JPH0576174A - スイツチング電源装置 - Google Patents

スイツチング電源装置

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JPH0576174A
JPH0576174A JP3235014A JP23501491A JPH0576174A JP H0576174 A JPH0576174 A JP H0576174A JP 3235014 A JP3235014 A JP 3235014A JP 23501491 A JP23501491 A JP 23501491A JP H0576174 A JPH0576174 A JP H0576174A
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JP
Japan
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circuit
switching
load
voltage
current
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JP3235014A
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Atsushi Orimoto
淳 折本
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 AC入力変動および負荷変動に対してレギュ
レーション範囲が比較的に変動しない。 【構成】 直流Vdcを交流Vacに変換するスイッチ
ング回路4の出力交流Vacが1次コイル17に供給さ
れる可飽和リアクタトランス16と、この可飽和リアク
タトランス16の2次コイル18側出力を整流する整流
回路22と、整流出力+Bが供給される負荷回路24と
を有するスイッチング電源装置において、負荷電流Il
(IL )を検出する負荷電流検出回路35設け、これに
よって検出された負荷電流Ilに応じてスイッチング回
路4のスイッチング周波数を変化するようにしている。
このため、負荷電流Ilが比較的に小さくなった場合、
スイッチング周波数が高くなり、レギュレーション範囲
が変動しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、テレビジョン
受像機用の電源に適用して好適な共振周波数制御方式を
採用したスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からテレビジョン受像機等のAV
(audio-visual)機器においては、機器の小形軽量化を
達成するための手段として効率の比較的高いスイッチン
グ電源装置が採用されている。
【0003】図3に従来のスイッチング電源装置の例と
して共振周波数制御方式のスイッチング電源装置の構成
を示す。図3において、50〜60Hzで100VのA
C電源1から出力される交流電圧は、整流回路2によっ
て直流電圧Vdcにされ、この直流電圧Vdcは発振用
トランス6およびスイッチング用トランジスタ7,8を
有するスイッチング回路4によって交流電圧Vacに変
換される。なお、スイッチング回路4は自励発振回路で
ある。
【0004】スイッチング回路4の出力交流電圧Vac
は直列共振用コンデンサ15を通じて可飽和リアクタト
ランス16を構成する1次コイル17に供給される。な
お、可飽和リアクタトランス16は、1次コイル17の
他、2次コイル18、制御コイル19およびコアを有し
ている。
【0005】2次コイル18の出力は、ダイオードブリ
ッジ回路20と平滑コンデンサ21から構成される整流
回路22に供給される。整流回路22の出力である+B
電圧(以下、必要に応じて整流出力Bまたは電圧Bとい
う)は、出力端子23を通じて負荷回路24に供給され
る。
【0006】また、電圧Bはシャントレギュレータ(図
示しない)等を有する制御回路27に供給される。制御
回路27の出力は、可飽和リアクタトランス16の制御
コイル19に供給される。
【0007】このように構成されるスイッチング電源装
置は、電圧Bが制御回路27によって、基準電圧と比較
され、その比較結果に応じた電流が制御コイル19に供
給されることで、可飽和リアクタトランス16の1次側
から2次側を見たインダクタンス値が変化されてコンデ
ンサ15との直列共振周波数が可変される。このような
フィードバック制御により、電圧Bが基準電圧に対応し
た一定値に保持される。
【0008】このように動作するスイッチング電源装置
は、入力直流電圧Vdcの所定範囲の変動、すなわち、
AC電源1の所定範囲の変動、例えば、AC80Vから
AC120Vの範囲で正常に動作することが必要であ
る。また、負荷24の変動に対しても正常に動作するこ
とが必要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
従来の共振周波数制御方式を採用したスイッチング電源
装置において、いわゆる重負荷と軽負荷とでレギュレー
ション範囲が異なってしまうという特性、例えば、重負
荷ではAC80V〜AC140Vの範囲、軽負荷ではA
C60V〜AC120Vの範囲になってしまう特性を有
する。このため、図3に示すスイッチング電源装置によ
れば、入力AC電源の変動および負荷変動に対して正常
に動作させようとした場合、すなわち広いレギュレーシ
ョン範囲を確保しようとした場合には、余裕を見て、予
めスイッチング用トランジスタ7,8に流れる電流を大
きくしておく必要がある。しかしながら、スイッチング
用トランジスタ7,8に流れる電流を大きくすると、ト
ランジスタ7,8の発熱が大きくなるという問題があ
る。また、発振用トランス6の巻線に流れる電流が大き
くなり、発振用トランス6の発熱も大きくなるという問
題が発生する。その上、発振用トランス6から発生する
漏洩磁束が大きくなり、不要輻射としての雑音が大きく
なりかつ、効率が低くなるという問題も発生する。
【0010】そこで、これらの問題を未然に防ぐため、
従来は、定格電流容量の比較的大きいトランジスタの採
用およびその放熱用フィンの大形化、発振用トランス6
の巻線を太くすること、発振用トランス6にシールド効
果の高い磁気シールドケースを付けること等の対策を行
っていた。
【0011】しかしながら、このような対策を行った場
合には、スイッチング回路4の構成が大形になり、結果
として装置の小形軽量化が充分に達成できず、また装置
コストが高くなるという問題があった。
【0012】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、負荷変動等に対してレギュレーション範囲
が比較的に変動しないスイッチング電源装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明スイッチング電源
装置は、例えば、図1に示すように、供給される直流V
dcを交流Vacに変換するスイッチング回路4と、こ
のスイッチング回路4の出力Vacが1次側17に供給
される共振用トランス16と、この共振用トランス16
の2次側出力を整流する整流回路22と、整流出力+B
が供給される負荷回路24とを有するスイッチング電源
装置において、負荷回路24に流れる負荷電流Il(I
L )を検出する負荷電流検出回路35と、この負荷電流
検出回路35によって検出された負荷電流Ilに応じて
スイッチング回路4のスイッチング周波数を変化する周
波数可変回路39とを備えたものである。
【0014】また、本発明スイッチング電源装置は、例
えば、図1に示すように、スイッチング回路4が直交型
可飽和リアクタ3を有し、その制御巻線5に供給される
電流により、スイッチング周波数が変化されるようにし
たものである。
【0015】
【作用】本発明スイッチング電源装置によれば、負荷電
流検出回路35を設け、この負荷電流検出回路35によ
って検出された負荷電流Ilに応じてスイッチング回路
4のスイッチング周波数を変化するようにしているの
で、負荷電流Ilが比較的に小さくなった場合には、ス
イッチング周波数が高くなり、低負荷になった場合に
も、レギュレーション範囲が変動しない。また、本発明
スイッチング電源装置によれば、スイッチング回路4が
直交型可飽和リアクタ3を有し、その制御巻線5に供給
される電流により、スイッチング周波数が変化されるよ
うにしたので、周波数を変化することが容易である。
【0016】
【実施例】以下、本発明スイッチング電源装置の一実施
例について図面を参照して説明する。なお、以下に参照
する図面において、上述の図3に示したものと対応する
ものには同一の符号を付けてその詳細な説明は省略す
る。
【0017】図1は、本発明スイッチング電源装置の一
実施例の構成を示している。図1において、50〜60
Hzで100VのAC電源1から出力される交流電圧
は、整流回路2によって直流電圧Vdcにされ、この直
流電圧Vdcは直交型可飽和リアクタ3とスイッチング
用トランジスタ7,8等を有するスイッチング回路4に
よって交流電圧Vacに変換される。なお、スイッチン
グ回路4は自励発振回路であり、可飽和リアクタ3を構
成する制御コイル5に供給される電流Icに応じて自励
発振周波数(スイッチング周波数)が可変される。
【0018】スイッチング回路4の出力交流電圧Vac
は直列共振用コンデンサ15を通じて可飽和リアクタト
ランス16を構成する1次コイル17に供給される。な
お、可飽和リアクタトランス16は、1次コイル17の
他、2次コイル18、制御コイル19およびコアを有し
ている。
【0019】2次コイル18の出力は、ダイオードブリ
ッジ回路20と平滑コンデンサ21からなる整流回路2
2に供給される。整流回路22の出力である+B電圧
(以下、電圧Bという)は、出力端子23を通じて負荷
回路24に供給される。負荷回路24には、負荷電流I
L が流れる。
【0020】また、電圧Bは分圧抵抗を通じてシャント
レギュレータ26を有する制御回路27に供給される。
制御回路27の出力トランジスタ28のコレクタ出力
は、可飽和リアクタトランス16の制御コイル19の一
端に供給される。制御コイル19の他端には、直流電源
63が接続されている。この直流電源63は、AC電源
1に直接接続される図示しない電源トランス、整流回路
および3端子レギュレータ等を利用して形成される電源
である。
【0021】ここで、制御回路27は以下のように動作
する。入力直流電圧Vdcが変化するかまたは負荷回路
24の負荷が変動して、例えば、入力直流電圧Vdcが
増加するかあるいは、負荷が軽くなって、電圧Bが高く
なった場合には、シャントレギュレータ26のゲート電
圧が高くなり、カソード電圧が低くなる。したがって、
トランジスタ28のベース電圧が低くなり、制御コイル
19に流れる電流が小さくなる。これによって1次コイ
ル17のインダクタンス値が大きくなり、1次コイル1
7に流れる電流が小さくなり、2次コイル18に流れる
電流も小さくなる。このため、整流出力電圧Bが低くな
る。このようなフィードバック動作により出力電圧B
は、シャントレギュレータ26を構成する基準電圧に対
応した一定電圧値に保持される。
【0022】ダイオードブリッジ20の共通アノード端
子は、負荷電流IL に対応した負荷電流Ilの検出用の
抵抗器31を通じて接地されるとともに、定電圧ダイオ
ード32と抵抗器33を通じて電圧Bに接続される。こ
こで、抵抗器31,定電圧ダイオード32および抵抗器
33は、負荷電流Ilを検出する負荷電流検出回路35
を構成する。
【0023】負荷電流検出回路35の出力電圧(以下、
必要に応じて検出電圧という)Vdは、エミッタが抵抗
器36を通じて接地されたトランジスタ37を通じて制
御電流Icに変換され、この制御電流Icが可飽和リア
クタ3の制御コイル5の一方の端子に供給される。制御
コイル5の他方の端子は電圧Bに接続されている。ここ
で、制御電流Icの増減に応じてスイッチング回路4の
自励発振周波数が変化するので、抵抗器36,トランジ
スタ37および制御コイル5は、周波数可変回路39を
構成する。
【0024】次に、負荷変動、すなわち負荷電流IL の
変動に伴うスイッチング回路4の周波数制御の動作につ
いて説明する。なお、負荷回路24に流れる負荷電流I
L は抵抗器31に流れる負荷電流Ilに略等しい。負荷
回路24に負荷電流IL が流れると、その負荷電流IL
は、接地40および接地41を通じて負荷電流Ilとし
て抵抗器31に流れるからである。
【0025】負荷電流IL がゼロ値、便宜上0A(アン
ペア)であるとすると、抵抗器31の端子電圧VxはV
x=0V(ボルト)になる。このとき、定電圧ダイオー
ド32の端子間電圧をV32とし、トランジスタ37のベ
ースエミッタ間電圧をVBEとし、抵抗器36の抵抗値を
R36Ω(オーム)とすると、可飽和リアクタ3を構成す
る制御巻線5に流れる制御電流Icは次の数1で表され
る電流になる。なお、このときの制御電流IcをIc=
Ichとする。
【0026】
【数1】Ic=Ich=(V32−VBE)/R36
【0027】このように負荷が軽くなって、制御電流I
cが増加するとスイッチング用トランジスタ7,8のベ
ース側に接続される被制御巻線(駆動巻線)のインダク
タンスが減少して、スイッチング回路4のスイッチング
周波数が高くなる。
【0028】一方、負荷が重くなって、負荷電流IL が
流れると、抵抗器31の端子電圧Vxは低くなる。端子
電圧Vxは、抵抗器31の抵抗値をR31Ωとすると、端
子電圧VxはVx=−R31×Ilとなる。したがって、
制御コイル5に流れる電流IcをIclとすると次の数
2によって表される電流になる。
【0029】
【数2】 Ic=Icl=(V32−R31×Il−VBE)/R36
【0030】したがって、負荷が重くなって、制御電流
Icが減少するとスイッチング用トランジスタ7,8の
ベース側に接続される被制御巻線(駆動巻線)のインダ
クタンスが増加して、スイッチング回路4のスイッチン
グ周波数が低くなる。
【0031】このように図1例によれば、負荷電流IL
が大きくなって、いわゆる重負荷となった場合には、ス
イッチング回路4のスイッチング周波数が低い値に抑制
されて、スイッチングによる損失、いわゆるスイッチン
グロスが軽減される。一方、軽負荷のレギュレーション
が厳しい直流電圧Vdcの高いときには、スイッチング
周波数を高くしてレギュレーションするように動作す
る。したがって、重負荷であるときでも、軽負荷である
ときでも、AC電源1の電圧変動によるレギュレーショ
ン範囲がほとんど変化しなくなる。
【0032】図1例のように構成することによって、可
飽和リアクタ3からの漏洩磁束の量を抑制することがで
きる。また、スイッチング用トランジスタ7,8のスイ
ッチング電流を抑制することもできる。さらに、可飽和
リアクタ3の発熱を抑制することもできる。さらにま
た、スイッチングロスの増大を抑制することができる。
これらの効果により、スイッチング回路4の構成が小形
になり、結果として装置の小形軽量化が充分に達成で
き、また装置コストを低減することができるという効果
も得られる。
【0033】図2は、本発明スイッチング電源装置の他
の実施例の構成を示している。なお、図2において、図
1に示したものと対応するものには同一の符号を付けそ
の詳細な説明を省略する。
【0034】図2例においては、主電源部51に対して
スタンバイ電源部52が並列的に接続されている。すな
わち、スイッチング回路5の出力交流電圧Vacが共振
用コンデンサ54を通じて共振用トランス55の一次側
に供給され、共振用トランス55の二次側出力がダイオ
ードブリッジ56と平滑用コンデンサ57に供給される
ことで、ダイオードブリッジ56と平滑用コンデンサ5
7による構成される整流回路58の出力側にスタンバイ
電源用の電圧V1が得られるようにされている。
【0035】なお、スタンバイ電源とは、主電源部51
の電源スイッチ(例えば、コンデンサ15と直列に配さ
れる)を切断した後も、一部の回路に何らかの待機動作
をさせるために電源を供給し続ける電源である。例え
ば、テレビジョン受像機本体の主電源スイッチのオン・
オフをも操作するリモコン受信部と、タイマーによる予
約受信などが行われるBSチューナおよびBSコンバー
タとに供給される電源である。
【0036】電圧V1は、基準電圧源としての定電圧ダ
イオード60を有するスタンンバイ用制御回路61によ
って安定化が図られている。
【0037】電圧V1は、抵抗器63,64,65によ
って分圧され、トランジスタ66のベース端子に供給さ
れる。抵抗器65の一端は、フィルタ用のコンデンサ6
7を通じて接地され、他端は、抵抗器31およびダイオ
ードブリッジ20の共通アノード端子に接続されてい
る。
【0038】トランジスタ66のエミッタ端子は、電圧
V1に接続されている抵抗器68と一端が接地されてい
る定電圧ダイオード60の接続点に接続されている。ま
た、トランジスタ66のコレクタ端子は、一端が電圧V
1に接続される抵抗器71の他端に接続されるととも
に、エミッタ端子が電圧V1に接続されているトランジ
スタ69のベース端子に接続される。トランジスタ69
のコレクタ端子は、一端が接地されている制御コイル5
の他端に接続されている。トランジスタ69と制御巻線
5は、周波数可変回路70を構成する。
【0039】図2のように構成されるスイッチング電源
装置において、主電源部51の負荷電流が0Aのときに
は、抵抗器31の端子電圧Vxは、0Vになる。したが
って、負荷電流IL =0Aのときに電圧V1をV1lと
すると、電圧V1lは、次の数3で表される電圧にな
る。
【0040】
【数3】 V1l=(V60+VBE66)・(R63+R64+R65)/(R64+R65)
【0041】なお、数3において、各記号の意味は、次
の通りである。 V60:定電圧ダイオード60の端子間電圧 VBE66:トランジスタ66のエミッタ・ベース間電圧 R63:抵抗器63の抵抗値 R64:抵抗器64の抵抗値 R65:抵抗器65の抵抗値
【0042】この状態において、入力直流電圧Vdcが
変動した場合には、制御回路61を通じて可飽和リアク
タ3の制御コイル5にフィードバックがかかり、電圧V
1が電圧V1lとして安定化される。具体的に説明する
と、例えば、入力直流電圧Vdcが増加した場合には、
交流電圧Vacの振幅が増加して整流回路61の整流電
圧V1が上がろうとする。これによって、トランジスタ
66のべース電流が増加し、抵抗器71の電圧降下が増
加し、トランジスタ69のコレクタ電流、すなわち、制
御コイル5に供給される制御電流Icが増加する。その
結果、スイッチングトランジスタ7,8のベース側のイ
ンダクタンスが減少して、スイッチング周波数が高くな
る。この場合、スイッチング回路4の動作スイッチング
周波数範囲は、コンデンサ54と共振用トランス55に
よって決定されるインピーダンス曲線の右側(共振点よ
り周波数の高い側)で動作するようにしているので、ス
イッチング周波数が高くなると共振用トランス55の2
次側に供給される電力が減少する。このため、整流回路
58の出力電圧V1は一定値に保持されることになる。
【0043】一方、主電源部51の負荷回路24に負荷
電流IL が流れると、抵抗器31の端子電圧Vxは低く
なる。この場合、端子電圧Vxは、抵抗器31の抵抗値
をR31Ωとすると、端子電圧VxはVx=−R31×Il
となる。この場合のスタンバイ電圧V1をV1hとする
と、その電圧V1hは、次の数4によって表される電圧
になる。
【0044】
【数4】 V1h=(V60+VBE66+R31・Il)・(R63+R64+R65)/(R64+R65 )
【0045】この電圧V1hは、主電源部51が比較的
に重負荷のときの電圧であって、比較的に軽負荷のとき
の電圧V1lに比較して高い電圧になることから、電圧
V1l時におけるスイッチング回路4のスイッチング周
波数に比較して低いスイッチング周波数になる。
【0046】したがって、図2例によれば、主電源部5
1の負荷電流が比較的に大きい値のときには、スイッチ
ング周波数が比較的に低くなって、スイッチング回路4
におけるスイッチング損失が減少する。また、主電源部
51の負荷電流が比較的に小さい値のときには、スイッ
チング周波数が比較的に高くなって、入力直流電圧が高
くなった時のレギュレーションが改善される。
【0047】なお、本発明は上述の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得ること
はもちろんである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明スイッチン
グ電源装置によれば、負荷電流検出回路を設け、この負
荷電流検出回路によって検出された負荷電流に応じてス
イッチング回路のスイッチング周波数を変化するように
しているので、負荷電流が比較的に小さくなった場合に
は、スイッチング周波数が高くなり、軽負荷になった場
合にも、レギュレーション範囲が変動しないという効果
が得られる。また、本発明スイッチング電源装置によれ
ば、スイッチング回路が直交型可飽和リアクタを有し、
その制御巻線に供給される電流により、スイッチング周
波数が変化されるようにしたので、周波数を変化するこ
とが容易であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスイッチング電源装置の一実施例
の構成を示す回路図である。
【図2】本発明によるスイッチング電源装置の他の実施
例の構成を示す回路図である。
【図3】従来の技術によるスイッチング電源装置の構成
を示す回路図である。
【符号の説明】
4 スイッチング回路 16 可飽和リアクタトランス 22 整流回路 24 負荷回路 35 負荷電流検出回路 39 周波数可変回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される直流を交流に変換するスイッ
    チング回路と、 このスイッチング回路の出力が1次側に供給される共振
    用トランスと、 この共振用トランスの2次側出力を整流する整流回路
    と、 この整流回路の整流出力が供給される負荷回路とを有す
    るスイッチング電源装置において、 上記負荷回路に流れる負荷電流を検出する負荷電流検出
    回路と、 この負荷電流検出回路によって検出された負荷電流に応
    じて上記スイッチング回路のスイッチング周波数を変化
    する周波数可変回路とを備えたことを特徴とするスイッ
    チング電源装置。
  2. 【請求項2】 スイッチング回路が直交型可飽和リアク
    タを有し、その制御巻線に供給される電流により、スイ
    ッチング周波数が変化されるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のスイッチング電源回路。
JP3235014A 1991-09-13 1991-09-13 スイツチング電源装置 Pending JPH0576174A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008141801A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Mitsumi Electric Co Ltd スイッチング電源回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008141801A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Mitsumi Electric Co Ltd スイッチング電源回路

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