JPH057613Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH057613Y2
JPH057613Y2 JP11850784U JP11850784U JPH057613Y2 JP H057613 Y2 JPH057613 Y2 JP H057613Y2 JP 11850784 U JP11850784 U JP 11850784U JP 11850784 U JP11850784 U JP 11850784U JP H057613 Y2 JPH057613 Y2 JP H057613Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
thermostat
motor
hysteresis
switching element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11850784U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6133115U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11850784U priority Critical patent/JPS6133115U/ja
Publication of JPS6133115U publication Critical patent/JPS6133115U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH057613Y2 publication Critical patent/JPH057613Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermally Actuated Switches (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、発熱体等の温度を所定範囲内に保つ
のに用いられる感温スイツチ装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来、この種の感温スイツチ装置としては、単
一のサーモスタツト等のスイツチング素子により
通電開始温度と通電停止温度との間にヒステリシ
スを持たせるようにしているものが一般的であ
る。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、このようなものでは、スイツチング
素子の固有の幅のヒステリシスしか得ることがで
きない。そのため、かかるヒステリシスの幅が小
であると、発熱体等が短時間の間に作動と停止を
繰り返すため制御が不安定になるという不都合が
ある。このような不都合を解消し発熱体等の制御
を安定的なものにするため、スイツチング回路の
中にヒステリシス回路を特に設け、ヒステリシス
の幅を広げるようにしたものがある。しかし、こ
のものは、それだけ装置の構成が複雑になるとい
う不都合がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、このような事情に着目してなされた
もので、設定された動作温度になるとスイツチン
グ動作を行なう第1のスイツチング要素と、比熱
の大きい熱媒体に包持され設定された動作温度に
なるとスイツチング動作を行なう第2のスイツチ
ング要素とを直列に接続して構成し、前記熱媒体
の存在により両スイツチング要素の間に生じる動
作温度に至るまでの時間差に基づいて通電停止温
度と通電開始温度との間にヒステリシスを持たせ
るようにしたことを特徴とする。
[作用] このようなものであれば、第1のスイツチング
要素に対して、第2のスイツチング要素を設ける
という簡単な構成要素の付加だけで、第1のスイ
ツチング要素が単独で存在する場合に比べて、ヒ
ステリシスの幅を広げることが可能である。しか
も、新たなヒステリシスの幅は熱媒体の比熱に依
存するため、その比熱をいかに選定するかによつ
て調節が自在となる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1のスイツチング要素をなすサーモスタツト
1と第2のスイツチング要素をなすサーモスタツ
ト2とを直列に接続してなる感温スイツチ装置3
を、モータ駆動回路6に介設している。モータ駆
動回路6は、例えば、モータ5に対する通電を断
続させる接触器5aを電源4に接続してなるもの
であり、前記接触器5aに前記感温スイツチ装置
3を直列に接続している。すなわち、この回路6
は、前記感温スイツチ装置3がONになれば前記
接触器5aが導通状態になつて前記モータ5への
通電が行なわれるとともに、前記感温スイツチ装
置3がOFFになると前記接触器5aが非導通状
態に切換わつて前記モータ5への通電が断たれる
ようになつている。
サーモスタツト1は、発熱体であるモータ5の
温度を感知して、第2図に示すように、該温度が
Aまで上昇すると通電を停止させるOFF動作を
なし該温度がBまで下降すると通電を開始させる
ON動作をなすように構成したものであり、動作
温度にヒステリシスA−Bを有している。サーモ
スタツト2は、感知した温度がCまで上昇すると
通電を停止させるOFF動作をなし該温度がDま
で下降すると通電を開始させるON動作をなすよ
うに構成したものであり、動作温度にヒステリシ
スC−Dを有している。そして、このサーモスタ
ツト2は、熱媒体7によつて包持されており、こ
の熱媒体7を介して前記モータ5の温度を感知し
得るように配置されている。熱媒体7は、該サー
モスタツト2を包持するシリコン油等の比熱の大
きい液体と外枠を形成するプラスチツクとにより
形成してなるもので、該サーモスタツト2に伝わ
る熱を吸収して、該サーモスタツト2が感知する
モータ5の温度をサーモスタツト1が感知する該
温度よりも緩慢に昇降させるようにしている。
次に、この装置の作動を説明する。
電源4によりモータ5を駆動すると、該モータ
5が発熱してしだいにその温度が上昇する。する
と、サーモスタツト1およびサーモスタツト2が
かかる昇温を感知する。このとき、第2図に実線
で示すサーモスタツト1の感知するモータ5の温
度の方が熱媒体7に包持されたサーモスタツト2
が感知する破線で示す該温度よりも早く上昇し、
a時間後に動作温度Aに達する。この時、サーモ
スタツト1はOFF動作を行なつてモータ駆動回
路6の通電を停止させる。通電が停止されると、
モータ5が作動を停止して降温していくので、サ
ーモスタツト1の感知する温度も下降していく
が、熱媒体7の作用によりサーモスタツト2の感
知する温度はそれよりも遅れて変化していく。そ
して、b時間後にこのサーモスタツト2の温度が
動作温度Cまで達すると、サーモスタツト2は
OFF動作を行なう。この後、サーモスタツト2
の感知する温度も下降していく。サーモスタツト
1は、c時間後にモータ5が動作温度Bまで降温
するとON動作を行なうが、サーモスタツト2が
OFF状態のままであるので、モータ駆動回路6
に通電は開始されず、モータ5は停止したままで
その温度はさらに下降していく。そして、d時間
後にサーモスタツト2の感知する温度が動作温度
Dまで下降すると、該サーモスタツト2もON動
作を行なう。この動作によつて感温スイツチ装置
3全体が通電を許容するので、再びモータ駆動回
路6に通電が開始されモータ5は作動を再開す
る。このとき、モータ5温度はサーモスタツト1
のON動作温度Bより低い温度Eまで下降してい
る。そして、モータ5がサーモスタツト1の動作
温度Aまで昇温するe時間後までの間、該モータ
5は作動を続ける。以下、この感温スイツチ装置
3は、モータ5がE→Aへ昇温する間は通電を行
なわせて該モータ5を駆動し、モータ5がA→E
へ降温する間は通電を停止して該モータ5を停止
させ該モータ5の過熱を防止する。
このようにしてモータ5の過熱を防ぐものであ
るが、この実施例によれば、感温スイツチ装置3
が通電停止動作を行なう設定温度をAとし、通電
開始動作を行なう設定温度をEとしているので、
両設定温度間のヒステリシスはA−Eである。し
たがつて、従来のサーモスタツト1のみにより制
御を行なうもののように狭いヒステリシスA−B
しか持たないものに比べて、モータ5の駆動時間
および停止時間をそれぞれc−aからd−a、f
−cからe−dと長くすることができ、それだけ
モータ5を安定的に制御することができる。な
お、第2図中想像線はサーモスタツト1のみによ
り感温スイツチ装置を構成した場合のモータ5の
温度変化と駆動時間および停止時間を示す。
なお、熱媒体の構成は前記実施例のものに限ら
れない。
その他、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々
変形が可能である。
[考案の効果] 以上、説明したように、本考案は、簡単な構成
でヒステリシスを広げる方向に調整することがで
き、発熱体等の制御を安定化することが可能な感
温スイツチ装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の一実施例を示し、第
1図は回路説明図、第2図は特性を示すグラフで
ある。 1……第1のスイツチング要素(サーモスタツ
ト)、2……第2のスイツチング要素(サーモス
タツト)、3……感温スイツチ装置、7……熱媒
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 設定された動作温度になるとスイツチング動作
    を行なう第1のスイツチング要素と、比熱の大き
    い熱媒体に包持され設定された動作温度になると
    スイツチング動作を行なう第2のスイツチング要
    素とを直列に接続して構成し、前記熱媒体の存在
    により両スイツチング要素の間に生じる動作温度
    に至るまでの時間差に基づいて通電停止温度と通
    電開始温度との間にヒステリシスを持たせるよう
    にしたことを特徴とする感温スイツチ装置。
JP11850784U 1984-07-31 1984-07-31 感温スイツチ装置 Granted JPS6133115U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11850784U JPS6133115U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 感温スイツチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11850784U JPS6133115U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 感温スイツチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6133115U JPS6133115U (ja) 1986-02-28
JPH057613Y2 true JPH057613Y2 (ja) 1993-02-25

Family

ID=30677395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11850784U Granted JPS6133115U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 感温スイツチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6133115U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6133115U (ja) 1986-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1993020670A1 (en) Heating apparatus having thermistor of positive temperature coefficient
JPH057613Y2 (ja)
JPS5828246Y2 (ja) オンドチヨウセツソウチ
JPH0245204B2 (ja)
JPS5824815U (ja) 電熱装置の温度制御回路
JP2730774B2 (ja) 保温兼用湯沸かし器
JP2003290043A (ja) 電気湯沸かし器
JPS6347022Y2 (ja)
JPS623447B2 (ja)
JPH0567195U (ja) モータの初期回転数制御装置
JPS6230669Y2 (ja)
JP2864763B2 (ja) 保温兼用湯沸かし器
FI76892C (fi) Styranordning foer elektriska foeruppvaermare foer fordon.
JPS58181121A (ja) タイマ−付き温度制御回路
JPS6114755B2 (ja)
JPS6311009B2 (ja)
JPH0215891B2 (ja)
JPS5951817A (ja) 電気ジャー炊飯器
JPS598095Y2 (ja) 温水暖房機
JPH0445951B2 (ja)
JPH0355276Y2 (ja)
JP2563439B2 (ja) 電気加熱調理器
JPS6114754B2 (ja)
JPH06126672A (ja) ロボットの関節温度制御装置
JPH0479648B2 (ja)