JPH0576172A - スイツチング電源装置 - Google Patents

スイツチング電源装置

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JPH0576172A
JPH0576172A JP3235016A JP23501691A JPH0576172A JP H0576172 A JPH0576172 A JP H0576172A JP 3235016 A JP3235016 A JP 3235016A JP 23501691 A JP23501691 A JP 23501691A JP H0576172 A JPH0576172 A JP H0576172A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力直流電圧値が変化しても、過電流制限回
路の感度が変化しない共振制御電源方式によるスイッチ
ング電源装置を提供する。 【構成】 負荷変動による整流出力Bを安定化するため
に、共振用トランスとしての可飽和リアクタトランス1
6の共振周波数を変化する制御回路27が設けられる。
入力直流電圧Vdcの変動による整流出力Bの安定化の
ために、可飽和リアクタトランス16にスイッチング電
圧Vacを供給するスイッチング回路4の周波数を変化
する電圧・周波数変換回路36が設けられる。2次コイ
ル18の出力電流i2が一定値以上の場合には、スイッ
チ3をオン状態からオフ状態に制御して過電流を制限す
る過電流制限回路95が設けられている。入力直流電圧
Vdcが変化しても、2次コイル18の出力電流i2が
変化せず、この出力電流i2を検出して動作する過電流
制限回路95の感度が変化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、テレビジョン
受像機用の電源に適用して好適な共振周波数制御方式を
採用したスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からテレビジョン受像機等のAV
(audio-visual)機器においては、機器の小形軽量化を
達成するための手段として効率の比較的高いスイッチン
グ電源装置が採用されている。
【0003】このようなスイッチング電源装置において
は、このスイッチング電源装置が組み込まれる機器の安
全性等を確保するために過電流制限回路が設けられてい
る。
【0004】図3は、過電流制限回路が設けられた従来
の技術による共振周波数制御方式のスイッチング電源装
置の構成を示している。
【0005】図3において、50〜60Hzで100V
のAC電源1から出力される交流電圧は、整流回路2に
よって直流電圧Vdcにされ、この直流電圧Vdcは、
リレーのスイッチ3を通じてスイッチング用トランス6
およびスイッチング用トランジスタ7,8を有するスイ
ッチング回路4によって交流電圧Vacに変換される。
なお、スイッチング回路4は自励発振回路である。
【0006】スイッチング回路4の出力交流電圧Vac
は直列共振用コンデンサ15を通じて共振用トランスと
しての可飽和リアクタトランス16を構成する1次コイ
ル17に供給される。なお、可飽和リアクタトランス1
6は、1次コイル17の他、2次コイル14,18、制
御コイル19およびコアを有している。
【0007】2次コイル18の出力は、ダイオードブリ
ッジ回路20と平滑コンデンサ21から構成される整流
回路22に供給される。整流回路22の出力である+B
電圧(以下、必要に応じて、整流出力Bまたは電圧Bと
いう)は、出力端子23を通じて図示しない負荷回路に
供給される。
【0008】電圧Bは分圧抵抗を通じてシャントレギュ
レータ61を有する制御回路27に供給される。制御回
路27の出力トランジスタ62のコレクタ出力は、可飽
和リアクタトランス16の制御コイル19の一端に供給
される。制御コイル19の他端には、直流電源63が接
続されている。この直流電源63は、AC電源1に直接
接続される図示しない電源トランス、整流回路および3
端子レギュレータ等を利用して形成される電源である。
【0009】ここで、制御回路27は以下のように動作
する。入力直流電圧Vdcが変化するかまたは出力端子
23に接続された負荷が機器の動作状態等に応じて変動
して、例えば、入力直流電圧Vdcが増加するかあるい
は、負荷が軽くなって、電圧Bが高くなった場合には、
シャントレギュレータ61のゲート電圧が高くなり、カ
ソード電圧が低くなる。したがって、トランジスタ62
のベース電圧が低くなり、制御コイル19に流れる電流
が小さくなる。これによって1次コイル17のインダク
タンス値が大きくなり、1次コイル17に流れる電流が
小さくなり、2次コイル18に流れる電流が小さくな
る。このため整流出力電圧Bが低くなる。このようなフ
ィードバック動作により出力電圧Bは、シャントレギュ
レータ61を構成する基準電圧に対応した一定電圧値に
保持される。
【0010】可飽和リアクタトランス16の過電流検出
用の2次コイル14の一端は接地され、他端はダイオー
ド71とコンデンサ72によって半波整流され、その整
流出力電圧Vcは、抵抗器73と抵抗器74とで分圧さ
れる。
【0011】分圧された整流出力電圧(以下、電圧Vd
という)は、定電圧ダイオード75と発光ダイオード7
6の直列回路に供給される。なお、2次コイル14から
発光ダイオード76に至る回路は過電流検出比較回路7
0を形成する。発光ダイオード76の発光出力78は、
フォトトランジスタ79のベースに供給される。
【0012】フォトトランジスタ79のコレクタ端子
は、トランジスタ80,81を有するリレーラッチ回路
82に供給される。リレーラッチ回路82の出力は、リ
レー駆動回路83を形成する直列に接続された抵抗器8
4〜86のうち、抵抗器84と抵抗器85の接続点に供
給される。抵抗器84の他端は、入力端子88として図
示しないマイクロコンピュータの出力ポートに接続され
る。
【0013】抵抗器85と抵抗器86の接続点は、エミ
ッタ端子が接地されたトランジスタ87のベース端子に
接続される。トランジスタ87のコレクタ端子は、リレ
ー駆動コイル89を通じて直流電源63に接続される。
リレー駆動コイル89によりスイッチ3がオン・オフ制
御される。図3例において、過電流制限回路95は、ス
イッチ3と過電流検出比較回路70とリレーラッチ回路
82とリレー駆動回路83とによって形成される。
【0014】次に図3例の動作について説明する。図3
において、図示しないリモートコマンダにより機器の電
源がオン状態にされた場合には、マイクロコンピュータ
(図示しない)の出力ポートを通じてリレー駆動回路8
3の入力端子88がハイレベルとされてトランジスタ8
7がオン状態になり、リレー駆動コイル89に電流が流
れることで、スイッチ3が導通状態(オン状態)にな
り、AC電源1による直流電圧Vdcがスイッチング回
路4に供給される。
【0015】直流電圧Vdcの供給によりスイッチング
回路4は自励発振動作を開始し、直流電圧Vdcが交流
電圧Vacに変換される。この交流電圧Vacが可飽和
リアクタトランス16を通じて整流回路22に供給さ
れ、制御回路27の動作により整流出力電圧Bが安定化
される。
【0016】このような状態において、出力端子23が
接地に短絡された場合には、可飽和リアクタトランス1
6の2次コイル18に過電流が流れる。この過電流に対
応して1次コイル17に過電流が流れる。1次コイル1
7に過電流が流れた場合には、過電流検出用の2次コイ
ル14の端子電圧が上昇し、整流出力電圧Vc、したが
って、検出電圧Vdが上昇する。この検出電圧Vdが定
電圧ダイオード75と発光ダイオード76による直列の
動作電圧を超えたときに、定電圧ダイオード75と発光
ダイオード76とに電流が流れ、発光ダイオード76が
発光する。
【0017】発光ダイオード76の発光出力78がフォ
トトランジスタ79のベースに供給されるとフォトトラ
ンジスタ79がオン状態になり、トランジスタ80がオ
ン状態になる。これによってトランジスタ80のエミッ
タ端子の電圧は、略0ボルトになり、リレー駆動回路8
3のトランジスタ87がオフ状態になって、リレー駆動
コイル89には電流が流れなくなる。したがって、スイ
ッチ3がオン状態からオフ状態にされてスイッチング回
路4に直流電圧Vdcが供給されなくなるので、過電流
保護動作が遂行される。
【0018】しかしながら、図3に示す共振周波数制御
方式によるスイッチング電源装置において入力AC電源
1の電圧が、例えば、80Vから100Vおよび120
Vというように上昇した場合には、制御回路27の動作
により、可飽和リアクタトランス16の1次コイル17
のインダクタンス値が大きくされるので、その1次コイ
ル17に流れる電流I1のピーク値が、図4Aに示すよ
うに、徐徐に小さくなる。
【0019】そうすると、AC電源1が120Vの場合
には、正常時(2次コイル18に過電流が流れていない
場合)における整流出力電圧Vc(検出電圧Vd)の電
圧が比較的に小さな値になるので、例えば、AC電源1
が80Vの場合に比較してより過大な電流が2次コイル
側に流れたときでないと、いわゆるリミタがかからない
という問題が発生する。言い換えると、過電流制限回路
95の感度が入力AC電源1の電圧によって変化してし
まうという問題がある。図5Aは、図3例に示す過電流
制限回路95の過電流によって動作する動作電力の変化
を入力AC電源1の電圧変化に対応してプロットした線
図である。
【0020】図6は、過電流制限回路が設けられた他の
従来の技術による周波数制御方式のスイッチング電源装
置の構成を示している。なお、図6において、図3に対
応するものには同一の符号をつけてその詳細な説明を省
略する。、
【0021】図6においては、図3に示した可飽和リア
クタトランス16が共振用トランス91にされ、スイッ
チング用トランス6が、一端が接地された制御コイル9
2を有する可飽和リアクタトランス9にされている。ま
た、シャントレギュレータ61を有する制御回路27は
制御回路28にされる。シャントレギュレータ61のカ
ソード端子には、トランジスタ62のベース端子が接続
され、このトランジスタ62によってシャントレギュレ
ータ61のカソード端子電圧の変化が電流変化に変換さ
れる。変換された電流はトランジスタ62のコレクタ端
子から制御電流Ifとして制御コイル92の一端に供給
されるようになっている。制御コイル92の他端は接地
される。
【0022】図6のように構成される周波数制御方式に
おいて、正常時には、制御回路28はつぎのように動作
する。
【0023】入力直流電圧Vdcが変化するかまたは出
力端子23に接続された負荷が機器の動作状態等に応じ
て変動して、例えば、入力直流電圧Vdcが増加するか
あるいは、負荷が軽くなって、電圧Bが高くなった場合
には、シャントレギュレータ61のゲート電圧が高くな
り、カソード電圧が低くなる。したがって、トランジス
タ62のベース電圧が低くなり、制御コイル92に流れ
る制御電流Ifが大きくなる。これによって、可飽和リ
アクタトランス9のトランジスタ7,8に接続されてい
る駆動コイルのインダクタンス値が小さくなって、スイ
ッチング回路4のスイッチング周波数は高くなる。
【0024】この場合、コンデンサ15と共振用トラン
ス91の1次側から見たインダクタンス値とによる直列
共振周波数は、スイッチング回路4の動作スイッチング
周波数範囲よりも低い値に設定されているので、スイッ
チング周波数の増減に反比例的に整流出力Bが変化する
ように制御される。コンデンサ31と共振用トランス3
2の1次側から見たインダクタンスとの直列インピーダ
ンスが周波数に比例して増加するスイッチング周波数領
域で動作させているからである。
【0025】したがって、交流電圧Vacのスイッチン
グ周波数が高くなると、1次コイル17に流れる電流が
小さくなり、2次コイル18に流れる電流も小さくなっ
て、整流出力電圧Bの値が低くなる。このようにして、
電圧Bが安定化される。
【0026】また、入力AC電源1の電圧が低い値から
高い値、例えば、AC80VからAC120Vに変化し
た場合には、電圧Bを安定化するために、スイッチング
周波数が徐徐に高くなる。詳しく説明すると、AC電圧
が上がると直流電圧Vdcが増加するので、スイッチン
グ電圧としての交流電圧Vacのピーク値が増加する。
そうすると、共振用トランス91の2次コイル18に供
給される電流値が大きくなり、電圧Bが上がろうとす
る。電圧Bが上がろうとすると、シャントレギュレータ
61のカソード電圧が下がり、トランジスタ62のコレ
クタ端子から流れでる電流、すなわち、制御電流Ifが
増加して、スイッチング回路4のスイッチング周波数が
高くなる。
【0027】このような動作により、入力AC電源1の
電圧がAC80VからAC120Vの方向に変化した場
合には、共振用トランス91の1次コイル17に流れる
電流i1のピーク値は徐徐に増加し、かつ、電圧Bを安
定化するために、スイッチング周波数が高くなる。入力
AC電源1の電圧変化AC80V〜AC120Vに対す
る共振用トランス91の1次コイル17に流れる電流i
1の周波数とピーク値との変化の状態を図4Bに示す。
【0028】図4Bから分かるように、図6に示す周波
数制御方式によるスイッチング電源装置においては、A
C電源1が80Vの場合には、正常時(2次コイル18
に過電流が流れていない場合)における検出電圧Vdの
電圧が比較的に小さな値になるので、例えば、AC電源
1が120Vの場合に比較してより過大な電流が2次コ
イル18側に流れたときでないと、いわゆるリミタがか
からないという問題が発生する。言い換えると、過電流
制限回路の感度が入力AC電源1の電圧によって、変化
してしまうという問題がある。図5Bは、図6例に示す
過電流制限回路95の過電流によって動作する動作電力
の変化を入力AC電源1の電圧変化に対応してプロット
した線図である。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】このように、図3およ
び図6に示す過電流制限回路95が設けられた従来の技
術によるスイッチング電源装置では、入力AC電源1の
電圧値、すなわち、入力直流電圧Vdcの値が変化した
ときには、過電流制限回路95の感度が変化してしまう
という問題があった。
【0030】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、入力直流電圧値が変化しても、過電流制限
回路の感度が変化しないスイッチング電源装置を提供す
ることを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明スイ
ッチング電源装置は、例えば、図1に示すように、スイ
ッチ3を通じて供給される直流Vdcを交流Vacに変
換するスイッチング回路4と、このスイッチング回路4
の出力Vacが1次側17に供給される共振用トランス
16と、この共振用トランス16の2次側18出力を整
流する整流回路22と、この整流回路22の整流出力B
が一定電圧になるように共振用トランス16の共振周波
数を変化させる制御回路27とを有するスイッチング電
源装置において、供給される直流Vdcの電圧を検出
し、検出された電圧Vpに応じてスイッチング回路4の
スイッチング周波数を変化させる電圧・周波数変換回路
36と、共振用トランス16の2次側出力電流i2を検
出し、この検出電流i2が一定値以上の場合には、スイ
ッチ3をオン状態からオフ状態に制御して過電流を制限
する過電流制限回路95とを備えるものである。
【0032】また、請求項2記載の発明スイッチング電
源装置は、例えば、図2に示すように、直流Vdcを交
流Vacに変換するスイッチング回路41と、このスイ
ッチング回路41の出力がスイッチ3を通じて1次側1
7に供給される第1の共振用トランス16と、この第1
の共振用トランス16の2次側18出力を整流する第1
の整流回路22と、この第1の整流回路22の整流出力
Bが一定電圧になるように第1の共振用トランス16の
共振周波数を変化させる第1の制御回路27と、スイッ
チング回路41の出力Vacが1次側50に供給される
第2の共振用トランス49と、この第2の共振用トラン
ス49の2次側51出力を整流する第2の整流回路55
と、この第2の整流回路55の整流出力Sが一定電圧に
なるようにスイッチング回路41のスイッチング周波数
を変化させる第2の制御回路52とを有するスイッチン
グ電源装置において、第1の共振用トランス16の2次
側出力電流i2を検出し、この検出電流i2が一定値以
上の場合には、スイッチ3をオン状態からオフ状態に制
御して過電流を制限する過電流制限回路95を備えるも
のである。
【0033】
【作用】請求項1記載の発明スイッチング電源装置によ
れば、負荷変動による整流出力Bを安定化するために、
共振用トランス16の共振周波数を変化する制御回路2
7が設けられるとともに、入力直流電圧Vdcの変動に
よる整流出力Bの安定化のために、共振用トランス16
にスイッチング電圧Vacを供給するスイッチング回路
4の周波数を変化する電圧・周波数変換回路36が設け
られ、かつ共振用トランス16の2次側出力電流i2を
検出し、この検出電流i2が一定値以上の場合には、ス
イッチ3をオン状態からオフ状態に制御して過電流を制
限する過電流制限回路95とが設けられている。このよ
うな構成において、入力直流電圧Vdcが変化しても、
2次側出力電流i2が変化しないので、この2次側出力
電流i2を検出して動作する過電流制限回路95の感度
が変化しない。
【0034】また、請求項2記載の発明スイッチング電
源装置によれば、第1および第2の共振用トランス1
6,49に第1および第2の整流回路22,55を設
け、第1の整流回路22の整流出力Bは、第1の共振用
トランス16の共振周波数を変化する制御回路27によ
り安定化する。第2の整流回路55の整流出力Sは、第
2共振用トランス49にスイッチング電圧Vacを供給
するスイッチング回路41の周波数を変化する第2の制
御回路52により安定化する。このような構成におい
て、入力直流電圧Vdcが変化しても、第1の共振用ト
ランス16の2次側出力電流i2が変化しないので、こ
の2次側出力電流i2を検出して動作する過電流制限回
路95の感度が変化しない。
【0035】
【実施例】以下、本発明スイッチング電源装置の一実施
例について図面を参照して説明する。なお、以下に参照
する図面において、上述の図3および図6に示したもの
と対応するものには同一の符号を付けてその詳細な説明
は省略する。
【0036】図1は、本発明スイッチング電源装置の第
1の実施例の構成を示している。図1において、50〜
60Hzで100VのAC電源1から出力される交流電
圧は、整流回路2によって直流電圧Vdcにされ、この
直流電圧Vdcは、リレーのスイッチ3を通じてスイッ
チング回路4に供給される。
【0037】直流電圧Vdcは、直交型可飽和リアクタ
トランス9を有し自励発振するスイッチング回路4によ
って交流電圧Vacに変換される。ここで、可飽和リア
クタトランス9は、制御コイル92と駆動コイル37,
38とコアとを有している。
【0038】スイッチング回路4の出力交流電圧Vac
は直列共振用コンデンサ15を通じて共振用トランスと
しての可飽和リアクタトランス16を構成する1次コイ
ル17に供給される。なお、可飽和リアクタトランス1
6は、1次コイル17の他、2次コイル14,18、制
御コイル19およびコアを有している。
【0039】2次コイル18の出力は、整流回路22に
供給される。整流回路22の出力である+B電圧(以
下、電圧Bという)は、出力端子23を通じて負荷回路
に供給される。
【0040】また、電圧Bは分圧抵抗を通じてシャント
レギュレータ61を有する制御回路27に供給される。
制御回路27の出力トランジスタ62のコレクタ出力
は、可飽和リアクタトランス16の制御コイル19の一
方の端子に供給される。制御コイル19の他方の入力端
子は直流電源63に接続される。
【0041】可飽和リアクタトランス16の過電流検出
用の2次コイル14の一端は接地され、他端はダイオー
ド71とコンデンサ72によって半波整流され、その整
流出力電圧Vcは、抵抗器73と抵抗器74とで分圧さ
れる。
【0042】分圧された整流出力電圧(以下、検出電圧
Vdという)は、定電圧ダイオード75と発光ダイオー
ド76の直列回路に供給される。
【0043】2次コイル14と発光ダイオード76とを
含む図中点線で囲んだ回路は、過電流検出比較回路70
を形成する。この過電流検出比較回路70の出力、すな
わち発光出力78は、フォトトランジスタ79を通じて
リレーラッチ回路82に供給される。
【0044】リレーラッチ回路82の出力は、スイッチ
3をオン・オフ制御するリレー駆動コイル89を有する
リレー駆動回路83に供給される。リレー駆動回路83
の抵抗器84は、リレーラッチ回路82に接続されると
ともに、入力端子88に接続される。入力端子88は、
図示しないマイクロコンピュータの出力ポートに接続さ
れている。
【0045】AC電源1がダイオードブリッジとコンデ
ンサとによって整流されて得られた直流電圧Vdcは、
抵抗器31と抵抗器32で分圧され電圧Vpとされる。
抵抗器31と抵抗器32の接続点は定電圧ダイオード3
3を通じて、エミッタ端子が抵抗器34を通じて接地さ
れているトランジスタ35のベース端子に接続されてい
る。
【0046】トランジスタ35のコレクタ端子は、可飽
和リアクタトランス9を構成する制御コイル92の一端
に接続されている。制御コイル92の他端には、過電流
検出比較回路70の整流出力電圧Vcが供給されてい
る。
【0047】次に図1例の動作について説明する。
【0048】まず、図1において、図示しないリモート
コマンダにより機器の電源がオン状態にされた場合に
は、マイクロコンピュータ(図示しない)の出力ポート
を通じてリレー駆動回路83の入力端子88がハイレベ
ルとされてトランジスタ87がオン状態になり、リレー
駆動コイル89に電流が流れることで、スイッチ3が導
通状態(オン状態)になり、AC電源1による直流電圧
Vdcがスイッチング回路4に供給される。
【0049】この状態において、制御回路27は、フィ
ードバック動作により可飽和リアクタトランス16の共
振周波数を制御して、出力電圧Bを、シャントレギュレ
ータ61を構成する基準電圧に対応した一定電圧値に保
持する。例えば、電圧Bが上がると、シャントレギュレ
ータ61のカソード電圧が下がり、トランジスタ62の
コレクタ電流である制御コイル19に流れる電流が減少
する。これによって、1次コイル17と2次コイル18
とのインダクタンス値が増加する。
【0050】この場合、コンデンサ15と可飽和リアク
タ16による直列共振周波数は、スイッチング回路4の
スイッチング周波数変化範囲よりも低い値に設定されて
いるので、インダクタンス値が増加すると、直列共振周
波数が低くなり、1次コイル17に流れる電流i1が減
少し、2次コイル18に流れる電流i2も減少する。こ
のようにして、整流電圧Bは下がり安定化される。
【0051】一方、電圧Bが下がると上記とは反対に動
作し、直列共振周波数が高くなり、1次コイル17に流
れる電流i1が増加し、2次コイル18に流れる電流i
2も増加するので、整流電圧Bは上がり安定化される。
【0052】このようにして、電圧Bは、一定値に安定
化され保持される。
【0053】次にAC電源1のAC電圧、したがって、
入力直流電圧Vdcが変化した場合の動作について説明
する。
【0054】入力直流電圧Vdcが増加した場合には、
スイッチング回路4による交流出力電圧Vacの振幅が
増加する。また、電圧Vpが増加してトランジスタ35
のベース端子の電圧が上昇し、コレクタ電流である制御
コイル92に流れる制御電流Ifが増加する。このよう
に電圧・周波数変換回路36は、直流電圧Vdcに対し
て線形に動作するようにバイアスされている。
【0055】制御コイル92に流れる制御電流Ifが増
加すると、駆動コイル37,38のインダクタンス値が
減少し、スイッチング回路4のスイッチング周波数が増
加する。スイッチング周波数が増加した動作点において
は、1次コイル17のインピーダンス値が大きくなる。
したがって、交流電圧Vacの振幅が大きくなっても1
次コイル17に供給される電流i1の値が略一定値に保
持される。
【0056】一方、入力直流電圧Vdcが減少した場合
には、交流出力電圧Vacの振幅が減少する。電圧Vp
も下がり制御コイル92に流れる制御電流Ifが減少す
る。結局、駆動コイル37,38のインダクタンス値が
増加し、スイッチング回路4のスイッチング周波数が減
少する。スイッチング周波数が減少した動作点において
は、1次コイル17のインピーダンス値が小さくなる。
したがって、交流電圧Vacの振幅が小さくなっても1
次コイル17に供給される電流i1の値が略一定値に保
持される。
【0057】このように、図1例のスイッチング電源装
置においては、入力AC電源1の電圧、したがって、直
流電圧Vdcが変動しても、1次コイル17に流れる電
流i1の振幅値は、一定値に保持される。図4Cは、入
力AC電源1の電圧の変動、したがって、直流電圧Vd
cの変動に対する1次コイル17に流れる電流I1の振
幅値が一定値であることを示している。
【0058】正常な動作状態において、出力端子23が
接地された場合には、可飽和リアクタトランス16の2
次コイル18に過電流が流れる。この過電流i2に対応
して1次コイル17に過電流i1が流れる。1次コイル
17に過電流i1が流れた場合には、これに対応して過
電流検出用の2次コイル14に過電流が流れて2次コイ
ル14の端子電圧が上昇する。結局、実質的に2次コイ
ル14に2次コイル18の過電流i2の整流出力電流に
応じた整流出力電圧Vcが得られ、電圧Vdが上昇す
る。この電圧Vdが定電圧ダイオード75と発光ダイオ
ード76による直列の動作電圧を超えたときに、定電圧
ダイオード75と発光ダイオード76とに電流が流れ、
発光ダイオード76が発光する。
【0059】発光ダイオード76の発光出力78がフォ
トトランジスタ79のベースに供給されるとフォトトラ
ンジスタ79がオン状態になり、したがって、トランジ
スタ80がオン状態になる。これによってトランジスタ
80のエミッタ端子の電圧は、略0ボルトになり、リレ
ー駆動回路83のトランジスタ87がオフ状態になっ
て、リレー駆動コイル89には電流が流れなくなる。し
たがって、スイッチ3がオン状態からオフ状態にされて
スイッチング回路4に直流電圧Vdcが供給されなくな
るので、過電流保護動作が遂行される。
【0060】この場合、入力AC電源1の電圧が、例え
ば、80Vから100Vおよび120Vに変化しても、
正常時における過電流検出比較回路70の2次コイル1
4に発生する誘起電圧が略一定であるので、常に、過電
流が一定の値に達したときに過電流制限回路95が動作
する。したがって、過電流制限回路95の感度が入力A
C電源1の電圧によっても変化しない。実際、AC80
V〜120Vの間で、検出過電流値の差は1%以内に抑
制することができる。図5Cは、図1例による過電流制
限回路95の過電流によって動作する動作電力の変化を
入力AC電源1の電圧変化に対応してプロットした線図
である。図5Cから、AC電源1(直流電圧Vdc)の
電圧変化に対して過電流による動作電力がほとんど一定
値であることが分かる。
【0061】このように、図1例によれば、設定過電流
値が一定値になるので、AC80V〜120Vにおける
出力側短絡試験等に基づく機器の安全性対策を画一的に
行うことができ、過電流制限回路95の動作試験等の設
計開発時間が大幅に短縮される。
【0062】図2は、本発明スイッチング電源装置の第
2の実施例の構成を示している。なお、図2において、
図1,図3および図6に示したものと対応するものには
同一の符号を付けその詳細な説明は省略する。図2は、
主電源部100と補助電源部としてのスタンバイ電源部
101とを有するスイッチング電源装置を示している。
なお、スタンンバイ電源とは、主電源部100の電源ス
イッチ3を切断した後も、一部の回路に何らかの待機動
作をさせるために電源を供給し続ける電源であり、例え
ば、テレビジョン受像機本体の主電源スイッチのオン・
オフをも操作するリモコン受信部と、タイマーによる予
約受信などが行われるBSチューナおよびBSコンバー
タとに供給される電源である。
【0063】図2において、スイッチング回路41は、
トランジスタ7,8以外に可飽和リアクタトランス46
の駆動コイル44,45が接続されるトランジスタ4
2,43を有するフルブリッジ型的な構成になってい
る。すなわち、トランジスタ7とトランジスタ43とが
1次コイル17,50を通じて同時に導通し、このトラ
ンジスタ7,43と交互にトランジスタ42とトランジ
スタ8とが1次コイル17,50を通じて同時に導通す
る。したがって、交流電圧Vacはトランジスタ8のコ
レクタ端子(トランジスタ7のエミッタ端子)とトラン
ジスタ43のコレクタ端子(トランジスタ42のエミッ
タ端子)間に発生する。
【0064】交流電圧Vacは、主電源部100の電源
スイッチであるリレーのスイッチ3およびコンデンサ1
5を通じて、第1の共振用トランスとしての可飽和リア
クタトランス16の1次コイル17に供給される。
【0065】可飽和リアクタトランス16の2次コイル
18に接続される整流回路22は第1の整流回路を形成
し、整流回路22の整流出力Bを安定するための制御回
路27は第1の制御回路を形成する。
【0066】一方、スイッチング回路41の交流出力電
圧Vacは、可飽和リアクタトランス16に対して並列
的に接続されている直列共振用コンデンサ48と第2の
共振用トランスとしての共振用トランス49に供給され
る。共振用トランス49は、1次コイル50と2次コイ
ル51とコアとを有している。
【0067】2次コイル51は、ダイオードブリッジ5
3と整流コンデンサ54とから構成される第2の整流回
路としての整流回路55に供給される。
【0068】整流回路55には、整流電圧Sが発生し、
この整流電圧Sは、出力端子56を通じて、スタンバイ
電源部101の負荷に接続される。
【0069】電圧Sは抵抗器によって分圧されて、エミ
ッタ端子に基準電圧源としての定電圧ダイオード57が
接続されたトランジスタ58のベース端子に接続され
る。トランジスタ58のコレクタ端子はトランジスタ5
9のベース端子に接続され、トランジスタ59のコレク
タ電流は、可飽和リアクタトランス46の制御コイル9
2に制御電流Ifとして供給される。トランジスタ5
8,59および定電圧ダイオード57等は、第2の制御
回路としての制御回路52を構成する。
【0070】次に、図2例の動作について説明する。図
1例で説明したように、リレー駆動回路83に接続され
る入力端子88にハイレベルの電圧が供給されること
で、スイッチ3がオン状態になる。
【0071】ここで、主電源部100の出力電圧Bは制
御回路27等により安定化される。一方、スタンバイ電
源部101の出力電圧Sが変動したとき、例えば、増加
したときには、制御回路52のトランジスタ58のベー
ス電流が増加する。これによって、トランジスタ59の
コレクタ電流、すなわち、制御コイル92に流れる制御
電流Ifが増加する。このため、駆動コイル37,3
8,44,45のインダクタンス値が減少し、スイッチ
ング回路41のスイッチング周波数が増加する。
【0072】図2例においても、直列コンデンサ48と
共振用トランス49の1次側から見たインダクタンスに
よって決定される直列共振周波数は、スイッチング回路
41の動作スイッチング周波数範囲より低い側に設定し
ているので、スイッチング周波数が増加したときに、1
次コイル50のインピーダンス値が上昇して1次コイル
50に流れる電流が減少する。したがって、整流出力S
が減少して安定化される。
【0073】また、供給されるAC電源1の電圧が変動
した場合、すなわち、直流電圧Vdcが変化した場合に
は、例えば、直流電圧Vdcが増加した場合には、スイ
ッチング回路41の交流出力Vacの電圧振幅が増加す
る。この電圧振幅の増加により、制御出力Sが高くな
る。そうすると、上記したようにスイッチング周波数が
増加して、1次コイル50に流れる電流、すなわち、ト
ランジスタ7,8等に流れる電流が減少する。制御出力
Sは一定値に保持される。
【0074】さらにまた、スイッチング周波数が増加
し、かつ交流電圧Vacの電圧振幅が増加した場合に
は、可飽和リアクタトランス16の1次コイル17に流
れる電流i1がほとんど変化しないように可飽和リアク
タトランス16が設計されているので、整流出力Bは変
化しない(図4C参照)。
【0075】したがって、2次コイル14に誘起される
電圧も一定値になり、図2例においても、入力AC電源
1の電圧が、例えば、80V〜120Vに変化しても、
正常時における過電流検出比較回路70の2次コイル1
4に発生する誘起電圧(整流電圧Vc,検出電圧Vd)
が略一定値に保持されるので、過電流が一定の値に達し
たときに過電流制限回路95が動作する。このため、過
電流制限回路95の感度が入力AC電源1の電圧によっ
ては変化しない。図2例においても、AC80V〜12
0Vの間で、検出過電流値の差は1%以内に抑制するこ
とができる(図5C参照)。
【0076】なお、本発明は上述の実施例に限らず、種
々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明スイッチング電源装置によれば、負荷変動による整流
出力を安定化するために、共振用トランスの共振周波数
を変化する制御回路が設けられるとともに、入力直流電
圧変動による整流出力の安定化のために、上記共振用ト
ランスにスイッチング電圧を供給するスイッチング回路
の周波数を変化する電圧・周波数変換回路が設けられ、
かつ上記共振用トランスの2次側出力電流を検出し、こ
の検出電流が一定値以上の場合には、スイッチをオン状
態からオフ状態に制御して過電流を制限する過電流制限
回路とが設けられている。このような構成において、入
力直流電圧が変化しても、上記2次側出力電流が変化し
ないので、この2次側出力電流を検出して動作する上記
過電流制限回路の感度が変化しないという効果が得られ
る。
【0078】また、請求項2記載の発明スイッチング電
源装置によれば、第1および第2の共振用トランスに第
1および第2の整流回路を設け、上記第1の整流回路の
整流出力は、上記第1の共振用トランスの共振周波数を
変化する第1の制御回路により安定化する。上記第2の
整流回路の整流出力は、上記第2の共振用トランスにス
イッチング電圧を供給するスイッチング回路の周波数を
変化する第2の制御回路により安定化する。このような
構成において、入力直流電圧が変化しても、上記第1の
共振用トランスの2次側出力電流が変化しないので、こ
の2次側出力電流を検出して動作する上記過電流制限回
路の感度が変化しないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
後に記載する。
【図1】本発明によるスイッチング電源装置の一実施例
の構成を示す回路図である。
【図2】本発明によるスイッチング電源装置の他の実施
例の構成を示す回路図である。
【図3】従来の技術によるスイッチング電源装置の構成
を示す回路図である。
【図4】Aは、図3例における入力AC変動と共振用ト
ランスに流れる1次側電流との関係を示す特性図であ
る。Bは、図6例における入力AC変動と共振用トラン
スに流れる1次側電流との関係を示す特性図である。C
は、図1,図2例における入力AC変動と共振用トラン
スに流れる1次側電流との関係を示す特性図である。
【図5】Aは、図3例における入力AC変動と過電流検
出による動作電力との関係を示す特性図である。Bは、
図6例における入力AC変動と過電流検出による動作電
力との関係を示す特性図である。Cは、図1,図2例に
おける入力AC変動と過電流検出による動作電力との関
係を示す特性図である。
【図6】従来の技術によるスイッチング電源装置の他の
構成を示す回路図である。
【符号の説明】
3 スイッチ 4 スイッチング回路 16 可飽和リアクタトランス 22 整流回路 27 制御回路 36 電圧・周波数変換回路 95 過電流制限回路 B 整流出力 Vdc 直流電圧 Vac 交流電圧 Vc 整流出力電圧 Vd 検出電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチを通じて供給される直流を交流
    に変換するスイッチング回路と、 このスイッチング回路の出力が1次側に供給される共振
    用トランスと、 この共振用トランスの2次側出力を整流する整流回路
    と、 この整流回路の整流出力が一定電圧になるように上記共
    振用トランスの共振周波数を変化させる制御回路とを有
    するスイッチング電源装置において、 上記供給される直流の電圧を検出し、検出された電圧に
    応じて上記スイッチング回路のスイッチング周波数を変
    化させる電圧・周波数変換回路と、 上記共振用トランスの2次側出力電流を検出し、この検
    出電流が一定値以上の場合には、上記スイッチをオン状
    態からオフ状態に制御して過電流を制限する過電流制限
    回路とを備えるスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 直流を交流に変換するスイッチング回路
    と、 このスイッチング回路の出力がスイッチを通じて1次側
    に供給される第1の共振用トランスと、 この第1の共振用トランスの2次側出力を整流する第1
    の整流回路と、 この第1の整流回路の整流出力が一定電圧になるように
    上記第1の共振用トランスの共振周波数を変化させる第
    1の制御回路と、 上記スイッチング回路の出力が1次側に供給される第2
    の共振用トランスと、 この第2の共振用トランスの2次側出力を整流する第2
    の整流回路と、 この第2の整流回路の整流出力が一定電圧になるように
    上記スイッチング回路のスイッチング周波数を変化させ
    る第2の制御回路とを有するスイッチング電源装置にお
    いて、 上記第1の共振用トランスの2次側出力電流を検出し、
    この検出電流が一定値以上の場合には、上記スイッチを
    オン状態からオフ状態に制御して過電流を制限する過電
    流制限回路を備えるスイッチング電源装置。
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CN108155783A (zh) * 2016-12-02 2018-06-12 长沙市日业电气有限公司 一种提高过流保护抗干扰能力的电路
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