JPH0576213A - 芝茎点植方法及びその装置 - Google Patents

芝茎点植方法及びその装置

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JPH0576213A
JPH0576213A JP3311293A JP31129391A JPH0576213A JP H0576213 A JPH0576213 A JP H0576213A JP 3311293 A JP3311293 A JP 3311293A JP 31129391 A JP31129391 A JP 31129391A JP H0576213 A JPH0576213 A JP H0576213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lawn
stalk
turf
claw
roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP3311293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Miyaike
誠文 宮池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Shibafu KK
Original Assignee
Sanyo Shibafu KK
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Publication date
Application filed by Sanyo Shibafu KK filed Critical Sanyo Shibafu KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゾイシア属(日本芝)を分離延伸した芝茎
(ランナー)を効率良くグランド面へ移植してその発育
促進を図ることを目的とする。 【構成】 発明の第1は切芝を分離延伸した筋条のラン
ナーを直接グランド面に対し一定の条件下で点植せんと
するものであり,即ちその特徴は深さ凡そ5cm〜15
cmにグランド面を耕運し,該グランド面に対し分離延
伸した芝茎(長さ凡そ5cm〜15cm)を凡そ5cm
〜20cm間隔に点植すると共に,その上面を網目間隔
を凡そ10mm〜30mmとなした木綿或は合成樹脂製
ネットで覆蔽するほか,その上面を転圧ロールで押圧し
且つ散水して施行する方法であり,発明の第2は該方法
を実施するための好適な装置であって,その特徴とする
ところは芝茎を貯留してなるホッパーの底面部に,該部
と部分的に接触しながら回動する周面の適当間隔に芝茎
摘出爪を備えたロール及び該芝茎摘出ロールの芝茎摘出
爪が摘出する芝茎を受取りながらその回動過程でグラン
ド面に差込むようになすため点植爪を備えた芝茎押込み
デスクとから構成した芝茎点植装置を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ゾイシア属(日本芝)
を分離延伸した芝茎(ランナー)を効率良くグランド面
へ移植してその発育促進を図るための提案に係わる。
【0002】
【従来の技術】本発明者は先に特開平2−104216
号を提案した。このものはゾイシア属(日本芝)の効率
的な移植方法をネットを使用した巻ロール製品を介して
行うものであり,即ち切芝(通常縦30cm,横37c
m)を分離延伸した筋条のランナーを適当網目間隔のネ
ット上へ並べた巻ロール製品を作成し,これをゴルフ場
や庭園などの地上面で延展したり,切断したりして行う
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の切芝を
分離延伸して筋条のランナーを巻きロール製品とするこ
となくして,同様の効率良い芝の育成栽培が行われるよ
うになさしめんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は切芝を分
離延伸した筋条のランナーを直接グランド面に対し一定
の条件下で点植せんとするものであり,即ちその特徴は
深さ凡そ5cm〜15cmにグランド面を耕運し,該グ
ランド面に対し分離延伸した芝茎(長さ凡そ5cm〜1
5cm)を凡そ5cm〜20cm間隔に点植すると共
に,その上面を網目間隔を凡そ10mm〜30mmとな
した木綿或は合成樹脂製ネットで覆蔽するほか,その上
面を転圧ロールで押圧し且つ散水して施行する方法であ
り,発明の第2は該方法を実施するための好適な装置で
あって,その特徴とするところは芝茎を貯留してなるホ
ッパーの底面部に,該部と部分的に接触しながら回動す
る周面の適当間隔に芝茎摘出爪を備えたロール及び該芝
茎摘出ロールの芝茎摘出爪が摘出する芝茎を受取りなが
らその回動過程でグランド面に差込むようになすため点
植爪を備えた芝茎押込みデスクとから構成した芝茎点植
装置である。
【0005】
【作用】筋条に分離延伸した芝茎をその育成に適した一
定条件に点植し,且つ覆土流失を図るべく特定メッシュ
のネットを覆蔽して効率的な繁殖が図られる様になる。
また,その点植装置は人手によらない効率的な機械点植
を短時間に行うものである。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施される状態を示すもの
で,同図Aは深さ凡そ5cm〜15cmに耕運されたグ
ランド面1である。同図Bは該グランド面1に点植した
芝茎2を示すものであり,点植にさいし1つの芝茎2と
その隣り合う芝茎2との寸法間隔は凡そ5cm〜20c
mとなされる。同図Cは上記上面に網目間隔を凡そ10
mm〜30mmとなした木綿或は合成樹脂製ネット3を
覆蔽したものである。本発明で点植された芝茎上面をネ
ットで覆蔽することは,芝茎の浮上がり防止と雨水によ
る流出防止を図らんとするものであり,点植場所がゴル
フ場のフェアーウェイのような場所では一定期間の経過
で腐蝕するべく木綿製のものが使用される。これに対し
傾斜面などでは合成樹脂製のものが使用される。しかし
て,上記ネット覆蔽後はその上面を土木作業用転圧ロー
ルで押圧するのであり,これによりネット3は点植され
た芝茎2を部分的に押圧する状態で土中へ埋入されて前
記芝茎の浮上がり防止と雨水による芝茎の流出防止の作
用効果を高めるようになすのである。尚,上記ネット製
品の所々には肥料剤,保水剤,消毒剤などの入った小袋
を設けることの出来るものである。
【0007】図2は歩行式の作業機4を示す概略図,図
3は要部の部分斜視図,図4は図3の一部切断側面図,
図5は図3の一部切断平面図であって,5は大径車輪6
上に設置される駆動部本体,7はその前方位置にその動
力を受けて機械的な点植作業を行わしめる作動部であ
り,又8は分離延伸された芝茎を貯留しておくホッパー
である。
【0008】図示例ではホッパー8の底面部をその幅方
向へ部分的なコ字状の切欠9を適当間隔に穿設し,且つ
各切欠間は切芝の流れ込みを良くするべく三角状の山形
状8aとなされており,しかも各切欠空間底部にはブラ
シ毛10を水平方向に並設して芝茎を受け止めるように
なっている。又11は上記ホッパーの底面部箇所で部分
的に接触しながら回動する芝茎摘出ロールであって,上
記ブラシ毛10の存在する切欠9の箇所が凹溝12に形
成され,且つ該凹溝12の内周面に対し一定間隔で然も
凹溝12の深さより一定寸法外方へ突出する長さ寸法の
芝茎摘出爪13が取付けてある。ここに芝茎摘出ロール
11の隣接する凹溝12間距離x及び芝茎摘出爪13の
前後間の距離yは凡そ5cm〜15cmの範囲に設計さ
れるのである。尚,図面では芝茎摘出爪13は一本のも
のを示しているが二本の鋏状,十手状その他の適宜なも
のを採用して効率良い芝茎把持が行われるようにするこ
とが出来る。尚,芝茎摘出ロールの横幅全長Lはホッパ
ー8の大きさと共に任意に設定することが出来るが,能
率的に実施できるものとして2m〜5mとなされる。
【0009】14は芝茎押込みデスクであって,上記芝
茎摘出ロール11の各凹溝12に対応する箇所に軸15
と共に回動する円板14aを配設し,且つ各円板14a
の両測に近接させて次述する点植爪のための作動用カム
16を,そして各円板14aの両側周縁部には等間隔に
多数の点植爪17がピン18を使用して揺動自在に取付
けられ,且つその爪先端17aは該点植爪17が上記作
動用カム16と係合状態では一定長さ突出し,その他の
即ち係合が外れた状態では揺動自在となる状態になされ
ている。
【0010】一方,19及び20は上記芝茎摘出ロール
11及び芝茎押込みデスク14を回動させるための各軸
端に取付けた鎖輪,21は両鎖輪間を連続するチェン,
22及び23は上記夫々れの支持ブラケットである。他
方,芝茎押込みデスク14の各作動用カム16は同一の
半円形状をなしており,且つ夫々れはブラケット23の
側へアーム24を介して固定的に取付けられてなる。
尚,25は軸15を駆動させるための鎖輪で駆動部本体
5との間を図示しないチェンで連結されてなる。又,2
6は芝茎摘出ロール11の凹溝12間に跨設した掻取り
ブラシである。
【0011】上記装置の運転に際しては該装置を耕運さ
れたグランド面1内へ運び込み,ホッパー8内に分離延
伸した芝茎2の多数を投入して駆動部を駆動する。これ
により大径車輪6が回動して装置は前進するが,その時
図示しない芝茎押込みデスク14のクラッチを入れるこ
とにより軸15の回動と共に芝茎押込みデスク14が矢
印(イ)方向に回動し,且つ芝茎摘出ロール11がチェ
ン21及び鎖輪20の回動で矢印(ロ)方向に回動され
る。
【0012】しかして,芝茎摘出ロール11が矢印
(ロ)方向へ回動されることは,ホッパー8内の芝茎2
をその周面に突出形成した芝茎摘出爪13に引掛けて外
方へ持出さしめるのであり,一方芝茎押込みデスク14
の矢印(イ)方向の回動は点植爪17が芝茎摘出ロール
11の側へ向かう際に作動用カム16と係合する(点植
爪17の下方部分が作動用カム16上へ乗る)ことによ
り点核爪17の爪先端17aがデスク14外方へ向けて
一定長さ突出するようになされるのであり,これにより
上記芝茎摘出ロール11の芝茎摘出爪13が持出したホ
ッパー8内の芝茎2を該爪先端17aへ引掛けて受取る
ようになすのであり,続いての回動で該爪先端17aの
芝茎2は土中に植え込まれるものとなる。斯くして,植
え込みが終了すると点植爪17と作動用カム16との係
合が外れ,点植爪17はピン18を中心に揺動自在とな
されることから土中から抵抗なく外れて植え込んだ芝茎
2を乱したりすることはない。
【0013】上記は1箇の点植爪17の作動説明である
が,後続する点植爪17も同様作動することから耕運さ
れたグランド面上へ点植爪17のピッチ間隔で芝茎2が
順序良く植え込まれて行くのであり,該ピッチ間隔は凡
そ5cm〜20cmの範囲となされる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の如く実施するものであっ
て,芝茎2が育成に適したピッチ間隔に順序良く自動的
に点植されるものとなるのであり,作業性能が飛躍的に
向上する。上記実施例では歩行式の作業機について説明
したが,乗用式のものに構成してより一層の作業性の向
上を図ることの出来るものである。本発明で芝茎2の点
植後その上面をネット3で覆蔽し,且つ転圧ロールで押
圧することは点植された芝茎の土中に於ける浮上がりを
一定時期防止し,且つ雨水などによる流出防止の上で著
効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】A,B,Cは本発明方法の実施順序を示すもの
である。
【図2】歩行式の作業機を示す概略図である。
【図3】作業機要部の部分斜視図である。
【図4】図3の一部切断側面図である。
【図5】図3の一部切断平面図である。
【符号の説明】
1 グランド面 2 芝茎 3 ネット 4 作業機 7 作動部 8 ホッパー 9 切欠 11 芝茎摘出ロール 12 凹溝 13 芝茎摘出爪 14 芝茎押込みデスク 16 作動用カム 17 点植爪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 深さ凡そ5cm〜15cmに耕運したグ
    ランド面に対し,分離延伸したゾイシア属(日本芝)の
    芝茎(長さ凡そ5cm〜15cm)を凡そ5cm〜20
    cm間隔に点植すると共に、その上面を網目間隔を凡そ
    10mm〜30mmとなした木綿或は合成樹脂製ネット
    で覆蔽するほか,その上面を転圧ロールで押圧し且つ散
    水して施行することを特徴とする芝茎点植方法。
  2. 【請求項2】 芝ランナーを貯留してなるホッパーの底
    面部に,該部と部分的に接触しながら回動する周面の適
    当間隔に芝茎摘出爪を備えた芝茎摘出ロール及び該芝茎
    摘出ロールの芝茎摘出爪が摘出する芝茎を受取りながら
    その回動過程でグランド面に差込むようになすための点
    植爪を備えた芝茎押込みデスクとから構成されることを
    特徴とした芝茎点植方法。
JP3311293A 1991-09-17 1991-09-17 芝茎点植方法及びその装置 Pending JPH0576213A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105746057A (zh) * 2016-03-16 2016-07-13 安庆市德创机电产品设计有限公司 禾苗种植的定位辅助装置

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