JPH0576713U - 発泡成形型の表皮材固定構造 - Google Patents
発泡成形型の表皮材固定構造Info
- Publication number
- JPH0576713U JPH0576713U JP2349992U JP2349992U JPH0576713U JP H0576713 U JPH0576713 U JP H0576713U JP 2349992 U JP2349992 U JP 2349992U JP 2349992 U JP2349992 U JP 2349992U JP H0576713 U JPH0576713 U JP H0576713U
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- JP
- Japan
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- skin material
- molding die
- mold
- foam molding
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- Prior art date
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- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形品の脱型の際、表皮材をダボから自動的
に取り外すことができ、その作業を大幅に簡略化するこ
とのできる新規な発泡成形品の表皮材固定構造を提供す
る。 【構成】 発泡成形型10に設けた凸部20に表皮材端
部31の凹部32を係着して表皮材を固定するようにし
たものにおいて、前記凸部にエア吹出部21を設けて表
皮材の取り外し時には該エア吹出部から放出されるエア
によって前記表皮材凹部との係着が解かれるようにす
る。
に取り外すことができ、その作業を大幅に簡略化するこ
とのできる新規な発泡成形品の表皮材固定構造を提供す
る。 【構成】 発泡成形型10に設けた凸部20に表皮材端
部31の凹部32を係着して表皮材を固定するようにし
たものにおいて、前記凸部にエア吹出部21を設けて表
皮材の取り外し時には該エア吹出部から放出されるエア
によって前記表皮材凹部との係着が解かれるようにす
る。
Description
【0001】
この考案は発泡成形型の表皮材固定構造に関する。
【0002】
たとえば、車両のインストルメントパネルなどの内装用部品の成形に際しては 、塩化ビニールなどからなる表皮材を発泡成形型の型面にセットしたのち該表皮 材の内側に発泡樹脂材料を注入して一体に成形がなされる。 特に、アンダーカット部を有する製品の場合には、脱型を容易にするために、 開閉可能に形成された割型部分を有する成形型が使用される。 その際、図4に示されるように、表皮材を型面に正確に位置決めするために、 発泡成形型51において、割型52の所定位置にダボ(凸部)53を設けるとと もに表皮材Aには該ダボ53と対応する位置に凹部Bを形成し、該ダボ53と凹 部Bとを係着させて表皮材Aを型面に固定して成形することが行われる。符号P は発泡樹脂成形品、54はアンダーカット部、55は前記割型52を開閉するヒ ンジ部である。
【0003】 発泡成形後、成形品Pを取り出すに際しては、前記割型52を図5の矢印の ように回転して脱型する。 しかしながら、かかる表皮材の固定構造にあっては、表皮材Aの凹部Bが前記 割型52のダボ53に引っ掛かっているので、該割型52の回転に先立って表皮 材Aの凹部Bをダボ53から外さなければならず、その作業は煩雑であった。
【0004】
この考案は、このような問題点に鑑み提案されたものであって、成形品の脱型 の際、表皮材をダボから自動的に取り外すことができ、その作業を大幅に簡略化 することのできる新規な発泡成形品の表皮材固定構造を提供しようとするもので ある。
【0005】
すなわち、この考案は、発泡成形型に設けた凸部に表皮材端部の凹部を係着し て表皮材を固定するようにしたものにおいて、前記凸部にエア吹出部を設けて表 皮材の取り外し時には該エア吹出部から放出されるエアによって前記表皮材凹部 との係着が解かれるようにしたことを特徴とする発泡成形型の表皮材固定構造に 係る。
【0006】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案による表皮材固定構造の一例を示す発泡成形型の要部断面図、 図2は成形後の表皮材の取り外し状態を示す発泡成形型の要部断面図、図3はこ の考案に用いられる表皮材の一例を示す斜視図である。
【0007】 図1に示されるように、この考案の表皮材固定構造が用いられる発泡成形型1 0は、所定の成形品キャビティを有する成形型本体11と前記成形型11に開閉 自在に取り付けられた割型12よりなり、その型面13には真空成形などによっ てあらかじめ製品形状に形成された表皮材30が配されて、発泡樹脂材料ととも に一体に成形するものである。符号14はアンダーカット部を表す。
【0008】 割型12の表皮材固定位置には、表皮材30を係着するための凸部20が形成 されている。 前記凸部20には、その上面略中央部にエア吹出部21が設けられていて、型 外に設けられたポンプPによってエアが吹き出されるようになっている。 このエアは、図2に示したように、製品Pの脱型に先立って表皮材30を成形 型凸部20から取り外すときに、前記凸部20に係着された表皮材30を型側か ら押し上げてその係着を解くためのもので、配される表皮材の材質や厚みによっ て、適当なエア流量に調整される。符号25は前記割型12に形成されたエア流 路、26はエア用配管、27は電磁弁、28はバルブである。 なお、前記凸部20は成形される製品の形状や大きさによって、適宜の個数が 形成される。
【0009】 一方、表皮材30の端部31には凹部32が設けられる。 この凹部32は表皮材30の前記割型12の凸部20に対応する位置に形成さ れていて、成形時には前記凸部20と係着して表皮材30を成形型の型面に固定 する。
【0010】 この凹部32のへこみ深さDは前記凸部20の突出高さHより若干深く形成さ れていることが好ましい。 それによって、前記凹部32と凸部20とを係着した際に表皮材30と凸部上 面との間に隙間Sが形成され、前記エア吹出部21からのエア圧力が凹部32内 にまんべんなく当たって、表皮材30を速やかに押し上げることができる。この 実施例では前記凸部20の高さより約2mm大きく形成されている。
【0011】 表皮材30が固定された成形型キャビティ内に必要に応じて芯材15を配し、 蓋型(図示せず)を閉じた後、発泡樹脂材料が注入されて一体に成形される。 硬化後、前記割型12を成形型10の外方向に回転して型開きされる。 その際、図2からよりよく理解されるように、前記割型12の回転に先立って 、前記エア吹出部21からエアを放出することにより表皮材30の凹部32が型 側から押し上げられ、凸部20との係着が自動的に開放される。
【0012】 図3にこの考案に用いられる表皮材の例を示す。 符号40は表皮材で、真空成形などによって車両のインストルメントパネル形 状に形成されている。 この表皮材40の端部41はフランジ状に形成されていて、配される成形型の 凸部と対応する所定位置に凹部42が設けられる。
【0013】
【考案の効果】 以上図示し説明したように、この考案の発泡成形型の表皮材固定構造によれば 、脱型工程における成形型凸部(ダボ)からの表皮材の取り外し作業が不要とな り、作業の省力化および自動化が可能となる。 また、脱型工程を大幅に簡略化することができ、生産サイクルを向上させるこ とができる。
【図1】この考案による表皮材固定構造の一例を示す発
泡成形型の要部拡大断面図である。
泡成形型の要部拡大断面図である。
【図2】成形後の表皮材の取り外し状態を示す発泡成形
型の要部拡大断面図である。
型の要部拡大断面図である。
【図3】この考案に用いられる表皮材の一例を示す斜視
図である。
図である。
【図4】従来の表皮材固定構造の一例を示す発泡成形型
の要部拡大断面図である。
の要部拡大断面図である。
【図5】脱型工程を示す発泡成形型の要部拡大断面図で
ある。
ある。
10 発泡成形型 11 成形型本体 12 割型 20 凸部 21 エア吹出部 30 表皮材 31 端部 32 凹部
Claims (2)
- 【請求項1】 発泡成形型に設けた凸部に表皮材端部の
凹部を係着して表皮材を固定するようにしたものにおい
て、前記凸部にエア吹出部を設けて表皮材の取り外し時
には該エア吹出部から放出されるエアによって前記表皮
材凹部との係着が解かれるようにしたことを特徴とする
発泡成形型の表皮材固定構造。 - 【請求項2】 請求項1において、表皮材係着用の凸部
が開閉する割型部分に設けられた発泡成形型の表皮材固
定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2349992U JPH0576713U (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 発泡成形型の表皮材固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2349992U JPH0576713U (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 発泡成形型の表皮材固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0576713U true JPH0576713U (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=12112179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2349992U Pending JPH0576713U (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 発泡成形型の表皮材固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0576713U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014166708A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Toyota Boshoku Corp | 成形装置 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP2349992U patent/JPH0576713U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014166708A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Toyota Boshoku Corp | 成形装置 |
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