、この不織布を伝わって上昇する水分 を外部に排出するようにした土質改良方法が種々実施されている。不織布は図1 2に示すように、地中に等間隔で打設し、不織布を通って地表面に排出した軟弱 地盤の間隙水を地表に敷設した排水層(サンドマットなど)を通じ外部へポンプ 等で排出する。サンドマットの上方には盛土がなされこれによって軟弱地盤に荷 重を与えて水圧を上昇させ排水を促進する。
【0003】 この地盤脱水用排水材に用いられる不織布の形態には種々あるが、筒形の不織 布内に合成樹脂製導水材を入れて外観を長尺の板状にしたものが知られている。 合成樹脂製導水材は図13に示すように、薄板の表裏に多数のリブを長手方向に 平行に形成したものや(Bタイプとする)、図14に示すように、合成樹脂を波 形に形成したものがある(Cタイプとする)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような軟弱地盤改良用排水材は排水効率の向上が設計上の課題であるが、 実験の結果、前記した従来のものにおいてはさらに改善の余地があることが判明 した。
【0005】 本考案は前記事項に鑑みてなされたもので、排水効率を大幅に向上させた軟弱 地盤改良用垂直ドレーン材を提供することを技術的課題とする。
【0006】 ところで、本件に関連して、英国特許願8701259、同8707545、 同8719584を基礎とした特願昭63−11838号(特開昭63−315 722号)に記載された排水材が知られている。
【0007】 この公報に記載された排水材は、図15,図16,図17に示されたように、 「その第1の表面に対して透過または不透過部材16を有した編目構造を備えて おり、編目構造は略平行な副ストランド13により相互に連結された略平行な主 ストランド12を有しており、副ストランドの外表面が編目構造の一面と略同一 平面であり、これによって主流れ通路が副ストランド間に、主ストランドに対し て平行に形成されており、そして副流れ通路が副ストランド間に副ストランドに 対して平行に追加的に形成されているものであって、主ストランドが副ストラン ドの少なくとも2倍の背の高さであって、実質的な個々の副流れ通路の自由横断 面積に対する実質的な個々の主流れ通路の自由横断面積の割合が少なくとも2. 5:1である排水材」である。
【0008】 この排水材は、排水量を増加させるために前記構成としたもので図17に示し たように、周囲を透過材料16で覆い、垂直に土中に埋設し、その下端に導管1 9を接続し、この導管19に下水本管20を接続した排水システムを構成する。
【0009】 排水材に捕捉された土中の水分は、主ストランド12間の主流れ通路を通って 落下し、導管19へ流れ込み、下水本管20に集められて排水される。
【0010】 このような特開昭63−315722号に記載された排水材は、土中水分を捕 捉してから主ストランド間の主流れ通路を流下させるものである。従って、その 流量を増加させるため、主ストランドが副ストランドの少なくとも2倍の背の高 さであって、実質的な個々の副流れ通路の自由横断面積に対する実質的な個々の 主流れ通路の自由横断面積の割合が少なくとも2.5:1とし、主ストランドの 隣接区間の空間と副ストランドのそれとの比率が1.5:1から5:1で好まし くは2:1であるとし、また、主ストランド間の間隔の一例として8mmとした 例が記載されている。
【0011】 しかし、この特開昭63−315722号に記載された排水材では、捕捉した 水を主ストランド間の主流れ通路を流下させるもので、本発明の垂直ドレーン材 のように土中の水を吸い上げようとするものではない。従って、土中の水を流下 させるために前記構造として主ストランド間の間隔を8mmとすれば流量が増大 するかもしれないが、主ストランド間の間隔が8mmであると土中の水を吸い上 げるには幅が広すぎることが種々の実験により明かとなった。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記技術的課題を解決するために、以下のような構成とした。
【0013】 本考案は、全体として板状に形成した長尺の合成樹脂製導水材に不織布を付帯 し、長さ方向を垂直方向にして土中に埋設することで、土中の水を吸い上げる垂 直ドレーン材に関するもので、 前記合成樹脂製導水材は、導水材の長さ方向に平行な多数の縦桁と、それら縦 桁を連結する横桁とを有し、 前記縦桁間の間隔lを0.5mm〜5mmとしてこの縦桁間を導水用空間とし て垂直ドレーン材とした。
【0014】
【作用】
このような構造の垂直ドレーン材を土中に例えば垂直に埋設すると、不織布が 周囲の土中から水分を吸収し、吸収された水分は水滴となって導水用空間に集ま り、その後この導水用空間を伝わって吸い上げられ、排水される。
【0015】 そして、本考案のような構造とすることで、排水効率が向上する。 前記横桁は斜桁とすることができ、この斜桁は縦桁の片面に設けてもよいし、 また両面に設けてもよい。
【0016】 本考案の垂直ドレーン材を構成する合成樹脂製導水材の形状は、垂直ドレーン 材の長さ方向に平行な縦桁とこれを連結して保持する横桁とからなる。
【0017】 そして、図3,図4に示す縦桁の厚み(高さ)hは、通常1mm〜15mmで あり好ましくは2mm〜5mmが好適である。
【0018】 また、縦桁の幅mは、通常0.1mm〜5mm、好ましくは0.5mm〜3m mが好適である。
【0019】 さらに、縦桁間の間隔lは、通常0.5mm〜5mm、好ましくは1mm〜3 mmが好適である。
【0020】 よって、前記導水用空間の断面積は0.5mm2 〜75mm2 である。 一方、横桁の厚み(高さ)h2 は、通常1mm〜30mm、好ましくは1mm 〜3mmが好適である。
【0021】 横桁の幅tは、通常0.1mm〜10mm、好ましくは2mm〜5mmが好適 である。
【0022】 さらに、横桁の間隔nは、縦桁を保持できればその間隔を問わないが通常1m m〜20mm、好ましくは2mm〜10mmの範囲が好適である。
【0023】 よって、前記横桁間の横方向空間の断面積は1mm2 〜600mm2 である。 そして、これらの数値範囲で、横桁の高さh2 が縦桁の高さhの1/2倍以上 2倍未満であるとよい。このようにすることで、縦桁間の導水用空間が保持され 、周囲をとりまく不織布が土圧で縦桁間に入ってきても、導水用空間が不織布で 目詰まりすることがない。
【0024】 また、横桁は縦桁に直交するようにしてもよいが斜めに交差するようにしても よい。斜めとした場合斜桁の縦桁に対する角度は20度〜70度が好適である。
【0025】 また、縦桁、横桁の断面形状は矩形、円形、半円形、多角形等様々のものを選 択できる。
【0026】 前記導水材は、合成樹脂成型品とするのが好適で、例えば、ポリオレフィンな ど耐候性のよいものが望まれる。ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ ィン;または、エチレン・塩化ビニル共重合体などのエチレン・ビニル化合物共 重合体;スチレン系樹脂;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の塩化ビニル 樹脂;ポリアクリル酸エステル;ポリアミド;ポリエチレンテレフタレート等の ポリエステルが例示できる。これらの化合物は単独で用いられてもよく、混合さ れて用いられてもよい。
【0027】 本発明の垂直ドレーン材を構成する不織布は、種々公知のものを使用できる。 不織布の種類は、ウェブが湿潤状態で形成されたか乾燥状態で形成されたかによ って湿式不織布と乾式不織布に大別される。
【0028】 湿式不織布は抄紙方法を利用したもので、レーヨン、ビニロン、アセテート、 ナイロン、アクリル、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、木材パ ルプ、マニラ麻、その他天然繊維などの繊維をフィブリル化して液中に分散し、 この分散液にバインダを加えて、丸網式抄紙機や長網式抄紙機などで抄紙して製 造される。
【0029】 次に、乾式不織布は、接着剤で原料フィラメントを結合した接着剤型、フィラ メント同士を機械的に絡ませて結合した機械結合型、紡糸したフィラメントを静 電気や空気流で移動捕集面に集積して結合した紡糸型、フィラメントとの一部を 熱で融着結合したヒートエンボス型に分けられる。
【0030】 そして、接着剤型の乾式不織布は、浸漬法、プリント法、スプレイ法、粉末法 、溶融繊維法などで製造される。
【0031】 機械結合型の乾式不織布は、ニードルパンチ法、ステッチ法などで製造される 。ニードルパンチ法は先端部分に倒鈎(barb)を持つ針でウェブをパンチングする もので、倒鈎(barb)によりウェブの構成繊維同士が機械的に絡み合う。ステッチ 法では、糸を用いて例えばミシンの鎖縫いを応用してウェブ同士を結合する。
【0032】 紡糸型の乾式不織布は、短繊維法、長繊維法、フィルム法などで製造される。 短繊維法は紡糸ノズルから繊維を紡糸する際に空気を吹き付け短繊維化した繊 維を静電気や空気流で移動捕集面に集積する方法で、スプレイドファイバー法と もいう。長繊維法は紡糸ノズルから紡糸した連続繊維を移動捕集面で受けて集積 する方法で、スパンボンド法により代表される。
【0033】 フィルム法は、延伸フィルムを割繊してフィブリル化し、積層して不織布を得 るもので、スプリットファイバー法とも呼ばれる。
【0034】 乾式不織布の素材としては、紡糸して繊維化できるものであれば、前記導水材 の素材として列挙した合成樹脂を利用できる。
【0035】 本発明で使用する不織布としては、排水性を有して、水を排水することができ る限り、以上述べた各種の不織布を使用できる。但し、軟弱地盤中及び盛土中の 水の排水に使用することから、腐食するおそれのない、合成樹脂製不織布が望ま しく、製造の容易さからスパンボンド法、耐候性がよいことからポリエチレン、 ポリプロピレン等のポリオレフィン製の不織布が望ましい。
【0036】 フィルター効果の良好な不織布としては、嵩高性として、目付が10〜200 g/m2、好ましくは10〜100g/m2の連続長繊維不織布で繊度0.5〜3 0デニール(D)、好ましくは1〜15(D)程度がのものが望ましい。
【0037】 不織布は土粒子の圧力により、縦桁間の不織布がたわまず縦桁間に入り込んで 通水性を阻害しないためには不織布の伸びが小さいものが良い。そのような不織 布としては長繊維から成る薄い不織布を熱によるエンボス加工しているものが望 ましい。
【0038】
【実施例】
本考案の実施例を図1ないし図11に基づいて説明する。
【0039】 合成樹脂製導水材1は、42本の縦桁3と、この縦桁3の長さ方向に対し斜め に交差する複数の横桁4とからなり、両者は一体に接合している。
【0040】 前記縦桁は、断面の幅mが約1.0mm、高さhが約2.8mmで、ピッチ( 縦桁の中心間距離)=2.5mm、間隔l=1.5mmである。従って、縦桁3 間の導水用空間の断面積は、4.2mm2 である。
【0041】 また、前記横桁4は断面の幅tが約1.0mm、高さh2 が1.9mmで、縦 桁3の長手方向に対して約55度の角度で設けらている。
【0042】 そして、横桁4間のピッチは12.0mmであり、間隔nは、11.0mmで 、縦桁3の42本の全幅に対して横桁4が8本の割合で形成してある。また、横 桁4間の横方向空間の断面積は20.9mm2 で、前記導水用空間の断面積が横 方向空間の断面積の約0.20倍となっている。
【0043】 この合成樹脂製導水材1(図1)は高密度ポリエチレンで形成されている。そ してこの合成樹脂製導水材1(図1)にはポリプロピレンからなるスパンボンド 不織布2が図2に示すように巻回されている。
【0044】 この不織布2の目付は90g/m2 で繊度は4Dでヒートエンボスされている 。
【0045】 次に、製法を図8により説明する。図は押し出し成型機を示し、円柱状の固定 ダイ20の外側に回転ダイ21を回転自在に設けたものである。
【0046】 固定ダイ20の外周には縦桁3を押し出すためのノズル22が設けられている 一方、回転ダイ21の内側には斜めの横桁4を押し出すためのノズル23が設け られている。
【0047】 これら固定ダイ20と回転ダイ21に夫々ノズルはその基端部で溶融樹脂を圧 送する加圧装置(図示せず)に接続されている。
【0048】 そして、加圧装置から溶融樹脂を圧送すると同時に回転ダイ21を回転させて 溶融樹脂を押し出すと、ノズル22からは直線的な縦桁3が押し出され、ノズル 23からはスパイラル状の斜めの横桁4が押し出される。
【0049】 ノズル23の回転位置がノズル22と合致したときには両者は連通した状態と なるので縦桁3と斜めの横桁4とが交差した部位では両者は完全に一体化し、連 続的に製造することができる。
【0050】 そして、前記不織布2を合成樹脂製導水材1に巻回した後、止め金(ステープ ラ)で固定する。なお、係止方法は止め金に限らず接着剤等やヒートシール等他 の手段で行ってもよい。
【0051】 以上のようにして製造した軟弱地盤改良用垂直ドレーン材を前記した各従来例 と比較したところ図10に示す結果を得た。図10においてAは実施例のものに よる実験結果、Bは図13に示したBタイプによる実験結果、Cは図14に示し たCタイプによる実験結果である。
【0052】 また、図10で実線は土圧7.5tf/m2、点線は土圧15tf/m2、一点鎖線は 土圧22.5tf/m2における載荷状態下での通水性の実験結果を夫々示す。そし て、縦軸は通水量cc/sec、横軸は動水勾配を示す。動水勾配は水が土中を流れる ときの土の単位長当りの損失水頭のことである。
【0053】 実験は図9に示す装置で行った。 図9において容器100に粘性土101と試験片102を入れ、水源103か ら容器100に供給し、粘性土101の表面に荷重104をかけて水受105に 排出される水の量を計測した。ここで透水量Qは Q=K・(h0/l0)・B0・Tgで示される。
【0054】 なお、h0 は水頭差、l0 は試料長、B0 は試料幅、Tgは材料厚、h0/l0 =i(動水勾配)である。そして水頭差h0 を変えることにより動水勾配を変化 させて実験した。
【0055】 以上要するに図10に示すグラフから明らかなように、動水勾配が1.0のと きには、通水量はBに比較して平均で約50%向上し、またCに比較して約10 0%向上した。 <実施例2> 次いで、図6のように、先の実施例1(図5)において、縦桁3を1本づつ間 引きし、全体として22本としたものを用意し同様の実験を行った。縦桁3間の 間隔は4mmである。この実施例2の実験結果を図11にDで示す。図11で実 線は土圧7.5tf/m2、点線は土圧15tf/m2、一点鎖線は土圧22.5tf/m2 における実験結果である。
【0056】 図11のグラフから明かなように、土圧7.5tf/m2における結果は良好であ るが、土圧15tf/m2、土圧22.5tf/m2の各場合では、従来のBタイプのド レーン材と変わりのない効果であった。 <比較例> さらに、図7のように、先の実施例1(図5)において、縦桁3を2本づつ間 引きし、全体として16本としたものを用意し、同様の実験を行った。縦桁3間 の間隔は6.5mmである。この比較例の実験結果を図11にEで示す。図11 で実線は土圧7.5tf/m2、点線は土圧15tf/m2、一点鎖線は土圧22.5tf /m2における実験結果である。
【0057】 図11のグラフから明かなように、土圧7.5tf/m2、土圧15tf/m2、土圧 22.5tf/m2の各場合、従来のBタイプのドレーン材と同等かそれ以下の効果 であった。
【0058】 このことから、主ストランド間の間隔が8mmである特開昭63−31572 2号に記載された排水材を本発明に転用しても、水の充分な吸い上げ効果は発揮 できないことが分かる。 <結 論> 以上の結果から、縦桁間の間隔が5mm以下であるとき従来品に比較して良好 な結果を得られであろうことが判明した。
【0059】 なお、横桁の高さh2 が縦桁の高さhの1/2倍以上2倍未満であれば、不織 布が土圧で縦桁間に入り込むことがなく、導水用空間を減ずることなく、いわゆ る目詰まりの恐れがない。
【0060】
【考案の効果】
本考案によれば、従来の軟弱地盤改良用垂直ドレーン材に比較して排水効率を 大幅に改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る合成樹脂製導水材の斜視図
【図2】 本発明に係る地盤改良用垂直ドレーン材の斜
視図
【図3】 合成樹脂製導水材の断面図
【図4】 合成樹脂製導水材の平面図
【図5】 実施例1の合成樹脂製導水材の縦桁を示す図
【図6】 実施例2の合成樹脂製導水材の縦桁を示す図
【図7】 比較例の合成樹脂製導水材の縦桁を示す図
【図8】 製造装置の斜視図
【図9】 実験装置の概要図
【図10】 実験結果のグラフ図(1)
【図11】 実験結果のグラフ図(2)
【図12】 地盤改良用垂直ドレーン材の使用状態を示
す断面図
【図13】 従来の地盤改良用垂直ドレーン材の斜視図
【図14】 従来の地盤改良用垂直ドレーン材の斜視図
【図15】 特開昭63−315722号に記載された
排水材の斜視図
【図16】 特開昭63−315722号に記載された
排水材の平面図
【図17】 特開昭63−315722号に記載された
排水材の使用状態を示す図
【符号の説明】
1 合成樹脂製導水材 2 不織布 3 縦桁 4 横桁

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体的に板状に形成した長尺の合成樹脂
    製導水材に不織布を付帯し、長さ方向を垂直方向にして
    土中に埋設することで、土中の水を吸い上げる垂直ドレ
    ーン材であり、 前記合成樹脂製導水材は、導水材の長さ方向に平行な多
    数の縦桁と、それら縦桁を連結する横桁とを有し、 前記縦桁間の間隔lを0.5mm〜5mmとしてこの縦
    桁間を導水用空間としたことを特徴とする垂直ドレーン
    材。
  2. 【請求項2】 縦桁間の間隔lが、1mm〜3mmであ
    る請求項1記載の垂直ドレーン材。
  3. 【請求項3】 横桁の高さh2 が縦桁の高さhの1/2
    倍以上2倍未満であることを特徴とする請求項1記載の
    垂直ドレーン材。
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