JPH0577312A - 取手つき延伸ブロ−ボトルとその製法 - Google Patents
取手つき延伸ブロ−ボトルとその製法Info
- Publication number
- JPH0577312A JPH0577312A JP3266897A JP26689791A JPH0577312A JP H0577312 A JPH0577312 A JP H0577312A JP 3266897 A JP3266897 A JP 3266897A JP 26689791 A JP26689791 A JP 26689791A JP H0577312 A JPH0577312 A JP H0577312A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- bottle
- blow
- molded
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/08—Biaxial stretching during blow-moulding
- B29C49/10—Biaxial stretching during blow-moulding using mechanical means for prestretching
- B29C49/12—Stretching rods
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D23/00—Details of bottles or jars not otherwise provided for
- B65D23/10—Handles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/08—Biaxial stretching during blow-moulding
- B29C49/10—Biaxial stretching during blow-moulding using mechanical means for prestretching
- B29C49/12—Stretching rods
- B29C49/1206—Stretching rods using at least two stretching rods for stretching different parts of the preform
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/46—Knobs or handles, push-buttons, grips
- B29L2031/463—Grips, handles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 取手を一体に取付けたPETボトルを製造す
ること。 【構成】 ボトル本体用有底パリソンとハンドル用有底
パリソンとを、加熱され流動化された同種の樹脂を用い
てインジェクション成形で一体的に作り、樹脂の溶融温
度以下の温度条件下において前記両パリソンを延伸ブロ
−成形法により、それぞれ両パリソンを延伸ロッドを用
い軸方向に延伸したのち、圧縮空気を用いてブロ−金型
内で横方向に延伸ブロ−成形すること。
ること。 【構成】 ボトル本体用有底パリソンとハンドル用有底
パリソンとを、加熱され流動化された同種の樹脂を用い
てインジェクション成形で一体的に作り、樹脂の溶融温
度以下の温度条件下において前記両パリソンを延伸ブロ
−成形法により、それぞれ両パリソンを延伸ロッドを用
い軸方向に延伸したのち、圧縮空気を用いてブロ−金型
内で横方向に延伸ブロ−成形すること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取手つき延伸ブロ−ボ
トルとその製法に関する。詳しくはボトル本体を延伸ブ
ロ−成形法で成形しながら、取手もほぼ同時に延伸ブロ
−成形法により成形せしめ、しかも本体と取手の両者が
共に同じ種類の樹脂よって一体成形されている取手つき
延伸ブロ−ボトルとその製法に関するものである。
トルとその製法に関する。詳しくはボトル本体を延伸ブ
ロ−成形法で成形しながら、取手もほぼ同時に延伸ブロ
−成形法により成形せしめ、しかも本体と取手の両者が
共に同じ種類の樹脂よって一体成形されている取手つき
延伸ブロ−ボトルとその製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】取手つきボトルは従来より存在するが、
このものはPE、PP、PVC等を使用し、ダイレクト
ブロ−成形法により取手とボトル本体とを一体成形した
ものが殆であった。周知の通りダイレクトブロ−成形法
は溶融した樹脂をチュ−ブ状に押しだし(パリソン)、
金型内に空気を吹込んでパリソンをふくらませ、これを
金型に挟みこみさらに加圧して金型に密着させる.その
後金型内で冷却させてプラスチックボトルを取出す方法
であって、この方法は取手つきブロ−ボトルの主流をし
めている。
このものはPE、PP、PVC等を使用し、ダイレクト
ブロ−成形法により取手とボトル本体とを一体成形した
ものが殆であった。周知の通りダイレクトブロ−成形法
は溶融した樹脂をチュ−ブ状に押しだし(パリソン)、
金型内に空気を吹込んでパリソンをふくらませ、これを
金型に挟みこみさらに加圧して金型に密着させる.その
後金型内で冷却させてプラスチックボトルを取出す方法
であって、この方法は取手つきブロ−ボトルの主流をし
めている。
【0003】ところが近時、ガラスボトルや金属缶に代
るものとして、優れた透明性、高光沢性、ガスバリヤ性
を備え、衝撃に強い等の特徴をもつポリエチレンテレフ
タレ−ト(以下PETという)ボトルの需要がふえ、特
に最近では、ボトル本体に取手をつけることにより使い
勝手を向上させたPETボトルが求められているのが実
情であった。
るものとして、優れた透明性、高光沢性、ガスバリヤ性
を備え、衝撃に強い等の特徴をもつポリエチレンテレフ
タレ−ト(以下PETという)ボトルの需要がふえ、特
に最近では、ボトル本体に取手をつけることにより使い
勝手を向上させたPETボトルが求められているのが実
情であった。
【0004】しかしPETボトルは、以下に述べる理由
から取手をボトル本体に一体に取付けることができなか
った。すなわち、PETボトルは、射出成形したパリソ
ンを樹脂溶融温度以下の温度で延伸中空成形してボトル
成形したものであり、この延伸ブロ−成形法によって、
成形品の樹脂分子を1軸ないし2軸に配向し、その結果
として透明度、機械強度、ガスバリヤ性を改良し、併せ
て薄肉化させるようにしているから、ダイレクトブロ−
成形法のように、ブロ−した後に型で挟んでシ−ルを行
い、手指の入るところをトリミングして取手をボトル本
体に一体成形するという方法を採ることができなかっ
た。そこでPETボトルにあっては、従来やむを得ず、
別途成形したハンドル(取手)をボトル成形後その首部
に取付けるようにしたり、あるいは成形品たる取手自体
を予め金型に装着してインモ−ルド成形する等の方法に
よって前記の要望を満たしているのが現状である。
から取手をボトル本体に一体に取付けることができなか
った。すなわち、PETボトルは、射出成形したパリソ
ンを樹脂溶融温度以下の温度で延伸中空成形してボトル
成形したものであり、この延伸ブロ−成形法によって、
成形品の樹脂分子を1軸ないし2軸に配向し、その結果
として透明度、機械強度、ガスバリヤ性を改良し、併せ
て薄肉化させるようにしているから、ダイレクトブロ−
成形法のように、ブロ−した後に型で挟んでシ−ルを行
い、手指の入るところをトリミングして取手をボトル本
体に一体成形するという方法を採ることができなかっ
た。そこでPETボトルにあっては、従来やむを得ず、
別途成形したハンドル(取手)をボトル成形後その首部
に取付けるようにしたり、あるいは成形品たる取手自体
を予め金型に装着してインモ−ルド成形する等の方法に
よって前記の要望を満たしているのが現状である。
【0005】しかしこのような方法で成形する取手つき
PETボトルは、部品たるハンドルを別途に成形してお
かなければならず、取手自体の成形工程やその後の取付
けの手間を考慮すると、製造コスト的に不利がある、。
また通常ハンドルとボトル本体とは異種類の樹脂を用い
て成形されることが多いため、使用済み後の廃プラスチ
ックのリサイクルを考慮した場合、異種類の樹脂の組合
せは好ましいものではない。
PETボトルは、部品たるハンドルを別途に成形してお
かなければならず、取手自体の成形工程やその後の取付
けの手間を考慮すると、製造コスト的に不利がある、。
また通常ハンドルとボトル本体とは異種類の樹脂を用い
て成形されることが多いため、使用済み後の廃プラスチ
ックのリサイクルを考慮した場合、異種類の樹脂の組合
せは好ましいものではない。
【0006】ところで最近、PETパリソンを金型内で
延伸ブロ−成形する時に、PETのハンドルを同時に射
出成形して取手一体型のPETボトルを製造する試みが
ある(PPS Report,No.40.July199
1参照)。このPETのハンドルは、PETレジンを金
型に射出することによって成形させるものであるから中
空肉薄でしかも太く持ちやすいハンドルを成形すること
ができない。そのうえハンドル自体は上述のように充実
体であるから、PETレジンを節約することができない
という不利がある。
延伸ブロ−成形する時に、PETのハンドルを同時に射
出成形して取手一体型のPETボトルを製造する試みが
ある(PPS Report,No.40.July199
1参照)。このPETのハンドルは、PETレジンを金
型に射出することによって成形させるものであるから中
空肉薄でしかも太く持ちやすいハンドルを成形すること
ができない。そのうえハンドル自体は上述のように充実
体であるから、PETレジンを節約することができない
という不利がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて本発明
は、上記した従来型の欠点を解消させた取手一体型の延
伸ブロ−ボトルを提案するものである。特に本発明の取
手つきボトルは、ボトル本体を延伸ブロ−成形法で成形
しながら、取手もほぼ同時に延伸ブロ−成形法により成
形させ、しかも本体と取手の両者が共に同じ種類の樹脂
よって一体的に成形されている取手つきボトルを提案す
ることを主たる目的とするものである。
は、上記した従来型の欠点を解消させた取手一体型の延
伸ブロ−ボトルを提案するものである。特に本発明の取
手つきボトルは、ボトル本体を延伸ブロ−成形法で成形
しながら、取手もほぼ同時に延伸ブロ−成形法により成
形させ、しかも本体と取手の両者が共に同じ種類の樹脂
よって一体的に成形されている取手つきボトルを提案す
ることを主たる目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のボトルは、延伸ブロ−成形されたボトル本
体と、同じく延伸ブロ−成形された中空肉薄のハンドル
(取手)とが、少なくともハンドルの上部においてボト
ル本体の首部と一体に連結されている。
め、本発明のボトルは、延伸ブロ−成形されたボトル本
体と、同じく延伸ブロ−成形された中空肉薄のハンドル
(取手)とが、少なくともハンドルの上部においてボト
ル本体の首部と一体に連結されている。
【0009】なおハンドル下部は、ボトル本体に対し離
した状態に形成してもよいが、前記の両者が互いに接す
るような状態に形成することもでき、好ましくは、いず
れか一方が他方の側にいわば嵌合状態に食い込んで固定
されるように構成するのがよい。
した状態に形成してもよいが、前記の両者が互いに接す
るような状態に形成することもでき、好ましくは、いず
れか一方が他方の側にいわば嵌合状態に食い込んで固定
されるように構成するのがよい。
【0010】本発明の取手つき延伸ブロ−ボトルの製法
は、本体用有底パリソンとハンドル用有底パリソンと
を、加熱され流動化された同種の樹脂を用いてインジェ
クション成形で一体的に作り、樹脂の溶融温度以下の温
度条件下において前記両パリソンを延伸ブロ−成形法に
より、それぞれ両パリソンを延伸ロッドを用い軸方向に
延伸したのち、圧縮空気を用いてブロ−金型内で横方向
に延伸ブロ−成形し、冷却後成形品を脱型して取出す工
程からなるものである。延伸ブロ−成形法自体は従来、
PETボトルの製法に使用されている方法である。
は、本体用有底パリソンとハンドル用有底パリソンと
を、加熱され流動化された同種の樹脂を用いてインジェ
クション成形で一体的に作り、樹脂の溶融温度以下の温
度条件下において前記両パリソンを延伸ブロ−成形法に
より、それぞれ両パリソンを延伸ロッドを用い軸方向に
延伸したのち、圧縮空気を用いてブロ−金型内で横方向
に延伸ブロ−成形し、冷却後成形品を脱型して取出す工
程からなるものである。延伸ブロ−成形法自体は従来、
PETボトルの製法に使用されている方法である。
【0011】なおこの発明の製法において、ボトル本体
の延伸ブロ−と、ハンドルの延伸ブロ−とは時間的に同
時に行ってもよいが、先に本体の延伸ブロ−を行い、後
からハンドル部の延伸ブロ−を行うこともでき、また逆
に、ハンドル部の延伸ブロ−を先に行い、後から本体の
延伸ブロ−を行うことができる。ハンドル下部は、ボト
ル本体に接した状態で一体化、または接した直後に本体
側のブロ−圧力よりもハンドル側のブロ−圧を高めて、
ハンドル下部を本体側にいわば嵌合状態に食い込ませて
一体化する。
の延伸ブロ−と、ハンドルの延伸ブロ−とは時間的に同
時に行ってもよいが、先に本体の延伸ブロ−を行い、後
からハンドル部の延伸ブロ−を行うこともでき、また逆
に、ハンドル部の延伸ブロ−を先に行い、後から本体の
延伸ブロ−を行うことができる。ハンドル下部は、ボト
ル本体に接した状態で一体化、または接した直後に本体
側のブロ−圧力よりもハンドル側のブロ−圧を高めて、
ハンドル下部を本体側にいわば嵌合状態に食い込ませて
一体化する。
【0012】
【実施例】次にこの発明の取手つき延伸ブロ−ボトルの
一実施例並びにその製法を図面を参照して、具体的に説
明する。なお以下の記述において、使用する材料樹脂の
好適な例としてPETを挙げているが、PET以外にも
例えばPAN(ポリアクリロニトリル系樹脂)、PEN
(ポリエチレンナフタレ−ト)等が使用できる。しか
し、本発明は勿論これらに限定されるものではなく、延
伸ブロ−成形用合成樹脂として従来より知られている樹
脂がそのまま適用できる。
一実施例並びにその製法を図面を参照して、具体的に説
明する。なお以下の記述において、使用する材料樹脂の
好適な例としてPETを挙げているが、PET以外にも
例えばPAN(ポリアクリロニトリル系樹脂)、PEN
(ポリエチレンナフタレ−ト)等が使用できる。しか
し、本発明は勿論これらに限定されるものではなく、延
伸ブロ−成形用合成樹脂として従来より知られている樹
脂がそのまま適用できる。
【0013】図1はPETを使用して延伸ブロ−成形さ
れた本発明ボトルの正面図、図2は平面図、図3は側面
図、図4は部分縦断面図であり、このボトルは一例とし
て4角筒状に成形されたボトル本体1の肩部分の一部
に、延伸ブロ−成形された中空肉薄のハンドル(取手)
2が、ハンドルの上部においてボトル本体の首部3と一
体に連結されている。符号4で示す部分がその連結部で
ある。ボトル口部は符号5で示す。
れた本発明ボトルの正面図、図2は平面図、図3は側面
図、図4は部分縦断面図であり、このボトルは一例とし
て4角筒状に成形されたボトル本体1の肩部分の一部
に、延伸ブロ−成形された中空肉薄のハンドル(取手)
2が、ハンドルの上部においてボトル本体の首部3と一
体に連結されている。符号4で示す部分がその連結部で
ある。ボトル口部は符号5で示す。
【0014】なおハンドル2の下部は、ボトル本体1に
対し離れた状態に形成してもよいが好ましくは図示の実
施例のように、ハンドルと本体のいずれか一方を他方の
側にいわば嵌合状態に食い込ませ両者が一体に固定され
るように構成するのがよい。
対し離れた状態に形成してもよいが好ましくは図示の実
施例のように、ハンドルと本体のいずれか一方を他方の
側にいわば嵌合状態に食い込ませ両者が一体に固定され
るように構成するのがよい。
【0015】図5は本発明の製法で使用する成形装置の
一例を示す概要図である。また図6は本製法で使用する
パリソンの断面図である。パリソン6は後記のように加
熱され流動化された同種の樹脂を用いてインジェクショ
ン成形したのちネックリング7で保持されてブロ−金型
8にセットされ、このパリソンを延伸ロッド9および10
を用い軸方向に延伸したのち、圧縮空気を用いてブロ−
金型内で横方向に延伸ブロ−成形される。ところで図示
のごとく本製法で使用するパリソン6は、ボトル本体を
形成するための有底パリソン11とハンドルを形成するた
めの有底パリソン12とが連結部4を介し同じ種類の樹脂
を用いてインジェクションにより一体に成形されてい
る。またこの本体形成用パリソン11にはボトル口部が一
体に成形されている。この本体形成用パリソン11とハン
ドル形成用有底パリソン12とをパリソンが比較的熱いう
ち、あるいは必要に応じ前記両パリソンを再加熱して、
それぞれ延伸ロッド9あるいは10を用いて軸方向に延伸
したのち、圧縮空気を用いてブロ−金型内で横方向に延
伸ブロ−成形するのである。
一例を示す概要図である。また図6は本製法で使用する
パリソンの断面図である。パリソン6は後記のように加
熱され流動化された同種の樹脂を用いてインジェクショ
ン成形したのちネックリング7で保持されてブロ−金型
8にセットされ、このパリソンを延伸ロッド9および10
を用い軸方向に延伸したのち、圧縮空気を用いてブロ−
金型内で横方向に延伸ブロ−成形される。ところで図示
のごとく本製法で使用するパリソン6は、ボトル本体を
形成するための有底パリソン11とハンドルを形成するた
めの有底パリソン12とが連結部4を介し同じ種類の樹脂
を用いてインジェクションにより一体に成形されてい
る。またこの本体形成用パリソン11にはボトル口部が一
体に成形されている。この本体形成用パリソン11とハン
ドル形成用有底パリソン12とをパリソンが比較的熱いう
ち、あるいは必要に応じ前記両パリソンを再加熱して、
それぞれ延伸ロッド9あるいは10を用いて軸方向に延伸
したのち、圧縮空気を用いてブロ−金型内で横方向に延
伸ブロ−成形するのである。
【0016】延伸ブロ−成形する場合、前述したように
ボトル本体の延伸ブロ−と、ハンドルの延伸ブロ−とは
時間的に同時に行ってもよいが、先に本体の延伸ブロ−
を行い、後からハンドル部の延伸ブロ−を行うこと或い
はその逆の操作もできる。前者の場合、図7(A)〜
(C)のようにロッド10で延伸させたハンドル下部は、
ブロ−成形させたボトル本体に接した直後に、本体側の
ブロ−圧力よりも高いハンドル側のブロ−圧でブロ−
し、ハンドル下部を本体側にいわば嵌合状態に食い込ま
せて一体化する。この様に構成されたハンドルは上部に
おいてボトル本体の首部3と連結部4を介して一体に連
結されているのみならず下部おいてははボトル本体側に
いわば嵌合状態に食い込ませて一体化されているから、
ハンドルの取付け強度が一層高くなる。
ボトル本体の延伸ブロ−と、ハンドルの延伸ブロ−とは
時間的に同時に行ってもよいが、先に本体の延伸ブロ−
を行い、後からハンドル部の延伸ブロ−を行うこと或い
はその逆の操作もできる。前者の場合、図7(A)〜
(C)のようにロッド10で延伸させたハンドル下部は、
ブロ−成形させたボトル本体に接した直後に、本体側の
ブロ−圧力よりも高いハンドル側のブロ−圧でブロ−
し、ハンドル下部を本体側にいわば嵌合状態に食い込ま
せて一体化する。この様に構成されたハンドルは上部に
おいてボトル本体の首部3と連結部4を介して一体に連
結されているのみならず下部おいてははボトル本体側に
いわば嵌合状態に食い込ませて一体化されているから、
ハンドルの取付け強度が一層高くなる。
【0017】また、前述したようにボトル本体用パリソ
ンとハンドル用パリソンは共に同じ樹脂を用いて予備成
形するものであるが、パリソンを成形する時、2台の押
し出し機を用いて本体側のランナとハンドル側のランナ
を別個に作り、たとえばハンドル側にリサイクル樹脂を
射出してこれを成形しても差支えない。
ンとハンドル用パリソンは共に同じ樹脂を用いて予備成
形するものであるが、パリソンを成形する時、2台の押
し出し機を用いて本体側のランナとハンドル側のランナ
を別個に作り、たとえばハンドル側にリサイクル樹脂を
射出してこれを成形しても差支えない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、P
ET樹脂等を利用してボトル本体を延伸ブロ−成形法で
成形しながら、取手もほぼ同時に延伸ブロ−成形法によ
り成形させ、しかも本体とハンドルの両者が共に同じ種
類の樹脂よって一体的に成形されている取手一体型の延
伸ブロ−ボトルを比較的簡易な手段により安価に得るこ
とができる。また取手(ハンドル)の成形に際しては、
中空肉薄でしかも太く持ちやすいハンドルを成形するこ
とができ、そのうえハンドル自体は上述のように中空構
造であるから、成形レジンを節約することができるとい
う効果がある。
ET樹脂等を利用してボトル本体を延伸ブロ−成形法で
成形しながら、取手もほぼ同時に延伸ブロ−成形法によ
り成形させ、しかも本体とハンドルの両者が共に同じ種
類の樹脂よって一体的に成形されている取手一体型の延
伸ブロ−ボトルを比較的簡易な手段により安価に得るこ
とができる。また取手(ハンドル)の成形に際しては、
中空肉薄でしかも太く持ちやすいハンドルを成形するこ
とができ、そのうえハンドル自体は上述のように中空構
造であるから、成形レジンを節約することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】延伸ブロ−成形された本発明ボトルの正面図で
ある。
ある。
【図2】同上ボトルの平面図である。
【図3】同上ボトルの側面図である。
【図4】同上ボトルの部分縦断面図である。
【図5】本発明の製法で使用する成形装置の一例を示す
概要図である。
概要図である。
【図6】本発明の製法で使用するパリソンの断面図であ
る。
る。
【図7(A)〜(C)】ハンドル下部を本体側に嵌合状
態に食い込ませて一体化する状態を示した説明図であ
る。
態に食い込ませて一体化する状態を示した説明図であ
る。
【符号の説明】 1 ボトル本体 2 ハンドル(取手) 3 首部 4 連結部 5 口部 6 パリソン 7 ネックリング 8 ブロ−金型 9 延伸ロッド 10 延伸ロッド 11 パリソン 12 パリソン
Claims (5)
- 【請求項1】 延伸ブロ−成形されたボトル本体と、同
じく延伸ブロ−成形された中空肉薄のハンドル(取手)
とが、少なくともハンドルの上部においてボトル本体の
首部と一体に連結されている取手つき延伸ブロ−ボト
ル。 - 【請求項2】 ハンドル下部は、ボトル本体に対し接し
た状態に形成されている請求項1記載の取手つき延伸ブ
ロ−ボトル。 - 【請求項3】 ハンドル下部又はボトル本体のいずれか
一方が他方の側に嵌合状態に食い込んで固定されている
請求項1記載の取手つき延伸ブロ−ボトル。 - 【請求項4】 本体用有底パリソンとハンドル用有底パ
リソンとを、加熱され流動化された同種の樹脂を用いて
インジェクション成形で一体的に作り、樹脂の溶融温度
以下の温度条件下において前記両パリソンを延伸ブロ−
成形法によりそれぞれ両パリソンを延伸ロッドを用い軸
方向に延伸しつつ、圧縮空気を用いてブロ−金型内で横
方向に延伸ブロ−成形し、冷却後成形品を脱型して取出
す工程からなる取手つき延伸ブロ−ボトルの製法。 - 【請求項5】 ボトル本体側のブロ−圧力よりもハンド
ル側のブロ−圧力を高めて、ハンドル下部がボトル本体
に接した後に、ハンドル下部を本体側に嵌合状態に食い
込ませて一体化するようにした請求項4記載の取手つき
延伸ブロ−ボトルの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3266897A JPH0577312A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 取手つき延伸ブロ−ボトルとその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3266897A JPH0577312A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 取手つき延伸ブロ−ボトルとその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577312A true JPH0577312A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17437180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3266897A Pending JPH0577312A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 取手つき延伸ブロ−ボトルとその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0577312A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0592141U (ja) * | 1992-05-20 | 1993-12-14 | 株式会社吉野工業所 | 把手付き合成樹脂製容器 |
WO2006005413A1 (de) * | 2004-07-08 | 2006-01-19 | Alpla-Werke Alwin Lehner Gmbh & Co.Kg | Kunststoffbehälter, insbesondere kunstoffflasche, mit angeformtem griffteil, preformling und herstellverfahren für die kunststoffflasche |
US9056828B2 (en) | 2010-09-02 | 2015-06-16 | Kolb Distribution Ltd. | Alkoxylation method of fatty acid alkyl esters |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP3266897A patent/JPH0577312A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0592141U (ja) * | 1992-05-20 | 1993-12-14 | 株式会社吉野工業所 | 把手付き合成樹脂製容器 |
WO2006005413A1 (de) * | 2004-07-08 | 2006-01-19 | Alpla-Werke Alwin Lehner Gmbh & Co.Kg | Kunststoffbehälter, insbesondere kunstoffflasche, mit angeformtem griffteil, preformling und herstellverfahren für die kunststoffflasche |
CH703316B1 (de) * | 2004-07-08 | 2011-12-30 | Alpla Werke | Kunststoffbehälter, insbesondere Kunststoffflasche, mit angeformtem Griffteil, Preformling und Herstellverfahren eines Kunststoffbehälters. |
US9056828B2 (en) | 2010-09-02 | 2015-06-16 | Kolb Distribution Ltd. | Alkoxylation method of fatty acid alkyl esters |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6733716B2 (en) | Method of making a stretch/blow molded article (bottle) with an integral projection such as a handle | |
US10391698B2 (en) | Method for forming a container by moving the handle during blowing | |
US4933135A (en) | Method of making a blow-moulded container from a thermoplastic polyester, in particular pet | |
CN1006976B (zh) | 带把手的合成树脂中空容器及其模塑成型方法 | |
US5178816A (en) | Method of molding heat-resistant vessel having thick portion on body | |
US5057266A (en) | Method of making a hollow polyethylene terephthalate blow molded article with an integral external projection such as a handle | |
JPS63194912A (ja) | 二軸配向容器用プリフオ−ム及びその成形方法 | |
WO1998004396A1 (fr) | Procede d'etirage et d'injection-soufflage de produits moules par soufflage | |
US4993931A (en) | Apparatus for making a hollow polyethylene terephthalate blow molded article with an integral external projection such as a handle | |
JP2003053823A (ja) | ボトル状容器のブロー成形用プリフォーム | |
US4992230A (en) | Method for making a hollow polyethylene terephthalate blow molded article with an integral external projection such as a handle | |
JP3086882B2 (ja) | 耐熱性と耐圧性を備えたボトルの成形方法 | |
JPH0577312A (ja) | 取手つき延伸ブロ−ボトルとその製法 | |
US20040245678A1 (en) | Method of making a stretch/blow molded article (bottle) with an integral projection such as a handle | |
CN1572466A (zh) | 圆筒状窄口容器的注射拉伸吹塑方法以及容器 | |
JP2002172681A (ja) | 延伸ブロー容器及びその成形方法 | |
JPS6341A (ja) | 二軸延伸ブロ−成形樹脂壜体とその製造法 | |
JP2911557B2 (ja) | 樹脂製予備成形体、それを用いた二軸延伸ブロー成形容器及びその製造方法 | |
JPH03268907A (ja) | 取手付プラスチックボトル並びにそのプリフォーム及び取手付プラスチックボトルの製造方法 | |
JP4289048B2 (ja) | 耐熱性ボトルの2段ブロー成形法 | |
JPH11147249A (ja) | ブロー成形品及びブロー成形方法 | |
JPH11333911A (ja) | 2層プリフォームの製造方法 | |
US20020130445A1 (en) | Thermoplastic articles made from extrusion blow molded pre-forms | |
JPH07314540A (ja) | 把手付プラスチックボトルの製造方法 | |
JP2601992B2 (ja) | ブロー成形装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |