JPH057534Y2 - - Google Patents

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JPH057534Y2
JPH057534Y2 JP1986125033U JP12503386U JPH057534Y2 JP H057534 Y2 JPH057534 Y2 JP H057534Y2 JP 1986125033 U JP1986125033 U JP 1986125033U JP 12503386 U JP12503386 U JP 12503386U JP H057534 Y2 JPH057534 Y2 JP H057534Y2
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JP
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liquid level
scum layer
interface
separation tank
control box
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JPS6331316U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は、工業廃水、下水などの浮上分離式処理
において、分離槽内に生成されるスカム層の厚さ
を自動的に検出する装置に係るものである。
〔従来の技術〕
工場廃水などの処理水に加圧空気を吹き込み、
空気を飽和させてから大気圧に減圧して微細な気
泡を発生させる浮上分離式の廃水処理手段におい
ては、処理水中の懸濁物の微粒子がこの気泡に付
着して浮上するから、分離槽内の上部に下澄水と
分離されたスカム層が生成される。
このスカム層の厚さを検出する従来のが特開昭
60−33008号公報に示されている。この公報に示
されている手段は第5図に示すようになつてい
る。すなわち、スカム層Sの上面S1を検出する液
面検出器1′と下面S2を検出する界面検知器2′と
をスカム層の最大予定厚さよりも大きな間隔lで
ワイヤー3′に取り付け、上記ワイヤーを昇降さ
せ、液面検知器がスカム層の上面を検出したとき
及び界面検知器がスカム層の下面を検出したと
き、計測装置でそれぞれその数値を計測してマイ
クロコンピユータに入力させ、設定された数式で
前記スカム層の厚さを算出させることが行なわれ
ている。
〔本考案が解決しようとする課題〕
しかし、通常は分離槽の両側にレールが敷設さ
れ、このレールに載せた台車に掻取機が装置され
ていて、前記スカム層が所定の厚さに達したと
き、台車が往復走行しつつ掻取機がスカム層を槽
外にかき出すようになつており、この台車は、走
行方向の各終端においては分離槽の槽壁よりも外
部に突出して停止、さらに逆進するようになつて
いる。したがつて、前述のように液面検知器と界
面検知器とをスカム層の最大予定厚さよりも大き
な間隔で一本のワイヤーに固定して用いると、次
のような問題点が生じてくる (イ) 第5図示のように、分離槽4′の上部開口端
と台車5′との隙間から前記ワイヤー3′を槽内
に挿入して吊り下げた場合には、台車5′の往
復走行に支障となることはない。
しかし、ロータリーエンコーダ6′に接触支
持された吊下始点Pと液面検知器1′との間の
可変間隔mは、スカム層上面S1の位置によつて
その長さが規制されるから、前記上面S1が上昇
位置にあつてスカム層Sの厚さが薄い場合に
は、液面検知器1′を吊下始点Pの位置まで引
き上げても界面検知器2′がスカム層下面2に接
触せず、これを検出できない。
(ロ) 台車5′の上方に前記吊下始点Pを設定して
ワイヤー3′を槽内に吊下した場合には、台車
の接近時にはそのつどワイヤー3′を引き上げ
ねばならない。このため、スカム層Sを反復通
過する界面検知器2′にスカムが付着して性能
が低下し、使用できなくなることが多い。
本考案は、界面検知器がスカム層を反復通過し
ないように工夫した新規の、浮上分離式処理用の
分離槽に於けるスカム層厚自動検出装置を提供す
ることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案に係る浮上
分離式処理用の分離槽に於けるスカム層厚自動検
出装置は、 掻取機を装着された台車が分離槽の上面開口の
上に於ける界面検知器の昇降位置の真上個所まで
移動して来る構成の浮上分離式処理用の分離槽に
用いるものであつて、分離槽の側傍に前記台車の
移動の邪魔にならない状態で装備した制御ボツク
スと、制御ボツクスに先端が分離槽の上面開口の
上に位置する状態で設けた液面検知側誘導パイプ
と、制御ボツクスに先端が分離槽の上面開口と前
記台車の移動路の下面との間に位置する状態で設
けた界面検知側誘導パイプと、液面検知側誘導パ
イプに挿通した、ワインダーにより昇降する液面
検知側ワイヤーと、液面検知側ワイヤーの先端に
垂設した液面検知器と、界面検知側誘導パイプに
挿通した、ワインダーにより昇降する界面検知側
ワイヤーと、界面検知側ワイヤーの先端に垂設し
た界面検知器と、液面検知器によるスカム層上面
の検出時に同スカム層上面の高さを計測する上面
高さ計測装置と、界面検知器によるスカム層下面
の検出時に同スカム層下面の高さを計測する下面
高さ計測装置と、上面高さ計測装置からの上面計
測信号および下面高さ計測装置からの下面計測信
号の入力を受けた時にスカム層の厚さを算出する
演算手段とをもつものである。
〔作用〕
上記構成の本案装置の作用については、説明の
便宜上、実施例の図面に基づき符号を付して説明
する。
まず、ワイヤー3aが加工して液面検知器1が
スカム層の上面S1の検出すると、その検出信号が
マイクロコンピユータ12に入力され、制御器1
3によりワインダー10が停止する。このとき、
液面検知器1の高さが計測装置で測定され、その
計測信号aがカウンタ11からマイクロコンピユ
ータ12のRAMに入力する。
これと併行して他方のワインダー10aが回転
してワイヤー3bが上昇し、界面検知器2がスカ
ム層の下面S2を検出すると、前記と同様にしても
ワインダー10aが停止し、界面検知器2の高さ
の計測信号がRAMに入力される。
したがつて、スカム層Sの厚さをcとすれば、 c=a−b となり、マイクロコンピユータ12によつて前
記厚さcが算出される。
この界面検知器2は、ワイヤー3bによつて何
ら制限されることなく任意の位置まで引き上げる
ことができるから、スカム層Sが生成初期でその
厚さcがきわめて薄い場合でも確実に検出するこ
とができる。
前記の測定が終了したら、各ワインダー10,
10aを逆回転させて液面検知器1を空気中に、
界面検知器2をスカム層から分離された分離水中
に引き戻すが、マイクロコンピユータ12の制御
によつて前記の正逆回転を比較的短時間で周期的
に反復させることにより、スカム層Sの厚さの変
化を経時的に検出することができるもので、この
厚さの検出信号によつて掻取機の始動、速度、停
止など及び処理水の流入量等を制御させるのであ
る。
〔実施例〕
図面は本案の実施例を示しており、以下、これ
について説明する。
図において、4は分離槽、5は掻取機(図示し
ない)を装着して分離槽両側のレール上を往復走
行する台車、7は制御ボツクスであり、この制御
ボツクス7から左右に2本の誘導パイプ8,9が
延設されて前記分離槽4の開口部上端4aと台車
5との間の隙間から分離槽上部に差し込まれ、先
端開口部を下向きにして該部分にそれぞれロータ
リーエンコーダ6を取り付けてある。
前記誘導パイプ8内には先端に液面検知器1を
取り付けて構内に吊下するためのワイヤー3a
が、また、誘導パイプ9内には同様にして界面検
知器2を吊下するワイヤー3bが挿通され、それ
ぞれ可逆回転するワインダー10,10aにより
昇降自在にしてある。
このワイヤー3a,3bと接触回転する各ロー
タリーエンコーダ6は、第3図示のようにそれぞ
れアツプダウンカウンタ11とともに計測装置を
構成しており、前記液面検知器1及び界面検知器
2の槽内における設定基準位置からの高さを計測
する。
なお、図中12は前記制御ボツクス7内に設置
されたマイクロコンピユータ、13は前記ワイン
ダー10,10aの制御器、14は導通ケーブ
ル、15は誘導パイプの固定取付具、16a,1
6bは導通ケーブルの係止部である。
また、第4図示のように、液面検知器1を吊下
するワイヤー3aの誘導パイプ8のみを台車5の
上方に設置した場合でも全く同様な作用効果が奏
される。この場合には、台車5の接近のつど、前
記ワイヤーは上方に引き上げられる。
〔効果〕
上記のごとく、本案によれば、(イ)液面検知器と
界面検知器を分離させそれぞれワイヤーに取り付
けて昇降させるので、スカム層の厚さがきわめて
薄い場合でも、界面検知器を何ら制限なく上昇さ
せてスカム層の下面に接触させ、その厚さを検出
することができる、(ロ)前記各ワイヤーは制御ボツ
クスから延設した誘導パイプに挿通し、このパイ
プを分離槽の開口部上端と往復走行する台車との
隙間から分離槽上部に臨ませるの界面検知器前記
台車の走行に影響されずに昇降させてスカム層の
厚さを検出できる、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置の概括的な側面図、第2図は
同じく正面図、第3図は電気的構成の説明図、第
4図は本装置の他の実施例の概括的側面図、第5
図は従来のスカム層の検出装置の要部の説明図で
ある。 1……液面検知器、2……界面検知器、3a,
3b……ワイヤー、4……分離槽、6……ロータ
リーエンコーダ、7……制御ボツクス、8,9…
…誘導パイプ、10,10a……ワインダー、1
1……アツプダウンカウンタ、12……マイクロ
コンピユータ、S1……スカム層上面、S2……スカ
ム層下面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 掻取機を装着された台車が分離槽の上面開口の
    上に於ける界面検知器の昇降位置の真上個所まで
    移動して来る構成の浮上分離式処理用の分離槽に
    用いるものであつて、 分離槽の側傍に前記台車の移動の邪魔にならな
    い状態で装備した制御ボツクスと、制御ボツクス
    に先端が分離槽の上面開口の上に位置する状態で
    設けた液面検知側誘導パイプと、制御ボツクスに
    先端が分離槽の上面開口と前記台車の移動路の下
    面との間に位置する状態で設けた界面検知側誘導
    パイプと、液面検知側誘導パイプに挿通した、ワ
    インダーにより昇降する液面検知側ワイヤーと、
    液面検知側ワイヤーの先端に垂設した液面検知器
    と、界面検知側誘導パイプに挿通した、ワインダ
    ーにより昇降する界面検知側ワイヤーと、界面検
    知側ワイヤーの先端に垂設した界面検知器と、液
    面検知器によるスカム層上面の検出時に同スカム
    層上面の高さを計測する上面高さ計測装置と、界
    面検知器によるスカム層下面の検出時に同スカム
    層下面の高さを計測する下面高さ計測装置と、上
    面高さ計測装置からの上面計測信号および下面高
    さ計測装置からの下面計測信号の入力を受けた時
    にスカム層の厚さを算出する演算手段と、をもつ
    ことを特徴とする浮上分離式処理用の分離槽に於
    けるスカム層厚自動検出装置。
JP1986125033U 1986-08-16 1986-08-16 Expired - Lifetime JPH057534Y2 (ja)

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JPS6331316U JPS6331316U (ja) 1988-02-29
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6033008A (ja) * 1983-08-04 1985-02-20 Noda Tsushin Kk スカム層厚自動検出装置
JPS60123714A (ja) * 1983-12-08 1985-07-02 Aichi Steel Works Ltd スラグ厚さ検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58191524U (ja) * 1982-06-15 1983-12-20 株式会社神戸製鋼所 液層厚検出装置

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