JPH0577245A - 金型交換装置 - Google Patents

金型交換装置

Info

Publication number
JPH0577245A
JPH0577245A JP27319091A JP27319091A JPH0577245A JP H0577245 A JPH0577245 A JP H0577245A JP 27319091 A JP27319091 A JP 27319091A JP 27319091 A JP27319091 A JP 27319091A JP H0577245 A JPH0577245 A JP H0577245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
positioning
plate
fixed
fixed plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27319091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2807107B2 (ja
Inventor
Kenji Sugita
健二 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiki Seisakusho KK
Original Assignee
Meiki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiki Seisakusho KK filed Critical Meiki Seisakusho KK
Priority to JP3273190A priority Critical patent/JP2807107B2/ja
Publication of JPH0577245A publication Critical patent/JPH0577245A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2807107B2 publication Critical patent/JP2807107B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1756Handling of moulds or mould parts, e.g. mould exchanging means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 型締装置の台盤に対する金型の挿入及び搬出
方向が縦、横何れも兼用可能な金型交換装置を提供す
る。 【構成】 台盤に複数のフリーローラと位置決めシリン
ダを設けて金型の横入れに対応するとともに、前記台盤
に複数の受台と位置決め用受部材を設け、上面に着脱自
在なプレートと位置決めプレートをそれぞれ取り付ける
ことにより金型と前記フリーローラ及び前記位置決めシ
リンダとの係合を断ち縦入れに対応可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機等の金型交換
装置に係り、さらに詳しくは金型脱着シリンダを有する
とともに、台盤(固定盤と可動盤)に対する金型の挿入
又は搬出方向が縦、横何れにも対応可能な金型交換装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機等における従来の金型交換装
置は、横入れ又は縦入れのどちらか一方にのみ対応可能
な状態で金型脱着シリンダが台盤に設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かなり
の重量を有し且つ型開力に抗するために大きなサイズの
ボルトで台盤に取り付けた金型脱着シリンダの取り付け
位置又は方向の変更を、ユーザの手によって行うことは
事実上不可能であることから、かかる金型交換装置は横
入れ又は縦入れ何れかの専用とならざるを得なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】型締装置の固定盤及び可
動盤の下部に固定型と可動型の一対一組よりなる金型を
水平方向に移送可能な複数のフリーローラを設け、前記
固定盤に前記フリーローラの上面より下方に待機し且つ
前進時において該フリーローラ上を移送される前記金型
の固定型に形成した位置決め用凹部に嵌入し該金型を位
置決めするための位置決めヘッドを有し且つその出力が
該金型の重量に比べて十分小さな位置決めシリンダを設
け、前記固定盤に前記フリーローラの上面よりその上面
が下方に位置し且つ所定の長さ該固定盤から突出して位
置決め用受部材を設け、前記位置決め用受部材の上面に
取り付けた時前記金型の固定型に形成した位置決め用凹
部と嵌合し該金型を位置決めするための位置決プレート
を着脱自在に設け、前記固定盤及び前記可動盤のそれぞ
れの少なくとも上部の2個所及び下部の2個所において
前記金型との干渉を避けた待機位置と前記位置決めされ
た金型を型開力に打ち勝って強固に保持する前進位置の
間をストローク可能なクランプヘッドを有する金型脱着
シリンダを設けるとともに、前記固定盤及び前記可動盤
の下部に前記フリーローラの上面よりその上面が下方に
位置し且つ所定の長さ該固定盤及び該可動盤から突出し
て複数の受台を設け、前記受台の上面に取り付けた時そ
の上面が前記フリーローラの上面より僅かに上方に位置
することにより前記金型を載置且つ摺動可能な前記複数
の受台と同数のプレートを着脱自在に設け、必要に応じ
て種々の電気的インタロックを設け得るようにしたこと
を特徴とする金型交換装置とした。
【0005】
【作用】台盤に対する金型の挿入又は搬出方向が横方向
の場合、フリーローラ上を金型移送可能とし、位置決め
シリンダの位置決めヘッドが金型の位置決め用凹部に嵌
入することにより金型を位置決めし、型締後、金型脱着
シリンダのクランプヘッドが前進することにより金型を
台盤に固定する。又、クランプヘッド及び位置決めヘッ
ドが前進位置から待機位置に後退することにより、フリ
ーローラ上に金型の拘束を解く。台盤に対する金型の挿
入又は搬出方向が縦方向の場合には、オペレータによっ
て予め位置決め用受部材に取り付けられた位置決めプレ
ートが、金型脱着シリンダ又はその保護カバを避けて吊
り降ろされる金型の位置決め用凹部と嵌合することによ
り、金型を位置決めガイドし、オペレータによって予め
受台に取り付けられたプレート上に載置する。型締の
後、クランプヘッドが前進し金型を台盤に固定する。
又、クランプヘッド後退後、台盤を所定量開く事によ
り、金型の機外搬出を可能とする。
【0006】
【実施例】図面に従って、本発明の1実施例を射出成形
機に適用した場合について説明する。尚、本発明は台盤
の横側から水平方向に金型を挿入する横入れ式と、台盤
の上方から垂直方向に挿入する縦入れ式の何れも兼用可
能な金型交換装置であるが、説明の便宜上、横入れ式を
基本として説明し、縦入れ式については説明の必要な個
所において都度横入れ式との相異・対応を明らかにし
た。
【0007】図1において、1は射出成形機の基台であ
り、2は基台1上に固定して設けた固定盤である。3は
固定盤2と対向して設けた可動盤であって、型締シリン
ダ(図示せず)と固定盤2との間で緊張する4本のタイ
バー4に沿って、型締ラム5の作動により固定盤2に近
接・離間可能となっている。
【0008】6は金型であって、7は金型6の固定型、
8は可動型である。図1は複数のフリーローラ9上を横
入れ式で挿入された金型6が型締され、複数の金型脱着
シリンダ18によって固定型7の型取付部7A,7A及
び可動型8の型取付部8A,8Aがそれぞれクランプさ
れた状態を示している。
【0009】本実施例では、図2及び図3から明らかな
ように、フリーローラ9は固定盤2及び可動盤3のそれ
ぞれに、金型6の重量に充分に耐え且つスムーズに回転
する状態で7個所づつ設けている。勿論すべてのフリー
ローラ9の上面は水平方向に面一、即ち同一高さとなっ
ている。その内、金型挿入時に一番最初に金型と当接す
るフリーローラ9は固定盤2及び可動盤3にそれぞれ固
定して設けたブラケット10を介して固定盤2及び可動
盤3に取り付けられている。横入れ式の場合、金型6の
挿入方向は射出成形機の操作側(主たる操作装置が設け
られた表側)又は反操作側の何れか若しくはその両方か
らの何れも可能であるが、本実施例は反操作側から金型
6を挿入する場合について説明している。フリーローラ
9の幅は、固定盤2と可動盤3の間が金型6の厚さより
若干開いた状態で金型6の出し入れを行う際に、型取付
部7A及び8Aの下面がフリーローラ9の上面から外れ
ないように、型取付部7A及び8Aのそれぞれの板厚よ
りも大きくしてある。
【0010】図2に示すように、12及び13は固定盤
2の下部中央に取り付けた位置決めシリンダと位置決め
用受部材である。これらについて、図4、図5の拡大図
及び図7に基づいて詳細に説明する。
【0011】位置決めシリンダ12は金型6を横入れ式
で挿入する場合にその位置決めを行うためのエアシリン
ダであって、複数のボルト14によって固定盤に固定さ
れている。図7から明らかなように位置決めシリンダ1
2の位置決めヘッド12Aは、フリーローラ9の上面を
基準としたとき、それより寸法D1下方の待機位置(2
点鎖線で表示)とD2上方の前進限度位置の間をストロ
ークする。待機位置と前進限度位置は内蔵スイッチによ
って電気的に確認可能となっている。寸法D1は金型6
挿入時に該金型6と位置決めヘッド12Aが干渉するこ
とを避け得る寸法であれば良く通常2〜3mm程度とし
ている。図4から特に明らかなように、位置決めヘッド
12Aの先端部分は台形状に面取がなされており、固定
型7の下方の型取付部7Aに刻設した位置決め用凹部7
Bに嵌入し易くなっている。尚、金型6挿入時に位置決
めヘッド12Aが該金型6の位置決め用凹部7Bに嵌入
するまでは、該金型6の下面と摺接するのであるが、こ
の時該金型6を持ち上げてしまうことのないように、位
置決めシリンダ12の出力は該金型6の重量に比べて充
分に小さく(例えば10分の1程度)なっている。
【0012】13は位置決め用受部材であって、コの字
型の取付部13A及び該取付部13Aに一体的に連続し
て受部13Bが形成されている。そして、位置決め用受
部材13はそのコの字型の内部空間に前記位置決めシリ
ンダ12を収納するような状態で固定盤2に複数のボル
ト15によって固定されるている。13Cは位置決めシ
リンダ12へのエア配管や電気的配線を容易にするため
に取付部13Aに設けた切欠穴である。
【0013】図5に2点鎖線で示した16は、金型6を
縦入れ式で挿入する場合にのみ位置決め用受部材13の
上面に複数のボルト17によって取り付ける位置決めプ
レートである。 位置決めプレート16の固定盤2側の
端面は位置決めシリンダ12の位置決めヘッド12Aと
の干渉を避けた位置にあり、他端は金型6が上方から降
りてくる時、固定型7の位置決め用凹部7Bが必ずガイ
ドされながら嵌入可能な位置まで位置決め用受部材13
の受部13B上に延設されている。そして、その幅及び
面取形状は前記位置決めシリンダ12の位置決めヘッド
12Aと同一としている。さらに、位置決めプレート1
6を位置決め用受部材13上に取り付けたとき、該位置
決めプレート16の上面が位置決めヘッド12Aの前進
限度位置D2と同一となるようにその厚さを決めてい
る。
【0014】金型脱着シリンダ18は図2及び図3に示
すように、固定盤2と可動盤3のそれぞれの上部と下部
に2個所ずつ固定して設けてある。図7から明らかなよ
うに、例えば下部の金型脱着シリンダ18のクランプヘ
ッド18Aは、フリーローラ9の上面を基準としたと
き、それより寸法D3下方で金型6との干渉を避けた待
機位置(2点鎖線で表示)とD4上方の前進位置即ちク
ランプ位置の間をストロークする。待機位置と前進位置
はそれぞれのリミットスイッチ(図示せず)によって電
気的に確認可能となっている。寸法D3は前記位置決め
シリンダ12の説明における寸法D1と同一として差し
支えない。そして、金型脱着シリンダ18のクランプヘ
ッド18Aはそのクランプ時において、固定型7の型取
付部7A,7A及び可動型8の型取付部8A,8Aを介
して、金型6を型開力に打ち勝つ強固な力で固定盤2及
び可動盤3に保持するのである。金型脱着シリンダにつ
いては市販品も含めて種々公知の物を適用可能であり、
さらに詳しい説明は省略する。尚、11は固定盤2及び
可動盤3のそれぞれ上部2個所の金型脱着シリンダ18
を覆うようにして設けた保護カバーであって、金型6を
縦入れ式(クレーンを使用することが多い)で挿入する
場合、該金型6との接触又は衝突により該金型脱着シリ
ンダ18が損傷するのを防止するためのものである。
【0015】19は受台であって、図2及び図3に示す
ように固定盤2及び可動盤3の下部にそれぞれ4個所づ
つ設けている。図6に拡大された側面図として示されて
いるように、受台19は複数のボルト20によって固定
盤2及び可動盤3にそれぞれ固定されており、その上面
にプレート21(2点鎖線で表示)を複数のボルト22
によりそれぞれ取り付け可能となっている。このプレー
ト21は、金型6を縦入れ式で挿入する場合にのみ全て
の受台19上に取り付けるものであって、金型6を上方
から降ろした時、固定型7の型取付部7Aの下面が固定
盤2側の、可動型8の型取付部8Aの下面が可動盤3側
のそれぞれの上面から外れることなく載置され、且つ固
定型7と可動型8を型締したとき固定盤2側と可動盤3
側の先端どうしが干渉しない長さに規定されている。い
ってみれば、先に説明した位置決めプレート16の固定
盤2から突き出た側の先端面までと同等の位置まで、固
定盤2及び可動盤3からそれぞれ延設されているのであ
る。 そして受台19は、プレート21を介してたとえ
少々衝撃的に金型6の重量が加わっても、強度的に充分
耐えられるものとして固定盤2及び可動盤3にそれぞれ
取り付けられているのである。又、図7に示すように、
プレート21は受台19上に取り付けられたとき、その
上面がフリーローラ9の上面より僅かな寸法D5(0.
2mm程度)だけ上方となるようにその厚さを決定され
ている。即ち、縦入れ式の場合、金型6はプレート21
上に載置され、フリーローラ9とは接触を避けているの
であり、このことにより衝撃荷重によってフリーローラ
9が損傷を受けることを未然に防止しているのである。
【0016】図2において、23は金型6を横入れ式で
挿入する場合に万一オーバランした場合、機械的にこれ
を停止させるためのストッパである。本実施例では固定
盤2の反挿入側端部近くに2本の丸棒を立設している。
【0017】24は固定盤2及び可動盤3のブラケット
10にそれぞれ取り付けた近接スイッチである。近接ス
イッチ24はブラケット10に設けたフリーローラ9の
手前(挿入側寄り)で、且つ該フリーローラ9の上面よ
り僅かに低い位置に設けており、金型6の挿入時に該金
型6の型取付部7A及び8Aのそれぞれの下面の通過を
確認するためのものである。
【0018】25は固定盤2に取り付けた近接スイッチ
であって、金型6の挿入時に該金型6の先端が、位置決
めシリンダ12の待機位置にある位置決めヘッド12A
の上方を通過してさらに所定距離進行した位置を確認可
能な位置に取り付けてある。前記所定距離は金型6の先
端位置が近接スイッチ25によって確認されるとき、該
金型6の位置決め用凹部7Bが未だ位置決めシリンダ1
2の位置決めヘッド12Aの位置に達することのない距
離として定められる。
【0019】26は可動盤3のブラケット10に取り付
けたリミットスイッチであって、金型6の挿入時に、万
一該金型6が該可動盤3と干渉する位置で進行してきた
場合に、該金型6と該可動盤3が接触する前に該金型6
の進行を停止させるためのものである。
【0020】以上の説明におけるフリーローラ9、金型
脱着シリンダ18、受台19及び近接スイッチ24は固
定盤2と可動盤3の相対する位置に対称に設けられてい
る。又、位置決めの必要な個所、例えば固定盤2と位置
決め用受部材13との間にはノックピンが、該位置決め
用受部材13と位置決めプレート16との間にはキー等
が必要に応じて嵌入されているが図示及び説明を省略し
た。又、配管及び配線並びに図4、図5及び図6の拡大
図を除く図においては取付ボルトの図示をそれぞれ省略
した。
【0021】次に作動について説明する。セレクタスイ
ッチ(図示せず)を通常運転から金型交換に切り換え
る。固定盤2に対して、金型6の厚さに例えば20mm
程度余分に開いた位置、即ち金型6の挿入に差し支えな
く且つフリーローラ9から該金型6が外れない位置で、
可動盤3が停止している。金型脱着シリンダ18のクラ
ンプヘッド18A及び位置決めシリンダ12の位置決め
ヘッド12Aは待機位置にあり、それらの位置が電気的
に確認されることにより、金型挿入に対するインタロッ
クが解かれている。位置決めプレート16及びプレート
21は位置決め用受部材13及び受台19からそれぞれ
取り外されている。
【0022】射出成形機外の、例えばコンベア装置(図
示せず)に搭載された金型6が、該コンベア装置のプッ
シャによって、前記固定盤2と可動盤3の間の空間に向
けて挿入を開始される。尚、挿入前の金型6の固定盤2
側の端面は、該固定盤2の表面から必ず所定の寸法例え
ば10mmの位置において、コンベア装置上で待機する
ような仕組みに通常はなっている。そして、可動盤3側
でその開き量を調節することによって、厚さの異なる金
型に対応するようにしている。
【0023】金型6の下部の型取付部7A及び8Aの先
端が、固定盤2及び可動盤3のブラケット10にそれぞ
れ設けた近接スイッチ24の上方を正しく通過したこと
が、該近接スイッチ24によって確認されると、前記プ
ッシャは電気的インタロックを解かれてそのまま前進を
続け、金型6はフリーローラ9上を移送される。万一オ
ペレータが誤って、固定盤2と可動盤3の間隔を不適当
に広過ぎて設定した場合は、可動盤2側の近接スイッチ
24が確認作動せず、前記プッシャの電気的インタロッ
クが解かれないので、該プッシャはその場で前進を阻止
され停止する。金型6は前記コンベア装置上で停止し、
射出成形機側での脱落を免れる。又、固定盤2と可動盤
3の間隔が狭過ぎる場合は、金型6の先端が可動盤3に
接触する前に該可動盤3のブラケット10に設けたリミ
ットスイッチ26が作動して、前記プッシャの前進を停
止させる。
【0024】フリーローラ9上を前進する金型の先端
が、位置決めシリンダ12の待機位置にある位置決めヘ
ッド12Aの上方を通過して、さらに所定距離前進する
と近接スイッチ25が作動し、その作動信号に基づいて
位置決めシリンダ12に空圧が作用する。位置決めヘッ
ド12Aが前進するが金型6の型取付部7Aの下面に当
接することによりストローク途中で前進を阻止される。
金型6が前進を続け、型取付部7Aに形成した位置決め
用凹部7Bが位置決めヘッド12Aの真上に到達したと
き、空圧の作用を受けている該位置決めヘッド12Aが
瞬時に該位置決め用凹部7Bに突入し、金型6が位置決
めされる。
【0025】同時に、位置決めシリンダ12において位
置決めヘッド12Aの前進限度が電気的に確認され、そ
の確認信号に基づいて前記プッシャは金型6から離れて
後退を開始する。位置決めヘッド12Aの前進限度が確
認され且つ金型脱着シリンダのクランプヘッド18Aが
待機位置にあるので、射出成形機の型閉インタロックが
解かれ、型閉可能の状態となる。オペレータが型閉を行
い、型閉の完了に次いで型締が完了するとその型締完了
信号に基づいて、金型脱着シリンダ18に圧油が送ら
れ、クランプヘッド18Aが前進し、型取付部7A,7
A及び8A,8Aの部位において、金型6を確実にクラ
ンプする。勿論、オペレータの操作によらずに、自動的
に金型6のクランプに至るシーケンスも採用できる。
尚、金型脱着シリンダ18のクランプヘッド18Aのス
トロークが完全でないと大きな事故を招くおそれがある
ので、該クランプヘッド18Aの位置は種々のインタロ
ックとして採用されている。例えば、セレクタスイッチ
が金型交換に切り換えられている時は、クランプヘッド
18Aが待機位置又は前進限度のクランプ位置にある時
にのみ可動盤3の前後進が許されるのであり、通常運転
に切り換えられている時は、金型脱着シリンダ18のク
ランプヘッド18Aのクランプ位置が1個所でも確認さ
れないと、射出成形機の電源が落ちるようになってい
る。
【0026】次に縦入れ式の場合について説明する。金
型6を下降させる際に固定盤2側の保護カバー11と可
動盤3側の保護カバー11の双方に干渉することなく、
且つ金型6の下方の型取付部7A及び8Aが固定盤2側
及び可動盤3側のプレート21の双方からそれぞれ外れ
ることのない位置で可動盤3が停止している。金型脱着
シリンダ18のクランプヘッド18A及び位置決めシリ
ンダ12の位置決めヘッド12Aは待機位置にあり、位
置決めプレート16が位置決め用受部材13に、プレー
ト21が受台19にそれぞれ取り付けられている。
【0027】例えば、クレーンのフックによって吊り下
げられた金型6を、オペレータが慎重に該クレーンを操
ることによって、固定盤2側の保護カバー11と可動盤
3側の保護カバー11の間を通って、固定盤2と可動盤
3の空間に挿入する。金型6の位置決め用凹部7Bと位
置決めプレート16とが嵌合し、該金型6の型取付部7
A及び8Aの下面がやがてプレート21上に当接する。
【0028】位置決めプレート16により位置決めさ
れ、受台19に取り付けたプレート21上に載置された
金型6からクレーンのフックををはずし、オペレータが
型閉を行う。金型6の型取付部7A及び8Aの下面が受
台19に取り付けたプレート21の上面を滑りながら、
且つ位置決め用凹部7Bの内壁と位置決めプレート16
の側面とが摺接しながら型閉が行われ、引き続き型締が
行われる。型締完了信号に基づいて、金型脱着シリンダ
18に圧油が送られることにより、クランプヘッド18
Aが前進し、型取付部7A,7A及び8A,8Aの部位
において、金型6を確実にクランプする。以上、横入れ
式及び縦入れ式における金型6の挿入、クランプについ
ての作動を説明した。
【0029】金型6を搬出する場合は、先ず型閉した
後、金型脱着シリンダ18のクランプヘッド18Aの後
退側油室に圧油を送り該金型6をアンクランプ状態にす
るとともに、位置決めシリンダ12の位置決めヘッド1
2Aの後退側室に空圧を作用させて位置決め状態を解
く。クランプヘッド18Aと位置決めヘッド12Aの後
退確認が電気的になされると、例えば自動シーケンスの
場合は予め設定した量(10〜20mm程度)可動盤3
が後退し、金型6の引き出しが可能な状態になると、機
械外部のコンベアからプラーが前進して該金型6を把持
し、該金型6を搬出する。縦方向、即ち上方に向けて金
型6を搬出する場合は、前記横方向の搬出と同様先ず型
閉した後、金型脱着シリンダ18のクランプヘッド18
Aの後退側油室に圧油を送り該金型6をアンクランプ状
態にする。次いで、金型6と保護カバー11との接触を
避ける位置まで可動盤3を開いた後、該金型6をクレー
ン等により上方へ吊り上げて機外に搬出する。
【0030】以上、横入れ式及び縦入れ式における金型
6の挿入、搬出についての作動を説明したが、これらの
作動に適宜従うことにより、種々の金型交換を自在に行
う事ができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、位置決めプレート(1
6)及びプレート(21)を着脱するだけで、金型を縦
入れ式、横入れ式の何れによっても簡単に台盤間に挿
入、又は台盤間から搬出できる。このため、複数の機械
を設置しなくても、1台の機械で種々の金型交換に対応
することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を説明するための要部正面図
であって、金型横入れ式におけるクランプ状態を示して
いる。
【図2】図1におけるII−II矢視図である。
【図3】図1におけるIII −III 矢視図である。
【図4】位置決めシリンダ(12)及び位置決め用受部
材(13)取り付け部分の、一部断面を含む拡大図であ
る。
【図5】図4におけるV−V矢視図である。
【図6】図2におけるVI−VI矢視拡大図である。
【図7】フリーローラ(9)の上面に対する主要部分の
垂直方向の位置関係を説明するための模式図である。
【符号の説明】
2 固定盤 3 可動盤 4 タイバー 5 型締ラム 6 金型 7 固定型 7B 位置決め用凹部 8 可動型 9 フリーローラ 10 ブラケット 11 保護カバー 12 位置決めシリンダ 12A 位置決めヘッド 13 位置決め用受部材 16 位置決めプレート 18 金型脱着シリンダ 18A クランプヘッド 19 受台 21 プレート 24 近接スイッチ 25 近接スイッチ 26 リミットスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型締装置の固定盤及び可動盤の下部に固
    定型と可動型の一対一組よりなる金型を水平方向に移送
    可能な複数のフリーローラを設け、前記固定盤に前記フ
    リーローラの上面より下方に待機し且つ前進時において
    該フリーローラ上を移送される前記金型の固定型に形成
    した位置決め用凹部に嵌入し該金型を位置決めするため
    の位置決めヘッドを有し且つその出力が該金型の重量に
    比べて十分小さな位置決めシリンダを設け、前記固定盤
    に前記フリーローラの上面よりその上面が下方に位置し
    且つ所定の長さ該固定盤から突出して位置決め用受部材
    を設け、前記位置決め用受部材の上面に取り付けた時前
    記金型の固定型に形成した位置決め用凹部と嵌合し該金
    型を位置決めするための位置決プレートを着脱自在に設
    け、前記固定盤及び前記可動盤のそれぞれの少なくとも
    上部の2個所及び下部の2個所において前記金型との干
    渉を避けた待機位置と前記位置決めされた金型を型開力
    に打ち勝って強固に保持する前進位置の間をストローク
    可能なクランプヘッドを有する金型脱着シリンダを設け
    るとともに、前記固定盤及び前記可動盤の下部に前記フ
    リーローラの上面よりその上面が下方に位置し且つ所定
    の長さ該固定盤及び該可動盤から突出して複数の受台を
    設け、前記受台の上面に取り付けた時その上面が前記フ
    リーローラの上面より僅かに上方に位置することにより
    前記金型を載置且つ摺動可能な前記複数の受台と同数の
    プレートを着脱自在に設けたことを特徴とする金型交換
    装置。
  2. 【請求項2】 前記固定盤及び前期可動盤の上部に設け
    た全ての前期金型脱着シリンダに前期金型との直接の接
    触を避けるための保護カバーを設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の金型交換装置。
  3. 【請求項3】 前記固定盤に前記金型の横入れ時に前記
    位置決めシリンダの待機位置にある位置決めヘッドの上
    方を該金型の先端が通過してさらに所定距離進行した位
    置を確認可能な電気的位置確認装置を設け、前記電気的
    位置確認装置の確認信号により前記位置決めシリンダの
    位置決めヘッドの前進作動を開始させるようにしたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の金型交換装
    置。
  4. 【請求項4】 前記金型横入れ時に最初に該金型が接触
    する前記フリーローラより手前にあって該金型の挿入位
    置の正否を前記固定盤側と前記可動盤側の双方において
    確認するための電気的位置確認装置を該固定盤と該可動
    盤に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何
    れかに記載の金型交換装置。
JP3273190A 1991-09-24 1991-09-24 金型交換装置 Expired - Lifetime JP2807107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3273190A JP2807107B2 (ja) 1991-09-24 1991-09-24 金型交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3273190A JP2807107B2 (ja) 1991-09-24 1991-09-24 金型交換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0577245A true JPH0577245A (ja) 1993-03-30
JP2807107B2 JP2807107B2 (ja) 1998-10-08

Family

ID=17524357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3273190A Expired - Lifetime JP2807107B2 (ja) 1991-09-24 1991-09-24 金型交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2807107B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09225972A (ja) * 1996-02-21 1997-09-02 Japan Steel Works Ltd:The 射出成形機における金型落下防止機構
JPH1086182A (ja) * 1996-09-12 1998-04-07 Toshiba Mach Co Ltd 射出成形機の金型クランプ装置
JP2002067094A (ja) * 2000-08-28 2002-03-05 Nissei Plastics Ind Co 横型射出成形機の金型セッティング装置
JP2006297872A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 金型装置
JP2011031307A (ja) * 2010-11-26 2011-02-17 Denso Corp ダイカスト装置
JP2015205395A (ja) * 2014-04-17 2015-11-19 日精樹脂工業株式会社 型締装置への金型取付方法
JP2018030258A (ja) * 2016-08-23 2018-03-01 株式会社名機製作所 金型回転式射出成形機および金型回転式射出成形機の型部材交換方法
JP2018030260A (ja) * 2016-08-23 2018-03-01 株式会社名機製作所 金型回転式射出成形機および金型回転式射出成形機の金型交換方法
JP2020001254A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 日精樹脂工業株式会社 金型取り付け方法及び射出成形機

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09225972A (ja) * 1996-02-21 1997-09-02 Japan Steel Works Ltd:The 射出成形機における金型落下防止機構
JPH1086182A (ja) * 1996-09-12 1998-04-07 Toshiba Mach Co Ltd 射出成形機の金型クランプ装置
JP2002067094A (ja) * 2000-08-28 2002-03-05 Nissei Plastics Ind Co 横型射出成形機の金型セッティング装置
JP2006297872A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 金型装置
JP4678228B2 (ja) * 2005-04-25 2011-04-27 パナソニック電工株式会社 金型装置
JP2011031307A (ja) * 2010-11-26 2011-02-17 Denso Corp ダイカスト装置
JP2015205395A (ja) * 2014-04-17 2015-11-19 日精樹脂工業株式会社 型締装置への金型取付方法
JP2018030258A (ja) * 2016-08-23 2018-03-01 株式会社名機製作所 金型回転式射出成形機および金型回転式射出成形機の型部材交換方法
JP2018030260A (ja) * 2016-08-23 2018-03-01 株式会社名機製作所 金型回転式射出成形機および金型回転式射出成形機の金型交換方法
US10994456B2 (en) 2016-08-23 2021-05-04 The Japan Steel Works, Ltd. Rotary mold type injection molding machine and method for exchanging mold of rotary mold type injection molding machine
JP2020001254A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 日精樹脂工業株式会社 金型取り付け方法及び射出成形機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2807107B2 (ja) 1998-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4555228A (en) Apparatus for automatically exchanging die for injection molding
EP1802437B1 (en) An improved method for loading a moldset into a molding machine
CA2579235C (en) An automatic air and water docking system for a molding machine
JPH0577245A (ja) 金型交換装置
US4702685A (en) Arrangement for fitting a mold tool in an injection molding machine
US11446847B2 (en) Press for a casting machine and casting machine
JP4504428B2 (ja) モールドセットを成形機に案内するシステム
EP0561393B1 (en) Method and apparatus for automatically exchanging a stamper unit with another one
CA2579253C (en) A linkage assembly for a multiple level stack mold molding machine
JP2002219535A (ja) トランスファフィーダ用フィンガの外段取り方法およびその装置
JPS6341728B2 (ja)
JP2960352B2 (ja) 金型交換装置
JPH08281696A (ja) ロータリー式射出成形機
JP4164861B1 (ja) 射出成形機の型締装置
JP3618162B2 (ja) プレス装置
JPH02280959A (ja) 溶鋼鍋ノズル自動交換装置
JP3987146B2 (ja) ツールブロック交換装置
JPH0349777Y2 (ja)
JP6685629B1 (ja) 竪型射出成形機の金型段取装置と設置台の組合わせ
JP3681832B2 (ja) 射出成形機の金型クランプ装置
US8813819B2 (en) Die change apparatus and die carrying-in device for use in flaskless molding machine
JPH0743613U (ja) ロータリー式射出成形機における金型交換装置
JPS6036899B2 (ja) ワ−クの自動供給搬出装置
JP2524177B2 (ja) 自動棒材供給機における送り込みバ―の一時退避方法
JPH029832B2 (ja)