JPH0576599A - 医療用チユーブ - Google Patents

医療用チユーブ

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JPH0576599A
JPH0576599A JP3236238A JP23623891A JPH0576599A JP H0576599 A JPH0576599 A JP H0576599A JP 3236238 A JP3236238 A JP 3236238A JP 23623891 A JP23623891 A JP 23623891A JP H0576599 A JPH0576599 A JP H0576599A
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JP
Japan
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mechanochemical
substance
driving member
electrode
electrodes
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JP3236238A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Ueda
康弘 植田
Sakae Takehata
榮 竹端
Kazuhiko Ozeki
和彦 大関
Isami Hirao
勇実 平尾
Katsuya Suzuki
克哉 鈴木
Kenji Yoshino
謙二 吉野
Noriyasu Aoki
義安 青木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】比較的簡単な構成でありながら、極力応答速度
を高めることができるメカノケミカル物質を利用した医
療用チューブを提供することにある。 【構成】カテーテル1の長手軸方向に沿ってメカノケミ
カル物質7からなる駆動用部材を設け、この駆動用部材
に前記カテーテル1の長手軸方向に略直交する方向に複
数の電極部を有した電極5,6を備え、前記各電極部か
ら駆動用部材に通電する駆動用通電制御回路9を有し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メカノケミカル物質を
用いて変形する駆動手段を構成した医療用チューブに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡の挿入部やカテーテル等の
医療用チューブにおいて、メカノケミカル物質を用いて
その挿入部を湾曲させる方式のものが知られている(特
開平1−320068号公報)。これは挿入部の軸方向
に沿って長いメカノケミカル物質からなる部材を配設
し、このメカノケミカル物質からなる長尺な部材にメカ
ノケミカル反応を起こさせて収縮または伸長させること
により、医療用チューブの挿入部の部分を湾曲する操作
を行うものである。
【0003】このメカノケミカル物質のメカノケミカル
反応を電気的に制御する手段として、その長尺なメカノ
ケミカル物質からなる部材の両端に電極を設けて電圧を
印加する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種、医
療用チューブの駆動手段は、メカノケミカル物質からな
る部材の両端に付設した電極間に電圧を印加してメカノ
ケミカル的な反応を起こさせて、その部材全体について
の収縮または伸長を行わせるが、そのメカノケミカル的
な反応は一般に小さい。特に、前記部材の両端にある電
極から離れた部分のメカノケミカル物質についての反応
はかなり遅いため、電圧印加に伴うメカノケミカル物質
の単位体積当たりの反応速度が小さい。したがって、迅
速な応答動作が期待しにくいものとされてきた。
【0005】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところはメカノケミカル物質のメカ
ノケミカル反応を利用した医療用チューブにおいて、比
較的簡単な構成でありながら、応答速度を高めることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】請求項1に記
載の発明は、チューブの長手軸方向に沿ってメカノケミ
カル物質からなる駆動用部材を設け、この駆動用部材に
前記チューブの長手軸方向に略直交する方向に沿う複数
の電極部を備え、前記各電極部から駆動用部材に通電す
る駆動用通電制御手段を有した医療用チューブである。
【0007】メカノケミカル物質からなる駆動用部材に
前記チューブの長手軸方向に略直交する方向に沿う複数
の電極部を備え、その各電極部から通電するから、単位
体積当たりの印加通電量が増し、メカノケミカル反応の
速度が高まる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、前記複数
の電極部はそれぞれコイル状に形成し、これを前記メカ
ノケミカル物質からなる駆動用部材に巻回した医療用チ
ューブである。これによれば、複数の電極部を設ける構
成が簡単になる。
【0009】
【実施例】図1ないし図2は本発明の医療用チューブを
カテーテル1に適用した第1の実施例を示すものであ
る。図1の(a)において示すように、このカテーテル
1はチャンネル2を形成する柔軟な内筒3とこれを覆う
外皮4とからなる。
【0010】このカテーテル1における内筒3の外周に
は、2つの櫛形電極5,6とその櫛形電極5,6の噛み
合せ間隙に配置した駆動用部材としてのメカノケミカル
物質7とからなるメカノケミカルアクチュエータ8が配
設されている。メカノケミカルアクチュエータ8は図2
で示すように外皮4で密に覆われている。そして、この
メカノケミカルアクチュエータ8はカテーテル1の湾曲
操作が特に必要な範囲で、例えば片側、両側または上下
左右の各側部分にわたり配置されている。
【0011】図1の(b)で示すように、2つの櫛形電
極5,6は電極部を形成する櫛歯5a…と櫛歯6a…が
間隔をあけて互いに噛み合う。そして、この間隙にはメ
カノケミカル物質7が配設され、この櫛形電極5,6と
メカノケミカル物質7とは図1の(c)で示すように1
枚の平板状に形成されている。
【0012】さらに、各電極部を形成する櫛歯5a…と
櫛歯6a…は、前記カテーテル1の長手軸方向に直交す
る方向に沿って配設されており、メカノケミカル物質7
としては2つの櫛形電極5,6の櫛歯5a…,6a…の
間をいわゆるジクザク状に蛇行する。櫛形電極5,6と
メカノケミカル物質7とは互いに密着して電気的に導通
する状態になっている。
【0013】前記メカノケミカル物質7としては、例え
ば、橋かけしたポリ2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸(PAMPS)、ポリメタクリル酸
(PMAA)、前記両者の混合物、ポリアクリル酸、ポ
リスチレンスルホン酸ナトリウム、ポリ−4−ビニルピ
リジン(P4VP)及びその四級化物、寒天、アルギン
酸、コラーゲン、ゼラチンなどの電荷を持った高分子電
解質ゲルから形成される。
【0014】2つの櫛形電極5,6には電源とスイッチ
などからなる駆動用通電制御手段9がリード線9a,9
bを通じて接続されている。この通電制御手段9はカテ
ーテル1の手元側に設けられている。リード線9a,9
bは例えば内筒3と外皮4の間に配設されている。
【0015】次に、前記医療用カテーテル1の作用につ
いて説明する。まず、このカテーテル1を例えば血管内
に挿入していく。このとき、挿入したカテーテル1の部
分の向きを上側に変更したい場合、手元側の通電制御手
段9を操作し、2つの櫛形電極5,6間に電圧を印加す
ると、櫛形電極5,6間のメカノケミカル物質7に直流
電圧が印加される。
【0016】すると、そのメカノケミカル物質7は水を
放出して収縮する。このメカノケミカル物質7がポリア
ニオンゲル物質の場合においての収縮作用を具体的に説
明すれば、そのゲル中の水素イオンは水和水とともにカ
ソード側へ移動し、その電極部分から電子を受けとり、
水素分子となる(2H+ +2e- →H2 ↑)。
【0017】また、水の分解によって生成したOH
-は、アノードで電子を与えて酸素分子となる(H2
→H+ +OH- 、2OH-→H2 O+(1/2)O2 ↑+2
- )。水分子は電気浸透によってもカソード側へ移行
し、カソード側から水を放出しながら収縮していく。
【0018】このようにメカノケミカル物質7は水を放
出して収縮するから、図1の(d)で示すように、2つ
の櫛形電極5,6の櫛歯5a…,6a…の間の距離がそ
れぞれ縮まる。このため、いわゆるバイメタルの原理
で、カテーテル1の柔軟な内筒3はカテーテル1の長手
軸方向に沿って弓なりに湾曲する。なお、通電を停止す
ると、メカノケミカル物質7は非通電状態になるため、
吸水して膨潤した元の直線状態に戻る。
【0019】なお、他の向きへ湾曲させたい場合にはそ
の方のメカノケミカルアクチュエータ8のメカノケミカ
ル物質7に対して通電すれば、前述したと同じ原理によ
りその向きに湾曲させることができる。
【0020】しかして、電極部を形成する各櫛歯5a…
と櫛歯6a…の間にメカノケミカル物質7を配置した前
記構成のメカノケミカルアクチュエータ8によれば、メ
カノケミカル物質7に対してカテーテル1の長手軸方向
に直交する方向に沿って各電極部が存在して、メカノケ
ミカル物質7の間の距離を縮めるため、単位体積当たり
の印加通電量が増し、メカノケミカル反応の速度が高ま
り、駆動操作の応答性が向上する。
【0021】図3ないし図4は本発明の医療用チューブ
を内視鏡の挿入部11に適用する第2の実施例を示すも
のである。この場合のメカノケミカルアクチュエータ1
2を図3において示すが、これは透明なロッド状のメカ
ノケミカル物質からなる駆動用部材13の外周に、2本
のコイル状の電極14,15を互いに交差することのな
い同じ向きに2条巻きにしてなる。
【0022】また、この各電極14,15の互いに対応
する周部のそれぞれは前記駆動用部材13の長手軸方向
に略直交する方向に配置される複数の電極部を形成して
いる。すなわち、駆動用部材13の長手軸方向に略直交
する方向に配置される各電極14,15の電極部はそれ
ぞれ所定の間隔をおいて交互に配置され、互いに対をな
している。電極14,15の電極部はメカノケミカル物
質に密着して電気的に導通する状態になっている。
【0023】この電極14,15には図示しないが前述
したような駆動用通電制御手段が接続されていて、その
通電制御手段により前記電極14,15間に通電するこ
とができるようになっている。
【0024】このように構成したメカノケミカルアクチ
ュエータ12は内視鏡の挿入部11における湾曲部16
に上下一対配設され、その収納室17に対して少なくと
も前後端部分が固定的に取り付けられている。
【0025】このメカノケミカルアクチュエータ12の
透明なロッド状のメカノケミカル物質からなる駆動用部
材13は内視鏡のライトガイドの一部として使用され
る。つまり、図4で示すように、その透明な駆動用部材
13の先端を挿入部11の先端面に臨ませるとともに、
駆動用部材13の後端を後方のライトガイド18に接続
し、それより照明光を導入するようにする。内視鏡の挿
入部11の先端面には図示しないイメージガイドに通じ
る対物レンズ19が設けられている。
【0026】しかして、前述したように駆動用通電制御
手段を操作して選択したメカノケミカルアクチュエータ
12の電極14,15に直流電圧を印加する。すると、
駆動用部材13の長手軸方向に略直交する方向に配置さ
れる各電極部間のメカノケミカル物質部分に対してそれ
ぞれ通電される。そして、各メカノケミカル物質の各部
分がそれぞれ水を放出して収縮するとともに、その駆動
用部材13の長手軸方向の長さを縮小する。このため、
挿入部11における湾曲部16はその作動したメカノケ
ミカルアクチュエータ12側に長手軸方向に沿って弓な
りに湾曲する。なお、通電を停止すると、メカノケミカ
ルアクチュエータ12のメカノケミカル物質は非通電状
態になるため、吸水して膨潤した元の直線状態に戻る。
【0027】なお、他の向きへ湾曲させたい場合にはそ
の方のメカノケミカルアクチュエータのメカノケミカル
物質に対して通電すれば、前述したと同じ原理によりそ
の向きに湾曲させることができる。
【0028】この実施例の構成にあっても、メカノケミ
カル物質に対して挿入部11の長手軸方向に直交する方
向に沿って各電極部が存在して、その間でメカノケミカ
ル物質を複数の部分に分割する。そして、メカノケミカ
ル物質の各部分の間の距離を縮めるため、メカノケミカ
ル物質の単位体積当たりの印加通電量が増し、メカノケ
ミカル反応の速度が高まり、駆動操作の応答性が向上す
る。図5ないし図7は本発明の医療用チューブを血管用
内視鏡21の挿入部22に適用する第3の実施例を示す
ものである。
【0029】図7はこの実施例に係る血管用内視鏡21
とその周辺システムを示している。内視鏡21の挿入部
22は、その先端部分を湾曲部23としてなり、この湾
曲部23は後述する駆動手段としてのメカノケミカル式
アクチュエータによって湾曲駆動させられるようになっ
ている。
【0030】挿入部22の基端には手元部24が設けら
れており、この手元部24に設けた接眼部25にはTV
カメラヘッド26が装着されている。TVカメラヘッド
26は、信号ケーブル27を介してカメラコントロール
ユニット28からテレビモニタ29に接続されている。
【0031】前記手元部24からは、ユニバーサルコー
ド31が導出しており、このユニバーサルコード31は
その先端に設けたコネクタ32によって照明用光源装置
33に接続される。また、コネクタ32からはケーブル
34が導出しており、このケーブル34を通じて電源ユ
ニット35と湾曲操作装置36が接続されている。この
湾曲操作装置36には操作バー37が設けられ、この操
作バー37を操作することにより、前記挿入部22にお
ける湾曲部23の湾曲する向きを選択する制御を行うよ
うになっている。
【0032】図5で示すように、前記挿入部22におけ
る湾曲部23の内部にはその挿入部22の長手方向に沿
って長い上下一対の収納室38,39が配設されてい
る。そして、この各収納室38,39内には、それぞれ
湾曲駆動手段としてのメカノケミカルアクチュエータ4
1,42が組み込まれている。すなわち、この各収納室
38,39の内部にはその収納室38,39の長手方向
に沿って長いロッド状のメカノケミカル高分子ゲルから
なる湾曲駆動用部材43,44が固定的に収納されてい
る。
【0033】湾曲駆動用部材43,44の外周には前記
第2の実施例の場合と同じように2本の導電性コイルか
らなる電極45,46を2条巻きにしてなり、その各電
極45,46は前記駆動用部材43,44の長手軸方向
に略直交する方向に配置される複数の電極部を形成して
いる。つまり、駆動用部材43,44の長手軸方向に略
直交する方向に配置される各電極45,46の各電極部
は所定の間隔をおいて交互に配置される結果、いわゆる
多重コイル状電極を構成している。なお、各電極45,
46の電極部はメカノケミカル物質からなる湾曲駆動用
部材43,44の外周に密着して電気的に導通する状態
で付設されている。
【0034】各電極45,46には後述するような駆動
用通電制御手段が接続されている。この通電制御手段は
一方の電極45にリード線47を接続し、他方の電極4
6にリード線48を接続してなり、そのカソード側の各
リード線47がスイッチ49の選択側常開接点a,bに
接続される。また、アノード側の各電極46に通じる共
通接点cには他の各リード線48が共通に接続されてい
る。
【0035】そして、湾曲操作装置36によってスイッ
チ49を操作し、閉じる接点a,bを選択することによ
り直流電源50の印加するメカノケミカルアクチュエー
タ41,42を選択するようになっている。なお、この
切換え操作を行う湾曲操作装置36は内視鏡21の手元
部24付近に設けてもよい。
【0036】前記各収納室38,39のカソード側端部
にはその収納室38,39に連通したポケット38a,
39aが設けられている。このポケット38a,39a
内での各リード線47の部分は蛇行して挿入部22の長
手軸方向に沿って容易に伸縮できるように構成されてい
る。
【0037】しかして、湾曲操作装置36により通電す
るメカノケミカルアクチュエータ41,42を選択して
その電極45,46に通電をすれば、前述したような作
用でその湾曲駆動用部材43,44が収縮し、この向き
に湾曲部23を湾曲する。なお、放出した水は収納室3
8,39のポケット38a,39a内に流れ込む。
【0038】ロッド状のメカノケミカル高分子ゲルから
なる湾曲駆動用部材43,44の外周に多重コイル状に
電極45,46を巻装したから、その隣り合った各電極
部間のメカノケミカル高分子ゲルの部分に個々に同時に
通電がなされ、その各部分から水が放出される。このよ
うに湾曲駆動用部材43,44の全体から水を同時に放
出させることができるため、応答性がよくなる。
【0039】図8ないし図9は本発明の第4の実施例を
示し、前記第3の実施例におけるメカノケミカルアクチ
ュエータ41,42の構成を変形したものである。すな
わち、メカノケミカルアクチュエータ41,42はそれ
を収納する収納室38,39の長手方向に沿って長いロ
ッド状のメカノケミカル高分子ゲルからなる湾曲駆動用
部材43,44を有し、これの外周には1本の導電性コ
イルからなる電極51を巻回するとともに、その湾曲駆
動用部材43,44の内部には長手方向に沿って導電性
コイルからなる電極52を設けてなるものである。その
他の構成は前述した第3の実施例のものと同じである。
【0040】この構成の場合も、メカノケミカル物質か
らなる湾曲駆動用部材43,44にはその長手軸方向に
略直交する方向に複数の電極部が形成され、特に内外に
コイル状の電極51,52を配置してなるため、その隣
り合った各電極部間のメカノケミカル高分子ゲルの部分
に個々に同時に通電がなされ、その各部分から水が放出
される。このように湾曲駆動用部材43,44の全体か
ら水を同時に放出させることができる。このため、応答
性がよくなる。
【0041】なお、この場合において、長いロッド状の
メカノケミカル高分子ゲルからなる湾曲駆動用部材4
3,44の外周に設ける電極53をメッシュ状の導電性
コイルから形成した図10で示すようなメカノケミカル
アクチュエータ41,42であってもよい。
【0042】本発明は前述した各実施例のものに限定さ
れるものではない。例えば前記通電用電極の形状につい
ても種々にものが考えられるものである。また、メカノ
ケミカル物質についても、通電の有無、印加極性等によ
ってその収縮または膨脹する特性が逆になる種々のもの
があるが、これらを選択して利用できるものである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、チ
ューブの長手軸方向に沿ってメカノケミカル物質からな
る駆動用部材を設け、この駆動用部材に前記チューブの
長手軸方向に略直交する方向に複数の電極部を備え、こ
の各電極部から前記駆動用部材に通電するようにしたか
ら、各電極部間で複数に分割されるメカノケミカル物質
の各部分それぞれで個別的にメカノケミカル反応が行な
われる。このため、メカノケミカル物質の単位体積当た
りの印加通電量が増し、メカノケミカル反応の速度が高
まり、その医療用チューブの動作の応答速度を高めるこ
とができる。また、前記複数の電極部をコイル状の電極
で構成すれば、複数の電極部を設ける構成が簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例に係る医療用カ
テーテルを一部切り欠いて示す斜視図、(b)はそのメ
カノケミカルアクチュエータの部分の平面図、(c)及
び(d)はそのメカノケミカルアクチュエータの部分の
断面図。
【図2】同じく本発明の第1の実施例における要部の縦
断面図。
【図3】本発明の第2の実施例に係る内視鏡に使用する
メカノケミカルアクチュエータの斜視図。
【図4】本発明の第2の実施例に係る内視鏡の挿入部の
斜視図。
【図5】本発明の第3の実施例としての内視鏡に使用す
る1組のメカノケミカルアクチュエータの構成の説明
図。
【図6】本発明の第3の実施例としての内視鏡に使用す
るメカノケミカルアクチュエータの斜視図。
【図7】本発明の第3の実施例としての内視鏡とその周
辺のシステムの概略的な構成を示す説明図。
【図8】本発明の第4の実施例におけるメカノケミカル
アクチュエータの斜視図。
【図9】本発明の第4の実施例におけるメカノケミカル
アクチュエータを使用した湾曲部の概略的な説明図。
【図10】本発明の第4の実施例におけるメカノケミカ
ルアクチュエータの変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…カテーテル、3…内筒、4…外皮、5,6…櫛形電
極、7…メカノケミカル物質、8…メカノケミカルアク
チュエータ、9…通電制御手段、9a,9b…リード
線、11…挿入部、12…メカノケミカルアクチュエー
タ、13…駆動用部材、14,15…電極、16…湾曲
部、21…血管用内視鏡、22…挿入部、23…湾曲
部、41,42…メカノケミカルアクチュエータ、4
3,44…湾曲駆動用部材、45,46…電極、47…
リード線、48…リード線、49…スイッチ、51,5
2…電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平尾 勇実 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 克哉 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉野 謙二 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 青木 義安 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブの長手軸方向に沿ってメカノケ
    ミカル物質からなる駆動用部材を設け、この駆動用部材
    に前記チューブの長手軸方向に略直交する方向に沿う複
    数の電極部を備え、前記各電極部から駆動用部材に通電
    する駆動用通電制御手段を有したことを特徴とする医療
    用チューブ。
  2. 【請求項2】 前記複数の電極部はそれぞれコイル状に
    形成され、前記メカノケミカル物質からなる駆動用部材
    に巻回されていることを特徴とする請求項1に記載の医
    療用チューブ。
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