JPH057710Y2 - - Google Patents

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JPH057710Y2
JPH057710Y2 JP1269287U JP1269287U JPH057710Y2 JP H057710 Y2 JPH057710 Y2 JP H057710Y2 JP 1269287 U JP1269287 U JP 1269287U JP 1269287 U JP1269287 U JP 1269287U JP H057710 Y2 JPH057710 Y2 JP H057710Y2
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pressure relief
plate
pressure
relief plate
switch
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ガス開閉器等のケース内の異常な圧
力上昇による開閉器の爆発の危険を防止するため
に設ける放圧装置に関し、特にその放圧装置にお
ける放圧板の腐食防止構造に関する。
〔従来の技術〕
ガス開閉器は、接触子の開放時のアークを消弧
したり、絶縁特性を維持するためにケース内部に
SF6ガス等のガスを封入したものである。
この種の開閉器では、機器内部で内部短絡等の
異常が発生し、ガス圧が高くなつた場合に、規定
範囲の圧力、例えば4〜5Kg/cm2Gの圧力で放圧
板を破壊して内部の圧力を外部に放ち、機器ケー
スの破壊を防止するものである。放圧板の材料と
しては、主にアルミニウム、銀、ステンレス等の
材料よりなる極薄板、例えば0.2〜0.5mmの板を使
用し、しかも機器本体と同様に屋外に露出して使
用される。そのため、放圧板は、極薄板厚にもか
かわらず、防食性能は機器本体と同等の高い信頼
性が要求される。防食処理方法としては、例えば
アルミニウム材の場合、アルマイト処理を行い、
さらに耐候性、耐薬品等に対して優れた塗装を施
す。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、その処理部に水分が存在し、それに加
えて塩分等が存在すれば、防食効果が低下する。
これは、塗膜自身にピンホール等を通しての透湿
性があり、放圧板素地に至つた水分、塩分、塵埃
等の腐食媒体は放圧板を局部的に腐食させ、長時
間のうちにそれが進行して遂には放圧板の穿孔と
なつて、機器の密閉性が失われ、機器性能に重大
な結果をもたらす。
しがたつて、本考案の目的は、放圧板面にそれ
らの腐食媒体となる物質が長時間滞留あるいは介
在しないようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案の開閉器の放
圧装置は、開閉器の側板の開口部に、パツキン類
を介して放圧板を嵌合し、放圧板押え金具と開閉
器ケース間で該放圧板を締め付けて密閉した放圧
装置において、前記放圧板と押え金具間に生ずる
凹み部に充填剤を充填して充填部を形成したこと
を特徴とする。
前記充填部に傾斜面を設けることにより、水の
溜りを防止して防食効果を高めることができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。
第1図は本考案の要部拡大断面図、第2図は本
考案実施例の分解斜視図、第3図は断面図であ
る。
第2図及び第3図に示すように、開閉器ケース
1の側板2には、例えば円形の開口2aを設け、
その開口の周縁2bは、放圧板5に傷を付けない
よう丸みを持たせる。
側板2の開口2aの外側には、Oリング3が定
位置におさまるよう、凹溝2cを形成している。
側板2の背面には、補強のために補強板20を溶
接によつて固着している。
側板2の外面上において、側板2の開口2aの
周囲に、内側より順次Oリング3、Oリングスペ
ーサ4、ダストシール外周パツキン6を必要に応
じ、若干の間隔をおいて順次連接して配置する。
Oリングスペーサ4は適当な幅を有し、その外
径、内径の略中心線に沿つて数個所にボルト9,
10を配置する。Oリングスペーサ4のボルト
9,10に対応する位置には、ボルト植込部の盛
り上がり部を避ける意味で、径大孔4aとし、嵌
合位置決めのため少なくとも2個所に位置決め用
こま11を嵌装する。位置決め用こま11を全部
の孔4aに嵌装することもできる。
放圧板5の鍔部5aは、これらOリング3、O
リングスペーサ4、位置決め用こま11に跨がつ
て当接し、その上から、ダストシール平パツキン
7及び放圧板押え板8を重ねて、放圧板5の鍔部
5aとダストシール外周パツキン6に跨がつて当
接させ、さらにボルト9,10にネジシールパツ
キン12、シール座金13、座金14を嵌合し、
締付ナツト15で締付ける。
このようにして、Oリング3、ネジシールパツ
キン12、ダストシール外周パツキン6は、側板
2と放圧板5との間で挟着され、適度に圧縮され
る。
以上の締付け終了後、スペーサ16を介し、保
護板17を長い方のボルト10に嵌合するように
して装着し、スプリングワツシヤ18、ナツト1
9で締付け固定する。
Oリングスペーサ4は、Oリング3の圧縮率を
所定の値にするように厚みが設定されており、こ
のOリングスペーサ4の厚みによつて、ダストシ
ール外周パツキン6も同時に圧縮力が定まる。
ネジシールパツキン12は、ボルト9,10に
密着して嵌合され、その外径を囲むようにシール
座金13が嵌着され、さらにネジシールパツキン
12及びシール座金13に当接するように座金1
4が嵌合され、締付ナツト15で締付けられ、こ
の締付けによつて他のパツキンと同時にネジシー
ルパツキン12が圧縮され、ネジ部のシールをす
る。
前記放圧板5における側板2の開口2aに臨む
部分はケース1の内側方向に向かつてドーム状に
膨出する膨出部5bが形成されている。
側板2における開口2aの周縁2bの折曲丸み
部分はこの膨出部5bに近接するため、放圧板5
を傷付けないように配慮したものである。
放圧板押さえ板8の内外端部は、補強のためほ
ぼ直角に折り曲げている。
保護板17は、放圧板5全体を覆い、外力によ
る損傷から保護し、また放圧放出の際も外方に対
する影響を抑制するものである。
保護板17の内側面には切断刃21を設け、切
断刃21の先端刃部は放圧板5の取付面に近接さ
せている。ケース内圧の異常上昇により、放圧板
5の膨出部5bが外側へ反転し押し出されると、
切断刃21に当たり、放圧板5が破れて圧力を放
圧させる。保護板17は、圧力放出の際、その圧
力を周縁部に形成された隙間から放出するように
し、その勢いを減殺し、またケース内容物の破片
等が直接外方に飛び出さないように保護するもの
である。
本考案においては、第1図に拡大して示すよう
に、放圧板押え板8の外向き折曲部8aと放圧板
5の周縁部との凹み部に充填剤を充填して充填部
22を形成する。この充填部22の材質として
は、耐候性、撥水性に優れ、また放圧板5及び放
圧板押え板8との接着性の高い材料を使用する。
また、放圧板5の膨出特性を損なうことのないよ
うに、弾力性を有することが好ましい。このよう
な性質を有する充填剤としては、たとえばシリコ
ンコンパウンド、ポリウレタンゴム、エポキシ樹
脂等が好適である。一般に、充填部22は前記凹
み部の全周に形成されるが、特に水の溜まり易い
下方部に重点的に形成することもできる。
このように充填部22を放圧板押え板8と放圧
板5との間の凹み部に形成することにより、水、
塩分、塵埃等の腐食媒体の滞留を防ぐことができ
る。また、充填部22に傾斜面を付けることによ
り、水切り効果をさらに上げることができる。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案においては、放圧板と
押え金具間に生ずる凹み部に充填剤による充填部
を形成したことにより、腐食の問題が改善され、
長期信頼性を高めることができる。特に、充填部
に、水の溜りを防止するための傾斜面を設けるこ
とにより、腐食媒体の排出を促進することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部拡大断面図、第2図は本考
案実施例の分解斜視図、第3図は断面図である。 1……開閉器ケース、2……側板、2a……開
口、2b……周縁、2c……凹溝、3……Oリン
グ、4……スペーサ、4a……孔、5……放圧
板、5a……鍔部、5b……膨出部、6……ダス
トシール外周パツキン、7……ダストシール平パ
ツキン、8……放圧板押え板、8a……折曲部、
9,10……ボルト、11……位置決め用こま、
12……ネジシールパツキン、13……シール座
金、14……座金、15……締付ナツト、16…
…スペーサ、17……保護板、18……スプリン
グワツシヤ、19……ナツト、20……補強板、
21……切断刃、22……充填部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 開閉器の側板の開口部に、パツキン類を介し
    て放圧板を嵌合し、放圧板押え金具と開閉器ケ
    ース間で該放圧板を締め付けて密閉した放圧装
    置において、前記放圧板と押え金具間に生ずる
    凹み部に充填剤を充填して充填部を形成したこ
    とを特徴とする開閉器の放圧装置。 2 充填部に、水の溜りを防止するための傾斜面
    を設けたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の開閉器の放圧装置。
JP1269287U 1987-01-29 1987-01-29 Expired - Lifetime JPH057710Y2 (ja)

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JP1269287U JPH057710Y2 (ja) 1987-01-29 1987-01-29

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Publication Number Publication Date
JPS63120331U JPS63120331U (ja) 1988-08-04
JPH057710Y2 true JPH057710Y2 (ja) 1993-02-26

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JPS63120331U (ja) 1988-08-04

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