JPH0576389B2 - - Google Patents

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JPH0576389B2
JPH0576389B2 JP61038330A JP3833086A JPH0576389B2 JP H0576389 B2 JPH0576389 B2 JP H0576389B2 JP 61038330 A JP61038330 A JP 61038330A JP 3833086 A JP3833086 A JP 3833086A JP H0576389 B2 JPH0576389 B2 JP H0576389B2
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JP
Japan
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rim
outer peripheral
base
concave gap
peripheral end
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JP61038330A
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English (en)
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JPS62197231A (ja
Inventor
Takeshi Matsuoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP3833086A priority Critical patent/JPS62197231A/ja
Publication of JPS62197231A publication Critical patent/JPS62197231A/ja
Publication of JPH0576389B2 publication Critical patent/JPH0576389B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21HMAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H1/00Making articles shaped as bodies of revolution
    • B21H1/02Making articles shaped as bodies of revolution discs; disc wheels
    • B21H1/04Making articles shaped as bodies of revolution discs; disc wheels with rim, e.g. railways wheels or pulleys

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pulleys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は主に自動車の動力伝達手段として使用
される多段プーリーおよびその製造方法に関し、
さらに詳しくは、材料の必要肉厚を減少できる
上、強度がすぐれ、しかも軽量な多段プーリーお
よびその製造方法に関するものである。
(発明の技術的背景とその問題点) 自動車などのエンジン部からそのクランク軸を
介してエアコン用コンプレツサーやパワーステア
リングポンプなどへ回転動力を伝達するために用
いられるプーリーとしては、従来から鋳物製のプ
ーリーが広く使用されている。
しかしながら鋳物製のプーリーは重量がかさむ
ばかりか、重量バランスが劣るために回転むらを
生じやすいという欠点があつた。
そこで最近では、上述の鋳物製プーリーの欠点
を改良したものとして、円板状の金属素材を塑性
加工したプーリーが使用されつつある。
この種のプーリーとしては、例えば第5図a,
b,cにその製造過程を含めた断面説明図を示し
たものが考えられる。
すなわち第5図に示したものは、円板状素材1
[a図参照]を、たとえばすり割りローラ(図示
せず)などにより塑性変形せしめて、そのウエブ
部2の外周断面に一対のリム部3a,3bを形成
し[b図参照]、次いでこれらのリム部にV溝4
a,4bを転造成形することにより得られた多段
プーリー[c図参照]である。
しかしながらこのような方法によつて得られる
多段プーリーにおいては、第5図b及びcに示す
ように、ウエブ2の外周端部である境界突起部5
より回転中心側に各リム部3a,3bを塑性加工
しているため、各リム部3a,3bの基部6部分
の肉がひけて肉不足が生じ、あたかも基部6がウ
エブ部2の上方へくぼんだ状態となるため、その
部分を片持梁と見做した場合の強度が著しく低下
をする一方、V溝を仕上げる際の肉量が不足し、
そのままではV溝の形状不良を招くため、円板状
素材の肉厚を必要以上に増加せしめなくてはなら
ぬという問題がある。
(発明の目的) 本発明は上記従来の円板状素材を塑性加工して
なる多段プーリーが有する欠点を改良するために
発明されたものである。
したがつて本発明の目的は、重量を増加させる
ことなく、強度の向上を図ることのできる多段プ
ーリーおよびその製造方法を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本願特許請求の範囲第1項に係る発明は、円板
状素材の外周部を左右に分岐することによつて、
ウエブ部の左右にそれぞれ異なるベルトを巻回す
る多段のリム部を形成し、これらのリム部はウエ
ブ部の外周端部より回転中心側に位置するように
塑性加工されており、前記ウエブ部の外周端部は
前記各リム部の境界突起部となつている多段プー
リーにおいて、前記境界突起部の外周面に塑性加
工により形成した凹状空隙を設け、この凹状空隙
により埋没した肉部によつて前記各リム部の基部
に増肉部を設けてなることを特徴としている。
本願特許請求の範囲第2項に係る発明は、多段
プーリーの製造方法であつて、円板状素材の外周
部を左右に分岐することによつて、ウエブ部の左
右にそれぞれ異なるベルトを巻回する多段のリム
部を形成し、かつこれらのリム部をウエブ部の外
周端部より回転中心側に位置するように塑性加工
した後、前記外周端部であつて前記各リム部の境
界部から突出する境界突起部の外周面に塑性加工
により凹状空隙を形成し、この凹状空隙により埋
没した肉部を前記各ウエブの基部に置き換えて同
基部に増肉部を形成することを特徴としている。
(発明の作用) 本願特許請求の範囲第1項に係る発明において
は、凹状空隙によつて余つた肉部で、各リム部の
基部に増肉部を設けているから、重量を増加させ
ることなく、各リム部の基部を補強することがで
きる。しかも、境界突起部の左右に各リム部の基
部が位置しているから、凹状空隙によつて埋没し
た肉部が各リム部の基部に無理なく置き換えら
れ、増肉部を容易に塑性加工することができる。
したがつて、重量を増加させることなく、容易
に強度の向上を図ることができる。
また特許請求の範囲第2項に係る発明において
は、強度のすぐれた多段プーリーを、重量を増加
させることなく、容易に製造することができる。
(実施例の説明) 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
第1図a〜dは本発明の多段プーリーの製造過
程を示す断面説明図である。
図において2はウエブ部、3a,3bはリム
部、4a,4bはV溝、5は境界突起部、6は基
部(増肉部)、7は凹状空隙である。
第1図においてa図に示すように加工した円板
素材1を、まずb図に示すように、そのウエブ部
2の外周端部をすり割り加工により拡開して、多
段すなわち一対のリブ部3a,3bを形成する。
この際、ウエブ部2の外周端部より回転中心側に
各リブ部3a,3bを塑性加工せしめる。
次いでc図に示すように、境界突起部5を上方
からウエブ部の軸方向に押圧することにより、凹
状空隙7を形成する。するとこの凹状空隙7の肉
量はリム部の基部6の肉量に置き換えられ、基部
6のくぼみは、アール状のなだらかな基部6に変
身する。
しかる後、d図に示すように、リム部3a,3
bの外周面に、多条山形形状の成形ローラ(図示
せず)を用いてV溝4a,4bを転造形成するこ
とにより、本発明の多段プーリーが完成する。
なおリム部3a,3bの内周面における抜き勾
配9は、リム部形成時に設けてもよい。
かくして得られた本発明の多段プーリーは第1
図dに示されるように、リム部3a,3bの根本
すなわち基部6をアール状の増肉部にすることが
でき、その強度を向上することができ、しかもリ
ム部の薄肉化も可能であり軽量化設計を効率的に
達成できる。
第2図および第3図は夫々本発明の第2実施例
をなす多段プーリーの断面説明図であり、上記と
同様の本発明の方法によつて得られた段差付多段
プーリーを示す。
第2図においては、リム部3a,3bの中間に
位置する境界突起部5を押圧して凹状空隙7を形
成し、その分の肉量を夫々基部6の肉量に置き換
えてアール状にしている。
第3図においては、リム部3a,3bの中間に
位置する境界突起部5と共に、リム3b側の端部
壁面8をも同時に押圧して、凹状の空隙7を形成
し、その分の肉量を夫々基部6,6およびリム部
3a,3bの内周へ移行させ基部を増肉しアール
付けている。
第4図は本発明の第3実施例をなす多段プーリ
ーの断面説明図であり、上記と同様に本発明の方
法により得られた、ポリ−モノ多段プーリーを示
す。
第4図の多段プーリーは、一方のリム部3aに
ポリV溝4a′を、また他方のリム部3bにモノV
溝4b′を設けたポリ−モノ多段プーリーである点
が上述の第1〜第2実施例と相違しており、他は
上記と同様に、一対のリム部3a,3bの中間に
位置する境界突起部5に凹状空隙7を設け、その
肉量を一方のリム部の基部6の肉量に置き換え
て、その部分を増肉補強した態様を示す。
なお上記各実施例において、リム部に抜き勾配
をつけることは、これを片持梁と見做した時の強
度をさらに増強することになり、とくにV溝数の
多い場合の補強効果の点で望ましい。
また本発明の特徴とする凹状空隙の形成は、V
溝を転造する前、同時または後の任意の時点が選
択できるが、V溝転造前に形成しておくことが、
工程的および強度的に最も望ましい。
(発明の効果) 以上のように、本願特許請求の範囲第1項に係
る発明によれば、凹状空隙によつて余つた肉部
で、各リム部の基部に増肉部を設けているから、
重量を増加させることなく、各リム部の基部を補
強することができる。しかも、境界突起部の左右
に各リム部の基部が位置しているから、凹状空隙
によつて埋没した肉部が各リム部の基部に無理な
く置き換えられ、増肉部を容易に塑性加工するこ
とができる。
したがつて、重量を増加させることなく、容易
に強度の向上を図ることができる。
また特許請求の範囲第2項に係る発明において
は、強度のすぐれた多段プーリーを、重量を増加
させることなく、容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜dは本発明の多段プーリーの実施例
を、その製造過程を含めて示す断面説明図、第2
図〜第4図は本発明の多段プーリーの他の実施例
を示す断面説明図、第5図a〜cは従来の多段プ
ーリーを、その製造過程を含めて示す断面説明図
である。 1……円板状素材、2……ウエブ部、3a,3
b……リム部、4a,4b……V溝、5……境界
突起部、6……リム部の基部(増肉部)、7……
凹状空隙、8……壁面、9……抜き勾配。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 円板状素材の外周部を左右に分岐することに
    よつて、ウエブ部の左右にそれぞれ異なるベルト
    を巻回する多段のリム部を形成し、これらのリム
    部はウエブ部の外周端部より回転中心側に位置す
    るように塑性加工されており、前記ウエブ部の外
    周端部は前記各リム部の境界突起部となつている
    多段プーリーにおいて、 前記境界突起部の外周面に塑性加工により形成
    した凹状空隙を設け、この凹状空隙により埋没し
    た肉部によつて前記各リム部の基部に増肉部を設
    けてなることを特徴とする多段プーリー。 2 円板状素材の外周部を左右に分岐することに
    よつて、ウエブ部の左右にそれぞれ異なるベルト
    を巻回する多段のリム部を形成し、かつこれらの
    リム部をウエブ部の外周端部より回転中心側に位
    置するように塑性加工した後、前記外周端部であ
    つて前記各リム部の境界部から突出する境界突起
    部の外周面に塑性加工により凹状空隙を形成し、
    この凹状空隙により埋没した肉部を前記各ウエブ
    の基部に置き換えて同基部に増肉部を形成するこ
    とを特徴とする多段プーリーの製造方法。
JP3833086A 1986-02-25 1986-02-25 多段プ−リ−および製造方法 Granted JPS62197231A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6082243A (ja) * 1983-10-07 1985-05-10 Ito Tekkosho:Kk 滑車の製造方法
JPS60216942A (ja) * 1984-04-13 1985-10-30 Fuji Kiko Co Ltd 多条v溝ブ−リの製造方法
JPS60216943A (ja) * 1984-04-13 1985-10-30 Fuji Kiko Co Ltd 多条v溝プ−リの製造方法

Patent Citations (3)

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JPS60216943A (ja) * 1984-04-13 1985-10-30 Fuji Kiko Co Ltd 多条v溝プ−リの製造方法

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