JPH0576066U - 磁気センサ - Google Patents

磁気センサ

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JPH0576066U
JPH0576066U JP2317192U JP2317192U JPH0576066U JP H0576066 U JPH0576066 U JP H0576066U JP 2317192 U JP2317192 U JP 2317192U JP 2317192 U JP2317192 U JP 2317192U JP H0576066 U JPH0576066 U JP H0576066U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
filling
insulating substrate
reinforcing
magnetic sensor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2317192U
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English (en)
Inventor
俊彦 宮越
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
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Publication of JPH0576066U publication Critical patent/JPH0576066U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜厚の厚い充填電極と膜厚の薄い配線部との
間の接続部分の断線を防止するようにする。 【構成】 絶縁基板1のスルーホール2内に充填電極3
を形成し、この充填電極3に対してこれとなじみの良い
第1の電極4A及び第2の電極4Bから成る補強電極4
を形成する。そして絶縁基板1の一方の面に形成した感
磁部5と補強電極4との間を膜厚の薄い配線部6で接続
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転体の回転速度、回転角等の検出に用いられる磁気センサに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁気センサとして図2に示したような構造が知られている。11はスル ーホール12が形成された絶縁基板で、スルーホール12の内部には充填電極1 3が形成されると共に、絶縁基板11の一方の面には感磁部14が形成されてこ の一端は充填電極13に接続されている。絶縁基板11の他方の面には半田15 を介して外部リード16が充填電極13に接続されている。17は感磁部14の 表面を覆う保護膜である。
【0003】 充填電極13は厚膜電極から成っており、一方、感磁部14は強磁性金属薄膜 から成っておりこの膜厚は充填電極13に比べて著しく薄くなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで従来の磁気センサでは、膜厚の著しく異なる充填電極13と感磁部1 4とが直接接続されているため、この接続部分で断線が生じ易いという問題があ る。
【0005】 即ち、図3及び図4に示すように、充填電極13を形成する際にスルーホール 12からこの充填電極13が浮き上がったり、沈んだりして形成されることが多 いので、このように高さの一定しない充填電極13に対して膜厚の薄い感磁部1 4を接続すると断線が生じ易い。これを防止するには感磁部14の膜厚を厚くす ることが考えられるが、膜厚化してもせいぜい数1000Å程度しか形成できず 、数μmもの充填電極13の段差に対して電気的に断線し易い。 また、感磁部14の膜はその性質上厚膜化を図ると剥離が生じ易いので、磁気 センサしての信頼性が低下する。
【0006】 本考案は以上のような問題に対処してなされたもので、充填電極13と配線部 として働く感磁部14との接続部分における断線を防止するようにした磁気セン サを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、スルーホールが形成された絶縁基板と、 スルーホール内部に形成された充填電極と、絶縁基板の少なくとも一方の面に形 成され前記充填電極と接続する補強電極と、絶縁基板の一方の面に形成された感 磁部と、前記補強電極と感磁部とを接続する配線部とを備えたことを特徴とする ものである。
【0008】
【作用】
充填電極と配線部との間に補強電極を介在させるようにしたので、配線部の膜 厚が薄くとも充填電極と配線部との接続部分が良好なため断線は生じない。
【0009】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1は本考案の磁気センサの実施例を示す断面図で、1はスルーホール2が形 成された例えば感光性結晶化ガラスセラミックから成る絶縁基板、3はAg系ペ ースト、Cu系ペースト等から成る厚膜電極がスルーホール2内に形成された充 填電極である。
【0010】 4Aは充填電極3となじみの良いAl,Mo,Cr,Ti,Ni又はこれらを 含んだ合金から成る第1の電極、4Bはこの第1の電極4Aに積層された厚く形 成できるCu,Al等から成る第2の電極で、これら第1の電極4Aと第2の電 極4Bとによって補強電極4が構成される。電極4Aが厚く形成できるAl等の 場合は4Bはなくとも良い。5は絶縁基板1の一方の面のほぼ中央部に形成され たNi−Fe,Ni−Cr等から成る感磁部、6は感磁部5と補強電極4の第2 の電極4Bとの間を接続する配線部である。また、絶縁基板1の他方の面には半 田7を介して外部リード8が接続されている。さらに、感磁部5、配線部6、補 強電極4は保護膜9によって覆われる。
【0011】 このような本実施例の磁気センサによれば、膜厚の厚い充填電極3に対してこ れとなじみの良い補強電極4を形成し、この補強電極4を介在して配線部6によ って感磁部5と接続するようにしたので配線部6の膜厚が薄くともこの配線部6 と充填電極3との間で断線は生じない。よって信頼性の高い磁気センサを得るこ とができる。
【0012】 次に本実施例の磁気センサの製造方法を説明する。まず、絶縁基板1を用意し スルーホール2を形成する。次にスルーホール2内に例えばAg系ペーストを充 填した後、焼成処理を施して充填電極3を形成する。
【0013】 続いて、補強電極4となる第1の電極4A及び第2の電極4Bを形成する。こ れは各電極材料を真空蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング等により成 膜した後、所望のパターンとなるようにフォトリソグラフィー技術を適用するこ とによって形成する。あるいはマスク蒸着等によって初めから所望のパターンと なるように形成することもできる。
【0014】 次に、感磁部5及び配線部6を補強電極4と同様な方法によって形成する。配 線部6は補強電極4及び感磁部5と端部が重なるように形成して、コンタクト性 を良好にする。これら感磁部5及び配線部6の材料はこれ以前の電極形成で用い られる酸、アルカリ液に溶解する性質があるが、充填電極3、補強電極4の形成 後に形成されるので何ら問題はない。
【0015】 続いて、絶縁基板1の一方の面に保護膜9を形成すると共に、他方の面に半田 7を介して外部リード8を充填電極3に接続することにより、図1の磁気センサ が完成する。絶縁基板1として用いる感光性結晶化ガラスセラミックは、表面粗 度、平坦性がガラス基板並の優れた特性を有しているため、良好なセンサ特性( 感度、ブリッジ回路のインピーダンスのばらつきが少ない)の磁気センサを構成 することができる。
【0016】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、補強電極を介在させて充填電極と配線部と を接続するようにしたので、これらの接続部分における断線を防止できるため信 頼性の高い磁気センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の磁気センサの実施例を示す断面図であ
る。
【図2】従来の磁気センサを示す断面図である。
【図3】従来の問題点の説明図である。
【図4】従来の問題点の説明図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 スルーホール 3 充填電極 4 補強電極 5 感磁部 6 配線部 9 保護膜

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スルーホールが形成された絶縁基板と、
    スルーホール内部に形成された充填電極と、絶縁基板の
    少なくとも一方の面に形成され前記充填電極と接続する
    補強電極と、絶縁基板の一方の面に形成された感磁部
    と、前記補強電極と感磁部とを接続する配線部とを備え
    たことを特徴とする磁気センサ。
JP2317192U 1992-03-19 1992-03-19 磁気センサ Withdrawn JPH0576066U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2317192U JPH0576066U (ja) 1992-03-19 1992-03-19 磁気センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2317192U JPH0576066U (ja) 1992-03-19 1992-03-19 磁気センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0576066U true JPH0576066U (ja) 1993-10-15

Family

ID=12103186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2317192U Withdrawn JPH0576066U (ja) 1992-03-19 1992-03-19 磁気センサ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009501930A (ja) * 2005-07-21 2009-01-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ バイオセンサのためのセンサチップ

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960606