JPH0576549U - 建築用耐火被覆材の吹付装置 - Google Patents

建築用耐火被覆材の吹付装置

Info

Publication number
JPH0576549U
JPH0576549U JP1876092U JP1876092U JPH0576549U JP H0576549 U JPH0576549 U JP H0576549U JP 1876092 U JP1876092 U JP 1876092U JP 1876092 U JP1876092 U JP 1876092U JP H0576549 U JPH0576549 U JP H0576549U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
nozzle
spraying
movable
fireproof coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1876092U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2566969Y2 (ja
Inventor
英夫 和田
一人 村松
雪久 稲川
健 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Corp filed Critical Maeda Corp
Priority to JP1992018760U priority Critical patent/JP2566969Y2/ja
Publication of JPH0576549U publication Critical patent/JPH0576549U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2566969Y2 publication Critical patent/JP2566969Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築物の鉄骨構造に耐火被覆材を吹付ける作
業は重労働であったが、労働を軽減できる装置を提供す
る。 【構成】 走行自在な台車1に対し支持体11が昇降可能
に設けられ、支持体11に設けられる第1のレール15に対
し第2のレール19が直交した状態で移動可能であり、こ
の第2のレール19の上をノズル装置25が移動する。ノズ
ル装置25はノズル33の方向が自在に変化する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄骨構造の建築物に、耐火被覆材を吹き付けるための吹付装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ビル、マンション、学校、病院、駐車場、または倉庫など、種々の目的 に使用される鉄骨構造の建築物が増加する傾向にある。このような建築物の建築 現場では、これらを構成している鉄骨に対し、耐火被覆材を吹付る作業が実施さ れている。
【0003】 このような場合、従来の耐火被覆材の吹付作業では、作業員が、耐火被覆材が 噴射されるノズルの先端を持ち、建築物の周囲等に設置した作業用の足場上で吹 き付け作業していた。そして、この吹付作業を実施する作業員以外の他の作業員 が、前記足場の移動や、耐火被覆材を供給するためのホースの引回しを行なって いた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の耐火被覆材の吹付作業は、足場の上の高所作業であるが、こ の足場は移動できる小型のものであって作業床が狭いものが一般的であった。
【0005】 また、吹付を行う作業員は吹き付けた被覆材がリバウンドすることや、粉塵の 発生から身を守るために、防御服やマスクを着用しなければならない。このため かかる作業は重労働となる。したがって、どうしても一日に実施可能な作業時間 が制限されてしまう問題があるため、吹付作業の省力化が強く望まれていた。
【0006】 他方、型鋼や不均一な部分に対する耐火被覆材の吹付作業は、現場により吹付 面積が大きく異なるので、ロボット等による自動化には限界がある。 本考案は、かかる事情に鑑みてされたものであって、定量的かつ自動的に吹付 作業を実施できる建築用耐火被覆材の吹付装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、本考案は次のような構成としている。すなわち 、走行自在な台車と、台車に対し昇降可能に設けられる支持体と、支持体に設け られる第1のレールと、第1のレールの上を移動可能であり水平面内で第1のレ ールに直交している第2のレールと、第2のレール上を移動可能であってノズル 方向を変化できる機能を有するノズル装置と、前記走行、昇降、移動、ノズル方 向変化を遠隔コントロールできるコントロール装置と、を備えたものである。
【0008】
【作用】
前記の構成では、前記台車が走行して支持体が昇降し、第1のレール上を第2 のレールが移動し、第2のレール上を、ノズル装置が移動する。このようにして 、伸縮、旋回、回転が可能であるから、これらの作動によりノズル装置を所望の 位置まで移動させることができる。その後、ノズル方向を変えながら、定量的か つ自動的に耐火被覆材の吹付を行う。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図3において説明する。 両端に、軸受けに軸支された車輪5を備え、中央が凹部となっている台車1が 、この装置の下部に設置されている。この台車1は、駆動用モータ3によって車 輪5が駆動されることにより走行自在である。またこの台車1は、図示しないブ レーキ装置により一定位置に固定することができる。
【0010】 また、車輪5は、台車1の両端に載置した操舵用モータ7、7の作動により軸 受けが回転して走行方向が変えられる。この台車1上には、操舵用モータ7、7 に隣接して上下方向に伸縮する昇降装置9が設けられている。この昇降装置9に より、台車1の走行方向と同一方向に延在する支持体11であるブームが昇降可 能に設けられている。昇降装置9としては、例えば上端の2ヶ所で支持体11を 支持し、昇降用モータ13によって回転するボールねじ装置、あるいは油圧シリ ンダなどが使用できる。
【0011】 前記支持体11上には、長手方向に沿って第1レール15が設けられている。 この第1レール15のコ字状断面の内部には、第1ローラ17が移動可能に設け られている。
【0012】 他方、第1レール15上には、これと交差するように第2レール19が設けら れ、この第2レール19は、その底部に突設したベース部21が、前記第1ロー ラ17により支持されている。この第2レール19もコ字状断面を有し、内部に 第2ローラ23が移動可能に収納されている。この第2レール19上にはノズル 装置25が載置されている。このノズル装置25は、第2ローラ23によりベー ス部27が支えられている。
【0013】 前記第1ローラ17は、第1の移動用モータ28によって駆動され、第2ロー ラ23は、第2の移動用モータ30によって、それぞれ駆動される。したがって 、第2レール19は、第1レール15上を走行して台車1の走行方向と平行な方 向に移動可能であり、ノズル装置25は、第2レール19上を走行して上記と直 交する方向に移動可能である。
【0014】 尚、第1レール15を有する支持体11は、一方の昇降装置9を中心にして所 定角度θの範囲で旋回可能となっている(図3)。 ノズル装置25は鉛直方向に延びるアーム29を備え、このアーム29の上端 にフレーム31を介して、ノズル33が取付けられている。このアーム29は上 下方向(Y方向)に伸縮可能である。さらに前記フレーム31は、Y軸周りの回 転、Z軸(紙面に直角な軸)周りの回動が可能となっている。
【0015】 前記ノズル33は、前記フレーム31に対し、左右方向の首振り(Y軸周りの 回動)、及び上下方向の首振り(Z軸周りの回動)が可能となっている。 また、これは図示しない吹付機構を有しており、図示しない供給ホースにより 供給される耐火被覆材を、所定の気体の圧力により吹付ることができるようにな っている。
【0016】 尚、ノズル装置25は、フレーム31及びノズル33の前記作動と、第2レー ル19上の走行により、合計5つの自由度を有していることになる。 本実施例のコントロール装置は、台車1の凹部に設置した制御盤35内に設け られる制御装置と、この制御装置に対し、有線或いは無線によって指令を出すた め作業員が手にして操縦する操縦装置とからなる。
【0017】 前記制御装置は、台車1の駆動用モータ3、操舵用モータ7、昇降装置9の昇 降用モータ13、レール15、19の移動用モータ28、30、及びノズル装置 25をコントロールする。
【0018】 また操縦装置は、ノズル装置25のフレーム31、及びノズル33と同じ動き をするレバーを有し、このレバーを作業者が作動させることで、その作動と同様 の動きをノズル装置25が行うよう操縦できる。
【0019】 尚、制御装置には、単純な繰返し動作からなる吹付動作を予めプログラミング しておき、自動的に吹付を行うことが可能である。 以下、本実施例の動作について説明する。
【0020】 まず、作業員は図示しない操縦装置により、駆動用モータ3を作動させて台車 1を所定の場所まで走行させて固定する。その後、昇降装置9の作動により支持 体11を昇降させて、また2つの移動用モータ28、30の作動によって、第2 のレール19及びノズル装置25を移動させる。これにより、ノズル装置25が 所定の位置に到達する。そして、操縦装置に設けられたレバーを、実際にノズル 自体を操作するようにして動かす。
【0021】 このようにして、前述したように、5つの自由度の範囲で可変なノズル装置2 5により、ノズルの方向及び姿勢を変化させることが可能である。このような変 化を適宜行いながら、ノズル33から耐火被覆材の吹付を行う。
【0022】 以上のように、台車1の走行、昇降装置9による支持体11の昇降、第1の移 動用モータ28による第2のレール15の移動、第2の移動用モータ30による ノズル装置25の移動により、ノズル装置25を所定位置に到達させることが可 能である。
【0023】 また操縦装置のレバーの動きに従ってノズル33を、前記した5つの自由度で 自在に動かしながら吹付を行うことができるので、複雑な形状を有する鉄骨構造 の部分でも容易に耐火被覆材の吹付を行うことができる。
【0024】 また、吹付が複雑な部分に対するものではなく、単純な繰返し動作である場合 には、操縦装置に自動制御の指令をインプットする。そして制御装置に予め組込 まれたプログラムを働かせて、ノズル装置25をレール19に沿って水平面内で 移動させ、さらに、ノズル装置25のフレーム31を伸縮させながら吹付を自動 的に行うことができる。
【0025】 プログラミングによる単純な繰返し動作による吹付作業が終了すると、台車1 を移動させ、再び同様に繰返し動作による自動吹付を行う。 このように、本実施例によれば、作業員は足場上に乗る必要がなく、吹付場所 から少し離れた場所で、操縦装置により遠隔コントロールできる。したがって足 場は不要となり、防御服やマスクを着用する必要もない。同時に足場の移動など によって吹付作業を中断する必要もなくなり、作業員の人数も減らすことができ 、労働も軽減される。
【0026】 また、吹付作業を完全に自動化する場合に比べ、本実施例では、作業員がノズ ルによる吹付動作を目視により確認しながら操縦を行う。したがって、吹付の対 象となる鉄骨構造の形状がそれぞれ異なる場合であっても、動作を制御するため のプログラミングを変更する等の手間を要せずに、同一の装置が使用できる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の建築用耐火被覆材吹付装置によれば、作業員は 遠隔コントロールで、吹付装置を遠くからコントロールすることができる。した がって足場上で作業する必要がなく、防御服やマスクを着用しないので労働が軽 減される。
【0028】 また省力化によって実質的な作業時間が延長でき、定量的かつ自動的に吹付作 業を実施できるから作業効率が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す全体側面図 であ
る。
【図2】 図1の背面図である。
【図3】 図2の要部の平面図である。
【符号の説明】 1・・台車 2・・駆動用モータ 5・・車輪 7・・操舵用モータ 9・・昇降装置 11・・支持体(ブーム) 15・・第1レール 17・・第1ローラ 19・・第2レール 21・・ベース 23・・第2ローラ 28・・第1移動用モータ 30・・第2移動用モータ 25・・ノズル装置 31・・フレーム 33・・ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 稲川 雪久 岐阜県本巣郡真正町十四条144番地岐阜工 業株式会社内 (72)考案者 福井 健 岐阜県本巣郡真正町十四条144番地岐阜工 業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行自在な台車と、台車に対し昇降可能
    に設けられる支持体と、支持体に設けられる第1のレー
    ルと、第1のレールの上を移動可能であり水平面内で第
    1のレールに直交している第2のレールと、第2のレー
    ル上を移動可能であってノズル方向を変化できる機能を
    有するノズル装置と、前記走行、昇降、移動、ノズル方
    向変化を遠隔コントロールできるコントロール装置と、
    を備えたことを特徴とする建築用耐火被覆材の吹付装
    置。
JP1992018760U 1992-03-31 1992-03-31 建築用耐火被覆材の吹付装置 Expired - Lifetime JP2566969Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992018760U JP2566969Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 建築用耐火被覆材の吹付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992018760U JP2566969Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 建築用耐火被覆材の吹付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0576549U true JPH0576549U (ja) 1993-10-19
JP2566969Y2 JP2566969Y2 (ja) 1998-03-30

Family

ID=11980602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992018760U Expired - Lifetime JP2566969Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 建築用耐火被覆材の吹付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2566969Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116000899A (zh) * 2022-12-09 2023-04-25 华东至正工业自动化(常熟)有限公司 自动化喷涂机器人

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04258468A (ja) * 1991-02-13 1992-09-14 Nichias Corp ロボット式吹付け装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04258468A (ja) * 1991-02-13 1992-09-14 Nichias Corp ロボット式吹付け装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116000899A (zh) * 2022-12-09 2023-04-25 华东至正工业自动化(常熟)有限公司 自动化喷涂机器人

Also Published As

Publication number Publication date
JP2566969Y2 (ja) 1998-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5358568A (en) Spraying apparatus
JP2019093542A (ja) 建物の壁表面に吹き付けるためのシステム及びその方法
JPH0230476A (ja) 壁面作業用ロボット
KR100751702B1 (ko) 시저스 타입의 승ㆍ하강 리프트 기능을 가진 이동식 선체외판 자동 도장 시스템
JPH04258468A (ja) ロボット式吹付け装置
JPH0576549U (ja) 建築用耐火被覆材の吹付装置
JPH0839242A (ja) 溶接方法とその装置
JPH0463160A (ja) 天井、梁塗装ロボット
JPH1018575A (ja) 耐火物吹き付け用作業台車の配管取付構造
Kangari et al. Prototype robotics in construction industry
JP2879589B2 (ja) 耐火被覆吹付装置
JP7142041B2 (ja) ヒューム吸引移動式溶接装置
CN212824789U (zh) 一种基于机器人的龙门式喷砂设备
JP2506551Y2 (ja) ア―ク溶接ロボット
JP3630468B2 (ja) ケーブルクレーン
JP6935631B2 (ja) トンネル工事用の作業装置
JPH06226163A (ja) 吹き付けロボット
JP3314884B2 (ja) 耐火物吹き付けロボット
CN209190535U (zh) 用于大型钢结构异形件的自动除锈喷涂框架式装置
CN114955948B (zh) 用于喷淋室的操作平台和喷淋室
JP7158555B1 (ja) 橋梁の床版取替工法に適用される鋼桁ケレン装置およびその装置を用いたケレン方法
JPS61122310A (ja) 橋梁自動塗装懸架装置
JP2019198853A (ja) 塗装作業補助装置
JPS61122315A (ja) 橋梁自動塗装懸架装置
JPH03279199A (ja) 自走式マニピュレータ装置